エリスの物語。
愛する者は、別の女性に心を奪われていた。
どうしても愛しい人を手に入れる為、彼女は手段を選んでいられない。
※この作品は2020年の新作になります。
風月佳人シリーズの別視点で構成されています。
最終更新:2020-08-07 08:00:00
70782文字
会話率:60%
クラスではヤンキーっぽいことで通っているボッチの私――白粉京香は、ある日、一年先輩で生徒会長の木蔦菫に呪いをかけられた。美少女で成績が良くて、だけどオカルト研究会に所属している彼女はにっこりと笑って告げる。
「貴方のことを呪いました。女
の子とキスをしないと百日後に死にます。だから、私とキスをしましょう」
目を閉じて、いきなりキスを迫る彼女を避けながら、私は考えた。
――つまり、これって告白では?
美少女だし、言動が可愛いし、だんだんと悪い気がしなくなってきた私は、彼女にちゃんとした告白をさせたいと思い始める。だから、告白するように会話やシチュエーションをもっていくことにした。
だけど、肝心の先輩は照れてしまい、ちゃんとした告白をしてくれないのだ。
この物語は、呪いをかけられた私が先輩とキスをするまでの百日間の話。そして、告白させるまでの恋の攻防戦の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 09:42:27
26949文字
会話率:41%
挑戦中壁にぶつかったら、それを2本の道の造物主だと考えてみるのも良いかもね。
最終更新:2020-06-19 00:34:49
4170文字
会話率:9%
俺の住む町には奇妙な家がある。陽の光が入らないだろう程の全体が蔦植物で覆われたコンクリートの建物。表札には「Hedera」という文字があるが、住人を誰も見たことが無いという。気味が悪く誰も近づかないこの建物の前に、俺は立っている。聞いたのだ
、運命を解いてくれると。扉を開けると、一人の男が見えた。俺はとっさに合言葉を発する。男は部屋の奥の椅子を指差した。座った途端、抗えないような眠気に襲われたのだ。「目を開けた時、蔦はきっと解けてますよ。」最後に見えた男の瞳は、酷く優しいものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 23:48:30
230文字
会話率:0%
大学を卒業する蔦川樹には就職先が決まっていなかった。面接で失敗を繰り返し焦る樹だったが卒業式当日の夜小包が届く。その中には市郊外を示す地図と殴り書きで書かれた「ここに来い。仕事がある。」の文字。差出人を知り樹は激しく動揺する。樹が高校を卒業
して数週間後に姿を消して行方不明となった父の名がそこには書かれていた。
過去に戻って社会の崩壊を防ぐタイムマシンサスペンス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 02:34:29
15008文字
会話率:18%
優秀な兄弟の中で卑屈になってしまった人魚のフィオ。
陸に行くなんて、全く考えもしなかったのに。
頬に蔦のような紋様がある魔法使いに、
無理矢理、緑の国リルへ送還される。
気がつけば
王子エミーオとその従者ヴィルクに拾われて、
お城で過ごす事
に。
自分の国へ無事に帰る方法が見付かるのか。
それとも緑の国にいることになるのか。
フィオの奮闘が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 23:00:00
49300文字
会話率:29%
毎日がつまらないと感じていた川崎サキは、学校帰りに不思議な渦巻きを見つける。
気がつくと彼女は地球外生命体に拉致されていた。研究棟と言われる場所から逃亡を企てたディビに、ほとんど巻き込まれ状態で脱出することになったが、脱出した世界はサキの知
っている世界とどこかが違っている。
脱走先で出逢ったバングという青年と一緒に都市部に向かう、サキとディビはやがて不穏な影に監視されていると気がつく。
一方、研究棟でヒューマンの研究をしている人型の研究員はディビの逃亡を意図的に操っているのではないかと同僚に指摘された。サキとディブの身体に存在するDNAの変化に研究員は興味を持っていた。それはバングのいる世界には存在しないDNAであり、ディビとサキの存在でバングのいる世界が破滅してしまう恐れのあることが判ってしまう。しかし、二人と共にしていた時間が長いバングに、バングが持っていない感情が芽生え始めていた。それを危機と捉えた研究員はサキとディビを地球に戻そうとする。
日常に嫌気を差していたサキは、地球に帰りたくなかった。ディビは揺れ動く自分の「性」に困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 15:00:00
77154文字
会話率:33%
物の記憶を読む事ができる磐田琥珀の相棒である道旗靖彦。彼には珍しく酔いつぶれたその夕方に、旧友が「例のもの」を持参で訪問してきた。
一方琥珀は一度は諦めた運転免許取得の為に四苦八苦している最中、旧友が持ち込んだ「例のもの」の記憶を読む依頼を
引き受ける。
その最中、道旗に好意を抱いている莉子と道旗が交通事故にあった。そんなことから、初めて琥珀は相棒不在のまま物の記憶読みをする。
そこで旧友の意外な生い立ちと道旗との関係を知ることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 15:00:00
77012文字
会話率:35%
四年前仕事を辞めて、一人暮らしをしていた鹿島。幼なじみの山本議員の勧めで入居することになったシェアハウスは、黒百合館という豪邸だった。その黒百合館には不思議な入居人がいる。
主といえるべき、雄々しい直行83歳。その側近、井上。
若き頃の女優
。色恋の痴呆老人。その他もろもろ。
とりわけ、黒百合館には大きな庭があった。当館の主でもある直行はこの庭に尋常でない想いを抱いている。
庭師をしていた鹿島の依頼で、弟子の豊がこの庭の専属管理をまかされた。
モミジの深きこの庭には、不思議な思い出が眠っていて、豊と鹿島はその解かれていく秘密を知る事になる。
※じいさんばあさんばかりが出てくるお話ですが真面目なお話ではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 15:00:00
59372文字
会話率:38%
彼女はふわりと笑った。 「ねぇ、あたしがいなくなったらどうする?」 僕は少し黙ってから答えた。 「どこに行ったって見つけ出すさ、約束するよ。」 目の前に当たり前にいる君が居なくなるなんて、考えた事も無かった。 高校2年の夏、
彼女は 僕の前から突然いなくなった。 神社の森で行われてるという 山の神様の宴の話しを 僕に残して アリスに憧れる大きな黒猫。 キセルをふかす悪酔い舞妓。 能面つけたキチガイ花札師 蔦の絡まった樹木人間 唐笠被ったロン毛の骨董商 背の低い薬売りの毒舌少女 湿気が大好き霧人間 ―見つけ出すよ、約束を守る為に― ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 痛くて美しい高校生活と 怪しくも温かい妖たちの不思議な話。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 14:13:38
1478文字
会話率:23%
3日前から帰ってこない姉のことが心配になった主人公、ミセリアは姉を探しに行くが、その道中に姉のものと思われる髪飾りを見つけ、深い森の奥にたたずむ様々な植物が自由に蔦や蔓、根を巡らせている大きく不気味な屋敷、 「花屋敷」 に姉を探しに入るが
植物などが自由に部屋の構造などを変え、ミセリアは必死に脱出と姉の一刻も早い発見を目指すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-05 22:54:17
2372文字
会話率:29%
悪魔に造られた肉体。憑代は赤ん坊だった。
そんな状態なのでストレスにより定期的に発作を繰り返す超人に転生した俺は、幼児退行を抑制すべく母親になってくれる女性を探す旅に出た。
お母さん候補のエルフの奴隷少女を仲間に加えた。
これは、悪魔
に肉体を捧げた一人の男が、たったひとつの母性を求めて異世界を旅する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 19:56:18
2680文字
会話率:53%
体温が少しだけ低いことが取り柄のJKはある日、危険な少女に出会ってしまう。彼女の通う学園を巻き込んでの残虐な恋愛。複数の女の子同士の愛が巻き起こす惨たらしいラブコメ。片思い百合。両想いの百合。複数のガールズラブがメインですので苦手な方はブラ
ウザバック。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-19 18:40:02
802文字
会話率:47%
セリスという名前の少女はぬいぐるみの言葉を信じる子供だった。彼女は一体どこにいるのだろうか。
最終更新:2019-08-24 21:24:54
2041文字
会話率:52%
とある街の路地に佇む蔦の生えた趣のある喫茶店。平日は老夫婦の営む昔ながらの常連の憩いの場。
しかし休日になるとそこは高校生の姉兄妹が切り盛りするちょっと華やかな喫茶店になる。
最終更新:2019-09-16 06:34:50
1763文字
会話率:40%
ごく普通に生きる晩年。音と風を感じて暮らしている、その中での出来事。
最終更新:2019-09-12 13:08:58
4569文字
会話率:0%
隣の蔦は季節の標。
人だけでなく猫も思う頃……
最終更新:2019-08-23 16:08:04
840文字
会話率:0%
蔦の木の葉を見て思う事、この時期には色々あった。
最終更新:2017-12-24 08:05:28
767文字
会話率:0%
ある男の声に導かれて僕は骨董屋で1個の石を買った。男はそれをプリズムと呼び、時間と空間を飛翔する窓だと言った。僕はそのプリズムを通って、徳川幕府十一代将軍家斉へと転移する。
将軍の一日に当惑しながらも、勝手に宿敵と定めた老中筆頭松平定信へ
の敵愾心で一人盛り上がる。無論、大奥の存在も大きい。
松平定信といえば寛政の改革だ。倹約の厳しい取り締まりが庶民の暮らしにも影響した。特に戯作や浮世絵を出版していた版元と呼ばれる業界は目の敵にされていた。小姓の武部と御庭番の神津を味方に得て、僕は江戸市民の視察にお忍びで出かける。蔦屋などから刺激を受けて、倹約ではなく経済の立て直しを思いついた僕は、勘定奉行と北町奉行も自陣への取り込みに成功する。そして、まず庶民の苦情を知らせるべく、江戸城の公開花見を企画して庶民を城内に引き込み、定信に生の庶民の声を聞かせたのだ。だが、敵もさる者。政策は手続き本位を盾に、僕の思惑は頓挫してしまった。しかも、命を狙われ、危うく一命を取り留めた僕は、また一計を案じて、公式には死亡したこととし、一方で城内での宴会を企画する。僕の存命を知らない定信が宴会の中止に乗り込んで来たところで、僕が登場して、定信の謀略はあっけなく幕切れ。
僕の味方であった筈の武部は定信の間者で、その報告で僕が城外にあって狙われたと知った。しかし、武部の誠実さを信じる僕は彼を疑いきれず、処分を保留する。定信を失脚させ、目的を果たした僕は蔦屋と酒を酌み交わし、ほろ酔いで店を出たところで一発の銃弾が僕を襲った。それを身を挺して庇ってくれたのは武部だった。彼は銃弾に斃れ、僕への手紙を残した。それで事の真相は知るのだが、スッキリしない。
経済政策も上手く行かず、結局は元の浪費武士を抱えた江戸社会のままだ。僕は疲れて元の自分へと戻って行くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 00:00:00
86966文字
会話率:58%
床屋に綺麗な女性が来店する話
最終更新:2019-08-07 02:26:25
5916文字
会話率:55%
お隣のお嬢さんに呪われてしまう話
最終更新:2019-08-07 02:14:37
3346文字
会話率:34%
ある時、貴族の少年ダリオは自らの体に不思議な痣が現れている事に気づく。
最初は気にも留めなかったその痣はやがて少年の体を蝕むように蔦を伸ばしその面積を広げていく
やがて病や呪いだと噂が囁かれ
彼の周りには人が寄り付かなくなっていった
自
室に引きこもりがちになったダリオはある日、両親が家の体裁の為に自分の存在を疎み始めている事を耳にしてしまう
堪らず家を飛び出した先に彼が向かったのは、古くから町に言い伝えられていた魔女が住むという森で
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 01:26:35
11101文字
会話率:25%
気が付けば。
外国の墓場のような、いかにもおどろおどろしい雰囲気を創り出す茄子紺色の夜空が包むその空間は。
けれども、その色が全てを隠すわけでもなく。
パンプキン色と言いたいけれど、キャロットオレンジ色のカボチャ、大きさにして
バスケットボール三個分のそれと千歳緑色の蔦と葉が、地面を覆いつくさんと這っている光景を克明に映し出していた。
「文芸webサーチ」「幻想検索」「comic room」に登録しているHP「tori」で掲載しているハロウィン短編小説。2016/11/9.に完結したものです。
続きを書きそうで、書かないような。
三年越しの今年に、書くような。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-18 17:07:01
4419文字
会話率:22%
アインフォード王国郊外に位置する世界有数の魔術学園である、アインフォード国立魔術学園。
この学園に春が訪れた時、一つのイレギュラーが現れる。
魔術を使わない!?詠唱は規格外!?
全てが常識はずれの男が学園に足を踏み入れるとき、アインフォード
王国を巡る御伽噺が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-05 03:54:02
205827文字
会話率:42%
王立コルデルーナ魔術女学院に通う16歳の少女、藤ノ木=ミゼル=アヴィルタはある日、夢の中で囚われのイケメンに会う。
蔦に縛られて身動きの取れない彼は自分が誰かも分からないという。
記憶喪失のイケメンとかおいしすぎじゃない?これって助けに行っ
て、なんだかんだあって恋とか芽生えちゃったりする展開なのでは?!
都合良く解釈したミゼルはイケメンを助けるべくクラスメイトと共に立ち上がった!
手に入れようイケメン彼氏!いやいや、困ってる人は助けないと、ね!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-11 17:00:00
8034文字
会話率:18%
公立高校2年の蔦谷理人《つたがや りひと》はファミレスで不思議な少女と出会う。
同級生の待田清隆《まちだ きよたか》は親友の理人とともにある事件に関わっていく。
同級生の加藤結瑞《かとう ゆず》は、密かな恋心を理人に抱いていた。
聖カトリー
ヌ女学院高校2年の鶴ケ谷優香《つるがや ゆうか》は、現状に不満を抱き脱走を計画する。
※※※
群像劇タッチで物語を進めていきます。時系列が前後しますがご容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 23:24:31
47611文字
会話率:38%
その世界には魔女という存在がいた。
それは人間が持つ神秘を失う代わりに世界の神秘を身に宿した存在だ。
死せる森、誰もいない森の中に居を構える泥沼の魔女アテナもまたその一人で、ひっそりと暮らしていた。
最近、彼女のそばには一人の少年がいた。そ
れは普通ではなく、バケモノと呼ばれる忌み子のロキ。
これは人である事を辞めた魔女と、人ではない少年、世界に嫌われた二人がそれでも世界と生きる物語。
『もし君が悪魔と契約しなければいけないほど、重篤な何かに患ってしまったのなら――その時は、その魔女に頼るといい。
そうでないのならやめておけ。』
『蛙の橋をまっすぐに、馬車道の途中崩れた祠で曲がれ。』
『悪霊の木を恐れるな、しがらみの蔦を断ち切るな。』
『安寧の泥はなく、絡みつくのは畏怖そして鉄錆色の希望だろう。』
『それでも進め、進む理由がるのなら。
倒木二つ、支え合う門が見えたのなら、右の木を二回叩き名を吼えよ。
さすれば光が可能性を指すだろう――。』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-21 22:38:03
107626文字
会話率:42%