犯罪者の妹となってしまった中学二年生のつぐみ。住む場所を転々としながら心を閉ざして生きていた。
叔母であり姉のような存在の糸子と暮らし始めたつぐみは、路上で歌を歌っている少年、ヒビキと出会う。
ヒビキはつぐみの憧れていたロックバンドの元ボー
カリスト、レイジと一緒に暮らしていた。
ふたりから影響を受けたつぐみは、忘れていた「歌を歌う楽しさ」を思い出していく。
そんなつぐみに打ち明けられたヒビキの痛ましい過去。つぐみはヒビキのそばから離れようとするが……。
point of departure=出発点
【魔法のiらんど大賞2021】小説大賞最終選考ノミネート作品。
※魔法のiらんどにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 20:25:16
101422文字
会話率:32%
古びた団地で暮らす水音と、隣の部屋に住んでいる睦生。それから学校に来なくなった史。小学生の頃、一番仲がよかった三人は、中学生になった頃からバラバラになる。それぞれ生きづらさを感じながら暮らしていたある日、水音は睦生に誘われ、史と三人で電車に
乗り、ある場所へ出かけた――苦しくて、ままならない現実に、三人が選んだ道は……。カクヨム、エブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-04 22:33:05
11769文字
会話率:44%
潮の匂いと波の音だけが聞こえる、閉鎖的で薄暗い町。高校生の雫と、その幼なじみの拓海は、この町で錆びついていくように暮らしていた。そんな二人と出会った東京から来た遼二。傷つけ傷つけられながらも、不器用に生きていく三人の物語。
最終更新:2012-06-25 14:30:52
49985文字
会話率:40%
恥の多い一生を送って参りました。
この言葉は太宰治が「人間失格」で書いた有名な言葉です。
自分の半生を思い返して思い出す言葉はこれのみです。
私はネットにもリアルにも、そして何より自分自身にすっかり失望してしまいました。
そんな私
の個人的な思いや半生などについてただひたすらぶちまけるエッセイ。
この作品を見て勇気や自信をもらえることは一切ないと自負しております。
この作品の目的は底辺で無様にもがく私という人間を知ってもらうということのみです。
ブックマーク、評価などはしてもらえるとありがたいですが、強制はしません。
まあまずありえないことだとは思いますが、何かの間違いでこの作品が大量のポイントを獲得してしまうようなことがあれば小説家になろうという小説投稿サイトの恥になるような気さえしております。
現在アラフォー、無職、未婚、田舎実家暮らし、の恥を思いっきり晒したこのエッセイで思いっきり笑っていただけると嬉しいです。
では「絶望エッセイ」のはじまり、はじまり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 16:38:03
16163文字
会話率:1%
愛する人を美しい双子の妹に奪われたクローイは、二人の結婚披露宴が行われる最中、自身の首を切り裂くことで祝宴の場を惨劇の場へと変えてみせた。
大人しかった彼女が、なぜそのような行動に及んだのか。
「どんなことをしてでもあなたを守る。そう言
ったわ。――今からそれを証明してみせる」
命をかけて愛をまっとうしようとした一途で不器用な女のお話。
◆前半ヒロイン視点、後半ヒーロー視点になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 19:21:12
34275文字
会話率:17%
長年片思いをしていた女性が、貴族と結婚する――。
「花の令嬢」と社交界で呼ばれる貴族令嬢、ロザンナに長年恋をしていた庭師の青年、オリヴァー。彼女の幸せを願いながらも、その心は嫉妬や情欲に苦しめられていた。そうして迎えた結婚前夜、彼は結婚
祝いのパーティーで彼女を静かに見送る決心をした。
しかしパーティー会場で彼女の結婚相手は粗暴で、気に入らないことがあるとすぐ手を出す男だという噂を耳にする。その事実を確かめるために彼はロザンナの元へ向かうが、オリヴァーは婚約者に言いがかりをつけられてしまう。結果、彼女を傷つけてしまうことになる。
やけ酒をあおったオリヴァーは、眠りにつくが、目を覚ますとそこはロザンナの寝室だった。
決して叶うことのない恋心。そこで彼の下した決断は――。
少しビターで切ない、年下庭師と貴族令嬢のお話です。
※この作品はNolaノベル(https://story.nola-novel.com/ 投稿ページ https://story.nola-novel.com/novel/N-4868008b-4d5d-480d-af6c-6658e02ea4c6)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 22:56:44
1536文字
会話率:0%
悪役令嬢のアティシア・ソルビガン侯爵令嬢は、ライゼン王子様が好き。だけど、私の人生が書かれた本には、このままでは王子に殺されるか、絞首刑か、杯毒殺か、ギロチンの未来しか無い。どうにかして生き残る方法を模索していたら、ライゼン王子に気づかれて
しまいました。アティシアのライゼン王子への切ない思いと、それに応えるライゼン王子の、甘く切ない恋物語のつもりです。勿論ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 18:39:44
9929文字
会話率:50%
俺はいつも放課後になると、近くの海に行く。人間関係に疲れて、ただボーッとするだけ。
ある日、俺はいつものようにここへ来た。普段は誰もいないその場所で、女が絵を描いて立っていた。
珍しくそいつのことが気になって、話しかけたのが始まり。
それから俺達は毎日その場所で会うようになった。惹かれるのも時間の問題だ。
でも、過ごしているうちにお前は俺を避けるようになった。
そしてお前に会った最後の日。風景画しか描いてこなかったお前は、俺の絵を描いた。
なぜ俺の絵を描いたのか、なぜ避けるようになってしまったのか、それは最後に明かされる切ないラブストーリー。
⚠この作品は、死についての表現が含まれますので、苦手な方はご遠慮ください
・8話完結です。既に最後まで執筆しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 12:33:13
18699文字
会話率:71%
これは、ちょっと不思議で切ない短冊の願い事にまつわる短編集。
※この小説は、1話完結のオムニバス形式となっております。
世界観のつながりはありますが、1話単体で読んでも楽しめるようになっております。
黄金の短冊……人生に絶望し、死を
決意したたシンは、かつて親友と語り合った思い出の場所を訪れる。そんなシンの前に、不思議な少年が現れて―――?
アクター……日本有数の進学校に通う界導トオルには人には言えない秘密があって―――。
青いカレー……大学生のタイキの最近の趣味、それは世にも不思議な青いカレーを食べることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 18:20:55
7116文字
会話率:24%
梅雨の6月、地の国の王太子セレットは、仕事部屋で憂鬱な日々を過ごしていた。
少し切ない雨の日、恋愛ファンタジー。
前後編になります。
最終更新:2023-06-30 19:13:14
2122文字
会話率:30%
アルフレッド王太子殿下の正妃として3年。
私達は政略結婚という垣根を越え、仲睦まじく暮らしてきたつもりだった。
しかし彼は王太子であるがため、側妃が迎え入れられることになった。
愛しているのは私だけ。
そう言ってくださる殿下の愛を疑
ったことはない。
けれど、私の心は……。
6/27 21時前編、22時中編、23時後編で完結です。
★作者の息抜き作品です。
★ゆる・ふわ設定ですので気楽にお読みください。
★誤字脱字がひどい作者です。 申し訳ありません。
★アルファポリス様にも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 23:00:00
7589文字
会話率:26%
後宮の中。 寵姫に飲み住むことを許された四季の宮の一つ「冬柊の宮」の姫が「鬼宿宮」へと幽閉された。
そして侍女たちは噂する。
我が身可愛さに哀切歌を歌う小鳥の事を。
だがその真実は、わたくししか、知らないのだ。
☆妊娠に対してのセンシティ
ブ表現があります。
☆ゆるふわ設定です。
☆息抜き作品です。
☆小説家になろう様にも掲載されます。
☆6/21(夏至)記念。 14時、16時、18で完結です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 18:00:00
7207文字
会話率:25%
黒木タエ子の兄・西田省吾は、太平洋戦争のとき、戦死した。死期を覚ったタエ子は兄からの手紙を焼くのだった。そして、物語は戦時中へ。特攻に志願した西田が音大生だったことを知った上官の大月は、心残りがないようにと、音楽会を計画し、上層部に掛け合う
にだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 12:26:31
33081文字
会話率:45%
私と彼が出会ったのは、暑い夏の日の午後だった――
舞台はイギリス、イングランドプレミアリーグ。リバプールに本拠地をおく名門「ノーザンプールFC」の中心選手であるヴィクトールは、地元ユース出身のエースストライカーで悪友ゲイリーとともにチーム
を引っ張っている。
新たなシーズンを迎え、日本人選手磯崎愛がクラブに加入するが、チーム内に不和が巻き起こり、ヴィクトールもまたアイに冷ややかな態度を見せる。ある試合後、ヴィクトールはアイと諍いを起こし、アイはドレッシングルームを飛び出してしまう。バーン監督に諭され、ヴィクトールはアイのアパートメントを訪ねるがそこで予想外のトラブルが起こり、アイにキスをしてしまう……
一人のフランス人サッカー選手の一人称で語られる淡い恋のお話。サッカーを通じて気持ちの通じあう物語を書いてみました。エブリスタ、アルファポリス、カクヨム、ノベルアップ、pixivにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 22:01:57
108122文字
会話率:36%
芸能界のトップアイドル浅倉梢と、人気バンドのギタリスト北島ワタルの熱愛報道が日本中を駆け巡った。沙樹はそれ話を聞き耳を疑う。ワタルは沙樹の恋人だからだ。
魅力的な女性の多い芸能界にいるワタル。その影響で沙樹は、いつまで彼に愛されるのかと常に
不安感じていた。
報道が流れた日、ワタルは突然姿を消す。
沙樹は行動を起こした。ワタルを探し、真実を知るために。
☆ ☆ ☆
※ スマートフォンの横書き表示でも読みやすいように、一話を短めに設定しています。
☆ ☆ ☆
カクヨム、アルファポリスにも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 19:00:00
148713文字
会話率:36%
還らない日々と これからの日々と かけがえのない君と――
ドイツのギムナジウムを舞台にした4人の少年たちの4つの季節の物語。
【登場人物】
シャロン(シャル)…10年生、イギリスからの留学生
エーベルハルト(エーベル)…11年生、シャル
の友人、ドイツ人
オイゲン …11年生、エーベルのクラスメイト、ドイツ人
ヤン …10年生、シャルのクラスメイトで特待生、ドイツ人
【BGM】
ハイドン『ミサ曲~第8番・第10番』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 12:00:00
44318文字
会話率:24%
エレノア・マーロウには幼い頃からの婚約者がいた。
ブライアン・ロッソ
遠縁の子爵家の次男だ。
エレノアと結婚して将来マーロウ家を継ぐことが決まっている。
いつもエレノアをエスコートしてくれて、ドレスも一緒に選んでプレゼントしてくれる。
浮気などもなくエレノア一筋。悪い噂も一切ない、非の打ちどころがないなかなかの好青年。
エレノアはいつも、ブライアンは自分なんかにはもったいない相手だと思っていた。
でもブライアンといるとなぜかいつも息苦しい。
「友達と街へ遊びに行く?そんな事をしては品位と人格が疑われるてしまうよ。」
「見てごらんあの子。男ばかり引き連れて、卑しい事だ。エレノア、君はあんな真似しないよね?見てごらん、皆があの子を笑っている。」
「貴族の子女は、人前でむやみに笑うものじゃないよ。僕の少し後ろから付いておいで。」
「エレノアはこっちの方が好きなんだよね?」
「歌が好き?ああ、確かに少しは聞けるけど。笑われてしまうだろうから他の人の前では歌わないほうが良いよ。」
「僕に任せて。僕の言う事を聞いていれば、間違いないから。」
今日も紺や灰色の服を着て、灰色の日を生きる。
笑い方、喋り方、手の上げ下げまでブライアンの言うとおりにしなければいけない。
まるで淀んだ沼の中で生活しているようだ。
そんなある日、侯爵家のガーデンパーティーを抜け出したエレノアは使用人の服を着た青年に出会う。
「君さあ。地味な服装に地味な髪型。無難な図案の刺繍。・・・何かないの?他に自分の好きな事とか。」
そう聞かれたエレノアは、自分が歌う事が好きだったことを思い出す。
灰色の日々を生きるエレノアが、歌う事を通じて勇気を出し、光を取り戻すまでのストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 07:13:26
34644文字
会話率:34%
「私は剣だ。剣であることしか知らない。知りたくもない。だから剣以外の生き方は、お前達に任せる」彼女が与えたものは、ただ強大なだけではなく重苦しいものでもあった。彼女が残したものは、ただ美しいのではなく切ないものでもあった。彼女が望んだものは
……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 21:25:29
3196文字
会話率:13%
唯一の親族だった姉を儀式の生贄にされたハイドラ。その首謀者は、姉の恋人でありハイドラの親友である男ヘルクリーズだった。
復讐を誓ったハイドラは、復讐を成し遂げるための比類なき力を得る。
復讐の相手は、王国の最高戦力であり、国教における重要人
物だ。
ハイドラは、手にした力を振るい、アウトローな仲間を集め、世界最大の大国へ立ち向かう。
──たとえ、人の道を外れた方法を使ってでも。
別サイトでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 16:35:30
73716文字
会話率:48%
僕、喜多川直樹は幼馴染で初の恋人である相葉花音とウブな学校ライフを満喫していた。
そんなある日のこと、僕の親友の久米宗太郎と花音が隠れてデートしているという噂を聞く。そんなまさかと思っていたら、二人が仲良くしているところを目撃して……!?
最終更新:2023-05-21 19:11:24
32365文字
会話率:70%
ある日突然として僕、谷山力斗は不幸に落ちる。親父が横領の罪で捕まったのだ。そして面会に行っても、父は無実を証言する。
これは誰かに嵌められたと言って、ただ辛そうな顔をしていた。
僕は親父の言葉を信じて、真犯人を探して、復讐してやる!
最終更新:2021-12-22 16:50:52
6158文字
会話率:74%
勇者一族が治める国、ウェストラント王国の第一王女アンジェリカは、兄が連れて来たお義姉さま――勇者の番(つがい)にメロメロだ。
だから、許せない。お義姉さまを奪うものなど。
最強の治癒魔導士アンジェリカは、義姉を奪う敵に立ち向かう。
「
御託は結構よ。かかってらっしゃい。叩き伏せて差し上げるわ」
「お前、治癒魔導士じゃなかったのかよ」
義姉を奪う敵に立ち向かうアンジェリカは気づいていなかった。ドラゴン討伐で大陸を沸かせる勇者一族の「特性」が自分にも引き継がれているだなんて。
沸き上がるこの想い、どうせ捨てられないのならーー。
シリアス調溺愛ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 10:18:48
20468文字
会話率:37%
「帰りたかっただけなのに」
別の世界から召喚された勇者は、最後に血を吐きながら言いました。
「戦いなんてなくて、静かで、平和なところで……」
勇者のことを、少しかわいそうに思った魔王は、ふさわしい場所に眠らせてあげることにしました。
※他の複数のサイトでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 12:13:56
1861文字
会話率:5%
14年前、世界の各地に突如出現した光の駅。「光煌駅(ラスタートレイン)」と呼ばれる場所から出て来たのは、異世界「バビロンヘイム」に住む獣人。そして魔力と魔法だった。
世界にファンタジーが混在し、異世界に興味を示した人類は調査のため多くの調
査隊をバビロンヘイムに送った。
だが誰一人帰ってこなかった。どんな人間でも、行ったら帰ってこなかった。
人々は異世界を魅力的に思い、時に恐れながらも共に生活を送っていた。
そんなある日、誰も帰ってこれないと言われていた異世界から唯一帰還した者が現れた。
その者の名は「赤志勇」。赤志は異世界では英雄とも呼ばれている存在だった。
帰還者である赤志は日本の横浜に住み自堕落な生活を送っていた。
だがそれは仮の姿。魔力暴走事故を防ぐために、彼は夜の街で情報収集していた。
神奈川県警に勤める「本郷縁持」刑事は妹を殺した犯人を追うため、薬物の売買を行う犯罪者を逮捕していた。
横浜に住む獣人「ジニアチェイン」は自身の母を探し、復讐を遂げるため日々を生き続けていた。
繋がりも何もない3人は「「シシガミユウキ」を追っている」という唯一の共通点を持っていた。
異世界と融合した現実世界。
種族は多数、思いは幾多、愛は数多、世界は2つ。
貫ける正義はただ1つ。
残酷で切ない、ローファンタジー+サスペンス+ハイマジックアクション開幕!
※こちらの作品は「ノベルアッププラス」様の方でも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 12:00:00
300863文字
会話率:51%