その女子高生の名は鈴木知佳という。生徒会の副会長だ。そのかわいらしさ? 美しさ? があって、性格はドギツイながらも生徒の人気はひじょうに高い。会長である俺との関係は以前と変わった。密かに俺と彼女は付き合っているのだ。べつにその事実が流布して
もかまわなわないのだが、鈴木は日常生活において、いっさい、そんな素振りを見せない。むしろたびたび馬鹿にするような文言を寄越してくる。それに磨きがかかってきた。まさに俺はドアマット。ほんとうに俺と鈴木は付き合っているのだろうか。鈴木の振る舞いが一貫して曖昧なものだから、俺はそのへん、疑っている。女心の本質。そんなもの、男にわかるはずもない。……なんてね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 09:15:03
7409文字
会話率:68%
不遇な境遇でありながらも、美しく心根も清い伯爵家の庶子・ローズに神は三枚の御札を与えた。御札の発動によって現れたイケメン貴公子がピンチのローズを救って幸せになる話。
最終更新:2022-12-30 16:12:57
998文字
会話率:24%
いらないわたしは、決して物語に出てくるようなお姫様にはなれない。
だって知っているから。わたしは生まれるべき存在ではなかったのだと……。
「必ず迎えに来るよ」
そんなわたしに、唯一親切にしてくれた彼が吐いた……たった一つの幸せな嘘。
で
もその幸せな夢さえあれば、どんな辛い事にも耐えられると思ってた。
ねぇ、フィル……わたし貴方に会いたい。
フィル、貴方と共に生きたいの。
※子どもに手を上げる大人が出てきます。読まれる際はご注意下さい、無理な方はブラウザバックでお願いします。
※この作品は作者独自の設定が出てきますので何卒ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 18:00:00
23365文字
会話率:34%
私の実家である男爵家家訓は、『強い者こそ正義』です。
そのためか弱い私は、駒として侯爵家へ嫁がされてしまいました。
通された部屋は日の当たらない使用人部屋。
初夜で旦那様はまず「お前を愛することはない!」と宣います。
そんなか弱き乙女のド
アマット主人公。
ただし、このあらすじはいずれも本人(主人公)の主観によるものである。
※世界観はゆるゆるです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 18:17:12
3826文字
会話率:35%
寝耳に水の婚約破棄を受けた令嬢ヨランダは、更に寝耳に水なことに、破棄の直後に辺境伯閣下の妻となった。
だが、ヨランダと辺境伯には繋がりなどない。
(きっと、辺境伯閣下はもっと寝耳に水に違いないわ……)
そう考えたヨランダは、溜息をつきつつ馬
車に揺られて辺境へ。そこで旦那様──エルフィン辺境伯閣下と初対面を果たす。
「お前が我が妻となる娘か……堅苦しい女だ」
尊大な態度と嫌味な言葉……だが、扱いは下にも置かぬもの。
むしろ上げ膳据え膳の優雅な奥様ライフに、ドアマット根性のヨランダは恐怖すら感じる。
「私なにもしてませんけど、こんないい思いしていいんですか?!」
焦燥感と逼迫感により、自分が娶られた理由を求めたヨランダが知った事実とは──
※設定はユルいです。
※すれ違いもだもだラブコメです。
※ざまぁはオマケ程度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 00:09:08
125204文字
会話率:27%
公爵令嬢はなにもしない。
政略的な思惑から第二王子の婚約者になった時も。
何故なら彼女は知っているから。
自分は無力であることを。
だからなにもしない──ただし、報われない努力もしないと決めている。
ざっくり言うと、運が悪くドアマッ
トだった公爵令嬢ルシアが色々諦めちゃった後になって真実を知る話。要は今更感との戦い。
※この作者には珍しくシリアスです。
※でも設定はユルユルです。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-12 07:46:18
101287文字
会話率:31%
平凡な男爵令嬢アン・イルドゥースは、隣国皇帝に『額縁姫』として求婚される。
才色あふれる妹と弟のために尽くしてきたアンにとって、その求婚は寝耳に水だった。
◇◇◇
アン・イルドゥースは長女だった。
嫡男であり家を背負う弟が何より優先され
るのは自明の理で、
愛らしい末っ子であり美貌の金髪の妹が愛されるのは当然だった。
──貧乏男爵家の長女。
即ち、それは家の為の供物である。
供物、それすなわち世界の主人公にはなりえない存在。
誰かの幸福の脇役であり、添え物であり、世界が潤滑に回る歯車の一つだ。
彼女は自分のことを、それ以外の何者でもないと思っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 22:18:14
8490文字
会話率:28%
両親を亡くし、公爵家に引き取られたアーシェラ。そこで溺愛されたアーシェラは義姉となった公爵令嬢ミリエラが忘れられているのを見る。
『義妹に立場を奪われる』『ドアマット令嬢』『魅了魔法』を取り入れてみました。
最終更新:2022-10-24 10:28:18
7165文字
会話率:49%
母が死んだ直後に父が愛人を連れて帰ってきた。お決まりのように妹もいる。あやうくドアマットにされるところだった私ですが、叔父に虐待されて幸せになりますの。
最終更新:2021-03-21 15:23:17
3935文字
会話率:25%
6月12日番外編を追加します
ーー
タイトル変更しました。
ディアンヌ・プテリオン。16歳。プテリオン公爵家第三子にして長女。アレン・メニスカス王太子殿下の婚約者でプライド高く権力をかさにきてわがまま三昧な、テンプレ悪役令嬢は10歳の時に突
然目覚めた。
テンプレの普通の、当て馬の、中盤・終盤に退場必至の悪役令嬢だと。
主人公の幸せのスパイスとして振りかけられまくる悪役令嬢だと気付いたが、どんな内容か思い出せず、しかも自分の低スペックさ、置かれた状況の悪さに絶望する。
1.王太子殿下・そのご友人には嫌われている。(表面上取り繕われている)
2.家族・使用人・友人にも嫌われている。(表面上取り繕われている)
3.勉強できない。(しない)
4.魔術も使えない。(しない)
5.性格が悪い。
6.衣装・化粧が良いだけで実際は美人でもない。
の現状に対し、何とか断罪を回避しようと頑張るが・・・・。
上手くいかない。空回り。
でもあきらめない。
最後まで逆転を目指すそんな女の子の話になる予定。
結末はハッピーエンドでは無いかもしれない。作者的にはノーマルよりちょい下エンドを目指しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 17:19:16
129660文字
会話率:18%
気付いたら知らない世界。
悪役令嬢転生なんてありふれているけども、
前世がモブだった私には荷が重い。
それにイケメンも苦手。
悩んでいたけどすぐさま辺境の地に飛ばされて、ぼちぼち田舎生活を楽しむことに。
モブ中のモブからの、嫌われからの総愛
され。
基本モブ心満載なので愛されても全然気づきません。
だって、モブだから。
前世はなんちゃって現世でそれとない虐待描写あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 23:52:04
14589文字
会話率:8%
アメリアは流行病で母親を失ってから、富豪のハスパル伯爵家に雑用メイドとして引き取られることになった。
そんな家のお抱えともなれば、まさに人生勝ち組であるはずなのだが……虐げられる日々。
その理由はハスパル伯爵家の主人、アルスランが商談で家
を留守にすることが多いせいだった。
夫人とその娘オリヴィアは我が世の春を謳歌し、アメリアに理不尽な命令を繰り返す毎日。
二人の機嫌次第で罵声が飛んできて、時には暴力さえ振るわれる。
でも身寄りのないアメリアは、決して逆らうことができない。
そんなアメリアの心の支えは亡き母の言葉。
『頑張っていればきっと、明日はいい日に巡り合える』をモットーに、日々健気に努力する。
夜は自分の時間を削り勉強を続ける。気が付けばアメリアの知識は誰にも負けないものになっていた。
しかし雑用メイドの身分では活かす機会もなく、奴隷のような扱いを受け続ける日々が続くばかり……。
そんなある日、アメリアの運命を変える転機が訪れる。
ハスパル伯爵家の娘、オリヴィアに縁談が組まれることになった。その相手は異国の第一王子ルーファス。
オリヴィアは我儘放題に育ったため、令嬢が身に付けるべきマナーや教養は持ち合わせていなかった。
アメリアはそんなオリヴィアをサポートすることになるが、彼女のあまりの無能さに頭を抱えることに。
「――これが答えになります!」
気が付けば学んだ知識を披露する機会に恵まれ、王子ルーファスに気に入られたのはオリヴィアではなくアメリアだった。
「……私は彼女の才能が埋もれている状況に我慢ならないんだよ!」
と、王子ルーファスはアメリアの屋敷での酷い扱いを見て、救い出すことを決意。そして人の価値を決めるのは、生まれではないことを主張する。
これは、不幸な境遇のメイドが自らの努力で未来を切り開いていき、異国の王子にその努力が認められ溺愛されて、幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 17:06:31
77803文字
会話率:35%
家族を早くに亡くした清乃は叔母と従妹に虐げられる日々を送っていたが、高校一年のある日、異世界召喚に巻き込まれてしまった。
意地悪な従妹とその友人たちは聖女や勇者らしいが、清乃には何の力もない。けれど国を脅かす魔鬼を倒すまで日本に帰れない
という。
従妹たちが討伐に出かける間、清乃は同じく召喚に巻き込まれた女教師松本と城で待つ事になったが、やがて身を守るために松本から離れ城の下女として働く事になる。
そんな異世界に来ても不遇な清乃に手を差し伸べたのは、不良皇子と呼ばれ忌避される第八皇子の誠英だけだった。
交流を続けるうちに二人は互いに惹かれ合っていくが、誠英には何やら秘密があるようで……?
復讐を誓うはみ出し者の皇子と、陰謀に巻き込まれながらも異世界で愛を掴む女子高生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 22:31:02
237328文字
会話率:40%
その王国は突然現れた魔人による災害に見舞われ、甚大な被害を受けたという。これはその魔人災害に翻弄されながらも生き抜く決意をしたルーナという少女の物語──
魔人災害を止めた勇者は、元は平凡な農夫でありルーナの父親でもあった。しかし勇者は
魔人の消滅とほぼ時を同じくして死亡してしまう。独り残されたルーナは十五歳にして為す術もなくブロッド侯爵家令息の婚約者とされ、王国貴族の政治の道具とされてしまった。
ルーナは婚約者から農夫の娘だという差別的感情だけで酷い虐待を受けた。やがて少女は精神を病んでしまい生きる望みを失いかけるのだが──そんな少女に救いの手を差し伸べたのは、中年独身男のソレイユ辺境伯爵だった。彼は王国の恩人である勇者の娘への仕打ちが許せなかったのだ。
ソレイユとの生活で徐々に健康を取り戻してきたルーナはある日、魔人災害の爪跡である瘴気を浄化する異能を発現させ、周囲の者を驚かせた。
ルーナがその能力で被災地の復興に尽力する姿を見たソレイユは、いつしかルーナを愛する様になるのだが、少女との歳の差を恐れた彼は自分の心に嘘をつく。
一方ルーナは虐待された心の傷を乗り越えようと前を向いて歩きだし、日々の生活の中でソレイユに愛情を感じてゆくようになる。
だが幸福は一筋縄では訪れない。ルーナを政治の道具にする事を諦めていない婚約者が、再びルーナを地獄へと引き摺り込もうとしていたのであった。
*他サイトにも掲載
*全二十二話(完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 13:19:15
82677文字
会話率:33%
谷崎潤一郎と佐藤春夫と谷崎の妻千代との間に起こった事件、細君譲渡事件の感想文です。
谷崎潤一郎ファンの方には申し訳ないですが、結構ぼろくそ書いてます。
最終更新:2022-09-19 18:22:53
3669文字
会話率:4%
農家の娘レイラは、戦争によって両親を失い、産まれた村から遠く離れた街に売り払われた。
いじわるな宿屋の連中に奴隷のようにこき使われていたある日、レイラはその街の領主様と出会う。
領主は、代々魔犬を使役するテイマーで「犬公爵」と呼ばれていた。
「君は……魔犬が怖くないのか?」
「はい」
目の前に魔犬がいてもまったく恐れないレイラに対して、犬公爵は興味を示す。
実はレイラは幼い頃にフェンリルの加護を受けた「愛し子」だった。
犬公爵によって宿屋から救い出されたレイラは、最強テイマーを目指す犬公爵の元で魔犬たちのお世話係となる。
犬好きの少女が魔犬たちからも犬公爵からも愛されていく、ハッピーモフモフストーリー。
※全9話(3万字弱)、完結済み。
※秋月忍様主催の『男女主従祭企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 20:21:14
50810文字
会話率:43%
「魔法の才能が無いお前とは婚約破棄だ」と王子に言い渡されたエルフリーデは見事な階段落ちで死んだ。かと思われたが、息を吹き返す。さらに前世で美大生だったことを思い出す。この世界の魔法は「描く」ことで力を発揮すると知ったエルフリーデは再起を図る
ために美大生の知識でチートを試みるが、現代美術は何の役にも立たなかった。それどころか「お前は美術を馬鹿にしている」と学園を追放されてしまう。領地に戻ったエルフリーデはそれでも描くのをやめなかった。描いたものが魔法になるのが楽しくて仕方なかったからだ。日々ファクトリーのごとく生み出される現代美術魔法に領民は迷惑し、両親から家を追い出される。しかし、領民も両親も知らなかった。エルフリーデの生み出した岡本太郎魔法『太陽の塔』が辺境に侵略しようとした帝国軍を退けていたことに。さらに王子と婚約を新たに結んだ女の実家が、実は帝国軍を手引きした裏切り者であったことがバレた。王子はエルフリーデを学園に呼び戻すために、エルフリーデのために美術コンクールを開く。王子はどれがエルフリーデの作品か分からないまま、「君の魔法は素晴らしい。再び婚約しよう」と持ち掛けたが、王子が直前にゴミだと思って捨てさせた小便器こそエルフリーデが提出した作品だったのだ。もちろん婚約は破断。王子は恥をかき、世界の美術の概念が爆発した。そしてエルフリーデは今日もでたらめを描き続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:58:33
18496文字
会話率:37%
「主よ、どうか哀れな声に耳をお貸しください」
北方にある「懺悔室」で耳を傾ける、天啓を受ける聖女の忘備録です。
最終更新:2022-08-10 15:34:36
7144文字
会話率:31%
ミシェルの身売り話は、これで3度目だ。
1度目は父親に売られ、2度目は兄に買い戻された。今回は歳上の変態伯爵への身売り結婚。
大切な侍女すら失ったミシェルは、結婚まで3日と迫った日、ついに全てを捨てる決心をする。
こっそりと屋敷を抜け出し、
王都の外れにある塔から飛び降りようとしたミシェルを引き止めたのは、美貌の公爵ラファエルだった。
「死ぬつもりなら、その命、私に預けてくれ」
ラファエルに言われたミシェルは、言われるがまま後をついて行く。
まさかこのときには、3日後、ラファエルと結婚式を挙げることになるなど、予想もしていなかった。
──貧乏神と呼ばれた不幸な伯爵令嬢ミシェルと、全てを持っているように見える公爵ラファエルの、優しい恋の物語。
※自殺・暴力表現がございます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 18:34:38
320769文字
会話率:33%
気弱なオレリアは誰にも愛されず、こき使われて虐げられて生きてきた。ずっと俯いて、震えて生きてきた。
(ずっとこのまま、不幸なのかな。でも生きていたら誰か助けてくれるのかな)
だがオレリアは、唐突に現れた魔物の呪いによって残り一年の寿命しか
ないことを宣告されてしまう。
残り一年の命。
踏みつけられ理不尽な目に合っても、いつも身を縮めて我慢をするだけで何も言えなかった気弱なオレリアは「死ぬ瞬間に辛い思いでしかないのは嫌だ」と自分を変え、立ち上がる決意をする。
嫌なことには嫌と言い、理不尽なことにも立ち向かう。
そして自分に自信が無くてやりたくても出来なかったこと、お洒落も美味しいものを食べるのも友達を作るのも恋愛も、全部やってみることにした……!
気弱なドアマット令嬢が、幸せを待つのではなくて自分の力で幸せを掴んでいく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 07:53:21
134087文字
会話率:32%
アニエス・ルフォール伯爵令嬢は、珍しい桃花色の髪と精霊の加護の持ち主。
ある日、竜の血を引くという王族の婚約者から、魂の伴侶である『番』を見つけたと婚約破棄された。
元々平民育ちのアニエスは平民に戻ろうと準備を始めるが、何故か婚約者の従兄
の王子から舞踏会に招待される。
精霊の加護により感情が高ぶると相手にキノコを生やすという困った性質を持つアニエスだが、キノコが生えた王子は怯えるどころか、歓喜した。
「これも運命の赤い菌糸が繋ぐ縁だ。――俺と婚約してくれないか」
色々訳ありの伯爵令嬢がキノコの変態王子と出会い、キノコを生やしたりもぎ取ったりしながら、自分と向き合うお話です。
【本編第一章・第二章完結済】
いずれ続編を書く予定です。
※あとがきにて、お話に出て来たキノコのモデルを紹介する「今日のキノコ」を始めました。
※キノコのスピンオフのお話を書きました。「キノコ姫シリーズ」からご覧ください。
※挿絵ありになっていますが、挿絵はありません。恐らく表を入れたせいだと思います。
※ベリーズカフェにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 20:19:41
439212文字
会話率:37%
男爵令嬢のステラは、継母に虐げられて借金のかたにスケベおやじに嫁ぎ、即日未亡人になり婚家から追い出され、実家から勘当されて平民となり――なんだかんだで繊細な乙女心は木っ端微塵に消え去った。
薬師として働くある日、特殊な能力を持つ魔女でもあ
るステラを美貌の伯爵が訪ねてきて、呪いの中和を依頼される。
互いの利益のために一年間の契約結婚をすることになったが、何故か伯爵はステラの乙女心を取り戻すと言い出し、溺愛宣言をしてきた。
「その溺愛、契約外なのですが」
「可愛い君が悪い」
乙女心が木っ端微塵な毛生え薬の魔女と、その乙女心を取り戻したい呪われ猫伯爵のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 18:34:00
133076文字
会話率:37%
結婚して6年、義母の介護歴5年。夫は浮気に勤しみ帰ってこない。それでも必死で、求められるままに自分の役割を果たしてきたつもりだったのに……『寄生虫』と呼ばれていたことを知り、張り詰めていた糸がプツン、と切れた。
トラックに轢かれたと思っ
たら、神だと名乗る者から『これからは好きなように生きればいい』と言われ、異世界の森に落とされた。
家族に恵まれず自己評価低めのアラサー女性が、訳ありの医師に拾われて慈しまれ、だんだんと愛を知っていく物語。
◆前作「粉まみれの聖女はパンに魔法をかける」と同じ世界観、数年後を舞台にしています。本作だけでも読んでいただけますが、順に読んでいただくとより話が分かりやすい部分があります。
主人公はちょっとうじうじしています。ざまぁ要素はほとんどありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 16:40:35
35260文字
会話率:48%
とある国の平民の娘・ブレンダは母親と共に貴族に引き取られた。そこには前妻との間に娘が居てーー。
ドアマットヒロインを虐げる女視点の話を書いてみたかった。
最終更新:2022-04-07 14:41:50
5476文字
会話率:34%
元伯爵令嬢、現パン屋の店員のエステル・シャローは侯爵を名乗るロニー・グラティクという男に突然求婚される。母が結婚詐欺師に騙されて地獄の幼少期を過ごしたエステルは、何の接点も思いつかない身分の高い美男子が落ちぶれた自分のもとに来るはずがないと
詐欺師と断定。しかし男は本当に侯爵で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 08:04:18
6948文字
会話率:39%