ある日、ごく普通の平均的な高校生、紫藤優真は交通事故に遭いそうになっている少女を救出しその短い人生に幕を閉じた。
次に目を覚ますと周りに広がるのは西洋風の街並みに亜人たち、紫藤優真は異世界転生をしていた。
だが、人脈もない、目的もない、
筋肉もない、それどころか異世界転生の定石である神様にもあっていない、ないないづくしのままで少年はこの世界で生きのびるため、冒険者になり、あらゆる事件に巻き込まれていく。
「はぁ…なんでこういうとこだけちゃんと異世界転生してんだよ…」
と、謎に自分に不利な異世界転生の定石が降り注ぐが、ぼやきながらも彼は生き延びるために走り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 22:19:19
166025文字
会話率:39%
髪の色と長さが術力を決め、時々魔王のカケラが降り注ぐ世界。勇者のカケラで不死身になった少女ハタタカが、百年前の前科者勇者カンクロと、ロボット4体を連れて、巨大化した虫の化物を退治しに行く物語。
エブリスタで連載中ですが、こちらにも少し載せて
みます。
※デカい虫が出ますので、苦手な方はご注意下さい。
※不死身なのをいいことに無茶する登場人物がいるので、酷い怪我や欠損の場面があります。(血は赤くないことがあります)(R15設定にしました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:27:20
88606文字
会話率:46%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:00:00
4963565文字
会話率:34%
「隠れオタク(自称)」で元イジメられっ子、
それでも妙にふてぶてしい捻くれ者の男が
何の因果か 【異世界転生】!
しかしその転生した先での姿はなんと清純可憐な 『美少女』!
しかも即座に 【魔皇】 認定され〇されかける!
フザけんな! 何の
罰ゲームだよコレ!
それでも苦難は数々、 雪崩式に彼 (?) へと降り注ぐ!
よっしゃー解った! 〇〇(ピー)共! お前等 「敵」 だな!
『神』 も 『真実(まこと)』 も知ったコトか!
全部まとめてブッ潰す!
吹き荒れる魔導と異能!
【異世界毒舌放浪劇】
全編〇〇(ピー)あり自重なし! 放送禁止用語の雨アラレ!
怖くないヤツだけかかってこい!
どうもこんにちは。
「沙波羅(スナハラ) 或珂(アルカ)」と申します。
最近 『異世界転生モノ』 というジャンルを知り、
興味が湧いたので描いてみました。
タイトルに深い意味はありません、
「セ〇シーコマンドー “外伝” 」 みたいなモノですw
後の展開は未知数ですが、出来れば皆さんと共に
楽しみながら最後まで描けたらと想います。
それでは宜しくお願い致します。
更新は『毎日の午後4~6時』
一時間おきの『2~3回投稿』を予定しております。
面白いと想って貰えたなら、
「評価」「レビュー」「感想」など戴けると幸いです。
『挿絵』が増えるかも知れません(≧▽≦)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:14:30
383277文字
会話率:14%
海での不慮の事故で父を亡くし、それからは母親が営んでいる弁当屋を手伝いながら学校に通っていた莉乃は、既にこの世を去ってしまった父と手紙を通してやり取りしていた。返事が届くと海鳥たちが歌を歌う。その話を唯一信じてくれたのは莉乃よりも二つ年下で
幼馴染の晴だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 21:10:00
14695文字
会話率:56%
――俺は、親父に呪われている。
王や国などというものは無く、神の町が点在する世界。太陽も無く、人や神の魂であるたくさんの星が昼間の光源である。世界は平坦であり、球体ではない。その果てには遥か高く神々の世界へと続く絶壁があり、海はその遥
か高く降り注ぐ滝から続いている。
世界は別けられているが、神々は人間に優しい。自分達の司る力を石に宿し、人間に分け与えてやった。人間達は神々を称え、神の数だけ神殿を造り、周りに町を造った。
世界の果ての飛翔神の町で平和に暮らしていたはずのフォスターは、父親の霊が宿った帯を額に巻いてから生活が一変した。
寝ている間に憑依され勝手に身体を使われる、死んでしまったためできなかった重大な役目を押し付けられるはめになる、など頭の痛くなることばかりである。
フォスターにはリューナという妹がいる。彼女は全く目が見えない。旅に出ていた父親が戻ってきた時に連れてきたのがリューナだ。リューナをフォスターに預け、父親はそのまま死んだ。
そのリューナが最近狙われはじめた。誘拐未遂が繰り返される。目的ははっきりしているが、誰が首謀者なのかはわからない。目的はおそらくリューナの封じられた力を狙ってのことだろう。
誰かが、静かにリューナを狙っている。
**********************
すみません、クトゥルフ神話とは関係無いです。
昔(2004~2009)同人誌で出していた漫画を小説に書き直したものです。
もう既に無いホームページやガラケの頃にあった「マンガ☆ゲット」(もう無い)
にも掲載していたので、もしかしたら読んだことがある方もいるかもしれません……。
あと「Nolaノベル」様と「B-NOVEL」様(現在招待制のβ版)のところにも掲載しています。
旅に出るのは六章からになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 07:24:49
543554文字
会話率:62%
公爵家の令嬢シャンタル・ブランシュの身には、様々な不幸が襲う。様々な悪い噂が飛び交い、第一王子エリオットとの婚約も破棄され、父は事故死し、彼女に近しい人も次々行方不明となり、彼女自身も身分・地位・財産の全てを剥奪され地獄のような拷問の果て
に大衆の前で無実の罪で処刑されてしまった。
しかし、彼女はただ殺されるような人物ではなかった。処刑される前、立て続けに自身に降り注ぐ不幸に違和感に気づいていた彼女は、あらかじめ自身に付与していた魔法で彼女が7歳の頃に戻ってきたのだ。過去に戻ってきた彼女は、彼女は復讐を誓い奮闘する。
※カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 04:33:16
62474文字
会話率:38%
『REVENANT: SHONAN ZERO』 あらすじ
2025年、陽光降り注ぐ神奈川県藤沢市――その日常は、一瞬にして血と絶望に染まった。
原因不明の「RSV(レヴァナント・シンギュラリティ・ウイルス)」が瞬く間に蔓延し、人々は理性を失
い、生者を襲う「活性死者(レヴァナント)」へと変貌。平和だった学園は、阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。
そんな中、一人の寡黙な少女、村田沙耶が、人間離れした戦闘能力で仲間たちを導く。彼女の端正な顔立ちには一切の感情が浮かばず、その瞳は硝煙と過去の戦場の記憶を映していた。彼女は、非人道的な人体実験によってRSVに適合した唯一の存在であり、その身に宿す力は、仲間にとって希望の光か、それとも更なる絶望の始まりか。
沙耶に命を救われたクラスメイトの工藤奈々、リーダーシップを発揮しようと苦悩する新井恭二、心優しき力持ちの加藤正人、臆病ながらも成長を遂げる遠藤桜、そして冷静な分析で活路を見出そうとする宮増康二。彼らは、元自衛官の教師・小林と共に、崩壊した藤沢市での過酷なサバイバルを開始する。
これは、絶望的な終末世界で、失われた人間性を取り戻し、愛と絆を武器に未来を切り開こうとする若者たちの、壮大にして残酷な戦いの記録。
少女兵器だった沙耶は、仲間たちとの出会いを通じて、再び「心」を取り戻すことができるのか? そして、彼らは藤沢の地に、希望の光を見出すことができるのだろうか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 05:11:57
44647文字
会話率:33%
高校生になった主人公、入学式へと向かう途中赤い空から何かが降り注ぐ、まるでなにか戦争が始まるかのように.......
最終更新:2025-05-27 21:06:13
2479文字
会話率:79%
運命を紡ぐ想い、それは可愛川よしのと可愛川けい、ふたごの姉妹との出逢いからはじまった。瀬戸内海を望む丘の上の街は、琥珀色の夕暮れに抱かれ、夏の日差しは、星のささやきとなってやさしく降り注ぐ。これは僕、そして俺と彼女たちとの人生の物語。
こ
の作品は「カクヨム」「NOVEL DAYS」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:00:40
87913文字
会話率:54%
異世界に転生した。ある日本人。
彼は生まれ変わり魔王の長男、アルト・ジューデンとなって異世界に誕生する。
そして時がたち彼が魔王に就任すると、そこには彼の父親がやらかした数々のことが問題となりアルトに降り注ぐのであった。
最終更新:2025-05-26 00:09:07
95987文字
会話率:60%
くるつちまつた
ねとられて
こえれぬよるに
それでもきみはおもふ
大切な彼女が謳ったラブソング、僕はいつだって聴いている
『この夜を越えて 君に会いに行く』
流れ星が降り注ぐ 太陽が歌い月が描く
街はいつも
残酷で それでも願いは流れてる
拝み憧る媚びる感情を 憎み妬んでいたけれど
心の海 夜空に輝く幾千の 星と同じと思へば
細やかで小さな願いは 日々に流れていた事を知る
君を思い出すたびに 千々に乱れるこの思い
耐えきれず諦めきれず そっと離れたこの僕を
何度も掴み求めてくれた 眩しく輝き燦めく君に
あぁ、僕は 俺は 私は 君に 君に 君に
何を返せるだろう? ただ伝えたかったんだ
君に届くと良いな この夜を越えて
君に届けば良いな この手が届かなくても
君の事を考えて 君といた毎日 想う日々は
ヘドが出る毎日の始まりも 一瞬だけ煌めく
君が与えてくれたから 夢も希望も絶望さえも
例えどんな終わりでも 仕舞い方を忘れても
君がくれた日々が 生きる幸せだったんだ
だから、だからさ、君に伝えたいんだよ
君が 君こそが 私の【 】なんだ
君に届けるんだ この夜を越えて
君に届けられた この手は掴んで離さない
同じ気持ちだったらな 同じ気持ちだったんだ
君と私と僕と俺 今も昔もこれからも
※これはカク◯ムで連載した【幼馴染の彼女をNTRされても僕は絶対許すマン、しかしもう一人の学園一の美少女である幼馴染が「それが許されるのはサバンナだけ、動物園では許されない」と恫喝する。僕は2人の幼馴染とそっと距離を取るが…?】の理由が分からなくなったのでこの様にまとめたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:29:39
10019文字
会話率:12%
18世紀半ば、北方の大国ブリタニアス連合王国エイグランドで一人の女性科学者エルデティーナ・フォトンが提唱し実現させた無尽蔵のエネルギー発生装置、フォトン・コア・リアクター、そしてその力を利用して精製される超金属エルディウム合金、それらは世
界に大産業革命を起こした。
当初その力を独占しようとしたエイグランドであったが、その目論見はエルデティーナ・フォトンの裏切りによって瓦解する、彼女は全世界に向けてリアクターの核であるフォトン・コア・クリスタルの精製方法を開示したのである、クリスタルの精製に適した『理力の泉』の場所と、精製失敗による甚大なリスクと共に。
それでも各国は夢のリアクターを求め、精製を強行する、その結果、百数十年の間に幾つかの都市や町が壊滅、若しくは消滅する、その中には大都市も含まれていた、ゲルマニア帝国の首都リヒト・ベルリン、コメリア合衆国の経済都市ネクサス・ヨーク、そして大日輪帝国の帝都皇京である。
結果として1930年までにフォトン・コア・リアクターの所有に成功したのはブリタニアス連合王国、フランジアス共和国、ロシエト連邦(旧ロシエ帝国)、ポーラスカ共和国、コメリア合衆国、大日輪帝国の6ケ国であった。
そして各国はこの夢のエネルギーと超金属を当然の如く軍事利用していた、鋼鉄よりも遥かに強靭で軽いエルディウム合金で作られた兵器はより強くより速くより大きく、と。
数々の紛争や戦争、そして第一次世界大戦を経て、兵器はより巨大に膨れ上がっていた、それによる経済の破綻を恐れた各国はワシントン軍縮条約を締結し兵器の膨張は止まったかに思われた、しかしそれは虎視眈々と牙を研ぐ大戦敗戦国に隙を与える事にも繋がっていた。
そして1939年9月1日、先の大戦の敗戦国、ゲルマニア共和国はフォトン・コア・リアクターを求めて隣国、ポーラスカ共和国へと侵攻する、これが後に、第二次世界大戦と呼ばれる戦いに発展する事になるのである。
そしてそれは、日煌戦争真っただ中にある極東の軍事国家、大日輪帝国に巨大な火の粉となって降り注ぐのであった。
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史実のアジア太平洋戦争をベースにSF要素を加えた作品です、基本的にフィクションです、歴史物としては成立していませんのでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:00:00
820481文字
会話率:44%
剣雨———それは文字通り、空から剣が降り注ぐ災害。原因不明のそれは自然災害として認知され、人々は日々、襲い来る剣に怯えながら過ごしていた。
脅威はもうひとつ。剣雨の発生と共に地球に姿を現した人型の怪物、通称、刃異人。未知の鉱石で構成され
た禍々しい鎧を身にまとう彼らは地球を侵攻し、着実にその領土を広げていた。
彼らに対抗し得るのは、星の輝きを宿した剣を持つ剣士だけ。そんな都市伝説が囁かれる世界で、ついに大規模な剣雨———”流星の夜”が訪れる。
大都市東都陥落の危機に、誰しもが明日に絶望していた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:00:00
201947文字
会話率:61%
ある日太平洋上に突如立ち上った巨大な光の柱。降り注ぐ光を見上げた人々が意識を失い目が覚めると異能の力を手に入れていた。唐突にもたらされた異能によって世界は混乱を極め、この日人類は地球上の総人口の半数を失う事になる。
『フラッシュフォール』
と名付けられたこの大災害の後、世界各国は協力してこの事態に対処すべく国際連合機関を発足させる。世界を十のグループに分けそれぞれの代表者によって組織された統括理事会の指揮の元、太平洋上に組織の本拠地となる巨大な人工島が作られた。組織された国際連合機関の名は『アークエイド』。世界中から生き残った異能力者を集め異能の研究と大災害の原因究明を急ぐ中、統括理事会は世界に向けて宣言する。「人類に課された試練を我々は必ず乗り越える」と。誓いと決意を胸に、人類を明日へと繋ぐ救済の方舟となれるのか。
異能と異世界、星とエプロンドレスが織りなすハイでローなファンタジー、はじまりはじまり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:20:31
401237文字
会話率:51%
この作品には暴力、殺人、ごく軽微な性的描写や乱暴な言葉があります。
この作品の楽しみ方:
覚えのない話をしてくる人が多くてげんなりする主人公を応援しよう!
「式典の前に、諸君には伝えておくべきことがある!」
彫刻が施された壮麗な大階段
の中程に立ち、そう声高に言い放ったのは王太子フィアベル・ルミナント・アントピア。客観的に見ても「美しい」と評価される金髪青眼の彼は王族らしい煌びやかな式典服を纏っている。
そんな美青年に身を寄せているのは垢抜けない赤毛と栗色の瞳をした少女。無垢さや純朴さを引き立たせる淡い色合いのドレスに身を包む彼女はシーナ・ヨーギという名前の元庶民だった。
「私は今この時を以て、狡猾で陰湿な悪女、クロエカイン・リリーベル・ヘルロンドとの婚約を破棄する! そしてこのシーナ・ヨーギ男爵令嬢を新たな婚約者に迎える!」
「悪女」と名指しされたクロエカイン・リリーベル・ヘルロンドが、色めく人集りから現れた。
大階段の前へと進み出るリリーベルは、星の輝きに似た白金の髪、紅玉の瞳を持つ美しい淑女だった。
「フィアベル王太子殿下。この件については殿下と私の個人的なものであったはずです。何故このような場で、そのように一方的に決定を下されるのですか?」
ルミナントはシーナを庇いながら婚約者を睨みつけた。
「貴様の悪行を俺が知らぬと思っているのか! 貴様は嫉妬のあまり我が愛するシーナを虐げ、孤立するように追い込んだ! こうして悪行を知らしめねば貴様は罰を受けずに逃げるだろう! 王族に楯突くあの目障りな断罪卿に泣きついてな!」
断罪卿、という言葉を聞いてリリーベルは顔色を変える。
「フィアベル王太子殿下、婚約破棄については受け入れます。ですが謂れなき罪と当家への蔑みは撤回してください」
「王家を軽んじる断罪卿の義娘は罪を認めぬらしい! 貴様など貴族の風上にも置けぬ! 国外追放だ!」
怒りのままに王太子がそう叫んだ時、閉ざされていた大扉がけたたましく軋みながら開いた。
「今し方、我が家名を蔑む声と何の根拠もない裁定を下す声が聞こえた。はて、私には覚えがない。蔑みを受ける理由も、何の権限もなく貴族子女を罰する愚かな王太子がいることにも」
天井から降り注ぐシャンデリアの光が反射しないほど黒い板金鎧を鳴らしながら、背の高い影のような存在は嗄れた低い声で言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:00:00
110310文字
会話率:36%
妻子持ち(住宅ローン有り)なのに、朝、目覚めたら美少女になっていた。
「俺だ。お前の夫だ」
「はぁ?」
「朝起きたら、こうなっていた。信じてくれ」
「お母さん。この子、だぁれ?」
家から放逐されそうになるも、何とか妻と娘の説得に成功
。
家庭と生活収入を維持しつつ、元へ戻る方法を模索する。
だが、少女化した理由がサッパリ判らない。
そこへ突然、来訪する妹夫婦。
「君は今まで、どこにいたのですか?」
「初対面の人に話す気はありません」
「私は君の事を心配しているのですよ?」
「気持ちだけで結構です」
「陽子さん。義兄上は今、一体どこにいるんです?」
「お兄ちゃん、失踪、蒸発って事?」
深まる混迷、加速する誤解と風評被害。
次から次へと降り注ぐ障害、難問の雨あられ。
やはり、こうなったのはアレが原因か?
現状打破のため、我が行くは年末の即売会。
果たして、主人公は無事に元の姿へ戻る事は出来るのか?
(『カクヨム』重複投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 19:18:40
247697文字
会話率:43%
始まりの序章
それはとても暑い夏のある日
その日 死ぬはずだった少年の運命は
彼に出会い大きく変わる
その水面(こころ)に降り注ぐ涙(しずく)のように
その日 新たな運命(いのち)を掴んだ少年は
その運命(いのち)で周りの人の運命を変
え始める
その波紋は次第に大きく世界へと広がる
その波紋の行き着く先とは
それは多くの人が望み
多くの人が探していた
忘れたい過去も
先の見えない未来も
あらがい続ける現在も
その全ての運命を思いのままに操作する
全ての運命を変革する青年「トキ」
定められた運命の選択を捻じ曲げ
新たな道を示す彼とは
果たして神か、それとも悪魔か
運命を変えた少年と青年が巻き起こす
世界を巻き込んだ壮大な物語
少年はその先に何を見るのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 18:00:00
7578文字
会話率:40%
富士山の噴火により、日本は終焉を迎えた。降り注ぐ灰には人の負の想念が宿り、人間は異形へと変わっていく。
神谷朔也は幼い頃に灰災で母を失い、結界都市で生き延びてきた。しかし、ある日灰乱地で“母の声”を持つ怪異と遭遇し、異能の力が覚醒する。
祓
灰師とは、異形化した者を鎮め、灰に侵された地を封じる者たち。だが、力の代償として、彼ら自身も灰に侵され、やがて怪異へと変貌する宿命を背負っていた。
最前線都市「封冥」に配属された朔也は仲間たちと共に戦うが、灰乱地の奥には"神"と呼ばれる存在が眠っていた。それはただの怪異ではなく、日本崩壊の真相に関与したものだった。
政府はその封印を進めるが、朔也は知る。灰災はただの災害ではなく、人為的な儀式だったのではないか、と。
仲間が次々と灰化し、政府が祓灰師を粛清する決定を下す中、朔也は「この国を祓う」覚悟を決める。
最後に立つのは彼一人。灰の外には、何があるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 15:05:35
864文字
会話率:17%
灰の降り注ぐ街。
そこにあるプロサッカークラブに所属する少年灰屋英久と街の高校サッカー部に所属する高神刹那との出会い。
それを追うスポーツジャーナリスト志望の少女有後砂月。
そこに関わる町の人々が織りなすドラマ。
街の諍いの代理争いにもな
るサッカー。
ただのサッカーと捉える人もいれば、そこに何かを重ねて想いをこめる人もいる。
様々な思惑の中で暮らし生きていく少年少女たちの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 02:18:36
10995文字
会話率:29%