「お前に出会わなければ」
そう言い残し、シャイラの腕の中で死んでいった少年、フィスク。
もし出会わなければ、彼は死なずに済んだのだろうか。そう後悔するシャイラ。
やり直しを願うシャイラに、女神の手が差し伸べられた。過去に戻ったのだ。フィスク
と出会う日の朝に。
教会に匿われた精霊フィスク。時間が戻る前、偶然その存在を知ってしまったシャイラは、彼の身の回りの雑用をこなす世話係――の下っ端として働くことになった。
だから、次は最初から彼と関わらないように。
――そう思っていたのに。
家の仕事をしていたシャイラは強風に飛ばされ、フィスクがいる塔に飛び込んでしまった。
その上、下っ端どころか話し相手兼世話係として、フィスク本人に指名されてしまう。
未来を変えることはできない……。――本当に?
逆行前と立場が変わったことを生かし、フィスクとの距離を縮めて、彼が死ぬ理由を探ろうと決意したシャイラ。
人嫌いで無愛想な彼は、シャイラの作るお菓子をきっかけにして、徐々に心を開いてくれるようになる。
しかし、死の運命はすぐそこまで迫っていた。
少しずつ心を通わせたはずの二人の想いは、決定的なすれ違いを起こす。
「だったら。――私を、殺して」
すれ違い×純愛×王道ファンタジー
一途すぎるガールミーツボーイなお話。
※「カクヨム」にも掲載しています。
※執筆は完了しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 18:09:45
110092文字
会話率:35%
夏の部活の帰り道。
日島 ユイは、クラスメイトであるイツキを見つける。
無愛想だが、不器用な優しさを持つこのクラスメイトのことを未だ掴みきれずにいるユイは、帰り道とは反対を向いて坂道の途中に立つ彼に興味を覚えて声を掛ける。
最終更新:2023-08-02 19:58:06
993文字
会話率:44%
私はジゼル・シュタイン。
アルテンベルク王国の貴族で、魔法学・騎士学・算術学とあらゆる分野において優秀な者を輩出している、シュタイン伯爵家の長女である。
そして、転生者でもある。
前世の私はパティシエとして働く二十五歳。
表情筋が死んでいて
無愛想、その上コミュニケーション能力が低すぎることで塩対応と揶揄されることも多かった。
……何故かその性質だけそのまま引き継がれて転生してしまった私は、貴族令嬢として華々しく社交界デビュー!……できるわけもなく、細々とお菓子を作りや伯爵家の仕事の手伝いをしながら引きこもりとして生きている。
そんな私だが、お父様や双子のお兄様達からは可愛いがられており、それなりに幸せに暮らしていた。
そんなある日、“青獅子”と名高い王宮騎士団副団長さんが現れて――――?
塩対応の塩系令嬢と揶揄される貴族令嬢がお菓子作りスキルを活かしながら溺愛されるお話です。
今回は恋愛色強めで書いていきたいと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 20:02:47
189869文字
会話率:32%
妖精の棲まう国、アスタルテア。
『妖精の祝福』と呼ばれる不思議な力を持って生まれた少女は、その力の特殊性により『呪われた少女』として幽閉され、苦しい日々を送っていた。
しかしあることをきっかけに自力で逃げ出した少女は、人の立ち入りが禁止さ
れている森で狼に襲われ、一人の男に助けられる。
「傷を負わせたことは悪いと思うが、狼の縄張りを侵したお前も悪い」
禁じられた森に住む無愛想な男との出逢いが、少女の運命を変えていく──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 18:35:21
71839文字
会話率:43%
吸血鬼のシーヴァは、長い年月を生きる中で、欲しいものはなんでも手にしてきた。
血も肉も快楽も──美しいと思ったものすべて。
一目見た時から欲しいと思った男《モノ》も手に入れ、今はヨーロッパの島国にある自然に囲まれた湖のほとりでのん
びりと暮らしている。
しかし手に入れたはずの男は、年月を共にしても無愛想で可愛げがなく、まったく思い通りにならない。
自分がいなければ渇きも癒せず、抗うことすらできない存在だというのに。
たったひとつの欲しい心《モノ》が、いつまで経っても手に入らないのは、なぜ──?
全8話完結。他サイトにも掲載しています。
※軽度な性的表現、血液描写がありますので苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 12:44:40
18326文字
会話率:34%
「今日も飯食いに行こうぜー」
などと、馴れ馴れしく話し掛けてくる彼は、いつものように呆れるほどに明るくて、
「偶には一人で食べさせて欲しいのですが」
と、こちらを無愛想に一瞥する彼女は、いつものように素っ気なく言葉を吐き捨てた。
チャラけた金髪野郎な俺と、冷淡無情な黒髪の私。
これは、そんなあべこべな二人が送る、とある冬のボーイミーツガールだ。
※地の文マシマシ文章量オオメ、計15話構成でお送りします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 20:26:14
152214文字
会話率:14%
このお話は美澄希空(みすみのあ)というごくごく普通……というには太めで無愛想で地味〜なOLが、直属の上司である向上優鷹(こうがみゆたか)の秘密を知ってしまうところから始まります。
クールなイケメン上司は擬態した姿。
本当の向上主任は
情緒不安定でヘタレで童貞の限界腐男子だったのです……!
推しカプが被ったこともあり友達になった二人。お互い自分のことより推しカプの動向に夢中ですが、果たしてちゃんとラブコメになれるのでしょうか?
これはそういうお話です。
作中にLGBTについて描く場面がありますので、繊細な方はご注意ください。
ネトコン11に応募したぁて書きました。
拙いところも多いですが頑張って書くので、ちょっとでもいいなって思ったら色んな形で「この話好き♡」を伝えてくれると嬉しいです♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 09:00:00
199868文字
会話率:55%
やっとの思いでメイド養成所を経て、ついに主人となる者に仕えることが出来たシオラ。
彼女が仕える先は…一週間ももたないと言われているある屋敷であった。
絵を描くことに集中したい主人。
しかし、指摘せざるを得ないほどのダメダメなメイドシオラ。
毎日を身を挺してお仕えする。全ては家族のために。
シオラはこの屋敷メイドが務まるのか?
無愛想な完璧主人。それに仕えるのは家事不器用な残念メイド。
真逆な二人の主従関係が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 22:11:43
69835文字
会話率:44%
大きな図体で、無愛想で、無口で守護神な旦那に愛される話。
一途な令嬢は色々ありながらも幸せになります。
最終更新:2023-06-04 22:38:31
9790文字
会話率:60%
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天然あざとい系男子な主任(28歳)と無愛想クール系男子な部下(25歳)が、
半年後に恋人になるBLです。
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「やっぱ蓮ノ谷ちゃんも、動画作ってみなよ。こいつが、イロイロ教えてくれるってさ」
部長からのこんな命令で始まった、主任の僕・蓮ノ谷光彦(はすのや みつひこ)と。
部下の俺・青海航也(あおみ こうや)の。
少しぎこちない、二人きりの動画講座。
僕は、大変困惑した。
なぜって、青海君は、ちょっと苦手な人……だったから。
俺も、大変困惑した。
なぜかというと俺は、単に動画スキル向上のつもりだったとはいえ、こっそり主任をモデルにした食レポ動画チャンネルを運営していたから。
でも僕からの、青海君へのこんな申し出をきっかけにして。
「僕、青海君と、ランチに行きたい。……良いかな?」
俺と主任は、昼を共にするようになった。
「また、ごはんつぶついてますよ」
「え、あ……!?」
「美味しそう! いただきます! あ、これ、お刺身がすごく新鮮なところ、撮って撮って、青海君っ」
「あ、はい」
俺の作る動画チャンネルを熱心に視聴し、その正体を気にする主任にヒヤヒヤしながらも。
僕は、青海君の良いところを一つ一つ知ってゆき。
俺は、主任のことが、放っておけないようになっていく。
「明日のお昼、どこ行こっか」
「……考えておきます」
出会いの春から、芽吹く初夏へ。
生い育つ夏を経て、色づく秋まで。
そんな上司と部下、二人の物語。
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※2023年1月2日現在「小説家になろう」のみ掲載
(後日他サイトにも投稿予定、投稿後にこちらに記載します)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 22:00:00
120274文字
会話率:27%
OLである月村唯は最近やって来た上司、尾花井秋斗に違和感を覚えていた。優秀で人当たりの良い尾花井部長に対して不思議に思いつつも、気のせいで済ませる唯。
尾花井部長の歓迎会がある日に、唯は仕事に追われて歓迎会に参加せずに帰宅することにする
。その帰宅途中で、路地に倒れている狐を拾う。彼女が自宅に狐を連れ帰ると、破裂音が響く。そして髪と瞳の色を変え、和装に身を包む尾花井部長が現れた!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 11:00:00
1446文字
会話率:52%
「どうか異世界転移して世界の文明を発展させてください」
「私は結構です」
「!?」
自他共に認めるコミュ障、出不精、無愛想な室内系非リア充女子、小森瞳子、17歳。
安全でおいしい食べ物が揃ってて、娯楽も充実した地球からわざわざ危険・不衛生
・娯楽なしの異世界には行きたくない彼女は異世界転移を断った。
そしたら女神に勝手にステータス見られて失望された挙げ句に問答無用でダンジョンに押し込められた!?
ステータスも見れない?スキルも使えない?魔法も使えない?そんなの超クソゲー!
ダンジョンで出逢った平和的なゴブリン、ゴブ郎くんに連れられるままダンジョンマスターになって超有能AIアシスタントスキル<オペレーター>を仲間にした!
衣食住を求めて半ばやけくそにユニークスキル<ホーム帰還>を使ってみたら、そこに待っていたのはネットも家具も揃った夢のマイホームだった!?
神様に捨てられたなら、もう開き直ってネットも家具も食べ物も充実したマイホームに引きこもってぐーたらダンジョン経営してやる!
そんな平和で快適な異世界ほのぼのストーリー!
のんびり気ままに書かせていただこうと思います!
是非読んでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 20:00:00
1591180文字
会話率:40%
僕には2つ秘密がある。
一つは前世があること。そしてもう一つは僕は生まれつき人と比べて耳がすごくいい。
同じ部屋の小声からもちろん、壁越しでの会話も聞き取ることができる。
それほど僕は耳がいいんだ。
ある日、僕は生まれつ
きの耳の良さが原因で乙女ゲームでユーザーから「感情のない人形」と呼ばれていた悪役令嬢のアレイシアの面倒くさすぎる彼女の本質を知ってしまったのだった。
それがきっかけで………。
これは乙女ゲームの攻略対象の耳がいい僕と嫌われていた悪役令嬢とのちょっと変わった恋の物語。
※この作品は以前投稿した短編の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n5763ho/
↑「実は僕……耳がすごくいいんです〜乙女ゲームで「無愛想」と言われ最も嫌われていた悪役令嬢。だが、そんな彼女の素が可愛すぎるのは僕だけしか知らない
異世界転移/転生(恋愛)日間ランキング33位に入りました。(4/10 20:00)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 12:22:24
60316文字
会話率:30%
僕は生まれつき人と比べて耳がすごくいい。
ある日、僕はアレイシアとメイドのリタとの会話を偶々聞いてしまった。
僕は不器用ながらも努力家の彼女に興味をもち、婚約者となった。
これは乙女ゲームの攻略対象の耳がいい僕と嫌われていた悪役
令嬢とのちょっと変わった恋の物語。
※登場人物は名前だけで苗字はありません。
「ハーメルン」様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 19:48:31
3253文字
会話率:34%
神様を信仰する幼女と身分を隠した神様の遊戯。
ココロ…無愛想な白銀髪少女。元神様で現天使。偽兄以外には素性を隠している。
セラ…
和希…顔がかわいい陰キャ。ココロを偽妹として共に生活する
スーノ…潔癖症のアルビノ女子。あだ名は雪の番犬
マルス…和希のクールな師匠。魔法が使える武闘家折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 08:17:47
8106文字
会話率:48%
ウイルス感染症により人類は高齢者を中心に続々と死亡した未来。そんな危機的な世界情勢の中で「an」と呼ばれる学者が否定することを否定せざるを得ない物質が発見される。
これは人体と強く結びつく性質があった。その性質を用いてポセッドという人体を別
の物質で作り変える技術を発明。これを使用したスポーツ『ロード』が世界的に大流行している時代。
規定の人数のチーム同士で戦い陣地の時間占領、敵リーダーを倒すなどと試合ごとに決まった勝利条件を達成する。
これは国ごとで流行した後世界大会も開催された。
記念すべき第一回大会で日本チームが優勝をしたことをきっかけに国がこのスポーツに力を入れ始めて十数年。
この作品の主人公である藍田宗斗はある野望を持って日本国内で有数の『ロード』強化高校へと入学をした。
幼少からの特殊な家庭環境なことから将来がないことに絶望の鎖で縛られていた彼は高校生活をかけてそれから抜け出し自由を掴み取ることを決意している。
そんな彼が所属するのはEクラスでありエンドのクラス、エラー(故障)のクラスなどといった学校内最低のクラスであった。強面の不良、話を聞いても理解が一ミリもない馬鹿、無愛想の中の無愛想なやつ、今時電子マネーが使えないやつなどと一癖も二癖もある連中の巣窟であった。
そんな終わりの故障クラスに『ロード』の試合での災難が次々と襲いかかってくる。
地獄の底から成り上がり近未来型バトルファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 19:00:00
106351文字
会話率:40%
無愛想な、そんなトカゲも、元々は人間だったんだ。
最終更新:2023-04-08 10:11:29
338文字
会話率:0%
元陸上部のエース、現在は『残念ハイジャン王子』と呼ばれる僕。目標ややる気を失っていた日々を変えてくれた『無愛想姫』。
2人の物語は1968年のメキシコオリンピック、男子走り高跳びでセンセーションを巻き起こしたディック・フォスベリーの生き
方と交差する。
その空はどこまでも高く、誰の上にも平等にあるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 21:11:08
9872文字
会話率:39%
俺の彼女は物凄く気の多い人だった。
お眼鏡に適う奴が居れば、瞳孔を蕩けさせる人だった。
その癖照れ屋で、すぐに目を逸らす。
なんで、俺を選んだんですか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
最終更新:2023-03-26 15:27:53
871文字
会話率:58%
友人の紹介で行った喫茶店が思いの外、気に入って、お前も連れて来ようと思った。
どうでも良い事だ。
だがアレを雑に扱ったら、もう二度と口を聞かないと思っていた。
どうでも良い事だけど。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
無愛想設定此処で活かす事にしました。
強めのツンデレです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 08:08:19
1620文字
会話率:50%
結婚してから早一年。
夫の多忙さもあり夫婦仲が冷え切っていたデライラだったが、ある物を夫から贈られたことによりその関係性が変化する。
それは――念話魔導具?
これはすれ違い続けた夫婦が、念話魔導具の力を借りてようやく夫婦としての日々を始める
お話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 19:01:29
10534文字
会話率:27%
辺境の小さな城下町。フローラの営む花屋には、毎週水曜に灰色のフードを被った男が花を買いに来る。花屋には似合わない無骨な男だが、フローラはその正体を知っている。通りの向こうに見える、領主の城の門衛だ。
寡黙で無愛想な男に、いつしか心惹かれる
フローラ。水曜は店先から門衛の姿をこっそり眺め、彼が花を買いに来るのを待つのが密かな楽しみだ。
春になって領主の結婚式のお祝いにと、領民たちに庭園披露宴の招待が届く。若者たちは、誰と行くかと大騒ぎ。フローラは灰色フードの男に、エスコートを頼もうと決めるーー。
*****
恋愛に不慣れで不器用な二人が、少しずつ距離を縮めていきます。
少し不思議な雰囲気の城下町の日常と、片思いのドキドキ。全13話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:20:48
36876文字
会話率:40%
──ある日、婚約者が記憶喪失になりました。
伯爵令嬢のアリーチェには、幼い頃からの想い人でもある婚約者のエドワードがいる。
幼馴染でもある彼は、ある日を境に無口で無愛想な人に変わってしまっていた。
素っ気無い態度を取られても一途にエドワ
ードを想ってきたアリーチェだったけど、
ある日、つい心にも無い言葉……婚約破棄を口走ってしまう。
だけど、その事を謝る前にエドワードが事故にあってしまい、目を覚ました彼はこれまでの記憶を全て失っていた。
記憶を失ったエドワードは、まるで昔の彼に戻ったかのように優しく、
また婚約者のアリーチェを一途に愛してくれるようになったけど、
どうやら記憶を失う前の彼にはアリーチェに黙って懇意にしていた令嬢がいたようで───……
エドワードが無口で素っ気無くなったのは、好きな人がいて浮気をしていたから?
そんなある日、その令嬢がエドワードの元を訪ねて来て……
✿アルファポリス様にて投稿・完結済✿
加筆修正しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 21:00:00
86199文字
会話率:52%