「先詠み」と呼ばれる予知能力を持つ一族の末裔であるエルゼ。
小国の王女であるエルゼは、大国の皇子リヒャルトの手によって祖国が滅亡し自身も彼に殺される夢を見る。
家族や国を守りたいエルゼは「彼の妃になれば殺されないはず!」と、ちょうど届いたリ
ヒャルトの花嫁選考会に参加することに。
過去の出来事から心を閉ざしたリヒャルトには冷たい態度を取られるが、それでもめげないエルゼに少しずつ心を動かされていく。
運命を変えることばかり考えていたエルゼも、リヒャルトのことを知るうちに彼自身に好意を抱くようになる。
徐々に惹かれていく二人だが、エルゼを敵視する者の魔の手が迫って……。
大国の心を閉ざした皇子×小国のポジティブ王女、正反対な二人のラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 22:11:54
90404文字
会話率:30%
突然の死を迎えた社畜・田中明大は、小説の中の傲慢な豪家の悪役、橘翔太としてタイムスリップしてしまう。さらに悪いことに、物語のクライマックス――街頭で惨死する運命の真っ只中にいることに気づく。絶望の中、彼は未来の10分を予知する能力に目覚めた
。
記憶を失った彼は、善良な少女・霞に助けられ、平穏で温かな生活を送り始める。しかし、運命の歯車は止まることなく動き続け、予知能力が高まるにつれ、陰謀と運命の渦に巻き込まれていく。
果たして彼は悪役の宿命から逃れることができるのか?救い、成長、権力闘争、愛、友情、復讐、そして自己を見つめ直す試練――この全てが、反転したタイムスリップの旅の中で少しずつ明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 23:50:00
83605文字
会話率:15%
予知能力者である男子高校生、蓮は予知能力で見てしまった。
自分がキスをする3分後の未来を。
絶対に変えられない未来予知に蓮は走り出す。3分後のキスまでに本当に好きな人に告白するために。
最終更新:2025-01-18 17:23:58
1121文字
会話率:29%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 12:00:00
1870511文字
会話率:34%
神社生まれの予知能力者の少女がいた。
彼女は睡眠工学を開拓し、眠り見る夢同士を繋ぐDRテクノロジーの礎となり、夭折した後にその才知と美貌を称えられ、夢の塔<BABEL>の女性型システム統括AI〈R.E.M.〉の外見モデルとな
った。
少女の没後、姪が誕生した。
姪は叔母と瓜二つの美貌を持ち、寺生まれであり、触れた相手の過去を夢に見る力があった。
BABELのサービス20周年記念イベントの夜、圧縮データブラックボックス『R.E.M.』がBABEL中にばらまかれる事件が発生する。保存電脳ファイルの中ではR.E.M.のモデルとなった天才少女が眠っていた。
箱を開いた姪は叔母の霊体と出会い、次世代の神の座を巡る巨大な陰謀を知ることとなる。
これは、人類の次の支配種を決める生存競争の物語の始まり。
それと並行して、天才学者のクローンである絶食男子との婚活エピソード、演劇部の部長の自殺未遂のお見舞いイベントなどがあります。
前半はほぼ学園ものです。
もう少し具体的なあらすじ
天才少年・塚原進路のクローンである塚原影路に、二通のメッセージが届く。一通は演劇部の招集、もう一通は何者かからの、夢の塔20周年記念イベントでの待ち合わせ。演劇部は人数不足で対外活動を控えていたが年末の発表が決定し、部員同士ぶつかりあいながらも企画が走り出した。一方、夢の塔の女神に瓜二つの美少女である草凪和沙は、記念イベントに影路を誘うことになり、誘いへの影路の返答に不穏な気配を感じ取っていた。影路と同じクローンの塚原回路がかつて巻き込まれた殺人冤罪事件を思い出し、和沙は共通の友人たちと共に夢の塔で影路の後を追うことを決意する。
様々なテーマのイベント会場を巡った一行はついに、影路によく似た顔立ちのアバターの少年と同行者を発見する。なりすまし、他人の空似、さまざまな可能性が浮かび上がる中で思いもつかない大事件が発生し、歴史に刻まれた天才少年と天才少女の顔は再び全世界に配信され、台風と共に夢の塔は一夜にして半壊した。
次の登校日、集められた演劇部の面々は部長の検査入院を知らされる。聞き出したその容態から自殺未遂の可能性を導き出した部員たちは、その真実と真意を確かめるため、部長の夢の中に突入する――!
本作品は「ハーメルン」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 23:13:10
188162文字
会話率:50%
先進的なスマートビルの最上階で、異常検知システム「CASSIOPEIA」が不可解な警告を発する。開発責任者の風間律は、その波形が5年前、テロで失った双子の妹が残した最後のデータと一致することに気づく。
同じ頃、建物の各フロアで奇妙な現象が発
生。建築構造自体が過去の記憶を保存しているかのような異常が次々と観測される。律は、建築工学の権威・深山誠司、そして妹の親友である物理学者・浅見遥とともに、その謎に挑む。
やがて彼らは、人類の意識進化を目指すテロ組織「クロスフィールド」の存在と、量子もつれによって時空を超えて繋がる人々の記憶の秘密に迫っていく。その先には、律の予知能力の源流と、姿を消した妹が追い求めていた禁断の真実が待ち受けていた——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:41:26
951文字
会話率:34%
・イラスト:源まめちち
恋愛未経験、純朴でちょっとドジな仙台出身の新米ウエディングプランナー、未来と、予知能力がありプレイボーイな一面を持つ仕事熱心な爽やか系駅員、悠生。
そんな二人と同僚や友人たちが繰り広げる、横浜、鎌倉、仙台など
を舞台に描く遅咲き青春純愛ストーリー。
サブタイトル頭に◇があるお話にはイラスト誌で表紙を飾った源まめちちさんによる美麗イラストを掲載しております。
※基本毎週日曜日更新。
※1話平均1481文字(プロローグ~第31話で計算、2016年2月13日時点)
※小説家になろうが先行ですが、『メクる』『カクヨム』でも掲載中です。
※鉄道路線等は読者さまが実際に舞台となっている地域を旅行しやすいよう、作中当時ではなく公開当時に合わせております。例えば2020年3月15日に投稿したお話であれば、サフィール踊り子号がデビュー、高輪ゲートウェイ駅が開業、新逗子から逗子・葉山などの駅名変更が実施されております。
※この物語はフィクションです。鉄道会社等の事情を詳細に描いている部分がありますが、実在の企業および組織とは無関係です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 23:50:01
466713文字
会話率:41%
次期公爵家当主の兄、隣国王妃の姉、宮廷魔道士の弟、精霊の加護を受けた双子の弟達、妖精のように人を魅了する妹。そんな兄弟姉妹に囲まれたシャロン自身は至って平凡。そんなある日シャロンは魔力欠乏症という難病にかかっていたことが発覚。治すためにはそ
の魔力不足を補う存在が必要なようで――え?相手は王太子殿下!?
※よく他者視点が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
84506文字
会話率:34%
2025年現在の地球において、ギリシャ神話の神々が地球温暖化の阻止や地球政府の樹立に挑むという壮大なテーマです。
主人公 エイレネは、ギリシャ神話の「平和と繁栄の女神」です。神々と協力してこの難題に挑みます。この小説は彼女の成長物語であり、
読者の皆様と一緒に彼女が成長していく過程を追っていくことになります。
主な登場人物 パンドラ。エイレネの友人、パンドラの箱を開けてしまったほど好奇心が旺盛、ギリシャ神話では人類初の女性。この物語では箱を開けたことを後悔して悲しんでいたパンドラをゼウスが憐れんで希望の女神にしたという設定です。
ディアナ。エイレネやパンドラのお姉さんみたいな存在、ディアナは「月の女神」、後世ではダイアナの方が一般的、本人の希望でディアナのままにしています。狩猟と自然と女性の守護神、楽観的で大胆、美しくて野性味がある素敵な女性。
プロメテウス。かれは人類に火を与えた人間想いの協調的で博愛精神にあふれる筋肉質のカッコいい男性。エイレネたちと行動を共にする。
この4人が、万物の創造神であるガイアから2035年までに、地球の温暖化を阻止するようにという使命を授けられる。大変な問題に取り組むために一から勉強を始めます。人間とは何か、地球規模の問題群とは何か、それを理解するための学問や解決するための手法まで、短期間で学びます。
その成果をもとに温暖化だけを防止しようとしても全人類の協力は得られないということに気づき、地球政府の樹立が必要だと決意を固めます。
予知能力のあるガイアが人類の未来を預言した結果、地球政府はもっと早く作らなければならないという緊急事態に直面。思わぬ助っ人が登場し、エイレネたちはこれまでの勉強の成果を生かして一気にクライマックスへ!
果たして、温暖化は阻止できるのか、地球政府は樹立できるのか、一緒に学んで、考えて、挑戦してみてください。
なお、この作品は、ほぼ完全にChatGPTのAIに指示して小説化した作品です。愛一部までは、ChatGPTに依頼した内容を各節ごとに■で書き、ChatGPTが作成した小説は★以降に書いています。指示の内容がAIでどのようにストーリー化されるのか、そのことも読みどころの一つにしています。どうぞ、お楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 09:08:25
68889文字
会話率:45%
美しい母と共に、住み込みの使用人として生活する、みや。
みやは最近、「母娘共々監禁される」夢をよく見ることに悩んでいた。
みやの母は、新華族で占術を得意とする家門の生まれで、みやの見る夢はこれから起こり得る未来である。
今まで悪い夢を
見たときはそれらを変えてきたが、どうにも監禁される夢だけは消えてくれない。
焦るみやは、長年お世話になった町医者の「斑目家」から母娘で逃げようとするのだが――?
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 19:43:37
8965文字
会話率:43%
人魚の末裔である少年ヨランは、予知能力者の姉を持つ。国一番の学園に入学し、将来の足掛けに励む日々を送っていた。ところが、ひょんなことから年上の女生徒ナーナティカと知り合い、交友を持つことに。恋や愛なんて関係ない。ただの気安い仲だと思っていた
。
しかし、姉からそういう仲だと勘違いされ、違うと否定をするも受け入れてもらえない。そうこうしているうちに本当に気になり始め……いや、そんなことはない。認めたくない!
意地を張り目を逸らしても、結局は折れに折れて落ちていく思春期少年のお話。
※)本編『ナーナティカのかんしょう』後のスピンオフ。
恋愛方向に落としてやりたーいという気持ちから出来心でやりました。こちら単品でも読めるように書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 07:07:18
52056文字
会話率:31%
代々天才しか生まれない名門イグニス伯爵家に生まれた伯爵令嬢ジゼルは、ただ一人何の才能もない落ちこぼれだ。しかしイグニス伯爵家には密やかに伝えられる伝承がある。イグニス伯爵家に生まれた何の才もない者は、自分の死を対価に時を戻せる奇跡の力を持
つのだと。
実の父が冤罪で捕まり処刑が決まったジゼルは時を戻ることを決意し、短剣で自分の胸を貫く。
すると目が覚めた時ジゼルは日本という国で赤ん坊になっていた。
(……女神様、これは……)
(……ここで二度目の生を生き、『時戻り』に備えて腕を磨けということですね⁉︎⁉︎)
愕然とするも秒速で把握し、いずれ戻る元の世界で未来を回避するためジゼルはあらゆる知識を取り入れていく。
そして元の世界に戻ったジゼルは、自身の婚約解消や打倒冤罪のためにガンガン功績を打ち立てていくのだが――
「あなたは、一体何を知っている?」
聡明で、冷酷。自分に楯突く人間は容赦無く切り捨てる美貌の第二王子、ディランに目をつけられる。
目をつけたが最後絶対に獲物を逃さない彼から逃げられず、洗いざらい話すと――
「取引をしたい。あなたが支払う対価は俺の婚約者になることだ」
ジゼルの予知能力に目をつけた彼に期間限定の婚約者役を命じられてしまう。
その代わりジゼルの父を陥れた犯人探しの協力をすると言われ覚悟を決めたジゼルは、期間限定でディランに溺愛される婚約者役を演じることになったのだったが――
「今日のあなたは俺だけを見て、俺の声だけを聞いていればいい」
「――……俺は一生、あなたのような人に敵う気がしない」
(……距離が近すぎませんか!?)
鋼メンタルな有能なヒロインと目的のため全てを捨ててきた王子様が惹かれあっていくお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 14:10:00
127574文字
会話率:36%
地球崩壊から時が経ち、新たな異変を察知する人々。
そこで4人の選ばれし青年達は、空島への冒険を経た後、海底での新たな異変に遭遇する。
terra.WORLD 大海の冒険者シリーズ第2作目。
過去視・未来予知能力を持つミラー・マーメイドと共に
、海底の謎を解きに冒険の旅へと再び出かけるが、そこで主人公達は自分達の“何らかの違い”を感じるようになる。
本作は、後最終作に続く前編作品です。
※群像劇
※生と死、血の描写
※魔法、メルヘン、冒険、恋愛描写、タイムトラベル
※メインキャラ特徴:
地球崩壊後に残った孤島に住む主人公(中・高生辺り)とその仲間、悪魔、竜、精霊、死人、人魚
※作品投稿後は、更新通知としてTwitterに通知ツイートします。(@terra_write)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 18:00:00
207772文字
会話率:18%
2045年。人々は平穏な日常を送っていた。
しかし、その裏では、人知れず異変が始まっていたのだ。
突如として不可解な超能力を発現する者が現れる。
テレパシー、念動力、予知能力…それらは、まるで異世界にいるような現象だった。
高校に通う、平凡
な日常を送る|紅《くれない》あかりもまた、その一人だった。
ある日彼女は激しい頭痛に襲われ気を失ってしまう。
目を覚ますと周囲の音が異常に大きく聞こえ、他人の思考が頭の中に流れ込んできた。
混乱するあかりだったが、次第に自分がテレパシー能力を手に入れたことを悟る。
同じ頃、世界各地でも同様の現象が報告されていた。
人々は、突然現れた超能力者たちを恐れ「|没《ぼつ》」と呼び、差別し始めた。
政府は、事態を隠蔽しようと躍起になり、没たちを秘密裏に隔離し始める。
あかりは、同じ能力を持つ少年、|桐谷 翔太《きりたに しょうた》と出会う。
翔太は、念動力を持つ没だった。
二人は政府の陰謀を知り、力を合わせて逃亡することを決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 16:52:18
7359文字
会話率:27%
超能力と超感覚
似ているが微妙に違う。
透視、テレパシー、予知能力、等々
色々な物が上げれれるが、実際に自分に身に付いたとしたならば?
これだけ世間で取り上げられている中
そして、世間に出ていないものも・・・
火のない所に煙は立たない
という言葉
この世の中には本物があるのでは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 10:55:35
14229文字
会話率:31%
異星からのスペースデブリ群が太平洋に墜落して二十年。かつて東京メトロと呼ばれた地下トンネル網は水没し、巨大化したブラッドワームの巣窟となった。
荒廃した東京の地下を、金属牙を持つミミズの怪物が高速で泳ぎ回り、夜になると生き餌を求めて地上
に這い出す。
討伐は、超常感覚を持つ少女たちと、彼女たちを支える各々の戦闘ユニットに託された。
“セブンス・センサーズ”
X染色体の突然変異によって網膜に第四の錐体細胞を持つなど鋭敏に発達した五感に加え、ミサイルに使われる加速度計とジャイロセンサーなみに発達した三半規管が、絶対空間把握という第六感をもたらす。
そして、短期記憶の欠如と正確無比な体内時計が感覚情報を統合し、位相感応と差分解析に基づく予知能力かと見紛う“第七感”を生んだ。
だが、能力の代償は大きい。
感覚情報の洪水と、“忘れられない”苦しみが少女たちを蝕む。その特殊能力や生存方法が発見される以前は、乳児のうちに衰弱死する運命にあった。
セブンス・センサーズと診断された胎児は、生後すぐに隔離され、その後の人生のほとんどを、一切の感覚を遮断する人造羊水で満たされたアイソレーション・タンクの中で過ごす。
彼女たちはタンクの中の暗闇を浮遊しながら、その脳はインターネットに接続され夢を見る。ネットワークの中に構築されたセブンス・センサーズが創り上げた共同幻想(メタバース)だ。
少女たちはエルフのアバターに転移し、静謐な森の中の村で、従順なドワーフたちにかしずかれ、満ち足りた共同生活を送る。
平和なファンタジー世界の仮りそめの日常が、現実世界でのブラッドワームとの苛酷な戦闘の記憶を癒やし、正気を保たせるのだった。
だが、“ファンタジア”を不穏な影が覆い、セブンス・センサーズたちが次々と夢(ダイブ)から醒めなくなる事態が発生した。
かつて半蔵門線と呼ばれた地下トンネルを活動エリアとする“七菜子”ユニットの戦闘員である“私”は、現実世界に戻れなくなった七菜子をブラッドワームとの闘いに復帰させるため、ドワーフのアバターに転移し、ファンタジアに潜入した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 19:36:25
29179文字
会話率:25%
【PR】
旧校舎には、制服を着た座敷わらしがいる。夕暮れ時に、僕を呼ぶ声がした。
【あらすじ】
--クラスメイトの松野瑞夏(まつのみずか)が、お前のことをよく見ているようだ。
小野寺孝慈(おのでらこうじ)が耳打ちした言葉は、加澤結人(かざわ
ゆいと)の心を動揺させるには、十分だった。
落ち着かない心のまま放課後に寄った書店で、結人は不思議な力を持つ少女に導かれ、いつの間にか松野を交通事故から助けていた。
自分を歌扇野高校に住み着く座敷わらしだと名乗った旧制服の少女、和歌子。
そして親しくなったクラスの人気者、孝慈。
和歌子の予知能力「未来写真」を使い、四人は、今まさに不幸になろうとしている町の人々を救う人助けを始める。
やがて学校の関係者全員に降りかかる大きな不幸を防ぐために。
人助けはやがて、結人と孝慈、そして瑞夏、それぞれの隠された過去に繋がって――。
幸運をつかさどる少女に振り回されつつも明らかになっていく、「あの夏」の真実とは?
高校生の未熟さ、不器用さを自覚しながらも、全力で光を求めて駆け巡る、青春ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 17:59:28
6013文字
会話率:20%
ケンタロウは予知能力を持つ馬券師(?)
異能力を持つ馬券師とのバトル、人間模様を描く。
最終更新:2024-05-26 21:25:51
77381文字
会話率:46%
オレの名前はアイビー・マリーゴールド。
アンモビウム王国専属の魔術師だ。
そして、「完全なる予言者」の一人。我、全てを知るものなり。
やれやれ、こんなところまで来るなんてキミも物好きだな?
こちらは「ポインセチア・ノート」の外伝
。
運命と予知能力に翻弄されていく中で、若かりし頃のオレは何を決断するのか?
青年よ「結」を知れ。
本編では描かれない秘密や本編では描かれない伏線もあるらしいから精々楽しんでくれ。
ウィンガス暦226年12月31日
アイビー・マリーゴールドより。
*
こちらの小説は月一投稿です。
次回の投稿は2/20です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 01:00:12
8449文字
会話率:27%
自室で本を読んでいた【月瀬 かなで】は、瞬き一つした時には、何故か鬱蒼とした森の中、“異世界”に放り出されていた。
そんな中、森の中で出会った、辛い過去を持ちながらも、剣聖を志し、世界の変革を目標とする少女【イル・エヴァレット】と
共に、カナデは生まれながらに保有する、己の〔 異能力 〕を駆使し、異世界を奔走する事となる。
これは、ある理由により、異能力を扱う事ができる主人公が、異世界転移の理由を探る為、陰謀に巻き込まれた仲間を救う為、世界の安寧秩序の為。そして、過去の贖罪の為に。
彼の異能は未来を視る
過去と現在と未来が交差する異世界物語
【 呪縛の楔は運命を嘲笑う 】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:56:07
82492文字
会話率:35%