「あなたのような卑劣な手を使う者は、勇者さまのパーティにふさわしくありません」
魔王領に入る時、賢者と神官はそう言って盗賊を追い出した。
勇者の幼馴染である彼は、勇者と共に冒険し、ここまでやってきた。
「これをお持ちになって、さっさと消
えてください」
手切れ金として渡されたのは大量の金塊と宝石。
持ち運ぶのにも苦労する重量は、嫌がらせの他に無かった。
「あいつは何て言ってるんだ?」
「何も言ってません。それが何よりの答えです」
盗賊は一言、そうか、と答えて金塊を背負って勇者たちに背を向けた。
そして盗賊は故郷に帰ってくる。
遠いこの地で、培ってきたスキルを使って、ゼロから成り上がることにした。
孤児だった少女を弟子にむかえ、ほのぼの盗賊ライフをおくる日々。
その裏に、ちょっとした目的を隠しながら――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 18:06:56
3674332文字
会話率:37%
「敗北を知ってるんじゃないですか、先輩は人間として負け犬ですからね」
「明日からリード付けて学校に登校すればいいんだろ?!」
「言ってません、分かりやすくあらすじを言って下さい」
「文芸部の話、それ以上あるのか?」
「暴力的な表現が多いとか
じゃないですかね」
「お前のせいじゃん」
「責任転換でご飯食べていけますよ」
「ありがとう、それしか言葉が見つからない」
「もっと探してみて下さい、それ以外絶対あります」
「名前からだな」
「えー急に常識人振りますね、|柊《ひいらぎ》|貴音《たかね》です。これが遺書にならないことを祈ってます」
「|西藤《さいとう》|哲也《てつや》好きな食べ物は固形物」
「そういうの要ります?私は要りませんでしたけど」
「柊、自分の意見が他人の常識だと思うなってインターネットで習っただろ」
「それちゃんと習えてますかね・・?」
「ネットには真実しかないからな」
「右の道と左の道、両方が正しいと書かれてたらどうなるんですか?」
「正解は沈黙」
「うざいですね」
文芸部での日常サスペンスラブコメ
ストックホルム症候群とガスライティング的な
自己愛性作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 15:09:56
407380文字
会話率:73%
間も無く息子に爵位を譲り、自分は領地に帰るための挨拶を兼ねてガーデンパーティーに参加したトワソン伯爵は、タチアナという少女と出会う。タチアナの話を聞くうちに、彼女は自分の娘ではないかと考えるのだが……。
最終更新:2024-11-12 16:17:28
3828文字
会話率:53%
王太子ブルードが主催したパーティーで、婚約者である公爵令嬢エアーネは婚約破棄を言い渡される。
理由は「今年は小麦の不作でパンが食べられないのにもかかわらず、お前は庶民に『パンがなければビスケットを食べればいいじゃない』などと暴言を吐いた。お
前のような悪女は王子妃に相応しくない」というものだった。
エアーネもそんなことは言ってないと反論するが、聞き入れてはもらえない。
ブルードは子爵令嬢フェミアと結婚したいがために、エアーネに悪女のレッテルを押し付けるつもりなのだ。
しかし、エアーネは余裕を崩さず、二人に“小麦”を見せた。
なぜ、不作のはずの小麦をエアーネが持っているのか?
そこにブルードの弟である第二王子ベクテルが姿を現した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 07:25:10
8360文字
会話率:54%
――これは神々から見た天地創造、その他諸々の苦労譚――。
注釈。これは、特定の宗教を揶揄する物語ではありません。
(そもそも元宗教に詳しいとは言ってません言いません。
詳しかったとしても詳しくありません。イイネ?)
こ
れは、史実や神話を揶揄する物語でもありません。
(元ネタと違う?元ネタそのままの方がヤバいでしょ?)
これは、とある新米神様が経験する、当事者視点での物語。
――本当だったら嫌な、神様視点の苦労譚。始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 20:00:00
15354文字
会話率:41%
魔王と人間のハーフ、メアリージェニーです。
人間界は今とても大変らしいですね、どうやら聖女になる頑丈な身体の器がいないらしいです。確かに私は身体が頑丈だし、うってつけですね!
初めての人間界に興味津々です!
でも、どうやら、魔界生まれ魔界育
ち、魔王の娘と聞くと、人間は私が恐いらしいです。
私の後継人になってくれたエルシュリーブ・フェンネル公爵様のことが大好きになりましたが、どうやら嫌われてしまったみたいで、前途多難です。
あれ?公爵様は私のことを嫌いって言ってませんでしたっけ?なんだかいつの間にか、愛されてませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 13:09:52
32444文字
会話率:55%
生まれも育ちも王国東端ロイヤー領の田舎貴族の娘、リリアーヌ・ロイヤー子爵家令嬢の物語。
リリアーヌは、絶世の美女なお母様とその口から発せられる至言の数々を生きる目標としながら、なんとか楽して世の中を渡りたいと奮闘する脇役精神あふれるご令嬢
。
そんなリリアーヌに振り回されながらも彼女を愛してやまない家族と(一部)領民たち。
安定した老後のために念願の商売を始めたのに、リリアーヌの知らないところで進んでいた陰謀(リリアーヌ目線)で急遽王立学園に通うことが決まってしまう。
学園では美少女なリリアーヌを狙う意地悪なイケメンたちに囲まれて、四苦八苦することもしばしば(あくまでリリアーヌの個人的な感想です)。
そんな疲れたリリアーヌを癒やしてくれるのは、人生で初めてのお友だちたちとの素敵なスクールライフの数々。
これは、お友だちとの交友を楽しみつつ、いかに早く学園を卒業してお店に戻るかを賭けた、リリアーヌの王立学園卒業RTA物語です。
※RTA=リアルタイムアタック。ゲームなどでクリアまでの最短時間を競う競技の一形態。
※恋愛成分はきっと極薄です。
※百合成分もたぶん意識して書けません。
※ざまぁは物語のはるか先にある予定です。
※意識してガバ設定にしてるのでお気楽に読んで貰えるとありがたいです。
※あらすじは嘘は言ってません。
※リリアーヌは乙女ゲームのヒロインです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:17:34
27240文字
会話率:19%
YOUTUBE、深田萌絵TVの動画の話です。
普段は経済関係やTSMCやら時事ネタが多く、
陰謀論ネタは少なく、ワクチンネタも少なく、本人も
接種しちゃっていると思われますが、今回は自分が
扱っている陰謀論ネタに近づいてきたので紹介
です。
内閣府のムーンショット計画が怪しいと気づいた
流山市議会議員のうた桜子さんをゲストにした動画です。
ワクチンに直接ナノチップが入っているとまでは
言ってませんが、かなり勘づいてる感じです。
さすがに酸化グラフェンにまでは言及されてませんが、
興味のある方は、酸化グラフェンとドコモの人間拡張の
技術を調べると良いかもしれません。
自分の創作「グラフェンマン」「グラフェンマン2」
をよければ読んでみてください。
簡単に説明すると、ワクチンには酸化グラフェンが
仕込まれていて、体内で自己組織化し、ナノチップ
のアンテナと人体操作としての導線として使われると
予想しています。ナノチップは注射に入っているのか、
自己組織して組み立てられるのかわかりませんが、
ワクチンの毒と含めて、解毒するために早めの内容物
の公的な検査で解明をするのが良いでしょう。
二酸化炭素が悪玉説は間違いだと気づいているようで、
SDGSには嘘がある事を見抜かなけばなりません。
SDGSで公金を得るのはかまいませんが、二酸化炭素の悪玉説の
嘘や人口削減を目指すSDGSにまで言及した方が良いでしょう。
WEFのクラウス・シュワブやユヴァル・ノア・ハラリの
「人間はハッキングできる動物になり、自由意志は終わった 」発言
などが世界でのワクチン接種と同じ時期に発言されています。
ワクチンでのトランスヒューマニズムは当初から陰謀論で
言われており、実際に実行に移してきたのだと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 10:39:27
883文字
会話率:4%
勇者が魔王を討ち果たした。
その勇者は、自分の恋人と浮気をしたその人だった。
元勇者パーティの男は、そんなかつての仲間と恋人に会いにいく。
例えそれが、己に降りかかる不幸の始まりであったとしても・・・
*嘘は言ってません
最終更新:2023-09-24 17:27:44
274138文字
会話率:38%
その街の名はリンボ・シティ─────100年前に起きた現世と異界を巻き込んだ大災害、異界交喚祭(リンバス・フェスタ)によって生まれた世界の特異点。
この街では何でも起きる。この街では非常識が常識だ。
「魔法」、「超技術」、「人外」、「怪
物」、「幻想」、「超常」、そして「夢」
その街は、人の世界から追われた者共、人が恐れ忌避する技術、その全てが混じり合った上で成り立つ奇跡の街なのだ……
「社長、一つお願いがあるんですけど……」
「辞表なら受け付けないよ?」
「まだ何も言ってませんよ!?」
これはリンボ・シティで起きる超常的トラブルの解決を目的とした超法規便利屋企業、世界の存続を理念とする大組織、それに巻き込まれる愉快な畜生共が織りなす『常識と既成概念にざまぁと宣う異界交流SFワンダフル闇鍋アクション活劇』────。
「これで契約は完了よ。悪魔だったら僕が死ぬまで契約を守ってね?」
「……俺は、人間です! それと契約するなんて一言も言ってねぇ!!」
そして、そんな魔境に自ら飛び込んだスコット君の波乱に満ちた日常を綴る物語である。
※SFは『Seidie ni Fuzaketer(セイダイニフザケテル)』の略です。
※大体3000~2000文字くらいのティータイムにさくっと読める物語を目指します。
他にもMONSTERキメた勢いでこんな作品を書いてます。↓の方から飛べます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 00:05:49
1341298文字
会話率:63%
ハズレスキル【逃げ足】を引いたことから、追放された主人公。
しかし、実はこのスキルには隠された真の力が宿っていた!
(嘘は言ってません)
最終更新:2023-06-30 22:37:47
5586文字
会話率:39%
はぁ……。
としか言えない。何でこんなことも分からんのかね?
最終更新:2023-06-06 15:17:09
983文字
会話率:0%
『 貴方は、何を望みますか? 』
そう問われ、やり直しの人生を選んだ
あれ?思ってたのと違う気がします!
何度も転生する女性がこの世界で最後に望むのものとは?
※ファンタジー要素多めです
※残酷な描写あり
最終更新:2023-04-21 20:39:26
349989文字
会話率:44%
親に先立たれ、義理の妹と暮らす冒険者のクラウスは、15歳の時に【自動機能(オートモード)】というユニークスキルを手に入れたが……。
当初は、希少なスキルとして持て囃されたのに、使ってみれば……とんだ外れスキルだと判明し、あれほどクラウ
スを褒めたたえたギルドや騎士団のスカウトは手のひら返し。
ついには、誰にも見向きもされなくなった。
だが、クラウスは諦めていなかった。
下級冒険者として、細々と活動を続けていたクラウスは、コツコツをスキルを鍛え、数年の活動の結果ついにスキルアップを果たす。
それは、当のクラウスですら予想していなかった【オートモード】の真骨頂。
唯一無二のユニークスキルが覚醒した時、クラウスは恐ろしい速度で成長を遂げていくことになる。
日間総合1位1/11
週間総合1位1/16
月間総合1位1/28折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 12:26:51
248868文字
会話率:34%
シンシアは静かに怒っていた。目の前の男が、『自分と婚約した暁には浮気を了承し、婚姻後、伯爵家の仕事は全て君に任せたい』などとふざけたことを言ってきたからだ。たしかに私は『聞き上手令嬢』と呼ばれ、人の話をよく聞きますが、何でも言うことを聞くと
は言ってませんけど? 反論しようにも、先に話すのは僕だ、と言って悦に入った顔で滔々と戯言を述べている男は止まらない。次のターンでは絶対反撃してやる! あの方が来る前に······。※この作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 18:57:48
4985文字
会話率:54%
イケメン、医者、高身長、それがドクトル。
頭からつま先まで真っ黒、いつも機嫌悪そう、本が友達、それもドクトル。
これは恋愛偏差値はバブバブベイビーな残念イケメンのドクトルをころころ転がすお姉さん(笑)のラブコメである。
は、ドクトル…?やだ
なぁ、コミュ障とか言ってませんってば、いってー!デコピンまじで痛い!
*専門知識はないので、諸々ゆるゆるです
*R15は保険です。
*らぶ、こめ?
*ノリではじめました。
*長編にならない予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 23:10:06
21981文字
会話率:50%
そこには神様が住んでいる、と言い伝えがある集落があった。
東京生まれ東京育ちの依李子(よりこ)は、とある事情により宮崎県の田舎に住む祖母の家に引き取られる。その集落は「神様が住むところ」と呼ばれており、更に依李子は「神様」だった。
しかし待ち受けていたのは、不思議な力を授かる、でもなく、ファンタジー小説のような異世界、でもなく、神様の特別待遇、でもなく、田舎町の平々凡々な新生活……?
一応「神様」の女子高生が、普通の高校に通って、新たな友情を育んだり、時には恋をしていたり、キラキラ…というよりポカポカな青春ストーリー
(※みんなが平凡とは言ってません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 17:40:58
245文字
会話率:0%
テンプレにありがちな追放物をこねくり回したやつ。
カシスとマリアは同じ村出身。冒険者となる事になった二人はしかし仲が良いわけではなく。
そんな様子に他の仲間たちはカシスに注意をしていた。もっとマリアに優しくしてやったらどうだ? と。しかしそ
れを受け入れなかったカシスはいよいよ「お前は追放だ」と言い渡されてしまう。
故郷はとうに魔物によって滅ぼされ、行く宛なんてロクにないカシスは追放されて
「やったー!」
それはもう盛大に喜んだ。
邪魔な奴を追放してやった、くらいの気分だった仲間たちは気付かない。結果としてそれがもう一人の仲間を失う事になる事を。
※あらすじは嘘を言ってませんが割と捻じ曲げています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 08:46:21
24075文字
会話率:13%
【H30年12月24~27日 異世界(恋愛)ジャンル別日間ランキングなんと1位になりました!&総合ランキングも4位に入りました!感謝です】
ある日、サシャ・フリーク公爵令嬢はハロルダ王子から婚約破棄を言い渡された。
その日、家を勘当とな
った彼女は、身一つで追い出された。
しかし、彼女を追い出した後に不運な出来事が頻発したのである。
国を揺るがす災厄……火災、暴動、地震や疫病の流行など……遂には王国の国母でもある、王妃リリアンまでもが床に倒れる。
「何故だ……いったい、どういうことだ!!」
「あら、言ってませんでしたか?私実は、女神ですのよ」
彼女は国を護っていた力の女神だったのだ。
そんな彼女は、道中で出会った青年、ルイスと共に旅に出ることに。
初!2018年11月19日 異世界転生/転移、ファンタジー日間ランキング69位にランクイン!
2018年12月27、28日 週間異世界(恋愛)ランキング1位にランクイン!
ありがとうございます!
感想やレビューや高評価、ブックマークをつけてくれる優しい読者様、本当に感謝しています!ありがとうございます。
駄文なので、ご了承の上でお読みください。
文章に関して、まだまだ勉強不足なこともあり、拙くて読みにくいことがあると思われますが、勉強して、日々作品の完成度の向上に努めていきますので、よろしくお願いします。
※ジャンルをファンタジーから異世界の恋愛に変更致しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 13:17:16
152159文字
会話率:37%
王太子に聖女がべったり!?悪役令嬢が不敬と叫ぶまでがテンプレだと思ってますでしょうが、そもそも、その人、王太子じゃありませんよ!?
じゃあ、何故、悪役令嬢は不敬ですわと叫んだのか!?
これはただの茶番。
最終更新:2021-09-01 23:47:15
3035文字
会話率:50%