エルーシアは女神の声を聞いて目を覚ます。目覚めた瞬間、知らない記憶が走馬灯のように押し寄せた。
体験していない記憶に混乱するが、再び聞こえた女神の言葉ですべてを思い出す。
女神に選ばれた聖女の使命を放棄し、自分の想いを優先した結果、魔王討
伐に失敗し、魔王に殺されたことを――――
女神の聖紋が発現した日まで時が巻き戻っていることに気づいたエルーシアは、一度目の人生で愚かな選択をしたと後悔の念に駆られる。今度こそ課せられた使命を全うすると誓う。
聖女の力を身につけるために大神殿へ赴く前日、幼い頃から想いを寄せていたテオドールからテオドールの瞳の色をした宝石のネックレスをもらい、想いを交わす。
テオドールの想いを胸に、エルーシアは聖女として二度目の魔王討伐に向けて一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 07:00:00
19744文字
会話率:35%
硬派な番長を目指していた男の中の男・桜井正義が最も立場の弱い奴隷女に異世界転生しながらも、男の生き様を貫き通して戦い抜く物語。
R15なのは、主人公の立場上周囲ではそういうことがまかり通っている時代設定ではあるものの、直接的な表現を極
力避けるからです(ギリ行けるはず)
もちろん男・桜井正義は純潔も貫き通しますので、安心して読んでください(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 12:27:20
773034文字
会話率:56%
「俺が……死んでる……?」
俺の名はイオン。貴族なのに『天与』――才能がないせいで虐げられてきた。ある日魔族に襲われた幼馴染のリズを助けようとしたんだけど、返り討ちにされたっぽい。目の前には俺の死体。
いや、え? もしかして俺、幽霊にな
ってる!? なんで!?
『だからね、イオンの“天与”は“幽霊化”だった、っていうことなんだよ』
と知った口を利くのは俺の愛剣ファム・ファタール。いや死んでからじゃもう遅いってお前今喋った!? いや、もう訳分かんねぇよ……。
時を同じくして動き出す魔王軍。それに対抗するかの如く、五人の少年少女が魔王を倒す『天命の戦士』として神に選ばれる。その中には――なんとリズの姿が。
いや、待てよ。俺は幽霊。誰にも見えない。そんでファムを使って物を斬ることができる。これ、魔王倒せるじゃん! よし魔王、覚悟――あれ? 斬れない?
「どういうことだよ! もっと気合い入れろよファム! 固くなれ! 限界を超えろ!」
『人のせいにしないの! イオンがへっぽこだからでしょー!? そっちこそもっと腰入れてよ!』
魔王、強すぎて斬れませんでした。マジふざけんな。
でも、決めた。リズを守るため、『天命の戦士』御一行を陰で支えてやるよ!
俺は幽霊だけど、大切な人を守る騎士になる。
そう――『幽霊騎士』なんて、カッコよくね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 00:01:09
554256文字
会話率:35%
むかしむかし、あるところにアルベールという騎士がおりました──
フランク王国の騎士アルベールの騎士譚。
昔話風に作っていきたいと思います。
いわゆるフランスものになると思います。
でもガンダムもしたいなとも思ったので足しました。
おもしろ
いなと思ってもらえたら嬉しいと思いました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 06:00:00
173760文字
会話率:36%
私は誰のことも愛しちゃいけなかった。
例えそれが夫であっても、心を委ねてはいけなかった。
なぜなら私は王女だったから。
私には国を守る義務がある。
常に大局を見据え、誰かに利用されることがないよう、気を張っていなければならない。
それでも
、私は夫を愛してしまった。
夫は小国の王子だった。
素朴で、優しい人だった。
私たちの結婚は政略的なもので、互いに、王族としての義務を果たしたに過ぎなかった。
けれどいつの間にか、私は彼を心から愛するようになっていた。
いけないことだった。
それに、彼は、私を愛していなかった。
彼の優しさは義務的なものだった。
彼が口にする愛の言葉は、后との仲が良好であることを周囲に示すためのものだった。
それでも、私は彼を愛した。
いつか彼に愛される日を夢見ながら、透明な結婚生活を送っていた。
しかしそんな虚しくも平穏な生活は、長くは続かなかった。
近隣諸国に戦争の影が指し、私たちの国にも影響が軍靴が聞こえるようになっていったのだ。
危機に瀕した私たちに、大陸一の帝国が支援を申し出た。
彼らの出した条件は、自国の姫と王子の婚姻だった。
私を后から下ろし、自国の姫を正妃とせよ、というものだった。
断る理由はなかった。
私含め、誰もがこれに乗る他はないと思った。
けれどなぜか、王子は固辞した。
私を離縁することはおろか、側妃に下ろすことも認めなかった。
周囲はひどく困惑していたが、私だけは理解していた。
彼がそう言わなければならない理由を。
そうして私は毒杯を仰いだ。
この透明な結婚に、美しい終止符を打つために。
彼を、偽りの愛から解放するために。
(中世西洋風王侯ものです)
(愛し合っていたふたりの悲劇です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 22:45:51
26061文字
会話率:16%
孤児院育ちの独身男<斉藤甚九郎>は、ハロワ帰り不運にもトラックにひかれてしまう。
そして目が覚めると、上級貴族ノンランド公爵家の長男<ジンク>に転生していた。
嫡男に生まれ変わり、将来は公爵家を継ぐ立場の彼だが……無能な落ちこぼれ故に、濡
れ衣を着せられて廃嫡され、国外追放される事が決まってしまう。
超ハードモードに頭を抱えながらも、足掻こうとするジンクはふと違和感を抱く。
「あれ? なんで、ゲームのステータスみたいなものが見えるんだ?」と……。
類まれなる、剣と魔法の才能。
そして、世界で3人しか保有者がいない超レアスキルを、自らが持つ事に気付いた彼は、底辺から冒険者として成り上がり、仲間と幸せな日々をおくる。
また政治・経済的にも、大きな力を持つようになったジンクの影響は、理不尽な理由で彼を陥れた、祖国の面々にも及ぶことに……。
*【コミカライズ】ガンガンONLINEで連載中。
*【ライトノベル】Kindle個人出版で書籍化中。
*日間・週間・月間総合ランキング1位獲得。年間異世界転生/転移・ハイファンタジーランキング4位獲得。
*この小説は中世西洋風の世界で、主人公が卓越した素質とチートスキル、アイテムボックスを駆使して、不遇スタートから成り上がる異世界ファンタジーのお話です。モンスターを倒してレベル上げしたり、有能な仲間とほのぼの日常を楽しみつつ、戦略的に敵をざまぁする展開も。
*ご都合主義や俺TUEEEEE、無双もありますが、基本的にはストーリー重視で毎日更新しています。なろう系テンプレ小説なので、合わない方はごめんなさい。
© 2019 Mikage Shizuku折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 23:50:00
3703757文字
会話率:39%
中世西洋風の舞台。王都に住む貴族男子は剣等、何がしかの武術を身に着ける事が求められる。
伯爵の次女デイジーはそばかすコンプレックス。パーティーで壁の花になっていたところを、武術とは無関係そうな子息クリスからダンスを申し込まれる。
その
際に、そばかすがチャームポイントと言われ気をひかれ、後日そばかすが薄くなる化粧品を贈られた事で心を奪われる。
クリスとお見合いするが、クリスは訳あって最近まで商人として育ち、現在は伯爵を継ぐべく努力中。デイジーは好意を強める。そんなデイジーにクリスも思いを寄せていく。
転生無し、魔法無し、チート無し、ざまぁという程では・・・。流行りの項目無し。かなり能天気な話です。
習作レベルのできです。各話短めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 17:40:00
54863文字
会話率:51%
黒猫ツバキは、魔女コンデッサ(20代の美人さん)の使い魔である。
とっても暑い夏の日、家の中でゴロゴロしているツバキ。そんなダメダメな使い魔に、コンデッサは宿題を出すことにする。宿題の内容は「4つの短編を書きなさい」というもので……。
『黒猫ツバキと魔女コンデッサ』の番外編です。単品としてお読みくださっても、大丈夫です。『ノベルアップ+』様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 13:15:19
8371文字
会話率:64%
ある日、15才の魔女であるコンデッサのところへ、竜の女の子が訪ねてきます。
彼女は「竜の秘宝を手に入れるために、アナタの力を貸してください」とコンデッサへ頼むのですが……。
いま、2人の少女の冒険が始まります!
※本作は『黒猫ツ
バキと竜の女の子(童話風)』の前日譚ですが、単品の話として読んでいただければ幸いです。
※他サイト(ノベルアップ+様)の自主企画『子供と楽しむ作品コンテスト』の応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 20:00:00
5988文字
会話率:64%
黒猫のツバキは、魔女コンデッサの使い魔です。コンデッサとツバキは、とっても仲良し。
ある日、ツバキはコンデッサに「大根とニンジンを買ってきて」と頼まれます。そこから、ツバキの冒険が始まります。
※本作は、他サイト(ノベルアップ+様)の
自主企画『子供と楽しむ作品コンテスト』の応募作品です。「黒猫ツバキシーズ」の作品ですが、単品の話として読んでいただければ幸いです。
※挿絵に、ますこ様のイラストを使わせていただいております。厚く御礼申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 22:00:00
9584文字
会話率:45%
『不眠・悪夢専門』盲目の心理カウンセラー世前(ヨゼ)は、他者の前世の記憶に触れ、夢を介して当時の世界を体験する力を持つ。
そんなヨゼの元に女子大生の遠橋祈吏(とおはしいのり)が訪れる。
『就寝中に真っ黒な絵を描く』奇怪な夢遊病に悩んでいた
祈吏は、ひょんなことからヨゼに気に入られてしまった。
『前世の未練を解放すれば夢遊病は治る』という言葉を持ち前の直感で信じた祈吏は、
ヨゼと共に様々な魂に刻まれた「未練<トラウマ>」を融かしていく。
前世。それは中世西洋の騎士や、江戸の美しく気高い花魁、はたまた別時空の世界を救った勇者だったかもしれない。
けれど、どんな一生にも心残りはつきもの。
そんなさまざまな前世に飛び込み未練を解放する、スピリチュアル×ミステリー×冒険譚。
※当作品はフィクションです。作中に登場する人物・地名・国・事件・歴史・宗教・伝承・その他もろもろは実在するものと一切関係ありません。
※この作品はカクヨムさまに同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 17:23:24
205201文字
会話率:51%
県立高校に通う栗原京子は、引っ込み思案で大人しい性格が災いしてイジメのターゲットとされてしまう。学校や親に相談しても味方になってくれない中、それでも頑張り屋さんの京子は我慢して学校に通っていたが、ある出来事で心が折れてしまい、自殺の道を選
んでしまう。全てに絶望し、ビルの屋上から飛び降りた京子は地面に叩きつけられ、そこで彼女の命は終わったかに見えた。
しかし、京子は死んではいなかった。目を覚ました京子がいたのは何か無機質な感じがする部屋の中。
「わたし、死んだんじゃ…」
困惑する京子の前に現れたのは1人の異星人科学者。彼は京子をある方法で死の淵から救い、その死の原因を知って、新たな世界で人生をやり直すようにとチャンスをくれた。しかし、京子を救った方法とは、何と全身のほとんどを機械人間(サイボーグ)化する方法だったのだ!
イジメを受けて自ら人生を終わらせた女の子が、サイボーグとなって生まれ変わり、別の世界で人生をやり直すために様々な出来事に翻弄されながらも奮闘する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 04:22:23
510595文字
会話率:71%
呪術師の家に生まれたエレイナは、呪術に必要な力を目覚めさせることが出来ず、家族に不要とされ、結婚を口実に捨てられる。
嫁ぎ先は、田舎の貴族アンダロス。アンダロスは、初夜に「お前を抱くことは無い」と、言い放つ。
もともと自分は要らない人間と思
っているエレイナは、「分かりました」と大人しく寝る。エレイナにとっては、嫁ぎ先は実家よりましだった。
どうやら夫、アンダロスには秘密があるようで。
おまけに城には、犬耳の子どもが住んでいて、エレイナは、もふもふに興奮する。
自己概念が低過ぎて、大して落ち込まなくて済む可笑しなヒロインと、良く分からない夫、犬耳の子供は、やがて互いに幸せを得ていく。
恋愛コメディで、
間違いなくハッピーエンドです。
毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 14:01:36
102354文字
会話率:39%
数々の政略結婚を成立させてきた宰相とその妻ヴェルエラ。
ある時夫アルエストに離婚を言い渡される。
隣国の王子がヴェルエラに見初め、婚姻を希望していたからだった。
妻と離婚してでも政略結婚を成立させようとするアルエスト。
ヴェルエラは、断固拒
否するが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 22:00:00
40109文字
会話率:37%
漆黒の髪と真紅の双眸を持っているというだけで、人々は悪魔と呼んで蔑む。戦を終えて戦利品の中から国王アージェスが見つけたのは、悪魔と蔑まれる少女ルティシアだった。かつて負傷したアージェスを助けた恩人でもある少女を、彼は庇護する為に愛妾として傍
におく。甘えることを知らないルティシアは、アージェスの傍にいながら心を閉ざして一人孤独に堪え続ける。その姿に、アージェスは次第に惹かれていく。美形国王と反逆者の娘との切ない恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 09:38:27
206814文字
会話率:30%
ワタシは、スマホ生活間を満喫する終活中の86歳。趣味の読書を電子書籍に切り替えて、無料で読めるネット小説で「悪役令嬢」モノと出会った。……そして気付けば、転生を遂げた公爵令嬢は断罪回避に失敗して走馬灯の真っ最中。
何だコレ、86歳にいきなり
中世西洋もどきのラブロマンスとか、ハードル高いわ!
魂の叫びは神に届いた。多分。
ボッチ歴86年の普通のばあちゃんからの、おばあちゃんの知恵レベルでも知識チート可能な世界で、3回目の人生だ!
……というか、まだ文明すら始まってないんじゃ……
続くかどうかわからない、なんか突然勢いで書いた異世界転生短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 03:15:49
45612文字
会話率:5%
ある王国に生まれた金髪碧眼な王子はわがままで癇癪持ちでプライドだけ高く嫌われている。婚約者選定のお茶会にあろうことか高位貴族の令嬢は貧乏伯爵令嬢アンジェリーナ以外欠席してしまう。アンジェリーナはそのまま妃教育として王城に軟禁される。その時前
世で読んだ、どSヤンデレ王子に凌辱されたあげく王家の罪を背負わせられ火あぶりにされる救われない小説の王妃に転生したことを知る。死にたくないし、なんなら王子、夫(笑)なんて大嫌いですが、という気持ちで初夜の晩を迎えた。そんなアンジェリーが初夜と王家をぶっ潰すお話です。中世西洋のイメージですが、場所文化などは架空の場所です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 19:00:00
4833文字
会話率:17%
「ならアニメを出せだいいじゃないですか」
異世界転生してしまった極度のアニメ好きの私は中世西洋風の文化祭でアニメ制作することになってしまった!
転生したのに俺つえースキル無し!魔力無し!あるのは日本の知識だけ!ゆるゆるとテキパキと仲間とアニ
メを作る異質な異世界生活!(ヤベェ俺あらすじまとめんの下手すぎるだろ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 19:19:18
12169文字
会話率:53%
如何にもな中世西洋風の町で。 凶悪な事件が起こっていた。
連続誘拐殺人である。 故に町の警備隊員達は捜査をしていた。
新米警備隊員ミスティが。 相棒?オニールと事件を追う!
やがて事件は世界規模の問題へと繋がり
警備隊員達はかなりの人
員が町を発つ事を余儀なくされる。
ミスティとオニールも先ずは別々に旅立ち其れぞれが解決に当たる。
新たな仲間と出会いやがて合流し。
判明した巨悪に皆で立ち向かう事と成る。
巨悪とは悪魔崇拝の宗教団体、其して魔族。
連続殺人事件は生け贄の儀式だったのだ。
更には。 神属、神に属するものも人類の味方ではなかった。
故に悪魔崇拝に縋る者達が発生したのだった。
魔法や其れに類する異能をヒトビトが使える異世界ではあったが
魔族や神属と戦うには普通の武器では歯が立たず。
伝説の武器の入手も並行しなければ成らなかった。
集う仲間は十三人。
仲間の一人、曽根 結果(そね ゆいか)に拠れば人数にも意味がある様だ。
其う告げる結果自身がヒトと呼んで良いのか疑問な超越者だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 05:10:31
35354文字
会話率:27%
中世西洋の封建制について個人的にあれこれ調べてまとめてみたり。
最終更新:2023-06-04 08:37:00
10066文字
会話率:0%
アタシはしがない農村の娘カラジョ。隣の家の幼馴染みは子供の転から変なことを色々言うストラで、その妹はメチャクチャ可愛いシャナ。畑を挟んだ裏の家に住む二つ年上の幼馴染は常識人のザスティ。
うちの母親も、幼馴染み達の母親も、みんなアタシ達が十歳
の時に突然居なくなった。父親同士が仲良かったアタシ達は母親のいない寂しさを埋める様に、常に一緒に過ごしていた。ストラが教えてくれる変な遊びをしながら。
十二才の時に父親が戦争に行き、アタシ達はますます一緒に過ごすようになった。
そして十四歳のある日、自分の国が帝国と戦争をしていて負けたのだと知らされた。
敗戦を知った日に出会った商人と、変なことを言うけど賢くて優しいストラに行き先を任せて旅をしながら、アタシは義賊を目指す!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 05:00:00
77481文字
会話率:47%
介護保険料徴収開始間近のウン歳OL、鳥栖茉莉子。
ゴキゲンな金曜日の帰り道、突然足元が消え失せて落下した先は中世西洋風なスウェリース王国。
千年に一度現れる転移者は、自在に魔法を作り出すことができる。
しかも茉莉子はハタチそこそこに若返っ
ていた!
失われた魔法を人々に伝える伝道師の役目と「マーリン・トリスタン」の名前を与えられ、人と猫の姿を持つ半獣の騎士タマディアスをお供に世界を旅することになる。
お気楽なマーリンが大猫タマに乗って、前の世界の愚痴を消化しながら、いろんな魔法を使って、人と、美しい景色と、美味しい料理と、美味しいお酒に出会っていく自由な旅の物語。
「たまちゃん……このスケコマシー! そうやって何人の女の子を泣かせて来たんだい!」
マーリンはもじゃもじゃとタマディアスの両耳をなでまわす。
「あたしがほんとにハタチなら、何の躊躇いもなく落ちてましたよ、これ!」
「は、はあ……」
(不定期更新です……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 21:34:18
26617文字
会話率:52%
魔王・ルーダス=ゴート=ハインリウム。
弱肉強食の世界、魔界で自らの一族を守るため、魔界中でも五柱しかいない魔王にまで至った英雄。
しかし、彼は突如として現れた勇者と相打ちになってしまう。一族のためにまだ死ぬわけにはいかないルーダスは
、眉唾物の伝説の秘法、転生の法に全てを託した。
奇跡的に転生に成功したルーダスが目にしたのは、見たこともない白い肌の男女、そして信じられない程に魔素密度の低い大気だった。
混乱する彼はやがて理解する。自分が人族として、地上に転生したのだという現実を。
これは人族の王子に転生した彼が、家族や大切な人々との触れ合いの中で、自らの魂の故郷である魔界と、今世の故郷である地上双方の平和を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 19:15:52
149141文字
会話率:40%