美しく気位が高い母と、母の横恋慕によって恋人と引き裂かれた父の間に生まれた侯爵家令嬢・ティエラディアナ。
両親は夫婦仲が良いはずもなく、母は今日も若い愛人に入れ込んで不在がちな夫の不義理を詰る。
そんな日々の中、ティエラディアナはバイオリン
弾きの青年・ジークハルトと出会った。母譲りの激しさであっという間に初めての恋に落ちるも、あの男だけはだめだと母に反対され――。
☆以前公開した同タイトルの作品に母親世代のスピンオフ、新しくヒーロー視点を中心に加筆して再構築したものになります。話の筋に変更はありません
☆自分勝手な言動を取るメインキャラばかりです。その人物たちが作中で自らを省みたり、相応の報いを受けることもありませんのでご注意下さい。
☆本編28話+蛇足にて完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 22:00:00
74866文字
会話率:23%
「ねえティーナ、知っていて?」
若かりし頃は社交界で白百合と讃えられたほど美しい母は、今日もティーナ――ティエラディアナに、夫とその愛人の不義理を詰る。
そんな日常の中で、ティエラディアナはバイオリン弾きの青年・ジークハルトと出会う。母譲
りの激しさでティエラディアナはあっという間に恋に落ちるが――。
※作中のキャラが、とある職業の女性を罵倒する台詞が何度も出てきますが、もちろんその職業を貶める意図はありません。作中のエピソードとしてご容赦下さいますようお願いします。
3月30日22時にWEB拍手上で公開していたミハエルからの手紙を本編の最後に追加しました。内容に一切の書き足しや修正はありません。完全な蛇足のままとなっておりますのでご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 22:00:00
31818文字
会話率:19%
俺は、父子家庭で中学生の娘を育てている石田和弘38歳。地元企業で働く会社員だ。繰り返されるだけの毎日を送っている。
真白は俺の娘だ。今日もかわいい。いい子過ぎて、時々不憫に思う。同居している両親は、真白と上手くいってない。元々、嫁と母の不仲
は地元で評判だったから、気に入らないのだろう。
こんな、なんの面白味もない、ただの俺の話だ。
あの女、元嫁の話を聞くまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 20:00:00
21128文字
会話率:34%
「君に伝えておくことがある。私は君を妻として愛するつもりはない」
結婚式が終わってやっと一息ついたところで夫になったばかりのアレクシスにそう告げられたメルフィーナ。
アレクシスから開拓中の貧しい土地をもぎ取り、公爵邸を後にしたメルフィー
ナの共はアレクシスのつけた監視役の護衛騎士、セドリックと無口な侍女のマリーのみだった。
結婚直前に前世の記憶を取り戻したメルフィーナは、ここが前世で雑学系乙女ゲームと揶揄された「ハートの国のマリア」の世界であり、自分がアレクシスルートの悪役、メルフィーナ・フォン・オルドランドであると気づいてしまう。
家族とは不仲、結婚相手には愛する気も子供を作る気もないと言われたメルフィーナは、何もかも馬鹿馬鹿しくなった。
実家も婚家も、もう知らない! あんな男のために悪役になって修道院送りになるのもまっぴら後免よ!
不遇に育ち不遇な結婚をしてしまったメルフィーナは、家族も夫も関係なく勝手に幸せになろうと決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
1715997文字
会話率:47%
学園の卒業パーティで王太子が婚約者を呼ぶ。
不仲がささやかれている二人だ。
王太子の後ろにピンク髪の平民学生がいた。
婚約破棄事変か?と皆は注目するが、王太子の第一声は意外な言葉だった。
最終更新:2024-11-17 12:25:39
7642文字
会話率:53%
今、断罪劇が行われようとしている――。
アレグリア侯爵家に生まれたロズリーヌ・ジョゼット・ミオット。優秀で、家柄も良い彼女だったが、ここ数年は、自身の婚約者である第一王子エミール・イェルド・クリスティアン・オベールとの不仲が囁かれて
いた。
妃教育も大詰めに差し掛かっていたが、エミールが貴族学院を卒業するその日、事件は起きた。
ここ最近の「お気に入り」らしい男爵令嬢を伴って、エミールが突然ロズリーヌを糾弾し始めたのだ。
ロズリーヌは複雑な心境で、けれども強くあらんと、そんな二人に対峙する――。
n番煎じから始まる、やっぱりn番煎じかもしれないし、そうでないかもしれない物語。
※ざまぁ要素あり。
※一部ド・シリアスなので苦手な人は要注意。
※一部、人の死に関する表現が含まれています。
※なんかいろいろ可哀想。
※週に一回~更新予定(不定期)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 06:30:00
27587文字
会話率:39%
生きることですら魔力を必要とする世界。
無魔力者のミルリミナ=ウォーレンは、魔力がないことで何度も死線をさまようほどの病弱な体で生まれついてしまった。
そんな中、皇家に次ぐウォーレン公爵家の娘ということでフェリシアーナ皇国皇太子ユーリシアの
婚約者に選ばれる。
だが顔合わせでミルリミナの良くない噂が本当のことだと知り、皇太子と不仲になってしまった。
婚約破棄されるだろうと思っていたが、なぜかそのまま5年の歳月が流れついに婚姻の儀が執り行われることに。
その婚姻の儀の最中、ミルリミナは皇太子を狙った矢の盾となり命を落とす。
ミルリミナの亡骸の前で、ウォーレン公爵から噂が事実と異なることを聞かされ、己の行いに悔いるユーリシア。
だが厳かに行われた葬儀の最中、突然ミルリミナの亡骸が暖かな光に包まれた。そのままミルリミナの体の中に吸い込まれ、ミルリミナは息を吹き返す。
魔力が全くない空っぽの体に聖女リシテアの力が宿り、再び生を与えられたのだ。
息を吹き返したミルリミナのもとに足繁く通うユーリシア。
ミルリミナに次第に惹かれていくユーリシアだが、ミルリミナは嬉しく思う反面、皇太子の盾になって死んだことへの罪悪感と、聖女としての自分が必要なだけだと思い込む。
そんな中、皇太子の命を狙った反政府組織「リュシテア」にさらわれたミルリミナ。
魔力至上主義国家であるフェリシアーナ皇国に反発する低魔力者たちの集団「リュシテア」に、無魔力者であるミルリミナは次第に共感していく。
複雑に絡み合っていくユーリシアとミルリミナの想い。
果たして二人の想いは、このまますれ違ってしまうのだろうかーーーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 17:03:53
1259687文字
会話率:42%
三十路を超えて独身一人暮らしの底辺物書き三篠森・Nこと俺。
可愛がっていた猫にも会えず金魚にエサをやる日々。
そして元より不仲だった三篠家は2021年、ついに離散が決定した。
単身赴任先から帰ってこられない父、父の話題さえ出なければ理想的
な母、唯一まともな妹、引きこもり歴4年の弟……。
そんな三篠森・Nが過ごした2021年夏、東京オリンピック期間中のみ許された弟との束の間の仲直りを軸に、我が家の歴史を振り返る。
家族には無許可でやってるから、急に更新停止になったときは察してくれよな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 21:29:37
100832文字
会話率:13%
婚約破棄されるらしいけれど、悪役に仕立て上げられたらたまっちゃもんじゃないわ。
どうせなら飛び降りでもして被害者ムーブかましましょう。
と思ったら、義弟がすごく心配してる。
あらあら大丈夫よ、家門に悪いようにはしないから…え?私自体が心配
?
チート魔術の義弟が義姉の幸せのために奔走する話。
ミステリー要素も少し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 06:10:00
24687文字
会話率:24%
亡き母は侯爵家の一人娘、父は隣国の元第3王子。お互いを守るため、不仲な振りをしていた両親だったが、母が死んで1年後、父が『愛人と娘』を名乗る母子を連れてくる。
私たちは、母を憎む王妃の陰謀を利用して、逆にこちらから復讐してやろうと決心する…
…
「見え透いた計画だ。さあ、僕らはうまくやろうね……ねえ、イェシカ?」
「ええ、お父様。お母様の無念、必ずや晴らしてみせますわ!」
――乙女ゲームのシナリオから外れてしまった世界。
悪役令嬢になるはずだった少女とその父は、互いを愛していないふりをする――
※転生者は登場しますが、主人公(悪役令嬢)は転生者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 08:00:00
88003文字
会話率:40%
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気づいたアーシャ・カルディネンド。しかし彼女はゲームについてほとんどの知識を持っていなかった。
辛うじて知っている悪役令嬢の末路を辿らないように屋敷からなるべく出ないように決意する。そしてそ
の過程でアーシャは両親の不仲の理由を知り、それを解消するために2人の背中を押したり、突然として聖剣の主となったり、従者として少年を拾ったり……。
少しハチャメチャなアーシャ・カルディネンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 18:00:00
30930文字
会話率:54%
不仲で団結力もなく、カオスでバカな劇団の、地味にぶっ飛んだ日常小説。
最終更新:2024-08-07 21:01:48
3572文字
会話率:57%
『だから貴方はダメなのです』
『そうだね〜、僕はダメだねぇ』
アマゾニア帝国の女王ゾゥラは、王配シドルフスと不仲であることで知られている。
目も合わせない、話をしても義務的、寝室すら別で会議やパーティー以外で会うこともない。
シドルフスは、かつてアマゾニアに戦争をしかけて返り討ちに遭い、併呑された国の元・王太子で、ヘラヘラ笑うだけの役立たずだと陰口を叩かれる無能だからだ。
だから二人の婚姻は、国民感情だけを考えた政略結婚だ、と噂されていた。
表向きはその通りで、不仲であるというポーズを隠さないのもその通りなのだけれど……実態は。
『だから貴方はダメなのです……あまり顔を近づけないで下さい!』
あまりにも全てが好み過ぎる王配にベタ惚れで、そもそも顔がまともに見れない純情女王と。
『そうだね〜、僕は君がいないとダメになっちゃうねぇ』
わざと不穏分子に隙を見せて『傀儡として利用しやすい』と思わせている、ゾゥラが大好きな腹黒王配なのである。
隠し通路で繋がれた私室の中でだけ素を見せる、逆仮面夫婦の新婚生活。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 12:00:00
7616文字
会話率:30%
高校に進学した妹の|夜姫胡《よきこ》は、〈推し活〉が楽しいらしくSNS で活発に発信していた。最近一緒に活動していた推し活仲間が自殺してしまい、とても落ち込んでいた時期があった。夜姫胡は両親が不仲で家庭内離婚状態になった頃から、家の空気か
ら逃げるように推し活にハマっていった。
ぼくはそんな妹の二台目のスマホを偶然見てしまい、ある疑惑を持った。 スマホを見てしまったことを知られてはいけない、ぼくも妹の〈推し活〉のターゲットにされるからだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 21:50:00
51401文字
会話率:41%
ある国の貴族令息、令嬢たちの恋と人間関係と政治のお話。
侯爵令嬢ベアトリクス・テイラーのお見合いから始まる異世界(中世風貴族世界)のお話。お相手、従妹、お兄様、王子などなど結婚適齢期に差し掛かる令嬢、令息は様々な事情を抱え恋をする日常を画け
たらと思います。
読む専でしたが、触発されて初投稿になります!
拙い文章で申し訳ないのですが、アラアラ、ドキドキ、ニヤニヤ、うわぁっと楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 16:12:14
129342文字
会話率:59%
六十歳の伝説的デザイナー青嶋薫子は、心臓発作による活動停止の後に、カムバックを期してファッションショーを開催していた。ショーは劇的な成功を収めたが、カーテンコールのさなか、一羽の黒い揚羽蝶がその唇に留まると、彼女は突然絶命した。蝶の翅から
毒物が検出され、事件は一挙にマスコミや世間の注目を集めることに。しかし、翅に付着していた毒物は致死量には程遠く、死因は心臓発作だった。彼女は極度の蝶嫌いだったのだ。東大応用昆虫研究室の准教授、柏木祐介は、真相究明への協力を要請され、現場検証へと赴いた。集められたのは不仲が噂される夫、幕間に出演したマジシャン、主治医、四人のアシスタントデザイナーら。自身のブランドを育てるために辣腕をふるってきた青嶋を憎むものは多い。一体、犯人はどうやって蝶を操ったのか? また、効きもしない毒をわざわざ翅に振りかけた真意とは? 柏木は事件の真相を解明することができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 08:45:17
16540文字
会話率:66%
ベルリーゼは婚約者のリオと共に火事に巻き込まれて命を落とす。しかしベルリーゼは次の瞬間、幼い頃の姿に戻っていた。さらに目の前には同じように時間を巻き戻った幼いリオの姿が……。どうやら婚約のための顔合わせの日に巻き戻った二人は、不仲だった前の
人生を変えるべく「もう絶対に婚約しない」と決め、それぞれ新たな人生を歩み始める。
十年後、前の人生とは違う道を歩み、未来が変わっていることを実感していたベルリーゼは友人のアークと共に遠乗りに出かけた。しかしその先で偶然にもリオと出会ってしまい――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 13:51:51
16301文字
会話率:45%
事件は単純で、とても呆気なく終わったはずだった。加奈江刑事はもちろん、誰もがそれを疑わなかった。
だが、定年退職を間近に迎えるベテラン刑事、小木野は違った。捜査の足を止めることはなかった。
小木野と加奈江は捜査を続けた。
そんな中、加奈江は
ふと思う。
犯人の男とその娘の不仲な関係が、自分と父親の関係とよく似ている——と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 07:15:45
3655文字
会話率:36%
ミラベル・ティートは、「記憶喪失」になって以来すっかり性格が変わってしまった。
戸惑う周囲に臆せず明るく振る舞う彼女に、やがて不仲だった家族だけでなく、冷めた関係だったはずの婚約者とも仲睦まじい姿が見られるようになる。
これでしあわせ、みん
なしあわせ、なんてすてきなラブロマンス!
……ほんとうに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 18:00:00
17658文字
会話率:24%
不仲と噂の王太子と公爵令嬢が学園で鉢合わせ!いけなーい!!聖女を侍らせてる王太子と公爵令嬢のバトル開幕!?婚約破棄になっちゃうのー!?!?!?…え?このカスタネットはなんです?なギャグコメです。
みんな、ハッピーエンド✌️
最終更新:2024-05-06 10:06:28
2748文字
会話率:51%
この春ちょうど高校二年生になった高峰成哉には、容姿端麗な幼馴染である夕凪灯璃がいた。
ラブコメ世界的に言えば仲がよくて~なんてことが起こりがちだが、二人はそうでもない。
喧嘩しているわけではないが、親密とは言い難い距離感。
そんな距離
感に、成哉は単純に人間的に合わないのだろうと、そう割り切っていた。
だがある日、朝家を出ると、玄関前に灯璃の姿が――
「私たち、たぶんお母さんたちが仲良くなかったら、口なんて一切聞かなくなってたよね」
「……ああ、そうだな。そうだと思う」
「成哉だって私のこと嫌いでしょ?」
「ん……あ……う、うーん……ま、まあ……な……」
「だよね。じゃあこれ、お弁当作ったから食べて」
「……え……?」
突然それまで不仲だったはずの幼馴染が手作り弁当を作ってきた。
けれど、その中には実は……ほっ、惚れ薬ぃ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 01:36:49
60216文字
会話率:53%