日本に1匹のスパイが送り込まれた。彼の名はハムタコスキー。アンビエント連邦が開発に成功した国家のスパイ動物だ。
ひょんなことで京都にやって来たハムタコスキーは京大で実験動物と間違えられ、捕えられてしまう。何とか命拾いしたものの、理性と知性
を持ったハムタコスキーは自分も人間の都合で改造された動物であることを悟り、生きる気力を失なっていた。
ちょうどその頃、千年の都、京都に異様な邪気が流れ込む。事の発端は京都の守護神である北の玄武の逃亡。護り神のいなくなった北の方角から魔物が入り込んだのだ。コロモダコという魔物は人間の自尊心を吸い尽くして生きのびていた。それゆえに京都の人々の自尊心は少しずつ枯れ始めていく。やがて京都の地下水は枯れ果て、高瀬川の水は濁り、鴨川に花は咲かなくなった。
ハムタコスキーもまた自尊心を失い、鴨川に身投げするが、一羽のカモに救われる。カモは大徳寺、而今庵にハムタコスキーを連れて行き、和尚様に匿ってもらうよう頼む。そこにいたのは京都の守護神、四神と呼ばれる霊獣たち。完璧な神のイメージとは裏腹に、神たちはどこか抜けていて、おっとりのんびりしている。だが、数ヶ月前、北の神である玄武が仲間割れし、行方をくらましたという。事の始まりは青龍がメルカリで誤って出品したお寺の宝、井戸茶碗。これは古くから呪いの井戸茶碗とも言われ、所有した者は皆呪われてきた。そのため個人が所有できないようお寺で保管されていた。玄武はこの茶碗の流出に激怒して出ていったという。玄武の捜索は難航。一刻も早く代わりを見つけ、邪気を退治する必要があると判断した和尚様は、ハムタコスキーに北の神の仕事を任せた。
果たして、よそ者ハムに京都の街を救うことは出来るのか。呪われた井戸茶碗を取り戻すことはできるのか。玄武は戻ってくるのか。神の代理を務めようと奮闘する脱スパイハムの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 16:47:05
23309文字
会話率:34%
雲の上にあるお寺の住職が、お気に入りの木魚を庭の池に落としてしまい?!
そこから始まる猟奇的? ストーリー。
最終更新:2023-05-10 06:36:58
1337文字
会話率:4%
ほんの駆け足の旅行でしか京都を知らない人の京都に対するイメージは、日本に来たことがない外国人の日本に対するイメージと似ていると思う。
だが、日本がSAMURAI、SUSHI、GEISHA、FUJIYAMAだけの国ではないのと同様に、京都もお
寺、大文字、渡月橋、舞妓さんだけの町ではない。
そんな京都で生まれ育った良江は、昭和50年代を生きる京都の女子大生。千年の都も彼女にとっては泣いたり笑ったりの日常を送り、ロマンをはぐくむ生活の場だ。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 19:00:00
43513文字
会話率:43%
私は、あるお寺で開催される百物語大会に参加した。
意味怖第二弾!!!
最終更新:2023-03-16 19:27:27
2207文字
会話率:11%
神様はどんな仕事をしているのだろう───。
私達が普段参拝する神社・お寺の上空側で働く方々。
そのおひとかた、刀鍛冶の神様 カタナツマキの説教が始まる。
現在、山と自然に生きる生き物達が見える場所にいる。降ると人間の住む田舎が見える。
最終更新:2023-01-21 01:01:39
2060文字
会話率:0%
私が大学生の頃、父が入院した時の話。
最終更新:2023-01-15 23:10:52
2089文字
会話率:20%
超絶美貌、学業優秀、料理上手のお嬢様、伍代京子。
しかして彼女の二つ名は「大凶女子」だった!!
その気は無いのにあまねく地上に災厄をもたらす彼女の願いは彼氏との初詣。
彼氏、大吉くん。あらゆるものに幸運をもたらすウルトラ無敵の大吉男。
さあ
、どうなる初詣。どうする二人。地球の運命や、いかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 09:16:33
3634文字
会話率:33%
東京の西の端の小さなお寺に住み着いた猫又少女が、お昼寝したり、お散歩したり、ご飯を食べたりするお話です。
最終更新:2023-01-04 19:14:50
13677文字
会話率:66%
妖怪寺と呼ばれるお寺の娘、晴海はゴスロリ姿で不思議な法力を使って事件を解決していくのであった。
これは晴海と妖たちの事件簿である。
最終更新:2023-01-02 14:13:41
130091文字
会話率:66%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 睦月
弐陸捌参 伍 弐零弐参
お寺から着信?
三つ目心象素描研究ラボ
最終更新:2023-01-01 19:29:04
555文字
会話率:0%
私の友人Aさんは、いわゆる霊感の強い女性。
あるとき高校のクラスメートと、京都旅行へ行ったそうです。
二泊三日の間に、できるだけ多くのお寺や神社を回ろうと、分刻みのスケジュール。
タクシーを1日借りきって、あっちへ行ったりこっちへ行っ
たり。
ろくに食事もとらないまま、夕方になりました……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 08:00:00
2121文字
会話率:4%
木林春夫という伝説の男を知っていますか? たぶん誰も知らないと思います。私もよく知りません。はっきりしているのは、木林春夫が伝説の男だということだけ。ですが「伝説」となっているからには、何かしら根拠となるエピソードがあるはずです。これからお
話しする出来事が、木林春夫をして、伝説の男たらしめたかどうかはわかりません。判断は皆さんにおまかせします。では、聞いてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 08:00:00
1302文字
会話率:0%
妖魔大戦から世界を救った二人の女の子幽霊♡♪ 復活の宣告を受けて生き返るまでの二人と、ある青年との三角関係なお寺の清々しい朝の、お久しぶり~♡なひとコマぁ──♡♪(っ´ω`c)(*´▽`*)☆彡
最終更新:2022-12-05 00:34:29
1000文字
会話率:35%
ドライブを楽しんでいた波奈と香奈。
しかし、道に迷ってしまい、山で遭難してしまった。
適当に進んでいくと、一つの建物を見つける。
そこはお寺のようだった。
お寺に泊めてもらうことになった二人。
二人は無事帰ることが出来るのでしょうか…。
最終更新:2022-12-03 16:17:59
11794文字
会話率:42%
ある日、大学時代に付き合っていた元彼の霊が現れた。
成仏させるために奔走する中、未練・煩悩を払うため大晦日の夜にお寺の鐘を搗くと、鐘の音が鳴る度に1つ、また1つとひまわりの花が現れる。
年が明け最後の鐘を鳴らした時、ひまわりは花束になり
、花言葉を残して彼は消えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 23:25:42
999文字
会話率:34%
善行歓迎、優しさでそびえたつ非仏教寺、蛇願寺。赤暗く白蛇に見られる中、兄妹はただ置き去りにされる杖を見つけるが。
最終更新:2022-11-17 21:00:00
8817文字
会話率:23%
俺は橘亮(たちばなりょう)。鷹野高校の2年生だ。
今日は、祖父が住むお寺に来ている。
このお寺には、「血を吸う妖怪がいる」って噂がある。近所に住むお婆さん・田淵さんも、その話でいつも俺をからかう。そんな話、怖がるはずはないだろう。田
淵さんには俺が小さいころから世話してもらっているけど、いつまでも子ども扱いは止めてほしいもんだ。
でも、その日はいつもと違った!
うたた寝をして目を覚ますと、田淵さんの姿がない。あやしい物音を追って古い蔵に飛び込んだ俺は、信じられないものを見た!
不気味な化け物に襲われ、絶体絶命の俺。その時、助けに現れたのは?
世界の謎につながる物語が、今、動き始める!
オカルト大好き、歴史大好きの作者が贈る物語。
僧侶(阿闍梨)である作者が、修行の聖地・高野山の怪談や、古今東西の様々な伝説を基にして書いています。あとがきで、元ネタばらしもやっています。
お楽しみいただければ、幸いです。
※この小説は、ノベルアップ+様、カクヨム様でも連載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 08:00:00
21224文字
会話率:17%
女子大生の甘橿蘭子はお寺の庫裏で見つけた古い絵を開いた途端、中国時代劇のような見知らぬ世界に飛ばされてしまう。そこで出会った老婦人・甘氏に、自分が唯一生き残った呂太皇太后の親族だと告げられた。幼い頃に孤児院で育った過去を持つ蘭子は、血の繋
がる肉親だという太皇太后に逢うため、天朝国の宮城へ向かう。ところが都に辿り着く前に甘氏が急死。皇帝からは素性を疑われて掌客殿に留められ、肝心の太皇太后はなかなか蘭子に会ってくれない。しかも外戚として一時政権を握った呂一族への反感が強い朝廷や後宮では、蘭子の登場に危機感を抱く者も多かった。護衛役を命じられた曹仁勇は嫌悪感を剥き出しにするし、宦官の李陽阿は露骨に見下すような口ぶりだ。唯一親切な官吏陸道紀も、何か秘密を隠している様子。そうした中、太皇太后が蘭子を妃嬪として後宮に送り込むつもりだという噂が飛び交い…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 00:00:57
252611文字
会話率:48%
京都嵐山にある祇王寺が舞台
私はそこのお寺が大好きです。
理由は分かりませんが魅了されています。
その体験をエッセイとして書き表しました。
解説よりも読んだ方それぞれが感じたものがあれば、それがその人なりの解釈でいいと思います。
なので
、あえて解説はつけません。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 16:42:47
1646文字
会話率:15%
怖いのが苦手な高校生の荒牧 大輔は、クラスメートで怪談の会場を用意してくれる椎名さんの寺に向かった。
しかし、そこには他のクラスメートは来て居なくて、二人っきりの怪談百物語が始まってしまった。
最終更新:2022-09-06 20:31:08
3758文字
会話率:43%
野球の試合が終わっても、それを取り巻くさまざまな人々、彼らの物語は終わっていなかった。
野球はスリーアウトから。
野球場の内側でも外側でも、おかしな事件が起こりまくる。
もちろん、試合の最中にも・・・。
野球のショートショート、はじめまし
た。2022年、夏バージョン。
その一部をご紹介(内容は変わることもあります)。
『この野球場、ファラオのお気に召(め)すままに』
エジプトに個性的な野球場が誕生した。ここではエジプト代表が連戦連勝。他のチームは噂(うわさ)し合う。これは『ファラオの祟(たた)り』だと。
『置き忘れたグローブに』
校庭に置き忘れたグローブ、それを野良猫が占領中。このままだと、俺のグローブは「猫のトイレ」に!
『つるつるポイント』
隣町(となりまち)のお寺に面白そうなものがあると聞いたので、ちょっと取材に行ってきました。
『父悩む、選手プロデュースのお弁当』
父親として、「息子がプロデュースしたお弁当」に手を伸(の)ばしたい! しかし、このお弁当、生半可(なまはんか)な覚悟(かくご)では手が出せない!!
『遺品(いひん)鑑定(かんてい)』
元プロ野球選手が老衰(ろうすい)で亡(な)くなった。その遺品の鑑定に、三人の鑑定士が名乗り出る。彼らは全員、元プロ野球選手。
『ピザの出前に来ました』
今日も出前のバイト君が、この野球場にやって来る。ところが警備員さんから、「ちょっと待て!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 17:00:00
25552文字
会話率:15%