この世界には不思議な鐘がある。
その鐘はずっしりと大きく、いつも世界を見守っている。
だれが作ったのかも、いつ作られたのかもわからないその鐘は、
人々の生活に溶け込んでおり、疑問に持つ者はいても、
邪魔に思ったり、排除したりしようとする者は
いない。
なぜならその鐘は、人の願いを聴き叶える鐘とされているからである。
頻繁に使われるわけではないが、ひと月に1度ほど、その鐘の音は街を包む。
人生に満足している人は鐘をならさない。
なぜならその鐘は、願いを叶えるが、そのことが人間にとっての良い悪いとは別だからである。
鐘はある意味、その世界で最も純粋な存在であり、最も残酷な存在ともいえる。
これらの理由から、人々は鐘を残し続けている。
そんな鐘を鳴らした者達に起きた境遇を語っていく、物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 15:23:09
843文字
会話率:8%
【人生のリセマラを夢見る二人の物語】
「映画を千回観たら死のう」。人と関わらないことを信念に日常を過ごす少女、関根寧々(せきねねね)は人生をリセマラするつもりでいる。リセット、つまり命を絶つまでの条件は映画を千回観ること。それは映画オタクで
ある寧々が定めた絶対のルールだった。
一人で劇場を訪れては、スクリーンの世界に没頭する。そして美味しいラーメンを食べるまでが彼女のルーティン。そんな寧々と同じように、映画とラーメンを愛する中年男性がいた。冴えないおじさんである、その男性の名前は棚橋竜馬(たなはしりょうま)。
ある日、そんな二人の日常が落とし物をきっかけに交わりはじめる。孤独を重んじている寧々は、ずっと一人だった日常の変化に困惑する。やがて、人生をリセマラする計画「映画を千回観たら現実にサヨナラ」は、棚橋との共同計画となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 17:10:45
41765文字
会話率:30%
恋と妄想が大好きな乙女たちの間で流行っている『実はあの騎士団様……』という裏設定を勝手に作っていく遊び。
それを【ミリしら】……一ミリも知らないけれどやってみた! と掛け合わせて遊んでいました。
判断材料は、マントの長さでわかる騎士様か魔
法騎士様かと、演習場での所作や表情、話している相手のみ。
キャーキャーと話していたら、がっしりと腕を掴まれました。
「――――そこまでだ。薄紫頭の娘、お前を拘束する」
まさかの監禁です。
まさかの【ミリしら】が大正解していたらしいです。
違うんです! スパイじゃありませんんんん!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 08:09:21
6581文字
会話率:39%
あるところに、長く美しい銀の髪と輝くような金色の瞳を持った少年がいました。
少年カーターは、病気の母親の薬代を稼ぐため、父親とともに毎日のように働いています。
ある日、遠くの街で『星降り願う夜』(ほしふりねがうよ)、というお祭りが
ある事をしりました。
そのお祭りで神様に願い事をすると、どんな不可能な事でも叶うそうです。
ただし、同じくらいの対価も求められるようで――――。
少年は神に何を願い、何を対価とし差し出すのか……。
閲覧、ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 18:04:02
28745文字
会話率:38%
科学の力で問題の解決を生業とするベンチャー企業「株式会社科学調査研究センター」
使いっぱしりの雑用ユウが、センター長のアナ、研究員のリョウ、営業のリサらとともに様々な事件や事故に挑みます。
最終更新:2023-06-05 06:00:00
3773文字
会話率:27%
派遣切りにあい深酒をした帰り道、私は変な男に声をかけられた。
「我がお前の望みを叶えてやろう」
そう言ったその男は全身黒尽くめで、背中には羽が生えていて頭には角があった。
なるほどコスプレイヤーか。
終電もなくなった時間に住宅街にいるのはお
かしいと思いつつ男と会話をしていると、男がものすごいイケメンであることに気がついた。
ならば私の願いは一つ。
「なら私と付き合って。いやもう結婚して」
「……は?」
男は驚いた様子だったが諦めて了承してくれた。
彼が手を差し出してきたのでがっしりと握ると、
「契約成立だ」
という声が聞こえて私は白い光に包まれた。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 14:14:20
6314文字
会話率:35%
喜んでいる畑が、筋肉を食べながら、脇に擦り付けられながら、筋肉をおいしく、都会である女の人が、タマタマタマタマタマタマ。え?
最終更新:2023-05-26 23:15:33
649文字
会話率:0%
勇者ぽえぽえが風で飛んで行った名古屋コーチンを拾いに行かない物語。つまり、ニンニクが大きな家を建てながら今世紀最大のポエムを作成しない話である。つまり、コメット探して一億払ってみろってこと。
最終更新:2023-05-26 23:05:45
1971文字
会話率:19%
わたしはエリナ、公爵令嬢です。王子様と婚約をしていました。
ですが、破棄されました。
冤罪を押し付けられて処刑されることが決まりました。
私の処刑は娯楽として消費されるらしいです。
ですがわたし、一つだけ秘密があります。
わたしは自分が
受けた傷を他人に移し替える能力を持っているんです。
このことは両親しかしりませんし、魔女と言われてしまいそうなので誰にも言えません。
わたしを処刑して本当にいいんですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 18:01:26
9271文字
会話率:30%
五十嵐涼子(いがらしりょうこ)は超能力が使える。女子サッカーで使っていたら、嫉妬した柳瀬遊に嫌がらせされ…!?
最終更新:2023-05-15 19:39:59
1921文字
会話率:20%
名門魔法学校を舞台に問題児と呼ばれる用務員と、異世界からやってきた少年が問題を起こして楽しく過ごすファンタジーラヴコメ番外編!
アンドレとエリザベスは双子の兄妹。
幼くして死んでしまった彼らは、今日も兄であるエドワードの存在を探し
て旅に出る。
「にちゃ、しりませんか」
「しりませんか」
道ゆく人に尋ねても兄の居所を知っている人はいない。
肩を落とすアンドレとエリザベスの前に現れたのは、あのお騒がせ魔法使いだった……!?
果たしてアンドレとエリザベスは、愛する兄と再会できるのか!?
こどもの日なので子供が主役、兄を探して頑張る幼い兄妹の絆の物語……かもしれない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 21:52:20
7996文字
会話率:53%
海上にある学園都市、叶夢学園、ここに入学することであらゆる夢が叶うとされている恋愛•就職•スポーツ
過大評価がありもするがた、大抵のことはうまくいくであろう場所、そんな学園に僕は足を踏み入れる。
これから巻き込まれるトラブルの世界へと‥‥
最終更新:2023-04-29 00:00:00
24187文字
会話率:33%
えみるは大学にはいったばかり。信仰宗教に傾倒している父のせいでこれまでろくな目にあっていない。
大学でしりあった瑞廉という女性とふとしたことで意気投合し、興二という男子学生も交え、三人は親しく付き合いしていた。
瑞廉にはどこか浮世離れ
したところがあって……。
©2023 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-26 10:52:30
6891文字
会話率:63%
習字教室の生徒が、公園で妙な模様を見つけた。
バランスが微妙に気に入らなくて添削したら、魔法陣が発動して異世界転移してしまった。
召喚したのは勇者パーティ。週明けに魔王討伐に挑むから一緒に来てくれと頼まれた。
でも戦えないし、魔力も持ってな
いし……。
そしたら勇者に、〝ローラー〟という底辺職に就くように言われた。
ローラーの役割は、主に荷物持ちや食事、寝床の準備。……ただの使いっぱしりじゃないか。
でも、魔王討伐に付き合ったら元の世界に戻してくれると約束してくれたので、仕方なく同行することにした。
……裏切られたけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 18:00:00
14246文字
会話率:46%
いつもいたずらする彼女は隣に住む幼なじみ男の子が大好き。
今日も今日とて、幼馴染へのいたずらを実行する。今日はどんないたずらにしてやろうか。
一方隣に住む幼なじみはそんな彼女のいたずらに困っていた。もう2度と会えないような辞世の句から
始まる遅刻の知らせ。突如始まるしりとり、下着への視線誘導。
そんなある日、彼は幼馴染が告白されている現場に立ち会う。ここで初めて湧き上がる、彼女を取られたくない、という気持ちに気づき、やがて好きだということに気づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:24:18
5217文字
会話率:46%
宮廷メイドのエイダは、先輩メイドに頼まれ王城裏庭を掃除した——のだが、それが悪かった。「一体全体何をしているのだ! お前はクビだ!」「すみません、すみません!」なんと貴重な薬草や香木があることを知らず、草むしりや剪定をしてしまったのだ。そこ
へ、薬師のデ・ヴァレスの取りなしのおかげで何とか「裏庭の管理人」として首が繋がった。そこからエイダは学び始め、薬草の知識を増やしていく。その真面目さを買われて、薬師のデ・ヴァレスを通じてリュドミラ王太后に面会することに。そして、お見合いを勧められるのである。一方で、エイダを嵌めた先輩メイドたちは——?
※この話は他の小説投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 17:07:31
18832文字
会話率:52%
私立龍驤高校に通う主人公が様々な怪異と戦っていく物語です。ギャグ要素も多いので、かんぜんしりあすなはなしだtぉ思って読むと期待外れだと感じるかもしれないのでご注意ください。さらに、メタ要素やパロディーも多いので、苦手な方は我慢して読むか、ブ
ラウザバックを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 15:43:15
6250文字
会話率:73%
しりとりで世界を救う
最終更新:2023-04-05 06:29:49
616文字
会話率:8%
遺伝子研究所の研究員として勤務する、北里雄紀。内気で性格であるが故、まわりの人々に関わらないように生活していた。ある日、雄紀が勤務する研究所に華やかな女性が研修生として現れる。心を乱された雄紀は、旅行中、とある橋の上から落ちて異世界へと移動
してしまう。そこには、光らない人々が支配する世界であった。光る人々は光らない人々にしりたげられながら生活をしていた。雄紀は、その世界の救世主のみに動かすことが出来ると言う言い伝えのある石を動かしてしまう。そのことによって、雄紀は、その国の支配者、アッデス様に追われるようになる。
捕まれば死刑。
この物語は、他サイトにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 23:06:03
302254文字
会話率:33%
母子家庭で育った廣崎あすか。
ある日5歳の"娘"と名乗る子供が現れて、つまらない日常が激変した。
変なことに巻き込まれ、自分の出生をしり、事件に巻き込まれていく。
最終更新:2023-03-18 22:21:46
8866文字
会話率:26%
「技術だけの魔力なしはいらんっ!貴様を退団処分とする!」
生まれた時から、魔力なしだったレント。卓越した剣術の才能のみでなんとか騎士団に受かるも剣士の最重要技能「身体強化」すら使えず10年間、雑用ばかり、王国の政策の変更で、とうとう騎士団を
追い出されてしまう。だが失意に沈む夜の夢の中で、王国の王女と邂逅し…
「あなたに私の体をお譲りします」
「…はい?」
魔力だけはある王女の体に、技術だけはある男の魂が入った時、のちに伝説となる「剣聖」が…生まれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 20:05:40
11721文字
会話率:43%
※連載候補の短縮版です。
※全五話を想定しています。
今日(2/26)中にすべて投稿しますので、よろしければお付き合いください。
――――――
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【簡単なあらすじ】
最強魔術を与えられてしまった採取大好きなおっさんが、周りに持ち
上げられながらも自由なスローライフを目指すお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
採取専門のおっさん冒険者、ウィード・グライスは「草むしりおじさんww」と若手からバカにされる日々を送っていた。
しかしそんなある日、彼はひょんなことから極級――最上位の植物魔術使いに覚醒する。
何でも今までの採取活動によって、世界中の植物を知り尽くしたことがきっかけらしい。
世界で五人目の極級魔術師となったウィードは魔術ギルドに招待される。
世界一の報酬。
世界各国に建てられる邸宅。
百人単位の使用人に、世界中から集められる美女。
しかしウィードは本心からこう思った。
「……いらねえええええええええ! 俺は田舎で自然に囲まれながらスローライフしたいんだが!?」
これは植物魔術がカンストしたおっさんが、田舎暮らしを求めつつも、何だかんだ世界を救ってしまうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 18:03:07
18723文字
会話率:40%