【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐すること
を誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 21:00:00
363198文字
会話率:60%
世界大戦中の1917年、欧州の西部戦線に、「仮想空間」から大量の武闘家が現れ、超能力じみた格闘技を用いて戦いを収める。世界には平和が訪れ、アメリカの主導で国際連盟が発足。武闘家姿の者たちは「神人」と呼ばれ、その長は国際連盟の顧問に就いた。
1935年の京都、緒形正治とその妻、雪枝は中国拳法の道場を営んでいたが、正治は何者かよって殺害されていた。息子の蓮は犯人を探していたが、見つかっていなかった。
ある日、神人の子供であるアキナ=アフィリエとクウガ=フェリックスが道場を訪れる。2人は親から継承した超能力を活かして警察の任務に就いており、正治殺しの犯人を突き止めようとするが……。
《LINEノベル編集部からおすすめピックアップされた作品です》
《アルファポリスライト文芸日間ランキング最高7位/3913作》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 05:16:30
80429文字
会話率:19%
「破廉恥聖女!」
「迷惑魔女!」
そんな言葉が飛び交う、エテルネル王国の夜会が開かれていたはずの、王城のダンスホール。聖女と魔女による、醜い争いの発端は、一人の男だった。
彼の名は、デューキ・ブッセアー。現国王の腹違いの末の弟で、王弟であ
りながら臣下に下っている彼は、現在は公爵として公務を行っている立場だったのだが。成人した年に魔女に気に入られてしまい、女性に触れることができない『黒薔薇の呪い』を受けてしまう。
マーキング代わりの呪いを施した魔女と、その呪いを全力で解いてしまいたい聖女。相反する二人の仁義なき戦いは、やがて国をも(物理的に)巻き込んだ事態へと発展していった。
力も地位も持つ女性たちによる、一人の男を巡る醜い争いは、一体どこに向かうのか!? そして、巻き込まれた男の運命は!?
巻き込まれ系主人公の受難の日々が、今幕を開ける――!
恋愛は、戦いの連続だ!!
聖女vs魔女の、仁義なき戦い!
レディー、ファイッ!!
※完全におふざけで書きました。後悔はしていません。
※コメディーに寄りすぎないように、あえて三人称視点で物語を進めておりますので、その点のみご了承ください。
※0話も入れての、全43話の予定です。
☆毎日更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 22:25:20
104628文字
会話率:38%
MMORPGと独身貴族を楽しんでいたサラリーマンの田中大地。
でもある日、突如として中世ファンタジーの世界に降り立ってしまった。
夢だと思っていたが違う。世界は全て本物。しかも自分はホムンクルスだという。涙を流しながら大地は戻れないことを
思い知った。
プレイしていたMMORPG【クライシス】のデータがリンクしているおかげで人知を超える力を持っているけど、世界はプレイしていたMMORPGのものではなく、ホムンクルスというものもまた未知数だ。
転生者であると同時にホムンクルスであることにより自分の立ち位置を決めかねながら、七竜の一柱である銀竜や、道中で知り合った人々と共に、のらりくらりと各地や人と人の間を練り歩いていく話です。
基本、主人公による一人称ですが、途中から三人称を挟んだりしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:27:10
2249944文字
会話率:34%
人助けに奔走する16歳の少女――有明優日(ありあけゆうひ)は命を落としかけた際に異世界の女神ミネティーナにより、魔法が存在する世界へと導かれる。
次元を超えた先にある世界で優日に課せられた使命は、太古の時代に封印されたはずであるのにも
かかわらず、未だ世界を蝕み続けている邪神の軍勢に対抗する力を身につけることだった。
そのために与えられたのは、スライムというこの世界に突如現れた摩訶不思議な生物と契約を結ぶ力。だがそんな大昔には存在していなかったはずのスライムの誕生と、邪神の影響によって世界が抱えることになった大きな欠陥には、女神すら把握していない密接な関係が隠されているようで――。
人間であり、人である1人の少女。スライムであり、精霊であり――また人でもある少女たち。共に在りたいと願うきっかけは様々でも、彼女たちが育んできた絆とその純粋な想いが奏でる調和の音色は、やがて世界を照らす確かな輝きとなる。そして互いが互いを求め、往く道を照らし合いながら生きていく彼女たちの居場所もまた、いつしか大きな陽だまりとなっていた。
◇ 基本的に主人公であるユウヒの一人称視点で話が進んでいきますが、場面によっては三人称視点に切り替わることがあります。視点切替の際は記号で明示します(詳細は第1章1話前書き)。
◇ 結末まで書き溜めた作品となります。第1章は毎日3話ずつ、第2章以降は毎日1話ずつ投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 20:25:29
1479069文字
会話率:38%
ある山奥で星宮沙羅は不思議な力を持つ少女と出会った。しかしどうして自分がここにいるのかわからず、とりあえず夜の間は少女とともに山の中で過ごすことになる。そして暇だからと沙羅は少女に自分の今までたどってきた人生を語ることとなる。その昔話を話し
た先にある一つの真実とは―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 21:02:48
5610文字
会話率:40%
教会が絶大な権威を発揮し、魔術が忌み嫌われる世界。
ライラは、誰にも認識されない呪いを抱えている。
ある時、ライラの目の前で魔獣現象が発生した。
1人の正義感の強い青年が死にかけるが、ライラの魔術によって九死に一生を得る。
誰からも認識され
ないライラは礼を期待しない。もちろんそのまま立ち去ろうとしたが、ふと視線を感じる。騎士の青年が、ライラの顔をしっかりと見て、そして驚いていた。
その瞬間に始まった。これは、世界にたった一冊の本を探す旅。極めて自己中心的な冒険譚。
「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 22:40:04
75470文字
会話率:34%
仕事をクビになり、希望を失くした優太がふらりと立ち寄ったその店は、あやかしばかりが集まるBarだった──……。
***
この作品はエブリスタにも掲載しています。
(こちらが主です)
最終更新:2024-07-10 18:10:08
55947文字
会話率:46%
『ルナガディア王国の光、夜空を照らす“月”は、特別な存在となるであろう』
主人公であるセレネフォス=三日月は『月の加護を受ける奇跡の子』だと、密かに期待され育つ。
その理由は生後二日目に起こった髪色の変化、そして微弱の魔力を発動させ
右手の甲に月の紋章がうっすらと光り現れたことにあった。
月日は流れ、三日月が五歳の誕生日を迎える前日の夜に起きた、とある事件。狙われたのは他ならぬ、人並みならぬ力(能力・魔力)を持って生まれた三日月であった。その出来事がきっかけで彼女は心に大きなトラウマを抱え、一部の記憶を失くしてしまう。
危険を感じた周囲の者たち。これから先の未来を考え、月の加護を受けた彼女の存在は静かに隠された。
事件後、極度の人見知りと魔力コントロールが上手くできなくなった幼い彼女は魔力技術が安定するまではと――魔力制限することを、余儀なくされた。
それから九年が経ち、十四歳となった三日月はあの辛い心を再び夢に見てしまい、苦しめられる。欠けた記憶(トラウマ)がうっすら、少しづつ、自分の中に蘇るのではという恐怖心。内から湧き上がる何かを感じていた。
「このままじゃいけない」と知らされていないはずの運命をも自ら悟ったかのように、無意識に行動し始めた彼女は、自分が失った過去の記憶(トラウマ)と向き合うことを決意。まずは魔力をコントロール出来るように頑張ろうと、王国随一の魔法科のある学園へ入学する。
そこで経験するたくさんの人と“出会い”、成長。大切な仲間との時間、そして“別れ”。
三日月だけでなく彼女に関わる者たちそれぞれが背負う、宿命とは――――。
『きっと、この美しき月世界を護るために、私は生まれてきたんだ』
☆
個性豊かな登場人物と可愛い精霊(妖精)たちが、主人公と織り成す心癒される空想的な物語。 たまにドキドキ♡ ちょっと泣ける? くすっと笑える!?
流行に乗れないFancy作者(*´▽`*)菜乃ひめ可がおくる……オリジナル☆ファンタジーをどうぞ~♪(旧タイトル~星と月の願いごと)
【お知らせ】
前半部分は一人称で書いているお話が多く後半は三人称に切り替えている途中で、修正が追いつかず読みづらい箇所が多々あるかと思います。2024年7月7日で『学園編』として完結設定にします。
(今後の展開は調整中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 17:17:21
440849文字
会話率:39%
「出っ歯にする魔法ってなんだよっ!」
「良い魔法ですよね?」
魔法に憧れた青年は子供を助けてトラックに轢かれるという異世界転生のテンプレのような死に方をし、魔法がある世界(少しおかしい現代)に意味なく女として転生することになる。
しかし念願の魔法はあまり役に立たないものばかり。さらに生まれ変わった身体能力は異常としかいえない強さだった。魔法を教えてくれる喋る腕輪と個性が強い友人に囲まれて、様々な事件に巻き込まれたり首を突っ込んだりする。魔法や宇宙人、その他が存在する不思議な世界で生きる少女(一応中身は男)神谷神奈の物語。
※異世界転移は一部がそうなので追加しました。
※ただいま加筆修正中。五章まで完了(これから二章の修正なので実は終わっていない)
※修正中のため投稿していてもスピードが遅いです。人称が一人称、三人称バラバラになっていることがありますが、それものちのち修正予定。二章については五章の修正完了次第取り組みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:00:00
2899057文字
会話率:45%
~あらすじ~
7年前、街一番の器量よしと言われていた姉が突然連れ去られ、この国の王と隣国の皇子、さらには貴族や商人たちに散々に犯され尊厳を奪われ死んだ。
姉を助けに向かった婚約者のパウロ兄も、顔の形が判別できなくなるほどに激しく殴り殺さ
れた。
俺はあの日、最愛の姉とその優しい婚約者の命を奪った王侯貴族・商人たちを、片っ端から容赦なく皆殺しにすると誓ったんだ。
だからこれは、俺が最愛の姉とパウロ兄の仇をとるための、ただそれだけの、それ以外には何もない、復讐という名の物語。
「貴族だろうが、王だろうが、魔人だろうが関係ない。俺はこの手で、全ての理不尽をねじ伏せる──!」
~~~~~~
完結済みの同タイトルを、2万字の加筆修正、追加エピソード、エピソードの順番を入れ替えるなどして全面改稿しました。
リュージの年齢を冒頭15歳→12歳に変更。
師匠との過去エピソードを追加して掘り下げ。
三人称小説なのに一人称になっていた箇所を修正などなど多数、加筆修正しています。
(*)カクヨムにて完結済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 07:10:00
157555文字
会話率:50%
異世界の辺境、小さな開拓村の子どもたちに与えられた仕事はスライム狩り。
ちっちゃい! とろい! おとなしい! 雑魚モンスターのスライムだけど、たくさん集めれば役に立つ。
みんなで一働きしちゃいましょ!
村長……ではなく、領主の娘クリスが、
同年代である十代前半の子どもたちと一緒にゆるーく働く牧歌的コメディです。
どうぞお気軽に読んでみてください。
「雨上がりの草原はスライムだらけ! さぁ、今日もわんさか獲りますわよっ!」
※この作品は「カクヨム」でも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 08:12:56
2000文字
会話率:41%
剣と魔法の世界『アース』
物語の舞台となるのは、西大陸最大の国土を誇る、緑と水の国『セレスティア』の王都『コノノユスラ』
この街に拠点を構える、史上最年少のSランク冒険者、『探求者《シーカー》』シン・シルヴァーは、ある日、盗賊団『血染めの
髑髏《ブラッディスカル》』に襲われた村で、ただ1人生き残った少女、アイリスを保護する。
「…………許さない。お母さんを、皆を殺した『血染めの髑髏《ブラッディスカル》』…………絶対に許さない」
「お母さんの、皆の仇を取る。…………『血染めの髑髏《ブラッディスカル》』…………殺してやる!」
大切な人達の命を奪った相手に、復讐することを望む、アイリス。
(このまま無理に孤児院に預けても、何の解決にならない)
そう考えたシンは、アイリスに自分の弟子にならないか、自分と一緒に暮らさないかと提案する。
これは、そんな2人が、師弟として、家族として、絆を深めていく物語ーー
『ノベルアップ』でも連載してます。
ペンネームの由来にもなっている作家さんの真似をして、21ページの後書きに、作者からの挑戦状を作っています。
昔、『クイズ、優しいね』という、知識やIQでは無く優しさがあれば解けるクイズ番組がありました。
私が考えた問題も、その類いのものです。いろいろな所に伏線も仕込んでいるので、あとは優しさがあれば解けると思います。
ちなみに答えは、第1章の終盤の直前に。
※注※
この作品は、私にとっての処女作であり、いろいろ試行錯誤しながら書いているため、文体が安定していません。
具体的には、最初は三人称で始まりますが、5ページ目位から三人称と一人称が同じページに混在するようになり、10ページ目位からは完全なる一人称となっています。
いずれは、全ページを一人称に書き直そうと思っていますが、とりあえず今は書き進める事を優先します。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 22:14:59
724226文字
会話率:29%
意味もなく転移させられ? 異世界で暮らすことを余儀なくされた主人公タロー/(セイヤ)。
その世界、魔法の存在する世界。そして魔法が使えるは女のみ。ゆえにか女上位的社会で微妙に立場が弱い男達。
しかしである。現世界からの来訪者である男だ
けは特殊な魔法をひとつ使えた。自分の為でなく誰かのための魔法『マジックエール』である。
転移させられた魔物はびこる森の中で、タローはへっぽこロリ剣士のチィルールと出会う。
魔物に対して役立たずのチィルールに、偶然にもマジックエールの力を注ぎ込むタロー。
力を合わせた非力な二人は魔物を撃退できたのであった。
そして今、二人の冒険(遭難)は始まった。
ちなみに序盤から再執筆中です。(2018/10現在)
サブタイトルに話番があるのが新バージョンです。
デタラメだった一人称を三人称に変更と、テキトーだった情景の書き込みを追加して読み応えあるものに変更しています。
内容の本筋はともかく、実質まったく違うものとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 12:03:46
552033文字
会話率:47%
幼い頃、湖のほとりで海に行く約束をしたミホとイズミ。二人は成長し、異なる道を歩んでいた。ミホは不良となり、イズミは真面目な優等生となった。ある日、ゲームセンターで再会した二人は湖に行き、昔の約束を思い出して海へ向かう。
二人の女子高生が、
海を見るため旅に出る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 09:10:00
6657文字
会話率:49%
本日、サオシューア侯爵子息のグラッド様と結婚した私……リファレラは、『初夜』の現在、彼のスライディング土下座を受けております。
「済まない、僕は君を愛することは出来ない!!」
話を聞くと、婚姻式の数日前に『初恋の人』と付き合い始めたとか
。えぇ、これはもう完璧な“浮気”ですわね。
更に旦那様は、妻の私に「彼女との相談に乗ってくれないか」とお願いしてきて……。
旦那様……相談のお相手、思いっ切り間違っていませんか?
※基本は主人公の一人称ですが、三人称の文章にはタイトルの横に「◇」が付いています。
※全体的にコメディで設定がゆるめなので、ゆるい気持ちでお読み下さいませ。少しでもクスリとして頂けたら至高の幸せです。
※アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 19:48:08
40822文字
会話率:45%
勇者を殺した極悪魔女として監獄に入れられたスティーナは、全てに絶望して脱獄し、勇者の親友であるイグナートの前で崖から身を投げる。
「許さないからな!」というイグナートの憎しみの叫びを聞きながら――
けれど気が付くと、スティーナは何故か食堂
で働く店員になっていた。
ある日、食堂の危機にスティーナは魔法を使ってしまう。それを察知してすぐに現れたのは、帝国魔道士団団長になった勇者の親友、イグナートだった。
強く憎まれている自分は、今度こそ彼に殺される。その前に逃げないと!
勇者が復活する話を聞き、全力で逃げながら勇者を探す旅を決意するスティーナ。
――実は団長から溺愛されている事も露知らずに――
※少し変わった三角関係がありますが、当て馬だったりどちらかが振られるという展開はありません。
※大体二十数話で終わる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 12:12:49
84773文字
会話率:48%
巷で人気が高いと評判の小説を、エルリーナ公爵令嬢は手に取って読んでみた。
だがその物語には自分と、婚約者であるアルフォンス殿下に良く似た人物が登場することから、エルリーナは自分が悪役令嬢で近い将来婚約破棄されてしまうのだと勘違いしてしまう。
「お父様、婚約を解消してください!」から始まる公爵令嬢エルリーナの勘違い物語。
勘違い令嬢は果たして現実を見てくれるのか。
そんな一冊の本から自分は第一王子とは結ばれる運命ではないのだと勘違いする令嬢のお話しです。
ざまぁはありません。皆ハッピーエンドです。
いつも一人称視点で書いているので、三人称視点になるように頑張ってみました。
楽しんでいただけると嬉しいです。
全7話 アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 09:00:00
30264文字
会話率:21%
子どもの頃に義弟を好きになったお姫様(後に女王様)の、八年間の物語
----------
花が咲き誇る小さな国の王女・ジゼルには、十四歳になったある日、弟ができた。
弟の名はライナー。
しかしジゼルの母は十二年前に他界しているが、ライ
ナーは十歳。
どういうことかと訝るジゼルに、国王である父は言う。
「血筋からするとライナーはお前の弟ではない。ただし、この王家と無縁なわけではないんだよ」
その父の言葉で思い出す。
ライナーは叔母の息子、つまりジゼルの従弟。
ジゼルは過去に一度だけ、ライナーと会ったことがあったのだ。
そのとき叔母と話をしていたジゼルは、ライナーが自分の義弟になったいきさつを理解した。
――多分、理解できた、はず。
「安心して、ライナー。これからは私があなたを守ってあげるから」
こうしてジゼルには可愛い義弟ができた。楽しい日々を過ごすジゼルだったが、ある日ライナーに好きな人がいるらしいことを聞いてしまう。
そこでジゼルは気が付いた。
自分が、ライナーに恋心を抱いているのだと。
しかしライナーにはもう好きな人がいる。
恋を知った途端に失恋も知ったジゼルは、自分の気持ちを押し込めるためにライナーから距離を取り始め、更には自身の婚約者候補まで探し始めたが……。
----------
※エブリスタで掲載していた同名タイトル作品に加筆・修正の上で連載しております。元作品は完結済みのためこちらも完結は保証します(約五万五千字)。
表紙イラスト&タイトルロゴ:むなかたきえ様(@kkkie_m)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 21:15:59
60000文字
会話率:45%
「ローゼ・ファラー様。あなたは聖剣の主として選ばれたのでございます」
辺境の村で平和に暮らしていた17歳のローゼは、ある日王都の大神殿から来た使者にそう告げられる。
「聖剣の主……? あたしが……?」
魔物を倒すための武器として、人
が神から10振の聖剣を与えられて約1000年経つ。
しかし聖剣を持てる血筋は決まっているはずだった。
戸惑うローゼに向かって使者はさらに告げる。
「あなたに与えられるのは、400年の間誰も手にしていない『11振目の聖剣』です」と。
詳しい話を聞きたいローゼだが、使者の態度はどこかおかしく、何かを企んでいるようにも見える。
そこでローゼは使者ではなく、親しくしている神官のアーヴィンに聖剣のことを質問してみるのだが、分かったのは
「『11振目の聖剣』に関しての記録はほとんどなく、色々と謎がある」
ということだけだった……。
かくして聖剣を手にするため故郷を出る村娘は、様々な人と出会い、助けられながら、少しずつ成長して世に名を知らしめていく。
◆展開は遅め。恋愛は主に中盤~後半。
◆毎週『火曜』『土曜』に本編更新。たまにお休みすることや、他の曜日で余話更新があるかもしれません(次回更新日については最新話の後書きでお知らせいたします)。
◆アルファポリス様 ノベルアッププラス様 カクヨム様(3章で終了)でも公開中です。
<挿絵>
◆第1章 1話:白玉ぜんざい 様(@shiratama5222)
◆第1章 3話:幡ヶ谷 誓 様(@sei_hatagaya6)
◆第1章 21話:ベアごん 様(@beargon227)
◆第1章 24話:白玉ぜんざい 様(@shiratama5222)
◆第3章(後)余話:エリオット 7:青羽 様(@aoba_bw)
◆第3章(後)36話:白玉ぜんざい 様(@shiratama5222)
◆第3章(後)余話:村祭りの前:宿花 様(@yomihana_second)
◆第3章(後)48話:宿花 様(@yomihana_second)
◆第4章 23話:青羽 様(@aoba_bw)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 19:44:09
1057180文字
会話率:33%
ある世界のある国では、神に愛されて万能の力を授かる「聖女」と呼ばれる女性がいた。
人々の望みが分かる聖女は、己の力を使って皆の願いを叶える。
国も民もそんな聖女を称え、敬愛した。
しかし万能の力を持つからこそ、思い上がって道を踏み外す『
愚かな聖女』も時には現れる。
今代の聖女であるルシエラもその一人だった。
ルシエラは万能の力を人を苦しめるために使ったが、その横暴も長くは続かなかった。
討ち取られるのも時間の問題となったルシエラは、共にいてくれた侍女のメリッサと最後の会話をする。
恋したメリッサを、逃がすために。
しかし、メリッサはルシエラに対し……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 19:16:31
4148文字
会話率:14%
この物語は異世界転移を果たした二人。神眼と紅色の本レガリアを持つ【紅き】の原作者と、神の権能【神眼】持つ白の神の少女が織り成す、救済系異世界バトルラブコメディー。
【あらすじ】がない異世界で、神眼の継承者は今日も世界を救う……。
最終更新:2024-05-23 08:00:00
45189文字
会話率:39%
この物語は異世界転移を果たした二人が織り成す、学園系異世界バトルラブコメディー。
高校生は仲間と共に戦場と化した都市の中で大規模な戦闘を繰り広げていた。
勝者には十億の賞金や願い事を叶えてくれるアルティナの勾玉が授与される為、この戦
いを大規模戦線アルティナと名付けられ、高校生達の間では戦いの頂点へと君臨していた。
正体不明な謎の転移門から九重明人と苺オ・レをこよなく愛す少女ガオウがこの世界に訪れる。
元の世界クロスレゾナではレゾナスレイドと呼ばれる大規模戦線アルティナと似た戦争があり、また同様にアルティナの勾玉もこの世界の物ではない事を明人は最初から気付いていた。
ある日。大規模戦線アルティナの賭博で大金を手に入れてしまった明人は、自らも大規模戦線アルティナへの出場を決意する。
果たして明人達はこの世界に秘められた謎を解き明かす事は出来るだろうか…………。
━━━━━━━━━━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 10:00:00
12931文字
会話率:28%
大陸から離れ大小の島が寄り添うように浮かぶ東雲列島。未だ魑魅魍魎がはびこるこの島は人間同士による群雄割拠も久しく鳴りを潜め、人々は天子を頂点とした朝廷による統治のもと大きな争いも無い平和な世の中を謳歌していた。
ここ中州国はそんな東雲
本島の中ほどに位置する国。風光る空のもと、天上に流れる少女は今まさに辺境の山地へと下り立とうとしていた。
――少女の正体と太平の世に暗躍する悪僧の淫謀とは? 中州国を股に掛け、少女と若き百姓兄弟達が繰り広げるてんやわやの珍道中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 21:28:17
156381文字
会話率:57%