魔鉱石を巡ってパイデスとエルダの間で戦争が勃発。
国王の命令で貴族から一人、従軍しなければならなくなり、アイリスは家族と領民を守るために一人、戦場へ。
戦争が終わり、帰ると家族は砲撃を受けて亡くなっていた。
悲しみと憎しみから目を逸らし、領
を再建するために奮闘するアイリス
戦後の苦悩をメインに描いています。
※残酷な描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 07:00:00
98622文字
会話率:47%
[カミヒト][イヌネコ]
王に、魔女ベランジェールは言った。
『私を裏切った王と国に、最大限の祝福を贈ってやる。この国に未来はない。呪いに呑まれ、朽ち果てるといい』
母の胎内にいた私は、その呪いの祝福とともに誕生した。
王女で
あり、王子でもあるこの体で生まれてきたのだ。
呪いを発動させたベランジェールは、舌を噛み切ってこの城で命を落とした。
呪いを解ける者はいない。
この国は緩やかに衰退していくと懸念されていたのだが、国外で暮らしていた王の隠し子が城に連れてこられたことを境に状況は一変した。
*ヒロインの一人称が、しばらく“オレ”です
*カクヨム、アルファポリスでも公開しています。
*「逃走中。待てと?殺されるのが分かってて待つわけないでしょぉぉぉ」の話がちょこちょこ絡んできます。
*「お久しぶりです旦那様。そろそろ離婚ですか?」と同じ世界です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 13:05:31
16165文字
会話率:23%
新しい時代が来る。誰もが新王の即位に沸き立ったその三ヶ月後、王女クリスティーンの母は何者かに殺された。最愛の母を失って、父の治めるこの国は緩やかに衰退していく。盤上遊戯の駒が欠けるように、クリスティーンの周囲から親しい人たちが居なくなってい
く。新法王の後押しを経て新女王として即位したのも束の間、断罪を受けてクリスティーンはあっけなく死んだ。幸せだったあの日に帰りたい。ただそれだけのために少女は死に戻る。【蜜蜂は王乳の夢をみるか】から十五年後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 00:35:42
488814文字
会話率:25%
孤児として路地裏暮らしをしていた少女、フィユ。
ある日、不運にも奴隷商に捕まり商品にされようかというところ。
突然現れた少女に買われたかと思えば、百年働いてもお目にかかれないような綺麗な指輪を無理矢理押しつけられる。
「一年経ったら戻るか
ら、それまで記憶喪失とでも言って誤魔化しなさい!」
風のように去って行った名も知らぬ少女を呆然と見送った直後。
騒がしい足音が近付いてきて、フィユを取り囲んだ。
かと思えば王室騎士団たちに豪奢な馬車へと詰め込まれ、辿り着いたのは王城グランツクリーゼ。
王家では王女の婚姻話が持ち込まれており、フィユは彼女がなぜ逃げ出したのか理解すると同時に、大変なことに巻き込まれていることも理解してしまう。
元孤児の期間限定王室生活は、果たしてどうなってしまうのか―――
* * *
複数の王子様たちとの出会いを描いた王城生活篇が完結したら、各キャラの個別ルートを連載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 00:00:00
135898文字
会話率:49%
田舎の辺境貴族の娘に転生した私は、十歳の時に第一王女、第二王子の婚約者候補を決めるために開かれるパーティーへと招待された。私含め兄二人と共に家族揃って参加したけど、私達三人は家の都合で全員婚約者候補は除外されるため別のパーティー開場に参加し
ていた。のだけど、何だか面倒なことに巻き込まれてしまって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 21:20:38
15731文字
会話率:48%
一言で表すならとある令嬢の愚痴。
二言で表すなら面倒くさい立場にいるとある令嬢が面倒くさいことに巻き込まれたときの愚痴。
とまぁ、王子派、中立派、王女派と、三つの派閥があるとある国で、中立派にいる主人公がどっかの公爵令嬢のせいで招待状が書
き間違えた結果王子派の仮面舞踏会に参加することになり、面倒くさいことに巻き込まれる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 07:06:07
5619文字
会話率:21%
主人公モニカは貴族の娘だが素行が悪いことからドラゴンの領主の下でメイドをしている。そんな中で敗戦国の生き残り王子が訪ねてくる。
【巫女殺めの神】主人公アイハは女騎士だが神託で巫女に選ばれる。しかし確定ではなくこれまで何人も候補が神殿で殺さ
れている。神官と対立する国王に王子と結婚しろ言われ板挟みになった。◆キャラ:脳無し1王子〔コルコンデ〕、人で無し2王子〔ヴィローチ〕、ろくで無し3王子〔カメオル〕、平民上がりの将王〔ボルチェン〕、竜人の女装少年〔レドネス〕、神〔レジン〕
【禁忌の双子】主人公ルリナーは王女だった。魔王により国は陥落。運よく生きのびた彼女は世界の崩壊を止めるべく双子の弟と旅にでる。
【龍と人】主人公リーファンの仕える龍王が死んでしまった。次期龍王を探しに人里へいく。
【竜姫と王様の一方的な駆け引き】敵対する竜人と人間は一時的に休戦。ドラゴン族の姫である主人公ドラセルナに王弟が求婚。
【女領主】ドラグリエはあるとき記憶喪失の青年を救う。
【ドラゴンバスターの娘】ルゾナイーアは父の仇を討つべく旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 04:23:43
6511文字
会話率:41%
人間の王子イルテは古城にて魔族の少女ズヴィと出会う。人間と魔族の橋渡しの為に彼女を妻にしようと国へ連れ帰る。しかし二人の結婚を阻む者達が――
【明闇(めいあん)の黒と白】政略結婚から逃れるため、公爵令嬢プロミネンシアは敵国に乗り込む。
【
灰の双子】グレー国に住まうのは弟を盲愛する姉、それを甘んじて受け入れる弟。狂った愛。その先に待つのは―――
【金の暗殺者と銀の姫君】暗殺者の男を罠をしかけて待ち構えていた姫。彼女の遊びに、暗殺者は付き合うことになる。その城に入ったら最後、出る事は叶わない―――――。
【暗殺者は姫を浚う】王女スパラジーネは王都を騒がせる暗殺者スコーピオに憧れる。だが、彼女に会いに来た暗殺者は偽のスコーピオだった。
【死んでください女王様】敵国カオスマインに敗北した王女は敵の王子に嫁ぐことになるが想う騎士ログナーがいる。
【黒明の王子と暗白の皇女】皇女・ホワイティナは敵対している黒の王国の地下に捕えられ、敵である王子は彼女に求婚を迫るのだった。彼女が選ぶのは緻密に練られた戦略か一時の感情なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 02:00:28
25851文字
会話率:49%
ジュエリッタは捨てられた王女。魔力だけで学園に入学したものの成績は下位。出るはずのなかった学園の大会で選抜メンバーとなってしまう。
【元令嬢は守銭奴教祖】主人公レレイユは宗教激戦区の惑星サニュで教祖となり、頂点たる主教の座を目指す。未来
の有力者が集まる魔法学園に通い信者を集めることにした。
【地下書館籠城記~】主人公アンノミアは次期魔導一族の長。
【カモフラージュ】主人公ファメラは王女として国の悪評を払拭したい。
【誰が私を殺したのか?】主人公ライラナは殺されてしまい生き還りを目指す。
【全知全能の私】主人公ラミラは天上神から全知全能の力を奪ってしまった。
【5人の王子のためにアイテム調達がんばる私】主人公の理琴は父のリストラを機に玉の輿を狙う。
【悲劇の女王は芳しい神にほだされる】主人公セーナは次期ジュラス星の女王。古の龍王から譲り受けた香水瓶を割ってしまう。金では買えない香水を作り直すことになった。
【創立者は傍若無人のドラゴン娘】主人公ルイルは人間に育てられたドラゴン。彼女は後に魔法学園を創立する大者となるのだった。
【魔法学園リリノア~神官様の補佐役は女神様~】主人公リリノアは不時着し、神官に保護された。
【人生は全然甘くない】主人公シューガレナは国王が魔王を討伐した者に王位を譲るというのであわよくば貴族の妻になれればと参戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 21:19:14
14164文字
会話率:41%
小さな島国ゴルゴニア王国の宮廷を震撼させる事件が起こった。異国の王子、大貴族の子息、次々と高貴な青少年が石化していったのだ。その犯人が第三王女ソフィーだと判明する。彼女は自分の恋した男性を石に変えてしまう魔眼を持っていた。王は彼女を孤島へ島
流しした。それから幾年経って島暮らしにも慣れたソフィーはある日海岸で倒れている美青年を見つける。彼に一目惚れしそうになる気持ちを抑え込んで助ける。青年はレウスといい船が難破して流されてきたという。彼の粗暴な言動にソフィーは自分の好みのタイプではないと一旦は安堵する。それから二人の共同生活が始まるが、はたしてソフィーはレウスに恋せずにすむのだろうか!? 禁断の異世界恋物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 18:11:43
12248文字
会話率:47%
『憧れのヴァイオレッタ様、わたしはあなたを死なせる訳にはいきません!』
クイーンズヴァレー王国の有力貴族、カインズベリー侯爵家のメイドであるわたしは、100名居るメイドの中の88番目で所謂モブメイド。でも、侯爵令嬢であるヴァイオレッタ様
へ仕える想いは人一倍ある子だった。ヴァイオレッタは国の第一王子、クラウン王子の許嫁。自らの美貌を全面に押し出し、高貴かつ傲慢な態度を取るヴァイオレッタは、世間から悪役令嬢として疎まれていた。
そして、悲劇は訪れる。ある事件がきっかけで、クラウン王子は隣国のマーガレット王女と結ばれ、ヴァイオレッタとの婚約は破棄。王宮から追放されたカインズベリー侯爵家は王宮から追放され、何者かが屋敷に火をつけ、ヴァイオレッタはその生涯を遂げる。
「あれ? この姿……嘘!? ヴァイオレッタ様」
88番目のモブメイドが目を覚ますと、彼女の姿になっており……。
生前の記憶を持ったまま、死に戻りを果たした彼女は、ヴァイオレッタの悪役令嬢としての立場は変えず、破滅エンドを回避すべく、立ち上がる。
第一王子、第ニ王子、モブな伯爵令嬢。生前の記憶を利用し、危機フラグを回避していくと、周囲の態度が急変し……。
『え? 待って! ヴァイオレッタ様~~こんな王子に溺愛されるなんて聞いてないです~~!』
隣国マーガレット王女と王子を結びつけるきっかけとなった社交会。あの場で一体何があったのか? ヴァイオレッタの婚約破棄、その背後に潜む謀略の謎。生前、屋敷を燃やした相手は誰なのか?
やがて、モブメイドの死に戻りを知る謎の男まで現れて、〝わたし〟の周囲は大変な事になり……。
これは、生涯仕えたヴァイオレッタを救うため、88番目のモブメイドが悪役令嬢として立ち上がり、トゥルーエンドを目指す物語。
※ ノベルアッププラス様でも公開しております。
※ 5万字以上ストックがありますので、今月中は毎日更新でお届け予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 12:09:52
132996文字
会話率:54%
【全10話+番外編2話】ズタボロ系王子を愛でて美味しいご飯を食べさせる話。
「いつか、このくらいのことが普通だって思えるといいね」
「……そんな日、こない」
「えー?」
「だって、僕は今がいちばん幸せだ。とくべつで、だいじなんだ! 普通な
んかじゃない!」
エルフのサンドラは、騙されて借金を背負った結果、気が付いたら国王の側妃になってしまう。
ある日、ボロ雑巾のようになって廊下に倒れているルーファス第一王子を拾ってしまい、保護することに。話を聞いてみると、毒が貴族の嗜みとされるこの国で大きくなれる王子王女は、慣習上、一人だけということだった。
3話目までは前段。本編は4話目からです。
※異世界恋愛ジャンル最高14位をいただきました。ご愛読ありがとうございました。
※ カクヨム、ベリーズカフェでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-23 20:08:21
62993文字
会話率:43%
魔術が忘れ去られて数百年後。
元宮廷魔術師の家系であるメアリーは、魔術の才能を持って生まれてきた。
しかし、現在では禁忌の力とされている魔術を、婚約者のゲオルグに見られてしまう。
「王女に変身して成り済ませば、魔術を秘密にして、結納金を払
ってやる」
貧乏貴族であるメアリーは、婚約破棄を告げられながらも、魔術を秘密にするため、結納金のため、その使命を引き受けることにした。
本物の王女は行方不明、変身は見破られそうになるが……!?
歴史に残る宮廷魔術師として活躍する、メアリーの物語が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 20:08:07
22223文字
会話率:42%
生まれる前から同盟国に嫁ぐことが決まっていた王女オリヴィア。しかし相手国にはいまだに王子が生まれていない。それでも王女としての務めを果たし、胸のうちにある淡い想いをひた隠しにしながら、勉強に外交にと勤しんでいたのだが、ある日急にオリヴィアで
はなく弟が婿に行くことになったと告げられた。おまけにオリヴィアは好きな相手と結婚していいと言われる。それならば、彼に想いを伝えてもいいのだろうか。そんな期待が芽生えるも、ずっと気持ちを隠していたオリヴィアには両想いになる方法などわからない。押し殺していた想いをもて余してもだもだする二人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 17:48:09
30118文字
会話率:45%
ミーシャは年に1回ある学園祭の夜会にて婚約者である第一王子、エリアスに婚約破棄を言い渡される。公衆の面前で婚約破棄とされ、令嬢としても女性としても傷物になってしまい、しまいには傍観者の貴族から嘲笑され羞恥心でどうにかなりそうな時、学園の厨房
に野菜を納品しに来たメアリーが事情を把握し、ミーシャを庇い、自分の離宮に連れ帰ることに。
王国一気高い地位にいる、メアリーの離宮。どんな離宮なのかと興味を抱いたミーシャだが、絢爛豪華なイメージとは正反対の、庭は作物を育てる畑として埋め尽くされており、優美と正反対の泥臭い光景だった。
転生農業王女と悪役令嬢が送る豪華で庶民的な農業&貴族ライフ開幕!
※タイトルは現状いい案が思いつかないので、おいおいちゃんとしたのをつけます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 18:59:27
15117文字
会話率:57%
★その後のお話がスタートしました★
仮想敵国の王子に恋する王女コトリは、望まぬ縁談を避けるために、身分を隠して楽師団へ入団。楽器演奏の力を武器に周囲を巻き込みながら、王の悪政でボロボロになった自国を一度潰してから立て直し、一途で両片思いな恋
も実らせるお話です。
王家、社の神官、貴族、蜂起する村人、職人、楽師、隣国、様々な人物の思惑が絡み合う和風ファンタジー。
★作中の楽器シェンシャンは架空のものです。
★婚約破棄ものではありません。
★日本の奈良時代的な文化です。
★様々な立場や身分の人物達の思惑が交錯し、複雑な人間関係や、主人公カップル以外の恋愛もお楽しみいただけます。
★二つの国の革命にまつわるお話で、娘から父親への復讐も含まれる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 13:01:11
610746文字
会話率:41%
計画成就のため城を出立した双子の王子と王女。
そして王族一家の計らいにより王子たちの追跡を命じられ共に旅する男女。
それぞれが抱える恋の行方は…!?
架空の国の賑やかな登場人物たちによる、時にほのぼの、時にシリアスなラブストーリー
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 15:42:47
77672文字
会話率:26%
伯爵令嬢ルーチェは、長身かつ中性的な顔立ちから、可愛いドレスが似合わず幼少期から男装をして過ごしてきた。
ある日、姉の結婚式で、貴族の息子たちから執拗に追いかけられている絶世の美女に出会い、彼女の窮地を助ける。
その縁で絶世の美女ことアデリ
ーナ第三王女から「兄と結婚してもらいたい」とお願いされたものの、その相手とは、病弱で社交界にも公務にも出られない第五王子フィオリーノのことだった。
「おとぎ話ではないから、この呪いは真実の愛なんかでは解くことができないんだ」
「どんな姿のフィオでも、私は構わないよ」
可愛いもの大好きな男装令嬢と、ワケありな王子様の、昼夜逆転婚姻譚。
【要注意】
昼夜逆転TSF、似非百合(盛大なネタバレゆえに、好物な方・気にならない方はそのままお読みください。苦手な方は回れ右)
獣化する人間あり(もふもふしていますがメインではないです)
アルファポリス他でも同時更新しています。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-07-10 21:00:00
132418文字
会話率:57%
「婚約破棄、以前の問題でございました……」性格最悪、素行最低、国内外で嫌われ者の我が主君、ロゼッタ王女が無理やり結婚しようとした隣国の王子は、即刻縁談をお断りされました。(さもありなん)と蚊帳の外でうなずくわたくしですが、なんとその日の夜、
ロゼッタ様を振った王子さまからプロポーズをされてしまいます。「あの、お気持ちはものすごく嬉しいですし、実はわたくしも殿下のことをお慕いしているのですが、わたくしはしがない下級貴族の娘で、ただの王女付きの侍女にございます。身分が違いすぎます」身を引こうとするわたくしですが、このプロポーズをきっかけに、二人の人生はあらぬ方向へと進展するのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 07:12:55
16684文字
会話率:31%
「ソフィア・フォン・ノイラート公爵令嬢、どうかこの婚約は無かったことにしてほしい!」
カルマン子爵家に嫁ぐはずだった私は、婚姻の儀の直前で婚約破棄を宣言されてしまいました。
理由を聞くと「誠の愛を貫きたいから」とのことです。
大体この
婚姻も不作で経済打撃を受けたカルマン子爵家から公爵家に打診してきたものであるのに……。
呆れながらも私は諦めていました。
『狐目令嬢』
威圧感を与えるこの鋭い目つきのせいで、つけられた私の蔑称。
私は若い貴族の社交場、学園でも蔑まれ、友人を作ることも出来ず、果てには婚期まで逃してしまったのです。
失意の中、公爵領に戻った私にお父様は告げます。
「お前の婚姻が決まった」
無関心に告げたその言葉に私は即座に政略結婚であることを理解しました。
お相手はプロノワール王国の東にある帝国の更に東の小国、ブランク王国の第三王子。
本当であれば王家に連なる王女の一人が嫁ぐはずでしたが、「絶対に嫌だ」と反発した結果私に白羽の矢が立った、ということでした。
これは『狐目令嬢』と蔑まれ、婚約破棄までされ、挙句の果てには政略結婚の駒にまでされてしまった私が幸せな婚姻を結ぶまでの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 11:11:24
12303文字
会話率:24%
「ソフィア・フォン・ノイラート公爵令嬢、どうかこの婚約は無かったことにしてほしい!」
カルマン子爵家に嫁ぐはずだった私は、婚姻の儀の直前で婚約破棄を宣言されてしまいました。
理由を聞くと「誠の愛を貫きたいから」とのことです。
大体この
婚姻も不作で経済打撃を受けたカルマン子爵家から公爵家に打診してきたものであるのに……。
呆れながらも私は諦めていました。
『狐目令嬢』
威圧感を与えるこの鋭い目つきのせいで、つけられた私の蔑称。
私は若い貴族の社交場、学園でも蔑まれ、友人を作ることも出来ず、果てには婚期まで逃してしまったのです。
失意の中、公爵領に戻った私にお父様は告げます。
「お前の婚姻が決まった」
無関心に告げたその言葉に私は即座に政略結婚であることを理解しました。
お相手はプロノワール王国の東にある帝国の更に東の小国、ブランク王国の第三王子。
本当であれば王家に連なる王女の一人が嫁ぐはずでしたが、「絶対に嫌だ」と反発した結果私に白羽の矢が立った、ということでした。
これは『狐目令嬢』と蔑まれ、婚約破棄までされ、挙句の果てには政略結婚の駒にまでされてしまった私が幸せな婚姻を結ぶまでの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 20:10:11
12147文字
会話率:25%
敵対する三国の貴族達が一堂に通う学園に、ひょんな事で女装したまま入学することになってしまった伯爵令息のクリス。
女装がバレないよう、ひっそりと学園生活を送りたいクリスだが、生徒会役員に抜てきされてしまい、なぜか三国の王子達から熱烈なア
プローチを受けることとなってしまう。
これは、王女達とのラブロマンスを夢見るが、王子達にことごとく邪魔されてしまう女装令息の受難の物語。
※物語の性質上、無自覚BL、見た目上GLの要素が含まれます。
※第一章のプロローグの最後に挿絵が入っています。挿絵が苦手な方はご注意願います。
※改稿は、誤字の修正のみで内容の変更は行っていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 23:13:03
108074文字
会話率:31%
大陸の西の国、リコフォニア王国。この国には、ある有名な少女が居た。名を『カレンデュリア』と言う。王都ウィスペルの下町、南門近くの宿屋、『白竜の窖亭』の一人娘だ。国の英雄であり、冒険者、宿屋の主人エリエンスの娘、カレン。国民に愛される王家、そ
の黒髪の第一王妃によく似た少女、カレン。彼女は武芸に秀でた美少女で、王子ルーメンスの婚約者。下町育ちの庶民派伯爵令嬢である。そして彼女の夢は、憧れの恋焦がれる父親と同じ冒険者になって世界中を廻ること。おそらく多分、かなり病的なまでに父に対し家族愛以上の想いを抱く、そんな少女のカレンデュリア。雪のように白い頭髪の父親とは違い、彼女の髪はカラスのように真っ黒け。そして、父と同じ金色の瞳が仇となり、お伽噺の東の悪魔とおんなじ黒髪、金目の少女であった。だから、少女は子ども達に遠巻きにされた。当然、友人など出来ようはずも無い。そして嫌われ、苛められた。どんなに自分の容姿を呪ったであろう。そして、そんな自分を諦めたのであろうか。そんな時に現れた第一王子のルーメンスは、こんな自分を「大好きだ」。そう言って抱き締めてくれた。恋に落ちるには十分であったのであろう。。。白竜の窖亭で働く少女カレンは美しい娘だ。英雄の娘は、美しく育って行くのである。。。月日は流れ、彼女は知る。カレンデュリアは、王子唯一の妃では無かったと言う事実を……。尤も、カレンデュリアは、「お父様、大好き」な娘である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 06:00:00
136606文字
会話率:47%