エインズワース公爵令嬢コーデリアは、このウィドリントン王国の王太子アドルフと婚約中だったが、ある日一方的に破棄されてしまう。宰相を父に持つコーデリアはもちろん抗議するも、そこには王国に属さない魔王エリオット・ガターリッジの強い圧力があったら
しい。魔族は忌避される存在であり、その強大な力に屈することがないようにするためにも、人間たちは彼らに技術や金品を渡すことでなんとか均衡を保ってきていた。そもそも公爵令嬢でありながらおてんばで勝ち気な性質のコーデリアになぜエリオットが目をつけたかというと、彼の相棒である魔獣イライジャを助けたことにあった。エリオットは正式にコーデリアに求婚してくる。イライジャは好ましく思っていたコーデリアだったが、魔王と結婚なんてお断りだ。かくしてエリオットら魔族から逃げ回ることになるのだが……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 10:46:06
16473文字
会話率:48%
「マリア。私は、君との婚約を破棄しようと思う。承諾してくれるだろうか?」
テオドール伯爵家の令嬢である私は、イシュトヴァーン公爵家のグラディスから婚約破棄を通告された。
私の目の前に、婚約を確かなものとしていた血の契約書が置かれ、事実
上、その撤回を要求される。
「……分かりました。承諾いたします」
私はグラディスの圧力に負け、彼との婚約破棄に同意した。
しかし、私には婚約破棄された心当たりがあった──。
自由に動かない両足だ。貴族学園で悲劇的な事故に遭い、私の両足はただの飾りと化していた。
公爵夫人としての仕事をまっとうにこなせない私など、不要というわけだ。
そして、私は事故に遭ってから、婚約者だけではなく友人達も失った。
……いや、仮初めの友人達が、私の下を去っていった。
「私にはもう、誰もいなくなっちゃったなぁ……」
「……マリア様。そんなことを言わないで下さい。まだ私がいます」
私の呟きに侍女のエルザが目から涙を溢れさせる。
ついには、大粒の涙を流して、子供のように泣き出してしまった。
私は、そんなエルザを見て、軽く微笑みながら優しく語り掛けた。
「エルザ。そんなに泣かないで。実は私、スッキリしてるんだ」
「……マリア様?」
「私はもう自由なの。これからは、『公爵夫人になるのに』と咎められることもないのよ?」
私は真っ青な大空に右手をグッと伸ばすと、雲をつかみ取るように手の平を握りしめる。
「私の前には、希望に満ちた無限の未来が広がってるのよ! 私は諦めない! 私はこれから、エルザと一緒にたくさんの幸せを手に入れるんだ!」
これは、全てを失った伯爵令嬢が、持ち前の明るい性格を生かして、より良い未来を求める物語です──。
※当初、短編として公開予定でしたが、あまりにも長くなってしまいましたので、九話に分割しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 12:51:46
52513文字
会話率:48%
ヴァンデ王国の王子アレスは、呪いを受けるのを承知で大悪魔に立ち向かった。
王族とは国を守るもの、民を守るもの。そのためならば自らの命を犠牲にしても構わない。アレスは呪いに蝕まれながら、王国を救い、そして去った。平和と繁栄を願い、己が身を犠牲
にしたアレスは英雄として称えられた。
しかしそれから50年後。隣国の圧力、邪教教団の暗躍は、ヴァンデ王国に影を落とした。貴族らの課す重税、搾取、そして不正と腐敗が王国民を苦しめる。
英雄の像は倒され、王国の不幸を願う者たちは嘲笑う。王子の犠牲、託した未来は残酷に踏みにじられた。王国の末期を嘲笑する者はしかし、思い知ることになる。英雄アレスの『呪い』の力を。
復活した英雄王子が、呪いの力で、悪を討伐する! 世直しファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 06:00:00
658879文字
会話率:50%
※登場人物紹介は「18,アレストリア東部/敵勢ギルド拠点前・昼」の次にあります。ネタバレを許せる方は、そちらを先にご覧下さい。
舞台は躍進を続ける最強の帝国、アレストリア。
その圧倒的な軍事力と制圧力から、他国や他民族からは「龍
の住まう国」と呼ばれ、恐れられている。
そんなアレストリアの首都・シュダルトに一人、小さな家に住む青年がいた。
図らずも犯罪者の討伐に大きく貢献した青年は、謎の組織「敵勢ギルド」に手柄を買われ、加入を決意する。
止めなければならない帝国の陰謀。
退廃した大帝国で犯罪者達と対峙する日々の中、過去を失った青年が最後に目にするものとは、一体。
※プロット、結末まで作成済み。更新頻度が亀だったり突然ブレイク期間に入ったりしますが、作者が死なない限りはエタりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 20:00:00
335805文字
会話率:50%
公爵家になど生まれると、何かと面倒なことが多くなる。
このたびは、婚姻だ。
王家の圧力と供に、役立たずを引き取れと言ってきた。
まあ、それなりに条件を引き出し、そこそこのものを手には入れたが、如何せんどうしようもない不良物件に成り果てた。
これはさすがにいただけないと、婚約の白紙を陳情したところ、陛下にこう言われたのだ。
「それは見解の相違だ」
そうか。見解の相違か。それはそれは良い言葉だ。
なにかと意見は食い違うし、見解も人それぞれ。
王家の考えと、我が公爵家の考えは違うのだというお墨付きを貰った。
だからそう、これは。
「見解の相違でございます」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 21:30:17
3184文字
会話率:25%
幼馴染と婚約を結んでいるラズリーは、学園に入学してから他の令嬢達によく絡まれていた。
曰く、婚約者と釣り合っていない、身分不相応だと。
ラズリーの婚約者であるファルク=トワレ伯爵令息は、第二王子の側近で、将来護衛騎士予定の有望株だ。背も
高く、見目も良いと言う事で注目を浴びている。
対してラズリー=コランダム子爵令嬢は薬草学を専攻していて、外に出る事も少なく地味な見た目で華々しさもない。
そんな二人を周囲は好奇の目で見ており、時にはラズリーから婚約者を奪おうとするものも出てくる。
おっとり令嬢ラズリーはそんな周囲の圧力に屈することはない。
「釣り合わない? そうですか。でも彼は私が良いって言ってますし」
時に優しく、時に豪胆なラズリー、平穏な日々はいつ来るやら。
ハッピーエンド、両思い、ご都合主義なストーリーです。
ゆっくり更新予定です(*´ω`*)
カクヨムさん、アルファポリスさんでも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 07:08:49
49562文字
会話率:34%
藤野優輝は、母和江の意向により、守護人との関係が薄いまま暮らしていた。しかし、過保護な母から逃れるため、家を出たことにより、守護人の青柳影美と密に関わらざるを得なくなる。守護人の部下である向坂双海も絡み、周囲からの圧力に抗しながら、優輝は
藤野家当主としての自覚を強めていく。そして偶然にも、守護人の秘密を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 21:22:50
46415文字
会話率:40%
ドイツ・ビオンテック社の顧問で、アメリカ・ペンシルベニア大学のカタリン・カリコ特任教授と同じくペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン教授がmRNA(メッセンジャーRNA)の技術でノーベル生理学・医学賞に選ばれました。
今回はこのこと
から起きる“マスコミのミスリード”について考えてみます。
どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 23:33:57
2690文字
会話率:0%
主人公の八尋結(やしろゆい)は周りから天才美少女なんて言われてるけど雨が好きな中身は普通の女の子
しかし、ある日
全てを魔物(テラー)と呼ばれる化け物に全てを奪われてしまった
結自身も化け物に殺されてしまう
目が覚めるとそこは目の前にネイン
と名乗る神の代筆者を名乗る者がいた
生き返った結はある目的のため異世界で生きていくこと決意する
そんな異世界で出会った結と外見が瓜二つのオーブ王国の貴族の令嬢シャルロット
彼女は現在濡れ衣を着せられ神様の生け贄にされてしまう
さらに覇道国家リンドブルムの圧力で国が潰れそう
そんな彼女を影武者として守って欲しいと頼まれる
結は彼女の頼みを聞き入れる
大変なこともあるけれどそれでも結は仲間と共にめげずに生きていきます
神さまなんて大嫌い
「婚約破棄されたので悪魔と契約して世界の覇権国家を目指すお手伝いをさせていただきます」と世界が繋がっております
https://ncode.syosetu.com/n3017hb/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 07:00:00
59689文字
会話率:49%
小さな村で狩人として生活していた少年・アナンは突然の火事に遭い、幼馴染の少女・イスフィ達と共に故郷を去ることになる。
旅の中で一行を狙う正体不明の組織と少年、謎の竜、やがて明らかになる『クルーヴァディア』の全貌……。
運命の荒波に揉まれなが
ら、彼らは世界再生の使命を果たすための戦いに身を投じていく。
謎が謎を呼ぶ超スケールハイ・ファンタジー、ここに開幕!
※pixiv様、カクヨム様でも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 21:13:20
133044文字
会話率:40%
魔法使いのハルは、幼馴染で勇者のレティシアのパーティーに在籍していた。しかし、彼女は絶望的に性格が悪く、息を吸うように罵声を吐き、パワハラを繰り返す。精神的に追いつめられていく。身も心もボロボロになったハルは、レティシアと別れることを決意
した。あえてミスをして暴言を誘い、
「あんなミスするなんてありえないんだけど! ハルってば、本当に使えないわね。あんたみたいな落ちこぼれ、追放しようかしら?」
「わかった。なら、さようならだ」
ハルはレティシアと決別することに成功。晴れて自由の身になった。すると、今までも失敗がウソのように、全てがうまくいくように。一方で、レティシアは日に日にやつれていき……これは、相反するとある幼馴染の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 12:00:00
1022371文字
会話率:41%
現代日本に住む「俺」は気づいたら中近世欧州風世界に転生し……いや、これまんま欧州ですよねお父さん。
ともかく俺はファンタジーな欧州に転生した。これは、そんな俺、ユゼフ・ワレサの活躍(?)の物語です。たぶん。
第二の故郷、シレジア王国は風前
の灯だった。近隣諸国の軍事圧力によって滅亡まで時間がない。そう感じた俺は士官学校に入学して前世知識フル動員のチート英雄を目指し……たかったよね。うん。
前世の記憶じゃ剣は振れない、前世じゃ馬に乗ったことない。魔術? なぁにそれ?
今ここに「頭以外不要」と呼ばれた俺の物語が……始まればいいなぁ。
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息抜き投稿。不定期投稿。ゆったり投稿。1話あたり2000字前後という手抜き仕様となっております。
ノリと勢いで書く予定なので細かいことは気にしないでくださいね。
アース・スターノベル様より書籍版第1巻~3巻が発売中です。
サブタイトルに「(改)」がついているのは書籍版と同じ内容となっています。
また、アース・スターコミック様よりコミック特別読切版が無料公開中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 06:47:04
1511195文字
会話率:46%
王太子スターツ・クオと公爵家令嬢アズィー・ティーズは幼い時に親同士の決めた婚約者。
しかしスターツの妹とアズィーの兄が婚約した事で二人の婚約の必要性は薄れた。
お互いきょうだい同然の感情しかなかった二人は、新たなときめく恋を見つけようと婚約
破棄を発表した。
すると容姿端麗で頭脳明晰、清麗高雅で将来安泰なスターツとアズィーは怒涛の求愛に晒された。
その勢いに恐怖した二人は、婚約関係に戻る事を決意。
周囲に婚約破棄を取り消した事を認めさせるため、二人の不慣れないちゃいちゃが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 21:00:00
106337文字
会話率:55%
王太子スターツ・クオと公爵家令嬢アズィー・ティーズは幼い時に親同士の決めた婚約者。
しかしスターツの妹とアズィーの兄が婚約した事で二人の婚約の必要性は薄れた。
お互いきょうだい同然の感情しかなかった二人は、婚約を破棄してときめく恋を見つけよ
うとするが、そんな二人に降り注ぐ求愛の嵐。
その勢いに恐怖した二人は、婚約関係に戻るも、周囲の目は疑いを持ったまま。
アズィーは一気に求婚者を諦めさせようと、スターツに口付けをせがむも額で誤魔化され、自分でもわからない怒りを抱くのであった。
『婚約破棄を発表したために大変な事になった王太子殿下(18)』
https://ncode.syosetu.com/n0352ig/
『婚約破棄したら大変な事になったので、周囲に仲良しアピールせざるをえなくなった王太子殿下(18)』
https://ncode.syosetu.com/n0734ig/
『婚約破棄したら大変な事になったので、キスする羽目になった王太子殿下(18)』
https://ncode.syosetu.com/n4362ig/
の続きになりますので、よろしければそちらもご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 22:00:00
1739文字
会話率:33%
王太子スターツ・クオと公爵家令嬢アズィー・ティーズは幼い時に親同士の決めた婚約者。
しかしスターツの妹とアズィーの兄が婚約した事で二人の婚約の必要性は薄れた。
お互いきょうだい同然の感情しかなかった二人は、婚約を破棄してときめく恋を見つけよ
うとするが、そんな二人に降り注ぐ求愛の嵐。
その勢いに恐怖した二人は、手を繋いだり膝に乗ったりと仲の良さをアピールしていたのだが……?
『婚約破棄を発表したために大変な事になった王太子殿下(18)』
https://ncode.syosetu.com/n0352ig/と、
『婚約破棄したら大変な事になったので、周囲に仲良しアピールせざるをえなくなった王太子殿下(18)』
https://ncode.syosetu.com/n0734ig/
の続きになりますので、よろしければそちらもご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 21:00:00
2032文字
会話率:48%
大陸中原の小国で聖女と謳われたガラクティカ。例年行われる帝国との戦(いくさ)で大失敗。
国王に叱責を受けて謹慎を命じられるも、どこ吹く風と街に出てお買い物。
しかし何やら企んで、手許に連れ帰った聖女見習いを自らの後継にと鍛え上げる。
ついに帝国より圧力がかかって追放の憂き目に……。
ガラクティカの運命やいかに?
(タイトル詐欺です『禁忌魔法』は使いません、たぶん)
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 07:09:49
28591文字
会話率:40%
近未来。同調圧力が疾病化し、国民の大部分が日常的に狂気化して錯乱状態へ陥るようになった日本。国は当該の疾病対策のために官民一体となり、個人の人格を機械へ転写する技術の開発に成功した。それは次世代のスマートフォンとして、俺たちの世界に流通して
いる。ズゥヴェロハット。俺が他人との情報接触で心を傷つけるたびに、機械の守護霊がダメージを肩代わりしてくれる。可愛くて大切な、俺の身代わり人形さ。
いまじゃズゥヴェロハットを身につけないで生活するなんて、嵐の中に裸一貫で突っ込んでいくよりはるかに危険だ。地獄のただ中に突っ立っているようなもので、だがしかし俺は、今まさにそんな状態に陥っている。酔っぱらってズゥヴェロハットを電車の中で失くしちまったんだ。こいつは大事だ。早く探さなければ。とんだ帰り道になっちまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 22:08:04
17093文字
会話率:39%
「今日限りでお前をこの御手杵ゼミから追放する!」
ある日、突然に大学の探索者ゼミを一方的に追い出された『相沢 裕太』。
理由もわからないまま除籍処分とされ、大学の公認探索者資格までも失ってしまった裕太だったが、そんな彼に声をかける人物がい
た。
幼馴染にして兄貴分の、『明智 藤一郎』である。
幼いころから裕太を知っていた藤一郎は、信頼のおけるビジネスパートナーとしてとある事業を裕太に持ちかける。
「探索配信を、やってみないか?」
最近流行の兆しを見せ始めた迷宮の配信事業。
藤一郎は迷宮探索配信と各種ツール開発を目的とした新事業のために会社を立ち上げ、そのスタッフ第一号として裕太をスカウトしに来たというのだ。
迷宮関連事業の会社に所属すれば、公認探索者資格を得ることができる! ……そう考えた裕太はそれに快諾し、探索者として新たな一歩を踏み出す決意を固める。
一方その頃、裕太の追放に成功した大学の探索者ゼミ『御手杵ゼミ』は、いくつかの迷宮への進入許可が下りないことに苛つきを募らせていた。
裕太が個人で取得していたいくつかの探索者資格が『御手杵ゼミ』から失われたことによって、これまで潜れていた迷宮に潜れなくなってしまったのだ。
加えて、妥協して攻略を開始した下位迷宮でも思う通りに進まず、怪我人を出して撤退する失態をおかしてしまう。
もはや、これまでの遊び感覚での攻略が不可能だと悟った『御手杵ゼミ』では徐々に内部分裂が起き始め、リーダーの丸樹はメンバーの説得と学校側の圧力から、渋々に裕太を呼び戻すことを決める。
……しかし、そんな彼が目にしたのは配信探索者として有名になりつつある〝Mr.ピルグリム〟──相沢 裕太の姿であった。
追放転じて福となす、捨てる神あれば拾う神あり!
自らの居場所を再確認する現代版〝あなたのためのファンタジー〟、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 19:00:00
112794文字
会話率:44%
気がつくと上空に放り出されていたカナタ。無事に(?)不時着したは良いものの、カナタが降りたそこは現実の世界とは違う、魔族が蔓延る魔王城だった!?
魔王が倒されて300年。長年の魔王不在により人間達から迫害、侵攻を受けていた魔族達からすると、
突然空から降ってきたカナタが魔王だと思い込んだ。周りの圧力に負け、魔王として生活して行く事になるカナタ。
魔王ではなく、そもそも魔族ですらないことがバレれば殺されるかもしれないカナタは、果たして過酷な魔族領で生き抜くことはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 18:26:56
935文字
会話率:0%
時は西暦20xx年、世界に突如として現れた謎の巨大建造物。通称“タワー”の発生から約10年の年月が経過しようとしていた。誰が、何の目的で、どのようにして……全く分からないまま世界は“タワー”の中に踏み込んだ。その中は既存の物理法則では解析不
可能な“別世界”が拡がっていた。
タワーが発見された当初は国家が統制した軍が独占して探査を行っていたが、そこで発見されたアイテム……ありとあらゆる病や傷を瞬時に治癒させる通称“ポーション”、人類が未発見の元素で構成されたレアメタル通称“オリハルコン”、未知の生態系を持つ異形の“モンスター”等の情報が国家の統制から漏れた瞬間……全世界が熱狂し、あらゆる巨大企業がそれらを手に入れるべく各国政府に圧力をかけ、あらゆる思惑が絡み合った結果……タワーは“全人類の共通財産”として開放されるに至った。
たった10年で爆発的に増えた『探検者(エクスプローラー)』という一攫千金を目論む夢追い人達ががタワーに殺到した。しかしこの10年間に各国が管理する“タワー”には誰一人その最奥に辿りついた者はいなかった。今日、その一人が現れる迄は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 08:55:51
359938文字
会話率:53%
「お前のような裏切り者は必要ない!」
クルシュは【特級錬金術師】として王国のために過酷な労働に耐え続けていた。
貴族たちからの圧力や理不尽なノルマ、人手不足で機能しない工場の生産管理などに苦しんでいた彼はある日、国王から呼び出されクビ
を宣言される。
その裏には出世に目が眩んだ部下の暗躍があり、クルシュは裏切り者として国家反逆者の汚名を着せられてしまうのだった。
国を追放されたクルシュは、辿り着いた先で希少な種族であるエルフの少女キナと出会い、彼女を助けたことによって、どん底の人生が少しずつ好転していく。
一方、クルシュを追い出した王国は彼が不在となったことで没落していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 20:16:43
104827文字
会話率:54%
──西暦12,020年12月x日
地球に巨大な隕石が迫りつつあった。
地球最後の日をどう、過ごすか?──それは酷く重要な“問題”だ。
鳳凰堂周(16歳)は“読書”を選んだ。
16歳の少女の人生最後の数時間。
大好き
な本を読む──ただそれだけの1万字。
❉ 本作は村田沙耶香著『コンビニ人間』に対する重要なネタバレが含まれています。これから同作品を読もう思っている方は、ブラウザバックされた方がよいかもしれません……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 08:09:03
13640文字
会話率:2%