大卒社会人2年目の斉木来人(さいきらいと)は、夢の中で自分が「クリス」という名の少年になっていることに気づく。目の前には広大な海と、遠ざかる帆船。彼のいる港町は中世ヨーロッパ風で、美しいがどこか寂れた雰囲気を持っていた。
クリスは家に
帰り、母と祖父と共に平和な夕食を過ごす。父は警備の仕事で忙しいらしく、すぐに家を出てしまう。それでも、クリスは素っ気ない態度を取りながらも、家族を気遣う優しさを持つ少年だった。
しかし、夜が更けた頃、突如として街に警鐘が鳴り響く。クリスは幼なじみの少女・サラと共に、原因を確かめるため街の防壁へと向かう。防壁近くの詰所に父の姿を探しに行くが、そこはすでにもぬけの殻。遠くからは悲鳴や喧騒が聞こえ、不穏な空気が漂い始める――。
果たしてこれは夢か、現実か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:03:03
21739文字
会話率:12%
※海外ファンタジーから多大な影響を受けているため、暗めの流れが多いです。耐性の無い方はご注意ください※
正義である騎士を目指し日々鍛錬の日々を繰り返している青年、リヴェリク。彼が日々王国の北東に位置する衛兵の詰所で訓練をする中、忘れられな
いものがあった。
それは村を守って死んだ父の背中。ありがちな憧れだったが、それでも衝撃と共に幼いリヴェリクの心が正義を志すには十分な理由だった。あの日、父を殺した相手も知らぬ中、騎士を目指していたリヴェリクの居る詰所にとある依頼が舞い込んでくる。
曰く、国内に蔓延っている組織が自分の故郷付近に居るらしい、と。騎士への依頼だったが、地元の知識が欲しいと詰所の隊長に指名されたリヴェリクと詰所への依頼だった。
正義の騎士を志していたリヴェリクは飛んで喜んだ。共に事件の調査を出来る! と心を躍らせていたリヴェリクは高揚に身を任せ、騎士隊と共に故郷に戻ったのだが……。
やられたことはキッチリ返す、異世界異種恋愛ダークファンタジー。
※少しでも面白いと思っていただけたら、評価やコメントをしてただけると励みになるほか、どの作品の続きを書けばわかりやすくなるので大変助かります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 19:00:00
277416文字
会話率:42%
とある星(セカイ)のとある国。
魔法と化学が共存する星(セカイ)で、いわゆる“警察”と呼ばれる組織の総本部……の、そのまた地下の最奥。
そこに、その部隊の本部を兼ねた詰所は存在する。
──曰く、所属する者は影に生きる。
──曰く
、その者はこの世のモノとは思えぬ獣を連れている。
──曰く、彼らは“あちら”と“こちら”の狭間に生きる。
そんな風に噂される者たちが属する部署。
正式名称を、魔法特殊案件特務部……通称、魔特。
魔獣や幻獣と呼ばれるような、“あちら側”の生き物はあまり見られなくなっている現代。
しかし彼らは、居なくなった訳ではない。
それ故、魔特は“あちら側”が絡めば動く。
それこそ迷子捜索から、指折りの凶悪犯罪者への制裁まで幅広く。
これは、決して日の目を見ることのなくひっそりと──影の如く動く彼らの記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 15:00:00
7418文字
会話率:20%
詰所の警備をする主人公。出世から見放された一人の軍人の物語。
最終更新:2023-06-02 17:05:29
183121文字
会話率:57%
帝都の正門、通称〈拒絶の門〉。
その門を管理する曲者揃いの南門警備隊。
南門で保護された魔獣。その一件でため息が尽きないリッシュ。そして詰所の地下に響く鼻歌…
今日も彼らは、彼らの流儀で、帝都を悪党から守る。
エブリスタ様、カクヨム様
、アルファポリス様でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 18:00:00
33740文字
会話率:59%
大陸の最強国家ロウマンド王国。その力の源泉は、体系的な軍事体制と比類なき軍事力。そのため、軍部は大きな力を持ち、貴族や庶民のエリートはその中で成り上がることを目指す。
この国において貴族の長男以外の男子は、軍に入り、前線に送られて国
や家のために名誉の戦死を遂げるのが常だ。しかし、名門貴族マラキアン家三男エル・マラキアンは死にたくない。
そこでエルは、窓際部署と言われている国境警備隊に異動しようと画策する。もちろん、そんなことは国も家も簡単には許してくれなかったが、あらゆる手を尽くしてエルは希望の異動をなんとか実現した。
異動してすぐは、平和そのものだった。歩くだけの簡単な見回りに、機械的な入国審査、立っているだけの警備、書類作成は定型文をチャチャっと書けばおしまい。のんびりした辺境ライフに浸っていた。
だが、詰所で休憩していたエルの元に届いた知らせが、それを一変させる。
それを皮切りに、次々と降り注ぐ無理難題。
窓際って聞いていたのに、めちゃくちゃブラックなんですけど!
これは、理想の窓際ライフを手に入れるために奮闘する男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 19:00:00
385598文字
会話率:49%
故郷の騎士団「アルム騎士団」の詰所でいつもの様に職務に当たっていると、そこに学園時代の後輩2人が......
「「先輩、剣のすゝめを教えてください!」」
この言葉と同時に強制連行。
後輩2人との新たな人生の幕開けか!?
夢羽
愛、なろうデビュー作、「先輩、剣のすゝめを教えてくだい!」不定期連載開始!!!
主人公と後輩2人が繰り広げる剣技を是非、お楽しみあれ!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 09:00:00
250文字
会話率:15%
「アリス、俺と付き合ってくれないか?」
「はい?」
騎士の詰所にポーションを卸しに行った時、アリスは唐突に告白された。
キスが好きな狼騎士には、三ヶ月前にめちゃくちゃお世話になっていて。
恥ずかしいくらいに好きをアピールしてくれる狼騎士
に、アリスの出した答えは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 13:30:10
4523文字
会話率:51%
王都から離れた地方で暮らしていた猫の獣人マグラは支部長自らの勧誘を受け、王立警護団第四支部に入団する。
入団初日、支部の詰所で甘い香りを放つエレノアと出会うが、同時に男の匂いをべったりと付けている彼女に苛立ちを覚えるマグラ。
後日、再会した
彼女にはやはり不要な匂いが纏わり付いている。心地よい彼女の香りを自分だけのものだと主張することを決意するが、全く意図は通じない。
そんなある日の出来事。
短編『痛みは教えてくれない』のマグラ(男性)視点です。
同一場面で会話を足したり引いたりしているので、先に上記短編(エレノア視点)をお読みいただいた方が流れがわかりやすいかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 19:00:00
17289文字
会話率:45%
貴族でありながらウィリスサイド警邏隊副長の任に就くルーカス・アシュクロフトは、任務のさ中一人の少女を救った。可憐な彼女に一目で心を奪われたルーカス。だが、少女は一切の記憶を失っていた。彼女は身元が判らぬままフィオナという名を与えられ、警邏隊
詰所に身を寄せることになった。失われたフィオナの過去故に、すぐ傍にいながらも最後の一歩を縮めることができずにいたルーカスだったが、ある事件をきっかけに事態は大きく動き始める。
※他サイトにも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 20:05:05
195616文字
会話率:29%
三年前の夜のこと、ウィリスサイド地区警邏隊隊長ブラッド・デッカーは、一人の少女に助けを求められた。
彼に救われた少女ケイティは、恩を返すと言い張り警邏隊詰所に押しかける。
甲斐甲斐しくブラッドの世話を焼き、慕う気持ちを隠そうともしない彼女に
、彼は複雑な心境を禁じ得ない。何しろ、ケイティはブラッドの娘といってもいいような年頃なのだから。
一途に慕ってきてくれる彼女のことは、愛おしく思う。彼女には、幸せになって欲しい、が。果たしてそれをもたらすのは誰の手であるべきなのか。互いに互いを想いつつ、想うあまりにいつしかすれ違う。
可愛さ余ってもうどうしていいのか判らない、仔猫を持て余し葛藤する獅子隊長の元に、ある日、不穏な報せが……
※他サイトとの重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 21:47:23
130888文字
会話率:34%
元男爵令嬢ナディアは体を悪くした父を抱え、騎士団詰所で侍女の仕事に励んでいた。そんなある日、国の英雄である戦帝オスカー・グラフトンが王都に帰還したのだった。そんな二人が出会ったことにより何かが起こるのか?起こらないのか?(→起こらないと話が
進まない……)
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※不定期更新中です。
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 22:18:48
11835文字
会話率:41%
やむをえず夜の学校の詰所部屋に泊まる話。
最終更新:2019-05-28 01:25:00
1099文字
会話率:0%
昔の列車には、アレがない、
あるいは「撒き散らす」で、
いろいろな問題が。
最終更新:2019-04-13 00:47:53
442文字
会話率:5%
入院患者である魔女を名乗る老婆と、事故で妻を失いかけた悲惨な男の不思議な出会い。病院内で起こる老婆と男の奇跡。うるっとファンタジー系のお話です。
なお聖女からの贈り物は別の話に繋がっていたりするのですが、時代も設定もバラバラなので単独で
読んでいただけます。もし別のお話も見つけたならば読んでもらえるとありがたいです。
一部。リヴァイブジャーニー。
食人体質の男と王国王女の再会をテーマにした
中世風冒険SF恋愛ファンタジー。(完結済)
二部。死をあやつること。
現代日本。ファミレスを舞台に死神を名乗る男と冴えないおっちゃんの会話劇。(最後に書きます)
三部。僕らはみんな生きている。
八十年代の日本。山奥を舞台にしたゾンビと人間の闘い。ゾンビの存在理由とは、、、サスペンスホラーコメディ(ちょこちょこ、これから書き初めます)
外伝。聖女からの贈り物。
今回の作品。一応全て繋がっていたりするんですが全作品単独で読めます。ちなみに看護師を看護婦と書いたりナースステーションを詰所と書いたりしたのは、それなりの時代だったりするからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-31 18:11:31
8898文字
会話率:33%
両親が亡くなり王都で薬師をする兄を頼りに引っ越した妹は兄と同居して毎日料理を作る。その美味しい匂いの煙は隣接する警備隊詰所に届く。そして美味しい匂いに釣られる騎士達。妹視点、兄視点、騎士視点の三話仕立てです。ゆるい話なので軽く読み流してくだ
さい。恋愛要素は極薄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-05 12:27:44
14184文字
会話率:22%
王都旧市街区の中央広場に面した詰所に勤務する新米衛兵、ベイジの元に舞い込んだある事件のお話し。
……タイトルに関してはおおらかな心で笑って流していただけると幸いです。
最終更新:2017-06-14 22:43:26
9473文字
会話率:45%
ある日、情報司令部隊の詰所に大昔に亡くなった山邊陽陰名義の報告書が送られてきた。いったいそれを送ってきた人物は何者なのか、目的は何なのか、その報告書に記された内容は事実なのか。報告書の真偽を確認するために初期捜査に出掛けた忠次が行方不明とな
り、それを追って沙衣は再び人間社会へ赴いた。人間社会では清水家により超能力者開発、研究が行われていた。その検体として冤罪で特殊監房送りになった杉村涼花。涼花の冤罪を晴らし助けようとする木村浩文。清水家の能力者開発の成果として作られた香澄は研究所に潜入した村上辰也に連れだされ彼の娘として生活を送ることになり、幼い香澄を父親から押しつけられた俊樹は周囲に振り回されながら奮闘する。それぞれがそれぞれの目的のために決断し、行動し、そしてそれぞれの未来へと歩みを進めていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 13:56:29
137072文字
会話率:50%
自由商人ベルダネウスと精霊使いルーラは、禁制の品「力玉(りきぎょく)」の売買先で、引退した魔導師連盟の幹部ボーンの館に赴く。しかし、二人を出迎えたのはボーンの死体だった。二人は逃亡するが、大雪のため、国境の詰所で足止めをされる。
詰所に
は、他にも数人の男女が足止めを受けていた。それだけではない、瀕死の衛視がもたらした言葉により、この中の一人がボーンを殺した「魔導人(まどうびと)」である可能性が高いことが判明する。魔導人とは、魔導によって作られた人造人間である。
魔導人探しを始める一同。魔導人は殺しても罪にならない上、その心臓である力玉は高値で売れるからだ。
そして足止めを受けていた一人が殺される。魔導人と間違われたのだ。
魔導人と思われたら犯人に殺される。犯人と思われたら魔導人に殺される。
緊張する中、彼らを閉じこめている大雪は、閉じ込められた客の一人・エクドールに幼獣を奪われた精霊獣ヴァンクが精霊に頼んで意図的に降らせていることが判明。
敵だらけの中、魔導人と間違われて二人目の犠牲者が出る。未だに犯人も、誰が魔導人なのかもわからない。
ヴァンクの襲撃だけでも防ごうと幼獣の解放を要求するルーラだが、エクドールに拒否され、逆に襲われてしまう。何とか逃げ出せたものの、ベルダネウスは捕まってしまう。
自分の無能さに号泣するルーラはヴァンクの成獣と共に詰所を襲撃する。果たして彼女はベルダネウスを助け出せるのか? そして魔導人と勘違いして二人を殺した犯人は?
戦いの果てに幼獣は解放され、殺人者もベルダネウスに指摘される。
そして犯人が滅びた後、ついに魔導人の正体が明らかにされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 12:16:10
231536文字
会話率:34%
アリスの仕事はお手伝いさん。街を守る騎士団員の詰所にて彼らの食事や洗濯など身の回りのお世話をしている。ある日、厳しくてこわい団長様から突然のキスをされてしまったのだけれど――「騎士団長とお手伝いさん」の続編です。中途半端に終わらせてしまった
ので…。前回の恋の始まり?から鈍感女のアリスと不器用男の団長の関係を前進させます!
※前作からお読みいただければ話の流れが分かるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-20 20:20:57
53902文字
会話率:45%
アリスの仕事はお手伝いさん。
街を守る騎士団員の詰所にて彼らの食事や洗濯など身の回りのお世話をしている。団員を束ねる団長が厳しくてすごくこわい人ということ以外は、仕事にも慣れ、仲良しの団員もできたりと毎日楽しく仕事をしていた。
そんなある日
、アリスは団長との間に誰にも言えない秘密を抱えてしまう。自分が忘れればいいだけ…と「あの出来事」を思い出さないようにするのだけれど――――。
お手伝いさんアリスと騎士団長の小さな恋の始まり?
⚫15/6/3~続編を書きました⚫折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-20 23:51:01
41890文字
会話率:41%
カニャガーウァ王国の領海に浮かぶエノ島には、太古の昔より地下迷宮があって、最近は怪物に襲われたと思しき被害も起こっている。王国は迷宮入口に詰所を設置、近衛部領内巡察課怪物係の係員たちが、日夜迷宮の監視に当たっている。ごく平凡な「奉送士」の係
員ドイ(「僕」)は、同僚の2人である「模造士」の女(ミムラさん)、アルバイトのおばさん(タダノさん)とともに、迷宮監視を遺漏なく行うべく、大忙しである…… と言うとそれは言い過ぎで、勤務中の時間の大方は、まったり、平穏な日常であったりする。エンドレスな雑談と、ときどき緊急出動あり、謎めいた出来事あり。そんな詰所の日々を描く。この物語は、4月から社会に出る若いあなたや、異動で新職場に移ったあなた、組織で働くってどんなよ?と関心おありの方、はたまた、各職場の管理職の皆さまに捧げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-11 23:13:38
11173文字
会話率:13%