どことも知れぬ、地元権力の強い田舎の寒村。
昔ながらの寺子屋形式で居を構え、『先生』と呼ばれ、かつての弟子達が実権を握る村内で畏怖される、今はたった一人の弟子を持つ老天狗がいた。
小さな鴉天狗姿の弟子と彼は、ある日顔馴染みの村娘から、
村内で怪奇現象が起きており、既に行方知れずの者や人死にも多数出ている事を知らされる。村娘には恋仲の男がおり、何故か彼らだけを避ける様に出現するそれのせいで、村内で疑いの目を向けられ、このままでは村八分にされる恐れがあるという。
怪奇現象への対処を、かつての弟子である地元の有力者から頼まれた老天狗は、自分達は単なる師弟であり、明らかな彼らの管轄外ながらも
『村娘らの幸せくらいは』
と、重い腰を上げるが―
鬼岳沙衛門とそれに関わる人々の話は古い順にアップしていますが、下記のページにガイドライン的なものを。
『なるべく順番に読みたい!』
という方のご参考になれば。
『『忍法帖』シリーズ関連の順序』
http://ncode.syosetu.com/n5045bq/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-06 14:27:44
23426文字
会話率:46%
伺った話を文章に起こしました。何かの供養になれば幸いです。
最終更新:2013-03-20 12:24:11
464文字
会話率:31%
伺った話を文章に起こしました。何かの供養になれば幸いです。
最終更新:2013-03-20 12:22:37
1258文字
会話率:26%
小久見 嵐子は、ホラー映画やグロ系ゲーム、おおよそ人が怯え怖がるものが大好きだ。貞〇やジェイソ〇の登場に、雄叫びをあげる
25歳 特殊メイクアーティストは、自分に引かない、いい人を見つける事が出来るのか!?
※映画の話、メイクの話など大体
想像なので軽い気持ちでどうぞ!
話は二人の視点で進む予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-31 23:11:32
3880文字
会話率:39%
帝都にはびこる迷妄妄誕(ぼうたん)を断つ本記事「帝都妄断(もうだん)」も今回で八回目となる。
さて、読者諸賢は『人を食う機械』の話を聞いたヿ(こと)はあるだろうか。細かな筋の違いや異説があるようだが、大略すると次の通り。
――屠畜場で肉を加
工する機械が暴走して手当たり次第に人を呑みこんだ。犠牲者は肉になってしまったが、業者はこの事実を伏せたまま肉を流通させた。だから帝都に出回る肉にはときどきいわくつきのものが混じっている……
なんてことはない、都人士の不安が話という形をとった都市にまつわる噂話の一つだ。迷信と純朴が生んだ古い怪談とは異なり、都市の噂話は事実となる話に故意に誇張を加えて人為的に流されるものが大半で、人心の不安をかきたてる悪質な扇動と云いきってよい。
もちろん『人を食う機械』も同類である。人を巻きこんだ機械という語句は徐々に人の仕事を奪っていくであろう機械への不満を大胆に表しておる。消費者を顧みず事実を伏せた業者という点は、儲けしか眼中にない企業への不平をあおる。おぞましい人肉がそのまま食卓にのぼっているかのような結末は、帝都での生活そのものへ不信をいだかせる。いずれもが身近に存在する不安の種をひそやかに宿しているのだ。これら不安の種はこういった噂話を栄養にして花開こうとしている。
だが、我らが帝都に咲く花が斯様な不安に根差したものであってはならない。
読者諸賢は見抜いておられるだろう。『人を食う機械』もまた帝都に巣食う妄誕の一つにすぎないのだと。しからばその妄誕、ここに章々として断とう。
今号お目にかける記事は、『人を食う機械』の元となったと類推され得る、西部市のある食肉加工場にて発生した騒動についての顛末である。むろんこれは本誌に掲載されたる内容であるから、尾ひれのついていない実録であるのは断るまでもない。
以下は本誌編集部にこの実話を持ちこんだ某氏の語ったところを文章に整えたものである。某氏の語りにはいささか冗長な箇所も見受けられるが、語られる食肉加工場の場景にも目を通してもらいたい。帝都における点景、生活の実録をつづるという本誌の主旨にも反しないものとして省かず掲載した。また、例によって人名は仮名としている。
本記事が噂話の黒い部分を払拭できる力を備えていると信じて。
無姓無名「帝都妄断 第八回」『実録帝都』三二年第二十六号折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 08:40:58
6950文字
会話率:0%
むかしむかしのお噺。
ささいなことをきっかけとした諍いが、仲良し爺さん婆さんに惨劇をもたらした。
最終更新:2015-05-28 23:14:11
3780文字
会話率:27%
カナリアは殺人現場を目撃してしまった。次の日、同じ殺人犯が今度はアオサギの彼女を殺した。その殺人は、殺した後に妊婦の身体を解体するという卑劣なものだった。
※前作(http://ncode.syosetu.com/n5442ck/)がありま
すが、単体でも楽しめる作品です。
引き続き1話目と最終話を除き、各タイトルはマザー・グース「Who Killed Cock Robin」の詩をお借りしました(一部改編有)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-28 15:00:00
23932文字
会話率:36%
“誰かを守る”──そんな概念は初めからなかった。
この感情のみで生きる。
俺はただ、ひとり孤高の道を駆ける戦士―カウント―。
生まれた時から、その業(カルマ)を背負っていた。
決して消える事のないその運命は軈て、彼自身を蝕む。
解放さ
れる日は来るのだろうか。
それはまだ、解らない──。
***************************
この話はフィクションであり、実際の人物・団体などとは全く関係ありません。
尚、この作品には残酷な描写が含まれています。
苦手な方は回れ右推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-26 12:40:09
7487文字
会話率:9%
虜囚となった皇帝に仕えるかつての寵姫の思いとは……?
本作には残酷な表現がありますのでご注意ください。カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2015-05-23 11:35:51
7752文字
会話率:0%
その高校では、一人の少女がいじめられていた。誰もがそれを知りながらも、決して止めはしなかった。
ある日、エスカレートした行為は、少女の心を壊し、そして、惨劇が始まった。
正義もなければ、救いもない。あるのは死だけ。
最終更新:2015-05-17 20:05:19
79715文字
会話率:31%
─あらすじ─
清楚な少女のウンコを求める、オレ。
それは、ある料理の構想に基づく行動であった。
邪魔が入り、ちからに訴えつつも目的の物を手に入れるオレ。
タブーを調理し、食す。
その先に、何を思うのであろうか。
───────────
最終更新:2015-05-05 01:23:28
2339文字
会話率:31%
ある私立中学に通うボクは、コケシの様に大人しい同級生の少女に対する売春のウワサが気になっていた。
静かな図書室に彼女を呼び出し、ボクは真相を知る。
そして無意識のうちに、若い直接行動主義的なエナジーと純然たる魂が、ボクをある行動に駆り立
てた。
事後、ボクはヴェテランの刑事に対して、その心中を端的に吐露する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-18 13:14:24
2818文字
会話率:22%
ふりかけの気持ちとおぼっちゃんの初恋の続きです。
最終更新:2015-04-02 20:40:34
20652文字
会話率:40%
『ふりかけの気持ち』の煌視点の話です。
最終更新:2015-03-19 22:53:30
20019文字
会話率:27%
主人公の“あたし”が給与日に馴染みの居酒屋に行くと特等席で見知らぬ男“明道院煌(みょうどういんこう)”が酔い潰れていた。
とある事情から酔いつぶれたその男をお持ち帰りした日から、彼女の世界が終わりを告げた。
最終更新:2015-02-27 00:22:50
20805文字
会話率:27%
はれて高校生になった阿黒 白子(あくろ しろこ)と好間 唯人(よしま ただひと)。
高校に入ることで、白子の『いじめ』は無くなると思っていた。
だが、いじめていた奴らとまた同じクラスになる白子。
入学してからまたいじめに遭う白子に、救いの手
を差し伸べたのは、美人で秀才な結城 美凪(ゆうき みなぎ)であった。
そこからあんな展開になるなんて。
誰もが思わなかったことだろう。
――大切な人を傷つけた。だから、許さない――
※鬱展開注意※
※「レイプ」「自殺」「いじめ」に嫌悪がある方のご観覧はお控えいだくようお願い致します※
※不定期更新※
《辛口意見や感想は勉強、もしくは励みになります》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-29 21:00:00
69153文字
会話率:36%
転校してきた女の名は「仁梨(になし)しがみ」。
稀に見るほどに美しく、まさに俺好みだった。
十人十色、などという言葉があるが、彼女のことを「かわいい」や「綺麗」、ついには「カッコイイ」や「男前」と言う奴も現れた。
特に他人の評価
など気にしていないが。
そんなある日。
俺は「癒やし」が出来ずに悶々としていた。
「癒やし」とは、「小動物を殺し、あの輝く中身を取り出す」ことをそう呼んでいた。
生け贄にできる猫や犬は殆ど刈り尽くしてしまったからであろう。
学校も行かずに血眼になって生け贄を探していると、俺の自宅の前であの「仁梨しがみ」が待っていたのだ。
――ああ、しがみの中身はどんな輝きを放つのだろう?
狂気に駆り立てられた俺だったが、その狂気をぐっと押さえ、彼女に声を掛けるのであった。
※本編は以前掲載していた『しがみ』を改稿したものです。
以前と内容が異なりますことをご了承ください。
※本編は『軽い性的描写』や『残酷な描写』が含まれます。
苦手な方は観覧をお控えください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-12 05:27:52
12339文字
会話率:29%
高校時代、いじめを受けた女性が、いじめの加害者に、異常とも取れる復讐を行う。残虐であればあるほど良いと思い、考えつく限りの方法を取る。
同時に、ひとりの年上の女性と同居生活を送る。彼女との生活は、買い物や食事など、女性であれば誰もが経験する
であろうものだったが、そのことが唯一の幸せだった。
着々と復讐を終えていくが、何故残虐な方法を選ぶのかがわからない。
ついに、最後のターゲットに会い、復讐をするが、その最中「自分」のことに気付き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-29 17:32:32
50385文字
会話率:16%
代々神職を務める家系、キャムデン家に生まれたエルマは、一族の中でもとびきりの霊媒体質である。彼女の視界に亡霊が絶えることはなく、頭痛や吐き気などの体調不良は日常茶飯事だ。
そんなある日、学校近くの遺跡を見学してレポートを書くという課題
が歴史の授業で出された。霊が見えるエルマにとって、遺跡などはできれば避けて通りたい所だったが、レポートとあらばそうもいかない。
キャムデン家が生んだ対霊武装を装備し、亡霊を拳で沈めつつ進むエルマの前に一人の少年が現れた。
彼はエルマが苦戦していた亡霊をあっさり倒し、霊媒体質に興味を持って近づいてくる。反射的に殴ってしまうが、少年は今までの亡霊のように消え失せたりはしなかった。
あまつさえ、とんでもない事を言い出したのだ。
「気の強い女も良いな、気に入ったぞ。お前を王妃にしてやろう! この、アデルバート・ノイ・バスカヴィルがな!」
アデルバート――それは、エルマが今いる遺跡の主で、キャムデン家が代々仕えてきた王家、昔日の若き王の名だった。
幽霊が見える少女と、オレ様少年王の、ひと時の交流の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-23 15:12:32
9333文字
会話率:51%
誰もが気づいていなかったんだよ。
彼女の死が、ある人間を変えてったことに。
気づいたときには、既に。
最終更新:2015-03-12 12:03:27
1336文字
会話率:7%
※受験の為休載中です
西暦20XX年、某国の強硬姿勢に端を発した領土問題は激化し、アジア内部での多国間紛争に発展。日本もこれに巻き込まれ、これを機にアジアにおける影響力を高めようとした欧米諸国によって争いは全世界に飛び火、文字通り世界中が
戦場になる第三次世界大戦がはじまった。各国が資源、食料などを求めて争ったこの戦争はその資源を損なわぬよう局地戦の様相を呈していた。しかし東南アジア諸島で核が使用されたことにより全世界の争いは急速に激化、世界人口は3分の2近くまで減少した。その後世界各地で人間とは明確に異なるが人間と同種であり、人間と全く変わらない思考能力を有する生物が世界中で発見され始める。人間と異なりながら、同種であり遺伝的にも似通う彼らは「亜人」と呼称されるようになる……(本文より一部抜粋)
一部書き直し版です。ストック少ないので不定期投稿になりそうです。
誤字報告、内容への指摘等大歓迎です。ただあまり頻繁に見れないので、コメントへの返信は遅れるかもしれません(そもそも来るのかというorz)
温かく見守ってくださるとうれしいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-07 23:22:57
25713文字
会話率:72%
怪奇民話の残る町。流れ着くのはヒトに似た何か。おかしくなってしまった片思いの相手。新宗教の暗躍。同期される悪夢。昔話に伝わる生物。水族館が研究している生命科学。深海にひそむ人魚伝説。そして「アマネオ」の怪と解とは。海沿いの古い町を舞台にした
謎が謎を呼ぶ構築型ホラー! エピソードとショートショートの混じった物語群を読んでいくうちに、あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議な町の中に入っていくのです。
※前書き部分にその話に登場する要素がいくつかありますので、最終話以外それを追って好きな順にお読みください。
※元々自身のサイトでやっていた作品「アマネオ」を全面改稿+新規エピソード複数追加して再構成したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 22:43:25
125126文字
会話率:38%
思い出話をしよう。お亡くなりになった私の友人N氏の話を。彼はよく言っていた。怖いと思えばなんだって怖いんだ、と。遊び心とネタ満載の饒舌ひねくれ文体でお送りする、ただの怖い話に飽きた人のための愉快で黒い青春ホラー連作集。※基本的に一話読み切
り、ときどき思い出したように不定期で更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-11 01:40:58
200044文字
会話率:38%
近未来。人間たちは超巨大高層建築の塔で六つの階層に分かれて暮らしていた。裕福な上層民の生活基盤は人体を原料とした労働力・尸(カバネ)に依存している。下層民の尸科技工士ライミはそんな尸の修理を生業としながら、尸用人のイヴ・カメリアと暮らしてい
る。そんなある日、失踪した兄ロメロを巡ってライミはカメリアを壊してしまう。何とか再起動したものの、カメリアはどうやら生前の性格が戻ってきてしまったらしく……。
※不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-28 18:30:03
21361文字
会話率:38%
エルベルト・ルディーロはどこまでも完璧な男だった。容姿、スタイル、話術、仕事の力量。全て、全て完璧な男だった。それに加えて、約束は違えない誠実な人間だから、たくさんの人に慕われた。
だから、私は奴の事が嫌いだった。
最終更新:2015-02-22 20:00:00
15125文字
会話率:30%
神学生だった青年はある日路地裏で腕に青い花の入れ墨をしている娼婦を見た。
その日から彼の幸せは壊れてしまった。
※「カルメン」モチーフ
最終更新:2015-02-12 23:00:00
14970文字
会話率:28%
異世界トラック転移もの
まぁ、よくあるお話ですよ
最終更新:2015-02-12 19:00:00
1141文字
会話率:45%
ネクロフィリアのジョーカーと、シリアルキラーのキング。
二人の犯罪者が織り成す物語。
candyofpoison
http://cop.4.tool.ms/
からの執筆者本人による転載です。
最終更新:2015-01-20 15:46:23
351130文字
会話率:41%