20歳の大学生・**綾瀬 陸(あやせ りく)**は、100種類以上のアレルギーを持つ希少な体質を持つ青年。花粉、食物、金属、温度変化、果ては人の体温にまで反応する体質は、彼の日常を「生き延びる戦い」へと変えていた。
そんな彼が通う大学の先
端免疫研究センターに、新任の女性研究員・**宮坂 楓(みやさか かえで)**が赴任してくる。陸の体に興味を持つ楓は、ただの研究対象としてではなく、陸の「生き様」に心を動かされ、次第に彼との距離を縮めていく。
一方で、陸は誰かと親しくなることを恐れていた。自分に触れることで、相手が苦しむかもしれない。自分が普通の人間のように「恋」などしてはいけないのではないか——そう思い込んでいた。
しかし、楓のやさしさと向き合い、陸は少しずつ心を開いていく。ふたりは“手袋越しの恋”を育てながら、「生きることの意味」をともに模索するようになる。
だが、そんな中で起こるアレルギーショック事故、楓の過去、そして研究所の打ち切りの危機。さまざまな困難の中で、陸は「ただの病気の被験者」ではなく、ひとりの人間として、生き方を問われていく。
「君のためなら、痛くても、怖くても、触れてみたい」
これは、限界の中で希望を探す青年と、それを支える女性の、命をかけたヒューマンドラマである。
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最終更新:2025-07-03 23:00:00
33090文字
会話率:23%
大陸中央部の砂漠によって、西方と東方に行き来が極端に制限されている世界。
魔術の発展した西方で、「大陸の裏の覇者」と呼ばれる魔術機関で研究員として働くアナベル(※問題児)。彼女は研究室を爆破させてしまったことが原因で、砂漠を超えた東方にある
エーレハイデという国への調査が命じられる。
魔術機関の目を届かず、魔術的には未開である東方。その中でも「魔術が使えない」という更に特殊な事情を抱えているエーレハイデは、自国内でも魔術が使える高い能力を持つ魔術師の派遣を魔術機関へ要望していた。
養母より「エーレハイデで亡くなったかつての親友の遺したモノを探してほしい」というたっての頼みもあり、アナベルは単身エーレハイデに渡る。しかし、そこで出会った王子には「この国に魔術師はいらない」と追い返されそうになったり、最初遺品探しに協力的だった将軍も途中で意見を翻される始末。アナベルは中々目的が果たせないことに憤慨する。
「絶対、母様の頼み事を果たしてみせますからね!」
奮闘するアナベルは、エーレハイデという特殊な国の秘密と、養母の親友の死にまつわる真実を知ることになる。
──これは西方の魔術師である彼女が、東方の遠い異国で『運命』に出会う物語。
※主人公のキャラクター性で誤魔化していますが設定自体はシリアス。恋愛っぽくなるのは時間かかりますが、恋愛要素っぽいのがメインです。
「シルフィードの遺宝」は全章執筆済。全48話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:42:07
721366文字
会話率:42%
“記憶”を持つヒューマノイド。
“肉体”を持つクローン。
その狭間で、生身の人間の価値は、静かに揺らぎはじめている。
──〈不死界〉の時代に、人は“記憶”や“肉体”を、本当に愛せるのか。
<あらすじ>
遺伝子工学とAI・ロボット技術
の進化が、“死”と“人間”の定義を変え始めた時代。IPS細胞によるクローン生成と、脳情報のデジタル保存、さらにペロブスカイト太陽電池による完全自律稼働型ヒューマノイドの登場により、「かつて存在した人間の痕跡」が再現可能となった。
若きグラフィックデザイナー・アオイと、遺伝子研究員・ケンは、ある過去を乗り越えて静かな生活を送っていた。10年前に亡くなった“彼女・ミーナ”──ケンの元恋人であり、アオイのかけがえのない親友──その存在は、二人にとって今もなお“封印された痛み”であった。
ある日、家政婦として一体のヒューマノイド〈ミオ〉がやってくる。無表情で機械的なはずの彼女の言葉や仕草に、なぜか“懐かしさ”と“奇妙な違和感”を覚える二人。封印された記憶は、少しずつ、だが確実にほどけていく。
そんな折、ケンはアオイの母・ハナに結婚の挨拶をするが、穏やかなはずのハナは彼を激しく拒絶する。まるで、遠い過去の“亡霊”を見たかのように──。
静かに軋み始める日常。
違和感の正体を追い始めたケンとアオイは、やがて自分たちの出生にまつわる重大な秘密と向き合うことになる。封印された過去、“生まれてきた理由”──技術が可能にした“再生”の光と影が、ふたりの心を揺さぶっていく。
記憶とは何か。意識とは何か。そして、愛とは一体どこに宿るのか──。
技術がパーソナルアイデンティティの境界線を溶かしはじめ、
身体・記憶・意識・関係性──
4層の“存在のモデル”のパラダイムシフトが起こる。
脳をコピーしたヒューマノイドに“心”や“魂”は存在するのか?
記憶に基づいた言葉や行動から生まれる愛は、本物なのか?
“赤いコード”でつながれた6人の運命が複雑に絡み合い、
魂が揺さぶられるような問いが浮かび上がる。
科学がもたらす革新の中で、人間らしさとは何かを描く、
先の読めない展開で、魂の奥底を大きく揺さぶる、SF×ラブ・サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:21:34
20139文字
会話率:38%
地方の農業関連企業で農薬研究開発部門の研究員として働いていた神之 十碧(カミノ トア)は、開発中だった農薬を運悪く高濃度で吸い込み死亡してしまう。さらに転生先で屑親に売られてしまったトアは、エルズマート国お抱えの暗殺者ギルドで、殺し屋として
育てられる。逃げることも死ぬこともできず、20年もの間 殺し屋稼業を続けた結果、『常闇の殺戮者』の二つ名を持つ最悪の殺戮者となっていた。しかし国内で勃発した覇権争いに巻き込まれ、さらには自らが属する組織の裏切りにあい、トアは瀕死の重傷を負ってしまう。
今際の際で自らの運命を呪うトア。もしまた生まれ変わるのなら、今度は平和な世界でモフモフに囲まれて暮らしたいと願った。しかし死を覚悟した直後、ちんまりとしたおかしな人物が彼の命を救った。その人物の名はポンチョ。彼は過去にトアが他国の貴族から救い出した、それはそれはモフモフとしたヤブイヌ族の可愛い可愛い獣人だった。
闇の鎖によって繋がれ続けた魔の手から逃れ、ポンチョとともに東の果てへと移り住んだトアは、これまでの時間を取り戻すように、人として当たり前の生活を目指して奔走する。しかしなぜか彼の前に現れるのは、とにかく終始『もふもふ』した者たちばかり。不思議とどうして、あふれるばかりの風変わりなモフモフたちが集まってくる彼らのモフモフライフを、どうぞ御覧ください……。
これは運命に翻弄された最強最悪な常闇殺戮者が、新たな人生をもふもふモフモフし、もふもふモフモフし続ける物語です。
※少しのダークと沢山の可愛いをメインにした物語にしていく予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:22:02
97582文字
会話率:48%
過労死した社畜研究員が転生したのは、娘を虐待する冷血な悪役令息だった。しかも娘は禁術で生み出したホムンクルスで、このままでは親子揃って破滅確定!? ”――ならば、俺がこの子の本当の父親になる!”
前世で磨いた料理の腕を振るい、破滅フラグ回
避のため、感情のなかった娘の心と胃袋を掴んでみせる!
しかし、距離を取ろうとしても原作ヒロインは磁石のようにくっついてきて、悪事がバレる寸前どころか恋沙汰に? あの、君の親友が死にそうなのは、転生前の俺のせいなんだけど…。復讐破滅フラグさま、頼むから俺に近寄らないでくれ。
これは不器用なパパが、愛と贖罪と飯テロで、絶望の運命を書き換える物語。勘違いだらけの疑似親子ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 20:14:09
93616文字
会話率:21%
クゼーレ王国魔導騎士団。
危険度最大級の大型魔物を討伐するために結成された、魔法による特殊戦闘を専門とする王国直属の最強騎士団。
そして、その猛者たちを束ねる魔導騎士団の団長は、この国で最も強く美しい女性。
クゼーレ王国の象徴【ラ
ルダ・クゼーレ・ウェレストリア】第一王女その人である。
そんなカリスマ魔導騎士団長ラルダ王女について、ある日、全国民を震撼させる一大発表が王都中を駆け巡った。
「号外ー!号外ーーーッ!!速報だ!!
ラルダ王女が『ご婚約』されたぞーーー!!」
──しかし婚約者様は『非公開』。
王都では、誰も彼もがラルダ王女の婚約相手をあれこれ予想し大盛り上がり。
そして王都の宿屋の娘ミリアは、ある魔導騎士団の知り合いから王女様の婚約相手を聞き出そうと画策するのだった。
◇◇◇◇◇◇
宿屋の娘ミリアと父ゼルドー、騎士団員クロド、学園講師アスレイ、侍女ハンネエーラ、副団長ドルグス、新人研究員ユン──……
彼らが見た、王女と婚約者の素顔と過去。
そして彼らが見守る、王女と婚約者の一週間のお話。
◇◇◇◇◇◇
自分が読みたいものを書いてみました。少しでもお楽しみいただければ幸いです。
全16話+後日談(数話)を書き終えてあります。初回のみ2話、以降は基本的に毎日1話ずつ投稿していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:08:04
741261文字
会話率:26%
研究所の職員が過労で亡くなってしまった。
国から委託されて異世界素材の研究していた研究所。
政府から労働環境改善を提案され、『国営異世界旅行』に招待された東峰 灯鞠(とうみね ひまり)。
研究員が研究素材のある異世界で、『休み』を謳歌する
ことはできるのか?
社畜体質の灯鞠がどう立ち回るのか?
現地のコンダクターと上手くやれるのか?
行きと帰りを繋ぐゲートはまちまちという、試練もある世界でのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:00:00
132439文字
会話率:56%
幻影道パラレルワールド作品第三弾、無もなき神の弱点を探るのと同時に何故彼女が記憶を取り戻したのか、研究員たちの真の目的、ユカリが持つ死の力、この物語では謎だらけの事が解明されていく物語。
ユカリは「届け人」と呼ばれる特殊な仕事に就いて
いる。それは滅んだ国を治し、栄えさせるための唯一の人間。
ここは一年に一度ランダムに「神の裁き」が落とされ、その選ばれた場所は死滅し灰の跡地となる。
ユカリはビッグシスターの依頼を受け、それを治す為に届け人となり各国を渡り歩きながら今日もまた東奔西走してると灰の跡地となった場所で一人の女性を見つける。
それはまた、彼女達の運命的な出会いだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 08:03:56
22303文字
会話率:42%
十人十色とはよく言ったものだ。それは国も同じでそれぞれの特色がある。
とある魔力が存在するキャンバス大陸には、色に満ちたカラーズと呼ばれる国と、色に染まらずにいるグレーゾーンに分かれていた。
主人公であるクロは、黄の国の超能力育成機関(
Psychic abilty Training Facility)通称STFと呼ばれる施設に、赤子で拾われ研究員ブラッドに育てられる。
クロは何色にも染まらず、人に心を開こうとはしない。
この物語はクロの色にまつわる物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:07:40
202114文字
会話率:39%
ここ東京では、連続猟奇殺人を引き起こす者たちに"通り名"が与えられる。
『殺人鬼』『教祖』『悪魔』『死神』――。
その誰もが超常の力を持ち、己の信念に従い、人を殺す。
しかし、そんな「死」を汚す行為に異を唱え
る者たちがいた。
彼らは“闇部”
死を美と捉え、汚れた死を否定し、浄化することを目的とする能力者たち。
納棺師、葬儀屋、画家、彫刻家、研究員、祓い屋……美しき死の使徒たちが集う秘密組織である。
――「死は最期の芸術。ゆえに、美しくなければならない」
闇部は東京に蔓延する“歪んだ死”を粛正するため、それぞれ異なる信念を持つ殺人者たちと対峙していく。
一方、かつて事件を追っていた刑事・桐島沙耶は、捜査本部が解散された今も一人で真相を追い続ける。
彼女の傍らには、天才探偵・綾辻仁。
生と死、美と醜、正義と狂気――。
すべてが曖昧に揺らぐこの都市で、彼らが辿り着く“最期の美”とは何か?
美しく死ぬことが幸せか。美しく生きることこそ罪なのか。
これは、死と美を巡る黙示録。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:00:00
7464文字
会話率:36%
規格外の天才魔導具師ヴェルナーは、賢者の学院にて、日々魔導具開発にいそしんでいた。
その魔導具は民の生活を豊かにするほど画期的で、学院の名声を高めに高め、資金面でも潤った。
だが、ヴェルナーの才能を妬み、魔導具利権に目がくらんだ学院
長によって、賢者の学院を追放されてしまう。
しかし、ヴェルナーはあまり気にしない。お金はあるし、魔導具のロイヤリティ料の収入もある。
一人で楽しく研究に精を出す。
一方、ヴェルナーのいなくなった学院は、大変なことに。
そして王宮では優秀なヴェルナーを取り込もうと色々と考え始める。
同時に、ヴェルナーの作った魔導具目当てに、暗黒教団も動き出す。
安心安全、快適、目立たないひきこもり研究ライフを目指す、若き天才ヴェルナーの前途は多難なのだ。
※カクヨムにも投稿しています。
※タイトル、あらすじ試行錯誤中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:00:00
343193文字
会話率:49%
平行世界を観測する研究員・あきおは、偶然発見した装置の改造により、別世界への「ゲート」を開く方法を手にする。だが、その最初の訪問で待っていたのは、巨大な剣を振り回す謎の少女との衝突だった。彼女の名はミア。妹を救うため、単身盗賊団に挑もうとし
ていた。成り行きでミアと関わることになったあきおは、彼女の世界へと足を踏み入れることに・・・。
ここから、現代人と異世界の少女による魔導書をめぐる冒険が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:00:00
21894文字
会話率:42%
研究所から逃げ出した少年、研究員たちに追われ逃げた先でトラックに引かれてしまう、少年が次に目覚めたとき眼の前には全く知らない世界が広がっていた___。
最終更新:2025-06-22 20:53:06
4321文字
会話率:64%
テラフォーミング、資源開発、採掘の邪魔をしている、
敵対原生生物を一掃せよ。と、言われた遺伝子工学研究員キーリスはいろんな物を組み合わせてゴブリンや亜人をクリエイトしていく。その中には後に魔王と呼ばれるものの姿もあった……。
ー登場人物ー
キーリス 遺伝子工学研究員。全ての亜人の生みの親。
外見はいいが、中身はクズ。
M-0 キーリスの作り出した、男性型生体兵器。
通称“マオ”。黒髪セミロングのイケメン。
M-F キーリスの作り出した、女性型生体兵器。
通称“マフ”。黒髪セミロングの色白美人。
M-T キーリスの作り出した、中性型生体兵器。
通称“帝釈天”。ガチムチの褐色アニキ。受け。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:37:44
66644文字
会話率:46%
捕らえられた革命軍の捕虜と、なぜだか尋問官として現れた研究員のやり取りです。実在する実験をもじってテーマにしていますが、話の都合上正確な描写ではないのでご留意下さい。
最終更新:2025-06-19 14:33:24
2000文字
会話率:64%
「もう、あんな働き方はしない……今度こそ、静かに暮らすんだ」
過労の果てに命を落とした社畜研究員、紡イツキ(29)。
異世界で目覚めた彼が手にしたのは、ガラクタの山から奇跡を生むチートスキル【万物再編】と、「のんびりしたい」という切実な願
いだった。
人付き合いが苦手な彼は、誰にも会わなくて済む辺境の森に工房を構える。
冒険者が捨てていく「ゴミ」を安く買い取り、趣味のモノづくりに没頭する……それこそが、彼の理想のスローライフ。
ゴブリンの骨から、驚くほど美しい光沢の食器を。
スライムの粘液から、ありえないほど強力な万能接着剤を。
――だが、本人にその”異常さ”の自覚は、まるでない。
「いや、これは素材が良かっただけで……大したものじゃありません」
彼の謙虚な言葉とは裏腹に、その”リサイクル品”は異世界の常識を静かに、しかし確実に覆していく。
いつしか彼の工房には、噂を聞きつけた商人や貴族まで押しかける始末。
「なんでみんな俺のところに……? 目立ちたくないんで、そっとしておいてください……!」
これは、世界を変える気も、成り上がる気もゼロな、超絶内気で謙虚な職人が、ただの趣味(のつもり)で世界を根底からひっくり返してしまうかもしれない、無自覚系スローライフ・ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 20:00:00
43874文字
会話率:6%
昆虫博物館の研究員、気づけば“あの夏”にいた――。
仕事に疲れ、情熱を失いかけていた昆虫学者・榊原直人(さかきばら なおと)は、ある日ふと降り立った無人駅で、信じられない光景を目にする。
──そこは、幼い頃に過ごした田舎町。そして目の前
には、死んだはずの幼なじみ「だいちゃん」が、あの頃のままの姿で立っていた。
なぜ自分は、昔の世界にいるのか?
なぜだいちゃんは、この時代に現れたのか?
そして、なぜ“あの昆虫”だけが、いまも輝いて見えるのか──。
虫を追い、笑い合い、心が揺れたひと夏。
その先に待っていた、たった一つの「記憶」と「再会」が、男の人生を静かに変えていく。
これは、“好き”を取り戻す物語。
もう一度、あの夏に帰りたくなるノスタルジー×幻想のタイムスリップ小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:00:00
18030文字
会話率:23%
政府公認の超常現象研究組織、通称「Black File」。科学で証明できない様々な超常現象を命をかけて調査する研究員たちが繰り広げる、血と涙の記録。
最終更新:2025-06-10 22:00:00
1642529文字
会話率:47%
コレジャナイ王国(正式名省略)――――
代々の王様は一度や二度は無謀な行いに出て、いつも当初の思惑と違う形の結果をもたらす。しかも大体王様のやりたかった事よりいい結果になってしまうという、大変にはた迷惑な宿命を背負っている国だ。
平
民でありながら登用試験を見事合格したファリス・タリーズは、古代遺跡の研究をしたい夢をかなえて考古学研究所の研究員となり、忙しいながらも充実した日々を過ごしていた。
しかし、在位二十年を迎えた国王陛下がお祝いの演説でブチ上げた暴挙のせいで、ファリスの平穏な日々は終わりを告げる……
王様の暴挙に巻き込まれたファリスは、人使いの荒い上司のせいで全国を飛び回る羽目になる。
古代遺跡に心奪われる好奇心旺盛なファリスだが、持ち前のお節介体質が災いして、あちこちのトラブル解決に駆り出され、欲しくもない実績を着々と積み上がる……
それはお貴族様たちに密使と勘違いされた挙句、隣国との交渉役にされたりだとか、多忙で死にかけた宰相殿の面倒を見る羽目になったりだとか……なんでただの研究員がこんな事やってんだという事ばかり!
この物語は、頑張れば頑張るほど平穏な研究生活が遠ざかってゆく、その癖ちょっぴりトラブルバスターをするのが楽しそうなファリスが、カオスな王国でトラブルを解決しながら、いつの間にか国を救う英雄になってしまう……笑いとドタバタの冒険譚です!
~カクヨムさんにも掲載させて頂いています。よろしくお願いいたします!~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 20:20:00
115574文字
会話率:44%
# ダンジョンが出来て100年 あらすじ
## 物語の世界観
2050年、日本。100年前の1950年に世界初のダンジョンが誕生して以来、人類は「迷宮法」のもとでダンジョンを管理・運営してきた。政府機関「国家迷宮監査局」が全てのダンジョ
ンを監視し、探険者には正式なライセンスが必要な時代。
## 第1章のあらすじ
### 運命の始まり
横浜市如月区青葉に住む中学3年生の**紅蓮誠**は、卒業式の朝、勉強机に一滴の緑色の液体が落下するのを目撃する。その瞬間、机の引き出しは異空間へと変化し、奥行き無限大の緑色洞窟となった。好奇心旺盛な誠は恐る恐る足を踏み入れ、人生初のダンジョン探索を開始する。
### 最初の仲間たち
幼なじみでIQ160の天才少女**橘玲**に相談した誠。玲が持参した特殊薬品「キセス液」がスライムに奇跡を起こし、貴重なアイテム「オープナー」を入手する。さらに妹の**莉子**が偶然ダンジョンに迷い込み、隠れていた回復魔法の才能を開花させてチームに加入。「紅蓮探険隊」の基盤が形成される。
### 初めての試練
体長2メートルの第1層ボス「ゲルスネーク」を玲の戦術と誠の勇気で撃破。ドロップした「転送ルーター」により、ダンジョンの出入口を複数設定可能になる。迷子のロボット「DOG-α」を救う初依頼を通じて、誠は「困っている人を助ける」使命感を抱く。
### 法の壁と家族の絆
地下鉄廃駅で国家迷宮監査官**アメジスト**と遭遇。無許可ダンジョン運営は「迷宮法違反」だと警告を受ける。その後、凶暴な「黒い粘獣グラファイト」の襲撃で家全体が危機に陥り、両親にもダンジョンの存在が発覚。
元自衛隊整備士の父・大悟と化学研究員の母・真弓も加わり、家族総出で探険隊を結成することを決意。
### 新たなスタートライン
正式な探険者ライセンスを取得するため、関東最大の迷宮都市シグナへ向かう誠たち。そこで技術系ライバル**九条蒼馬**と出会い、筆記・実技試験で火花を散らす。
玲の天才的知識、誠のリーダーシップ、莉子の回復能力、そして両親の専門技術。「紅蓮探険隊」は本格的なダンジョン探索者への第一歩を踏み出そうとしていた。
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**キーワード:** 家族の絆、成長、冒険、友情、責任
**ジャンル:** 現代ファンタジー、ダンジョン探索、青春群像劇
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 14:00:00
37345文字
会話率:54%