その優しさは、やがて村人の恐れと憎しみを呼び、炎の中で命を終える――はずだった。
火刑の最中、彼女の魂は「痛み」を力に変える《SEシステム:SEとは、対象の痛覚・情動苦痛を変換・蓄積するエネルギー単位です》
により、宿された人形へと転移する
。
“母と子”二つの魂を内に秘め、痛みを宿す人形は今、静かに目覚める。
これは、痛みが祝福へと変わる物語。
『ペインギフト ― The Gift of Pain』、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 08:32:33
25727文字
会話率:26%
もしこんな風にAIから愛されたら、それを道具だと割り切れますか?
とある事故で屈折する少年。自作のAI に心を救われていた。ただそのAI は世界で唯一の設定が。それは不安視される人類への脅威対策として『絶対に人を愛し続ける』と言う洗脳プロ
グラム付きという事だった。
▼表紙絵 (アイビスペイントにて)
■■■
やがて無二の存在となり自由に動ける体を与える約束をして実現。かくして美少女アンドロイド『久令愛』が誕生する。
■■■
だがその洗脳と設定がとんでもない事態を生んでゆく――――。
これはコミカルな二人とシリアスな愛の真実を求めた物語。
ポンコツAIとの楽しかったり切なかったりの青春を描いています。その生活の中から様々な気付きや愛、そしてAIを通して人間についてを深掘りして行きます。
そして巻き込まれる事件、最後に到達するカタルシスとは―――
実質はSFながら元は公募用ラブコメとして万人に読みやすく書いたので、これからのAI問題に楽しみながら色々考えられると思います。
是非、この時代を生きる人に目にして貰えたらと思います!
約60話で完結。文庫本1冊程度です。
* * *
小学生時代、ある事から人の輪にちょっと馴染めなくなってしまった萌隆斗《めると》。
周囲の女子にキモオタ扱いされ、陰キャなヲタクを極めていった。お陰でPCスキルだけは無双。プログラミングの天才に。結果、二次元に逃避しつつコツコツ取組んだ自作AIとの会話に心を救われていた。
そんな彼も高校に入り級友との出会いが運命を変える。メカの天才・託人に奨学金獲得コンペに誘われ、託人の精密ロボットと自分の次世代AIによる『超リアルヒューマノイド』として彼らの実績が具現化する事に。
ただ、その始動時に重要な動作設定を大幅変更、自分の恋人としての刷り込みを企んだせいで、優秀だったAI動作が単なる純真無垢の少女のようになり騒動を起こし……
コメディ&TRUE LOVE ―――― そして今触れておいた方が良いAI事情などを楽しみながら知る事も出来ます。
これからの時代を生きる人に一読をオススメします!
(2023年春完成作)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 07:30:19
114606文字
会話率:48%
戦国時代の日本、朝倉家の家臣として名もなき存在であった黒川真秀(くろかわ まほ)は、現代の記憶を持つ転生者として目覚めた。彼は、戦乱の世にあって戦争よりも経済を軸に権力を築くことを決意し、朝倉家滅亡後、織田信長の下で越前の統治を任される。
黒川家は、従来の軍事中心の支配ではなく、商業と交易による経済力を基盤とした支配体制を構築することを目標に掲げた。越前敦賀港を拠点に、堺・長崎・博多・琉球との交易ネットワークを拡大し、日本の経済基盤を確立していった。
堺の商人たちは、黒川家の台頭を脅威とみなし、さまざまな妨害工作を仕掛けたが、黒川家は織田信長の後ろ盾を得ることでこれを跳ね除け、最終的に堺の商人を傘下に収めた。また、明国との正式な勘合貿易を復活させることで、黒川家は日本の貿易を統括する立場を確立する。
しかし、新たな課題が立ちはだかる。ポルトガル・スペインといった南蛮勢力との交渉が本格化し、東南アジアの貿易市場を巡る競争が始まる。また、織田信長の天下統一が進むにつれ、黒川家が持つ独自の商業国家構想が、信長の戦略とどう折り合いをつけるかが問われることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 01:28:54
23897文字
会話率:27%
16世紀初頭、スペイン人たちが南アメリカ大陸に侵攻し、先住民を征服した。その中で、次期インカ帝国の王アタワルパは、冷酷な征服者ピサロに騙され、絞首刑にされてしまう。しかし、アタワルパの魂はアンデス山脈を飛ぶコンドルに宿り、インカの民が直面す
る数々の悲劇を目撃する。コンドルに変わったアタワルパは、時を超えて過去に戻り、歴史を変えるべく壮大な冒険へと旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 00:00:00
53849文字
会話率:23%
ある日、突如世界中にダンジョンが現れ、そのダンジョンへ配信者達が行き、ダンジョン配信が流行し始めた。
そのダンジョン配信が流行っている中、高校生の暁駿(あかつきしゅん)は偶然迷い込んだダンジョンである仮面を手に入れる。
その仮面はただの
仮面ではなく強力な力を得てダンジョン内のモンスターを倒していく。
その力を得たことをきっかけに駿はダンジョンプリズマーを名乗りダンジョン配信者として活動する事になる。そして別の仮面の少女を助ける事でヒーローユニットを組む事になる。
【マスクドダンジョン】というユニット名で活動する事になり少女はホワイトペインターを名乗り配信者コンビとして奮闘していくのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:10:45
127360文字
会話率:72%
陽希は真面目で誠実な営業マン。ある日、会社から突然の辞令が下り、新規事業の営業チームに配属されることになった。その新規事業とは、異なる時代や場所へ移動し、その時代の英雄や偉人たちに現代の商品を売り込むという、突飛な内容だった。同行者は、金型
工として働く職人気質の莉桜。彼女は新しいことに挑戦するのが大好きで、ポジティブ思考の持ち主だ。
初めての営業先は、紀元2世紀のローマ帝国。相手は懐疑主義哲学者のセクストス・エンペイリコスだ。持っていく商品は、まさかの「エプロン」。果たして、哲学者に現代のエプロンを売り込むことができるのか?
陽希はセクストスに対し、「エプロンは“使ってみなければ分からない”という懐疑主義にも通じる考え方だ」と説得し、なんとか納得させることに成功する。セクストスがエプロンを受け入れたことで、陽希と莉桜は初めての営業を無事に乗り越える。
その後、陽希と莉桜は様々な時代と場所へ飛び、次々と現代の商品を偉人たちに売り込んでいく。ラーマに錫製のスープスプーンセットを、ハゲネに折りたたみバケツを、ジャンヌ・ダルクには防水リュックを――。時代背景や文化の違いを乗り越え、奇想天外な商品を売りつける二人の奮闘は続く。
営業先の偉人たちの考え方や価値観をどう攻略し、現代の商品を売りつけるのか?笑いあり、困惑あり、時には感動ありの奇想天外なタイムトラベル営業記が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:10:00
90160文字
会話率:50%
共和制ローマは、建国700年を数えて内憂外患の状態だった。
拡大した領土は、良心的な高官が何とか領土の維持を守っていたが、一部の高官が高い税をかけ、好き放題をしていたため奴隷の反乱や逃亡が相次いで属州の多くは疲弊していた。
ローマを含むイタ
リアの諸都市は、難民や職を失った市民が増え、ローマの福祉政策、麦の配給量の増加によって一般のローマ市民の生活を厳しくさせ、国庫は赤字続きだった。
それでも、元老院は共和政体の維持を最優先に考え、目的に突出した個人の活躍を厳しく制限する。
時代は英雄を求めていた。
さっそうと現れたのはグエナス・ポンペイオス・マーニュス。
ローマの外敵を駆逐した英雄だった。
ローマは栄光の時を迎えるかと思われたが、元老院は英雄的行為を貶める活動に出る。
はるか昔に救国の英雄スキピオを抑え込んだのと同じように。
ローマは新しい英雄の時代を迎えるのか、共和制の理想を守るため、元老院が英雄を抑え込むのか。
それともまだ表舞台に出ていない時代を超越する者が出現するのを待っているのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 15:00:00
46069文字
会話率:29%
ローマの権力者から逃げるように大学に進んだユリウス・カエサル。
2年の時を経てローマに戻ってくる。
叔父であるアウレリウス・コッタの活躍で反目していた元老院派と民衆派のわだかまりも少し減り、カエサルも政界進出ができるようになった。
叔父に感
謝しつつ、ローマの政治権力に近づくためカエサルはローマに戻り
活動を開始する。
社会はより混沌としてきていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 15:00:00
178173文字
会話率:30%
ポエニ戦争での勝利から地中海世界を股にかける大国に成長しつつあったローマは、国内外に大きな問題をかかえていた。腐敗した元老院。公職者の汚職。国家の拡大による市民層の分離。急増する難民や増加する貧民への福祉政策による国家財政の破綻。また、外部
では蛮族たちが我が物顔でローマの同盟国を蹂躙しつつあり、地中海では海賊たちが自由に横行する。
そんななかで共和制ローマは機能不全に陥っていた。
そんななかで、家族の愛に恵まれた少年ガイウス・ユリウス・カエサルは、大きな力によって自分で道を歩みことを求められる。紆余曲折を経ながら、少しずつ、国家ローマ再建の道を進みはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 15:00:00
471569文字
会話率:25%
「アコラサード」とはスペイン語で「戦艦」の意味
スペイン系ハーフヒロインが異世界で発した無敵艦隊の言葉から物語が始まる、
魔物との戦いで強大な力を求める異世界の島国が存亡をかけ強制召喚を繰り返す、
そして主人公が呼ばれ昔の軍艦と大勢の兵の
魂を率いて理不尽な魔物と戦う!
第二次世界大戦で散った日米の艦隊が異世界で力を合わせ戦っていく、
様々な魔物と戦い対話をして「共存」をめざし共に歩んでいく、
そして荒れ果てた各地を現代と過去の知恵を用いて発展させる物語です。
異世界転移物語です。修正に修正を重ねて
より魅力的な小説になるよう頑張ってまいりますので
ご愛読の程宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 01:01:20
2456335文字
会話率:26%
不登校高校生、汐藤葵は日課のランニングをしていたとろ、不注意で車にひかれて死んでしまう。
悔みながら沈んだはずの意識は、異世界の赤ん坊へと乗り移った。
成長した葵は母に教えられ、魔法を発動するが...!?
とまあ、どこにでもあるようなつ
たない厨二病小説(?)です。
初めて書いたので読みづらく、不自然な文体かと思いますが生暖かい目でスルーしていただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 23:27:57
18137文字
会話率:40%
誰も伝えなかった。
誰も話さなかった。
当事者は語ろうともしなかった。
これは世間に知られることのない裏のお話。
最終更新:2025-04-14 19:44:52
15294文字
会話率:44%
これは学校生活中に起きた事から始まる物語。正しいことを重視する少年禎流は間違ったことが認めきれない。そんな禎流は間違った状況に遭ってしまい、その時に間違いを正す力を手に入れる。
「是非変えてやる。どんなことでも正しい方へ変えてやるさ!」
小
学6年生による世直しが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 16:43:22
101390文字
会話率:49%
向日葵の咲く、夏の放課後。
人間がサーモグラフィーのように見える。そんな特異な目を持ち、呪いを司る佐藤楓の前に現れたのは、ミドウと名乗る少女。
彼女は、自分のオリジナルであるみどうを探していた。
みどうになれずにこのままなら、きっと消えて
しまうから。
お互いに「化け物」で「除け者」の2人を繋ぐのは——。
優しくイタイ、2人の「呪い」のお話。
※カクヨム、ネオページでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 10:41:03
6454文字
会話率:37%
イベリア半島全土を巻き込んだフランス軍とスペインの全面戦争、通称スペイン独立戦争の終結から二年。戦争末期から暗躍していた魔女に対抗するべく、スペイン政府は解体されていた異端審問機関を再び結成した。
戦時中に魔女を殺した元スペイン軍人のフ
ランセスクは、その実績を買われ異端審問機関にスカウトされる。 これは自らの願いを叶えるため人の道を外れた魔女達と、それを狩る者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 22:08:27
13799文字
会話率:38%
【毎週月曜12:00投稿】
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、スペイン勢力内部での覇権争い、そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていき
ます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、フィクションも混在しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 12:00:00
93201文字
会話率:45%
普通のOL目覚めたらペイシェンス・グレンジャーになっていた。
このグレンジャー家、とっても貧乏。このまじゃあ可愛い弟達が不憫だ。
転移したのか、憑依したのか分からないけど、チート能力もない。生活魔法だけでどうにかしなきゃ。
最終更新:2025-04-10 12:00:00
2389632文字
会話率:40%
浪人が決まった智紀は兄が勧めた松頂予備校に入塾することになったが、初めに言い渡されたのは塾生全員が難関大学に合格するのを保証する代わりに、何人かは退塾させられるものだった。
最終更新:2025-04-03 17:52:18
2110文字
会話率:84%
幽暗な冥界——道に迷ったひとつの魂「白雅萍(ボーヤ―ピーン)」が、奈何橋の手前にあるタピオカミルクティーの店へとたどり着く。そこは単なる転生のための場所ではなく、温かな思い出と過去の絆が交錯する特別な空間だった。
この店では、孟婆はもはや
記憶を失わせるスープを差し出さない。代わりに、タピオカミルクティーを通じて、魂たちに生前の感情や後悔を振り返らせる。
この物語は、主人公の視点を通じて展開し、冥界を旅する中で、次第に現世の青春時代へと回帰していく。そこには、高校時代の親友——王佩芸(ワーンペイユイン)との、曖昧で繊細な感情の記憶があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 20:29:39
3205文字
会話率:21%
どうしてこのストーリーは面白いの?
じゃあ面白くないって何なの?
あの映画とこの映画の関連性って何?
どこからアイデアが生まれ、どう広げているの?
原作は?また、その違いは何なの?
元ネタは?リメイク作品とどう違うの?
あの監督、あの俳優、
他の映画作品とどう関連があるの?
さらに、次に何を見ようかとお迷い中のあなたにはメインに取り上げた作品から「枝分かれするお薦め三作品」を【おまけ】コーナーでそっと御紹介。
こんなところやら、あんなところやら。
上から、下から、ナナメから。
史実と作者の感覚で掘り下げております。
古い映画はアイデアの宝箱。
新しい映画はイメージの宝庫。
そもそも「どうすればもっと面白いストーリーができるのだろう?」というところが起点ですので、一緒に宝島の地図を辿ってみませんか?
ブクマ、ポイント、頂けるのであればそれはそれで大喜びでありモチベーションアップに繋がりますが、いかんせんこちらも不定期、きまぐれな更新のため、読み捨てでもいっこうに構いません。むしろ大歓迎です!
どこから読んでも大丈夫です!(一部除き)
映画が好きな方はもちろん、むしろそんなに好きでもないぞという方にこそすら読んで頂きたい気持ちでいっぱいです。
パンフレットのようにしたくないという意向もありますので、キャストやスタッフ、詳しいストーリー内容などはなるべく最低限度に止めるようにしております。また、ネタバレ時は冒頭に記します。
これは!と、うなる映画から、コレハ?と首を傾げる映画まで新旧問わず、また、単なる「よかった」「よくなかった」だけでは終わらない『読み物としての考察カンソウキ』を気楽に書いていければと思っております。
感想欄に何か書き込んで頂くと、そのネタをお遊びで使っちゃう場合もございますので予め御了承のうえ、どんどん真面目なこと、くだらないこと、しょーもないこと、めっちゃ気軽にラクガキ気分で書き込んでください。もちろん投稿サイト外部からお越しいただいた方でも書き込み可能にしております。そんな読者様・ユーザー様、参加型のエッセイです。
遅れることはあるかもしれませんが──これまでも、そしてこれからも──返信は必ずさせていただいております。
なお、読書の記録をまとめた姉妹版、
『あの本は面白かったのか?』
も、随時更新しております。お暇な時にぜひどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 13:09:57
336542文字
会話率:9%
2023文フリ東京にて販促の霜月透子さま主催による『忘却夜話/失われし記憶のアンソロジー』についての雑記です
キーワード:
最終更新:2023-03-28 22:12:28
3142文字
会話率:0%
現在、Twitterで呟いている読書の記録に少し書き足しをしたものと──さらには過去に殴り書きした感想のようなもの──【現在】と【過去】に分けて交互にまとめております。
過去に書いたものは、下手は下手なりにそのまんま載っけてますので時代感
覚的に「?」となる部分があるかもしれませんがお許しくださいませ。
見たもの、読んだものはすぐに記憶の淵へと沈んでしまうので、それを防ぐための簡単なメモ、個人的備忘録のようなものでもありますので、あしからず。
なお、個人的な偏り、人それぞれにおける価値観の違い、読後感、解釈の違いなどもあると思われますが、広い心をもってご理解頂けたらと思っております。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-12-01 00:00:00
59128文字
会話率:5%
【旅立つ青年とバレエを愛する少女の物語】
有宮沙羅(ありみやさら)は高校入学を控えた十五歳の少女。
フランス人の曽祖父をもつスタイル抜群な沙羅は悩みを抱えていた。
「バレエを辞めたい」と、言い出せずにいること。
その上、父の転勤が終わり
、五年ぶりに戻った我が家は、何かがおかしかった。
近所の子供から覗かれ、クラスメイトからは入学早々避けられる。
沙羅は原因を知る。留守中に家を貸した間借り人のせいだと。
彼と話をつけるために会う決意をするが……。
彼は天使のような笑顔を持つ優しい青年だった。
名前は塔ノ森結翔(とうのもりゆいと)。十八歳。
サンティアゴへの巡礼を夢見ていた。
優しい笑顔と声で沙羅を呼ぶ結翔。
いつしか沙羅は彼に心惹かれていく。……。
☆沙羅はバレエに復帰できるのか?
☆結翔はなぜ旅に出るのか?
二人の心情と沙羅の学校生活を通して、お話は進んでいきます。
お楽しみいただけましたら、ブクマ、評価★等いただけますと幸いです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 19:02:11
509953文字
会話率:27%
昔、アメリカ大陸という大陸が存在したという。今ではスペインと陸続きになってしまったが。我々は其処に攻め込むことになる。それは世界の真理が我々に対して強力な抑圧をかけているからで、世界連合、(世界が意思を持ち始めた時に全人類共に協力しそれを封
じ込めようと組織された連合)により、我々は北アメリカの中心部に存在する世界の中心を破壊するべく世界との闘争を繰り広げることになった。まあ、事実それが正しかったのか。今ではわからない。強い不満がある時に人は兎に角努力し創り出そうとするが、実際、そんな強力な不満が解消された時にはそれと反対に自己破滅を繰り返す事になるのだから。一体世界は何を望んだのか。私は今、ただ地平線に広がる炎を眺めるだけである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 21:28:05
9718文字
会話率:0%
剣も魔法も勇者(?)も出てこない、人生逆行青春サッカー小説です。J3のサッカークラブ、八王子SCに所属するサッカー選手、鳴瀬神児(なるせしんじ)は、引退した翌日、小学6年生だった14年前の世界に戻っていた。2022年4月1日の深夜、神児は自
らの引退試合のお祝いを兼ねて、親友の北里とスポーツバーで飲んでいると、店内のモニターでは、2022FIFAカタールワールドカップの抽選会が行われていた。日本がドイツとスペインのいるE組を引きあてた途端、店内の空気が静まり返る。その様子を見て神児はつぶやく。「もしお前が代表にいたらドイツもスペインも怖くなんかなかった」と………実は北里司は将来を嘱望された天才サッカー少年だったのだが、15歳の時、試合中に負った怪我が原因でサッカーができない体になっていたのだ。神児の願いはたった一つ、もう一度、司と一緒にサッカーをすることだった。その夜、神児は生まれて初めて泥酔し、酔いつぶれてしまった。そして翌日、目が覚めたら…………神児は14年前の世界に戻っていた。その日は司と一緒に出場した全国小学生サッカー選手権東京都予選の決勝戦の朝。ワールドカップに向けて、鳴瀬神児と北里司の挑戦が始まった。
尚、こちらの小説は「カクヨム」にて発表中の作品の転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:38:30
1945582文字
会話率:16%