でっち上げの罪で隣国と共謀し国を亡ぼすと処刑された私が目覚めると、そこは十年前の自分の部屋だった。
十歳のころはまだ聖女としての力が目覚めていないことを思いだした私は、今度の人生では決して聖女にならないと誓う。
しかし聖女にならないのであれ
ば結婚して家に入るか、あるいは勉学で身を立てるかしかない。
よろしい、ならば勉強だ。
そして思いきり勉強し王立学校を主席で卒業した私だったが、卒業式のその日に公爵家から呼び出しがかかる。
私はその公爵の名を聞いた時、身を震わせた。
何故ならヴォルフザイン公爵とは、前世での私を処刑するように王に進言した公爵その人だったのだから。
おそるおそる公爵家に伺うと、そこには当の公爵閣下と花の様に可憐な姫君が並んでいて――。
空気の読めない陰キャ才女と、シスコン公爵が王都と社交界を舞台に大暴れする異世界ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 16:16:38
175850文字
会話率:42%
「ダナ・カリナ・エスピネル男爵令嬢。貴様との婚約は破棄する。明日付で国外追放だ」
国家転覆を企んだとして、冤罪で処刑された男爵令嬢である私が目覚めるとそこはおよそ三年前の王立学校の教室だった。
突如入学してきた黒髪の美少女に心を奪われた皇
太子が、婚約者である私に婚約破棄を言い渡し国外追放を命じる茶番劇が演じられる、まさにその瞬間だ。
黒髪の美少女――アリシアにあることないこと吹き込まれた皇太子は、すっかりその言葉を信じて私を悪女と詰り、言葉も通じない辺境へと去れと告げる。
私の聖女としての素質を利用するだけ利用して、ポイ捨てするとはいい度胸だ。
その隣でほくそ笑むアリシアの色仕掛けによるものだということは明白だったが、皇太子の剣幕を恐れ私たちを取り巻く貴族の子息たちも状況を見守る事しかできない。
しかし国外追放を甘んじて受け入れた後に私を襲う運命を知っているからこそ、こんな茶番を受け入れるわけにはいかない。
私は高らかに叫んだ。
「婚約解消上等だ! あんた達、無事に新年を迎えられると思うなよ?」
大魔族だった曾祖母様から受け継いだ霊力を駆使して、この国を、いやこの世界を手に入れてやることを決意した。
そんな私が皇都を出る前に、皇太子の従兄弟である公爵家の嫡男、リカルドが現れる。
――ずっと慕っていた。皇太子との結婚が白紙になるのであれば自分と結婚してくれないか、ですって。
冗談じゃない。
私は悪の帝王になると決意したんだから、あなたとの結婚はお呼びじゃないわ。
あ、でも従者になるなら連れて行ってあげないこともないわよ。
……これは、私がラスボスとしてこの大陸に君臨し、本当のしあわせを掴むまでの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 16:10:55
21579文字
会話率:37%
婚約者の浮気と裏切りがきっかけで魔力を暴走させたアリスリーナは、罪人の証しである「魔女の烙印」を捺された。
もう王都では生きていけない。──死ぬことも許されない彼女に手を伸ばしたのは、若き辺境伯フェリクス・ヴィンセントだった。
辺境伯領に
は、魔物を捕らえる迷宮(ダンジョン)がいくつもある。
ダンジョンは魔法建造物で、王都や大きな商業都市に被害が出ないよう、魔物を捕らえる仕組みになっている。そのため、各地の辺境伯は魔物を従える「魔王」と揶揄されることがあり、王都に住む宮廷貴族とは特に関係が悪かった。
辺境地のことをほとんど知らないアリスリーナは、不安な気持ちを胸に抱き、王都を後にする。
自分は罪人だから、監禁されて過ごすことになるかもしれない。だけど、ワガママは言えない。静かに過ごすだけ……
覚悟を決めていたアリスリーナだったが、彼女を出迎えたヴィンセント家の人々は拍手喝采、大歓迎だった。
想像と現実のギャップに困惑するアリスリーナの新たな生活が始まる──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 15:00:00
42484文字
会話率:46%
遠くの音まで聞こえる地獄耳少女は、ある犯罪の音を聞いてしまう。犯罪者からの護衛目的の婚約をさせられた地獄耳少女と護衛のルオーは、本当は互いに思い合っているのに護衛だからとすれ違いばかり。拗らせまくりの両片思い。
最終更新:2025-01-15 14:43:31
54410文字
会話率:30%
転生した先は乙女ゲーム──じゃなくてホラーゲーム!? 早速ホラー展開に巻き込まれていく主人公。イケメン3人に助けられ(愛され)ながら、生き残る方法を探していく。
最終更新:2021-07-04 14:00:00
96128文字
会話率:30%
死にたいと思ったときだけ魔法が使えることに気付いていないボリス。いきなりエリートだけが通える魔法学校に入学させられ、溺愛もされる話。
最終更新:2021-04-23 22:48:07
88477文字
会話率:35%
「至急、婿を見つけ帰郷せよ」
田舎の実家から突然指令が届いたが、金なし、時間なし、人脈なしの貧乏令嬢ヴィエラには極めて難しい。今だって他部署のイケメン魔法使いクレメントにこき使われる日々で、社交界とは無縁なのだ。
だが実家の跡継ぎ問題となれ
ば動かなければならないだろう。ヴィエラは気合を入れて、婿探しのため二年ぶり&人生四回目の夜会に飛び込んだ。もちろん収穫ゼロ。やけ酒に走ることにした。そうして酔っぱらった彼女が、偶然近くにいた初見の騎士ルカーシュに「一年後なら離縁OK」「労働なし」という契約婿の話を持ち掛けたところ、まさかの承諾。ヴィエラは喜んだ。
だが後日、ルカーシュが国の英雄だと知って――⁉ 契約で婚約したら、溺愛ともふもふもセットでした。
【有能な貧乏魔法使い令嬢×国最強の神獣騎士】←三角関係に持ち込みたい【後輩イケメン魔法使い】
本作はファンタジーありの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 05:31:57
230175文字
会話率:39%
オフェリアは悪魔に呪いをかけられた、百年以上生きる『不老』の魔術師。不老は不便だ。二十歳から変わらない見た目を気味悪がられることもあれば、実験目的で珍しい体を狙ってくる魔術師もいる。
どうしても解呪したいオフェリアは、理想の魔術師を育てるた
めに孤児ユーグを拾って弟子にすることにした。そうして魔法の知識と愛情をいっぱい注いで育てたのだが――「お師匠様に何かあったら、僕はどうにかなりそうです」と師匠愛(?)が随分と重々しい魔術師に成長!? 呪いを解くために奮闘する【師弟×年の差】の溺愛ファンタジー!
◆毎日更新
◆完結保証(約9.5万文字。全59話。下書き終わっています)
◆カクヨムでも連載
◆本作は短編『呪われた魔術師は弟子の献身愛から逃げられない』をベースにした連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 00:00:00
96005文字
会話率:32%
神殿で、十年という『聖女』務めを果たしたユディットが招かれた夜会で見せられたのは、婚約者が他の令嬢に求婚する姿だった。
最終更新:2023-05-12 15:00:59
6368文字
会話率:41%
イケメンなのにこじらせ男子と恋愛に鈍感な幼馴染の恋の行方は?
最終更新:2025-01-14 22:30:57
162119文字
会話率:47%
「そんなに好きなら君と結婚してもいい。」
貧乏な男爵令嬢であるカーラはメイドとして城で働く17才だ。突然有能な宰相補佐官であるクロヴィス様に声をかけられてから、王太子の婚約者やクロヴィス様の婚約者と関わるようになり、いつの間にか溺愛されてい
る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 18:46:23
14119文字
会話率:32%
王太子候補に選ばれた令嬢には好きな人がいて、家の問題や爵位の問題から結婚できないと反対された人と、幸せになる、ほんわかしたお話。
最終更新:2024-11-28 21:00:00
7051文字
会話率:30%
義母と義妹の嫌がらせで、いつもダサいドレスに珍妙な化粧をされていたリリアーナ。
「ずっと我慢していた。」
そう言って、婚約を解消された令嬢は、ずっと支えてくれた幼馴染に求婚され溺愛される話。
最終更新:2024-11-20 21:30:00
6980文字
会話率:25%
ロジャー王国の王家は代々金髪碧眼の者が多い。似た色合いというだけでもロジャー王国では優遇されることが多く、見た目重視の政策をとってきたロジャー王国は破滅の危機を迎えようとしていた。
破滅の危機を乗り越える手段はただ一つである。
長年敵
対してきた獣人帝国と同盟を結び、同名の証として王家の者を獣人帝国の皇帝に嫁がせるのだ。それ以外の方法はなかった。
「嫌ですわ!!」
ロジャー王国第三王女、セシリア・ロジャーは拒否の声をあげた。
長年敵対してきた相手の元に嫁ぐことに抵抗があり、なにより、セシリアは動物が大の苦手であった。そのような場所に嫁げるはずがない。
「セシリア。わかってくれ。お前以外に王女はいないのだ」
国王はため息を零した。
第一王女、第二王女ともに降嫁しており、すでに大公夫人や侯爵夫人になっている。妹の第四王女の婚約も幼少期から決まっており、いまさら、覆すわけにはいかなかった。
「でしたら、アレを使ってくださいませ!」
セシリアは声をあげた。
ーーこうして、獣人帝国の皇帝の元にヴァージニア・ロジャーは嫁ぐことになった。これは、祖国で虐げられてきたヴァージニアは獣人帝国で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 10:20:00
18185文字
会話率:33%
アデラインは二度目の人生を好きに生きると決めていた。一度目の死の光景を、数え切れないほどに悪夢として見続けきた。それは、アデラインが同じ過ちを繰り返さない為の警告だろう。
アデラインは警告に従い、聖女に選ばれた義妹をかわいがり、義妹を狙う
攻略対象者を義妹にふさわしい人間か見極め、不合格になった攻略対象者は徹底的に鍛え上げた。そうして、アデラインは一度目の享年を超えることができたのだ。
――そこまでは順風満帆だった。
十八歳の時、アデラインは、両親と王族の許可を得て、男装をすることを条件に騎士となった。そして、二十一歳になったアデラインは、女嫌いで有名な騎士団長の補佐役に抜擢されることになった。
それは名誉なことであり、順風満帆だったアデラインの騎士生活を脅かすものでもあった。
女嫌いで有名な騎士団長 × 男装の転生悪役令嬢
すれ違いの末に溺愛されることに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 06:10:00
42607文字
会話率:27%
これは「聖女」に現を抜かす婚約者を婚約破棄へと誘導する「悪役令嬢」の物語ーー。
辺境伯爵家の長女、ダリア・ブラックウッドと国王の庶子、第二王子アレクシス・コンラッド・コヴィントンは十年前に婚約を結んでいる。
「泣き虫のアレクシス、貴
方がなにを望んでいようとも私には関係はありません。貴方の望みを押し付けるような真似はしないでください」
「心のない女性と婚約をさせられた僕の不運を心の底から恨むよ。僕はお前になにも望まない、だから、お前も僕になにも望んでくれるなよ」
そこには愛はない。恋もない。
ダリアは泣けばなんとでもなると思っているアレクシスのことを嫌っていた。
アレクシスは可愛げのないダリアのことを嫌っていた。
それでも婚約は絶対だった。
「アレク様はあたしを愛してくださっているの! まあ、当たり前よね? 性格の悪い婚約者よりも可憐で愛らしい恋人を優先するのは男として当然のことだわ。あなただってそのくらいのことはわかるでしょ?」
しかし、その大前提は危機に晒されてしまう。
魔法学園の三年生となったアレクシスには二歳下の可愛い恋人ができた。溺愛する恋人は「聖女」の資格を与えられた子爵令嬢、ライラック・ロベリア。
ライラックはアレクシスの恋人だった。
しかし、ライラックの恋人はアレクシスだけではない。
そのことを知った国王陛下はお怒りになった。その怒りは次から次へと飛び火し、収拾のつかないことになっていた。
理不尽な三日間の謹慎処分を下されたダリアは故郷に戻る。
そして、父親から告げられた「極秘任務」によりダリアの穏やかな日々は終わりを告げることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 15:58:01
105746文字
会話率:58%
美しい海に面する王国の王女シェリー。彼女が海辺で出会った少年は、隣国の王子で——。
一方18歳の誕生日を迎えたテレンスは、シェリーを見ると、あるおとぎ話が浮かんでいた。
数百年前に、その地で出会った王子ランヴァルドと、侯爵令嬢イザ
ベラ。二人はこの国に伝わる人魚伝説に関わっていたのだが、なぜ彼が知っていたのだろう…?
マーメイドをテーマにした、恋愛系異世界ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 23:39:18
17473文字
会話率:53%
我が子への溢れんばかりの愛を胸に、異世界でシングルマザーが駆け抜ける!!
***
ある日主人公は愛する我が子と突然異世界に召喚されてしまい______?
なんだか面倒な事に巻き込まれちゃった!
恋愛要素は後半から。
最終更新:2025-01-13 21:46:53
79819文字
会話率:47%
事務官のレイナは麗しの騎士団長に片思いをしている。
レイナが怪しげな露天商から壺を貰った日から、騎士団長の様子がおかしくなって_____?
これは初恋相手を手に入れるまでの話である。
最終更新:2024-11-28 12:10:00
8162文字
会話率:48%
「淑女たるもの完璧であれ」
幼い頃からそう言われて育ってきた公爵令嬢レセリカ・ベッドフォードは断頭台に向かっていた。
有能すぎるがゆえに全てを一人で背負い込み、必死であらゆることを頑張ってきたレセリカだったが、それが逆に彼女から人を
遠ざけた。
冷静で、物事を深く鋭く見通せてしまう彼女は冷徹令嬢と呼ばれ、孤立していったのだ。
そして今、気付けば無実の罪で処刑されようとしている。婚約者である王太子を暗殺した、として。
レセリカは最期に祈った。「神よ、どうか慈悲を」と。
首を落とされたかに思えた次の瞬間、レセリカは7歳の頃に戻っていた。
しかも、ずっと後悔し続けていた子どもの頃の出来事が目の前で起きている。
混乱しながらも、持ち前の冷静な分析力で現状を把握し、レセリカは決意する。
(もうあんな思いは嫌。泣きたい。苦しいと言いたい。助けてと言いたい……!)
処刑なんてされたくない。そのためには王太子暗殺を阻止しなければ。
その第一歩として、まずは自分の意見をちゃんと伝えていこうとレセリカは決意する。
「たとえ今度はワガママ令嬢と言われても。私は変わらないといけないわ」
そう覚悟をしていたのに、どうしたことかレセリカは気付けば色んな人から溺愛され始めていく。
……意思を伝えること=ワガママだと思っているレセリカは、人に頼ることに不慣れであった。
断罪の運命はどうなったのか? 王太子暗殺事件は? レセリカは幸せを掴めるのか?
悪役にされて悲しい運命を辿るはずだった令嬢は、やり直し人生で愛され令嬢の道を歩み始めたのだった。
※カクヨムでも連載中です?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:00:00
598250文字
会話率:33%
御咲の国の済々家の一の姫、花蓮は国の王子である鷹宮の妃候補として宮廷に送りこまれた。済々家の一の姫である花蓮は一度誘拐されたことがあった。そのことは花蓮自身はよく覚えていない。
鷹宮の妃候補は32人。済々家の姫が選ばれることはきっとない。
誰しもがそう思っている。一度誘拐された傷物だから…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 14:50:13
91147文字
会話率:22%
頭空っぽにして読んでいただく感じです。
テーマは溺愛…だと思います。
エリザベス・ディッシュ侯爵令嬢、通称リジーは18歳。16歳の時にノーザント子爵家のクリフと婚約した。ところが、太めだという理由で一方的に婚約破棄されてしまう。やってられ
ないと街に繰り出したリジーはある若者と意気投合して…。
BL要素は匂わせるにとどめました。
また今度となりますでしょうか。
気晴らしに笑って読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 06:40:00
47188文字
会話率:22%
ジェニファー・メッツロイトンの恋は難しい。
子供までなして裏切られた元夫と、もう一度恋なんて無理目な恋だ。1000%無理だ。
一度は皇太子妃にまでなったが、23歳で3人の子供もろとも殺されて、5年前に死に戻った。
もう一度可愛い
あの子たちに会うために。
今度こそあの子たちを救うために。
最大の目的を抱えて、ジェニファーはひたすらに自分の心に蓋をして前に進む。
1度目のループは2年前に巻き戻り、2度目のループは5年前に巻き戻った。
誰が自分と子供たちを殺したのか、それはジェニファーにもまだ分からない。
・前夫とやり直す。
→これが多分、最初にやるべきこと。
・犯人を探す。真相を解明する。
→何かの煙で死んだがなぜ?
・自分と子供たちを守れる力を構築する。
→没落した実家をどう再建するか?
3点を柱軸に子供たちと幸せに生きる未来を目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 09:40:00
85426文字
会話率:22%
今日、俺は好いてもいない女と結婚しなければいけない。ただし、これはあくまで白い結婚だ。
夜会やパーティーに顔を出せば出すほど令嬢たちからの求婚の手紙が山ほど送られてくる。そんな毎日にうんざりしていた。
そこで、【手中に収めやすい、
自分より幾分か歳が下であり、爵位も下。婚約者もおらずあまり表に顔を出していない令嬢】を探した。
完璧に当てはまる令嬢は流石にいないと思っていたのだが、思いの外早く見つかった。結果、ウォートリー子爵家の令嬢である、エヴァリーナ・ウォートリーと婚約を結び、一週間後である今日に籍を入れた。貴族にしては異常な速さであることは分かっていた。
結婚式はしなかった。所詮はお飾りの妻に、そんな大層なことをする必要はないと考えたから。
お飾りの妻だと伝えれば、どんな反応をするだろうか。正直なところ、なんだって構わない。予想は着いている。
どうせ癇癪を起こすか、お飾りなのを理由に、散財するか、愛人をつくるか、はたまた俺を惚れさせようとしてくるのか。なんだって良いが、俺は微塵も結婚に、そもそも女性に興味がない。
金しか見ない女を、名声しか見ない女を、権力しか見ない女を、爵位しか見ない女を、俺はどうしたって興味も持てなければ愛せもしない。愛することが出来ない。今のうちにはっきりさせて、変な期待は持たないでもらう。その方が、彼女にとっても良いだろう。
今から言うことを理解してくれなくとも構わない。ただそれが真実であるのだから、否定だけはしないでもらいたい。俺から君に願うのはそれだけだった。
「私が君を愛することはないと思え。君はただ、私のお飾りの妻として徹してくれたらそれで良い」
「…そうですか。では、私のお飾りの妻として許容してくださる範囲を教えて頂きたいです!」
「…………は?」
__意味が…分からん…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 06:00:00
40034文字
会話率:34%
主人公の住む世界に隕石が衝突!可愛がっていた白猫と共に死んでしまった。
主人公と白猫はあの世とこの世を繋ぐ場所で美の女神と出逢う。
その女神の話では、世界が消滅したのは美の女神が隕石で遊んでいた時、手元が狂ってたまたまあった主人公が住む星を
消滅させてしまったらしい。
お詫びにと女神が『前世で良い行いをした人の中から抽選で1億人を、異世 界転生させてあげるキャンペーン』さらに『女神を助けようとした人の願いを、全て叶える』を開催し主人公は当選。
転生にあたり希望を訊かれ胸がほとんどなく微乳(貧乳より小さい胸)主人公が「爆乳美女令嬢』と答えると願いが叶う。
念願叶って『シャーロット・イリック』という、爆乳美人令嬢に転生して、優しい両親、天使のように可愛い妹と共に楽しくスローライフを楽しんでいたが……。
「どうしてこんなことになってしまったんだー!」
次期公爵マイロ・エバンスに気に入られ溺愛される、シャーロットの叫びが聞こえてくるような、キュンとなりつつコミカルなお話になっています。
シリーズもです。
お時間のよろしい時に読んでいただけますと、嬉しいです。
主人公シャーロットと、キャラの濃い他の登場人物との掛け合いを、クスッと笑っていただきながら、読んでいただけますと嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 00:00:00
12771文字
会話率:26%
伯爵令嬢のロレッタは、夜会で婚約者のライナルトに婚約破棄を宣言されてしまう。
婚約自体に思い入れはなかったが、自分の家族や兄嫁までを馬鹿にされたロレッタは、思わずライナルトに飛び蹴りをくらわす。
今は淑女として振舞っているロレッタだったが、
昔はお転婆な少女だったのだ。
一方、美しい風貌と素晴らしい剣の腕を持ちながらも、女性を寄せ付けないことから『氷の騎士』と呼ばれるクロヴィスは、今日も夜会の警固の傍ら、とある女性を探し続けていた。
その強い視線を巡らせ、今夜も思い出の中の元気な少女との再会を夢見ていると、何やら婚約破棄騒動が始まり――
派手に婚約破棄をされた令嬢が、実はとっくに有望騎士の心をガッツリと掴んでいて、幸せになるお話です。
アルファポリス様にも投稿しているものと同じですが、読み切りの短編にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:15:37
21549文字
会話率:27%
侯爵令嬢のアイリスはある日、宰相の父に手っ取り早く稼ぐ方法を尋ねられた。
国王が詐欺被害に遭い、国が多額の借金を抱えてしまったらしい。
そんなうまい方法はないと思ったアイリスだったが、前世の記憶を持つ彼女は閃いてしまった。
『アイドルグルー
プを作って借金返済をしましょう!』
もともと前世でアイドルオタクだったアイリスは、幼馴染みの王子ルカリオ、騎士団長の息子キース、魔術師団長の息子レンというイケメン三人組でアイドルグループを結成することを提案する。
渋る彼らを宥めたアイリスは影のプロデューサーとなり、借金返済の為に奮闘するのだが――。
グループ名やデビュー曲はどうするか、ファンクラブの開設などやることは盛りだくさん。
しかも、なぜだかメンバーの三人がアイリスを口説き始めて?
いやいや、アイドルって恋愛禁止ですよ?
思い付きで異世界で初のアイドルを生み出したアイリスが、社交界の夫人・令嬢を巻き込みまくり、経済を回し、ジャカジャカ儲ける中で逆ハーされるお話です。
軽く読めるご都合主義でストレスフリーなお話なので、楽しんでいただけると嬉しいです。
アルファポリス様にも投稿していますが、長さを調節している関係で話数が違います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 20:12:03
64866文字
会話率:33%
伯爵令嬢のクレアは、屋敷が強盗に襲われてしまい、クローゼットの中で身を潜めていた。
その最中にうっかりくしゃみをしてしまい、気付けばなぜかモフモフなうさぎに変身していた。
その後、助けに来てくれた幼馴染みの伯爵令息エドガーに保護されたのはい
いものの、彼の部屋で飼われることになった上に、エドガーはクレアは強盗団に攫われたと誤解していた。
必死にクレアを探すエドガーと、彼の屋敷で過ごす内にエドガーに愛されていることに気付いてしまう、うさぎ姿のクレア。
そんな1人と1匹のお話です。
アルファポリス様に投稿していたものを修正しています。
ファンタジーなので、気負わずゆるく楽しんでいただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:38:58
29342文字
会話率:26%
王太子の婚約者である、公爵令嬢のクリスティーヌ・アンガス。両親は私には厳しく、妹を溺愛している。王宮では厳しい王太子妃教育。そんな暮らしに耐えられたのは、愛する婚約者、ムルダー王太子様のため。なのに、異世界の聖女が来たら婚約解消だなんて…。
私のお話の中では、少しシリアスモードです。いつもながら、ゆるゆるっとした設定なので、お気軽に楽しんでいただければ幸いです。本編は3話で完結。よろしくお願いいたします。
アルファポリス様にも投稿しております。そちらは、番外編を更新中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 19:50:06
84522文字
会話率:25%
前世の記憶がある、侯爵令嬢のリリアンヌ。前世ではライトノベルを読むことが好きだった。中でも、胸をときめかせた「溺愛」。溺愛、見たいんです。だれか見せてください。ちなみに、私は見たいのであって、溺愛されたいわけではありません。
とにかく鈍すぎ
る主人公です。設定ゆるゆるですが、お気楽に楽しんでいただければ、ありがたいです。
アルファポリス様で連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 18:04:59
131965文字
会話率:32%
シャレット侯爵家の令嬢であるルルアンナは帝国の皇太子フェリオルドの婚約者であり、貴族令嬢のお手本とも言われる社交界の華である。
そんな彼女には秘密があった。
それは、周りの人間すべてに対して大きな猫を被っているということ。
幼き頃に聞いた愛
する人の理想を叶えるために、家族も友人も、フェリオルド本人に対してさえ本性を偽ってきた。
全ては誰よりも彼に愛される人間になるため。
そのためならば、聖女を演じることも邪魔者を排除することも厭わない。
そして今日も、彼に愛される皇太子妃という未来のために、ルルアンナは己を演じて進み続ける―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:27:58
257258文字
会話率:55%
◆かつて守れなかった主のために――最凶令嬢が贈る、時を超えた報復劇!
全てを失った世界で、ようやく見つけた幸せ。それすらも、この手からこぼれ落ちていく……。
魔塔すらも恐れる残虐非道な魔法使い、『白い悪魔』として名を馳せるシア。
敬愛す
る主君、第一王子クロヴィスが王位争いの刃に倒れたその瞬間、彼女は禁忌に手を染め時を巻き戻す。
そして過去に舞い戻った彼女は、経験と知識を総動員して惨殺される未来から家族を救い。アルトヴァイゼン公爵家の娘、アーテミシア・フエゴ・ベルデとしてクロヴィスを王位へと導いていくのだが。
「例えその先の未来に、私が存在しなくても……」
禁忌を破ったその先で、シアを待ち受ける代償とは、果たして――!?
◆一章までは毎日更新! 二章からは不定期更新です。
◆面白かったらぜひ評価やブックマークをお願いします。感想などもいただければ大変励みになります♪
*カクヨムにも同時掲載していますが、なろう版が最新です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 08:10:00
250447文字
会話率:36%
母ひとり子ひとりでひっそり王都で暮らしていたソランジュ。過労で倒れた母がそのまま亡くなったのは十歳の時。母の死を嘆くあまり前世を思い出し、更に自分がこれから実父に引き取られ、義母より迫害されてドアマットヒロインになるのだと気付く。最終的に素
敵なヒーローに助けられての溺愛エンドになるとはいえ、成長期なのにろくな食事も与えられない日々が待っている。そんなのは嫌だ。私はお腹いっぱいご飯が食べたいし、できればお肉をたっぷり食べたいのだ! 原作では母との思い出のある王都を離れたくないと断った叔父の誘いにのって、お肉を求めてソランジュは田舎の牧場での生活をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 21:39:18
13926文字
会話率:45%
「リリエッタなんかより、君と結婚できたらいいのに」
侯爵令嬢リリエッタは、ある日舞踏会で婚約者がそう言って、他の少女と口づけを交わしているのを目撃してしまう。
ショックを受けたリリエッタは声が出なくなり、婚約も破棄となった。
声を失
ったまま沈んだ気持ちで毎日を過ごすリリエッタの前に、新たな求婚者が現れる。それは、三大公爵家の一つラトリッジ公爵家の嫡男のアルフレッドだった。
それまでかかわりのなかったアルフレッドの求婚の理由や復縁を求める元婚約者と向き合いながら、リリエッタは前を向き、二人は絆を強めていく。
婚約者に裏切られた傷ついた侯爵令嬢が、新たな婚約者に出会い失った声を取り戻して幸せになるまでの物語です。
完結まで毎日投稿の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 16:00:50
82133文字
会話率:43%
リレイシェルの王女アンヌマリーの成人を前に、王家は辺境伯レナート・ローゼリッツに王女との婚姻を打診するが断られてしまう。
アンヌマリーは幼いころレナートと会ったことがあり、レナートは初恋の相手だった。その初恋を叶えるために、アンヌマリー
は、辺境に向かうことになる。
辺境伯領に到着したアンヌマリーをレナートはとても優しく受け入れてくれるが、やはり婚姻は断られてしまう。
断られる理由は、昔の恋人が忘れられないから?
はたしてアンヌマリーの初恋は叶うのか。
真意の見えない年上の男を相手にがんばる王女のお話です。
全24話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 18:00:00
72867文字
会話率:51%
愛妻のシェラルが事故に遭ったと聞き、急いで家に戻った騎士団長のディクスは、目覚めた彼女の酷く冷たい眼差しを浴びた。
「何故ここにいるの? 貴方とはもう離婚してるのに。貴方の浮気の所為で。“運命の人”が現れたんでしょう? ――貴方の」
シェラルの言葉に呆然とするディクス。妻を愛する彼にとって、彼女の言葉は寝耳に水だった。
ディクスは懸命に否定するが、シェラルは信じない。
だって彼女は昨晩、夢ではなく実際に彼に言われたのだ。
「僕と離婚して下さい。僕に“運命の人”が現れたんです。僕は彼女と一緒になりたい」
机の上に、一通の『離婚届』を出されながら――
※他小説サイト様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:20:00
53755文字
会話率:43%
「――よし、死ぬか」
ラエスタッド王国の第一王子であるヴィクタールは、文武で弟に勝てた事はなく、国民からも陰で馬鹿にされていたが、婚約者のヘビリアとは良好な関係を築けていると思っていた。
しかし何者かに騙され、不貞と見られる姿をヘビリアに
目撃されてしまい、釈明の為に向かった部屋で聞こえてきたのは、ヘビリアと弟であるスタンリーの情事の声だった。
何もかも絶望し、死を決意したヴィクタールは、二人の目の前で絶壁の海崖から落ちていった――
「――よし、死のう」
リントン侯爵家の使用人リシュティナは、侯爵家の姉妹に毎日苛められていたが、好意を寄せていた同じ使用人のロッゾに告白され、喜びで一杯になっていた。
しかしその翌日、ロッゾと侯爵家の長女が密通しながら自分の悪口を言っている場面を目撃し、更に理不尽な理由で侯爵家を解雇されてしまう。
何もかも嫌になり、死を決意したリシュティナは、死に場所に決めた浜辺で倒れている瀕死の男を発見し……?
一方その頃、スタンリーはある理由でヴィクタールを血眼になって捜していた――
※作者独自の世界観全開で、精霊や召喚等ファンタジー要素強しです。
※鬼畜サイコパス野郎の所為で残酷な描写があります。毒されないよう御注意下さい……。
※他投稿サイト様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:10:00
117228文字
会話率:48%
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。
ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を
取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。
転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを――
そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。
その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。
――そして、セイフィーラは見てしまった。
目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を――
※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。
※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)
※他サイト様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 11:10:00
117541文字
会話率:41%