俺の兄貴は、ちょっと変わった異邦人や。
文明に毒づいて、煙管ばっか吸って、他人とは絶対つるまへん。
でも、どんな化け物でも、裏社会でも、
口八丁手八丁で笑いながら手玉に取る。
……いったい、何者なんや。
獣人の村で育った俺は、十五の成人式
で初めて「ベスティア」と呼ばれる魔獣を狩った。
これで一人前、そう思ったのに――
それは、ただの成人の儀やったはずやのに。
気づいたときには、もう後戻りできへんところに立っとった。
異世界の路地裏。動くのは銀じゃない、命や。
蛇の尾を持つ者、魔法に溺れる者、そして神の名を騙る外道ども。
そんな連中の中で、俺たちは地べた這って成り上がっていく。
これは、何を失っても飄々と笑う異邦の兄と、
まだ何者でもない俺が辿る――
異世界裏社会ゴッドファーザー伝説。
※変な方言は雰囲気を出すために使ってます。生暖かい目でみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:00:00
109665文字
会話率:29%
「ならば我が剣に仕えなさい。その命、私のために使い切るのよ」
かつて灼熱の王国で“焔術師”として誇り高く生きていた黒き男・オバシは、今や魔導使いの魔力によって両手の自由を奪われた捕虜として白き王国の大理石の宮殿に跪いていた!
自らの故郷
を滅ぼした貴族の闇を暴くため、祖国を占領してきた『ヴィンテルガルデ王国』が任命した総督の邸宅を調べる際に反逆罪としての濡れ衣を着せられた彼は、戦いに敗れヴィンテルガルデ王国の本土に連れてこられた。囚われの身から脱出するために失敗した34歳の彼は18歳の冷徹な騎士候補生1位・シルヴィアーヌ・フォン・ ファルケンハインに捕まった。
シルヴィアーヌは彼に『下僕』としての命拾いを与える代わりに、忠誠を強いる。「貴族の剣」として生きてきた10代後半の少女と、「焔の守り手」としての誇りを奪われた30代のおっさん――!
最悪の出会いが、やがて運命を変える共闘へと発展していく。
シルヴィアーヌは最初、オバシをただの使い捨ての駒としか見ていなかった。しかし、宮廷に渦巻く陰謀と襲い来る刺客の中で、幾度も命を救われていく彼女は、次第にその強さと信念に心を揺さぶられていく。剣と焔が織りなす連携の中で、2人の心は静かに近づいていく。
やがて少女は王国の偽善と向き合い、自らの信念を賭けて彼を解き放つ――「下僕」ではなく、「対等な騎士」として――!
これは、冷たい雪の貴族と、燃え上がる焔の異邦人が織りなす、愛と反逆の冒険譚。
彼の焔が、彼女の氷を溶かす時、世界は変わる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:56:10
53537文字
会話率:28%
狐獣人に転生した少年、北条ユウ。ある日、『所有しているチートが地味だから』という理由でこれまで支えてきたパーティーを追放されてしまった。
失意に沈む彼の元に、転生先での両親を名乗る者たちが現れる。彼らに受け入れられ、心の傷が癒えたユウは
あることを決意する。
それは、自分と同じ転生・転移者……悪しき『異邦人』に苦しめられている世界を救い、恩返しをしようと。
神々の武器とガジェットを手に、少年は新たな仲間たちと二度目の人生を生きる。かつて自分がそうだったように、助けを必要とする者たちを救うために。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:28:25
447468文字
会話率:63%
目が覚めれば、知らない天井だった。
社会人、鳩羽士門はそんなテンプレじみた状況に陥っていた。
困惑しながら体を起こす。
「ん? ……っ!?」
目に入る女体。しかも自分の。
褐色? 巨乳? しかも全裸?
そして現れる、謎の美
青年。
「さて――異邦人よ」
始まるのは、残酷な世界。
「ようこそ異邦人、いや異世界人よ。我らが世界アレーナが誇る五大国の中で最も残酷な国へ」
これは魔女と、皇子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
158635文字
会話率:29%
家の神社の裏にある禁則地に勝手に踏み込んでしまった小学生アストは、女子高生の姉カナデと共に異世界サイクレストへと飛ばされる。その世界にある三つの大陸のうちの一つソーディアン大陸で目覚めたアスト達は、突如謎の騎士の襲撃を受ける。その襲撃から命
からがら逃げだしたアスト達だったが、その逃避行の間に姉カナデとはぐれ、ただ一人黒の部族と呼ばれる人々に助けられる。
そして…
それから八年の後、逞しい戦士に成長したアストは、姉を探し出すためにソーディアン大陸を巡る旅に出る。
共に育った黒の部族の妹リディアと共に…。
神が食い殺された大陸を巡る、異邦人アストによる冒険物語。
『同時掲載』小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
※ カクヨム版以外は世界・地方地図が掲載されています。
※ カクヨム版、エブリスタ版は一部話の構成が変わっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 16:47:50
264245文字
会話率:43%
高校生の藤原晃(フジワラアキラ)はモトクロスの練習中に突然、異世界に放り込まれる。
そこでゴーレム、スライムが同化した戦闘コーレムを操り、やがて聖戦士と呼ばれるようになる。
しかし、敵となる国は過去に異世界転移させられた人間達(異邦人)の国
だった。
異世界にとっての平和は再び訪れるのか?獣人、エルフ、ドワーフなど多種多様の種族が混在する世界で少年は苦悩する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 15:38:57
221027文字
会話率:59%
異世界転移の描写があります。気を付けてください。
最終更新:2025-05-17 07:00:00
110336文字
会話率:38%
日本の高校生、如月弥生は、異世界転移した3年後、魔王を討伐したのち、地球に帰って来た。
だが、地球に帰還した彼女を待ち受けていたのは、彼女ら異世界化の帰還者を保護する国連機関【国際異邦人機関】への登録と、母国での貢献。
異世界機関車
の持つ特殊能力、それを国のために役立ててほしい。
そう願われたものの、如月弥生はただ一言。
「空を自由に飛んでいいのなら」
彼女は異世界に置いて、失われた『飛行術式』を蘇らせた。そして魔法の箒を始めとしたさまざまな魔導具を作り上げ、自由に大空を飛んでいた。
あの感触が忘れられず、あの大空高くから見る景色を地球でも見たいと願う彼女だが。
日本国は、それを許さなかった。
そして苦労の末、日本国と如月との間で話し合いがつづき、ようやく見出した妥協点が。
「如月弥生、君は陸上自衛隊第一空挺団所属とする」
という結果であった。
異世界帰りの大魔導師・如月弥生が、第一空挺団で起こすハチャメチャなドラマ。
その最初の任務が、突然現れた巨大な大空洞、その奥に出現したダンジョン。
果たして弥生は、未知のダンジョンを相手にどう戦うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 10:00:00
366118文字
会話率:33%
重厚で不条理な戦記を貴方に!
コンセプトはファンタジー世界で、可能な限り現実的な戦記をというものです。
少年は今の生活を気に入っていた。不器用ながらも優しい祖父と、長年、連れ添ったような幼馴染。それ
だけが少年の世界だった。
だが、そんな日常は脆くも崩れ去る。
少年は異世界へと流れつき、異邦人となった。
そして、異邦人はやがて英雄となり多くの者たちの命を左右する者へと押し上げられる。時代が求め、愛する者が求め、国家が求める英雄の在り様に苦悩しながら異邦人は歩み続ける。
英雄の在り様と苦悩、恋と戦争に彩られたその生き様を描く異世界軍記、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 00:01:13
5010459文字
会話率:22%
アラフィフなオッサンの日常や過去の経験を思うまま、感じたままに書き綴っていきます。
クスッと笑える、あるいは共感を得られるような文章を目指したいと思っています。
最終更新:2025-05-14 16:00:00
449315文字
会話率:11%
民は食を以て天と為す――この大陸では『美食』が最も強大な力を持つ。
『魯』『川』『粤』『閩』『蘇』『浙』『湘』『徽』、八つの国からなる百味大陸。
太古より民は食を尊び、それぞれ独自の食文化を発達させてきた。
千万の美食は霊妙な存在をも惹き
つけ、民は森羅万象を司る神々に美食を捧げて恩恵を賜っていた。
美食を愛する大学生、鳳璃(ほうり)はひょんなことから百味大陸へ転移してしまう。
右も左もわからない彼女が異世界で頼ったのはやっぱり料理。
庶民、貧民、貴族、果ては皇帝や神仙まで、鳳璃の作る料理はたくさんの美食家たちの胃袋を鷲づかみにした。
しかし自身を百味大陸へ導いた神の正体を知るため、鳳璃は旅立ちを決意する。
その道中、美食の力で迷える人々や神仙を助けたり、傾国の危機を救ったり。仙人でも目指しちゃおうかなとか思ってみたり。
しかし時代は変遷し、百味大陸はかつてない混沌に覆われつつあった。
ひそかに邪念を抱く神や人が巨大な陰謀を企て、彼女の前に次々と立ちはだかる。
そんななかでも、鳳璃が作った料理を求める者は多く、種族も様々な美食家たちのために鳳璃は今日も百味大陸を駆けまわる!
「待ってなさい! この私が、あんたたちのために秘密の食譜(レシピ)を作ってやるわ!」
食を愛する異邦人による中華風異世界ゆるゆる(?)修仙記、開幕――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 00:10:00
64017文字
会話率:26%
かつて最も知名度が高くプレイヤーが多数いたカードゲーム、「エトランゼ」。
しかしながらVR《ヴァーチャルリアリティ》ゲームの台頭を主因とし、様々な要素が積み重なった事によりこのカードゲームのサービスは終了してしまった。
狂信的なエトランゼプ
レイヤーであった柏木《かしわぎ》 昴《すばる》は嘆いた。
「俺はまだ、俺の愛したこいつ等と一緒に戦っていたいんだ! 誰でも良い、何処でも良い! この俺に、エトランゼという戦場を与えてくれ――ッッ!!」
男の嘆きは天へと通じ、彼はここではない何処かへとその身を投じる。
男が存在していた世界ではない、そこは剣と魔法が交わり、魔物が跋扈する世界。
未知なる世界でその身に宿った「カードを具現化」する力を振るい、やがて世界を己のルールで染め上げていく。
これは、失われた情熱を取り戻し。
バッドエンドを全て覆す、最弱にして最強の" 異邦人《エトランゼ》"の物語である。
「――俺は、ただの"異邦人《エトランゼ》"だ。それ以上でも以下でも無い」
※カードゲーム系で自分が読みたいような話が見付からなかったから自分で書けばええねん的な感じで書いてます。
俺TUEEEもハーレムも好き放題やります。
それどっかで見た事あるぞ! ってネタを混ぜられるだけ混ぜて行きます。
出来次第投下、息抜き感覚で書くスタイルなので不定期更新とさせて貰います。
あと、何か修正という名の隔離を施しました。
何処に隔離したかなんて言わないよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 12:00:00
992559文字
会話率:22%
久しぶりの休日、趣味のサバゲーを楽しんでいた社畜気味のアラサー警備員・深見真澄。夜は友人達と共に近くの山でキャンプをする予定が、何の前触れもなく異世界に迷い込んでしまう。
最近流行りの異世界転移かと思いきや、いきなり森の中で魔物に襲われるわ
、助けてくれた女剣士に変態扱いされるわ、ローンが残っている愛車はタイヤのみを置いて消えるわでもう散々。
おまけに金なし、宿なし、知り合いなし、チートなんてもってのほか。
信じられるのは割と高めなバイタリティと器用な手先。そして自慢の秘密道具のみ?
これは安定志向ながらも意外と大胆な男が、なんやかんやと冒険を楽しむ、ただそれだけのお話である。
※ とある方からのご指摘をいただき、あらすじの文章を一部修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 13:00:00
1674122文字
会話率:35%
大学生の相良和真は異世界「テンシュリア」へ転生した。目覚めた場所は見知らぬ森の中。混乱する和真だったが、転生の際に【解析】と【構築】という特殊能力を授かっていることに気づく。
そんな和真の前に現れた少女・犬山恭子。彼女によると、この世界は
「天守」と呼ばれる特別な力を持つ者たちが各地を治めており、彼女自身も「犬山城」の天守だという。
恭子は和真に「12個の天守核を集めれば願いが叶う」という伝説を告げ、共に天守核を集める旅に出ることを提案する。故郷に帰りたい和真はその誘いに乗ることにしたが…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 12:00:00
109091文字
会話率:42%
目覚めると、迷宮、義勇兵、異邦人、魔術。
迷宮を攻略する義勇兵の集団に拾われた少年は、生き残る為に金を稼ぐ為に剣の腕を磨いて迷宮に潜る。
運命はゆっくりと、少年に血を流す道を歩ませた。
最終更新:2025-04-26 10:17:24
28774文字
会話率:28%
竜の探求した物語曰く、勇者とは盗賊である。
少数精鋭ながら世界征服を企む魔王と竜を討伐したイカレ野郎ども。
マヒルは戦士と神官と魔法使いを連れて旅に出た勇者の一人でありながら、彼自身な自らを勇者だと認めることはありえない。
そん
な、勇者になれない異世界転移者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 20:43:22
15690文字
会話率:39%
十五年前、少年は事故で命を落とした——
そして目覚めたのは、二つの星が燃え、
二つの月が静かに見下ろす異世界だった。
「紅冠帝国」は海を手中に収めようとし、
風と魔法に満ちた呪われし遺跡の中、
海賊たちは反旗を翻す
。
全てを失った彼に残されたのは、風だけだった。
そして——すべてを変える、ひとつの出会い。
これは、風に誓いを立てた異邦人の物語。
滅びゆく世界に、もう一度、希望の息吹を吹き込む物語。
すべての始まりは——
たった一言の囁きだった。
「おめでとう!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 07:40:52
1229文字
会話率:4%
異世界に転生された少年たちが《生きる》物語
最終更新:2025-04-14 19:00:22
1205文字
会話率:19%
「血は水よりも濃く、水は命より重い」
四大災害により世界人口が激減し文明は後退、国家の多くが解体された時代。
民間企業による【統治区(ドミニオン)】のなかでは民営化水道局が人々の生死を握り、最下層の貧民は命をつなぐための水にすら困窮する
始末。
そこで貧民窟を根城とする極道・華僑・商業組合の三組織は手を組み、水道網から水の窃盗を繰り返していた。
張り巡らされた水道網を守るのは末端子拡張機構(エンデバイス)と呼ばれる増幅器で感覚器官の能力を強化された――水道警備兵。
挑むのはトラウマを種に目覚める特殊能力『プライア』を宿した――水泥棒たち。
もはや日常と化した水の奪い合い。
そのさなか、水泥棒のひとりである円藤理逸は異邦人の少女と出会う。
「少しだけ──頼らせてもらっても、いいですか」
言って、彼女は水道局の強力な電子制御錠を単独で支配(ハック)した。
失われたはずの電子技術を持ち、追われる身の少女。莫大な価値を持つ彼女と共に、理逸は否応なしに事件に巻き込まれていく。
雨の恵みを求めてうごめく、アポカリプティック・サイバーパンク始動。
※カクヨムにも同タイトルで掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 11:50:00
741701文字
会話率:38%
かつての魔性の国は今や、工業革命に沸く有数の文明国家にまで発展していた。
異邦人である【ジェズ】は酒蔵メリーベルの使用人になって半年を迎え、彼を拾ってくれた当家の長女【リュアラ】と次女【ミーシャ】の二人の付き人として、学園プラチナプラタナ
スの高等学部へ通い始めた。
かつて奴隷として扱われた彼のごとき人種は、この国において酷い目に遭わされる事もしばしば。
それを許さぬ毅然としたリュアラ、身近で叱りつけるも優しいミーシャ、彼女らにジェズは心から尽くしたいと切に思う。無自覚に淡い恋心のようなものを抱いていた。
しかし、彼には彼女らに言えぬ「或る秘密」があった。文明国家にとても親和しないものであった。
身を寄せるメリーベルに迷惑が掛からぬよう彼は葛藤し、奮闘する。
時にシリアスに。時にエッチに。時にコミカルに。
ワインはいかが?美味しいワインはいかが?
酒蔵メリーベルはこちらです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 08:01:52
771480文字
会話率:64%
―――ヴォートゥミラ大陸には数々の逸話が残され、それらは時として話題の種になり、人々を愉しませている。
霊に救われたと語る修道女。
島国の常世から来訪した、夜盗の守り神を信奉する奇妙な盗賊。
同じく常世の異邦人で武を極めんとする、武闘家の武
勇伝。
どれもこれも信じがたい物語ばかりだが、この際真偽など、どうでもいいだろう。
―――我は異世界にて囁かれた、無名の冒険者や村人の記録を紡ぐのみ。
真実は書き記した奇譚に触れた、君たちが見つけだしてくれたまえ。
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
拙作「異世界のジョン・ドウ 〜オールド・ハリー卿にかけて」の舞台となる、ヴォートゥミラ大陸の世界観を深堀りした短編ファンタジー。
この小説はFC2ブログ、小説家になろう、ハーメルンに投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:37:28
53990文字
会話率:32%