第3回幻冬舎R歴史小説コンテスト入賞作品(版権・著作権は作者所有)。
1837年(天保八年)に起きた大塩の乱とその前後を描いた物語。
少年カイは田沼意義という浪人と出会い、大塩平八郎の叛乱に参加する。木製の大砲を主戦力に据え豪商宅を次々と襲
撃していく大塩一党。25名だった叛乱軍も農民や大坂市民が追随していき300名を超える集団へと膨張していく。その様は、さながら米を求めて突き進む鼠の大群。
ことは順調に進むかに見えたが、幕府側も面子をかけて実戦部隊と最新兵器を投入。物量作戦により大塩の乱はわずか半日で鎮圧された。身内を捕縛され追い詰められた大塩と養子の格之助は爆薬を使って自決する―これが史実だが、実はこの自決こそ次なる叛乱への布石であった。使命を背負ったカイによる、歴史に記されなかったカクメイの狼煙が上がる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-03-09 12:20:00
37144文字
会話率:31%
16世紀初頭、新大陸サントドミンゴに若き次男アルバロ・デ・モリーナが到着する。陽気な笑顔の裏に「勝った側だけが正義だ」と信じる冷徹さと、兄の妻イサベルへの秘めた想いを抱えた男である。兄フアンのインヘニオとインディオ村、黒人奴隷たちを託され
たアルバロは、暴力ではなく数字と制度を組み替えることで労働と飢えを「料理」していく。死者の数を減らしながら利益を増やし、修道士ラス・カサスにさえ一目置かれる一方、イサベルとの距離は少しずつ危うく縮まっていく。
やがてメキシコでの黄金の噂が届き、アルバロは家族と黒人夫婦ルシアとトマス、弟たちを引き連れてユカタンへ向かう。ポトンチャン上陸戦やタバスコ川での戦いを切り抜ける中で、マヤ語とナワトル語を操る若い妻チャックニクを迎え、彼女を通訳兼参謀として側に置く。スペイン人・黒人兵・先住民が入り交じる奇妙な隊商は、やがて湖上の大都市テノチティトランに招かれ、皇帝モクテスマ二世の「客将」として黒色火薬と大砲を差し出すことになる。
しかしアステカ帝国の西南では、銅の槍を振るうタラスコ王国が国境砦オストゥマを圧迫していた。モクテスマの密命を受けたアルバロは、黒人兵とアステカ兵、数十頭の馬、20門の大砲を率い、バルサス川をさかのぼる苛酷な行軍に挑む。渓谷に砲をつり下ろし、カヌーで川を遡航し、飢えと疲労にあえぎながらも、ついに砦の眼前でタラスコ軍を石弾の雷雨で粉砕し、将軍たちとその妻を人質として手中に収める。
湖の都で得た黄金と西南の戦場で得た人質と牧場地。アルバロはそれらを巧みに組み合わせ、モクテスマとスペイン王権のあいだに自らの立場を穿ち込んでいく。インディオの死者を減らす施策も、兄嫁と現地妻への歪んだ愛情も、すべては「石の王冠」を頭に載せるための計算に過ぎない。新大陸の血と金と信仰を材料に、世界をほくそ笑みながら料理しようとする大悪党の第一幕である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-03-09 10:00:00
386536文字
会話率:33%
「剣と魔法」の世界から「近代文明」への過渡期。銃と大砲が、剣と魔法の力を越えようとしていたとされた時代。
その世界には、「魔力」を持つ者と持たない者がいた。持たない者の代表の只人(ヒューマン)は、持つ者達を魔人や亜人と呼び、その君主を魔王も
しくは竜皇と呼んだ。
また配下の「魔力」を持つ者達は、天狗(エルフ)、多々羅(ドワーフ)、鬼(オーガ)、半獣(セリアン)などと呼ばれる亜人種だった。
「魔力」を持たない者達は、対抗する為に「魔力」によらない技術を発展させるしかなかった。そして「産業革命」を成し遂げ、蒸気機関を始めとした力で「近代科学文明」を発展させる。
一方の「魔力」を持つ者達は人から魔人、亜人と呼ばれ魔力を持ち魔法を操るも、危機感を持った彼らも「近代」へと足を踏み入れた。
「魔力」を持つ者達の代表は東の果ての極東と呼ばれる場所に国を構えていたので、今まで大きな争いは避けられていた。
だが皮肉にも「近代文明」が大きな争いをもたらす事になる。
(文明的には「日露戦争」から「第一次世界大戦」あたりの時代がモチーフです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-03-07 09:59:44
607739文字
会話率:46%
「魔法(マジック)警報(アラート)! 魔法(マジック)警報(アラート)!」。戦場に警報が響き渡る。
「剣と魔法」の世界から「近代文明」への過渡期。銃と大砲が、剣と魔法の力を越えようとしていたとされた時代。
世界には魔力を持つ者達と持たない者
達がいて、持つ者達は魔力を根源とした魔法による文明を築き、持たざる者は近代科学文明を築き対抗した。
そして必然により、両者は対決の時を迎える。
(近代戦争の方は「第一次世界大戦」あたりの時代がモチーフです。気が向いたら、長編小説にするかもしれません。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 10:05:03
3804文字
会話率:36%
舌の上が粉を噛んだようにざらつく、乾いた戦場。少年兵が手にしたのは、親から譲り受けた重い銃と、ありふれた「ギフト」だった。
絶望が日常となった泥濘の中で、しかし少年だけは美しく、明るく笑い続ける。 ――「あはは、見て! 空に大きな花が咲いた
よ!」
偶然か、あるいは必然か。放たれた大砲の一撃が、絶対に墜ちぬはずの鉄の翼を叩き落とす。
これは、最強のチート能力を「戦場の狂気」へと塗り替える物語。 異常なまでの肯定感を武器に、少年は硝煙の空に何を刻むのか。
事実のみを積み上げた先に現れる、最も美しく、最も残酷な福音。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-03-03 20:05:08
42052文字
会話率:21%
灰色の少女が軍靴の音と共に現れると共に、悪意と憎悪だけが世界を覆ってゆく。銃と大砲の嬌声、爆撃と塹壕。狂気と妄想が連鎖する。だから、語りえぬものについては沈黙しなければならない。
最終更新:2026-02-28 18:09:47
2546文字
会話率:1%
十八世紀半ば、清朝の版図は最大に達しようとしていた。乾隆帝・弘暦が求めたのは、単なる国境の画定ではない。先祖たちが百年戦い続けてもなお、草原の風のようにすり抜けてきた宿敵、最後の遊牧帝国・準葛爾(ジュンガル)の根絶であった。
準葛爾の内紛
に乗じ、弘暦は「十全武功」最大の軍事行動を開始する。北京の軍機処で清朝の圧倒的な軍事資本を記録する遼一族は、そこにかつての永楽帝が振るった火器を凌駕する、洗練された組織化された死を見る。
一方、ジュンガルの野心家、アムルサナの影として草原を駆けるもう一人の遼一族は、遊牧の誇りが内側から崩壊していく様を筆に刻んでいた。アムルサナは清朝を利用して準葛爾のハーンになろうと画策するが、弘暦が求めていたのは、傀儡の王ではなく広大な無人の地であった。
一七五五年、清軍は二路から進撃。かつてのバーブルがインドで示した火器の優位は、ここでは数千の大砲と万単位の銃列となって準葛爾の騎兵を粉砕する。逃げ場を失った遊牧民たちは、中央アジアの峻厳な山脈や砂漠へと追い詰められていった。
弘暦が発した「一兵一卒も残すな」という冷徹な指令。それは戦いではなく、文字通りの絶滅作業であった。遼一族は、数千年にわたり歴史を動かし続けた遊牧という生き方そのものが、清朝の巨大な行政機構と火力の前に圧殺され、砂塵の中に消えていく幕引きを、ただ一字一句違わぬよう記録し続ける。
草原が焦土と化し、準葛爾の名が地図から消し去られたとき、後に残ったのは新疆という名の静寂のみであった。覇業の裏側で、蒼き狼の末裔たちが流した最後の血が、砂に吸い込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-02-19 16:00:00
10832文字
会話率:17%
自分達を大海賊と詠う主人公ウェイブス・オールシーと乗組員は、霧に呑まれ晴れたかと思うと、そこは異世界で、いきなり勇者と遭遇してしまう!そして勇者を薬付けにして無双!!
これは異世界など知らないウェイブス達が、勇者と共に異世界をハチャメチャ
に冒険し、やがて伝説となる物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-02-11 00:55:55
53108文字
会話率:44%
身の丈数メートルの生物が野を駆け、一呼吸の内に死に至る毒の花粉を放つ花が生育する様な広大な大地。そんな世界に点在する大国の一つに{ウィザード王国}がある。
名前の由来は国を統べた初代王が魔法使いだったからだと言われている。しかし現在、こ
の世界に魔法と呼ばれるものが存在しないためその話も眉唾物である。
ウィザード王国は海と隣接しており、港を使った海上貿易が盛んに行われている。それにより航海技術が発展し、産業革命へ突入した。
民衆は石炭で暖やエネルギーを確保し熱によって力を得る。街中敷かれた石畳には馬車が走り、国の各所には工場が建つ。国の兵士は最新鋭の単発式長銃を携え、長射程を誇る大砲が軍艦に配備される時代。そしてそんな発展目覚しい国を支える企業の中に、決して欠かすことの出来ない会社がこの国にあった。
それが{アドレグループ}である。
アドレグループはウィザード王国内で最大規模のグループ企業であり、国内の数多の会社を傘下に収めている。元々は港の取引を管理する会社だったが、事業の拡大に伴い国内の別会社を傘下に取り入れ、事業の幅を増やしつつ今の地位へ登り詰めた存在だ。
そして、そのグループを統括するのが{アドレメナク家}と言う一族であり、この物語はそのアドレメナク家の新当主、{ゼイア・アドレメナク}の人生である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-02-06 13:30:04
192283文字
会話率:63%
【13万字・毎日更新】魔法絶対の中世欧州を現代科学と産業革命で蹂躙する
「鉄は鉱山から掘るよりも、死体から掘る方が早い」――それが中世のエコシステム。
15世紀ボヘミア王国。カトリックの腐敗に立ち向かう「フス戦争」の只中に、転生者ジリは
いた。
主人公は21世紀の知識を持つエンジニアであり、異端審問で家族を焼かれた復讐者でもある。
この世界には、教会だけが使える「聖蹟(魔法)」が存在する。
聖騎士は光の障壁で矢を弾き、司教は神の炎で異端を焼く。
カトリックの奇跡と十字軍の圧倒的兵力の前に、
ジリたち異端者は踏み潰されるのを待つだけ
――のはずだった。
しかし、ジリは気づいてしまう。
神の奇跡には、ある「物的・構造的欠陥」が存在すると。
ならば勝機はあるはずだ。
19世紀の産業革命と21世紀の現代科学の知識を持ち込み、中世の常識を蹂躙せよ。
VS 聖騎士団長 ⇒ 粒状火薬の「弾速」で潜り抜けろ
VS 籠城障壁 ⇒ 一体成型大砲の「運動エネルギー」で粉砕せよ
VS 領主司教 ⇒ 還元反応の「熱量」で溶かせ
VS 大貴族 ⇒ 経済封鎖・離間工作・化学兵器の「ハイブリッド戦争」で追い詰めろ
VS ??? ⇒ 続きは本編で
「鉄」と「火薬」、そしてあらゆる知識を駆使して神を泥へ沈める。
大人のための、知略と暴力の歴史エンターテインメント。
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※本作は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-02-02 18:10:00
126161文字
会話率:23%
むかしむかしあるところに二つの小さな国がありました。その一つのお城のお殿様にお姫様が誕生いたしました。姫は堅くて丈夫で木目の美しいナラの木から名前をさずかり、「なら姫」と名付けられました。
なら姫は健やかにそして美しく育ちましたが、このお姫
様にはひとつ問題がございました。おならです。食べ物によってそのおならは大砲のようにあらゆるものを吹き飛ばしたり、姫自身をロケットのように天高く打ち上げたり、また、おならに引火するとあらゆるものを焼き尽くしてしまうものだったのです。それらの食べ物(大根、サツマイモ、柿)は禁止されてしまいました。
あるときもう一つの国のお殿様が姫の国を我が物にしようと戦の準備を始め、姫をさらってしまいました。ところが、つかまった姫が大根やサツマイモを食べてしまったからさあ大変。お城は吹き飛ばされるし、雲の上のカミナリ様のところに飛んで行くし、逃げる途中食べた柿によってお城も領地も焼き尽してしまいます。
ところが、野焼きの効果で敵の領地は大豊作。力をつけた農民たちは悪いお殿様を追い出してしまいます。
いつしか、秋祭りではなら姫をたたえる歌が歌われるようになりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-02-01 21:39:16
6169文字
会話率:0%
かつて、その生まれ持った魔力によって少数民族ながらも大陸の統一を目指したマライサアの民は、同盟を結んだ大国と量産された銃と大砲によって、その覇権を失うこととなった。
そして、マライサアの民を退けた、連合国の内、主だった五か国が世界を牛耳るよ
うになってから長い時が流れた。
五大国の一つ、ソラト王国の中流貴族、アラルスター家の庶子であるカラルは、マライサアの血を引いた、凡才な男であったが、その心中は穏やかではなかった。
決して高くない魔力の才能。
中途半端な商才。
マライサアの血を中途半端に引いていることを示すような暗い紫色の左目。
マライサアの血筋であるが故の、差別。
カラルを蹴落とそうとする畑違いの優秀な妹の存在。
決して優れてると言えない自身の能力が突きつけてくる現実。
唯一のプラス材料は、アラルスター家が強く影響力を持っている鉄道事業が順調であることだが、これも様々なところから妬みを買っており、結果、自分を狙う様々な勢力が暗躍し、自身が知らぬところで進んでいる多種多様な陰謀に巻き込まれる始末。
様々な要素が、カラルを苦しめ追い込んでいたが、彼には、それに抗うだけの力もなく、破滅の運命が近づいてくる中、ただただ、日々だけが過ぎていく。
だが、マライサアの加護が、カラルの運命を変えることとなる。
金を稼ぎ、逆らう者達を排除する一助となるかもしれない力。
マライサアの加護を手にした男は、もう一度、貴族社会で足掻いてみることにした。
2025年11月14日 プロローグ投稿。11月15日に、第一話も投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-01-22 00:45:15
33441文字
会話率:21%
紀元前480年、「熱き門」テルモピュライ。
王と三百の精鋭は、100万の大軍を相手に玉砕する運命にあった。
だが、死の淵で彼らを包んだ霧が晴れた時、そこは見知らぬ戦場――大坂夏の陣の只中であった。
「我らはスパルタ。王と法のために死
ぬ者だ」
時代も、言葉も、戦う理由さえも異なる。
共通するのは、死を恐れぬ「戦士の魂」のみ。
これは、歴史の敗者となるはずだった男たちが、時空を超えて彷徨い、数多の戦場を駆け抜ける英雄譚である。
敗走する軍の「殿(しんがり)」を鉄壁の盾で守り、滅びゆく集団の「最期の突撃」を共に切り開く。
古代の重装歩兵(ホプリタイ)が、東洋の武士、大陸の騎馬民族、そして近代の銃火器に、己の肉体一つで挑む。
銃? 大砲? そんなものは知らん。
盾で防いで、槍で突く。それだけだ。
――MOLON LABE(来たりて、取れ)。
我らの命が欲しくば、その手で奪いに来い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-01-17 20:00:00
190250文字
会話率:26%
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあることに気ず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-01-17 11:00:00
1059651文字
会話率:14%
【書籍版、好評発売中! コミカライズ連載中!】
朽ち果てた城で、魔王として目覚めたアシト。
『前世の知識』がある彼は、徹底的な『リアリスト』として領地を経営していく。
「魔王様、なんでレベル1の勇者を襲うんですか?」
「育ちきる前に倒す
。それが兵法だ」
「魔王様、偽金を敵国に送ってどうするのですか?」
「敵国の経済を混乱させて自滅させる」
「人狼部隊が攻めてきました。銀の弾丸を使いますか?」
「弾丸ではなく、大砲をぶち込め」
こうして古い体質を『改革』したアシト。
民衆からも部下からも愛される領主になった彼は、やがて歴代最強の魔王と呼ばれることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2026-01-08 12:40:43
500569文字
会話率:37%
※本作は、なろう感想企画「戦記」に参加するため、執筆予定長編の一つのネタを読み切りとして仕立てた短編です。
現代日本人の村戸知佐(むらと かずさ)は、ある日突然、砂まみれの異世界に迷い込み、早々に奴隷それも去勢奴隷に落とされてしまう。絶
望的な状況から救ったのは、ランプの精と羽飾りを付けたターバンを被った若者だった。そして、村戸はムラトとして戦場に身を投じることになる。
敵は六万の大軍──だけではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-12-22 18:09:55
10657文字
会話率:38%
大砲がある島での夜勤の話。
キーワード:
最終更新:2025-11-25 23:00:00
1694文字
会話率:44%
ベルリクは好んで譲らず先頭に立って突撃する指揮官の鑑。知恵と勇気と狂気に優れる。
戦争に臨んでは油断しない。物量優越、火力優勢、奇襲攻撃、機動作戦、縦深防御、水陸共同の努力を惜しまない。
合理で無慈悲。虐殺、焼討、略奪、焦土戦を躊躇し
ない。必要なら目玉を抉った捕虜を敵へ送り返し、脅迫に女子供を嬲り殺す。
世界を血で濡らして焼き焦がし、勝利と死体と廃墟を積み上げては暴力に物を言わせる好戦的総力戦文化を創造する。
この世界に国際条約は存在せず、大義や国益があっても正義や悪に容赦や人権は無い。
ファンタジーは火力で粉砕出来る。
*地図、戦図有り
*カクヨム併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-11-24 04:41:34
5994988文字
会話率:32%
雑多な種族と文化と宗教が入り乱れ、魔法使いや化物を銃や大砲が凌駕しつつある時代。半農武装集団の青年ノルトバルは、都会での勉強を終えてきた幼馴染、魔法が使える少女シーシャと再会。彼女とともにやってきた帝国の軍人貴族リーレスは大量の銀を持ち込
み、早くも戦のにおいを漂わせる。その頃、遊牧帝国内に複数いる王の一人メラシジンは得体のしれぬ学者シャイテルに導かれて覇道を進む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-13 12:18:54
202762文字
会話率:51%
放課後の理科準備室で残業していた高校教師、相良 聡(さがら さとし)(26歳)は、突如現れた魔法陣によって異世界へ「勇者召喚」されてしまう。
他の勇者たちが【聖剣術】や【大賢者】といった派手な戦闘スキルを授かる中、聡が手にしたスキルは**
【観察者の眼(オブザーバーズ・アイ)】――万物の構成要素や物理法則を「視覚化」できるだけ、というものだった。 「戦闘には一切不向き」「役立たず」の烙印を押された聡は、王都から即日追放され、送られた先は「呪われた土地」と呼ばれる辺境の貧村「グレイウォール」**だった。
そこは、汚染された水と痩せ細った土地に領民が絶望し、死を待つだけの場所。 だが、理科教師の聡にとって、その「呪い」の正体は科学で解明できる「現象」でしかなかった。
「――これは呪いじゃない。ただの『科学』の授業だ!」
聡は【観察者の眼】を駆使し、水質汚染(コロイド)や土壌疲弊(pHバランス、栄養枯渇)の原因を瞬時に特定。現地で手に入る材料だけで「濾過装置」を作り、助手となった村娘アリアと共に「堆肥」と「輪作計画」で不毛の地を蘇らせる。 聡の「理科」の授業は、頑固な鍛冶師ボルツに「反射炉」による『鋼』の製法を、薬草師のセーラに「石鹸」や「蒸留エタノール(消毒薬)」による公衆衛生革命をもたらした。
しかし、その奇跡的な発展は、強欲な隣人・アードラー辺境伯の略奪欲と、中央神殿の冷徹な「異端審問官ヴァレリウス」の猜疑心を招く。 「科学は神への冒涜」――辺境伯と神殿の連合軍が、グレイウォール殲滅のために迫る。
聡たちが迎え撃つのは、物理学の罠、独自に製造した「黒色火薬」による地雷や大砲(雷筒)、そして切り札の巨大投石機「トレビュシェット」。気弱な少年エミールが作成したレンズによる「望遠鏡」で情報戦を制し、科学の知恵を結集した防衛戦が始まる。 人知を超えた古代遺物の魔法(空間消滅)が科学の砦を蹂躙する絶望的な戦況の中、聡は仲間たちとの絆を胸に、最後の賭けに出る。
「――見せてやる。俺たちの『理(ことわり)』の力を!」
剣も魔法も使えない理科教師が、ただ「知っている」ことの力で絶望的な世界を生き抜き、仲間と共に未来を掴み取る、本格・科学文明再生記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-11-01 12:13:09
134548文字
会話率:39%
十七歳の農村の少年カイルは、帝国と王国の戦争のさなか徴兵される。銃と大砲を主力とする帝国軍の兵士として初陣に立った彼の目に焼き付いたのは、若き女性将軍レナの背中だった。金髪をなびかせ剣を振るうその姿は、恐怖に凍り付いた新兵にとって唯一の光で
あった。
村落防衛戦、森での待ち伏せ、そして総力戦。銃火器と魔法が激突する戦場で、カイルは仲間の死と自らの無力を思い知らされる。それでも祈りの石を握りしめ、ただレナの背中を追い続ける。
だが戦局は苛烈さを増し、帝国軍は次第に追い詰められていく。勝利か、敗北か――その果てに待つものを、カイルは否応なく目にすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-10-01 12:00:00
12859文字
会話率:24%
皇国ノ興廃、此ノ一戦ニ在ラズ。桜子姫殿下ノ一撃ニ在リ。
日米開戦前夜、大日本帝国は一つの「真実」に到達する。それは、石油や鉄鋼を遥かに凌駕する究極の戦略資源――魔法を行使する一人の姫君、東久邇宮桜子の存在であった 。
都市を消滅させる天
変地異『メテオ』 。だが、その力は一度使えば回復に長期間を要し、飽和攻撃には驚くほど脆弱という致命的な欠陥を抱えていた 。
この「ガラスの大砲」をいかにして国家の切り札とするか。
異端の天才戦略家・石原莞爾は、旧来の戦争概念を全て破壊する新国家戦略『魔法戦核ドクトリン』を提唱する 。大艦巨砲主義を放棄し、桜子を護る「盾」たる戦闘機と駆逐艦を量産 。桜子の一撃を最大化するため、全軍は「耐えて勝つ」縦深防御戦術へと移行する 。
これは、巨大戦艦「大和」さえ囮(おとり)とし 、たった一人の少女の魔法を軸に、軍事・経済・諜報の全てを再構築して世界最終戦争に挑む、日本の壮大な国家改造の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-08-11 16:00:00
26242文字
会話率:11%