全ての人々の願いが叶う場所、“天空庭園(ヘブンリーブル―)”。
これは自らの願いを叶える為に集った者たちの旅の記憶。
幸福も不幸も、希望も絶望も受け入れて。
それでも尚、進み続けた彼らの物語――さぁ行こう。夢の果てへ。
最終更新:2024-11-24 19:06:41
149032文字
会話率:23%
僕は転生者アルト。9歳の頃から目の奇病を患っている。家族は兄のミュラーだけ。学校にすら通えていない。
そんな僕が16歳を迎えたその日、全てが一変する。
僕の目は病気ではなかった。特別な力がただ暴走していただけだった。力の制御が可能になった
僕は、『事実の改変すらもたらす』極めて強大な力『箱庭内政システム』を見つけた。
そしてこの世界が、かつて遊んだ戦略RPG【ラングリシュエル】の中だと気付いた。
敬愛して止まない大好きな兄は、悪の元帥ミュラーだった。さらにその正体が転生者で、生前にこのゲームを貸し借りしたダチだったことにも気付く。
僕は兄を守りたい。戦犯となる運命をダチに乗り越えてほしい。
そこで僕は最前線の町『ザラキア』の領主となった。将来起きる戦いで、兄を支えるために、なんか庭に落ちていた『たぬき』と契約した。
自販機、ガシャポン、コンビニ、大型モール。時代考証を完全無視した施設がザラキアに立ち並んだ。
僕の力は『異世界の民が自販機から当たり前のようにハンバーガーを買うようになる』強大な一方で、極めて恐ろしい力だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:04:05
78366文字
会話率:48%
先祖代々ひたすら穴だけをただ掘り続ける一族がいた。
その最後の生き残りアウサルはある日、地底深くより邪神の封じられた宝石を発掘する。
忌まわれしその名はユラン。かつて創造主を裏切った竜の成れの果て。
「今より良い生活がしたくないか? お前
の持つ才能を100倍にしてやろう」
邪神ユランのその甘言に応じ、アウサルは反逆の竜の使徒となる。
力の代償に、ユランに代わって虐げられし種族たちを救うという、盟約を結んで。
だがしかし。その男アウサルの素質は、あまりに、[穴を掘ること]ばかりに偏っていた……。
祝福されることの無い反逆者たちの楽園、反逆の地下帝国を作ろう。
※22章13話まで完成済み、近々毎日投稿から隔日投稿化予定 更新時刻19:11以降
※友人しーさんの普通にプロい挿絵あり 応援お願いいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 18:17:30
760289文字
会話率:38%
先祖代々ひたすら穴だけをただ掘り続ける一族がいた。
その最後の生き残りアウサルはある日、地底深くより邪神の封じられた宝石を発掘する。
忌まわれしその名はユラン。かつて創造主を裏切った竜の成れの果て。
「今より良い生活がしたくないか?
お前の持つ才能を100倍にしてやろう」
邪神ユランのその甘言に応じ、アウサルは反逆の竜の使徒となる。
力の代償に、ユランに代わって虐げられし種族たちを救うという、盟約を結んで。
だがしかし。その男アウサルの素質は、あまりに、[穴を掘ること]ばかりに偏っていた……。
祝福されることの無い反逆者たちの楽園、反逆の地下帝国を作ろう。
※本作は予告版です。2017/11/27 夕方頃から新規連載作として毎日投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-26 22:28:50
5565文字
会話率:38%
魔法使いを夢見る少女、根音舞理(ねおと まり)は、念願叶って優秀な魔女を育成する初池魔女学園に入学することができた。
しかし、入学式の直後に一学期の期末試験に合格できなければ退学だと言い渡された――!
舞理は同じクラスになったⅡ科一年B組の
みんな(総勢四名)と協力して退学を回避したい……のだが、元気溌剌サボリ魔爆発魔、笑顔の圧が強い毒舌ンデレ巫女、タブレット端末で会話する実験好き、と問題児ばかりで協調性が無い。しかも、もっと言えば一番の問題児は魔法が使えないのに何故か入学できた舞理自身だった。
果たして舞理は魔法が使えるようになるのか。そして、退学は回避できるのか⁉
【初池魔女学園高等学校】
優秀な魔女を育成するための教育機関。普通科にあたるⅠ科と、特別学科にあたるⅡ科が存在する。
Ⅰ科に入学した生徒は、広く浅く魔法の勉強をする。
何かしらの能力に秀でていたり、将来就く職業が決まっている者がⅡ科A組に入学できる。
秀でている能力に問題があったり、能力を社会の役に立たせる気の無い者がⅡ科B組に入学させられるので、結果として問題児集団になる。
【Ⅱ科一年B組名簿】
・龍神彗(たつかみ すい)
学校裏手の山を少し登ったところにある神社の巫女。水を操る魔法が得意。
家庭の事情もあり、Ⅱ科B組に組分け。
・根音舞理(ねおと まり)
一般社会出身。入学時点での魔法の才能はからっきし。
Ⅱ科B組に入れられた理由は不明。
・火野屋天(ひのや あめ)
体育の授業にしか出席していないサボリ魔。爆発魔法が得意。
Ⅱ科B組に入れられる生徒の典型例。
・薬袋未琉(みない みる)
いつもタブレット端末を使用して会話している。
魔法薬の調合に長けているが、その能力を役立てる気がないためⅡ科B組に入れられた。
この作品はカクヨム、ラノベストリートにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:00:00
22317文字
会話率:56%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:00:00
4534006文字
会話率:35%
ぼっちな探索者、佐藤太一。
高難易度すぎると圧倒的不人気なダンジョン【神々の庭園】、その攻略情報をブログに書くのが彼の日課だ。
しかしそれを見つけたS級探索者、新山マサルが配信で「デマだ」と決めつけ、ブログは大炎上。
そんなことを知る由もな
い佐藤は、アクセスが増えたと大喜び。
さらには憧れの配信者ユニットが真相を確かめにきたりして、なんやかんやで佐藤は大バズりしていくのだった。
そして、どうやらそのブログは真実だと知られていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:00:00
41038文字
会話率:33%
前世の記憶があること以外は平凡な私、エレノアは、卒業を控えたある日、幼馴染で次期領主のオーヴィルにいきなり呼び出され、結婚を申し込まれた。正直、唐突すぎて意味が分からない。
なぜ求婚したのか聞いてみると、彼には他に本命がいるものの、家
庭の事情でどうしても誰かと結婚しなければならないのだそうだ。最低である。
そして、ひたすらに拝み倒され、形だけならと渋々承諾しようとした私の目の前に、謎のメッセージボードが突然現れた。そこには、「結婚を受けたら死ぬ(要約)」と書いてあり、私は怖くなって思わず結婚を断る。
しかし、オーヴィルは諦めず、毎日手を変え品を変え、時には権力も使いながら、ひたすら結婚を迫ってくるのだった……。
私は、侍女のリグレットとともに、この怪現象について調べることにした。そして、私たち2人は、この地方に伝わる妙な伝説に辿り着く……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:35:24
15229文字
会話率:50%
この春私立桜庭高校に入学した俺(佐竹蓮)は密かにえっちな絵でSNSを賑やかすさすらいのスケベ絵師。
ある日、誰からも恐れられる変人・甲塚希子にSNSアカウントがバレたこと切っ掛けに、俺は甲塚希子の裏の活動――人間観察部の手伝いをすることにな
った。
「スクールカーストっていうピラミッドを、徹底的に崩してやりたいの」という甲塚を手伝っているうちに、俺は幼馴染みや担任教師を初めとする様々な人間の「裏の顔」を知ることになってしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者X(旧Twitter)→https://x.com/ascii_egg折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:31:44
783168文字
会話率:52%
20XX年、世界中の家庭ゴミが突然意思を持ち始めた。ゴミ箱の中で腐っていたリンゴの芯は「俺はまだ食える!」と抗議し、ペットボトルは「リサイクルに出せ」と勝手にゴミ箱から這い出すようになる。世界はゴミの反乱によってパニック状態に陥った。
そ
んな中、主人公の山田悟(やまだ さとる)は自宅のゴミ箱から奇妙な声を聞く。
「おい、山田! お前が世界を救え!」
驚く悟だったが、ゴミ箱の中から現れたのは、謎の生命体「バコーン」だった。彼は「ゴミ界の救世主」を名乗り、悟に言う。
「このままじゃゴミが人類を支配する。でもお前なら…燃えるゴミと燃えないゴミの和平を結べる!」
半信半疑の悟だったが、バコーンの力で特殊な能力を手に入れる。「燃えるゴミ瞬間蒸発」「プラスチック修復」「ペットボトル投擲」など、日常的すぎる力を駆使し、悟はゴミたちとの交渉を開始する。
だが、世界には「燃えるゴミ派」と「燃えないゴミ派」という2大勢力があり、両者は長年にわたり抗争を繰り広げていた。さらに、その裏には「粗大ゴミ連合」という影の組織が暗躍していた。
悟は和平を目指すも、ゴミたちの間に根深い差別と偏見が渦巻いており、一筋縄ではいかない。そしてある日、バコーンから衝撃の事実を知らされる。
「実は、お前の心臓…燃えるゴミだ」
人間とゴミの境界線を越えた悟は、自分が何者なのか苦悩しながらも、世界中のゴミをまとめ上げるため奔走する。そして、最終決戦の場となったのは巨大な廃棄物処理場「エコシティ」。悟は人類とゴミたちの共存の未来を築けるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:30:01
3363文字
会話率:45%
高校二年生の笠貫恋乃丞は、ひたすら存在感が薄い凡庸な外観の青年。
死んだ魚の様な目つきで周囲をぼーっと眺めているだけで、クラスの中ではいつもひとりで浮いている。
一方、幼稚園から高校までずっと一緒のクラスで過ごしてきた最上級の美少女、桜庭陽
香は常にその周囲にひとの輪が出来る華やかな存在。
このふたり、幼い頃は一緒によく遊んだ仲で、小学校時代もお互いに助け合う親友同士だった。
しかし中学二年の頃、陽香に告白してきた上級生をストーカーと勘違いした恋乃丞が叩きのめしてしまった時から、ふたりの間には目に見えない溝が生じてしまった。
そして現在、高校二年生に進級したふたりは今回も同じクラスになったものの、お互いに言葉を交わすことも無く、赤の他人として振る舞い続けている。
陽香の初恋を台無しにしてしまったという悔恨を抱き続け、今に至る恋乃丞。
心の内に居座り続ける懺悔の思いを掻き消すかの如く、彼は古式殺闘術『我天月心流』の修練にひたすら励み続け、いつしか学内最強の暗殺拳士として成長を遂げていた。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:24:31
119413文字
会話率:27%
七年前、世界中にダンジョンの入り口が【生えた】。
彼の母親や妹、そして母の妹である叔母がそれに巻き込まれる。
当時一二歳であった彼の目の前で。
突如発生した黒い靄は、彼の妹と母親、そして叔母などを次々と飲み込んでいった。
少し離
れていた彼は叔母より託された従妹を連れて逃げだし、かろうじて巻き込まれずに済んだが、それは彼の心に大きな傷跡を残していた。
しかも巻き込まれた人とその風景まで、巻き込まれた当時の姿のままで、幻影のようにそこに映し出されていた。
ダンジョンの入口は、七年前のその当時の光景をそのまま保存しているにもかかわらず、実体はなく誰も助け出せてはいない。
すぐそこに見えるので助け出せるのではないかと希望を持つ家庭は少なくない。
彼もその一人で、なんとか助け出そうとダンジョンに挑むが、彼が授かった謎の職業のせいで、レベルもステータスも上がらずスキルも得られない。
それでも大学のダンジョン研究サークルメンバーの力を借り、謎の職業について検証を行っていたが、そのさなか大怪我を負い、からだには障害が残ってしまった。
不自由なからだとなった彼は、サークルからも追放され、事実上の引退を余儀なくされたが、ダンジョン攻略を諦めきれずにモンモンとする日々を送っていた。
そこへ彼の父親から、ダンジョン教育の非常勤講師にならないかという話を持ちかけられる。
ダンジョンは中のモンスターを放置しすぎると地上にモンスターを溢れさせることがわかり、そのモンスター溢れに対応するため、全国の学校でダンジョン教育が執り行われることが決まっていた。
だが講師の報酬は安く、稼げる冒険者は非常勤講師を引き受けたがらず、ダンジョンに潜ることができなくなった彼に白羽の矢が立ったのだ。
謎の職業の解放には彼の内なる条件が整っていないのではないかと、サークルの会長より指摘された彼は、気分を変えるのもいいだろうとそれを引き受ける。
だが引き受けたはいいものの、彼が講師として赴くことになったのは全国的にも珍しい女子小学校。
そこで七年前に叔母から託され、彼が助けた従妹と再会。
その友達とともに、再びダンジョンに挑むこととなった。
これは後に、JSハーレムキングと呼ばれる男と、それを取り巻くJSたちがダンジョンを攻略していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:16:51
353855文字
会話率:43%
キーワードをつなげて小説の筋を考えて書き留めました。
最終更新:2024-11-24 18:12:13
96393文字
会話率:9%
ミュージシャンになる、という夢を抱いて都会へ出てから10年。夢に見切りをつけて故郷へ帰って来た。懐かしい我が家には埃が積もり、年月の流れを感じたのだった。掃除をして、様々な思い出の品を見つけ、この家から再スタートを切る決心をする。そして都会
暮らしをしていた自分を思い出すと、奇妙な事実に行きつくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 20:44:49
7519文字
会話率:10%
都会の喧騒を離れ、ひと時の安らぎを求めて山小屋にやって来た霧島 蓮は、数日間寝泊まりして休暇を満喫していた。そんなある晩、突然の嵐に見舞われる。その嵐の中、訪ねてきた女がいた。年齢は一回りくらい上らしいその女は綾瀬 凛と言った。食事を分け与
え、暖を取らせて落ち着くと、ポツリポツリと取り留めない話を始める。言動に不自然な部分があり、凛の話ではどうやら未来からやって来たようだった。このままでは、この霧幻山の噴火によって周囲100キロの範囲で甚大な被害が出る可能性がある、と言うのである。噴火を止めるために、中腹にある祠を訪れる必要がある、という話に従って蓮と共に向かうのだが ───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 21:28:27
7095文字
会話率:18%
この世は「箱庭」。
この世の理から離れ、「箱庭」の管理人となった、とある導師の物語。
最終更新:2024-11-24 18:10:34
431466文字
会話率:24%
「箱庭の管理人」の番外編です。
本編で入らなかったエピソードを掲載しています。
最終更新:2023-03-12 13:55:18
9798文字
会話率:24%
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺
の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれるから。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:03:11
1335667文字
会話率:44%
この京都には、異常がある――。
その日、青年は間違い続けることを選んだ――。
異常の中に、身を置くと決めた。
黎海山探偵事務所に勤める探偵調査員、斎宮椥辻には血の繋がらない姉がいる。
花の高校二年生、十六歳の波羅場囀子。異常な家庭環境か
ら逃げてきた彼女を匿って早一年。
慎ましやかで穏やかで、幸せに暮らしていたその日々は、突然の終わりを告げた。
異常な発熱と手首に出来た大きな瘤、そして身体を這い回るなにか。
意識を失ったまま苦しみ続ける彼女を救うため、椥辻は黎海山探偵事務所へ向かう。
そこには、彼がいるからだ。
全ての異常と常識の狭間、現実と夢幻の間に棲まう異常識――。
黎海山という、異常なる、探偵がいるからだ。
常識と異常、二つの境界を行き来する新感覚ミステリホラー、ここに推参!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
105163文字
会話率:35%
【完結まで執筆済】
訳あって山奥に隠れ住み、薬師として生計を立てているエルミルシェは、ある日ペットの子リス、リンデンから「人が倒れている」と聞かされる。
エルミルシェは関わり合いになりたくないと嫌そうな表情を向けるが、リンデンはそれを無視し
て必死で鳴いてくる。
仕方なく案内されるままに山を少し下ってみると、小川の側で倒れている青年を見付けた。
美しい装飾の服と剣を佩いた身分の高そうなその青年には、鋭利な刃物での切り傷や弓で射られた形跡があり、どうやら命からがら逃げてきたようだった。
面倒事の気配しかせず顔を顰めていると、青年から譫言のような声が聞こえてきた。
その声を聞いたエルミルシェは盛大に溜息を吐くと、嫌々ながらその青年を助けることにした。
意識を取り戻しヴィスと名乗った青年は、傷が癒えるまでエルミルシェやリンデンと共に過ごすようになる。
命が狙われるような訳ありのヴィス、人里から離れ一人で生きてきたエルミルシェ。
かつてないほど穏やかな生活の中に見え隠れする、お互いの明かされない不明な過去。
二人の過去と今が交わる時、彼らは知らなかった真実に辿り着く――。
※ハピエン厨が書いている作品ですが、途中過酷なシーンがあります。
泣きながら乗り越えてもらえると幸いです(苦笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
171709文字
会話率:21%
侯爵令嬢カトリーヌ・カドレッドの人生は、十の時にやや脱線した。
原因は、幼馴染の伯爵令嬢リリア。曰く「前世を覚えている」「この世界はオトメゲーの世界」「自分はヒロイン、カトちゃんは悪役令嬢」。
そして、カトリーヌが破滅するのがわかっていなが
ら「ギャクハーエンドを目指す」とのこと。
この話をきっかけに、複雑な家庭環境に疲弊していたカトリーヌはなにもかもがどうでもよくなり、どことなく気力に欠ける地味で物憂げな無愛想令嬢へと育っていった。学園に入学したのちも、おばかなリリアを叱り飛ばしながら、父のばら撒く実のない見合い話の尻拭いをしながら、いつでも物憂げ無愛想。
鬱々とした日々の中で、唯一の癒やしは友人ソキウスとの交流だけ。
今日もカトリーヌは池畔で憂鬱げに踊る。たったひとりの観客のために。
悪役令嬢から無愛想地味令嬢に自ら転落した少女が、たった一枚の布をきっかけに、少しずつ前を向いていく物語。
※主人公は転生者ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
473421文字
会話率:35%
前世にて、派遣社員として働いていた山下宗平(やましたそうへい)は、帰り道で逆走して来た車と正面衝突して死亡してしまう。そして目を覚ましたらそこは家庭用オンラインゲーム(ドラゴン・フロンティア)の世界だった。
レベル、能力値、ギルドラ
ンク、所持品。前世でやり込んでいる為、恵まれたステータスのままスタートしたのもいいが、何処か退屈な模様。その道中、馬車が落としたトウモロコシを食べて、この世界でスローライフを決意する。しかし彼の元に集まる押しかけヒロイン達により、のんびりスローライフがめちゃくちゃになってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
33240文字
会話率:44%
―――――――――――――――――――――――――――
2024/6/17
新作投稿開始します!
今回は曜日関係無く【二日に一度】【18時】に更新予定です。
お付き合い宜しくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――
――
イケメン?
いいえ、そんな事言われた事がありません。
高身長?
いいえ、僕はその対極に位置します。
細身?
いいえ、デブではありませんがゴリゴリのゴリマッチョです。
彼女がいた事は?
そんな事一々聞かなくても分かるでしょうがぁぁぁぁぁああ!!
これはザ・非モテの代表格みたいな主人公が突如異世界に転移させられ、女神の説明もチート能力も与えられないまま、サバイバル生活をし、折角異世界人にであっても扱いは現実と一緒。
「だったら貴方達には頼りません!」
そして、人里から離れた主人公が異世界を見た目通り図太く生き抜いていく物語。
※女神の何とやらもチート能力も与えられてない主人公は、家庭の事情で元々チート気味なのはファンタジーの御愛嬌。それを含めて楽しんでください。
※サバイバル等をする関係上、グロテスクな表現が多数含まれます。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
195571文字
会話率:35%
夏休み最終日を堪能しようと繁華街に向かうべく同級生らと電車に乗り込んでいた高校生の東 光一らは他の乗客約40人もろとも異世界に召喚されてしまった。その中の1人が勇者の称号を持ち、他の者も特殊なスキルが与えられたが光一ら数人は「役に立たない
ハズレスキル」と言う事で放逐されてしまう。定番の冒険者ギルドでは経験不足を理由に入会を拒否され、苦渋の策として冒険者に相応しくない仕事(人探し・物探し・素行調査等)を受ける下請けパーティの体で追放者4人と探偵事務所を立ち上げる。だが実際の探偵は創作物のように華々しくもないワケで、捜索や調査以外でも、庭の草むしりからドブ攫いまでやる覚悟であったが初めて来た依頼は、さる高貴なお方の不明者捜索依頼だった。が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 18:00:00
153869文字
会話率:54%
───────平安時代、呪術によって改造された人造種族・鬼がいる世界。
鬼は自我を持ち、理性を持ち強大な力を持っているが同時に凶暴性を秘めており平和となった現代でも年間五千を超える重犯罪が起こっていた。
これを重く受け止めた日本政府は2
010年に「自身達の咎」として鬼を殲滅させる条例を出し、民間人による鬼の虐殺が行われる。
鬼達は束となり、沖縄へ避難してから着々と自身達の領土を拡大。
遂には鬼か人、どちらかの生命が日本から消える絶滅戦争へと発展して行った。
それは未だに続いていて、終わらない争いに人も、鬼も疲れていた
そんな世の中で、一人の人間の少年が理不尽に捉えられた好きな女の子を助ける為、征鬼軍に交渉する。
征鬼軍に課せられた使命、それは───────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 17:37:34
27723文字
会話率:19%