人生は運が全てだ。前世での俺の口癖がそれ。
運悪く事故死した俺は、目覚めると、とある街の大貴族の三男ピーター・ギュスターブとして転生していた。
これって超ラッキー! 前世では貧乏だったので豪遊の限りを尽くす俺だったが。
15歳の洗礼の儀式で
適性ジョブなるものを鑑定するために、鑑定所ギルドで適性ジョブを鑑定し、冒険者ギルドで冒険者登録をする流れなのだが……。
なんと俺の適性ジョブは『ギャンブラー』通称遊び人。
俺は父親にギュスターブ家の家名を汚す恥晒しと言われ、金貨30枚を渡され、大貴族の家を勘当をされる。
短い15年のラッキー生活が終わり、いきなり放浪生活が始まるが、血相を変えた鑑定所ギルドの鑑定人が幸運ポイントの数字が99を超えて鑑定不可能だと言われ、突如、999まで鑑定できる西の都まで行くように言われるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 01:18:56
2596文字
会話率:21%
仕事に疲れたサラリーマンがバスの事故で大人気乙女ゲーム『プリンセス ストーリー』の世界へ転生してしまった。しかも攻略不可能と噂されるラスボス的存在『アレク・ガルラ・フラスター王子』だった。
アレク王子はヒロインたちの前に立ちはだかることが出
来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 01:10:00
49423文字
会話率:57%
美少女PCゲーム『Nebula's Space2nd』、通称ネブスペ2。初代を凌ぐ圧倒的なボリュームと壮大なストーリーにより圧倒的な人気を誇った神エロゲだ。
そんなエロゲの世界に転生できるなんて夢のよう──そう思っていた時期が俺にも
ありました。
だが現実は残酷だ!
主人公が三人もいるエロゲなのに、俺はその誰でもなく友人キャラの一人に転生してしまった!
せっかくイケメンに転生できたのに、どのヒロインとも結ばれる運命にないってマジ!?
なのに遅くても半年以内にストーリーの都合で事故死する運命にあるだって!?
しかも主人公達がヒロインと上手く恋を成就させないと、バッドエンドで巻き添えを食らって俺も死ぬんだけど!?
幼馴染、朽野乙女との突然の別れ。そのショックからか脳内に溢れ出した、前世でネブスペ2をこよなく愛した男の記憶。
乙女もストーリー上は早々に退場してしまうモブキャラの一人に過ぎない。でも俺は前世でネブスペ2をプレイした時から乙女を攻略したくてしたくてたまらなかったし、アペンドディスクで攻略ヒロインへの昇格が待ち望まれていた人気キャラの一人なのだ。
待ってろよ乙女……俺がこの世界に転生したからには、俺の手で最推しの君をこの物語のヒロインにしてみせる!
……と決意したはいいものの。
ヒロイン達が次々に謎のスライムとか触手に襲われてる!?
しかも主人公がもうメインヒロインと個別ルートに入ってるのに、どうして他のヒロインのイベントが俺視点で起きてるんだよ!? 間違ってバッドエンドに入るともれなく死んじゃうよ!?
果たして俺は、この死にゲーじみたエロゲの世界で推しキャラをヒロインに出来るのだろうか──。
※際どいシーンはあるかもしれませんが、R18みたいな展開にはならないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 00:00:00
921106文字
会話率:53%
バーネット公爵家の長女セレリアは、ジャレット王太子の婚約者だった。しかしセレリアの妹フランシスとジャレット王太子が、恋仲になってしまう。
王太子の強い希望により、セレリアとの婚約は白紙となり、フランシスが王太子の婚約者となる。
泣いて
詫びる妹を、大丈夫だと宥めるセレリア。
だが結婚式を目前に、フランシスは何者かによって毒殺されてしまう。
美しく愛らしい、誰をも魅了するフランシス。対して平凡な容姿で、両親からの期待も薄かったセレリア。確たる証拠もない中、皆がセレリアを疑いはじめる。その後、セレリアにフランシスの殺害は不可能だったと証明されるが、フランシスを失った苦しみから半狂乱になったジャレット王太子は、婚約破棄された腹いせに妹を殺したのだと思い込みセレリアを責め立てる。
「お前のせいでフランシスは死んだのだ!お前は呪われた公爵令嬢だ!」
王太子のこの言葉を皮切りに、皆がセレリアを呪われた公爵令嬢と噂するようになり──────
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 21:15:03
27139文字
会話率:45%
忘れたい過去はありますか。
やり直したい過去はありますか。
俺は…………
元高校球児の大学一年生千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失う。気がつくと見知らぬ空間にいた新は隣にもう一人の自分がいることに驚愕する。しかしそれよりもその場
にいた女神を自称する存在が放った言葉に戦慄した。
「どちらが元の世界に残りどちらが異世界に転生しますか?」
剣と魔法の異世界に転生した新は帰還することが実質的に不可能であることを悟る。ならせめてテレビもスマホもないこの世界でそれなりに暮らしていこうと思った彼であったが……
一度何もかもどうでもよくなった主人公は異世界で何を思い何を成すのか、そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 21:02:39
4223052文字
会話率:31%
A県とA県にまたがるドスグロ山。その山頂付近に建てられたドスグロ山ホテルに従業員と招待客十二名が訪れる。夜遅く雷鳴の中、招かざる客の登場で一気に雲行きが怪しくなる。翌朝、悲鳴と共に最初の犠牲者が。現場は密室の上に鍵は部屋の中。まるで伝説の『
ドスグロ山の雷人』の仕業かのような不可能殺人。閉じ込められた招待客は一晩ごとに殺されていく恐怖に怯えることに。手掛かりは被害者たちの過去とダイイングメッセージと奇妙な絵。これは果たしてミステリーなのか? それともホラー?
明後日探偵・ミチルは果たしてこの難事件から逃れ依頼人の元へたどり着けるだろうか? タイムリミット迫る。
探偵はいつかシリーズ堂々開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:46:37
111954文字
会話率:28%
「また追放かよ! これで何度目だ? 」
村々の役立たずが集まったサーマ姫護衛作戦。村から選ばれたアモ―クスは訳も分からず幼馴染のリザと呑気にピクニックへ。そこに突如現れた元神なる人物からチートを授かる。これで楽勝かと思いきやルーレットで即死
モードにされるはリザとは合体するはで散々な目に。もちろん護衛旅は大勢なので楽勝。
サーマ姫を魔王から守りついでに婚約者の王子を倒し姫を我が物にしようと企むアモ―クスだったが即死モードは伊達じゃない。抵抗虚しく追放されてしまう。
ループを重ね魔王の手下と役立たずを排除する追放ゲームから逃れようとするが…… ついには即死モード回避の旅へ。
二つの世界でクリアを目指す予測不可能な新感覚冒険ファンタジー。
今、運命のルーレットが回される。
注;アルファポリスでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:37:11
214617文字
会話率:38%
起きたら無人駅のフォーム。真っ暗で何も見えずに途方に暮れる。
いつの間にか鞄も財布も携帯もない。
夜になりどんどん冷え込み朝まで寝ていては凍死しかねないそんな状況。
ポケットを探ると小銭発見。
ちょうど電話ボックスも見つかった。
後は助けを
呼ぶだけと思われたが……
その結末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 19:46:31
1020文字
会話率:24%
【ドラゴンノベルス中編部門の小説なので必ず完結します!】
イリーナ・ユティアーナは転生者だった。
地球という太陽系にある惑星の西暦2000年代から、エルフィアという全く別の惑星のシュマーレ族という種族へとTS転生したイリーナ。
そんな彼
女には夢があった。
それは前世の自分の夢でもあった、『ゲームの中の世界に行きたい』という夢。
前世ではとても不可能だったが、文明の技術力が圧倒的に前世よりも進んでいる今世ならば何か可能性があるのではないか。
そう考えたイリーナは思いついた。
「そうだ! ゲームの中の世界に移動するのが無理なら、ゲームの世界をこっち側に作れば良いんだ!」
惑星をも改造する技術力を持つシュマーレ族。
その技術力によってイリーナは荒廃した惑星をファンタジーの惑星へと改造していく。
しかし、その星は実はかつての故郷地球の荒廃した姿で──
地球をファンタジーの惑星に改造する転生者宇宙人と、ギリギリ生き残っていた地球人たちによるドタバタ地球改造物語が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:10:00
40194文字
会話率:35%
分身なのに本体にも痛覚が伝わってしまうという大きすぎる欠陥を抱えたポンコツスキル、《分身》を活用してダンジョンを探索してた主人公、生神鳴忠。
彼は毎日の様に、通常であれば攻略が不可能な難易度のダンジョンに挑み続けていた。
幾度死のうとも、
幾度の苦痛を経験しようとも、その度に敵の動きを覚え、己の動きを最適化し。
己を磨き上げ、ダンジョンの遥か深み、深層の先にある深淵に挑むために己を磨きあげていた。
その様はまさしく死にゲー、すなわち、死んで覚えて攻略する類のゲームをするかのごとく。
そんなある日、鳴忠は思わぬ事態に見舞われる。
「急いで逃げないと!」
「良い、俺は大丈夫だ」
それは、イレギュラーモンスター。
ダンジョンで時折起こる、モンスターが階層を無視して移動し発生する災害。
その最中に、止める少女達の手を振り払って、ただ己の鍛錬のためにイレギュラーモンスターの群れに挑み、そしてまた数体を道連れに分身を散らせた鳴忠。
本人としては、いつもの鍛錬の延長線上の出来事に過ぎなかった。
しかしそれが、少女の配信に映り込んだことによって事態は一変する。
「誰だあの特攻ニキは」
「イレギュラーモンスターに突っ込むのはワロタww」
少女達は、登録者80万人、配信同時接続者数数万人を誇る有名なダンジョン配信者、ダンチューバーだったのである。
「なんか晒されてるんですけど」
「お兄、この機会に配信始めよう!」
結果的にネットの海に晒されることになった鳴忠は、妹のすすめもあって配信業を始める。
その配信で世界は、鳴忠の真の強さと異常性。
そして深層と自分たちが呼ぶ場所がチュートリアルに過ぎないということを知っていくことになるのだった。
これは、一人死の苦痛と恐怖を友とした男が、誰よりも深くダンジョンに潜り、世界を驚愕させていく物語。
あるいは、一人の狂人が、世界をダンジョンの遥か深みへと引きずり込む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:10:00
116276文字
会話率:24%
地球に隕石が落下した。
その隕石が原因で世界の理は大きく変わり、たった三百年の内に人々の生活は大地から大空へ、新人類は巨大な飛空艇の上で生活するようになった。
いかなる病もたちまち完治させ、不可能だと思われていた現象を引き起こす奇怪な現象
、通称【怪象】。
隕石から発せられる暗黒波が、人類に未確認の細胞を作成させる。
暗黒細胞と呼ばれる謎の細胞が分裂することで発せられる怪というエネルギーを使い、目覚ましい発展した人類は労働から解放され、仕事に追われることなく娯楽だけを楽しみに生活するのが当たり前となった。
そんな近未来の王国で、とある催しが開かれようとしていた。
国王選挙、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスと血のつながった七人の兄妹が、次期国王の座をかけてそれぞれが国をより良くするための政策や活動をしている。
七人の兄妹にはそれぞれ領空が与えられており、それぞれが最適と思う制作や活動をしていく一方で、良からぬ事を暗躍する兄妹たちの動きも目立ち始める。
そんな一触即発の状況下で、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスからまさかの宣言が下される。
「今日から一年後、それぞれの支持率を元に時期国王が決定する」
この宣言を受け、兄妹同士の権力闘争は激化していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:00:00
18124文字
会話率:41%
電脳世界「アルカディア」、全てがコンピューターの演算で決まるこの世界ではあらゆる空論を実現できる一方で、演算を支えるメモリ容量が足りなければ何もできない。戦闘から商売、普段の生活はおろか、五感、肉体、自我の維持すらメモリが無ければ不可能とな
る。
故に、この世界の住人はメモリを求めて争い、奪い合う。より高みに上るため、奈落へと蹴落とされないため、他人の持つメモリを奪う純白の武器「メモリーバイター」を振るい続ける。
北方の小都市で防衛隊に勤める青年ヴォイドはある目的のため、襲い来るならず者達を倒してメモリを奪う日々を送っていた。しかしある日の任務で謎の怪物に遭遇し、彼の運命は変わり始める。その怪物の登場こそ、ノイズと狂気に塗れた事件の幕開けだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:40:00
32316文字
会話率:41%
20xx年日本にて、異例の大ヒットを果たした乙女ゲーム、『ロクサーナ』。幸の薄い少し気弱な清純派ヒロインと7人の美男子たちが織りなす、正統派ファンタジー学園恋愛シュミレーションゲーム。
………の世界に転生した主人公。今世での名
をロクサーナという。この世界のヒロインである。
が、しかし。とても、非常に残念な事に、男爵令嬢として生を受けた彼女、生前は男主人公が俺つえーする転生ファンタジー物一筋に生きた、夢追い人(重度のオタク)であった。サブカルチャー飽和状態の現代日本で生まれてこの方、華のヒロインより最強のヒーローに憧れていたタチである。
ロクサーナに乗り移った人格がよりによって『彼女』であったのは、偶然か必然か。それは神のみぞ知る所である。
しかして、前世の記憶を持ったまま生まれた彼女は、己が魂から愛する俺つえー系のテンプレに擬えて、剣と魔法の異世界を大いに満喫することにした。
時間の有り余る幼児期に吸収出来るだけ吸収し身につけたのは多言語、魔法、隠密etc...。結果、本来のヒロインスペックを大幅に超える、相当な規格外に成長してしまった。
そして現在、書庫に引きこもり地味で無難な男爵令嬢として暮らしながら、家族にも内緒で、彼女にとって壮大な夢とロマンの詰まった『ダンジョン冒険者』として躍進的に活動していた。
プライベートの一切を秘匿された、謎多き最年少Sランク冒険者『一閃のロキ』(男?)とは私のことである!
世界最高峰Sランクダンジョンの歴代最高到達階をさらっと超えてもなお、変わらずスカッと爽快無双ゲーを繰り返すロキことロクサーナ。ロキの弱みを探る世界中の諜報組織も何のその、一切情報を掴ませません!
自重?何それ美味しいの?状態で我が道を好んでずんずん進んでゆく。
ヒロインのために作られたこの世界で、ヒロインがヒロインの仕事を放棄し、1人だけ別ジャンルを突き進むと言うカオス。彼女がロクサーナとして生まれ落ちた事が唯一の引き金となり、世界のシナリオは音を立てて崩壊していく。
果たして、箱庭世界の明日はどっちだ?!
///本編ストーリー///
王太子を籠絡しろなんて惚けたことを言う強欲な父の命により、王都の夜会に向かうロクサーナ。
そして物語は大きく動き出すーーー。
神さえも予想不可能な混沌とした未来へ向かって。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:10:00
346972文字
会話率:27%
十五世紀。中世も終わりの兆しを見せるこの時代、度重なる十字軍派遣により欧州各国はその国力を弱めつつあった。
また、食生活において当時の人々は肉を保存するため、塩漬けにしていたが、それはお世辞にも美味いと言えるものではなかった。水分が抜
けカチカチになった肉は日にちも経てば変色し、そして腐る。
そんな中、東地中海のカイロ、アレクサンドリアといった都市を持つマムルーク朝エジプトは、東の紅海を抜けインドと貿易をしていた。
そこで取引された胡椒などの香辛料は肉の味を落とさずに保存できる、最高の保存料として欧州で重宝された。
当時胡椒と銀は同量で取引されるほど、香辛料は高価なものだった。
そして残念ながらそれらは温暖湿潤の気候でしか育たず、欧州では輸入に頼るしかなかった。
当時の欧州各国は敵対するマムルーク朝を抜けてインドに到達することは不可能であった。そのため、エジプトに近いジェノヴァやヴェネツィアの商人たちがエジプトとの胡椒の取引を独占した。世に言うレバント貿易である。
同時期、欧州西端のイベリア半島では国内のイスラム勢力を排除してキリスト教国家の復権を目指す国土回復運動、いわゆるレコンキスタが、いよいよ終わりを迎えようとしていた。
イスパニアに先駆けてレコンキスタを完了させた小国ポルトガルでは、バルトロメウ・ディアスの喜望峰到達により、アフリカ大陸を南下して東進インドに向かう、東回り航路で胡椒を手に入れようと躍起になっていた。
「大航海時代」の幕開けである。
さて、歴史における大航海時代とはまさにその通りなのだが、ここはそれとは違う舞台。
馴染みの国名、人名、出来事もパズルのようにずれている。
欧州西端の国、イスパニア。ここに一人の少女がいた。公爵令嬢の彼女は身分も身なりもしっかりして、英才教育により高い教養も身につけている。まさに才色兼備である。ただ一つ、いささか性格に難があることを除けば。
話は冒頭のレコンキスタをめぐって、彼女にスポットを当てて始まる。
これはそんな世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:07:04
104703文字
会話率:60%
『こんにちは! 妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高です! 妙高は今、コスタリカにあるプエルト・リモン鎮守府、長門様が率いる第五艦隊に所属しています。親友の高雄やちょっと変わった信濃、駆逐艦の峯風ちゃん、涼月ちゃん。頼れる仲間と一緒に、人々を守るた
め、人類の敵アイギスと日夜戦いを繰り広げています! 今日はちょっと変わった任務で――高雄、危ない!! え……? 長門様、どうして……?』
『我々人類は本当の意味で機械を操れてはいないのです。我々は常に計器で機械の状態を把握し、ボタンやレバーで間接的に制御している。だから私は、機械と人間とを直接に繋ぎ合わせ、五感のように機械を把握し、手足を動かすようにそれを動かせる、そんな方法を研究しているのです。東條参謀長殿、いかがですか?』
『マイン・フューラー(我が総統)、命令を。スターリンもチャーチルも、我が艦載機で雑作もなく殺してやりましょう。――え? どっちも殺さないで欲しい?』
『タヴァーリシ(同志)スターリン、御命令を。我らが祖国を侵す敵は全て、この私が殲滅いたします。――決して沈んではならない、ですか。無論、政治的に私が沈むわけにいかないことは――そういうことではない?』
『――船魄(せんぱく)。それは軍艦を自らの手足のように操る少女達。艦が肉体であるのなら、私達はその魂。艦そのものである私達が操る軍艦に、人間が対抗することは不可能に近いわ。人類が最初に手にした船魄は、日本がフィリピン沖海戦で投入した瑞鶴、つまり私ってわけ。私は日本を守るためアメリカと戦い、奴らから全てを奪ってやった。その代わりに何もかも失ったけど。この話、聞きたい?』
本作のメインテーマは、あくまで史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。
なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。
新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またブックマークや感想などよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:02:27
202260文字
会話率:70%
世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道
を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作らないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:28:14
510840文字
会話率:49%
かつて、彼は不幸の連続に見舞われた。人生は彼に厳しく、挫折が彼を追い詰め、絶望が彼の心を埋め尽くした。しかし、運命は時に予測不可能であり、彼の人生にはまだ輝かしい章が待っていた。
最終更新:2024-05-10 16:37:03
507文字
会話率:0%
世界一の無理ゲーと称されるレジェンドオブライオット、通称LOLの世界に蓮太郎は入り込んだ。
一撃死が蔓延し、絶望的な難易度を誇る世界で、降りかかる理不尽の嵐を耐え抜き、持ち前の知識とテクニック、そして不可能を可能にするメンタルで生き抜く物語
です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 11:11:19
896122文字
会話率:28%
七つの世界が今消滅しようとしている。
この危機を回避することは不可能。
世間ではそう囁かれ、この世界もあと数時間後には消滅してしまう。
そう言われていた時もありました。
でも、何故だか、生き残りました?!
その全てを成したのはスキル”
超共有”。
これを使い俺は他の世界にいる俺と1つになった。
そしたらなんか、全ての世界が共有された新世界が産まれました。
俺は、この新しい世界を俺の中にいる6人の俺と共に全てを共有しながら旅をする。
旅の先には何が待つのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 00:00:00
48563文字
会話率:27%
VRMMO初期に生み出された『剣聖物語』という作品があった。剣聖物語はVR初期作品でありながら革新的なシステムとそのグラフィック、シナリオクオリティからこれまでのVR作品とは一線を超える作品として出荷本数ミリオンを超える超ヒット作品となった
。
それから十数年。多くのVR作品が増える中で『剣聖物語』を今なおプレイし続けるプレイヤーの中で一つの伝説があった。それは剣聖物語の難易度選択において攻略不可能と呼ばれる『クリエイション』モードを現在進行形で攻略中のプレイヤーがいるという一種の都市伝説。
まるで異世界に転生したかのようなリアリティとセーブが出来ないという極限状態を強いられ、システムアシストによる攻撃防御補佐が一切ないゲームシステム。文字通り生身で異世界転生したような難易度に多くのプレイヤーが挑み、誰一人クリアはおろか一章のクリア報告すら上がらなかった。
そんな都市伝説だが、都市伝説ではなく事実だった。誰もたどり着かない領域に挑み続け、死に覚え、技を磨き、己を磨き続けた一人のプレイヤー『アール』。本名『覇堂真央』。本編をクリアし、『クリエイション』モードクリア者にのみプレイ可能となる新たなる物語を紡いでいた。
そんな彼が新たなゲーム『プラネットクロニクル』に参戦した。彼はそこで磨き上げた多くの技量と技術を魅せ、多くのプレイヤーの運命とゲーム世界の住民たちの運命を変えていく
これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 00:00:00
406372文字
会話率:58%
超能力とは、テレパシー・透視・予知・念力など通常の人間の力では不可能とされるようなことができる能力のことである。
しかし2500年にあることがきっかけで人間は超能力が使えるようになった。それはある惑星が衝突しビックバンをおこしたところ惑星
の謎の物質、通称「Psychic Stones」(サイキックストーン)が地球に降ってきたことだ。人間はそのサイキックストーンに触ったことにより超能力が使えるようになった。
これから話す内容は超能力が使えるようになったとある男子高校生の日常の話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 17:59:40
2388文字
会話率:55%
昨今、よく言われる言葉として
『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。』
と言う言葉がある。
発祥としては、SF作家アーサー・C・クラークが定義したクラークの三法則であり他に
『高名で年配の科学者が可能であると言った
場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。』
『可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超越するまで挑戦することである。』
と言う物がある。
今から語る物語は、この『クラークの三原則』に基づいき行き過ぎた科学技術を会得したとある世界の物語である。
ーーーーーー以下作者よりーーーーーー
主人公が頭おかしい行動をよく行います。
その行動に意味をもとめないで下さい。
1話の前書きは世界観説明がメインです。
興味ないと言う方は読み飛ばしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 12:28:30
743662文字
会話率:31%
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、ゲームの中でおじさんになってるほうが幸せだ。
オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、オッサンばかりの戦闘特化ギルドに見事なまでに馴染
んでいる……! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑する17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する!
序盤はVRMMO+日常系、中盤からサイバーサスペンスへ移行していきます。
この作品はアルファポリスにて連載中のものを大幅に修正したものです。ストーリーそのものに変更はありません。
BOOTHで文庫本にして通販販売始めました。イラスト表紙で縦組み、更に校正を加えて読みやすくしています。どうぞよろしくお願いします → https://00kanoyooo.booth.pm/
更新は毎月2・9・17・23日の四回です。大変お待たせしておりますスミマセン。
文字書きと並行してお絵かきもしています。よろしければtwitter; @00kanoyo からご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 12:00:00
1330434文字
会話率:53%