仙台藩の下級武士の子として生まれた千葉卓三郎は会津戦争に出征し九死に一生を得る。
しかし賊軍となったため故郷を離れ、放浪の途につくことになった。
やがて小学校教員として五日市町(現東京都あきる野市)にたどり着く。
そこは踊り継がれてきた三匹
獅子舞を軸に民衆が深く結びついた里だった。
時は自由民権運動真っ盛りの頃。
卓三郎は仕事のかたわら地元の若者が集う勉強会に参加し、憲法草案を作り上げていく。
一方、この町で美しい巫女、理久と出会った。
不幸な生い立ちを背負いながらも明るい理久に惹かれていく卓三郎。
だが理久には忘れられない男がいるようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 21:45:29
25915文字
会話率:18%
皇紀2605年(晶和20年)、皇島国は第一次太平洋戦争を大逆転勝利で終える。その立役者は、戦神機「建御雷」とその操縦者進藤直登。
戦神機とは操縦士の潜在的な霊力を増幅し、念信・念動・障壁・発火能力を発揮する人型兵器である。
それから約
100年にわたり、皇島国はアメリゴ合州国との戦いを断続的に続けていた。国力は疲弊し、民力は低下し、軍の硬直・官僚の不正は蔓延し続け、それでも戦神機があるがために皇島国は勝利を続ける。
勝てば勝つほど、貧富や身分の格差は大きくなり、差別主義・民族主義は強まっていく中、進藤の曾孫、神藤洋一郎は大きな疑問を感じながらも、軍学校を卒業し、出征する。
皇紀2701年(晶和116年、西暦2041年)5月、皇島国はアラスカ州都ジュノー攻略を開始。
洋一郎は最新鋭の戦神機、凱号零式の操縦士として出撃する。
しかし、無敵の戦神機部隊も、待ち構えていた無人戦闘機のレーザーによる集中攻撃で多数破壊されてしまう。大破し無人となった隊長機から謎の念信を受け取った洋一郎は、救助に向かい、その機内の封鎖空間から謎の少年兵を見つける。そして、自分の機体、零式にも隠されていた副操縦席にその少年兵・・・実は少女を乗せ、ともに戦うことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 19:16:52
212659文字
会話率:46%
千年君臨した魔王レオニード。
彼には一つの願いがあった。
『ただ普通の庶民として生きてみたい』
転生するチャンスを得たレオニードは、普通の庶民として生きることを決意する。
転生した彼を出迎えたのは記憶とはかなり異なる部分のある世界だ
った。
常に敵対していたはずの人間と魔族は共存していて魔法もまともに使えず弱体してしまっていた。
そのうえ、知能が低く言葉を理解することもなかった巨人族は数倍の体格を持つようになり魔法まで操るようになっているし、粗暴で群れる事のなかった人狼族も国を作っていた。
もしかしたら別の世界へ来てしまったのかもしれないが、レオニードの普通に生きるという目標には関係ない。
ひょんなことから助けることになった商人のカウフマンから色々と異国の話を聞くレオニード。
学園で学んだあとは、世界を巡る旅に出たいという目標を持つようになる。
そんなある日、巨人族からの防衛戦に出征していた父親が瀕死の重傷を負って運び込まれてくる。
なすすべなく息を引き取った父親の仇討をするレオニード。しかし、この事が彼の人生に大きな影響を与えていくことになる。
十四歳になり学園に入学するため王都を目指すレオニードを待つものとは……
※テンプレ作品を目指しています。基本的に主人公のやりたいようにしかやりません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 16:28:15
82630文字
会話率:60%
望んで皇帝の娘になんてなりたくなかった。そんな想いを抱くようになってから、皇女はすっかりと捻くれまくった性格に成長してしまった。出征で宮廷を留守にしっぱなしの、父親でもある皇帝陛下は見かねて、皇女にお付きの従騎士をあてがう。事あるごとに、来
客や宮廷人をないがしろにする皇女に呆れつつも、3人の従騎士が、心を開かせるように無駄な努力と根性を見せていく。果たして皇女は心を開き、従騎士の言うことを聞いてくれるようになるのだろうか。心を開いたその時は、皇女の気持ちにも変化が訪れるかもしれない――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 01:24:39
13628文字
会話率:79%
時は戦国。刀や弓、地雷に鉄砲、ましてやサイバー攻撃まで。取れる手段は全て取り、敵を降伏させる時代。そんな戦場とは無縁の田舎で生きる、いわゆる一般市民である成人男性トキタニ(25)は、ひょんなきっかけで「出征」することになってしまった。浸か
りきった平和から一転、激しい戦場へと向かったトキタニは、様々な「命」と出会うことになる。一体トキタニは戦場で何を得て、何を失うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 23:27:42
12032文字
会話率:33%
魔法の名門に生まれた少女、リリーには才能が無かった。絶望に暮れるリリーを救ったのは1人の魔導士。魔導士はリリーに魔法を教えた後、戦争へ出征してしまう。再開を誓う2人。戦争が終わりリリーが目にしたのは変わり果てた魔導士の姿であった
最終更新:2018-11-21 00:31:23
3859文字
会話率:43%
ひょんなことから、世にも珍しい『タマ袋をお股にぶら下げたお地蔵さま』に顔面を打ち付けてしまった女子高生のナナ。
そんな主人公が再び目を覚ましたその場所は、なんと太平洋戦争直前の日本。そして姿カタチは、モフモフの毛皮を身にまとった『たぬき
』となっていた。
彼女は死に分かれた兄の真相を探しながら、人間に戻り無事に未来へ帰るため、戦争に向かう曽祖父たちを護り抜こうと奔走する。
ちんちくりんでおっちょこちょいな、化けたぬきの仲間と共に。
総力戦と謳われ、妖怪をも参戦したといわれる日清・日露戦争の伝承をベースに、太平洋戦争に出征していった若い軍隊狸たちの物語を書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 18:22:01
17114文字
会話率:25%
太平洋戦争末期、日本陸海軍は前代未聞の作戦を実行する。
体当たり攻撃、を持ってして敵艦撃滅を行う部隊 神風特別攻撃隊である。
その援護に当たる主人公ムーは、学徒出陣により出征した兵士。
仲間達から若き天才撃墜王として、語られるが、自分が飛ん
でみたかった空はあまりにもかけ離れさてる空。
数多の仲間達が死にゆくなか一人彼等を見送る罪悪感に苛まれていく。
大学時代の仲間達との別れ、そして未来が見えるという巫女の少女との出会いで物語は少しづつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-31 22:38:20
4093文字
会話率:20%
時は昭和の初め、老舗「大沢」の女中小春は大沢の息子聡一郎に淡い恋心を抱いていた。ある日その聡一郎から夜の遊園地に呼び出された。やがて戦争がひどくなり、聡一郎も出征し、店を出された小春は路頭をさまよう。そんな中でも小春の唯一の希望は聡一郎と交
わした約束であった。毎朔日にこの遊園地の門の前で待っている、何年でも何十年でも・・・・。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 08:12:43
7017文字
会話率:14%
エジプト人の青年が自分の国の現状を憂える場面から物語が始まります。その後彼は自分が恋をしていた日本人の美しい少女のことを思い出します。彼女は美しく才能にあふれた少女でした。日本とロシアとの間に戦争が勃発すると、少女は青年に別れを告げに来まし
た。彼女は、日本に帰国して祖国の為に戦場に行くと言いました。エジプト人の青年は怒って猛反対しました。「君のようなたおやかな少女がどうして戦場で戦えるというのか、危険だからエジプトに留まれ」と。エジプト人の青年は出征した経験があり、戦場の悲惨さをよく分かっていました。しかし少女は自分の決心を変えようとはしませんでした。彼女は言いました。「私たち日本人は勇猛な民族であり、死などは恐れません。実際に武器を持って敵兵を倒すことはできなくても、その代わりに従軍看護師として傷痍軍人の看護に身を尽くましょう」と。少女は国の為に、命をなげうってでも奉公する道を選びました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-08 06:17:50
3422文字
会話率:4%
御國のために俺は婚約者を残して出征する。
出征先は地獄の戦場。砲火舞う戦場だ。
決戦兵器、勇者。だが、決戦兵器の投入時期こそ戦の勝敗を決める。
俺は、蛸壷の中で震えていた──。
最終更新:2017-07-01 23:05:52
2599文字
会話率:23%
俺の名は乃木保典。栄えある大日本帝国陸軍の少尉だ。俺は皇国の危機に軍人として勇ましく出征し、後備歩兵第一旅団副官として、親父の軍―乃木第三軍の一員として旅順要塞の203高地の攻撃に参加していた。ある日、旅団司令部に砲弾が落ちて、前線と電話が
つながらなくなってしまった。俺は前線に指示を伝えるため伝令として駆けた。そしてその帰り道、俺は戦死、、、したのか?目覚めるとそこは。。。
the August Sound ―葉月の音―がおくる魔法ありのぶっ壊れ第二次大戦戦記開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 14:48:54
7479文字
会話率:50%
近未来 百合 SF 戦争 出征
最終更新:2016-10-29 12:06:22
8154文字
会話率:30%
!!注意!! この物語は史実を基にした実質ファンタジーのフィクションです。真に受けないでください。この物語はこの物語を読んで怒る人のために書かれたのではありません。
E☆エブリスタとtaskeyでも公開しています。
文字数・10121文字
。
時は慶長三年。朝鮮攻めも益なく、豊臣秀吉の死をもって撤退することになったが。
その前に、名将・李舜臣が立ちはだかり。
日本軍の一員として出征していた土佐の長宗我部盛親は、土佐者らしく短気にもぶち切れて、李舜臣と一騎打ちをすることになった……!
歴史で遊ぶことを目的に書かれたお遊び似非歴史ファンタジー小説!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 18:47:32
10048文字
会話率:38%
むかし書いたものです。
最終更新:2016-09-07 10:00:51
407文字
会話率:0%
従兄妹どうしの清治(せいじ)と千鶴(ちづ)は互いの家族の申し合わせにより幼くして許婚となる。やがて成長した二人は、親どうしの決め事以上に惹かれ合い人目を忍んで逢瀬を重ねるようになる。
ある日、農作業をしている清治の元に赤紙が届く。清治は千鶴
を呼び出し、召集令状が届いたことを告げるとともに、必ず生還することを誓う。
出征の日、千鶴は清治に布で拵えたあるものを手渡す。それは花嫁人形であった。それを肌身離さず持ち、自分を思い起こしてくれという意味とお守り代わりにしてくれろと言う願いを込めて、千鶴が拵えたものであった。
清治は花嫁人形を千人針に挟んで戦場に赴く。激戦地を転戦し、幾度も危難を浴びるものの清治はどうにか生き延びる。それは花嫁人形のお陰だと、里で待つ千鶴の顔を愛おしく思い浮かべる。そうしているうちに戦争は終結し、命からがら祖国に帰った清治を待ち受けていたのは、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 21:11:59
19103文字
会話率:40%
『昭和鎮魂歌』前編あらすじ
○日本兵の経験や家族が生きた日々、迎えたかった明日はどういうものだったのでしょうか。
○主人公勝一の故郷、越後・十日町は織物とお米の産地で、豪雪の降る雪国です。
勝一はテーラー修業のため上京し、東京・日本橋の老
舗に住み込みます。
やがて同郷の岩崎紀子と出会い、恋仲に・・・。
○勝一の歴戦 出征した勝一は南方戦線へ渡り、フィリピンのマニラ、レイテで戦いますが、戦場はだんだん厳しさが増していきます。
海に浮かぶ死体、火炎に焼かれる兵士、頭蓋を砕かれる軍人、ジャングルで白骨化する日本兵など、戦火に倒れ、戦陣に散る兵の姿を描きます。やがて、勝一の心に異変が起こります。
前編は第四章の勝一歴戦までを描いています。
本作品は「DLmarket]」でも発表しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 14:22:19
40210文字
会話率:23%
日露間で軍靴の響きが高まり、土方勇志海兵隊少佐は、出征への準備を整えつつあった。旅順港閉塞作戦が失敗したら、海兵隊1個師団で旅順要塞を速やかに攻め落としてくれたまえ、伊東軍令部長は海兵隊にそう命じた。海兵隊は無謀な命令に反発した。日露間で
戦争がはじまり、旅順要塞へ、奉天へと海兵隊は激闘を強いられる。更に周囲は様々な思惑で動き、海兵隊は翻弄される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 22:50:09
163970文字
会話率:26%
戦争から逃げた自分は、戦地で散った友に何を思うのか?
靖国は何のためにあるのか?
これはそんなことを書き記したものです。
最終更新:2015-06-13 18:52:15
1747文字
会話率:17%
昭和十八年。戦時下の東京・小石川。子爵家の使用人・信吉の応召に際し、十六になる令嬢が与えたものとは。自サイト「爆走ストルイピンカ」よりの転載です。
最終更新:2015-06-10 02:31:27
16563文字
会話率:29%