私が暮らすこの村は、精霊の力で護られている。
だけど村の外、深い深い森の中には、暗闇に紛れて悪魔達が潜んでいる。
ヤツラは血に飢え、私達の故郷、デイフォールを乗っ取り支配している今でも尚、生き残った私達を狙っている。
お父さんも殺され
た…。
だけど私は負けない。
悪魔など恐れない。
そう思っていた。
そんな12歳の夏、幼馴染の男の子と森に迷い込んだ私は、少年の悪魔に出会い、
奇跡的に生き延びた。
それは運命か
必然か。
成人の儀式を終えた18歳
行方不明になった幼馴染を追い、魔法石に導かれるように
再び森の中へ…
そして再会する。
成長した、あの日の悪魔に。
ソイツは今度こそ、私を仕留めようとした。
だけど欲しがっているのは、
血ではないようだ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 07:03:51
834文字
会話率:15%
彼を食事に誘ったのは、これで2回目だった。誘ったと言っても、2人きりではない。彼は、職場の後輩の友だちで、彼と、後輩と3人で飲みに行くこととなった。
「吉岡君」私は彼をいつもそう呼んだ。下の名前は知らない。下の名前を呼ぶほど仲良くなれたわ
けでないから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 13:15:34
2726文字
会話率:56%
今、この世界で、どれほどの人が、恋をしているのだろうか。
そのうち、どれだけの人が、好きな人の隣にいられるのだろうか。
好きな人の好きな人になる。
みんなが当たり前にしていることは、本当は奇跡に近いことなのではないだろうか。
奇
跡は、めったに起こらないから、『奇跡』と呼ぶ。
人は時々、それを忘れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-10 15:54:42
3809文字
会話率:38%
彼女のそばにいるために、必要なことは、いかに気に入られるか。愛されるか。ではない。
愛されないように、ふるまうことだった。
最終更新:2016-08-24 23:08:26
1872文字
会話率:39%
毎晩私は机の上に努力の賜物の宝物(幻想)を並べる。
机の窓から月明かりが射し込んでそれらを輝かせる。悪趣味と心のどこかでは思いながらも決してやめられない。楽しい訳ではない、ただいくら並べても彼を理解できないせいだ
最終更新:2016-08-22 17:20:15
1090文字
会話率:0%
過去は思い出に、未来は未知で。今だけがこの目で見える。だからこそ我々は現実感を得られるのではないだろうか?
最終更新:2016-08-17 19:00:39
1207文字
会話率:34%
死神といえど命を奪うだけの簡単なお仕事……ではないようです。
冷酷でパワハラな神様という上司を持つお人好しで人間臭い死神が死神業をして苦悩するお話。
神様上司への恨み辛みを抱きながらも、人の死を告げる時計に突き動かされながら、
恋人の死に嘆
き苦しむ少女に死神が贈ったものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-09 20:00:00
2195文字
会話率:8%
三神 奏人は、白丘高校に通う高校一年生。小学校からバスケットボールをやっていて全国にも行っている。白丘高校はあまりバスケットボールは盛んではなかったらしいが、奏人達の一つ上の先輩達の世代に急変か。
時は人も活気も簡単に変えてしまう。
奏人含む4人に待っている本当の結末とは__?
人が思っている旅立ちと無限の旅立ち。少年達を待っている真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-28 22:06:59
9239文字
会話率:52%
死してなお、神への憎しみが消えない者達が、ゾンビとなり、人々を滅ぼす話。
「私は1000年前から気付いていたよ、神様は間違ってるんだって。ならば、神と逆の立場にいる魔王こそが、本当の神になれるのではないかな?理解出来なくてもいいさ、嫌でも理
解しなきゃいけない時がいずれ来る。君がこちら側である事を願っているよ」
キーワードにボーイズラブとありますが、実際はそうでもありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-28 00:25:37
285文字
会話率:0%
彼らは、いつも本気で鳴いている。
しかし、決して色恋ばかりにうつつを抜かしている訳ではない。
小さな命は真剣に、夏を思う。
いつだって、そこには終わりが待っているから ―
ジャンル分けを、どれにすべきか迷いました。
ちょっとでも笑ってい
ただければ、幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-27 21:21:25
1660文字
会話率:35%
歌がうまくてイケメンで、優しくて。そんな「彼」に告白したけれどフラレた「わたし」。叶わないのは分かっているけれど忘れられない。そんな想いを綴ったお話。
✻✻✻
恥ずかしながら、作者の昔の恋をそのまま書いたものです。フラレたら忘れろよ、と
いうご意見はあることでしょうが、お許しください。笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-22 18:07:31
2061文字
会話率:0%
みんな大好きTS娘が、残念なことになってしまいました。
「俺の私のTS企画」参加作。
最終更新:2016-07-12 03:37:52
1890文字
会話率:100%
18歳で東京に出てきてからの50年。
忌み嫌ってきた田舎の空気、血との葛藤から逃げてきたはずだったが、
ずっと彼女、おふくろを介在させてきた郷里との距離感、抱えてきた違和感は何だったのか?
この齢になってもわからない。
、、実はわがままだけ
を通してきただけだったのではないか、、、ということを気づきながらもまだ気づかない振りをしている男を、彼女との50年に及ぶ応接の紆余曲折を通して語ってみた一遍です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-06 08:00:00
40610文字
会話率:40%
“20番”という機械だけが暮らす国。最下層のマキナは毎日廃棄処理を行う毎日。夜に浮かぶ光を見上げながら、自身の存在を問う。
いつもの朝ではない朝に、時計台の上に住むカミサマの存在を知ると、マキナは知能を得ようと最上層のマキナだけが暮らすとこ
ろへ行く。
はじめて真実を知りたいと思い始めたその時、何かが変わり始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-30 13:40:18
8290文字
会話率:50%
天使であるフローラは今は地球に住んでいる。数百年以上も前に事実上天界を追放されたから。もとは魔界の王女で、契約により天界にいた。いまも正式な天使であるのは、義理の姉・ステラが天の女帝だから。その夫、神・ミカエルはフローラの憧れの人だ。
天界は地球から120億光年も離れており、連絡を取るのも容易ではない。それなのにフローラは70年もの間、約束である天界との連絡を絶っていた。天界は疑心暗鬼になっている。堕天使となり反乱を企てているのではないか。なにしろ、神の代理人である天使にして魔界の王女。その力は侮れない。
天界から調査隊が地球へ赴いたが、謎の存在・ナーガによって全滅したという。ついに、ステラの夫である神・ミカエル達がはるばる直々に調査にやってくる。現代の地球に着いた彼らはまず、地球人の文明を見、ついで不死身の超怪物、暴凶龍・ナーガと出会う。ナーガの凶暴さには恐怖を覚えるが、ようやく目的の天使・フローラを探し当てる。
彼らはフローラを問い詰める。なぜ70年もの間、連絡しなかったのかと。頑として口を割らないフローラ。しかし、神たちはフローラの記憶の映像を遡ることに成功する。そこで見たものは、フローラの居合わせた70年前の原爆投下の現場。その恐ろしい光景。彼らは、フローラの沈黙の理由をようやく理解し、人類へ神罰を下すことにする。ところが、フローラはそれに反発し反旗を翻す。
フローラは神の軍勢に怪物・オレアードで対抗しようとするが、勝てる見込みがない。ところで暴凶龍・ナーガはなぜかフローラを追い回している。フローラはナーガが自分を追って現れ、引っ掻き回してくれることを期待するが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-24 10:03:28
21659文字
会話率:23%
自殺した少女にそれぞれの幽霊を見る恋人、親友、幼なじみ。
幽霊は見つかるのか。
探す意味は果たしてあるのか。
彼女の日記を偶然見つけた女子高生が、彼らの過去に知らずと巻き込まれ、幽霊が重なり出す。
ホラーではないので、怖がりな方も安心し
てどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 23:25:08
39968文字
会話率:34%
夢見島。
そこは夜しかない。
…不思議なことに、それでも寝る時間というものは自然的に決まっているらしい。
その島の中に、一人の青年が居た。
青年は違う世界に居た。
その島は、人間の住まう世界じゃない。
魔界…もしくは闇の中の空間か………
そ
んな島だった。
青年は島に行く前、孤独だった。
親にも愛されず、友人もできず。
ただ、孤独だった。
それに、都合の良いことに夢見島に辿り着いた。
……この島に来てから、愛された。
光を嫌った彼には、愛と、闇と、そして永遠を。
彼は、気づく。
…ここにいるのは、人間ではない。
そう。
ここに居るのは人間ではなかった。
悪魔も普通に混じっている。
そんな悪魔も、彼を愛していた。
この世界に存在するもの全てが、彼を愛し、孤独を塗り消すのだ。
………そしてわかった。
――この島には、居てはいけない。
そう感じた彼は、誰にも気づかれぬように、この島を抜け出すことを、決意した。
それはつまり、この島を……
この世界全てを敵に回す事だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-17 17:49:25
1376文字
会話率:25%
『人を好きになる』
人間、人生に一度は体験をするであろう感情。
友達からの恋。幼馴染からの恋。先輩、後輩からの恋。
先生、生徒からの恋。一目惚れからの恋…。
どれであっても不思議ではない。
_これは、決して許されない恋。
高校3年生、
神咲友樹。
僕の好きな人は…名を茉里という。
本名は神咲茉里。
双子という血縁関係…。
どうして、どうして…神様は残酷だ。
神様は乗り越えられる試練しか与えないという。
じゃあ神様…僕らのこの恋は、叶うのですか?報われるのですか?
僕らは、幸せになれるんですか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-13 00:04:48
1517文字
会話率:39%
お題
「列車」「妹」「絵画教室」
モチーフとなった作品がありますが二次創作ではないのであしからず。
フォロワーさん達と小説を書く企画に参加させて頂きました
最終更新:2016-05-29 16:13:20
1052文字
会話率:43%
むかし、むかし、あるところに海の中に人魚姫がいた……。
しかし、この話は人魚姫が主役ではない!!!
人魚姫を人間にした魔女のお話。
魔女の正体は……?
あの魔女は悪者なのか?善人なのか?
最終更新:2016-05-27 06:00:00
12039文字
会話率:32%
病院のボランティアをしている斎藤は、手品師のピエロとして子どもたちに笑顔を咲かせている。
ある日迷い込んだ病室にいたのは、痩せぎすの子どもだった。
名を高安というその子どもと花咲かピエロの、決して綺麗ではない物語。
最終更新:2016-05-06 23:33:47
80875文字
会話率:46%