江戸時代の絵師・英一蝶(はなぶさ・いっちょう)は、伊勢亀山藩(三重県)の侍医の息子で、江戸で狩野派に入門し、伝統的な絵画のみならず、市井の人々を活写した独自の風俗画で人気の絵師となる。しかし人気絶頂の元禄11年 (1698)に47歳で三宅島
への流罪になるという異色の経歴も持つ。時の将軍「犬公方」徳川綱吉の生類憐れみ令を批判したからとも、吉原に出入りし大奥の関係者に女郎の身請けをさせたからとも言われるが、理由は不明。宝永6年(1709)、綱吉が亡くなると、将軍代替わりの恩赦によって江戸に戻り、それまで名乗っていた「多賀朝湖」から、画名を「英一蝶」と改める。英は母親の実家の「花房」から、蝶は、島流しされて江戸に戻ることは望み薄だったことから「胡蝶の夢」の逸話から取ったーーとの説があるが、本当の理由は本人しか分からない。そんな英一蝶と、歴史には一切名の残らない「岡本胡蝶」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 06:00:00
13879文字
会話率:4%
17歳の高校生、緋山狂士(ひやまきょうじ)。
天涯孤独の狂士は、ある事情から他人に興味が持てず、冷めた目で世の中を見ていた。
その目付きの悪さから、毎日のように絡まれていた狂士は、まるで憂さを晴らすようにケンカに明け暮れる。
夏休みのあ
る日、狂士はガラの悪い男達に報復を受け、ついには海に放り込まれてしまう。
(なんて呆気ない……くだらいな、俺の人生)
薄れる意識の中、死を覚悟する狂士。
しかし、次に目が覚めると、そこは見知らぬ海岸。そして何故か、着物姿の人集りに囲まれていた。
混乱のまま慌てて起き上がると、突然耳に残る大声が響く。
「動かないでっ! もう描き終わるから!」
目の前には、熱心に何かを描き写す一人の少年が。
狂士は少年が描く絵を覗き込むと、まるで死体の様におぞましい自分の姿があった。
軽蔑するような目で少年を見つめ、狂士は無言でそれを破り捨てる。
「あぁぁー! なんて惨いことを!」
「惨いのはテメェだろーが! 人の事、死体みたいに描きやがって!」
「だって、死体なんてなかなかお目にかかれないし」
「死んでねーし! こんなん描く前に助けろや!」
「あぁー、確かに!」
この珍妙な男の名は周三郎(しゅうざぶろう)。
画鬼と呼ばれ、後世に名を残す日本画家となる男である。
現代の荒くれ高校生《狂士》と、未来の有名日本画家《周三郎》は、民衆や《妖怪》までも巻き込んで、江戸の町を賑やかに騒ぎ立てる。
喧嘩上等、ドタバタギャグコメディー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:10:00
26991文字
会話率:49%
幻邏さま主催の【私の絵・キャラを、あなたの絵で見たい企画】でいただいた作品、描いた作品のイラストをまとめました。企画の元絵と参加絵師様の素敵な作品は、こちらからどうぞ!
私の絵・キャラを、あなたの絵で見たい企画 総集編
作者:幻邏樣
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tps://ncode.syosetu.com/n5588kk/
検索用Nコード:N5588KK
見比べてみるのも一興、ぜひご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:28:50
18240文字
会話率:1%
※カクヨム様でも掲載中です。
時は大正。明治の文明開化からさらに西洋文化が根付き、人々が新たな時代を謳歌している頃。
時代が移り変わり科学技術が進歩しても、人ならざるもの――妖(あやかし)の存在が消えることは無かった。
絵を描くことが大
好きな少女、上村松実(うえむら まつみ)は妖が見える特異な体質だった。それゆえ女学校の同級生や継母、それから異母妹から嘲笑や侮蔑の言葉を浴びせられていたが、華族特有の傲慢と身勝手さに呆れ果てる毎日を過ごす。
それに、彼女のそばにはいつも幼馴染の薊黎(あざみ れい)がいた。
彼もまた妖が見え、絵を描くことが好きな青年だった。ゆえに松実は彼に秘かな想いを寄せる。
だが黎はそんな彼女の想いを裏切り、姿を消してしまう。
失意に暮れ、死の淵に立たされた松実を救ったのは、松実の婚約者にして公爵子息、そして妖伐局一番隊隊長の肩書を持つ藤浪縁(ふじなみ えん)。どうやら彼は既に松実を知っているようで……?
妖を滅する女流絵師と妖伐局一番隊隊長の婚約バディが織りなす、和風怪異譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 23:37:34
65183文字
会話率:52%
少年は異世界転生するために飛び降りを……しない!?
「「はやまらないでーーー!!」」
それは二人の小説家が飛び降り自殺(転生未遂)を図る……という勘違いから始まった。
「私は世界一貴方の小説のファンなんだから」
担当イラストレーター
に作品を気に入られ――
「どうして雪野さんの小説はいつも私を驚かせてくるのですか!?」
偶然出会った有名小説家にも一目置かれてしまう。
「いや、僕の小説なんて2人の作品に比べたら遊びみたいなものだから」
自称平凡小説家と神絵師と有名作家によるイチャラブクリエイトストーリー。
コメディ有り、シリアス有り、もちろんイチャラブもあり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:00:00
480646文字
会話率:44%
飯山九音には花音という双子の姉がいる。放課後に河川敷でヴァイオリンの練習をするのが日課の花音は、ある日見知らぬキャラクターのアクリルキーホルダーを持ち帰ってきて、そのキャラがいたく気に入った様子だった。通りすがりの男性からもらったというその
アクキーのキャラを調べた結果、無名絵師のオリジナルキャラクターであることが判明した。毎日多くの時間を費やしてイラストを世に送り出し地道にフォロワーを集めてきた九音にとって、その無名絵師の消極的な活動姿勢は苛立ちを覚えるものだった。
秋谷大河には大洋という双子の弟がいる。ある日大洋は通りすがりの少女にアクキーをあげてしまったからもう一つ欲しいと、制作者である大河に言ってきた。その後日、大河は自分のアクキーがSNSでバズっている様子を見つけて困惑することになる。
これは価値観を異にする二人の絵師と、それぞれの双子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 06:10:00
433779文字
会話率:57%
皇女ヴィヴィアンは、天才魔術師エレンの推し活をすることを生き甲斐とする16歳。推し活のためには絵師を雇い、刺繍や金細工を極め、コンセプトカフェを経営するほどの入れ込みっぷり。
結婚後もエレンの推し活を続けたい! それこそが彼女が未来の夫
に求める唯一の条件だった。
そんなある日のこと、皇城でヴィヴィアンの誕生日を祝うための夜会が催される。招待客の中には彼女の推しであるエレンもいた。喜びに胸をときめかせていたのも束の間、彼女は父親である皇帝から「エレンを結婚相手に選んだ」ことを告げられ激しく困惑してしまう。
「エレン様の結婚相手がわたしだなんてありえない! エレン様にはもっともっと素敵な女性と結婚していただかないと!」
自分がエレンを推しすぎたせいで望まぬ結婚を強要するはめになったと考えたヴィヴィアンはエレンを解放するべく動きはじめる。しかし、彼はヴィヴィアンとの結婚を望んでいると口にして――――⁉
「その結婚、解釈違いです!」
推しへの愛が強すぎて結婚を受け入れられない皇女ヴィヴィアンと、
そんなヴィヴィアンとの結婚を心から望むエレンの溺愛攻防。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:20:00
132121文字
会話率:42%
絵師の「かや。」は誰しもが知っている神絵師の一人だ。
そんな神絵師「かや。」こと鍵谷康太は、大学に通いながらグラフィッカーとしてアルバイトをしている。しかしそれを知っているのは親を除けば幼馴染たちだけで、数年も経った今の「かや。」としての
活動は今や「お絵描き」だけとなってしまった。
本当はもっといろいろ描きたいのだが、すべては今働いている会社に搾取されているから、好きな絵が描けない。
もうやだ…辞めようかな…。
そう思っていた俺に転機が訪れた。
「鍵谷君、追加でこのデザインを今週末までに納品頼むよ」
「あの…今週末って…今日金曜日なんですけど…」
「君ならできるよね?」
………。
よし、逃げよう!!!!
そうして俺は会社から逃亡した。
そのさきで知り合ったワケアリ女子(社長)に拾われたので、もうちょっとだけ頑張ってみようと思います。
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・毎週月曜投稿(予定)
・「R15」や「残酷な描写あり」は保険です。
・本作は「エロゲ」が主題なので、下ネタが生存することもあります。ご了承ください。
・誤字脱字は無いようにいたしますが、もしありましたらご指摘ください。
追伸。
某Vtuber様を見習いまして、おっは○いというワードは「おっぺぇ」、〇。〇〇のワードは「せっせせ」と、物語上で登場する場合はこちらで記載いたします。
ご了承くださいませ。
おっぺぇでも!ご了承ください!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 07:00:00
154771文字
会話率:55%
「僕の描いた絵が本物になったらいいのに」
そんな夢を抱く絵描き好きな少年・織部緑光(おりべ ろくみつ)は、科学の発展によって可視化された人の魂の持つ「色」を重視する現代に生まれる。
情熱の赤色、ひらめきの黄色、冷静な青色etc…
それら人気
色と比べ、臆病と評される「緑色」の緑光だが、色に囚われず前向きな幼少期を過ごしていた。
時を同じくして都心では、人類を脅かした感染症のパンデミックとネット社会の相乗作用が、放置されたグラフィティから夜な夜な這い出して人を襲う落画鬼(らくがき)を満天下に知らしめる。
その悪鬼に唯一、太刀打ちできるのは、絵を具現化させる摩訶不思議な文房具で戦う、憂世の英雄・浮夜絵師(うきよえし)。
夜ごとに増える落画鬼の被害。それに決死の覚悟で挑む者への偏見や誹謗中傷がくり返されるネット社会。
月日の流れによって、夢を見なくなるほど「緑色」らしくなっていた緑光だったが、SNS上に浮上した「すべての絵師を処せ」という一文を目にし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 06:00:00
172539文字
会話率:25%
ど田舎に住む少女がある日、絵を描いていると母親からお使いを頼まれる。
たまたま描いた絵を城の従者の目に留まり、城に行くことに。
主人公は宰相から、宮廷絵師がやらない絵の仕事を頼まれやることに。
噂通り、氷結王子からの視線は冷たかったものの、
絵を仕事に城で働くことに。
人同士の文字ベースで起きた、想像の不一致を解決していく主人公。
徐々に冷たかった王子も、雪解けのように彼女に興味を示すようになる。
そして、だんだん溺愛されるようになっていく!?
この物語は絵の力を信じた主人公が自分の道を切り開いていく、シンデレラアクセスストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 22:01:24
49919文字
会話率:36%
伯爵令嬢ミレイユは、従姉妹のロゼッタに地味だと罵られる。それでも星彩祭で舞台に立つものの、失敗。ロゼッタは見事に星彩師として成功をおさめ、光の織手に選ばれる。
けれどミレイユはその夜、ロゼッタの不正を知ってしまう。
星の精霊エレモの力を得た
ミレイユは、絵師リオネルと共に、光の織手の任命式に乗り込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:10:00
20324文字
会話率:52%
※こんなタイトルですが、想定している読者は女性です。6話で主人公は足を洗います※
画家を目指して家出した挙句、娼婦まで身を落としてしまったサラ。それでも絵を描くのをやめられない。
錬金術師を名乗る男と恋に落ちる一方、周囲に背中を押されながら
、少しずつ絵師として歩き始める。
男主人公が出てくる時だけ糖度高め。
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恋人は絵師の仕事を応援はしますが、関与はしません。その分、何かとご都合主義です。
作中の国家も都市も宗教も制度も、全て架空のものです。
不定期更新の連作短編、のはずですが、短編としてはキレがありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 00:18:25
401501文字
会話率:30%
なんもかんがえてない
キーワード:
最終更新:2025-05-04 02:49:53
2148文字
会話率:52%
江戸で評判な浮世絵師『渓斎英泉』。久しぶりに師匠である『葛飾北斎』にあるモノを持っていこうとしますが、大事件が始まってしまします。
古典風に新作落語を創ってみました。
最終更新:2025-05-03 18:41:07
3406文字
会話率:45%
主人公、朱鷺坂庵(ときさか いおり)は高校では目立たないが、裏では有名プロイラストレーターとして活動していた。
そんな彼は配達物のミスで、隣に住んでいる銀髪の美少女、水瀬明澄(みなせ あすみ)に身バレしてしまう。
明澄は学校で聖女様と
呼ばれている優等生で住む世界が違う、そう思っていたのに彼女から告げられた一言によって全てが一変する。
「朱鷺坂さんて、私の『ママ』ですよね?」
驚くことに明澄は庵がキャラデザを担当した大人気VTuber「京氷菓(かなどめ ひょうか)」の中の人だった。
「先生のイラストの為なら、家事でもなんでもお手伝いします」
「やべぇ、リスナーに全部バレるぞ! 配信切れ!」
「私は庵くんがいたから頑張れたんですよ」
お互いの正体を知ってからは一緒にご飯を食べたり、仲良く配信したり、お互いの苦手な家事を手伝いあったり……
そうして交わることのないと思っていた関係は、次第に繋がってゆく。
神絵師と大人気配信者による、じれ甘隣人ラブコメディ――――いざ開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 12:03:30
423423文字
会話率:44%
小説を書いて、書籍化して、絵師さんにイラストを付けてもらって……。
そんな夢を、見たことはありませんか?
だけど、書籍化はとっても狭き門。
この「小説家になろう」の大海の中で、プロの絵師さんにイラストを描いてもらえる「小説家」になれる作家
様はほんの一握りです。
で、書籍化まではできないにしても、自分のキャラクターのイラストは欲しい!
……そんな、微妙に中途半端でありながら、ちょっぴり贅沢なお願いを少しでも叶えていただくため。
こちらでは、イラストを描くためのちょっとした「コツ」を独断と偏見で垂れ流していきます。
ただし、作者自身は素人です。
プロではありませんので、粗がある部分は生暖かい目で受け流してください。
また、プロのイラストレーターになる方法は存じませんので、本格的な内容をお求めの場合は、素直に書店へ走ってください。
※巻末に「リクエストギャラリー」を掲載予定です。ネタ(妄想の種)の募集は適宜、作者の割烹にて行いますので、運悪くコンテンツを見つけられた方は、よければお付き合いください。よろしくなのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 13:01:08
161113文字
会話率:6%
芸術と文化の国チェルデに暮らす、絵を描くのが何より好きな少女アネシュカは、ある日村を訪れた宮廷絵師のファニエルに才能を見出され、王都にある彼の工房にて修行することとなる。ところが直後、兄弟国マリアドルがチェルデに進攻し征服。チェルデ総督とし
てやってきたのは冷徹な将軍、マジーグだった。マジーグはチェルデ総督となり着々と占領政策を進めるが、なぜかファニエルの工房には手を出さない。やがてマジーグとアネシュカは不思議な縁により巡りあう。マジーグの狙い、そしてアネシュカ、ファニエルの運命は如何に――?
※カクヨム、エブリスタにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 06:10:00
215929文字
会話率:35%
絵師兼配信者である主人公は、ある日、ひょんな事から自分と容姿。名前。性別。年齢。身長。何もかもがほぼ同じで、ほぼ同一人物と呼べるそっくりさんが、巷を騒がせる人気俳優であった事に気付く。
SNSでの呟きや、配信内での言動があまりにアレ
な主人公は、そっくりさんのガチ恋ファンが起こした事件を知り、自身に命の危機が迫っていると確信した。
身バレすれば大炎上して死亡。人気俳優のそっくりさんにも恐らく迷惑をかける。収入的にも活動を辞めることの出来ない主人公は、この先どうなってしまうのか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 15:00:00
396438文字
会話率:37%
愛の力で頑張る少年のヒューマンドラマです
キーワード:
最終更新:2025-04-20 02:29:08
706文字
会話率:0%
憧れの絵師は、...
最終更新:2025-04-16 23:03:34
1458文字
会話率:43%