京都より古い古都の現実を体験しました
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最終更新:2024-07-16 10:27:02
1859文字
会話率:4%
寺社仏閣と町家が共存する奈良市で営まれる、老舗和菓子屋の四方黒庵。
この四方黒庵に中途採用で入社した湯屋賀谷弘恵は、今でこそ穏やかな事務仕事に勤しんでいるが、実は半年前まで銃弾飛び交う戦場に身を置いていたのだ。
大日本帝国陸軍女子特務戦隊の
主計准尉だった弘恵が、今日のような内地で穏やかな日々を送れているのは、彼女の元上官と四方黒庵の若女将の友情による物だった…
※ 本作品は、XI様御主催の「穏やか事務員さんの真実!!」企画の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 05:24:07
3403文字
会話率:18%
元化25年7月某日。
人類防衛機構の特命遊撃士である吹田千里准佐は、同じ堺県第2支局所属の友人三人ともに、ならまちを訪れていた。
寺社仏閣と町家が共存する歴史情緒豊かな街並みは、まさに古き良き日本の原風景。
しかし、千里達の目的は観
光にあらず。
ならまちで営まれている老舗和菓子屋の大女将を訪ねる事にあった。
四方黒庵の先代当主、四方黒美衣子。
かつて人類解放戦線の一員として珪素戦争に従軍したため、千里達にとっては防人乙女としての遠い先人にあたる老婦人だ。
しかし、珪素獣のタイムスリップに巻き込まれて修文四年の時代に降り立ち、曾祖母である園里香少尉としての生活を余儀無くされた枚方京花においては、それだけでは片づけられない存在だった。
京花の曾祖母である園里香にとっての四方黒美衣子は、士官学校時代の同期生にして、大日本帝国陸軍女子特務戦隊の信太山駐屯地で青春の日々を共有した親友。
そして曾祖母の名を借りていた京花にとっても、短い間ながら共に笑いあった仲だった。
70年以上の歳月を経て、時空を越えた友情が再び動き出す…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 07:49:58
13085文字
会話率:27%
大和の国。。南都。。
昔々の戦乱で
元興寺という大寺院が焼け落ち。
広い境内の焼け跡に
人が住みつき。。
元興寺界隈(がんごうじかいわい)
と呼ばれる町ができました。
現在の「ならまち」と
呼ばれる町の始まりです。
その町には。。
「
猯穴 まみあな」
という料理屋がありました。
料理屋「猯穴 まみあな」の主人は。。
景戒という薬師寺の在家の僧侶
日本最古の説話集
「日本霊異記」の編纂者。。
仏の教えを尊び。。
美味しいモノに目がなくて。。
不思議や怪異を
愛してやまない怪談収集家。。
その相棒は。。
銀の鬼ガンゴゼ
料理屋「猯穴 まみあな」を巡って。。
僧侶と鬼。。神と仏。。
妖怪たちやら。。人間たちやら。。
の悲喜交々を綴る物語。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:23:25
8436文字
会話率:18%