気が付けば。
外国の墓場のような、いかにもおどろおどろしい雰囲気を創り出す茄子紺色の夜空が包むその空間は。
けれども、その色が全てを隠すわけでもなく。
パンプキン色と言いたいけれど、キャロットオレンジ色のカボチャ、大きさにして
バスケットボール三個分のそれと千歳緑色の蔦と葉が、地面を覆いつくさんと這っている光景を克明に映し出していた。
「文芸webサーチ」「幻想検索」「comic room」に登録しているHP「tori」で掲載しているハロウィン短編小説。2016/11/9.に完結したものです。
続きを書きそうで、書かないような。
三年越しの今年に、書くような。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-18 17:07:01
4419文字
会話率:22%