人に知られてはいけない”花”が私には見える。それは感情の色を映し、寿命を知らせる。静かにのんびりと暮らしたい故に決して誰に言わない、言えない秘密。
下級貴族の三女として生を受けたノアは、王宮図書館で静かに働く日々の中で、能力を隠しながら目
立たずに生きてきた。誰にも深く踏み込まれず、誰にも踏み込ませず。
しかし、ある日彼―公爵家の次男で騎士のカイルと出会う。人当たりがよく、笑顔を絶やさない彼の花にはいつも”嫌悪”の色が混ざっていた。その矛盾に戸惑いながらも彼の中にある”本当の想い”に触れていく。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:00:00
49520文字
会話率:20%
幼い頃からのあこがれだった図書館での勤務が決まり、大喜びしていた私の目の前に現れたのは今にも崩れそうなボロボロの公民館でした。
しかもそこにあったのは図書館の名を借りた「怪奇現象対策課」なんて名前の怪しげな組織。
平穏なようでどこか奇妙なこ
こキッカイ町で起こる不思議現象たちの真相を暴くため、日々奮闘しているらしいのですが……。
一日も早くちゃんとした図書館で働かせてもらえるよう、徹底的に抗議しつつ真面目に働きます!?
他の小説投稿サイトでも公開中。
不定期更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:10:00
121321文字
会話率:36%
本が大好きなマルティナは平民図書館の本を全て読み切ってしまい、まだ見ぬ王宮図書館の本を求めて官吏となった。普通は学びへのハードルが高い平民が受かるような試験ではないのだが、マルティナは読んだ本の内容を一言一句忘れないような特殊な記憶力を有し
ていて、数年ぶりに平民として官吏登用試験に合格する。
官吏はほとんどが貴族であることから、平民であるマルティナは理不尽な差別を受けることもあり……しかしそんな中でも特殊な記憶力を存分に発揮して、官吏として頭角を表していく。
そんなマルティナは次第に国を救うような活躍をして……。
※本作はカクヨムにも併載しています。
※カドカワBOOKS様より書籍1巻が好評発売中ですが、こちらはweb版です。書籍とは一部内容が異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 20:20:00
344959文字
会話率:56%
『最高学府』。そこは全ての叡智が集う場所。大陸中央に位置する世界最大の教育機関。あらゆる種族の魔術師達が魔術を学び、研鑽し、そして新たなる知識を創造する知の大図書館。『最高学府』に集う魔術師は皆、一つの目的を胸に抱きその門を潜る。即ち―――
魔術師を始める為に。
「人は生まれながらにして完成しているのか?」
「人は果たして運命から逃れる事は出来るのか?」
「人は真理に到達出来るのだろうか?」
これは一人の魔術師が自分を知る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 19:00:00
295008文字
会話率:34%
地角町図書館では、不定期に企画展示が行われている。
それは、普通の"展示"ではない。
最終更新:2025-04-12 10:00:00
22330文字
会話率:25%
クラスの中でいつも親友の隣にいる彼に、密かに想いを寄せる“私”。
けれど彼の笑顔は、いつも親友に向けられていた。
自分はただの“ついで”――そんな切なさを抱えて、放課後はひとり図書館へ向かうのが日課だった。
最終更新:2025-04-11 19:52:19
808文字
会話率:22%
毎週水曜日、図書館のある敷地内のベンチで楽しげに読書談議をする若い男女がいた。
男性は王城に勤める役人と思われる貴族の青年で、相手の方はどこかの貴族の家のメイド見習いらしき、まだ少女といった方が適切だと思える女性だった。
いつし
か二人は互いに思い合うになっていたが、それを口に出したり感情を表すことはなかった。
二人が身分違いで結ばれることができないことなど一目瞭然だったからだ。
それ故にお互いに本名も住まいも伝えることはなかった。
そんな中、ちょっとしたすれ違いで、彼女は水曜日に図書館に現れなくなった。
彼女を探し出して謝罪したくても、彼女の居場所がわからない。それなら王都中の貴族の屋敷を調べてやると思ったが、彼にはやるべきことがあり、それを優先しなければならなかった。
それは母親が推し進めてくる縁談の阻止だった。
しかしその過程で偶然に想い人である少女と再会する。
そして二人は身分違いだけでなく、互いの両親が因縁の仲であることを知ってショックを受ける。
しかし、そんな辛い想いを隠しつつ、とある疑惑の解明に向かって二人は協力して行くことになる。
そして待ち受ける、二人の運命は……!!
クズ親のせいで辛い思いをして育った二人が、自己を犠牲にしても過去からずっと続いてきた犯罪を明らかにしていく、ちょっとだけサスペンス風の恋愛ものです。
ハッピーエンドで、ざまぁ有りです。作者は微ざまぁ専門なのですが、今回は過激なものはありませんが、微といはいえないかも……です!
あくまでも異世界の話で、出てくる社会制度も薬も植物も料理も虚実が混ざっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:00:00
114289文字
会話率:20%
異常なほどに気が小さいエルディアは、メディット伯爵家の次女。
女伯爵になる予定の姉マルティナのスペアだ。彼女はそのことを悲観したり拗ねることもなく、せっせとスペア要員としての役目に精を出していた。
ところが姉に成績優秀でしかもイケメン
の婚約者ができたことで、彼女はスペア要員ではなくなった。
自由になったエルディア姉の通う王立女子学院ではなく、共学の王立学園に入学した。
親はそこで自分の婚約者を見つけてこいと言った。しかし彼女には別の目的があった。それは初恋の人を遠くからでもいいから眺めていたいと思ったからだ。
そしてその初恋の相手は身分が違うので、絶対に結ばれることはない。だから、結婚しなくても一人でも生きていけるように、勉強に励もうと思った。ところが、何故か生徒会役員となって、図書館ではなく生徒会室に日参することになってしまった……
ちょっと変わり者の少女の話。モチーフは『俺たちは天使じゃない』ですが、彼らと違ってヒロインは一応お上品?な白爵令嬢です。犯罪者ではありません。
完結しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 11:00:00
50694文字
会話率:23%
度重なる大規模な事故と戦争と災害によって、世界は一度崩壊した。
かつては愛玩目的で製造され特権階級達にもてはやされていた人造生物 獣人種(キメラ)も、過酷な環境のなか人間に代わる労働力として、次々に使い捨てられていった。それから数百年。獣人
種にも人権を認める稀有な街で、記憶を失った銀狼の青年が暮らしていた。人間に対してはもちろん、同じ獣人種に対しても心を閉ざしがちな彼だったが、しかしその住まいであり職場でもあるビルが、ある日突然、人間(ヒューマン)に買い上げられてしまい……
過去に曰くを持つ訳ありな男女と、周囲を取り巻く面々との交流とか成長とか。
最初の方は鬱々と暗いものの、話が進むに従って無自覚天然じれじれに注意。各キャラの辛い過去は標準装備なるも、ハッピーエンドは譲りません。
いったん完結済にしていましたが、続きを掲載することにしました。
IIIから第二部といった内容。
自サイト「私立杜守図書館」で連載しているものの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 10:00:00
638296文字
会話率:30%
星から墜ちてきたとも語られる、異質な生き物『妖獣』。
それらを相手に民を、土地を守るため剣をとる騎士達がいた。
セイヴァン王家より銀の細剣と破邪の能力を下賜された彼らは、閉ざされた楽園たるかの国の、まさに守護者と呼ばれるべき存在であった..
.
特殊能力と銀の細剣を武器に化け物退治する王道異世界ファンタジー……のはずが、あまり特殊能力活用されてません。力業率がけっこう高いかもです。
メインはそれぞれのキャラクターの交流と生き様。第一部ではほとんど男性ばかりですが、第二部からは女性キャラも登場します。
救いのない話はありません。ご都合主義でもなんでも、最後は(少なくとも主役達だけは)格好良く幸せにをモットーとしています。
自サイト「私立杜守図書館」で掲載しているものの転載です。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 05:00:00
659659文字
会話率:28%
見渡す限りの無数の本。宙に浮かび上がる本棚。
そんな空間で藍沢清香は目にハイライトが無い美女ハクレイと出会う。
ここは世界の狭間にある幻想図書館。
「アイザワ・キヨカ。貴方はこれからストーリーテラーとなって頂きます」
何もわからない状
況の中、清香はぶっきらぼうなクソ上司レイドと共に1冊の本の中へ入り込むことになる。
「幻想図書館には無数の本が存在するがそのほとんどは未完結で止まっている。俺達ストーリーテラーは本の世界へ降り立ち、物語の完結へ導くんだ」
これは独りぼっちだった清香がストーリーテラーとなり、クセの強い登場人物達と共に未完結から完結へと執筆する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 21:04:28
63082文字
会話率:56%
五年前、科学者たちは「プロジェクト ボイド」によって生態系の修復と人類意識のデータ化を試みた。しかし、その実験は大きな災厄を引き金とし、「大減亡事件」として歴史に刻み込まれることとなった。
かつて名門と呼ばれた復藤大学は、外界から孤立した「
島」となった。混乱に飲み込まれることなく、異変に呑み込まれることもなく、大学は四つの学部へと再編された——商学部、文学部、体学部、そして緑科学部。
商学部の学生・光源理央(こうげん りおう)。彼女が恐れていたのは、AIがレポートのネタを奪うや抽選落ちした授業——の、はずだった。
だが、突如として図書館の窓ガラスがバリバリッ! 蔦が洪水みたいに流れ込んできて…図書館がまさかの人喰い迷宮に!?
いや、図書館だけじゃない。
全学園だ。
死の淵で彼女は仲間と出会う。友人の夜桜和昭(よざくら わしょう)、緑科学部の天才・弥往終(や おうしゅう)、そして冷静沈着な早乙女千夏(さおとめ ちか)。
——だが、これも序章に過ぎない。
暴力で抑え込もうとする体育学部も事態をさらに悪化させた。
「彼らはただ無秩序に増殖しているのでなく、『学習』している。」
世界はすでに変わってしまった。
そして彼女たちの物語は、今まさに動き出す——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 19:14:04
5033文字
会話率:56%
銀縁メガネの可愛いさん達と3人の僕らの地下世界冒険譚
最終更新:2025-04-10 16:39:13
33931文字
会話率:58%
数代前の狂王が命じた『魔女狩り』で国から多くの魔女がその命を奪われた。
王は変わり、アンバードナー国、現国王ジオルドは未だに残る魔女達の遺恨を取り除こうと尽力している最中、国で起きている連続魔女狩り事件に頭を悩ませていた。
誓約の魔女であ
るリゼナ・アッシュフォードは王宮の事務官として働きながら王宮図書館に入り浸る本の虫。
本の読み過ぎで視力が悪く、分厚い眼鏡を手放せない。ついたあだ名は厚底眼鏡。
不名誉なあだ名にかつての視力を取り戻したいと嘆く日々。
とある日、仕事を終えて図書館で本を読んでいると、素敵な黒髪の騎士様を見かける。
今までも何度か見かけた騎士様に憧れを募らせるリゼナ。
その日の夕方、ボランティアで行っている孤児院の読み聞かせを終え、帰る途中に現れたのは血濡れの七人の小人達。その小人達に襲われ、助けてくれたのは図書館で見かけた憧れの騎士様だった。
憧れの騎士リム・ヴァイオレットから巷で起こっている連続魔女狩り事件『心臓の白雪』の捜査に協力するよう言われたリゼナは憧れの騎士様の力になれるならと、了承する。
しかし、このリム・ヴァイオレットは王宮騎士団第五部隊長を務め、貴重な男性魔術師であり、功績から爵位を授かったエリートなのだが、武力行使第一主義の騎士団屈指の危険人物。
加えて自分勝手で強引なリムに振り回され、翻弄されるリゼナは事件を解決できるのか―――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 09:39:26
160598文字
会話率:30%
不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑のおバカ書評! ついでにボヤキ! 読む読まないはあなた次第です。さらには、音楽や映像作品、並びに舞台芸術についての感想もあります。
一部の記事は、個人サイト『Avaloncity』やライブドアブログ『A
valoncity Central Park』などにも転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 17:10:21
197760文字
会話率:2%
この学校には甘崎 白奈、別名聖女様と呼ばれる女子生徒がいる。白奈は頭脳明晰、容姿端麗でその懐の大きい性格から男女共に人気を集めていた。趣味は読書で純文学や推理小説を読むことらしい。ライトノベルは全く読まないのだとか。橘 柚野はそんな白奈とま
ったく別の世界に住んでいる人間。友達も作れず、休み時間は教室で一人ライトノベルを読む日々。縁のない存在だと思っていた。しかし、ある日、図書館に行くと青年向けコーナーでライトノベルを手に取っている白奈の姿を柚野は見かけてしまう。実は白奈がライトノベル好きでかなりのオタクであることを知った柚野と白奈の距離は縮まって、いつのまにか放課後の図書館で語り合う仲に。二人は次第にお互いのことを深く知っていく。これは放課後の図書館で、時間を共に過ごす二人の秘密の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 21:03:49
29950文字
会話率:35%
この世界のどこか。誰も知らない場所、地図にも載っていない秘境。
ここにやって来るのは、人の形をした「言葉達」。もう現実世界では話されることの無くなった消滅言語。話者が非常に少なく、消滅の危機に晒されている言語。そして、様々な国で話されて
いるポピュラー言語でありながら、時代の変化と共にその姿を変えてきた言語など。様々な国と地域から続々と、言葉達が居場所を求めて身を寄せる場所が、この不思議な図書館なのである。
ここでは、互いの文化や習慣、信仰の違いや対立を丸ごと受け入れ、包み込む。そうすることで彼らは互いに理解し合い、しかし時にはその歴史から対立することもあるが、最後は笑顔になる。
彼らは普通の人々と同じように語り、食べ、そして。
恐ろしい〈言葉狩り〉と戦う。
かつての言論統制や標準語への強制統一思想の残滓が、今も尚、言語達に容赦なく牙を剥いて襲いかかる。彼らは力を合わせ、言葉狩りと戦い、言語の自由を人知れず守っている戦士でもある。
そして彼らを影から支え、図書館を守っている言葉の守護者、兼、図書館の管理人が一人。名は「オルビド」。多くを語らず、しかし誰よりも言葉を知っている謎だらけの男。
これは、言葉達とオルビド、そして、“あなた”が紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 12:05:33
2433文字
会話率:28%
水神が守護する湖のほとりに栄える学術都市《月鏡》。
歴史ある図書館で働く司書の娘・暁は、学者の美形青年・御影に一目惚れして以来、ずっと片想いしていた。彼と過ごす日々は、からかわれてはつい口喧嘩をしてしまう、もどかしい毎日。そして御影は、何か
と隠し事ばかりでなかなか心を開いてくれない。
「だからこそ『彼』を知りたい」。
暴走した好奇心から生じた切なる願いを叶えるため、暁は御影を振り向かせようと積極的なアプローチで奮闘する。
それが、月鏡の街に起こる異変に巻き込まれていくきっかけになるとは知らずに――――。
*この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 19:20:03
177792文字
会話率:56%
話さない。触れもしない。
けれど、ふたりはいつも同じ本の、同じページで指を止めていた。
図書館の奥、誰も来ない古い棚のそばで、ふたりはただ本を読み続ける。
顔も名前も知らないまま、紙の音だけでやりとりを交わす日々。
しおり、押し花、詩の断
片。ページの折れ目ひとつが、唯一の返事になる。
声を使わない関係は、静かで、やさしくて、少しだけ切ない。
季節がめぐり、図書館が終わりを迎えるころ、ふたりの物語もまたひとつの答えに近づいていく。
“これは、まだ名前のないふたりが、そっと重なりあっていく物語。”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 14:25:22
8545文字
会話率:3%
図書館の隅、誰も訪れない古い短編集の棚。
名前も、声も、顔すら知らないふたりが、同じ本の同じページで、静かに指を止めていた。
話すことはない。ただ、風のような偶然が積み重なり、気配だけで通じ合う読書の日々。
やがて訪れる喪失、初めての声、そ
して「物語の続き」へと歩み出す決意。
図書館という時間の外側で、ふたりの距離はゆっくりと──けれど確かに、近づいていく。
これは、言葉にならない想いと想像が交差する、誰にも読まれないままの“ふたりだけの物語”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 09:20:28
8292文字
会話率:6%
突然、名前も性別も失って異世界に転移した〈わたし〉は、魔術文明国家《アウラヴェル》の最深部──“転写図書館”で目を覚ます。
身元も所属もない者は、契約社会の中で居場所を与えられず、ただ“自由”と呼ばれる不安定な境界に追いやられる。
だが、魔
術師としての異常な資質を持つ〈わたし〉は、やがて帝国・宗教・革命者たちの交差点に巻き込まれてゆく。
名前も絆も定められないまま、それでも、誰かの心に触れようとする。
──これは、選ばない者が、選ばれてしまう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 07:46:27
93204文字
会話率:20%
文章自体は2023年に書いていたものなんですが、今上げておかないとヤバいだろうって思うので投稿します。
この先どうなることやら……(はあ)。
キーワード:
最終更新:2025-04-06 17:38:27
3026文字
会話率:6%
学校では授業をサボりがちで、何にも変わらない毎日に飽き飽きしていた、高校1年生の姫瑠。姫瑠は密かにファンタジーの世界に憧れていた。
ある日、いつも通りサボり仲間の瑠空と共に屋上で過ごしていると、姫瑠が足を踏み外し、屋上から落ちてしま
う。
咄嗟に姫瑠を助けようとする瑠空。しかし手は届かず、現実ではありえない魔法を使い、ギリギリで姫瑠を救った。そこで、瑠空は自分は魔法使いという秘密を姫瑠に打ち明け、魔法の世界へ姫瑠を招待する。
その日から、現実では想像もできない非日常が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 23:54:24
391文字
会話率:7%
高校2年の春、記憶喪失の後遺症を抱える少年・**湊(みなと)**は、ある日ひとりの少女と再会する。
彼女は微笑みながら言った――
「また、会えたね。湊くん」
しかし湊には、彼女の記憶が一切ない。
それでも彼女は、自然な距離で湊に接し、ふ
たりは少しずつ関係を築いていく。
やがて明かされていく、彼女との“過去”。
図書館での出会い、共有した日々、そして互いに想いを寄せ合った記憶。
湊の中に少しずつ“恋の記憶”が戻っていくが――
彼女は重い病を隠していた。
未来が長くないことを知りながらも、
「もう一度、湊に恋をしてもらえたらそれでいい」と願い続けていた。
そして最後に彼女が残した手紙。
そこには、すべてを知った上で愛した“ひとりの少女の本当の想い”が綴られていた。
「私、君がいた未来に花を咲かせられたかな?」
花咲く春。
彼女の記憶を胸に、湊はベンチに花を置く。
失っても、もう一度、恋をする――
そんな切なくもあたたかい、再生のラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 18:43:45
4049文字
会話率:35%