法術装甲隊ダグフェロン 第四部
『特殊な部隊』はいつものように『特殊』な休日を過ごしていた。そこに現れたのは『駄目人間』を更生させようと月三万円の小遣いで生活させている娘で、司法局法術特捜主席捜査官、嵯峨茜だった。彼女は誠をはじめとする
『特殊な部隊』の隊員達に奇妙な死体の写真を見せた。
その法術暴走と思われる写真と東都警察に保管されていた資料から何者かがあの『近藤事件』により法術が公にされて以降に違法に法術の研究をしていると言う事実があることが分かった。
誠、かなめ、カウラ、アメリアの法術特捜に協力者として登録されている司法局実働部隊員の他にたまたま居合わせた、ヤンキーの整備班長島田正人准尉と彼女のサラ・グリファン中尉がその事件を追うことになる。
茜達の捜査で、研究を行っているのは同じ同盟機構の役所である厚生局であることと、その違法研究の実験台の供給源が今は無き『遼南共和国』の亡命者が暮らす『租界』と呼ばれる魔窟であることにはすぐにたどり着いた。
しかし、実際にどこでどのような目的で何の為にその研究が行われているのか、その事実を掴むことはなかなかできないで時間ばかりが流れた。
そんな中、租界を訪れた誠、カウラ、ランはかなめの過去を知る男志村三郎に出会う。志村は租界で人材派遣業を営んでいると言うが、その実態は人身売買組織だった。租界とは人間の命が毛埃より軽い、まさに『魔窟』だった。
厚生局が研究を行っていると言う確たる証拠が取れず焦る誠達。そんな誠達をあざ笑うようにあの海で誠を自分の組織に勧誘しようとした自称『革命家』の北川公平が陰で暗躍を始めていた。
誠達は厚生局の研究の真実にたどり着くことが出来るか……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 11:06:36
35020文字
会話率:45%
レイリアは、幼い頃に親に捨てられ、殺されそうになったところを老齢の冒険者ヴァンに助けられた。
それからヴァンの元で引き取られ、すくすくと成長したレイリアは、育ての親であるヴァンと同じく生業を冒険者として生活していた。
そんなある日、レイ
リアは森で魔物に襲われそうになっていた幼いアレクを助けた。話を聞けば自分と似た境遇の幼いアレク。レイリアは自分がヴァンにしてもらったように、アレクを匿う決心をし、自分がヴァンに教えてもらったように、アレクにもいろいろと伝授していくが、彼の様子がおかしくなっていき??
※竜の要素は後半です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 17:55:32
123528文字
会話率:65%
ジャーナリスト・スミスに助けられたヤマモトは自身の出生地『衛星』を目指す。
彼らが戦争終了間際に見た結末とは!?
最終更新:2025-01-03 10:29:09
2746文字
会話率:18%
十六歳の少年グラウは、悪魔と人間のハーフである。
誕生の際、悪魔から宝石化の呪いを奪ってしまったことにより、彼は死ねない体となっていた。
大陸を分かつ山脈の向こうにある亡命者の村へ逃れた彼は、自身を生んだ元凶であるエデルガルトへの復讐と、悪
魔へ呪いの力を還すために腕を磨く。
復讐の機会をうかがっていたグラウだったが、ある日新たな亡命者が村を訪ねる。
亡命者の少女リリィは、グラウの力によって栄えていたネヒター国の住人であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 21:58:16
102890文字
会話率:50%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
65話「華麗なるヒロイン野球」。さて、今回はスーパーヒロインの野球リーグのスター選手が野球場で殺されます。
半島からの亡命者だったスター選手の怪死に独裁政権の影がチラつく中、犯人はコミッション目当てに亡命を仕掛けたフィクサーとわかるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 14:01:00
20758文字
会話率:71%
SF作家とメイド長のコンビが秋葉原を舞台にミステリアスな出来事を解決していくシリーズです。
<KBR>
今回はSF作家のバイト先のメイドカジノに強盗が入りますが、このカジノは実は亡命者が将来の革命資金を調達するために経営している
ものでした。
<KBR>
この強盗団は、亡命者の動向を知った本国が送り込んだスパイの手引により侵入してきたものと思われ、亡命者達はコンビにスパイの摘発を依頼します。
<KBR>
コンビは内偵の末、カジノの用心棒がスパイであるコトを突き止めるコトに成功するのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 15:38:36
6864文字
会話率:32%
草花の寿命が数字で見える能力をもつレティシア・ゴジャックは、今は古びた遺跡の調査をしている。
そこで働く言語学者のアミル・レザイーや上級官吏のガルシアと、遺跡内の亡命者捜索に来た故国の一団を迎え入れようとしたことから、もつれた運命が解きほぐ
されていく。
似たような現実世界がありますが、この作品はフィクションです。
この作品は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 19:45:03
47621文字
会話率:30%
侵略と反乱によって国を追われた姫と従者のお話です。
とりあえず終わっています。
※この小説は「イセカイフドキ」様主催の共作企画「調」の参加作品です
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku
/2022_01_shirabe/kikaku.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 19:00:00
5238文字
会話率:46%
地球暦4260年、テラフォード星系外縁部で哨戒活動中だった警備艦が1隻の不審船を拿捕した。同船には銀河帝国からの亡命者16名が乗っており、よくある「脱帝」事件だと思われたのだが・・・。
銀河全体を巻き込んだ戦争から200年続いた平和だったが
、様々な者達の思惑が絡み合い、再び歴史が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 09:16:47
131526文字
会話率:43%
レイナンは、船医として船に乗っている。が、研究にかかりきりのオタクだ。彼の乗る船に、難破船が近づいた。難破船には、亡命者と思われる美女とその娘がいた。美女の言葉は船医にしか通じない。しかもなぜか美女は、船医に好意を抱いているようだ。しかし、
美女は金持ちの社長にむりやり囲われてしまう。ある夜、レイナンの家を訪れた美女。二人の不器用な恋の行方はー?
(海洋冒険小説が好きな人向け)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 20:05:58
16760文字
会話率:38%
『レインボーボンズ』シリーズ第3作目。
ミドルガルドのブルー地方の一王国『マルス王国』は隣国の『アスティア王国』と建国当初から同盟関係にあり、マルス王国はアスティア王国の後ろ盾に繁栄していった。しかし、アスティア王国は突如同盟を破棄してマ
ルス王国を侵略。マルス王『カーネル=フォン=マルス』は12歳の若き嫡子『アスラン=フォン=マルス』に亡命を命じ、国と命運を共にした。
マルス王子アスランは養育係の老執事『ジェイソン』と若き兵士達に連れられ、ブラーガルドの『コロニーヘイム』にある、巨大筏『コロニー・フィオナ』に亡命する際、『アスラ=ルーン』を名乗り、そこで出逢った領主の娘『ドルフィナ』と共に『AU』としての訓練を積んでいた。亡命から三年後、アスラ達が本土『アクアヘイム』で『雫の紋章』を授かって戻って来た時、コロニー・フィオナがブラーガルドのゲリラ組織『BBB団』の襲撃を受ける。この事件が自分達や世界の命運を大きく揺るがす事になる事をアスラ達は未だ知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 10:27:04
12327文字
会話率:56%
現実に似ているが、世界各国の政府機能が麻痺している平行世界で、治安と平和を守る「正義の味方」の1人「ソルジャー・ブルー」ことエイミー・エヴァンスは、もう1つの平行世界「ナチス・ドイツが第2次大戦で勝利して百年近くが経った世界」で起きた「ある
騒動」に巻き込まれ、様々な平行世界を巡る者達「亡命者(エグザイルズ)」を率いる「平行世界版の自分」に敗北し、捕虜になる。
監禁場所からの脱出と反撃を試みようとしていたエイミーだが、「外」は、彼女の想像を超えた無茶苦茶な状況になっていた上に、エイミーが意識を失なっていた間……たった一夜の間……に、宗主国と属国だった筈の「この世界のナチス・ドイツ」と「この世界の日本」の間にも何かの不和が生じているらしく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 23:24:33
4754文字
会話率:38%
規格外の特異能力者「上霊(ルシファー)」達を支援し、互いに反目し合っている筈の様々なテロ組織を纏めあげつつある謎の集団「亡命者(エグザイルズ)」
その捜査の為に香港に向かった主人公ミリセント・シュミットの前に現われたのは、日本で取り逃がした
2人の上霊(ルシファー)「大禍津日神」「瑠璃色の宮帝羅(クティーラ)」と、黒と銀の斑の奇怪な「鎧」を着装(まと)う女戦士「涙の騎士(ナイト・オブ・ラクリマルム)」だった……。
「鋼の愛国者」最強の戦士である「青銅の竜騎兵」ヘルマン・グルリットさえ「亡命者(エグザイルズ)」の指導者「涙の騎士」に瞬殺され、続いて、ミリセントも「涙の騎士」に倒されたかに見えたのだが……。
奇跡的に生き延びたミリセントが目にしたのは……全ての元凶に見えた「亡命者(エグザイルズ)」の思惑さえも超えた「破滅の時代(エイジ・オブ・アポカリプス)」「神々の黄昏(ラグナロク)」の始まりだった。
「赤き稲妻」第2章完結後に、pixiv文芸にも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 10:24:52
52414文字
会話率:64%
少年は助けたかった人達を助けたはずだった
強大な独裁国家からの亡命者たち、異界から移住して来た人達、みんな少年を頼って…そして殺された
夢も叶った、平和な世界…それが少年が望んだ、みんなが望んだ世界だった
「みんないままでありがとう」
これはそんなありふれた夢を追っていた1人の少年のその夢の先の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 10:19:40
337文字
会話率:91%
~登場人物~
☆クリス:(栗栖 巫都)・高校1年生・ガーディアン協会所属の守護者・妖刀〈紅〉の所持者
☆ネス:キタキツネ・クリスとはテレパス(念話)を交わす・水を操るモノ
☆ユン:ガーディアン協会所属の守護者・短槍の所持者
☆クラウド(蔵人
):クリスの兄・元ガーディアン協会所属の守護者・18世紀半ばの時代(スコットランド)へ修行者として旅立ったまま行方不明・妖刀〈暁〉の所持者
〈妖刀:暁〉を帯刀したまま時代の扉を越えた兄・クラウドを修行者として探しに行くクリス。
踏み入れた場所は、時代は・・
~場所:スコットランド ネス湖のほとり
~時代・18世紀半ば頃(1745年ジャコバイトの反乱前年)
ハイランドの人間たちとギャザリングを通して、親しくなっていくが。
兄・クラウドらしきニンゲンを認めるも
古代伝説に揺り動かされている彼を説得して連れ帰ることが出来るのか?
多くの湖があるスコットランド、ネス湖にて何者かによって封じられたモノを
クリスは解放してしまうが。
時代の流れは国内戦争へと向かいつつある中を新たなる王国を作ろうとするアーサー王と一行たち。
クリスは兄・クラウドから
彼と闘わなければ、〈妖刀:暁〉を持ち帰ることは出来ない~と提案されるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 20:11:00
129222文字
会話率:24%
遠い遠い未来。とある銀河系で。
一人の亡命者を乗せた貨物船が宇宙海賊に襲撃された。
乗組員の抵抗虚しく、制圧された貨物船に乗っていた亡命者の少女が蹂躙されようとしたその時、鎧櫃から現れたのは生ける鎧。
その能力を使い少女を助け出した鎧は、少
女を守るべく、銀河の彼方へ乗り出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-07 20:04:43
9008文字
会話率:32%
第三次世界大戦。最悪の戦争の再現とまで呼ばれたこの戦争。陸での戦争は、どの戦争よりも、悲惨なものだった。ロシアや、日本、イギリスが、二足歩行兵器や、四足駆動の兵器を作り歩兵や戦車を翻弄し、戦場をかき乱した。核戦争が起きなかった分、かろうじて
つながっていた、平和の糸は簡単に切れてしまった。どんどん泥臭くなっていくこの戦争は何時しか、人の手で終わらせることができなくなっていった。だが終わりが見えず、ただいたずらに人を殺し続けたこの戦争に、一つの転機が訪れた。戦場を駆け巡った閃光。人はそれを、核の閃光と呼んだ。
核の閃光のパイロットとなった主人公「反時辰巳」は、出向く戦場で数々の事を学んでいった。そして、多くもの仲間を作った。時にはアメリカ、時にはドイツからの亡命者。数えきれない経験は彼を強くしていった。そして、思い出した。無くした物の、その大きさを。そして彼は、時間から逆らった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 02:09:51
19023文字
会話率:34%
両親のスパイ容疑による死刑判決をきっかけに、北朝鮮から脱北した舞踏家のミキ。上海で父親の親友である日本外務省官僚の平野哲(さとる)と再会し、平野の養女となりニッポンのコンクリートジャングルへと足を踏み入れる。
一方、中国で無戸籍だった健
ちゃんは巨万の富を得た兄弟によって都市戸籍を得て外科医になるも、臓器移植に手を染めることになって、やむなく外科医を辞め、平野哲の協力を得て売れっ子作家に転身。
七夕の日、平野哲の紹介でミキと会い意気投合し、上海の夜を楽しむ。
だが、発禁書を出した彼は公安から逃れるべく早朝にタイへ逃亡。2人はニッポンへ亡命した暁には「七夕の夜、2人で満天の星を見よう」と約束する。
1年半後、健ちゃんは平野哲のお陰で日本へ亡命を果たし、愛知県で鳶職に就いた。ミキが日本へ亡命する半年前のことだった。
約束の7月7日が2人に訪れるが、“時差”があってすれ違う。
それを知った平野の妻・洋子は2人の仲を取り持ち、2人は晴れて結婚へ。
その後、ミキ夫妻は児童養護施設にいたビルマ人亡命者の少女と出会う。
少女は両親を交通事故で亡くし、失語症に加えて歩行困難で車椅子に乗り、孤独だった。
そんな少女の心を開かせたのは同じ亡命者のミキ夫婦だった。
少女はやがて言葉を取り戻し、ナナという名でミキ夫婦の養女となる。
家族となった3人はささやかながら幸せな家庭を築いていく。それが結実したのが1年後の大阪マラソン。3人一緒に完走した刹那、ナナのトラウマは解き放たれ、車椅子から立ち上がって歩き出す。
その夜、ドンチャン騒ぎの3人の前に現れたのは隣に引っ越してきた水田豊部長刑事。夜にやかましいと難癖を付けたかと思えば「何かあったら連絡を」と名刺を置いていった。ミキはその男が刑事だと知り、驚愕。夫には直隠しにする。
水田はこの亡命家族を救う監視要員として政府から派遣されたのだ。その妻は霊媒師のアザミン。
それから半年後、桜満開の奈良県吉野でジョギング中の平野哲が凶弾に倒れる。その前日にはミキたち家族と楽しく過ごしていたのに…。奈落の底に落とされた亡命家族。そんなミキのお腹に新しい生命が宿り、家族に笑みが戻る。
しかし、ミキが出産した直後に初恋の相手で塙光男と名乗る北朝鮮のスパイがミキを誘拐。ミキが目覚めた場所は塙が市長を務める新潟県大合併市だった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 19:00:00
148710文字
会話率:37%
突如として現れた異世界の住人たち。彼らは侵略者でもなければ友好の使者でもなかった。自分たちの世界が滅びかけていたため、逃げて来た亡命者だった。
最終更新:2017-12-04 12:00:00
42573文字
会話率:26%
隣国から亡命者が多数くる辺境地の小さなギルドのマスターをしている女性が夫とひとり息子の手を借りて働く話。
本当の意味での『ギルマス』は有能な夫の方。彼はギルド自体、趣味でやってることだと思ってる。厭世的で敬語を使うが短気な夫と、利口ぶ
ってるけど単純思考な妻子の家族経営ギルドのほのぼの物語。難民受け入れ話は五話で完結。番外編はまたの機会に執筆予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 07:00:00
10494文字
会話率:47%
天空の城「ラピュタ」ではなくて『浮島』を舞台にした物語。飛行艇の代わりに竜が泳ぐ。
天空の一族の娘、ドラセナは「奇跡の子」と呼ばれる竜遣い。
ある日、ドラセナ率いる竜の一群が空から降りそそぐ謎の閃光に襲われた。それはエイリアンの襲撃な
のか、亡命者の嘆願なのか?
ドラセナは心の友ともいえる竜たちを失った悲しみから立ち上がり、一族の族長の意向に逆らって行動を起こす。その行動の先に何が待っているのか?
天空の娘ドラセナの勇気の物語。お楽しみに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 04:47:01
71723文字
会話率:27%
世界各国の上空に現れた未確認飛行物体は、各地の軍事拠点を攻撃、各国政府機関の主要施設を破壊した。国連指揮下の地球防衛軍日本支部に所属していた『進士直道』は、事前に接触していた地球外生命体の亡命者『ドクターX』の協力を得て、日本上空の未確認飛
行物体を撃墜する。
しかし、その影響で未確認飛行物体に搭載されていた次元干渉装置が暴走、数多ある三次元の平行世界同士が衝突を起こし、時空の混乱が引き起こされた。その結果、未確認飛行物体群は姿を消したが、地球は様々な平行世界がつながり合う時空が混乱した世界へと変貌を遂げることになる。
そして、本来別世界であったはずの地底帝国、海底王国、ファンタジー異世界(仮)、魔界、昆虫軍団、ロボットワールド、電脳世界、といった並行世界の住人達が次々と名乗りを上げ、地球防衛軍日本支部に対して宣戦布告を行った。
地球防衛軍日本支部司令官となった『進士直道』は、復興第一を掲げる国策のため、人員確保に窮していたが、反社会的勢力・団体、社会不適合者、アウトローに無法者、社会的弱者等々の人々を大量採用して人員を増強する。
そうした人材を専門分野に特化した九つのチーム『非道』『外道』『鬼道』『修羅道』『色道』『餓鬼道』『邪道』『魔道』『極道』に分け、九つのチームの総称を『九頭(クズ)』、下っ端構成員を『下衆(ゲス)』と呼称した。
そして新任特務官『天野正道』、改造人間の開発を夢見る一条女史、性格は男前なのに恋愛には一途な乙女の財前女史、すぐ胃が痛くなる気弱な政府交渉担当真田ら幹部連、『九頭(クズ)』のメンバーと共に、様々な騒動を起こしながらも奮戦していく。
時には、国内の非戦派を中心に人権擁護団体、環境保護団体、動物愛護団体などの各種組織を取り込み、マスメディアも巻き込んで大きな大きな発言力を持った国内組織『ピース9』と世論の主導権争いをしながらも、奇想天外、荒唐無稽な作戦で異世界勢力と戦って行く。
この物語は、地球防衛軍日本支部が人類最後の日を阻止するまでの長い道程と、メンバーの本当はゆるい日常を記したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 00:27:05
181145文字
会話率:38%