これは、感情をエネルギーに変換する心の新領域「聖杯」によって、特殊能力を行使できる「アイドル」となった少女たちが、黒色の怪物「イドラ」との戦いや仲間たちとの葛藤を乗り越え、成長する物語である。
二年前。「国際対イドラ現象機関(ISCI)
」に所属するキリアは、イドラを率いる組織「ノヴム・オルガヌム」の本拠地探索任務に就いていた。
そのとき、キリアは敵本拠地近くの「イドラの大釜」と呼ばれる巨大クレーター湖で、人のかたちをしたイドラ・デュラハンと出会う。彼女との闘いの中で、「誰かに認められたい」という葛藤を見やぶられ動揺したキリアは、彼女に敗北し、からだを乗っ取られてしまった。
そして、現在。キリアの心はデュラハンの聖杯の中で、彼女のことを励ましたり、慰めたりしながら、彼女の心といっしょに生きていた。しかし、自分の存在によって、次第にデュラハンの聖杯が不安定となっていることがわかる。その原因はデュラハンとキリアの聖杯がひとつになっていないことだった。
キリアのことを深く知り理解すれば、聖杯をひとつにする方法がわかるかもしれない。この問題を解決するために、デュラハンがキリアに対話を提案した。彼女に自分の過去を語っていくキリア。やがて、自分の葛藤の原因とそれを克服する可能性を見つけた。しかし、デュラハンの強い思いを無視することができず、自分の気持ちを抑圧し、聖杯の奥底に沈められることを選んでしまった。
デュラハンの成し遂げたかった思いは、キリアも所属したことがあるアイドルユニット「キャメロット」の打倒だった。全力を尽くして、邁進した彼女だったが、思い届かず敗北する。
その後すぐ、キリアは自分のからだを取り戻した。自分の中に残っていた承認欲求が具現化したイドラを斬り捨て、デュラハンとの闘いに勝利し、葛藤を克服したキリアは、自分を信じて新たな一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 07:00:00
127490文字
会話率:32%
【第9回 講談社ラノベ文庫新人賞 落選】
これは、有志の心「聖杯」を持ち、特殊な力を行使する「アイドル」となった少女たちが、黒色の怪物「イドラ」との戦いや仲間たちとの葛藤を乗り越えることで、未来を臨み、成長する物語である。
アイドルのキ
リアは、プロデューサーであるジュリアとの不仲に悩んでいた。自分の何が悪かったのかが、わからないキリアは、高難度の任務である敵本拠地の探索を成功させ、ジュリアに認めてもらい、関係を改善しようと考えた。
キリアは、敵本拠地の予測地点を目指して北上する。そこで、人型イドラのデュラハンと出会った。通常のイドラとは規格外の実力を持つ彼女に追い詰められ、キリアは、デュラハンに聖杯を支配され、からだを乗っ取られてしまった。
二年後。キリアのからだをあやつるデュラハンは、因縁のアイドルユニット「キャメロット」に戦いを挑む。しかし、デュラハンの聖杯が不調であったため、敗北してしまった。キリアは、この敗北を恥じたデュラハンから提案され、聖杯を正常に機能させるための対話を試みることになった。
対話の中で、キリアは、自己肯定が未熟であったこと、それが人間関係に悪影響を与えていたことを知り、落胆する。しかし、幼い頃の恩師との交流を思い出したことで、自己肯定の芽生えを感じていた。
デュラハンは、キリアの変化を理解できなかった。キリアとの絆が断絶してしまうことに焦ったデュラハンは、彼女を斬り捨て、抑圧する。そして、自分の思いのままにキャメロットに再戦を挑むが、善戦むなしく敗北してしまった。
デュラハンの敗北の直後、からだを取り戻したキリアは、聖杯から出現した承認欲求が形になったイドラを退治して、自己肯定を正しく成熟させることに成功する。そして、聖杯の中で眠っていた不安の象徴であるデュラハンと再び対話し、力を示し、受け容れることもできた。
これらの変化によって、キリアは、自分を愛して、未来を臨み、生まれ変わることを決断した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 12:10:51
141767文字
会話率:32%
この物語は、少女たちが人外の怪物やライバルたちとの戦いを通して、成長し、自己実現を達成するバトルファンタジー。
特殊な能力を持ち、訓練を受けて『アイドル』となった少女たちが、イドラと呼ばれる世界を脅かす怪物と戦い、普通の人々の平和を守る
物語。
白のアイドル・キリアは、任務に失敗し、人型イドラ・デュラハンに負けて、黒のアイドルとなってしまった。
それ以来、キリアの体には、自分の心とデュラハンの心が同居することになった。
同居した心がキリアとデュラハンのアイドル活動を妨げる。
黒のアイドルとしての活動で失敗が続いたキリアとデュラハンは、イドラの軍勢の長・マリアに叱責を受けてしまう。
挫折感にさいなまれていたとき、キリアとデュラハンは自分の心の問題に気づく。
キリアとデュラハンはそれぞれの心の問題を解決するため、対話を試みることになった。
対話によって互いを理解することができそうだったが、
意見がすれ違い、対立することになり、デュラハンが、キリアの心を完全に封じ込めてしまう。
心機一転したデュラハンは自分の目標である「アイドルチーム・キャメロットの撃破」に挑戦する。
しかし、キャメロットと、心の中で、再起を果たしたキリアに敗北する。
キリアは、自分の体を取り戻す。
心の片隅に残ったデュラハンの心に触れ、理解し、受け容れる。
心の問題を完全に克服したキリアは、自己肯定とこれからの生き方を獲得する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 16:14:52
165849文字
会話率:25%
真の最強召喚士とは――何を召喚するかではなく、召喚したのをどう使うかッ!
最強召喚士を目指すユーヤは、召喚士が力を競う「ドラゴンレイド」なる競技を知る。
召喚士が召喚したチームで、どちらがドラゴンを先に倒すかを競うバトル……。
強豪ひし
めく中、ユーヤが召喚に選んだのは最弱チーム『ドンジリーズ』。
幼なじみに才能を否定された、オークの戦士・ケイン。
気弱でおとなしい、ハーピィの魔法戦士・ミオ。
複雑な家庭ゆえ、本気で戦おうとしないデュラハンの魔導士・リヒャルト。
どう考えても勝ち目のない彼らを、ユーヤは召喚し、秘策によって鍛え上げていく。
彼らの行く手を阻むのは、くっころ感漂う姫騎士。
ヤバ目のゴーレムマスターに付き従うオリハルコロイド。
復讐に燃えるリザードマン。
そして掟破りのドラゴンスレイヤー。
戦いの中で自分を発見し、そしてせこく勝ち上がる。
幼なじみもざまぁも復讐もちょっとずつ盛ったチームバトルものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 12:00:00
118492文字
会話率:38%
二竜の雷竜が御座す大地ーー「ラープ」。
亜人種が優勢な大地。人種には厳しい「ラープの地」を、旅人であるラルプは巡ってゆきます。
まずは、最初の目的地と定めた、「エルフの里」。
そこから、隣のドワーフの集落へ。
同行者を得て、人種の
村へ。
更に同行者が増えて、ひょんなことからデュラハンと遭遇。
デュラハンの願いを叶えるために「双雷竜」と、そしてーー。
ラルプの旅の転機となった四つの物語をお楽しみくださいませ。
**「竜の国の魔法使い」「竜の国の侍従長」と同じ世界ですので、未読ですとわかり難い箇所もあります**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 22:00:00
81614文字
会話率:42%
古い、とても古い時代。世界が生まれるもっと前に、1人の吸血鬼が混沌の中にポツンと現れた。
やがて時間は過ぎ去っていき、本人曰く、『気が付いたら出来ていた』宇宙で彼は生きていくこととなった。
そして彼はある時、魔王城前へと足を運んだ。
そこに立ちふさがるのは千の死者を召喚し、万の死を生み出す地獄の門や恐ろしい首なし騎士のデュラハン、そして最強魔法を操る魔王じゃなくて……
開けるのがやたらとしんどい部下いじめの門に、嫁に冷や飯を食わされるのが怖いデュラハン、そして可愛い魔王!?
魔王城前で繰り広げられるドタバタコメーディーの結末はどうなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 10:35:21
2114文字
会話率:42%
ここは2030年の日本。突如JAC(市民正義)を名乗る正体不明のテロ組織が全国ネットをハッキング、国会議事堂を爆破したことで日本は大混乱。未曾有の事態に対処すべく、謎の男デュラハンは互いの素性も知らない三人を集め、特殊部隊ノーフェイセズを結
成した。日本の未来は彼らに託された──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 18:19:41
97987文字
会話率:48%
スライムにしか使えない究極のトリック、デュラハンの鎧に隠された生首。ガーゴイルは石像に擬態し、グールは四肢再生能力でアリバイを作る。ハーピーは現場に足跡を残し、ドラゴンの口の中で人が殺されたりもする。
犯人は魔物達! 特殊設定全開のライト
ミステリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 08:08:27
91614文字
会話率:51%
目付きが悪く友達のいない女子高生、首藤ミユキ。
超絶美少女で友達いっぱいな女子高生、志賀路ハカリコ。
そんな正反対なふたりがひょんなことから仲を深める、ごくごく普通の物語。
ふたりとも首が取れるけれども、ごくごく普通の物語。
最終更新:2019-11-13 20:00:00
89033文字
会話率:33%
前作「少年バンシー」に登場するデュラハンを主人公とした、もうひとつのお話。
赤毛の少年の姿をした、人間の魂を狩る冷酷な妖精デュラハン。
バンシーと戦った傷も癒えぬまま次のターゲットのもとに向かうが、そこで火傷顔の青年、奏と出会う。
微笑
みを絶やさぬ青年と妖精デュラハンの過去を巡る、邂逅の物語。
この作品は自サイト「RE:NIGHT」http://renight.net/にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-31 12:45:34
38737文字
会話率:40%
少女は一計をはかる。首から下にはどこかにいって貰った。誰が来るのかはわかっていた。打算と期待で転がる首はデュラハン、ニコラ。
最終更新:2019-07-17 08:19:26
1230文字
会話率:67%
首無し戦士。それはデュラハンと呼ばれました。人ではありません。しかし人の心を持ち、人として戦いに出ました。
最終更新:2018-03-07 17:19:11
2008文字
会話率:4%
とある王国には「死霊刑」という奇異なる刑罰が存在した。
多くの者が嘆き悲しむ、殺戮を行った者。
自国や他国を害し、社会を大きく乱した者。
神すら畏れぬ禁忌を犯した、許されぬ者。
死してなお許されぬ重罪を犯した者が受ける責め苦。
受刑者
は"不死の呪い"が掛けられ、刑期が終わるまで
死んだまま働かされるという、謂わば"死後の懲役刑"である。
その多くは鉱山や農場などで重労働を課せられるが
戦闘に長けている場合は兵として軍に編成される者達もいる。
中には異常に強い"正真正銘の化け物"の存在も……
彼らが所属する場所こそ王国立懲罰屍鬼部隊抜首騎士団科
通称「デュラハンナイツ」である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 20:53:24
5615文字
会話率:0%
異世界に召喚された男、いや、誘拐された男、異世界を気ままに蹂躙する?
基本的にまったり のんびり。
デュラハン ゴーレム アラクネや吸血鬼や狼達と廃棄寸前の奴隷達と開拓しながら、時には音楽を奏で、時には街でギルド相手に商売しながら、田畑開墾
塩田業務をしつつも、神様と精霊に接待しながら生きてます。召喚された人達を保護するために。召喚者が集まる場所になるかどうかは未定。
ゴブリナ ハイオーク ハイコボルト等々新しいメンツも続々登場
※時々ところ構わず飯自爆テロ注意です。
プロット無しで素人が書いてます。
書いたことの無い人間が批判出来るのか、いや出来ない。では試しに書いてみようのチャレンジ精神で、書いてみる。素人ゆえ描写を逐次見直します。
毎日ではないけれど時々0時に2000文字程度でコツコツと。3000字超えてるページもございますが、作者の纏める力が無いゆえです。申し訳ございません。作者の気まぐれ妄想、皆様の暇つぶしになれば幸いです。
天安門?って書いておけば良いの?まぁ書いておこう
おだてられたら木に登るタイプの作者が描く異世界奇行折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 00:00:00
461400文字
会話率:50%
マミられた雀とマミった猫。
最終更新:2019-06-29 07:00:00
1000文字
会話率:0%
「俺、勇者やめるわ」
ある日、ユーリは女神より「勇者の証」を与えられた。
しかし、欲しいとも何とも言ってないのに無理やり与えられた、言ってしまえば有難迷惑な称号だった。
結果的に、破天荒な女神の素行に嫌気がさしたユーリは、自らが倒した
暗黒騎士であるデュラハンの代わりに女魔王が統治する魔王軍に入る事になったのだがーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-23 17:27:26
25505文字
会話率:53%
X202年、悪の組織はヒーローたちに敗れ、衰退の道を歩んでいた。
起死回生のため立案された「未来に悪の組織<デュラハン>を再建する」という使命を元に、改造人間の一人であるトシアキはコールドスリープによる長期待機を命じられた。
トシアキが目覚
めた時、彼は既に改造人間でありながら手術台の上で目を覚ましていた。そして目覚めた先は何と―――百年後の世界であった。
これは悪の組織の世紀末勃興譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 12:24:18
100728文字
会話率:40%
友人のサムライと共に妖魔討伐で名を馳せた陰陽師「榊晴斗」は、魔王ノブ・ナガの誕生を目の当たりにする。
奥義を使っても倒せぬ魔王へ、彼は最後の手段である禁忌を使いこれを滅した。
しかし、禁忌を犯した彼は追放されることになり、大海原へ放り
出される。
当ても無く彷徨い辿り着いた先は、見たことの無いものばかりでまるで異世界とも言える村だった。
MP、魔術、モンスターを初め食事から家の作りまで何から何まで違うことに戸惑う彼であったが、村の子供リュートを魔物デュラハンの手から救ったことで次第に村へ溶け込んでいくことに。
村へ襲い掛かる災禍を払っているうちに、いつしか彼は国一番のスレイヤー「大魔術師ハルト」と呼ばれるようになっていった。
次第に明らかになっていく魔王の影に、彼は仲間たちと共にこれを滅しようと動く。
※カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 18:09:55
266610文字
会話率:44%
様々な種族と国が混在する世界『ベディゴニア』。
ある目的からその世界を旅するデュラハン[ローレンス]らの物語。
最終更新:2019-01-30 20:00:00
8040文字
会話率:33%
【女騎士】「くっ!殺せ!」
【SE:ズンバラリン】
本当に死ぬ!首が斬り落とされたまま黄泉還った女騎士と、闇の怪物どもとの壮絶な死闘を描く。
※カクヨムでも連載中です。
最終更新:2019-01-13 10:45:40
419376文字
会話率:15%
迷宮都市に転移した主人公が、チートスキルを武器に、泥臭くパーティを渡り歩きます。勇者パーティへの参戦まで、辿り着いた彼は、運悪く、「沈黙」呪いがかかった指輪をはめてしまいます。100階にいる魔王が呪いを解けることを知ると、勇者から譲ってもら
った金銀財宝を手に、洋館を購入します。洋館には、見目麗しいデゥラハンが住んでいましたが、彼女は頭があるという塔に上りたいと主人公に相談します。お互いの目的が重なり、彼らは、100階あるダンジョン攻略に挑むのです。彼は、声を取り戻すことができるのか、彼女は、頭を取り戻すことができるのか。彼らは愛を紡ぐことができるのか、そして、なぜ、彼は、町の子供たちに『仮面メイド騎馬野郎』といわれる存在になったのか、そんなお話です。全1+3話。
★『僕は、この出会いに感謝する!!』のその後の話ですが、
本編には、なんら関係しません。
勇者・魔法使い・アーチャーの話に興味がありましたら、
こちらへ。https://kasasagi.hinaproject.com/access/top/ncode/n9780fb/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 09:16:10
16664文字
会話率:4%
本編56話完結。
宵に現れ王都を騒がす連続殺人鬼《首なし紳士(デュラハン)》
老若男女、貧富問わず襲われ、奪われるのは首から上のみ。
そんなある晩、城下町の治療院を手伝っていた変わり者令嬢のモルディーヌは中々帰らない先生を心配して夜
の街に飛び出した!
そして、偶然にも殺人現場を見てしまう。
次の日、向かいの家に引っ越して来たのは
あの時みた殺人鬼《首なし紳士(デュラハン)》!?
何故あの時殺されなかったのか。
何故向かいに引っ越して来たのか。
何故仲良くしようとしてくるの!?
訳が解らず、バタバタどきどき空回りする女の子のお話です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-20 13:14:00
292874文字
会話率:40%
ぼくがすきなひとは、デュラハンです。
(Caeruleum Mundusの小説です。首を着脱可能なキャラが登場するので微妙にグロ注意?です。)
最終更新:2018-10-25 23:10:06
3099文字
会話率:32%