サイルーン王国の王太子、カルザードは憂鬱だった。
のらりくらりと交わし続けていた婚約者を、早々に決めなくてはいけなくなったから。
しかも選択肢はたったの二つ。
有力侯爵家バジーレの双子の令嬢、エラとフレイアのどちらを選ばなければならない。
周囲から得られる姉のエラの情報は乏しく、あっても醜聞ばかり。
一方の妹フレイアの社交界での噂は賞賛に満ちていた。
双子なのにあまりの違いに、カルザードは懐疑心を抱いた。
「そんなに疑うなら、ご自身の目で確かめてからお決めになれば良いではないですか」
そんな折、影武者であるアベルが放った一言にカルザードは不敵な笑みを浮かべ、誰もが想像もしなかったことを実行に移す。
「見るなら間近で、なおかつ身分をばらさずにだ」
こうして一人の執事見習いがバジーレ侯爵家に雇われることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 23:35:56
15740文字
会話率:36%
魔王軍の影武者として、魔王と共に勇者と対峙するロン。
「ははは! どちらが本物か分かるまい!」
アホな影武者は、まるで自分が魔王であるかのように振る舞ったが……。
最終更新:2021-11-09 09:16:02
1085文字
会話率:31%
ある時は淑女、またある時は悪役令嬢。いえ、殆ど悪役令嬢。
そんな公爵令嬢シェリーの影武者を十年も演じているポピーは我慢の限界にきていた。
が、しかし、転機が訪れたのだ。
たまたま使用人へ戻っていたポピーは、シェリーの婚約者、エ
リオット王子に呼び出され、な、な、何と、婚約破棄したい旨を知らされる!
これは『ざまぁ』の大チャンス!!
今までの鬱憤を晴らすかの如く、王子に協力する事を快諾する。
「よおし、仕返しするからね!!」
ーー密かにほくそ笑むのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 22:00:00
78689文字
会話率:58%
将来起きる不幸な出来事が見えてしまう「未来視」の左目を持つシャルロッテと、王太子の双子の弟でありながら存在を隠され、影武者として生きてきたハルバートの出会いが、ふたりの運命を大きくかえていく。
これは、「未来視」という特殊な能力を持って
生まれてきたシャッロッテが、無自覚に周囲に甘やかされ、食いしん坊な一面をのぞかせつつ、運命に翻弄され、もがきながらも自らの手で幸せをつかむまでの物語です。
回りくどい説明を避けるため、また、情景を思い浮かべやすいように、物語に登場する料理、食材、生き物等は現代のものと同じにしています。ご理解、ご了承くださいませ。
R15は念のため折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 13:46:28
215563文字
会話率:29%
勇者リュースは臆病な性格だった。
高い潜在能力を活かせず、どんな時でも失敗してしまう。
それでも正義の心は持っており、魔王討伐を目指して旅をする。
一方、双子の姉ネアは勝ち気で容赦のない性格だった。
執念じみた努力で己を鍛え上げた結果、彼
女は限界を超えた力を手に入れた。
その拳と闇魔術はすべての敵を粉砕してみせる。
そんなネアが選んだ人生は、勇者である弟の影武者だった。
弱虫な弟の代わりに暗躍して武功を重ねていく。
いずれ自信がついて、勇者に相応しい男となれるように仕向けることにしたのである。
姉の計画も露知らず、今日もリュースは旅をする。
最強の影武者と共に英雄譚を築き上げていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 23:59:18
108897文字
会話率:17%
異世界に転移した主人公は、勇者の影武者として偶像のようなことをさせられることになった。
危険な場所に向かい、命のやり取りをさせられている本物の勇者のことを考えると、むしろ真逆の勇者としてちやほやされる楽な仕事なののだろうと、安易な考えを
走らせていたが、そうは問屋が卸さなかった。
何の事情も知らされずにホイホイと王都から各町各村へ向かった主人公は、そこで人々から非難や罵倒、鬱憤をぶつけられる。
何故勇者(だと思われている)主人公がそんな目に遭うのか、それは本物の勇者が誰彼構わず傍若無人な行動を取り続けていたからである。
その尻拭いをさせられることになった主人公は、どうやって本物の勇者が魔王を倒すまでの間を切り抜けるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 23:00:00
3246文字
会話率:36%
「影武者になってください」
この一言で全ては始まった。
盗賊ラウルは自分だけが使える『魔法』により、王子の影武者となって歴史を紡ぐ。
これは『裏』にしかなれない影が『表』を偽り飾る物語である。
最終更新:2021-08-04 15:43:08
24320文字
会話率:37%
<<あらすじ>>
俺は当てのない旅をする旅人さ、だが、最近女神様の幻想を見るようになった。
それからというもの、おれの周りでは今まで縁のなかったことが様々に起こることになる。
やがて、当てのない旅は目的のある
旅へと変わる、そして…
この作品は
・独自のファンタジーの世界観があります。
・また下記の原案のリメイクとなります。
1991/07/19~杖無き賢者 番外編 『伝説』
1996/09/23~旧シャイニングコンタクト
1999/08/06~再編版シャイニングコンタクトHP掲載版
2005/09/06~再々編成版シャイニングコンタクト
を経て、今回の完全リメイクになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 19:00:00
104468文字
会話率:54%
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3話完結のドタバタギャグもの(小説?)になっています。
まあ小説と言うほど、文学的ではありませんが、(笑)
この作品はわざと、状
況描写や心理描写を簡潔にし、
ちょっと変わった表現方法を取っています。
それが良く出るか、悪く出るか…(笑)
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あらすじ
犯罪のはびこる街、そして、その闇に存在する掃除屋(スイーパー)
何処の世にもある裏の世界で活躍する掃除屋(スイーパー)
この物語は、掃除屋(スイーパー)流れ弾ジョウとパートナーの活躍を描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-06 15:52:08
6312文字
会話率:58%
近未来の敵対する某2国、しかし、時代の流れから核兵器全廃の平和協定を締結した。
それには理由があった、一方の国では、核兵器以上の兵器が誕生したため、核兵器が不要になったのだ。
そして、新しい部隊が結成される。それが『降下機動歩兵団(ディ
セントフォース)』だ。
そんな中、無線のコール音を無視した大型ヘリが編隊を組くんで飛んでいた。事態は、このヘリ部隊の反乱から起こった。
この物語は1991/09/02に執筆した「兵器前線異常なし」をベースにリメイクしたものです。
1991/09/02 原案
2020/11/21 改訂
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 21:50:43
22701文字
会話率:57%
子どもの頃から王の影武者として育てられていた俺は、戦争のさなか、逃げ出した国王の身代わりに敵軍に突き出されてしまう。
もちろん俺は、自分は偽物なのだと主張した。
だが、敵国の指揮官にして王の婚約者である皇女ルーテシアは、俺こそが本物の
国王だと言ってはばからない。
彼女の狙いとは?
そして、影武者である俺の運命は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 18:06:37
36675文字
会話率:37%
夢の中だけでいいからドラゴンになりたいなあ
異世界小説を読み込んでいた女子高校生が夢を見てる間だけ異世界に転移(?)
夢の中でやりたい放題しながら現実とはかけはなれた日常を過ごす。
ドラゴンになったり、勇者パーティーを集めたり、魔王の影
武者をやったり、、
現実同様の器用貧乏を活かして困難を乗り越えろ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 08:11:14
9143文字
会話率:32%
生まれも知らぬ少女ノナは、周囲を二つの大国に囲まれた小国、テラ王国の姫であるルーナ・アクシアスの影武者として生きて来た。
ある日、大国の一つであるアルファルド帝国の侵攻を受けたテラ王国。
未曾有の国難に際しルーナら王侯貴族が隣国に退避するま
での七日の間、城に残り影武者として時を稼ぐよう言い付かったノナは絶望の戦いにその身を投じる。
一方でアルファルド帝国の皇帝ソル・レグナスは、今まで親交を深めて来た幼馴染であり想い人のルーナの正体が、彼女に扮していたノナである事実を知らず、ルーナ・アクシアスを求めて侵略軍を率いていた。
ノナとソル、影武者と王。二人の運命はどう転がっていくのか……。
※10話前後で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-22 17:00:00
18378文字
会話率:38%
タイトル通りの作品です
最終更新:2021-06-18 22:15:37
1642文字
会話率:56%
――つまり、将軍様はあたしにお話があるってことで良いのかしら? 女王様じゃなくて、女王様にそっくりな娼婦の、このあたしに。
とある国で反乱が起き、王都は陥ちた。辛うじて逃げ延びた女王は、臣下を集めて反撃の機を窺っているという。
しかし、女
王のもとに集った者たちは噂する。美しいが浅はかで、それゆえに乱を招いた女王の様子が、どうも変わってはいないだろうか。以前よりも毅然として慈悲に満ちた彼女は、本当の女王なのだろうか。女王の第一の忠臣であるはずの将軍は、何かを知っているのだろうか。 「彼女」の一人語りによって、真実が明らかになっていく。
カクヨムにも投稿しています。
以前同じタイトルで投稿していた作品と内容は同じです。『耳で聴きたい物語』コンテスト応募のための再投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 12:00:00
10768文字
会話率:0%
王子の影武者として育った男はあろう事か王子の婚約者を好きになってしまった…
好きになっては行けない人を好きになってしまい彼女とは会わないように避けるが…なんか様子がおかしい?
王子主役と思いきや…婚約者視点もあります。
最終更新:2021-05-08 14:54:34
8352文字
会話率:47%
かつて、薔薇王宮に、ひっそりとこの人ありと言われたものがあった。
彼女の名はキリエ・レーゼル。影武者にして侍従、侍従にして侍女、侍女にして護衛。
皇帝の『影』たる者として、主のため、すべてをかなえられるように育てられたひとである。
彼女は、ローゼ帝国皇帝アルノルト・エメリヒ・ローゼンハイムのに忠実なる臣下であり続けることを生き甲斐とする、女性である。
彼らが幼少期に出会い、そして別れ、そしてもう一度出会うまで。
これは、すれ違いながらも想い合う彼らの、その生涯の半分くらいの物語。
(「現在」で匂わせている通りハッピーエンドです)
時間軸は現在→そこからマイナス○○年、というふうに表記しております。そのためタイトルはすべて「(現在から)−○年 -話数-/主人公たちの年齢」となっております。
超絶不定期更新。
ギリギリ滑り込み男装の麗人小説企画参加でお願いします……!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 07:00:00
44631文字
会話率:38%
前世の記憶があるディアナは前世で出来なかった事ができ、愛する人と結婚できた今世の順風満帆な日々を幸せに送っていた。
しかし、ある時この世界が前世でやった乙女ゲームの世界と同じである事に気がつき驚愕する。
愛する娘がゲームでの悪役令嬢で、息子
は攻略対象の1人なのだ。
悪役令嬢は良くて平民降格や国外追放、悪くて16歳で死ぬ運命でしかも最悪なのは息子が娘を殺すルートもある事。
最愛の娘と息子の未来を救うため、ディアナはここに来て前世の知識フル活用して行動するが…
何故か息子は娘を暗殺すべき暗殺技術を磨き始めるわ、何故か娘は影武者を育て始めるわ、娘と第二王子の婚約も避けられず、滅亡ルートが回避できない!?
ディアナはゲームの運命から子供たちを守れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 12:00:00
71432文字
会話率:47%
とある王国の王様にそっくりな影武者が出来た。
影武者はその役目を全うし、王の代わりに殺されたのだが?
最終更新:2021-03-24 20:36:28
2874文字
会話率:34%
SSS級冒険者ギルドに所属する勇者。シン・クロイロードと錬金術師《アルケミスト》のケビン一行は、人類にとっての〝禁忌〟とされている、勇者(人間)のクローンを影武者がわりに作り出す暴挙にでてしまう。
しかし、作り出したクローンとしては未発達だ
ったため、感情や喜怒哀楽もなく。ユニークスキルも持たない、冒険者には向かない個体が生まれてしまった。
それを見かねた、勇者シンは防御役《タンク》として使い切った上で、旅の最中、西のベルト森林で見捨てて、追放してしまう。
「さて、これから…どうするか」
追放された先の森林の奥で待っていたのは、行き倒れた聖剣の女の子だった。
「見捨てられた今、オレは一体何者になりたいんだ…オレはクローンじゃなく何者かになりたい」
これは、ギルドに見捨てられた勇者のクローンとそれに続々と集まってくる人望厚き人間、精霊たちの《何者かになるための》冒険譚。
そして、クローン人間の彼が〝真の勇者〟になるまでに人々が逆勘違いを起こす軌跡の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 10:32:04
7900文字
会話率:64%
【二行でわかるあらすじ】可憐でいじらしい聖女(※ヒーロー視点)をブラック労働から救い出しなんとか幸せにしようと暗躍してヒロインを勝ち取ったはいいものの、好きすぎて手が出せない男と結婚したのに上司ヅラを崩さない男にグイグイ迫る歴代最強聖女(※
傍目から見るとバカップル)の話
【真面目なあらすじ】聖女フィオナはある朝突然、「真実の愛に目覚めた」とのたまうダリル王子に婚約破棄を告げられ、その上きちんと聖女の務めを果たしさえすれば、影武者を立てて王宮から出て行って構わない、といわれる。長年のブラック労働と厳しい戒律、バカ王子に嫌気がさしていたフィオナはそれを承諾し、偽聖女としてあえて追放される。しかし自由の身になったフィオナを追ってきたのは王族でもなければ権力者でもなく、聖女管理局の上司であるエドガーだった。てっきり連れ戻しにやってきたのかと思いきや、彼は自分と結婚し、港町で聖女としての業務をこなしながらひっそり暮らそうと語る。思い人からのとんでもな提案にフィオナはいちもにもなく同意し、聖女管理局港湾支部としての活動と新婚生活が同時に始まるものの、現実はトラブル続きであった……。短編「追放聖女の働き方改革」の設定を変更し、その後を書いたものになります※アルファポリスにも掲載しています※最初の数万字は予約投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 22:21:46
116340文字
会話率:50%
私が生まれた日、母が言った。
「二人もいらない!」と。
その日から私は、双子の姉の影武者として生きることになった。
存在しちゃいけなかった存在。
生まれてきてごめんなさい。
二人で一つとして、
入れ替わりの生活をしていた私たち双
子の姉妹。
しかし姉に友人ができたことにより、転機が訪れる。
姉の宝箱にはたくさんの宝石が、
大切が詰まっている。
生きることを許されていない、
この世に存在しちゃいけなかった私の、宝箱の中身は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 19:08:58
9988文字
会話率:21%