ほぼ寛永元年(一六二四年)から寛永三年(一六二六年)にかけての話。
京の従五位下の陰陽師の定村種時の孫娘である定村風見は、父の種春を大屯岩太牢に殺され、家伝の重器【花形の明鏡】を奪われる。
風見自身も拉致されかけたところを、蔭澤夏之丞
ら三人の福岡藩士に救われる。
筑前で寺小姓となった男装少女の風見に、再び岩太郎の脅威が迫る。
土蜘蛛の小女郎、男の娘忍者秋山鳥千代らが参戦し、剣術・忍術・幻術・妖術を駆使したバトルを繰り広げる。
失われた【花形の明鏡】の探索。
運命の波に翻弄され、風見と夏之丞との再会を夢見ながら、すれ違いを繰り返す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 11:00:00
517718文字
会話率:27%
太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中
の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 07:02:17
109640文字
会話率:25%
始めたばかりの初心者ですが、思いつくまま、秋をテーマに詠んでみました。公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
カクヨムにも掲載あり。
最終更新:2023-11-27 10:00:00
4580文字
会話率:0%
泉鏡花の血まみれアドゥレセンス黙示録。
1章から30章はあらすじ、31章から37章は現代語リライトです。
最終更新:2023-11-23 09:36:00
20591文字
会話率:19%
全4回15,000文字ほどで、明日00時に完結します。
最終更新:2023-08-13 00:00:00
41351文字
会話率:25%
四人組ロックバンド、<Realize>。
そのボーカルであるタケルとバンドメンバーの三人は、インディーズとしての最後のライブ中に突然光に包まれ、気付くと音楽文化のない異世界に召喚されてしまった。
異世界に漂流したロックバンドは元の世界に
戻るため、音楽を武器に旅をする。
さぁ__異世界ライブの始まりだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
この作品は、クリエイターグループ『桜餅爆ぜる』
原案:女郎花ハル
執筆:Wai
二人の合作となっております。
カクヨムの方でもマルチ投稿していますので、そちらでもぜひ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 22:46:23
2115497文字
会話率:38%
吉原の大見世で傾城と呼ばれる女郎、真那鶴の新造であるイトは、姉女郎の真那鶴が身請けされることを遣り手から聞かされる。姉女郎が身請けを教えてくれなかったことを不審に思うが、真那鶴が九郎助稲荷の前でだけ幸せそうな顔をする理由は身請けだと考えた。
ある日の座敷、初会の客にも関わらず真那鶴はくだけた様子で接客し、客や新造、禿に自ら料理した魚を振る舞う。
それを食べた者が倒れていく。しかし、イトだけは倒れなかった。
いつの間にか座敷には見知らぬ男が入り込んでいる。その男が言うには、人魚を食べたからだと言う。普通の人間は人魚を食べると死ぬ。そして、これは真那鶴が望んだ心中だと話す。
しかしイトは納得ができなかった。
傾城と呼ばれ、身請けも決まった真那鶴が、優しい姉女郎の真那鶴が新造と禿を巻き込んで心中することが納得できなかった。
男はイトが不老不死になったことを伝える。
イトは真那鶴がどうして心中を選んだのか知るために、イトは見世を変え名を真琴と変え、傾城になることを決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 18:11:27
51068文字
会話率:52%
恋坂という峠で逢引きを重ねていた伊太郎とおまつ。夫婦になる約束をしていた2人だったがおまつの父親が博奕で借金を作ってしまい、おまつは借金のカタに女郎屋に売られることになってしまう。そこで伊太郎とおまつの従妹のおつきと偶然出くわした栄心という
僧侶がおまつの救出計画を実行する。九頭竜川の鳴鹿の渡しを舞台にした純愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 15:36:12
18199文字
会話率:37%
高校2年生の時に、幼馴染で同級生であった望月結羽が亡くなってから、8年の月日が過ぎていた。東京で就職してからも、帰省の度にその墓参りをしていた斎木清太は、ある夏の日に、結羽の母に会い、結羽からの手紙を渡される。それをきっかけに、清太は閉ざさ
れた記憶の世界を思い出すことになるのだが……。
真夏の甲府盆地を舞台にした、切なく、そして心温まるファンタジーラブコメです。
※この物語は別のサイトに掲載していましたが、少しずつ内容を見直しながらこちらに掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 07:00:00
158461文字
会話率:49%
古典文学(特に和歌)と読書が大好きなちょっと不思議な高校2年生の藤宮歌奈枝。ある日、いつものように図書館で和歌の現代語訳をしようと向かっている途中に交通事故に巻き込まれ死んでしまった。次に目を覚ましたら、そこの世界は・・・・・・なんと平安
時代!?後宮務めの17歳に生まれ変わってしまった歌奈枝は仕方なく働いていると、ある日東宮様と権中納言様から言い寄られてさぁ大変!その東宮様と権中納言様が、幼馴染達に面影が似ていて・・・。果たして歌奈枝はどう乗り越えるの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 21:43:07
4363文字
会話率:28%
幕末最強の剣士と謳われた無頼の剣士「仏生寺弥助」
非業の死を遂げたその魂は日本にとてもよく似た「ヒノモト帝国」へと生まれ変わった。
しかし生まれ変わったその世界は、竜の侵攻によって滅亡の危機に瀕していたのである。
いまだ科学とオカルトの混在
する世界で、対竜神具「女郎兼光」を手にした弥助は、ヒノモト帝国を救う英雄となることができるか。
新たな対竜神具を持つ女剣士、美しい女鍛冶師たちと手を取り合い、竜を敵に回しての英雄譚が今幕を挙げる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 11:57:07
120071文字
会話率:34%
幕末最強の剣士と謳われた無頼の剣士「仏生寺弥助」
その魂は日本にとてもよく似た「ヒノモト帝国」へと生まれ変わった。
しかしその世界は、竜の侵攻によって人類は滅亡に瀕していたのである。
いまだ科学とオカルトの混在する世界で、対竜神具「女郎兼光
」を手にした最強剣士が、竜を相手に無双する。
なぜ竜は現れたのか。
なぜ鬼の血を引く異能者は生まれるのか。
人類創成の謎とともに、対竜国際機関「対竜武装特務機関(A・D・I・A」は誕生した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 07:00:00
105479文字
会話率:32%
「さあ。もうあんたの泣きべそ顔を見るのはこりごりだ。一緒に闘うよ」
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと『カクヨム』で掲載中。
2021/8/20.「女郎花」公開。
最終更新:2023-01-04 19:13:12
15202文字
会話率:30%
※最初にですが、芥川龍之介氏の『蜘蛛の糸』とはまったく関係ございません。よろしくお願いします。
※この作品は2010年4月に創作イベントにて出品した作品になります。設定もその時代に合わせたものになっています。
あらすじという名の作品解説
大学生の主人公が所属しているゼミの学生たちと教授に連れられて、とある山村へフィールドワークへ行くのが物語のはじまりとなります。
もともとは『妖姫』を退治する伝奇物を考えていましたが、退治するという要素をはぶき、ホラー要素を強くすることにしたのが今作です。
後に大学生三部作として連作で二作作りましたが、その最初の作品となりました。後の二作は街中を舞台にしているなか、この作品だけ山村を舞台にしています。
妖姫というのは妖怪のようなもので、この作品に出てくるのは人繰(ひとくり)という女郎蜘蛛をモデルにしたものです。
人繰は人間を喰らいますが、喰らった人間を縫合して元の形に戻して操り人形にします。人繰は操り人形を村の外に出して、あの手この手で村に招き入れます。それが蜘蛛の糸のように広がり、絡め取られるという様相を描き切ることで、タイトルの伏線が回収されるという仕組みになっています。
一方で主人公とヒロインは神様のような存在の助力で人間として生き延びることになりますが、実は慈善で助けられたのではなく、どう足掻いても決して克服できない恐怖を記憶させ持ち帰らせるという目的のために生きながらえさせられたにすぎません。
以上が作品の重要な要素であったと記憶していますが、久々に読んでみたかぎりは「まあ伝わらないだろう」というのが率直な感想です。
世界観や設定については固まりきっているとは言いがたいところですが、怪姫伝説についてはとても気に入っている設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 17:00:00
26302文字
会話率:39%
江戸時代中期、人に悪さをする妖怪・悪霊を退治する妖霊退治人がいた。
妖霊退治人は寺社奉行が管轄し、僧侶、神官、巫女、拝み屋などがいる。
妖霊退治人の中でも、高い能力を持つ女忍者集団がいた。
その名は、天摩忍群といい、不思議な神
気術忍法を身につけ、悪霊・妖怪・妖術師などとと戦っていた。
人呼んで妖霊退治忍ーー天摩くノ一衆。
構成員は、
男の子っぽい女剣士で、火術を得意とする熱血元気娘の紅羽(くれは)。
怜悧な頭脳をもつ、美貌の巫女忍者で、薙刀と氷術の使い手、竜胆(りんどう)。
明るく可愛いが、少しドジなところのある、円月輪と風術を使う、最年少の黄蝶(きちょう)。
そして、彼女達の頭目であり、いつもホワワンとしているが、類い希なる麗貌と、高度な法術を使う秋芳尼(しゅうほうに)。
彼女たちの後見で、三白眼で強面だが、真面目で正義感あふれ、一刀流の剣の達人で、寺社役同心の松田半九朗。
このメンバーを中心に活躍します。
陽気なコメディ話もあれば、ホラーでシリアスな話、泣ける話もあります。
この物語は、いわば大江戸版くノ一ゴーストバスターズや霊幻道士シリーズであり、ライトな山田風太郎忍法帖テイストでお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:39:43
1249293文字
会話率:50%
ある日、一人の少女が、五人の男たちに拉致され、弄られ、殺される。山奥の廃墟に捨てられた少女の前に、一匹の巨大な女郎蜘蛛が現れ、問いかける。
「あなた、復讐出来るならしたい?」
最終更新:2022-03-11 23:44:18
54216文字
会話率:52%
大正時代、遊郭で働く女郎の下に不思議な客があらわれる。女郎はその客が軍人で二百三高地へ向かうと知り、必死に調べるが……。
最終更新:2021-10-15 11:35:46
4492文字
会話率:0%
遊郭には、「廓のしきたり」ってぇもんがあったようですなぁ。
最終更新:2021-08-14 12:53:11
1760文字
会話率:23%
江戸時代、女郎屋に売られたある少女のお話です。
小説投稿サイトのノベルアップ+で開かれた短編コンテスト「“恐怖のチョコレート”三題噺短編コンテスト」に着想を得て書いた短編小説です。
こちらでの表示に合わせる修正を施すと共に本文をごくわず
かに変更しています。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 20:00:00
8854文字
会話率:58%
ルミナシオ魔道王国。ここでは、十歳になると『賢者の石』から一人につき一つの『ギフト』を啓示される。
『摩擦』という啓示を受けたレオ少年。
魔法に関する書物であれば大陸随一の魔道図書館に足を運ぶも魔術書の一つも見つからず呆然とする。それも束
の間、ある国際的な出来事を経て、ただでさえ重宝されてきた魔法・魔術が以前に増して必要とされて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 20:00:00
8129文字
会話率:29%
とある駅に直結している、極々一般的な駅ビル。
しかしその駅ビルは時々、ダンジョン化するらしい。
これは、意図せずダンジョン化した駅ビルダンジョンに迷い込んでしまった人々による、それぞれの攻略法。
ノーマル、ハッピー、バッド、メリーバ
ッドエンドの全四話。
ダンジョン話につき、さくっと残酷な描写や猟奇的描写が出てきます。
お読みの際はくれぐれも、ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 23:00:00
30333文字
会話率:25%