【現在日間37位 本日完結しました】
「お前をこの山から追放する。荷物をまとめて下山しろ」
仙人になるための修行を怠けて野菜の世話ばかりして過ごしていた建明(けんめい)は、急死した師匠の跡を継いだ兄弟子から突然そう宣告された。
「長年修
行してできることと言えば菜園で草木を育てることだけ」
それが理由だ。
いいだろう。
その「草木を育てる」でどこまでやれるか見せてやる!
さて、では修行をしようか。
師匠の娘、玉蓉(ぎょくよう)も建明のことを追ってきて修行を助けてくれるというし、これはいける気しかしない。
え?
普通の修行では見込みない?
強くなる唯一の方法が、玉蓉と寝ることだって!?
そんなハレンチな!!と思いきや玉蓉の方はまんざらでもないみたい!?
それなら強くなるためやってやる!
そして建明は特訓を乗り越えて、再び兄弟子と対峙する。
「もう一度菜園をいじってさえいればいい日を送るため、俺はあんたを倒す!」
目指せスローライフ!
手に入れろいちゃいちゃデイズ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 14:06:51
81151文字
会話率:38%
これは、どこかの土地のおとぎばなし
都から離れた山里に暮らす女の童「ミツ」は、今のくらしを捨て、都で華やかで幸せなくらしをしたいと、いつもその方法をさがしていた。
ある時期から里の近隣に、都からきた「化け物」が住んでいるという噂が広まる。
その後、1人の男童がいなくなるという騒ぎが起こり、里の全員が化け物を恐れた。しかしミツだけはこの都からきたという化け物に、あこがれを抱き、わざと山奥まで薪を取りにでていた。
山からの帰り道、ミツは化け物にであう。醜い姿の化け物の正体は、都の役人だった男。男は家来の謀反により都から逃れてきたのだった。華やかなくらしを望むミツの話を聞き、男は自分の屋敷へミツを連れ帰り。自分の妻となることで、その生活を約束した。
あるとき、ふとしたことから、ミツは里の者が未だに自分を探しているという話を耳にする。戻りたい気持ちと、元の生活に戻りたくないという二律背反に苦しむミツ。
下した答えは、今の暮らし。
ただし、男がいない暮らしだった。
見知らぬ鳥に文をくくりつけ、大人数の武者を呼び、ミツは男を殺してしまう。
武者たちを無理やり追い返した今、自分ひとりの屋敷を手にしたと歓喜するミツ。
しかし、それはまた、屋敷から出ることは二度とかなわなくなってしまった瞬間だった。
冬童話2021折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 20:00:00
7867文字
会話率:29%
「ねぇ、サンタさん。あなたのソリにのせてほしいの」
「取り込み中なのがみえねぇのか?」
クリスマスを控えた前日の夜。イブの日の夜のこと。
一人の少女がゴミ袋の山から這い出ていた不良少女にそう言ったのだった。
最終更新:2020-12-27 23:31:16
2807文字
会話率:56%
火山から吐き出される灰が舞う大地を痩せ細った男と犬が歩む。
最終更新:2020-12-15 13:00:00
796文字
会話率:9%
数百年前魔王を倒し、その後姿を掻き消した勇者レイは長い間険しい山の中で隠遁生活を送っていた。しかし数百年間ほぼ一人で暮らしていたため人恋しくなった彼は、山を降り、知り合いが経営している『ヘリヤル剣術・魔術学院』に推薦入学する。
最終更新:2020-10-28 20:14:39
3206文字
会話率:51%
作者が2016年9月に、富山県の立山から黒部峡谷・下の廊下を歩いた際の紀行文です。
スリリングなコースを単独踏破した思い出と心の葛藤をつづりました。
最終更新:2020-09-27 18:38:17
100828文字
会話率:1%
転勤で新しい街に越してきた流啓人ナガレケイトは、ある朝、通勤電車の窓から自分の乗る路線と並行して走る別の線路と寂れた駅を見つけた。
数日後、終電で帰宅途中、その駅に灯りが灯り数名の客を乗せた電車が停まっているのを見た啓人は、地元出身の
同僚に話を聞くが、その駅は「みとがわ」という35年前に廃線になった路線の駅だという。
そして、小学4年生の息子を連れての2泊3日の登山からの帰路、啓人は、豪雨のために寂れた田舎の駅に足止めされてしまう。
駅には、数人の客が啓人親子と同じように電車が動き出すのを待っていたが、その中には、山小屋で同宿した中年夫婦の姿もあった。
一人しかいない駅員と10名ほどの乗客達と電車を待つ間、駅名が「みとがわ」であることを知った啓人は、その駅のある異常さに気付くのだった。
果たして啓人は、自らの抱えた過去の秘密と向き合い、息子を無事にその駅から連れて帰ることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 18:34:52
19437文字
会話率:26%
実家へ帰る話。
午前3時、山へ行った。山から海が見えたので海に行くと、偶然同級生と会った。しばらく家を留守にしなければいけないので、猫に餌をあげにきて欲しい、と頼まれた。
注意・遺体が出てきます。
最終更新:2020-08-07 21:56:39
16809文字
会話率:1%
むかしむかし。
人の何倍も食べる、男が住む村があった。
狩りに関する嗅覚も人並み外れている彼は、近くの山から大量の獣を狩り、
皆におすそ分けするほどだったとか。
そんなある日。一日経っても、彼が山から帰ってこない事態が……
最終更新:2020-08-04 23:37:41
2582文字
会話率:0%
「ふん、行くに決まってるだろ? 向かい風へ進むってのが私たちオークなのさ」
ノルス共和国は国土の大半が高い山々に覆われていた。一年の半分は雪に包まれ、畑になり得る耕地など限られていた。そのため、狩猟や牧畜や、僅かな鉱山から産出される鉱石
の加工が産業の中核となる貧しい国であった。しかしそれ故に、近年もう一つの産業が発達していった。「人」の輸出、傭兵業であった。
かつて十年戦争と呼ばれた戦乱の中で、故郷を追われたヒュームとエルフは先住民であったオークとドワーフに出会い、ノルスの地でともに国を興した。そして生存のため、国を挙げて傭兵業を営むこととなった。
建国から二十回目の冬を迎えるころには「ナーマッド」「血に飢えた餓狼ども」「神々への反逆者ども」「ブロッデーショナリー」など、他にも数え切れないほどの蔑称がノルス傭兵団に付けられていた。そして、いつしか人々は畏怖を込めて、オークやドワーフやエルフたちが住むノルスを、彼の傭兵たちが住まう国を、こう呼ぶようになっていた。「蛮族の国」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 18:55:17
36653文字
会話率:40%
「ローグ、もうこのパーティにお前のいる場所ねぇから!」
そういって、親友のアキラから俺はパーティーを追放された。ずっと恋仲だった彼女も寝取られた。悔しくて悔しくて、見返してやると山籠もりをして、ほぼ最強レベルの力を手に入れた。
しかし、さ
あ復讐だと山から降りてみると、アキラたちは死んでいて、俺の復讐心は誤解だと知った。真実をしって、後悔をする俺。
仲間の残した道具を使って、親友の夢かなえるため、俺は再び山にこもるのだった。
その親友の夢、それは、「世界を救うこと」
初なろう作品です。応援お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 01:00:00
12373文字
会話率:46%
管理している鉱山からの邪悪な魔力の流出が原因で聖女の任を解かれた少女”ファイ”。
彼女は、その瞬間から彼女の持てるすべての力をもってして引きこもりを始めた。
そんな彼女をどうにかしようとする役人の”トーマス”は、どうにかしようと説得を続ける
のであった。
ハーメルン様 カクヨム様 ノベルアップ+様 アルファポリス様にて同時投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 10:58:22
4030文字
会話率:40%
元小学生人気モデルのみゆ。
中学でいじめにあい、引きこもり。
芸能界も引退してしまう。
高校に受かり、環境が変わることで引きこもりから立ち直りたいと学校へ。
門の前でうろうろしてると、ひとみに出会い初登校。
ひとみとは同じクラス。明るくて気
さくなひとみはどんどんみゆのパーソナルスペースに侵入してくる。
ひとみのおかげでみゆは引きこもりを克服し、楽しい学園生活を送るようになる。
ひとみは入学と共に、軽音部に入るが路上ライブを始めたりしてユーチューブなどで有名になっていく。
ひとみは軽音部の活動でみゆに作詞を依頼。
ひとみの路上ライブは元人気モデルのみゆが映りこんでいたこともあり、一気にバズる。
そしてひとみはスカウトされる。
ひとみは入学の時にいくつかの目標を定め、一つずつ実行していく。
その中の一つに彼氏をつくるという項目があり、杉山君に一目ぼれ。
杉山もひとみのことが好きなのだが、お互い気が付いていない。
杉山が生徒会選挙に立候補するや、ひとみも立候補。
ひとみは接点のない杉山に近づくためだったのだが、ひとみは成績1番。杉山は退く。
杉山の立候補の目的は野球部坊主廃止が目的であったのだが、ひとみはその願いをかなえてあげる。
そして杉山を副生徒会長に推薦する。
ところがいざ杉山がひとみのことが好きだと分かると、ひとみは杉山から逃げ出すようになる。
そして事務所から恋愛禁止だと言われたと嘘をつきごまかす。
みゆはひとみに出会うことでどんどん変わっていく。
そして高校に通い始め、ひとみが起こすいろんな出来事に巻き込まれながら、どんどん明るくなっていくというのが前半のストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 12:00:00
109150文字
会話率:23%
魔法が満ちる、とある世界の片隅で、ひと塊の緑柱石が一組の師弟に見出だされた。
その石は、特別な原石。
師弟は「エメルダ」という意思を宿す彼女を、暗い鉱山から連れ出した。
彼女を研磨しうる優れた宝飾細工師を求め、たくさんのギルドが
集う「職工の街」を訪れるがーー?
やがて、ひとりの精霊の少女が姿かたちを得て人間たちに混じり、世界の成り立ちを紐解いてゆく、緩やかな物語。
冒険はあるかも。危険はそんなにないかも。
転生でも転移でも、チートでもなんでもない。当人達にとってはごくごく普通の、日常系ファンタジーです。
* *
5/19、イメージ画を描きました。
https://29045.mitemin.net/i382224/
(作中のサブタイトルに※があるものには、らくがきという名の挿し絵があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 09:46:27
169610文字
会話率:34%
小学六年生 八巻 珈琲(はちまき かざひ)はある雨の日に麻雀倶楽部を営む風子との出会いをきっかけにその才能を開花させる。舞台は地元岡山から大阪 東京と日本全国を相手に、少女は努力の限界に挑戦する。
最終更新:2020-06-06 23:12:10
24177文字
会話率:75%
背負った大きな籠をいつもより陽気に揺らして、テララは今朝もせっせと小山へ拾集に来ていた。
人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに来るのが少女の日課だ。
荒野に佇む一本の巨大な聖なる樹「母
大樹」。
雲を突き抜け、青い空一面に伸ばした枝下に積もる恵みの小山から必要なものを拝借し生活に充てる。それは少女が生まれるよりもずっと前から変わらず続いている何の変哲もない村の常識だった。その……はずだった。
籠を一杯にして姉を喜ばせてあげよう。そう意気込んで肉片の山に立ち寄り、今晩のご馳走を求め肉山の奥へ手を伸ばしたそのときだった。
――ナニカニ、ツカマレタ。
その瞬間、今まで経験したことのない凄まじい激痛が少女を襲う。軋む腕にたちまち視界が歪む。
肉塊の奥底。日の光も当たらぬ暗く湿った影の中。銀に揺らめく瞳が少女に喰らい付くように睨んでいた。
ソレとの出会いが不運にもテララを、その世界に息づく者たちを、この世界の虚像を暴く修羅の道へと誘ってゆくこととなる。
これは、"ヒトのカタチ"を苦しく、切なく、暴力的に描く物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 19:00:00
244537文字
会話率:45%
俺は山で車を走らせながら夜景を眺めていた。都会の喧騒は嫌いだが、こうやって静かな所から眺める分には、とても綺麗だ。
最終更新:2020-04-26 16:18:11
297文字
会話率:0%
VRゲームの中に入り、デスゲームへと巻き込まれた男。
異世界のようなゲームの世界で男は生き延びることが出来るのだろうか。
分からない。でも、そんな過酷な状況にも関わらず男は思った。
「ゲームの世界だし、まぁきっとなんとかなる
よな!」
最初から何もなく、さらには寒い雪山からデスゲームは始まった。でも、それでも男はゲームが好き故に必死にゲームの世界を生き抜く。
ゲーム好きの主人公が行くデスゲーム!!
《今ここに開幕!!!》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 00:07:42
216939文字
会話率:48%
海で美少女を助けたら、自称宇宙人だった。
とある海沿いの街に住む普通の青年、藤原章吾と、自称宇宙人の水着釣り目美少女、佐伯麗子または海底火山から噴き出す極小の気泡が繰り広げる、ゆるふわSFヒューマンコメディ。
あ、犬もいます。もふもふです。
最終更新:2020-04-03 04:56:49
27408文字
会話率:41%
西暦2019年、東京のとある郊外。
都立高校に通う高校2年生の成瀬 航(ワタル)は、幼い頃に母親を亡くし、今は父とふたりで暮らしている。
その日、航は学校から帰るといつものようにゲームをしていた。しかし、突然の睡魔に襲われソファーの上で眠っ
てしまう。
そして夢を見た...
夢の中で航は、片思いをしているクラスメイトの富永 遥香(ハルカ)と手をつなぎながらデートをしていた。しかし、突然、空間がねじれると、街並みがグルグルと回転し始めた!そして二人がつないでいた手は離れ、航はそのまま「空へと逆さまに」堕ちて行った。
...ワタルくん、またすぐに逢えるよ...
夢の場面は次に移り変わったのだろうか?今度は見こともない世界で航は目を覚ます。
そこは、草花や、遠くに連なる山からして日本ではないようだ、一体どこの国だろうか?
最初航は夢の続きだと思っていたが、それにしては何もかもがリアルすぎる!
航が身に着けているのはパンツと母の形見である小さな宝石のネックレスだけ。
”パンイチ”の航は、どこまでも続く草原を行くあてもなく歩き出す。
異世界転移してしまった航。なんとその世界には、富永 遥香にそっくりな少女が健気に生きていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 23:09:41
52610文字
会話率:35%