「魔力のないお前は俺たちの主人に相応しくない、契約破棄してくれ」
契約していた精霊にそう告げられ、ミスティア・レッドフィールド男爵令嬢は呆然とした。
「精霊様方もこう仰っておりますし、崇高なるお力をベストな状態で奮って頂かねば。お姉様、ど
うか契約主の御立場を私に譲ってくださいませ!」
精霊たちを自らの傍に侍らせながら、アリーシャ・レッドフィールド男爵令嬢が告げた。
上位精霊に見劣りしない可愛らしい容姿に、愛嬌のある性格――そして潤沢な魔力量。なにもかもがミスティアとは正反対である。しかしつたないながらも、ミスティアは精霊達のために身ををなげうって努力してきた。しかし全ては無駄だったらしい。
(――なら、差し上げるわ)
ミスティアは妹であるアリーシャに精霊達を譲ることを決意する。失意のミスティアだったが、そんな彼女にある救いの手が差し伸べられるのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 07:00:00
183327文字
会話率:41%
公衆の面前で婚約破棄された令嬢は、婚約者を奪った女から、赤子を託された。
歴史の荒波に翻弄された若き王侯貴族たちの、死と再生の物語。
稚作「婚約破棄された令嬢と、契約破棄された絵師」の改訂版です。残酷表現、ぼかした猟奇表現があります。
最終更新:2024-06-04 23:00:00
21334文字
会話率:25%
婚約破棄された公爵令嬢と、契約破棄された絵師の物語。
バットエンド。短編です。
最終更新:2018-10-12 18:55:33
7610文字
会話率:31%
毛玉「魔法少女になるポロン!」
野乃花 「えぇ……(不快感)」
愛しのナイト先輩「いいじゃん、助けてやれよ」
野乃花「は、はひぃ♡」
こうして佐倉野乃花は魔法少女になった
……って納得できるわけがない!
☆彡 ☆彡 ☆彡
愛しの
ナイト先輩の前で頼まれたせいで、魔法少女を安請け合いしてしまった野乃花。
辞めたいけど契約破棄できないし、先輩がキラキラした目で見つめてくるから「辞める」なんて言えない!
果たして愛する先輩に嫌われることなく、佐倉野乃花は魔法少女を辞めることができるのか?
性根が腐った自己中系ヒロインによる魔法少女脱退劇☆開幕!
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【ヒロインからの☆お願い☆】
・下ネタ(というか下品な表現)が結構出てくるよ。直接的じゃないけど、苦手な人は読まない方がいいよ。
・ラストにおっさんがガン掘りされるよ。(気持ち悪いから)詳細な描写や性的な表現はないけど、許せない人は読まないでね。
・登場人物はマジで全員性格が悪いよ(もちろん私は別だけど!)
そこを理解して読まなきゃ胸糞展開になるから注意してね。
・もし途中で不快になったら、嫌いな奴をキャラに当てはめて読んでね。多分スッキリ読めるよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 00:00:00
136430文字
会話率:42%
聖女連は聖女達を取りまとめた独立組織だ。シャナは平民であったが、筆頭聖女マリア第三王女によって、聖女連の次席聖女とされていた。しかしシャナは結婚するために、何とかして聖女を辞めたかった。一方、身分も聖女としての実力もないシャナの位階が自分よ
り上であることは、第三席聖女である公爵令嬢イヴォンヌにとって面白くないことだった。シャナはイヴォンヌの気持ちを察し、イヴォンヌが違約金を支払ってくれれば聖女を辞めてもいいと仄めかす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 07:49:05
7322文字
会話率:55%
エルフや獣人たちと違い人間は魔法を使えない。そのくせ体内には魔力があって、大きすぎると魔力中毒症という病気になる。
幼い頃からその魔力に苦しめられていた俺は体が弱く運動なんてろくにできなかった。うちは代々騎士であるレズリー伯爵家だ。家族
たちは俺を冷ややかな目で見ていた。
そしてそれは俺と契約した剣、カタリナもそうだった。
彼女は『サーバント』と呼ばれる人格を持った道具で、契約すると人間でも魔法を使えるようになる。魔力中毒症の俺は彼女と契約し魔法を使うことで体内の魔力を放出してなんとか生きていた。それほどまでに俺の魔力は莫大だった。
ある日突然、俺の部屋のドアが開いてカタリナと父が入ってきた。
彼らは俺がカタリナに暴力を振い、使い潰そうとしていると、ありもしない理由をつけた。
「ニコラ。お前を廃嫡する。道義に反するお前にレズリー伯爵を継がせるわけにはいかない」
父はそういった
「私は貴方との契約を破棄します。もう、耐えられません」
カタリナはそういった。
契約を破棄され廃嫡され家を追い出された俺は遠く離れた場所で目を覚ます。
気づくと、俺の体からは魔力中毒症の症状が消えて健康になっていた。体が軽い。
なぜかは、わかっていた。そして同じ理由からあることができるようになっていて……。
辛く苦しい毎日だった。
次こそは幸せな人生を歩こう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:10:00
412033文字
会話率:39%
「メリッサ・アルトナー! 貴様が、どぉーーーうしても言うのなら、婚姻契約の継続を認めてやってもいい! どうだ! 嬉しいだろう!」
婚姻契約。
冬の大国では《冬の魔女》の加護が強く、他の季節魔法を使う者は一族の身内でなければならなかった。
それゆえに秋の法国フォールでは《白の結婚》を前提とした三年という期限付きの婚姻契約を提案し、冬の大国はそれに同意した──のだが、メリッサは第一級聖女で有りながらも容姿が凡庸だからと、天使族と人族に二度も契約破棄をされてしまう。
そんな傷ついたメリッサのため《秋の聖女》は、同じ冬の大国であるロッカにメリッサを派遣する。
そこで出会ったのは、愛くるしい垂れた兎耳の聖獣族、王太子ヴォルフだった。年齢を偽って出迎えたが、メリッサを温かく迎えて婚姻契約を結ぶ。
ロッカに派遣されて、すぐに国の危機に気付く。それはかつて自分の故郷を襲った流行病に近い状態だった。
一人で足掻く幼い王子にメリッサは、協力を求め二人で季節豊穣魔法を使い、力を合わせていく。仕事に夢中で休もうとしないヴォルフ様を年下のヴォルフが窘めるなど、少しずつ夫婦らしくお互いを思い合う。
「毛繕いするのも夫婦と家族だけの特権なのだ」
「ふふっ、光栄です。モフモフでヴォルフ様はいつも良い匂いがしますし、温かい。誰かと一緒に寝るってとても心地よくて安心できるって、最近すごく思うのです」
「…………メリッサ、その、私以外に誰と……? き、君が婚姻契約でその他国でも奉公しているのは……聞いたのだが……」
拗ねるようなヴォルフに、メリッサはこの国に愛着を持っていく。
怒濤の一年が過ぎ、国の復興と春が近づき国交を開会したところで、天使族の公爵と、人族の王子がメリッサの有能さに気付いて無理やり押しかけるのだが──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 13:13:40
17557文字
会話率:44%
俺は緒方霞(おがたかすみ)。都内公立校に通う高二、男子バスケ部所属。
同級生で幼馴染の宮姫すずと高一から付き合っている。
宮姫は学年一かわいい女の子。そんなリア充はさっさと四散しろと思うかもしれない。だが俺と宮姫の交際はハッキリ言っ
て普通じゃない。一日一度契約更新手続きをしないといけない。もし更新できなければ交際は即終了。再契約もなし。しかも契約更新は契約終了10分前からしか行えない。あとは互いに好きな人が別にできた場合は、契約破棄は可能。交際中の浮気はもちろん厳禁。これはまぁ普通かな。
訳アリのまま二年近く付き合っていると、これまで契約更新を何度か失敗しそうになり、ヒヤヒヤした。契約更新時は宮姫と必ずキスをしないといけない。嬉しいけど、もう契約更新しないと言われるかと思い、ドキドキするから心臓に悪い。
一般的に恋愛は惚れた方が負けらしい。つまり俺は宮姫に負けっぱなしだ。それでも可愛い彼女のために今日もひたすら頑張るしかない!
……とは思ってるけど、本当はもっと楽な恋愛したい。スローライフ希望だけど現実は常に厳しい。
風変わりな主人公緒方霞と素直になれない美少女宮姫すずの織り成す青春系残念ラブコメ開幕!
※公式企画「小説家になろう Thanks 20th」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 09:32:31
8645文字
会話率:37%
「きみとの契約を破棄するよ!」
魔法少女達の拠点の中で、そう告げられた。
契約を破棄する、と言うことはつまり魔法少女でいられない、ってこと……?
これから自分はどうなるのだろう、と落ち込んでいたところ
「私と契約をして頂けませ
んか」
と、敵対していた相手に言われてしまう。
そして少女が下した決断は……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-13 18:25:01
4106文字
会話率:48%
契約結婚の末の侯爵夫人であるレナはある日、夫である侯爵から契約の破棄を告げられる。
どうにも煮え切らない侯爵に、レナは思わず、もう出ていくからと言ってしまう。
口下手な侯爵とせっかちな夫人、どうにもかみ合わない二人の契約結婚の行く末は。
最終更新:2023-08-24 23:56:45
2317文字
会話率:31%
「なんでも屋」を生業としていた主人公。命を落とす瞬間に自称を依頼人を名乗る人物に救われる。
依頼人と契約した主人公は契約破棄できずに、依頼人の研究を手伝うことになるが...
様々な人間と人口知能(AI)、そして<存在>と呼ばれる怪物が
共存する世界です。
<存在>は人間やAIが暮らす区域からは基本的に隔離された地域にいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 16:46:14
3697文字
会話率:55%
S級ダンジョンを攻略するためにギルドから派遣された特S級魔道士のケイン。
しかしパーティーは前任者を『無能』と断じて追放したばかりの曲者揃いだった。
慌ててギルドに契約破棄を訴えたものの、上層部の意向で却下されてしまう。
仕方な
くダンジョンダイブを行ったが、当然ながら連携はバラバラ。
案の定、ケインは囮としてダンジョンに取り残されてしまう――が、しかし。
逃げ去ったパーティーはトラップで全滅し、
唯一、実家の公爵家から『転生のお守り』を持たされていたパーティーリーダーの聖騎士エル・カーディナルだけが生き残った。
ただし、デメリットの『性別逆転の呪い』により、金髪巨乳の女騎士として。
意識を取り戻し、現状を把握した聖騎士エルからこう伝えられた。
「せっ、責任を取れ! そうでないと、お前を殺す!」
「責任ってなんだよ」
「私と結婚しろ!」
「なんでそうなるんだよ!?」
どうやらお家の事情で、女は成人したら結婚、男は伝説の英雄にならなければいけないらしい。
ケインは相手が元男だと分かりつつも、その容姿に惹かれて責任を取る羽目になった――までが前日談。
結婚式を終えたケインとエルは、初めてのFランクダンジョンに挑むことになる。
「……おい、待て! 女は結婚しておしとやかに暮らすんじゃなかったのか!?」
「私は|聖騎士《クルセイダー》だ! 女である前に世界を救う使命がある! いくぞぉぉぉ――!」
「バカ! 剣もまともに振るえない癖にスライムに突っ込むなぁぁぁ――――!」
『くっ、服が溶け……!? くっ、殺せ!』
「うぉおおおおおおお――!」
ケインはエルを助けるため、全身全霊での介護……ではなく、サポーターとしての人生を送る羽目になった。
……この物語は、特S級魔道士とくっ殺系女騎士が巻き起こす、ハイファンタジーラブコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 21:02:15
12319文字
会話率:48%
下請け営業マンの俺がとある外資系大手の取引先に行くと、担当の女社員から理不尽な要求をされる。
大事な取引先でもあるので、泣く泣く上司と謝罪行脚に向かう俺。
何とかならないかと思っていた矢先……。
最終更新:2021-08-15 10:11:42
5942文字
会話率:55%
「契約を破棄する──!」玉座の間に響く新王の声。身に覚えのない殺人容疑をかけられた龍宮白月《 りゅうぐうしらつき》は、王の宣言に笑った。「お礼を申し上げます、王よ」。建国の際、王家と龍宮家の間に結ばれた契約は破棄され、白月は真珠の鱗と翠の瞳
を持つ美しい龍へと变化し、砂漠へと飛び立った。『砂漠の魔龍』と呼ばれるようになった彼女は、時折王国からの追手を追い払いながら、まぁまぁ平穏に暮らしていた。だが、ある嵐の夜、助けを求めて白月のもとを訪れた幼い兄妹が、彼女を騒乱に巻き込んでいく──!
一匹の龍としての自由を求める少女の冒険物語。
R2.12.28〜完結まで毎日更新します!
年末年始のささやかなお供になってくれたら幸いです(^^)
この作品は「アルファポリス」「ステキブンゲイ」にも投稿しています。
R3.1.6完結しました!おつきあいありがとうございます。
R3.1.10(日)より新連載「祈りの塔」を開始します!
こちらは週一連載を目指しますので、よかったら引き続きよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 21:00:00
35407文字
会話率:39%
魔女契約。その中でも『守護契約』というのは、特別な契約だった。魔女ロクシュはあと一つ大きな魔法を使うことで、『守護契約』が終わるところまできていた。それを行おうと住んでいる小屋を出たところで、招かれざる客と遭遇したのであった。魔女との契約を
ちゃんと知らなかった王子により、契約は破棄されてしまう。そのことにより、起こるひと騒動の話。恋愛要素は薄め。
遥彼方さま主催の「イラストから物語企画」参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-07 15:13:23
8379文字
会話率:48%
五年連続優勝の野球チーム、フォートランズのベテラン捕手タロフ=ヤーマダ。
覚えのない罪をかぶせられオージやコーシャクから断罪され、引退に追い込まれる。
四人の投手達はタロフが居なくなったことで……
ざまぁ!短編小説です
最終更新:2020-09-21 22:27:10
3074文字
会話率:60%
約1000年前、世界戦争の最中、黒い人と呼ばれた人間がいた。その強大な力で小さな国を平和へと導いたとされたが、その力故、戦争後は迫害されてしまった。
1000年後、再び黒い人は生まれた。
一人の少女として。
魔法が当たり前にある平
和な世界で、少女は普通を望んでいた。
しかし、人々は知らなかった。
1000年前、黒い人の傍にはいつも少年がいたことを。
そして黒い人の力がどこからきていたのかを。
「お前との契約、まだ続行中なんだけど」
「いやいや、魔王の魔力とか全然いらないんですけ どっ⁈」
これは契約破棄を目指して奮闘する魔王と少女のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 00:03:57
1487文字
会話率:18%
魔術師の存在が公に認められた世界。ある日、普通の高校生ハジメは炎の魔女カナタと出会う。すったもんだあった末にカナタの持つ最高位の魔導書と契約してしまったハジメ。彼とカナタはその魔導書を付け狙う魔術師の追撃を掻い潜りながら契約破棄を目指す。全
てはカナタがその魔導書を売っぱらい大金を得るがために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 06:22:39
123834文字
会話率:58%
一度、契約妖に契約破棄されてしまった元獣式者の主人公が寝ようとしていたら、自分の部屋の窓を壊しながら入ってきた【すごく上から目線で契約してやろうとか言ってきた】妖、伊弉諾尊【すごくトラブルを持ち込んでくる】と再び契約し獣式者になる、そんな主
人公が他の獣式者や妖…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 22:45:34
1530文字
会話率:68%
竜騎士を目指していた青年ジークはペアである竜、ネヴィアから契約破棄(婚約破棄)を告げられる。傷心のジークは「ちょっと旅に出ます」と書き置きを残して行方をくらます。タダのひと?になったジークによる傷心旅行の行く末はいかに。
本作には「残念な
人」が多いです。
ど素人につき設定、文章力はお察しください。
チートよりも成長型の物語にしたいと思います。ハーレムにはなりません。
コメディー要素が強めです。戦闘はありますがグロくならないようにしたいと思います。
*断罪編などできつい表現をした場合に備え、R15設定をしました。
※更新はキリのいいところまでをまとめて更新します。
※感想、賛否両論、その他コメントをしていただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 12:00:00
56759文字
会話率:48%
緑豊かなミドアーシア大陸には、なりたくない職業ワースト1「森魔女」を誇りにする少女がいた。
人里離れた山奥でワイルドに生きる彼女の前に、ある日契約先の王立研究所の使者がレンタルドラゴンに乗って現れた。
諸事情により申し込んだ契約破棄の撤回を
求め、有名洋菓子店の包みを持ってきた騎士は、思い出の湖に酷似した群青の瞳をしていた。
彼を服従させようと尽力する、森に住む魔女のお話。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-09 19:55:23
48665文字
会話率:19%