幼き日に生家を魔獣に襲われ、一人生き残った辺境伯令嬢のフェルシア。
時が経ち十八歳となった彼女は士官学院の最終年度を迎え、学内剣術トーナメントの四連覇を果たさんとしていた。そこへ突如思いがけない人物が来訪する。
それは己より先に目指
す栄光を打ち立てた秀才、王国陸軍少佐のライナス・オリヴィエであった。
―――…あの彼が、今更自分に何用だろう?と。
政敵でもある彼を前にし警戒心で張りつめる中、その話は突拍子もない提案へと転がっていく。
「私も機会がございましたら閣下のご指導を賜りたかったのですが…」
「君がそんな風に考えてくれているなんて光栄だ。私達はいつでも歓迎するよ」
会話の途中、何気なく社交辞令を返しただけだったのに。
いつの間にか決定していたのは……現場での特別実習…!?
慄くフェルシアは、断り切れずに一ヶ月かけて彼の待つ軍司令本部へと通うことになる。とある命を受け、自らも思惑を秘めながら。
そうして向かった先で彼女を待ち受ける運命とは…果たして?
※軍事風味ファンタジーです。恋愛的な進行はゆっくりめ
※三部構成予定
※三部目はムーンライト版でも投稿するかもしれません
《一部目について》2025/1/ ~ 公開中
・本編全十二章(全六十話)
・時々血肉表現があります(R15表記します)
・中世~近世前期ヨーロッパ風の令嬢ものですが、主人公は夜会等には一度も行かず、屋内や出先での描写が主となっております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:44:17
343897文字
会話率:33%
(あぁ、これが走馬灯ってやつか)
致命傷を受け、血で真紅に染まった絨毯に倒れた私は、頭の中を次々駆け抜ける懐かしい記憶達に、そんな事を考えた。今際の際だというのに、我ながら呑気なことだ。
純粋で、幼馴染に淡い恋をしていた、幸福な平民の少
女だった頃の記憶から、自分の無力さをひたすらに呪った、後悔した、あの忌まわしい日の記憶。ここにきてからの灰色の日々。今の私とは似ても付かない、昔の、ただ幸せだった記憶が蘇る…
これは、どこかの物語の、とある悪役の半生を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:32:45
10419文字
会話率:60%
──私のせいではない。断じて。いや、断固として、である。
そう心の中で言い切るたびに、なぜか己の胸に鋭く突き刺さる何かがあるが、それはまったくの無関係だ。
お嬢様がまたしても婚約破棄をされ、部屋の隅で膝を抱えて沈んでいるのは私のせいでは
ない。決して、決して。なぜなら私はただの執事──いや、元蜘蛛の執事に過ぎないからだ。
「──私のせいです。申し訳ございません、お嬢様」
◆◆◆
元はただの蜘蛛だったクロードは、ある少女の優しさによって命を救われる。そして彼は誓った──いつか必ず彼女の傍に立つと。
時は流れ、クロードは人の姿を得て、彼女の執事となる。誰よりも忠実に仕え、完璧に職務をこなす彼だったが、ある問題があった。彼女の婚約者たちは皆、彼の恐ろしい視線に恐れをなし、次々と逃げ出すのだ。
だが、ある日彼女が王都の騎士団長に求婚され、クロードの世界は揺らぎ始める。彼女のために身を引くべきか、それとも──。
「──不肖ながら、お嬢様は渡しません!」
忠誠と愛が織りなす糸の行方は、果たして“幸福”へと紡がれるのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:31:01
111393文字
会話率:32%
幸福は、AIによって数値化される時代。
生活のすべてが“最適化”され、人々は間違わず、争わず、悲しまずに生きている。
だが、それは「幸福を選んでいる」のではなく――「幸福を選ばされている」世界だった。
市ノ瀬アキラは、ある日、旧校舎の地
下でひとつの言葉を見つける。
『神を殺せ』
絶対幸福社会を支配するAI。
それは本当に神なのか。それとも――殺されるべき存在なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:56:46
9364文字
会話率:33%
皆さんの「夜」はどんなものですか。
主人公の「僕」の夜は、どこまでも長くて怖いものです。彼はそれでも、前を向いて再び朝を見ようとします。
苦しい、辛い、消えたい、全て辞めたい、そんなあなたに読んで欲しい。そんなあなたがいつか、朝に向かって1
歩踏み出せますように。
精一杯の願いを込めて。
骸ノ詩より。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:46:22
4239文字
会話率:0%
――彼の始まりは、ささやかな願い。
――誰もが求める『幸福』を願い、その中に身を置く事を望んだだけ。
――しかし、世界は彼から『幸福』を奪い闘う事を強いた。
――手に入れた居場所を、護りたかった者達を、託された想いすらも失い…
…彼は世界に別れを告げた。
――それでも彼は再び歩く事を選ぶ。
たとえ……己の中に残った最後の願いに殺されようとも。
作者 三月弥生/鉛缶 イラストsue
https://ncode.syosetu.com/n9786cz/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:20:34
656058文字
会話率:49%
誰が最初だったのか。
何が終わったのか。
この学校で始まったその「異変」は、きっと幸福の始まり。
「この町のネコ、やっぱりおかしい」の前日譚になります。
https://ncode.syosetu.com/n1753kp/
最終更新:2025-06-30 22:20:00
36630文字
会話率:17%
「私……殿下との婚約を、お断りしたいのです」
かつて第一王子に婚約破棄され、絶望の末に命を絶った侯爵令嬢アリシア。
目が覚めると、なぜか数年前に戻っていた。
──すべてを失ったはずの令嬢は、その日、新たな人生を選び取った。
過去との別
れを祝福に変え、偽りの自分を脱ぎ捨てる。
ありのままの愛と幸福を掴む、ひとりの少女の再生の物語。
///
【偽りの永遠に、幸福を】のスピンオフ。
アリシア幸せ√のハッピーエンドです。ざまぁはほとんどありません。
(別サイトにも投稿予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:00:00
67020文字
会話率:22%
「これで私は、世界でいちばん幸福な女……!」
何もかもを持つ完璧な令嬢──アリシア・レイモンド。
そのすべてを欲し、彼女の姿をなぞろうとした者がいた。
声を真似て、微笑みを写し、愛し方すら倣って。
その影は、偽りをまといながら王太子の隣
に立つ。
幸福を模倣し、永遠を盗もうとした末に、破滅へと堕ちていった──とある、ひとりの女の話。
///
【偽りの永遠に、幸福を】のクラリッサ視点の番外編にあたります。
本編をご存じでない方にも読みやすいよう配慮して構成しています。
(別サイトにも投稿予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:00:00
18809文字
会話率:18%
「アリシア・レイモンド。君との婚約を解消したい」
第一王子に婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢アリシア。
その隣には、彼の“真に愛する人”と称される少女の姿があった。
──数日後、アリシアは静かに命を絶つ。
愛を見誤った王子が辿り着いたの
は、幻と記憶に縛られた牢獄。
幸福という名の罰を生き続ける、ひとりの男の最期の愛。
///
無様な男を見ていたい人向け。救いはあまりないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 22:00:00
20042文字
会話率:28%
「彼が望むのなら、毒すらも甘露となるでしょう…」
目覚めた私の視界に広がるは、朝鮮王朝の宮廷。
かの悪名高き側室、張禧嬪として新たな生を得た私に、世間は容赦なく「毒婦」の誹り(そしり)を浴びせる。
しかし、私の心はただ一筋、若き国王・李焞(
スクチョン)の御心(みこころ)のみを求めていた。
彼の深まる御寵愛(ごちょうあい)は、同時に歴史が刻んだ悲劇の結末へと私を誘う毒でもある。
現代から渡りし身で、この狂おしいほどの愛と、定められた破滅の運命から逃れ、真の幸福を掴むことは叶うのか?
絢爛たる宮廷の闇と欲望が渦巻く中で、哀しくも気高く咲き誇る、禁断の恋絵巻。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:59:52
42502文字
会話率:13%
人が栄え、幸福に満ちた世界。それを遠くから見届け続けた始祖龍のレギノルカは、とても満足していた。
時に人に知恵を与え。
時に人と戦い。
時に人と過ごした。
この世に思い残す事などほぼ無く、自らの使命を全うしたと自信を持てる。
故にレギノ
ルカは神界へと渡り……然してそこで新たなる生を受ける。
「……母君よ。妾はこの世界に合わぬと思うのだが」
これはふと人として生きてみたいと願ったドラゴンさんが、現代に転生して何だかんだダンジョンに潜って人を助けたり、幼馴染とイチャイチャしたりする、そんなお話。
ちなみに得意料理はオムライス。嫌いな食べ物はセロリですって。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:01:43
410461文字
会話率:54%
王太子との婚約を一方的に破棄され、「浮気相手に嫌がらせをした悪役令嬢」として罪を擦り付けられた令嬢レティシア。すべてを失った彼女に手を差し伸べたのは、隣国の王子・アルヴィンだった。「君を守るのは、僕の“義務”であり、喜びだ」――その言葉とと
もに、彼は自らの権力を振るい、彼女の名誉を回復しようと動き出す。復讐と溺愛、そして白い結婚の果てに待つのは、幸福な未来か、それとも――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:30:00
3312文字
会話率:49%
かつて“悪役令嬢”と呼ばれ、婚約破棄と復讐の末に隣国の王子ノアと真実の愛を育んだリリスは、やがて新たな命を授かる。王宮に祝福の声が広がる中、かつての元婚約者アレンが暗躍し、母子を狙う陰謀が再び影を落とす。だが、ノアの深い愛とリリスの誇りが、
すべてを跳ね除ける――。そして、ついに生まれる小さな命が、二人に真の幸福をもたらしていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:30:00
4724文字
会話率:45%
かつて“悪役令嬢”として婚約破棄されたエリスは、復讐と自立を果たし、隣国の第一王子ユリウスと愛を育んでいく。そしてついに迎えた結婚式当日。華やかな大聖堂、重なる誓い、指先に絡む愛の言葉――過去の傷を乗り越えたエリスの胸には、確かな幸福が宿っ
ていた。披露宴ではユリウスから注がれる惜しみない愛情と温もりに包まれ、心を許すことを学ぶエリス。夜の静けさの中で交わす優しい約束と、未来への希望。強くあろうと戦い続けた彼女が選んだのは、「共に生きる人生」。これは、孤独を知った“悪役令嬢”が、溺愛と祝福の中で幸せを手にする、誓いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 20:30:00
5381文字
会話率:36%
実家が寺なこと以外は月並みな高校生だった覡 縁継。
そんな彼は16歳の時に鬼の恋人ができた…
しかし鬼はとある問題を抱えていた、縁継は全てを受け入れ
鬼と共に人生を歩むことを決めた
一年後、縁継と鬼はさらに事件に巻き込まれる─
これは導かれ
た二人が幸福に至るまでの旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:22:52
84611文字
会話率:38%
望まぬ転生を続ける女性は、13度目の転生を果たしてしまう。
そんな彼女は、精霊に愛された帝国で新たな人生を歩むことになる。
彼女はこれまで数多くの異世界を巡り、様々な人生を経験してきたが、どの世界でも愛情や真の幸せを見つけることができなか
った。
人との関わりで彼女はどのように変化し、どのように考えるのか……
今回の転生では、彼女は陰謀に巻き込まれながらも、再び愛と幸福を求め、新たな世界で運命の手がかりを探し求める。
果たして彼女は、これまでの転生の果てに真の幸福と愛を見つけることができるのか――。
新規投稿: ※この物語は以前に一部公開された作品の改訂版です。また、以前公開されていた作品は、現在非公開となって居ります。
(旧タイトル: 「最初の願いと違いますが、何度も転生したのでちょっと培った知識を使って、二度目のファンタジーな異世界で、全ては無理でも守りたい者を守って、幸せに生き延びたいと思います。」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:04:26
567526文字
会話率:26%
とある、魔法使いがいた。夢に憧れ、夢を追い続けた一人の魔法使いが。
その魔法使いは決して最強ではなかった。その魔法使いは決して偉大ではなかった。その魔法使いは決して夢を諦めなかった。
だけど、みんなが彼を知っている。常にその手に一つの魔法
書を持ち、人々を救った魔法使いがいたということを。
これはそうなる前の話。いかにしてその男が『幸福の魔法使い』と言われるようになったのか。ただ、それだけの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
1443024文字
会話率:43%
狭間と呼ばれる世界のある一角。
そこは世界同士の境界が曖昧で、他の世界のものが流れ着く。
狭間は常に不安定で、様々なものをひずりこんで、狭間に落とす。人も物も関係なく。
狭間に引き込まれたまま、生活する人々もおり、そこでの生活は
狭間に落ちてきたものを利用しながら生活している。
狭間は村一つ分のような狭さではなく、集落がいくつがあるくらいには広く、そこではそれぞれが日々、苦労と幸福を感じながら生活を送っている。
その狭間を舞台に、6人がそれぞれの目的のために旅をする。生まれも育ちも全く異なる6人は出会い、別れ、そしてまた出会う。6人が辿る道の先にあるものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
509256文字
会話率:45%
須藤幸太朗は、ちょっと外に出れば鳥糞爆撃を受け、歩道を歩けば狙いすましたかの様に車が突っ込んでくる、不幸体質の青年だ。
彼の不幸はその命が産まれた日より始まっており、両親からの虐待により、児童養護施設で過ごす事を余儀なくされていた。
十八歳を迎え、高校卒業と同時に施設を出た幸太朗は、やる気に満ち溢れがむしゃらに仕事をこなすも、不当な理由で解雇されてしまう。
不幸ながらも常にポジティブ思考であった幸太朗も、流石に心が折れ沈んでいると、目の前に眉目秀麗の男、空乃崇己(そらのたかみ)が突如現れ、奇妙な指輪を差し出した。
それは、今まで不幸続きだった者が溜め込んだ『幸福』を使う事ができる、『革命の指輪』。
その指輪は、死という全ての人間が100%迎える結末までの間、不平等を平等へと変えるシステムなのだという。
幸太朗は疑いつつもその指輪を使おうと試みるが、根っからのお人好しである彼は、様々な人々の人生に巻き込まれていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:20:06
16211文字
会話率:42%
アレクシス王子から婚約破棄を言い渡されたヒュルケ・ペルカ・サルメライネンは、悲しみのあまり泣き伏せてみたものの、サルメライネン公爵家に仕える執事、エルディ・アロ・アフリマンに
「お嬢様、それは『恋愛』ではございません」
と指摘され、
愕然とする。
ヒュルケは他人に全く興味を示さない冷血漢エルディと共に、『恋愛』をテーマにした物語の中へと入り込み、ヒロインとして追体験をすることで『恋愛』とは何かを学ぼうと決心した。
※『妖魔の幸福』の0章の位置づけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 13:03:30
56098文字
会話率:55%
人間に恋をした天使、メフィストフェレスは、彼女恋しさに天上界から堕ち、人間の世界を彷徨い歩く。
しかし彼女との再会は彼にとって地獄の幕開けとなった。
人を呪い、神をも呪う存在となり、『光を愛さぬ者』となったメフィストフェレスは、古城を
塒に眠り続けた。
しかし、ある時一匹の妖魔が人間の手から逃れ、メフィストフェレスの眠る古城へと迷い込む。
妖魔の名はイーヴァ。彼女は自分が人間ではないから蔑まれ、疎まれるのだと考え、人間になることこそが自分にとっての救いであるとメフィストフェレスに伝える。
メフィストフェレスは魔力を集め、イーヴァの額の宝玉が真紅に染まる頃、願いを叶えてやると約束をした。
歳月が流れ、イーヴァは 『古城のサキュバス』と謳われ人々から恐れられる存在となった。
彼女はキスにより人間から魔力を奪う。
人間になる事を夢見ていながら、人間から魔力を奪う必要があるイーヴァは、常に孤独を抱えていた。
自分の存在を否定し、孤独から逃れたいと考えた矢先、イーヴァを退治しに一人の男が古城へと足を踏み入れた。
彼の名はヴィートリヒ・クライバー。クライバー伯爵家の家長であるヴィートリヒは、実直な性格の持ち主だった。
王命としてイーヴァを討伐しに来たヴィートリヒは、討伐に失敗し、イーヴァを小さな子供の姿へと変えてしまう。
幼女さながらに泣き喚くイーヴァを前に困惑し、いくら妖魔とはいえ、子供に乱暴な事などできないと、ヴィートリヒは彼女を自分の邸宅に連れ帰る事にした。
しかしヴィートリヒは数々の妖魔討伐依頼に忙殺され、妻もいなければ人生を楽しむ余裕もない、寂しい生活を送っていた。
イーヴァはといえば、隙あらばヴィートリヒから魔力を奪おうと試みるが、ヴィートリヒは「幼女姿のそなたとは犯罪だ!」と、逃げ惑う。
次第にイーヴァはヴィートリヒの優しさに惹かれていき、人間になれなくてもヴィートリヒの側に居られるのならばそれで良いと思い始めるが——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 17:01:37
76775文字
会話率:48%
睡眠の質を上げるために寝る前スマホ禁止からはじめた脳内小説を友達に読ませてあげるために出力してみたら、ただの箇条書き強めのあらすじだった。
そこから初めて作品を作り上げるまでにBLとは、なぜ私はBLが好きなのか?萌とは性癖とはなどなど考えた
ことなどBLを中心にしてあれこれ書いていこうと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:26:38
14733文字
会話率:5%
少年の願いはただ一つ。
妹の幸福であった。
病弱な妹が、
自分の足で歩いて、笑顔で日々を送る。
ただ、それだけが少年の願いであった。
故に……挑む。
自らが住む世界とは異なる世界。
異世界へと――
最終更新:2025-06-30 18:10:00
565962文字
会話率:60%
辺境伯令嬢のわたしには、双子の姉がおります。
その姉が、王太子妃に内定しまして。家はお兄様が継ぐため、わたしは嫁ぐしか−−え、婿をとる? そしてその婚約者たる殿方は、女性二人を連れて?
わたしとて、貴族令嬢。恋愛結婚を夢見ることはあ
りません。ですが、なぜ、幸福を掴む努力もできないような相手と添い遂げねばならないのでしょう?
今まで、そんなものだろうと諦めていたわたしの人生。初めて、お母様に逆らいました。
その結果、家を追い出されましたが、問題はありません。
冒険者になり、適性があったテイマーとして最強を目指します。頼もしい、師匠と共に。
※ストックがある限り金曜日の朝更新、3000字以下は昼更新、3000字以上は夜更新します。
※ブックマーク登録をして待っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
198931文字
会話率:37%
人の涙を瓶に詰め、感情を保存する商売がある。僕はその道の、しがない職人だ。ある日、完璧な「幸福の涙」を求める女性が訪れた。だが、彼女の華々しいコレクションには、人生に最も大切な「一滴」が欠けていることに、僕は気づいてしまった。
最終更新:2025-06-30 18:00:00
1542文字
会話率:34%