お年頃なのに恋に憧れず、婚約者もおらず、幼馴染みの恋バナに辟易していたカロリーナは、突然異国の青年と結婚が決定された。父親同士の友情の証として。
でも青年は素敵な人。父親の勝手な振る舞いには納得出来ないが、青年に惹かれてしまうカロリーナ。
しかし、青年に恋したのはカロリーナだけではなかった。
その相手は『聖女』と呼ばれる令嬢だった。
ひねくれ令嬢カロリーナは『聖女』から恋を勝ち取る事ができるのか。
初連載作品となります。
楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 12:00:00
35152文字
会話率:29%
ロクデナシの面子ばかりが集まったアウトローな魔術士ギルド・ローレスラム。
元犯罪者や忌み子等、表舞台では生きづらい性質を持つ者ばかりを拾い集めては無茶苦茶をするギルドマスター・エテルノの元に届いた次の依頼は「断罪され逃亡した令嬢の足跡を追っ
てほしい」と言うものであった。
珍しく来た貴族階級からの依頼であったが、そのきな臭さから今回も様々な思考を巡らせることとなる。
探し人であるのは、一族の中で望まれない魔法を持って産まれたネヴェア・シンク・ガブリエル元貴族令嬢。これの性質がまあ悪いこと悪いこと。
毒の魔法で学校の人間に被害を出し、様々な嫌がらせを行ったことで怒れる生徒達から断罪騒ぎを受けた後に辺境へ逃げ出した。性格・性質・思考回路全てが全て卑怯者の屑令嬢。
「そういやうち、こんな有様だから受付嬢が数年いなくてよ。捨てられたんなら貰ってやるから、ここで家族にならねえか?」
「……わたしなんざ拾ったって何の役にも立たねえってえのに。あんた物好きだね、おっさん」
「うるせえやい」
捨てられた者がどのような人間であっても、手を差し伸べずにはいられない。そんなエテルノの誘いに、傷心のネヴェアは愚痴を伴いながらもローレスラムへ加入する。
誰にも護られて来なかった少女が、何があっても仲間は護ると言う信念を貫くギルドマスターの元ではみ出し者の仲間達と共に紡ぐ、破茶滅茶な日常譚です。
※基本女主人公が甘やかされる逆ハー気味になるかもしれません(保護者ポジションが多めと言う意味で使います)
※本命はギルマスと令嬢の行き当たりばったりの恋愛です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-20 08:15:21
5911文字
会話率:46%
望んで皇帝の娘になんてなりたくなかった。そんな想いを抱くようになってから、皇女はすっかりと捻くれまくった性格に成長してしまった。出征で宮廷を留守にしっぱなしの、父親でもある皇帝陛下は見かねて、皇女にお付きの従騎士をあてがう。事あるごとに、来
客や宮廷人をないがしろにする皇女に呆れつつも、3人の従騎士が、心を開かせるように無駄な努力と根性を見せていく。果たして皇女は心を開き、従騎士の言うことを聞いてくれるようになるのだろうか。心を開いたその時は、皇女の気持ちにも変化が訪れるかもしれない――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 01:24:39
13628文字
会話率:79%