ある夜のこと。新社会人となった男が職場から家に帰り、布団に入って目を閉じた。目を覚ますと、知らない川辺に立っている。その時、向こうから小舟がやってきた……
最終更新:2024-05-12 21:29:17
10390文字
会話率:36%
東国に流れ着いた小舟から助けられた子供は、この国には珍しい金髪に碧い目をしていた。
養父母に可愛がられ、長屋の皆にも助けられて成長していく。
だが、優しい養母が亡くなり、酒におぼれた養父から暴力をうけるようになった。
見かねた長屋の友達と一
緒に都に出ることに。
都では学問所の雑用として働き始める。
周囲の人々に支えられ、大陸共通語を学び、いずれ通訳になる夢を持つ。
剣術道場主にも剣術を習うことにもなり、文武共に心身を鍛えていく。
ある日、ひょんなことから海を越えたとある国の王族に似ていることがわかり、無事に対面を果たす。
運命の選択をされた少年の数奇な人生。
*作者のなんちゃって江戸時代風の表現があります。
歴史小説ではないので、緩い設定となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 17:18:57
21117文字
会話率:44%
神とも崇められる最強種である竜人族の竜王フィリクス。彼の悩みはただ一つ。いまだ運命の番が現れないこと。可愛いうさぎ獣人の番といちゃいちゃ過ごすかつての冷徹眼鏡宰相を、涙目でじっとりと羨む日々を送っていた。
雷鳴轟く嵐の夜、遂に彼の耳に長年探
し求めていた番の声が届く。夢にまで待ち望んだ愛する番が呼ぶ声。だがそれは、今にも失われそうなほど弱々しい声だった。
一方そのころ、弱小国の宿命として大国ドラードの老王に召し上げられるはずだったアスタリアの王女アイリスは、美しすぎるゆえに老王の寵愛を受けることを恐れた者たちの手によって、豪華な花嫁衣装に身を包んだまま、頼りない小舟に乗せられ、海の上を彷徨っていた。
必死に抗うものの、力尽き、海底へと沈んでいくアイリス。
(お父様、お母様、役立たずの娘をお許し下さい。神様、我が魂を身許に捧げます……)
息が途切れる最後の瞬間、アイリスは神の姿を見た。キラキラと光る水面を蹴散らし、美しい黄金色の竜が、真っ直ぐにアイリス目指してやってくる。アイリスの国、アスタリアの神は竜だ。アスタリアを作り、恵みを与え守ってくれる、偉大で優しい竜神様。代々そう言い伝えられていた。
(神様……ああ、なんて、美しいの……)
竜と目があった瞬間、アイリスはにっこり微笑み、ゆっくり意識を手離した。
運命の愛に導かれ巡り合った二人。二人の恋の行方は……。
運命の番を全力で溺愛したい竜王様と訳が分からず戸惑う不憫美少女の全力いちゃらぶストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 17:35:19
45456文字
会話率:53%
願えば、すべてが叶うわけではなくとも。
願いもしなければ、なにも叶わない。
最終更新:2024-01-08 07:00:00
319文字
会話率:0%
正気を疑うことがあっても、疑ってはならないものもある。
最終更新:2023-01-15 07:00:00
323文字
会話率:0%
カクヨム「https://kakuyomu.jp/works/16817330668776361851」
最終更新:2023-12-31 15:45:34
2996文字
会話率:34%
一人の老婆が川辺に立っていた。夫に手を引かれ、小舟に乗り込んだ彼女は、舟が河を渡るにつれ、少しずつ少しずつ還っていく。
※公式企画「夏のホラー2023」参加作品。テーマは「帰り道」でした。
最終更新:2023-07-28 07:08:52
2141文字
会話率:63%
クレア・シャフィーレは悪役令嬢であり転生者である。
前世の名前は覚えていないが、トラックに轢かれて転生した事だけは覚えている。
過去の過ちを振り返り、悪役令嬢として生きる事は止めて真っ当な人生を生きよう、と思うところであったが、転生したのは
まさに悪役として裁かれる場面。もう何も出来ずにただ追放されるのを待つしか無く、結局、小舟に乗せられて追放される。
何とか生きる術を模索しようとする最中、自分を追放した学園や大陸に降り注ぐ大量の隕石が見える。
自分ではなく、"世界が"滅亡し、愕然とする中、彼女は波に呑まれ――
※本作はカクヨム様にも投稿しています(https://kakuyomu.jp/works/16817330653678340773)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 07:44:34
88102文字
会話率:49%
野咲あずきは十二歳の女の子。
ある日彼女は祖母から送られたメッセージカード内に、妙な文言を見つける。
『月の女王は紅茶がお好き。満月の夜、湖に小舟を浮かべ、ティーパーティを催します』
何が何だか分からないまま夏休みになり、飼い猫
のおはぎを連れて祖母の家に遊びに行ったあずきは、そこで自分に流れる魔法使いの血のことを知ることとなる。
そこで祖母より『あのメッセージが読めた(認識出来た)ということは、あずきの身体に流れる魔法使いの血が目覚めようとしている』ことを告げられる。
そして、マナの少ない地球で魔法を暴走させない為に、初心者魔法使いはすべからく、月の女王に会いに行かなければならないということを知る。
飼い猫おはぎと共に、祖母の家近くに密かに存在していたゲートを通って魔法世界に跳んだあずきは、月の女王の住まう月宮殿目指して、魔法世界を箒に乗って旅するのであった。
本作はわたし、雪月がアマチュア作家を始めて最初に書いた作品のリメイクとなります。
ルールも分からず情熱だけで書いたものを、今の雪月ならどう書くか、と考えブラッシュアップしたものです。
大まかな流れは変えないつもりですが、元の作品を知っている方には『こんな話だったっけ?』となってしまうかも。
ともあれ、今ひとたび、あずきの冒険にお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 18:00:00
140509文字
会話率:29%
「あたいを進藤君と釣り合う優等生にしてくれ!」
「わかった! わかったから代わりに俺に高嶺華さんを紹介してくれ!」
高校一のヤンキーと称される少女、荒呉八千流は学年一の優等生進藤司なら恋してしまった!
その恋愛を手助けする代わりに、主
人公入間直人は荒呉さんの友人の高嶺華さんを紹介してもらう事に。
「あんた、八千流ちゃんとどんな関係よ......?」
だけど、高嶺さんが好きなのは荒呉さんで、俺は高嶺さんの敵認定されてしまった!
ヤンキーちゃんと平凡な男子が織りなす学園恋愛小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 23:49:27
5597文字
会話率:52%
初恋の相手は世界で一番憎いヴァンパイアでした。
主人公リッドは5歳の頃、同じ年ぐらいのヴァンパイアの少女、アイラに両親を目の前で殺されてしまう。
彼女を殺す為だけに生きた少年は、15歳で何百のヴァンパイアを葬った天才ヴァンパイアハンタ
ーに成長する。
アイラを殺す為に素性を隠して潜入したアルカーノ学園で何故かリッドは彼女の奴隷となり、身の回りの世話をする事になる。
主従関係。芽生える恋愛感情。拭い切れない怨み。
くたばれ、初恋。
全てをひっくるめて初めて愛したお前ををオレは殺す。
ヴァンパイアとヴァンパイアハンターの禁断の恋愛譚スタートです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 22:41:04
32007文字
会話率:42%
「ワシを殺せ勇者王女ぉ! 魔族全員に裏切られ、オマケに力まで奪われたマヌケなワシを殺したところでこの世界は救われんがな!」
「かく言う私も王女なのに家宝の聖剣抜けなかった無能勇者なんですけど。でも同情なんてしませんよ!」
弱っ。こんな
雑魚が魔王と勇者?
ほっとこ。馬鹿が移りそう。
「なんじゃとクソガキ! って、なんだその魔力は!? 頼む! ワシの配下になってくれ! お前の力で裏切った魔王軍に復讐じゃ!」
「ダメですっ! ずるいですよ魔王さん! 彼には勇者パーティーに入って貰って、私と一緒に現魔王を倒す旅に出るんだからっ!」
抱きつくな! そして胸を押し付けるな!
「「魔王を倒したら結婚しよう!」」
まさかのダブル求婚!?
魔王討伐報酬はどちらかとの婚約!? つまり王様にも魔王にもなれるってこと? そんなのいらないから普通に冒険させてくれ!
負けヒロインは願い下げ! 迫り来る二つのピンクの誘惑を振り解く!
僕を誘惑する暇があるなら修行しろ雑魚共!
一万年後に転生した元最強ドラゴン、ゼノンとドジで無能な勇者王女、そしてオツム残念元魔王様によるちょっぴりエッチな冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 10:29:47
9079文字
会話率:56%
ただ青い青い
恋をしようよ
キーワード:
最終更新:2023-05-18 00:43:47
369文字
会話率:0%
霧の濃い海上で血まみれの老人がひとり乗せた小舟が発見された。一月に渡る懸命な治療の結果、その傷は癒え、その老人は自分はカヴィンの国の国王であると語った。ふたりの息子に反乱を起こされ、祖国を追放されたのだという。純朴な漁師は彼の言葉を信じて
、霧に包まれた森を抜けてマルタという小さな町に向かうように進言をするが……。二話で完結する短編です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 04:00:00
4217文字
会話率:44%
これは「常若の島」と呼ばれる小さな島での物語です。島の外の世界に興味を持ったダナンは、育ての親のシーの言葉を聞かず、ある晩一人小舟に乗って島を出ていってしまいます。初めての外の世界でえも言われぬ恐怖を感じたダナンは島へと帰りますが、そこはも
うダナンが慣れ親しんだ島ではありませんでした。シーの言葉の意味を理解したダナンは月明かりの下で一人泣き崩れるのでした。
この作品はpixivにて重複投稿しております(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15536074)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 15:46:24
6983文字
会話率:24%
ふねを漕ぐ少女たち
夢の中で見た情景を、物語にしてみました。
最終更新:2022-11-04 17:53:20
2594文字
会話率:39%
空の破れ目に目玉、彼方には神々の山ヒマール、粗末な小舟が大河に浮かぶ。自らのし残したことを探す舟旅がはじまった。甘い、甘いチャイをのみながら――…
最終更新:2022-08-12 19:00:00
42696文字
会話率:38%
『元気? こっちはまあまあ、元気よ。まあ、いっかい死んだのに元気って言うのも、ちょっとあれだけどさ――』 雨降りの九月。死んだ姉のまりあから届いたダイレクト・メッセージには、ある架空の島の名が記されていた。死せる姉からのメッセ―ジだけを頼り
に、フルダイブRPG「ロード・オブ・ソウルズ」のワールドマップ中、最北の海に浮かぶ禁断の島「メ・リフェ島」に、少女たちは足を踏み入れる。そこで待つモノ。そこで待つ人。世界の仕組みが、ここを起点に根本から組み変わる―― リアルとバーチャルの境界線で展開する、孤独な少女たちのファンタジー。【以下は、結末までのネタバレを含みます。一般の読者の方は、この先は読まずに本編にお進みください!】 死んだ姉から届いたメッセ―ジを頼りに、少女カナナ(16)はフルダイブRPG「ロード・オブ・ソウルズ」のマップ中の海に浮かぶメ・リフェ島を目指す。島への船が出る城塞都市で、カナナはアーチャー少女のリリアと出会う。リリアも、死んだはずの弟からのメッセージを頼りに同じ島に渡ろうとしている。二人が到着した島はグマ帝国兵の侵攻を受けており、各所で戦闘が発生中。帝国兵の攻撃からひとりの「人形」を救ったカナナは、兵士らの追撃で窮地に立つ。そこに現れた武闘家少女「ヤンカ・ヤンカ」が敵兵を瞬殺、カナナを助ける。ログアウト不可のその島で、カナナとリリアは、人形の少年・シーマの案内で島の中央「工房都市ウトマ」に避難。シーマの姉・エルナが出迎える。この街に暮らす人形たちはすべて、リアル世界ですでに死んだ子供たち。彼らは島の主・フォーの力でここに転生した。入島照会コードを手掛かりに、姉との面会にのぞむカナナ。現われたのは、武闘家少女のヤンカ・ヤンカ。リアル世界で自ら命を絶った姉は、転生先のこの島で「島守り」の立場で戦いに明け暮れていた。二人はリアル世界での思い出や、自殺の理由を率直に語り合う。一方リリアには、フォーから、直接会って話したいとの申し出が届く。島の北部の「フォーの聖所」に移動し、リリアはフォーと面会する。フォーは、生と死のはざまで死者に干渉する力を備えた少女だ。リリアの弟は確かに島に転生したが、ここ数日の島内の戦闘で再び命を落としていた。フォーのはからいで、リリアは次世界に移行しつつある弟の魂と短時間の会話を交わす。その後、カナナとリリアは小舟を使って島を出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 13:57:27
97889文字
会話率:48%
『ファイナルエリクサーで乾杯を』の続編にあたり、緩いながらも繋がりがあります。結末の後、いくらか時が過ぎており、主人公も別ではありますが、『ファイナルエリクサーで乾杯を』の結末についての内容を大いに含みますし、共通の人物も登場しますのでご注
意ください。
ある朝、村に長耳の少女グレースが降ってきた。季節外れの厚着をして、自分で決めた大いなる使命を抱いて、大きな荷物を背負っていた。
そこに居合わせた少年の名はオリヴァン。神聖とされる「悪魔の滝」から水を汲もうとしていた。
落下してくる少女を助けようと、オリヴァンは彼女に手を伸ばした。
深い地底の水たまりで目を覚ました彼女が言うには、世界は滅ぼうとしているのだという。そして彼女は、世界を救うために、別の世界(ロウタス)から来たのだという。
オリヴァンは、外の世界に興味があった。勇者や英雄の伝記に書かれている場所を訪れて、憧れを噛みしめたいと思っていた。でも、その程度でしかなかった。自分が勇者だとか英雄だとか、そういう誰かから憧れられる存在になれるなんて、本気で思ったことは一度もなかった。
グレースが村の外へと続く柵を飛び越えて、オリヴァンに向けて手を伸ばす。
そして、四人くらいが乗れそうな小舟に乗り込んで、二人で川を下っていった。
(全66話[予定])折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 17:00:00
221304文字
会話率:43%
私はなぜ湖のような場所にいるのか分からないが、小舟を漕ぐ。
キーワード:
最終更新:2022-07-01 22:55:31
1152文字
会話率:43%
車にひかれる不穏な夢をみて飛び起きる僕、目を覚ましたのはなぜか川を流れる小舟の上だった。川岸が見えないほど川幅は広く櫂もないので小船を操ることもできない。なぜこんな状況に置かれているのか身に覚えがなく、何か思い出せることはないか記憶に思いを
馳せる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 01:55:38
8257文字
会話率:14%
川に流れゆく紅葉、小舟、ゆるやかに
最終更新:2022-01-24 07:24:30
280文字
会話率:0%
これは作者である僕が見た夢の物語。夢をみてうっすらと考えていた。
かのこという女がいた。彼女はずっと前の昔に生きていたはずだった。大きな海に大きな船が現れ、自分が小舟に乗るまでは……。
かのこの話。かのこにとっては日常で、他の人からしたらち
ょっとしたホラーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 13:57:15
1902文字
会話率:28%