一年以上付き合っていた彼氏にフラれ落ち込んでいた結希は、友達に、自分の恋愛が上手く行かないのは初恋の人を引きずっているせいだと指摘され、その人を忘れられないならもう誰とも付き合うなと言われてしまう。心の中で初恋を引きずってなんかないと否定す
るも、その人とのことが原因で人間関係が消極的になっている事は確かで、友達の指摘に誘発されるように、思い出さないように、考えないようにしてきたことが鮮明に蘇ってきて、結希はそれに苛まされることとなった。そんな中、初恋の人の弟達と再会し、実の弟のようにかわいがっていた彼らに昔と同じように接してこられて、結希はつい流されて彼らとの交流を復活させてしまう。それをきっかけに、結希の心境も次第に変化していき、今のままの自分は嫌だ、変わりたいと思った結希は、自分が囚われている過去にケリをつける決心をするのだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-03 23:03:34
100161文字
会話率:57%
魔王が封じられていた黒水晶が砕け散りそれが黒い流星群となって空を駆け人々に降り注いだ日、王国の安寧は終わりを告げた。魔王復活の恐怖に怯えた民衆により、それまで人間と共存してきた魔族達は弾圧を受け虐遇を受けることとなり、罪のない多くの魔族が迫
害され、虐殺され、そして、生きるためには奴隷になり人間に尽くすことを強要されることとなった。それは王都から遠く離れた辺境の地にまで及び、王国は悲劇と悪夢に包まれた混沌とした世界となった。そんな中、王国をもとの人間も魔族も平等に暮らせる平和な国へと戻すため、反乱軍が立ち上がり、王都へと攻め込むのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-07 01:17:01
74465文字
会話率:45%
世界の軛となっていた神が軛であることを放棄し、世界はまた終焉の時を迎えようとしていた。いつかその時が来た時のため、その神の代わりとなり軛の役割を果たすために創られた存在である末姫は、父から決断の時が来たことを告げられ、自分が軛となり世界を継
続させるのか、軛とならず世界を終わらせるのかの選択を迫られる。どちらを選ぶのか即断することができなかった末姫は、自分の一部である沙依や、自分にとって特別な存在である長兄の想いや考えを知ることで、自分の意思を確認し、決断をするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 22:58:02
87209文字
会話率:56%