白薔薇に覆われたエヴァンジェリン城は、年に一回、収穫祭の夜にだけ門を開く。
この城では、記憶喪失の領主フィオレンティアが唯一の従者と共に生活していた。
年に一度の、民との交流を楽しみに生きるフィオレンティアと、従者のベル。
彼らとエヴァンジ
ェリン城には、決して明かされてはならない秘密があった。
「お休みなさい。どうか、良い夢を」
氷の瞳を持つ従者が囁く言葉の、真の意味とは。
幸福な檻で生きる幼い領主と、主人の夢を守るためだけに存在する従者の、歪んだ純愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 00:00:00
52131文字
会話率:48%
白百合のカーラは死にたくない。
不完全な前世の記憶、非力な貴族令嬢、戦闘に向いていない。
最弱と呼ばれるカーラは陰から傍観していたい。こっそり見ていたい。
しかし、カーラは侵略者にとって排除対象、だから守護勇者の陰で隙を窺う。
敵は侵略
者である魔王や頭のいかれた怪人達。
彼らは異世界転移した同郷の人。でも迷わない私は他力本願で敵を倒して安全圏に逃げる(成り上がる)。
カーラは表の顔は侯爵令嬢にして冒険を生業とする組合員。
そして裏の顔は秘密結社“剣樹の茨クルート”の構成員。
秘密結社は聞き覚えのない女神ミンジー&ジャーを崇める異能集団であるらしい。
今日もカーラは声を張り上げる。
さあ、勇者たち敵対者は排除ですよ。
やっておしまい!
最弱のカーラは後ろで傍観したい。こっそり見ていたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 12:02:48
113637文字
会話率:36%
【1巻、カドカワBOOKS様から発売中!2巻続刊決定!イラストは純粋さまです!あさなや先生によるコミカライズ企画進行中です】
私はデイジー・フォン・プレスラリア。優秀な魔導師を輩出する子爵家生まれなのに、家族の中で唯一、不遇職とされる「錬金
術師」の職業を与えられてしまった。
こうなったら、コツコツ勉強して立派に錬金術師として独り立ちしてみせましょう!
そう決心した五歳の少女が、試行錯誤して作りはじめたポーションは、密かに持っていた【鑑定】スキルのおかげで、不遇どころか、他にはない高品質なものに仕上がるのだった……!
薬草栽培したり、研究に耽ったり、採取をしに行ったり、お店を開いたり。
色んな人(人以外も)に助けられながら、ひとりの錬金術師がのんびりたまに激しく生きていく物語です。
【追記】タイトル通り、アトリエも開店しました!広い世界にも飛び出します!新たな仲間も加わって、ますます盛り上がっていきます!応援よろしくお願いします!
2020/8/20日間総合ランキング1位、2020/8/23週間総合ランキング1位、2020/9/2ジャンル別月間ランキング1位、2020/10/3四半期総合4位、ジャンル別は2位を頂きました。ひとえに皆様に感謝です(。ᵕᴗᵕ。)
© 2020 yocco ※無断転載・無断翻訳を禁止します。
The author, yocco, reserves all rights, both national and international. The translation, publication or distribution of any work or partial work is expressly prohibited without the written consent of the author.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 07:57:52
623262文字
会話率:34%
科学の発展した現代において、未だ解明出来ていないものの一つである妖魔。彼等はとても強く、誇張ではなく人間を滅ぼせる。しかし、古来より人間の中にも妖魔に対抗し得る妖精術士、精霊術士と呼ばれる存在があった。東洋では妖精術士が、西洋では精霊術士が
幅を利かせている中、日本の妖魔退治において大御所とも言うべき家系がある。火の妖精術士として日本一を謳われる遠藤家、その真の名は──炎導家。この春に高校一年生となる遠藤誓は、極々平凡な見た目に反してその次期当主候補の一人。妖精術のサラブレッドである。この物語は、幼くして父親を亡くした炎導誓による復讐の軌跡。第一話完結。各ページおよそ2000~9000文字です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 19:00:00
379927文字
会話率:34%
遥かな昔、人間たちが起こした戦争を嘆いた魔女が大地を4つに分断させた。
魔女歴666年。
現在4つの大陸はそれぞれ4人の魔女が管理していた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
東の大地ウェストブレイ
。
赤の魔女のお膝元であるこの森で、一人足早に森を抜けようとする少年の姿があった。
少年の名はマクレーンといった。
黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。
彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。
そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・。
☆アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 18:00:00
64768文字
会話率:29%
大ローマ帝国が最盛期を迎えていた時代。その西、砂漠を越えた先には、女系の帝国パルテミラがあった。男人禁制の帝都テシオンには、魔法から生まれた少年の姿の生命――幼精と女たちがともに暮らし、独特な文化を育んでいた。
ローマ属州スパルタクスの
将軍――ベテルギウスは、将来を見込まれてパルテミラへの遠征軍に加わった。地中海で無敵を誇ったローマ軍の勝利は間違いないと思われたが……
異国に恋した将軍が綴る物語――神秘と哀愁漂うオリエンタル・ファンタジー
※この物語はフィクションです。登場する人物・地名・団体等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、幻想歴史資料館(自作HP)に投稿しております。カクヨムがメインですので、最新情報はそちらでご確認いただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 19:26:26
120173文字
会話率:29%
精霊王の娘エリーゼは双子を産んだが子供達の父親である領主ハンスに殺されそうになり精霊王に助けを求めて森へ逃げたが双子の一人エメラディアを取られてしまう。精霊王は怒り森を閉ざす。その森に入り込んで浄化をしたのはエリーゼの娘エメラディアだが、エ
メラディアは魔女ジェシカに名前を取られてジェシカの娘がエメラディアとなる。聖女の力を持つ名無しとなったエリーゼの娘をエメラディアは利用して殺す。5回目の今回は痛いのは嫌なので逃げます。
エリーゼの娘はその日から姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 23:38:10
106608文字
会話率:36%
ユグドラシルの木が枯れ神々の国が滅びた時代。アーズランド島の王国に神族の移民エミー族と妖精が住んでいた。
しかしその異世界にも魔の呪いが発生し、王サーディンが局部から炭黒く腐り死んでしまう。それはSEXをして射精すると性器から腐って死ぬ
呪いだった。女王エッダは錬金術師アルダリの助言で、闇の呪いを解きに人間界へ選抜チームを派遣する。
メンバーは人間と勇者の子・ソングと妖精のチーネ、ジェンダ王子、女戦士エリアン、鍵師トーマが選ばれたが、迷路の出入口には地竜が立ち塞がり、人間界都市ではマンダー家の魔女たちが待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 14:47:12
99289文字
会話率:52%
原初神・光竜(こうりゅう)が創世した混沌の中に浮かぶ広大なアルカレディア空間。
その中でも最も大きな大陸は『アルカレディア大陸』と呼ばれる。
そのアルカレディア大陸の西方の一王国、イシュダール国で出会った雇われ侍の陸王と盗賊兼精霊使いの雷韋
。
不思議な出会いを経て、彼らはどこへ向かうのか!?
完全オリジナル世界の物語『獣吠譚 覇界世紀(じゅうこうたん はかいせいき)』シリーズ第一弾!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 18:42:09
142329文字
会話率:31%
夏の日差しが照りつける中、一人穴を掘る青年がいた。青年の名はセドリック。
彼はある人との約束を果たす為に庭園を造ろうとしていたのだ。
全5話
最終更新:2022-01-03 00:00:00
5957文字
会話率:35%
気がつくとそこは見たことのない風景が広がっていた。そこはすべてが巨大な世界・・・いや私が小さくなってしまった!?
人間をやめて小さな妖精っぽい存在に転生してしまった私、大地の女神様の眷属として信仰者を増やし、他の女神のシェアを減らすのが私の
仕事らしい。(たぶんやらないけど)
せっかくの新しい世界!新しく貰った命!やったことないことをしたい!
お気楽な世界漫遊のつもりが、何故か魔物を退治したり、何故かお薬作ったり、何故か弟子をとったり、思い通りにいかない珍道中!
旅路の果てに精霊女王と呼ばれるようになってしまった小さな転生者の異世界譚がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 16:00:00
1210157文字
会話率:41%
今日は一年に一度のユールの夜。
森の妖精や精霊たちが集まってユールログを燃やしてパーティーをします。
白樺の精に雪の精にカエデの精。
そこにボロボロのワンピース姿の桜の精が暖を分けてほしいとお願いしにきます。
でもこのパーティ、なにか貰った
ものを持ってこないと参加できません。
桜の精はパーティーに出たいと願い、それを聞いた流れ星は彼女の元に舞い降ります。
冬童話2022参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 00:26:34
2332文字
会話率:38%
幼馴染みであるロブとマイケルとパティ。
ロブとマイケルは、密かに美女パティに恋心を寄せていた。
そんなある日、事故でロブが死んだ。
いや、マイケルが?
んん~・・・説明しても、これは解決できそうにない。
俺マイケルは弁護士をしていたが、こ
の場合の法律なんて小耳にはさんだこともない。
おまけに可愛らしい精霊が出現してきて、「ロブが仕掛けたこと」だと言う。
親友ロブの体に転生した俺、マイケル。
俺に、一体何をしろってロブは思ったんだ??
妖精カーネリーの言葉で、もしかしてこのことなのか、って思い至った。
だから書いてみようかと思う。
話の最後は、ハッピーエンドだと言っておこう。
ロブの分まで。
書記:マイケル
※この紹介は雰囲気を出すためのものです。
このお話はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 15:25:29
3872文字
会話率:52%
普通の中学生、浅賀幸正はある日奇妙な夢を見た。
夢から覚めるとそこは異世界、目の前には透明な風の妖精が居て……!
これは、世界を好きになるための物語
※原案者の方を探しています。
この作品は、元々2017か2018年末ごろにライトノベル
作法研究所の掲示板で「こういう話を書いてもらえませんか」というリクエストに応じてストーリーラインと設定をいただいたものです。
大雑把なプロットまで組んだところでリアルが忙しくなって放置→忘却してしまい、2020年に思い出した時には掲示板ごと消えてて手がかり無し。
仕方なくプロットを組み上げて今回連載を開始したという経緯になります。
自分が原案者かもという方おられましたら、ご連絡ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 17:49:41
77108文字
会話率:45%
木々の葉っぱもすっかりと落ちた秋の終わり、いつ降りだすかもしれない雪の気配を空気の冷たさに感じながら、少女は森の中を進みます。彼女のお目当ては会うたびに面白おかしく、時には悲しく、時には恐ろしいお話を話してくれる妖精さんに合ってお話しするこ
と。雪が降りだし、辺りを白く染め上げてしまえば幼い少女は外に出ることは許されず、妖精さんも春まで冬眠してしまうそうです。今年最後になるかもしれない妖精さんのお話はどんなものになるでしょうか。期待に胸を膨らませ、少女は森を進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 11:04:38
7934文字
会話率:67%
――ある日唐突に世界は崩壊した。
幸せに生きてきた日々。平凡な彼に訪れたのは世界の崩壊という非常な現実だった。
世界を崩壊させたのは魔法だ。美しく、綺麗で、でも残酷な魔法が彼に終わりを告げた。
彼は妖精に生まれ変わった。
「妖精さ
んだ!」
深い緑の髪に尖った大きな耳の少女。転生したばかりで不安な中、彼に声をかけてきたのはエルフの少女だった。
それから彼はエルフと交流を持ち、新しく幸せな世界で生きるようになった。
少女やその家族の誕生日を祝ったり。都会に住んでいた頃には見えなかった星空を眺めたり。理想みたいなその世界は、ずっとそこにいたくなるような心地よさがあった。
でも。
この世界は理想ではない現実で。小さな幸せと同じくらい簡単に絶望が落ちている。―—ある日唐突に世界は崩壊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 12:00:00
96322文字
会話率:32%
目覚めたら卵の中になんとか這い出し洞窟のような場所で生きていく、そのうち可愛いお姉さまに会い自分の種族を知り異世界を旅する。今ロリフ拾ったよ
(作者は投稿した後自分で読み返して気に入らないところを直しまくり話を足したりするので注意です
)
ハーメルンにもマルチ投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 12:19:15
49571文字
会話率:68%
美しい踊り子が売りの酒場にて、先日冒険者登録をしたばかりのミセル、メルベラ、グレイの三人が踊り子に目を奪われている時のこと、ちょっとしたトラブルから店に大損害を与えてしまい危うく売られかけてしまう。
踊り子のサーシャはそこに助け舟をだし、サ
ーシャを含めた四人は一攫千金を求めて御伽噺の生き物、妖精を捕まえる為に冒険に出ることになる。
舞台は魔物の特徴を持つ亜人族と人族が共存する世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 22:05:16
8557文字
会話率:50%
音が聞こえる。バイオリンの音が……
音楽夫妻――旋律の精霊・ラスと歌の精霊・エーリュを新たに加えた風の城に、新たな脅威が襲いかかる。
バイオリンの音が聞こえた直後暴走する、殺戮の衝動。風の王の副官、雷帝・インファは抗えずに、息子である煌帝・
インジュをいたぶってしまう。
原因を探る15代目風の王・リティル率いる風の城。手がかりはなかなか得られず、今度は補佐官、風の騎士・ノインが暴走し魂を傷つけられて目覚めなくなってしまう。
原因は、どうやら新たな力『音』にあるようだが……。
同時に発生した妖精の大量消失。
とある場所で進む、ある男と人外としか思えない我が子との交流。
ラスとエーリュの故郷、グロウタース・歌う緑の魚大陸で、リティルに襲いかかった黒い靄の犬。
靄の犬に触れたことで心臓を狙われてしまうインジュ。
インジュを想う、父親のインファの伝わらない不器用な想い。
大好きだと繰り返すインジュの、インファに息子として愛されたい気持ち。
風の城最弱の精霊・インファは、風の城最強の精霊・インジュを守ることができるのか。
ワイルドウインド・シリーズ八作目。産まれられなかった魂編です。
夫婦のイチャイチャありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 15:06:59
170091文字
会話率:51%
公爵令嬢ミリアリアは3歳の時、自分が乙女ゲーム『聖なる乙女と薔薇の封印』に転生したと気がついた。
しかしゲームのミリアリアは悪役令嬢なのに破滅しないので、特に何もせず現状維持に努めようと思っていた。
前世の知識で産業革命を起こさない。
妖
精や精霊や神様に気に入られない。
主人公が学園に転入してきても何もしない。
それなのに、この国の聖女の現実をウッカリ知ってしまい、放っておけなくなったミリアリアは決意した。
主人公を助けるために、ありとあらゆる手を尽くすことを。
教本に落書きするのも、制服にハサミを入れるのも、バケツで水を掛けるのも、全ては主人公のため。
何としてでも主人公を兄様ルートに乗せてみせる!
これは、やたらと高い死亡率を誇る主人公を救うため、悪役令嬢ミリアリアが奮闘するお話です。
【本編完結済】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 21:00:00
104644文字
会話率:46%