――つまり、将軍様はあたしにお話があるってことで良いのかしら? 女王様じゃなくて、女王様にそっくりな娼婦の、このあたしに。
とある国で反乱が起き、王都は陥ちた。辛うじて逃げ延びた女王は、臣下を集めて反撃の機を窺っているという。
しかし、女
王のもとに集った者たちは噂する。美しいが浅はかで、それゆえに乱を招いた女王の様子が、どうも変わってはいないだろうか。以前よりも毅然として慈悲に満ちた彼女は、本当の女王なのだろうか。女王の第一の忠臣であるはずの将軍は、何かを知っているのだろうか。 「彼女」の一人語りによって、真実が明らかになっていく。
カクヨムにも投稿しています。
以前同じタイトルで投稿していた作品と内容は同じです。『耳で聴きたい物語』コンテスト応募のための再投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 12:00:00
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