「あなたのような卑劣な手を使う者は、勇者さまのパーティにふさわしくありません」
魔王領に入る時、賢者と神官はそう言って盗賊を追い出した。
勇者の幼馴染である彼は、勇者と共に冒険し、ここまでやってきた。
「これをお持ちになって、さっさと消
えてください」
手切れ金として渡されたのは大量の金塊と宝石。
持ち運ぶのにも苦労する重量は、嫌がらせの他に無かった。
「あいつは何て言ってるんだ?」
「何も言ってません。それが何よりの答えです」
盗賊は一言、そうか、と答えて金塊を背負って勇者たちに背を向けた。
そして盗賊は故郷に帰ってくる。
遠いこの地で、培ってきたスキルを使って、ゼロから成り上がることにした。
孤児だった少女を弟子にむかえ、ほのぼの盗賊ライフをおくる日々。
その裏に、ちょっとした目的を隠しながら――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 18:06:28
3839679文字
会話率:37%
【TOブックス様より書籍化いたします!】書籍名『乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル』
【2021年4月10日発売 現在予約受付中】
【第一部放浪編【殺戮の灰かぶり姫】全108話――完結しました】
【第二部学園編【鉄の薔薇姫】――連載中】
――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です――
孤児の少女アーリシアは、自分の身体を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た断片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞台であることを知る。
得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。
自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた断片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盗賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。
※Q:チートはありますか?
※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。
※Q:恋愛要素はありますか?
※A:多少の恋愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。
※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか?
※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き残りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。
※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
(旧名『乙女ゲームのヒロイン【で】最強サバイバル』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 12:00:00
1401529文字
会話率:34%
柴 健太郎――アダ名はシバケン。
35歳。離婚歴アリ。子供無し。
目覚めたらそこは太陽が二つある異世界。
『ステータスオープン』は出来ず。
『アイテムボックス』や『鑑定』などといったチートスキルも無く。
ましてや、モンスターをテイムする訳
でもなく。
ただ、あるのは『牽引』という潰しの効かない荷物持ち用のスキルのみ。
親切な盗賊ギルドの厄介になりながら、底辺冒険者として地道に暮らす事にしたシバケンだが、最初に請けた依頼が、ひょんな事からオーク討伐に発展。
もとより、新人のしかも荷物持ちに何の期待もされてはいないが、義を見てせざるは、の一心で金棒片手に、大奮闘とまではいかない程度の活躍っぷり。
しだいに盗賊ギルドの権力争いに巻き込まれていく事を、当の本人は知ってか知らずか、今日は街道の補修、明日は荷物持ちと、日々を忙しく過ごします。
なかなか楽な暮らしは出来ないが、同業の冒険者や、親切な盗賊ギルドの人達、呑み屋の親父や自警団など、沢山のいい出会いを重ねて、毎日の仕事に汗をかき、稼いだ金で呑む酒は美味いと、奮闘するおっさん冒険者の顛末やいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 06:46:25
638408文字
会話率:41%
盗賊の娘であるオリアナは盗賊ギルドを脅かす捜査機関を作ったベルデ伯爵を消す命令を受け、正体を隠して伯爵の警護人として潜入する。同僚達と仲を深める中、優しい伯爵と触れ合ううちにオリアナの気持ちは次第に変化していく。そしてそれは伯爵も同様で――
命令と自分の気持ちに挟まれたオリアナの決断とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 14:27:34
107798文字
会話率:67%
剣に糧を見出した彼は十二で里を飛び出していた。だが、世の中そう甘くはない。馬糞拾いで食いつないで行く中、運命が囁くようにギルドの盗賊になり、新しくレッドという名前も与えられた。
最終更新:2022-11-05 20:33:34
3711文字
会話率:37%
駆け出しから英雄まで様々な冒険者たちの活躍を綴った物語です。
彼(彼女)たちの様々なシチュエーションよる冒険譚をご覧ください。
■登場人物たち
1.地獄の王の復活を阻止するために戦うパーティ
2.魔剣を求める駆け出し冒険者
3.結婚
させられることが嫌で故郷の森を飛び出した女エルフ
4.妹を救うために盗賊ギルドの依頼をこなす女盗賊
5.師匠の仇を追って各地を旅する魔術師
6.悪魔に狂戦士の呪いを受けた心優しきドワーフ戦士
7.???
※各主人公は、スタート地点こそ違いますが、最終的には一つの
共通のゴールに向かって冒険を進めていきます。
なお、この作品は以下のサイトにも掲載しています。
・カクヨム
・アルファポリス
・40歳を過ぎたので小説を書こうと思った件(自作サイト)
→https://korobenovelist.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 22:50:49
34824文字
会話率:23%
勇者一行に加わっていた女神官にして聖女と称されるリラは、ある日いきなり勇者から「新しい神官が来るから」といきなりパーティーを追放された。
呆然としたが、この時の自分はまだ知らなかった。それが最悪の日の序章でしかなかったことを――。
「ごめ
ん。もう一回順番に言ってくれる?」
その日の夜、リラに訪問客がやって来たのだが、
「呪われたビキニアーマー来てたらパーティー追放された」
「ちょっと盗賊ギルド(犯罪組織)出身の忍者でござるが、魔王討伐に参加したくはせ参じたでござるよ!」
「どうも、西方で魔王をさせて頂いております。どうか東の方の魔王を討伐すべく協力して頂きたい」
「もがぁああああああああああああああ⁉」
揃いも揃ってぶっ飛んだ奴ばかり! 困ったリラに、一つの天啓が訪れる。
「そうだ! 勇者に退職金代わりに引き取ってもらおう!」
やけっぱち追放聖女が再び勇者と相対すべく奔走する! しかし、この三人、予想の遙か斜め上を行く厄介さ!
「うぉおおおおおおおおおおおお⁉ ビキニアーマー姿で出歩くな⁉ 奇襲仕掛ける予定の相手に予告状を送りつけるな⁉ 魔王の癖に常識人なのはおかしいだろ⁉」「最後のは別によくないです?」
果たして、聖女リラは無事にこのトンデモ三人を勇者に擦り付けられるのか⁉
※短い連載になります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 17:02:00
20322文字
会話率:53%
王都の貧民街に生まれ落ちた幼馴染のカイとアレフ。 ある日、殺された養父を思い賢者の石を作ろうと画策する。 盗賊ギルド『キツネの子』は闇夜に隠れ王都を闊歩し目標を目指す。
最終更新:2022-01-30 08:00:00
10033文字
会話率:29%
住人のほとんどが人間で、亜人種、特にエルフは滅多に見られなくなった国。
盗賊ギルドから「謎のプレート」を盗んで出奔した、考えなしの人間シーフ・セス。
戦士夫婦に育てられ、魔法を使わない脳筋エルフ・シャム。
生まれと育ちが原因でネガティブ思
考一直線のハーフエルフ・ランス。
3人が出会って、プレートに「惹かれていくもの」として地味に冒険する話です。
■小説2本目です(素人)
■古臭いタイプのファンタジー世界です
■転生ありません
■チート(特に主人公格には)ありません
■ざまあありません
■修行とかレベルアップとかしません
■スキル表記ありません
ないない尽くしで、投稿も不定期ですが、まとまった際に読んでいただければ。
※大昔発表した、同名の創作同人漫画の小説化です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 08:24:48
72118文字
会話率:57%
盗賊ギルドのお荷物シーフ、ケイスは、時折ふらりといなくなるギルドの「ご息女」ノルトを迎えに嫌々街を出る。
そこで起こった「スリ」をめぐる出来事。
◆若干チートアイテムはありますが、基本普通の人のお話です。
◆流行りの要素ありません。
※カクヨムさん、Pixivさんにも投稿しております。
※大昔、創作同人漫画で発表したものの小説化です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-17 08:48:29
12385文字
会話率:40%
彼は生まれつき、誰かが苦しむ姿を見るのが好きだった。
他人を服従させ、暴力によって支配し、利用し、あわよくば努力することなく脚光を浴びたいと願うような、どうしようもなくクズな内面を持っていた。
だが彼は普通の家庭で普通に育ち、なにひとつ暴
力事件を起こさなかった。
悪しき本性を表にして、それが誰かにバレれば……人生が台無しになるのだと幼少のうちに悟ったからである。
だから彼は誰とも関わらずに生きることを決める。
邪悪な本性を押し殺して誰かを傷つけることなく、孤独な生涯を終えた……。
その苦行を、神は認めた。
鋼の心を持つ彼を、魔王を倒す勇者として転生させたのである。
新たな生を受けた彼はこう思った。
「なんでやねん! あーもー死んでも終わらないんだったら、もう我慢なんてしないもんね! 僕が勇者だっていうなら、僕なりのやり方で世界を救ってやんよ!」
奴隷商人を裏から操ろうとするのは序の口。
山賊の砦を凶暴化した魔物に襲撃させるなんてのはいつもの手口で。
気に食わない上司を生贄にするのも躊躇わない。
勇者として授かったギフトで魔人すらも屈服させる。
如何なる敵にも慈悲を与えない在り方は、まさしく真の悪……のはずなのに、何故かみんなには慕われて……?
これは、あらゆる倫理の鎖から自らを解放した悪の勇者が、なんだかんだでヒロインたちを助けてしまう話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 12:00:00
116501文字
会話率:36%
世界を脅かす魔王を討伐したのも束の間、聖女に自害を強いられた勇者。
そして生まれ変わった勇者は、幼女として転生していた。
幼女は、誰かに都合のいいように生きるのをやめ、自分の幸せを追求していくことを決意し、彼女の冒険が始まる……
最終更新:2019-06-30 18:00:00
349437文字
会話率:35%
突然異世界に転生してしまったナオトは元の世界で捨てたはずの黒歴史ノートの力を継承したことで大魔導士となる。
しかし、手に入れたチート能力は攻撃ではなく支援専門で無双することも出来ず、ただ大魔導士というだけではチートハーレムなんて夢のまた
夢だと考えた。
悩んだ末にナオトが考えた秘策は、盗賊ギルドの長になることだった……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-07 14:43:37
15184文字
会話率:37%
日本でフリーの鍵屋をやっていた紀伊甚六(キイ ジンロク)は変な爺さんと狐耳の娘にスカウトされて異世界にやってきた。その仕事とは、盗賊ギルドでの「鍵開け」だった。凄腕の師匠に鍛えられた腕と道具で異世界の鍵を開けまくる。宝箱、隠し扉、牢獄、意外
とたくさんある異世界の鍵。彼は異世界で凄腕鍵開け師としてどうするのか? 日本には帰れるのか? え? 帰れる? しかも自由に? なら、とりあえず愉しみましょうってな感じで自由気ままに働きます。勇者? 魔王? いるけど相手にしませんよ。だって鍵屋ですから。でもやってくる厄介事は防げないわけで…。一人の鍵師が世界を変える………かもしれない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-26 23:00:00
661207文字
会話率:49%
〈介抱泥棒〉としての運命に覚醒した少女ソフィア・ゲイル。彼女は盗賊ギルドへ入るために、己の技術を示す。
最終更新:2018-02-25 14:29:33
8755文字
会話率:33%
人は成人を迎えると、固有魔法と呼ばれるスキルを世界から授かる。この世界は魔物が蔓延り、スキルを悪用する盗賊ギルドが幅を効かせ、スキルの有用性で人生が決まるのだ。孤児院で育った黒髪黒目の少年トランスは同じ孤児で幼馴染の少女ステラと共に、教会で
開かれる成人の義スキル審査式に参加した。そこでは人生をかけたスキルの鑑定検査が行われ、多くの新成人が喜怒哀楽を見せていた。そして、トランスは【変態】のスキルを手にいれる。この事実は瞬く間に世間に広がり、あらぬ噂や偏見を生んだ。人生が終わった。そう確信したトランスは冒険者になり噂が届いてない遠くの都市へ旅立つ事を決意する。しかし都市部の外は、死者の世界『冥界』から逃げ出してきた亡霊の魔物や、強力なスキルで好き勝手暴れる盗賊達が蔓延る、世紀末状態だった。無力なまま冒険者に成るのは自殺行為だ。だが、トランスのスキル【変態】が覚醒する。変態、それは肉体の形態を自在に変化変形させるトランス能力だった。何故か筋骨隆々なオッサン達がよって来るが、トランスは戦えるスキル手に入れ、冒険者として英雄の登竜門へ向かい始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 16:21:32
11057文字
会話率:22%
ヴォオス国の王都ベルフィスト。その地下に犯罪者たちの秘密結社、盗賊ギルドは存在した。
国の法に依らず、自ら定めた<掟>に従い、盗賊ギルドは国家権力からの独立を守ってきた。
だが、ヴォオスの実質的支配者である宰相クロクスと、ギルドマスタ
ーであるゼムが手を組んだことで、盗賊ギルドはその勢力を二分することになる。
それは、<掟>を捨てた盗賊ギルドを、一人の暗殺者が離脱したことから始まった。
一人の行動が人々を動かし、そこに大貴族の子息が加わったことで、流れは王都を呑み込むほどの巨大な渦へと成長していく。
裏切り者、ギルドマスターゼムを粛清せんとするオリオンを狙い、<大陸最強の傭兵>アイメリックまでもが渦中に飛び込んで来たことで、王都の地下は一気に混迷する。
オリオンは果たして盗賊ギルドを打倒することが出来るのか? はたまた、アイメリック率いる傭兵団に呑み込まれてしまうのか? その答えは、王都の地下の闇の奥にある――。
以前連載しておりましたヴォオス戦記の一年前のお話です。オリオンやリタがどのようにカーシュナーと出会い、絆を深めていったか。ヴォオス戦記へとつながる一つの流れを描いた外伝的物語となっております。
一応前作であるヴォオス戦記をお読みいただいてなくてもわかる内容となっておりますので、気軽にお読みいただければ幸いです。
もちろん前作と合わせてお読みいただければ、より深くヴォオス戦記の世界観をお楽しみいただけます。(露骨な宣伝)
※H29年4月1日、物語が終盤にさしかかったことと、以前のあらすじが少し詰め込み過ぎな内容であったため、あらすじを修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 18:10:53
274353文字
会話率:28%
船が難破して海に放り出されたリザ。彼女が運良く打ち上げられた場所は絶海の孤島だった。孤島には城や建物が立ち並び、多くの人々が生活していた。しかし、安心したのも束の間。そこは、なんと魔法使いだけが住む魔法の国だった。魔法の国はよそ者を受け入
れず、リザは城の牢獄に閉じ込められてしまう。そんな中、彼女の前に一人の男が現れ牢の鍵を外してくれる。その男に言われるまま、リザは城の地下水路に逃げ込んだ。そして、地下水路に忍び込んでいた盗賊ギルドのリーダー、クロスに出会い、彼に助けを求めた。クロスはギルドに入ることを条件に匿ってやるとリザに提案する。
魔法は大昔に滅んだとされる世界で、孤島に王国を立ち上げ密かに暮らしていた魔法使い達。一人のよそ者によって王国の歴史が動き出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 03:12:47
9474文字
会話率:44%
平凡な男子高校生・藤宮旭陽は教室に入った途端異世界に転移してしまったーー!
何もわからないまま出会う、盗賊ギルド団長・ミヤビ。彼女と出会ったことから始まる異世界脱出計画‼︎
最終更新:2016-08-19 19:19:43
886文字
会話率:49%
ある大陸にクラウン王国と言う小さな王国があった。
クラウン王国にも非公式ながら裏で国と繋がる盗賊ギルドと言う組織が存在し、国とギルドとの密約により、ある程度の治安が維持されているなんてのはよくあるコト。
そんな、ある盗賊ギルドのお話。
エブリスタで書いた小説の転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-27 11:25:59
6519文字
会話率:46%
数多くの冒険者を輩出する名門学校の落ちこぼれであるリックは、卒業ギリギリで何とか就職を果たす。そのギルド名は「身代わりギルド」。戦士ギルド、魔術師ギルド、僧侶ギルド、盗賊ギルド……。世の中には数多くのギルドが存在するが、「身代わりギルド」っ
て何だ?! 困惑しながらも訪れたギルドで彼を待ち受けていたのは、想像も絶する受難の日々であった……(´・ω・`)
※一風変わったギルドでの冒険をお楽しみ下さい(´∀`)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-20 23:17:13
20556文字
会話率:41%