壁に耳あり障子に目あり。
隠し事は誰がどこで見聞きしてるかわからなくて、バレてしまう恐れがある。だから気をつけないといけない。
そういう戒めを説いたことわざ。
これはなんとも言い得て妙だ。自分の現状を的確に表してる。
壁(に埋め込まれたコ
ンセントの中)には耳(盗聴器)が備え付けられてるし、障子じゃないけどドアの上とかドアノブとかモノの陰には目(カメラ)がつけられてる。
この環境。隠し事はできない。自分のすべては先輩に筒抜け。
先輩は美人で賢いけど、そういう犯罪者部分が欠点すぎて付き合う気はない。脅しにも屈さず告白も丁重にお断りさせていただいた。
それ以来も下手なことを口走って弱み握られたらたまったものじゃないから、できるだけ余計なことは言わないように注意してきたわけだけど......。
合宿の行きしな。気づいたら無人島に先輩と2人きりで取り残されて2週間。
いろいろ限界だし、生物としての本能かな。子孫を残したい欲が湧き上がってきてる。
雪歌さんへの欲情も止まらない。
普段なら、盗聴盗撮とか、変な録音を警戒して余計なことは絶対しなかったところだけど......。
まぁ、ここなら誰も見てないだろうし、運良く無事に帰れたとしたら、雪歌さんには悪いけど、なんもなかったことにさせてもらおう。
......と思ってたんだけど。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 18:00:00
9254文字
会話率:46%
地球が枯れ果てて衰退した時代。
宇宙に取り残されてしまった人型人形は時間を持て余していた。
移民船は故障してしまい、搭乗員は死滅。
一人、地球に焦がれる時間。
そんな日々の中で、ふと気付く。
ほぼ無限に残された時間の中で、この月を第二の
地球にしよう。
そう、わたしが開拓-テラフォーミング-しよう。
これは枯れた世界で宇宙に取り残されたしまった人型人形が、持て余した時間を使って月を開拓しようとする話。
たった一人で、できたら良いなを続ける話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 18:42:37
725文字
会話率:0%
『日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』一次選考通過作品
偉大な発明が人類の睡眠を変えた。人はみな『ガンマ睡眠』と呼ばれる技術で望み通りの時間に寝起きできるようになった。しかしこの技術には致命的な欠陥があることが後に判明した。毒性物
質が蓄積して脳細胞を破壊し、永遠に目が覚めなくなるのだ。『目覚めない朝』と呼ばれたこの副作用により、人々は眠ったまま衰弱して行き、人類は滅亡した。ガンマ睡眠が無効で社会から取り残されていた『不応者』を除いて。
不応者の俺とサシャは、不眠症や朝寝坊に悩みながらも、廃墟となった街で兄妹のように寄り添って生きていた。ある日、俺はガラクタを漁りに行った先で不思議なアイテムを見つけた。サシャにプレゼントするつもりでバックパックに大事に収める。しかしその直後、店から出たところで2人組の男に襲撃を受ける……
『そうして人類は永遠の眠りについた。』という課題の一文に続けて作品を展開するというコンテストの一次選考通過作品。ほのぼの風味のSF短編です。
※オリジナルはpixiv様で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 11:12:35
8119文字
会話率:56%
お城でのんびりと領主様ライフを送っていた俺が、闖入者によって黒竜ダグドと知らされる。
え、ちょっとまって、それはゲームの話だよね。
で、ダグド死んだらこの世界が滅ぶじゃないの!
そこで、勇者達をテレポートさせて事なきを得たのだが、勇者パーテ
ィにいたちびっ子だけがなぜか取り残されてしまった。
その子供はテレポートを逃れられた理由を言う。
「僕には帰る場所が無いから。」
仕方がない。
その日から俺はそのシロロと一緒に住むことにしたのだが、こいつはろくでもない生き物だったという、お話。
以前の様なのんびりライフを、俺は再び手にする事が出来るのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 11:05:05
552580文字
会話率:39%
僕と良純和尚と山口は僕の里帰りに青森と新潟と大忙しだ。
そして、神奈川に取り残されている楊は、死者との戦闘で大忙しだ。
年末年始、ゆっくりと過ごしたいのに、一体何が起きているの!
最終更新:2021-09-20 15:11:26
122863文字
会話率:39%
朝の通勤ラッシュ時の怪我により入院することになった三好美梨(みよしみり)。
しかし彼女は知らない間に病室を変えられてしまうが、その病室の患者は美梨の怪我をした車両事故に乗り合わせた人達だけだったと知る。
そのうちに生理的嫌悪感を伴うプチプチ
という音が病室内で起こり、美梨はその異変に脅えて病室を飛び出した。すると、そんな美梨を受け止めたのは、彼女の初恋の男性だった。
彼は浮遊霊だと自称して、美梨はこのままでは化け物に取り込まれると告げるのだ。
さあ、俺と一緒にボスを倒しに行こう。
一方、弟の想い人が封鎖された病院取り残されていると知った宇津木亮(うつぎあきら)。
弟の介護のために休職中だった彼は上司に呼び出され、相棒の高杉水流(たかすぎみつる)と病院を探索する事になった。
そここそ弟の想い人が搬送された場所である。
彼は思う。
弟の愛した女性を自分が撃ち殺す事が出来るのか、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 00:42:37
64607文字
会話率:34%
彼氏と映画デートの帰り道、車内から流れるラジオで聞いた新月の願いごとに関する話を聞いた二人。映画の話題も相まって、冗談半分で話した願いが、翌日から現実のものとして実際に起きていく。
名前を呼んだ者が次々と自分を忘れていく世界。一人ずつ自分を
知らない人間が増えていく。まるで世界に一人取り残されていく恐怖の中で、いちばん好きな人から忘れられる恐怖と好きだからこそ呼びたい葛藤の中、彼女が下した選択により、事態は意外な結末を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 21:08:35
3061文字
会話率:20%
召喚術士の名門に生まれた主人公、ルイ・タンストール。
しかしルイには召喚魔術の才能が全くなかった。
いくら術式を行使しても、プスンと間抜けな音しか出ず、肝心の召喚魔獣が現れないのだ。
そのせいで当主である父親から失望され、十五で家を追い出
されてしまう。
その後は底辺冒険者として食うや食わずの生活を送る主人公だったが、組んでいた冒険者パーティーでも能なし扱いされ、ダンジョンの奥で魔物に襲われたときに囮として取り残されてしまう。
絶体絶命の危機に陥ったルイは自爆覚悟で自分の身体の位置を中心に召喚術式発動させ、魔物と運命を共にする……はずだった。
しかし、それこそがルイの固有スキル『幻獣召喚』の条件だったのだ。
幻獣の力を宿し、あっという間に魔物を蹴散らしたルイは自分の本当の力に気付き、最速で英雄への道を駆け上がってゆく――ッ!
※カクヨムでも同時連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 19:31:30
110666文字
会話率:35%
眠れずにいると、やはり寂しくなる。話しかけてみたくなる。現実と憧れの間などなくて、あるのは、取り残されている感覚ばかり。どっちみちそうであるなら、美しい光景、美しい夢の中へ、入らせて欲しい。
最終更新:2022-05-12 06:44:16
515文字
会話率:0%
両親が火事で他界しバイトと学校生活をこなしつつ、一人で妹の面倒をみる苦学生「風見優希」はある日バイトから帰ると住んでいるアパートが火事になっていた。幸いにも妹は友人の家に行っており無事だったがお隣の一人暮らしのおばあさんBBA「白鳥陽菜」が
まだ燃え盛るアパートに取り残されていることに気づき、火事で死んだ両親への後悔から決死の覚悟でおばあさんを助け出す…。火事からしばらくして優希はいつもの通りに学校生活を過ごしていた。だが一人の転校生によって優希の学校生活が……否、人生が一変する!
転校生はとびっきりの美少女だった、太陽の輝きを放つような美しい金髪に染み一つない白い肌、翠玉エメラルド色の宝石のような美しい瞳、日本人離れした均整のとれたプロポーション。教室にいる誰もが彼女の姿に見惚れていたが、優希だけは彼女の姿ではなく名前に関心を示した。彼女の名前は「白鳥陽菜」この前の火事で助けた老婆と同じ名前だった。最初はただの偶然と考えたのだが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 14:43:44
12383文字
会話率:40%
中秋の名月の日。年長さんの陽菜は、祖母と一緒にススキを摘みに出かけていた。
すると突然、祖母の姿が無くなり、田んぼだけが広がる畦道に一人で取り残されてしまう。
悲しくて泣いていると、赤い瞳でウサギの耳をしている女の子が目の前に現れた。
最終更新:2022-02-20 11:37:29
108162文字
会話率:35%
今よりはるか未来の話。
地球では日本とアメリカによる火星開拓計画が実行されていた。それぞれの国で火星開拓者を集めており、人は彼らを……"英雄"と呼んだ。
主人公・有野 叡臣(アリノ アキオミ)は、気づいていた。自分たちは
"英雄"なんかではない。権力によって、ただいいように使われているだけだということを。いじめにあっていた中で、彼は自分を助けてくれたアメリカ人の仲間たちと出会い、絶望ではなく希望を持って火星に行く決断をすることが出来ていた。
しかし、宇宙船に乗り込んだのも束の間、ブラックホールの出現によるトラブルが発生し、アキオミは足にケガを負ってしまう。
このままでは自分が足を引っ張ってしまい、親友を失ってしまうと悟ったアキオミは彼を庇い、たった一人宇宙船に取り残されてしまった。
とうとうブラックホールに飲み込まれるも、飲み込まれた先は別の星。その星に向けて、アキオミを乗せた宇宙船が、墜落していく。
そんな時、そんな時である。
黒の救世主が現れた。
黒の救世主は、宇宙船から人々を救い、星の危機を救った。
人々が賞賛の拍手を送る中、人知れず黒の救世主は一人の人間に気づき、助けた。
「お、前は……誰だ……?」
薄れゆく意識の中、アキオミは問う。
『フェブルク。人々の味方、人々を助ける者。安心しろ。お前は俺が助ける。』
魔法も使えない、英雄にもなれなかった地球人が、政府代行会社というとんでもない会社に就職し、テクノロジーの遅れた異世界でガムシャラに生きる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 00:14:58
33566文字
会話率:35%
「Fランクの雑魚は、もっと雑魚らしく卑屈になってろってんだよ」
槍使いのルイスは冒険者を始めて半年にもなるのに、冒険者ランクはいまだに最底辺を示すFランクのままだった。自分よりも後から冒険者になった者たちが次々とEランクに昇格していく中で
、ルイスだけが取り残されていた。日々の訓練を欠かさず続けていても、人並みがせいぜいの身体能力。一緒にパーティを組む幼馴染みのチェルシーは笑顔を向けてくれるが、ルイスは自分の不甲斐なさに歯噛みする毎日だった。
そんなある日、ルイスは薬草採取のクエスト中に遭遇したチンピラ冒険者たちによって叩きのめされ、幼馴染みのチェルシーを奪われてしまう。ルイスは失意の中、森の奥の洞窟で台座に突き刺さった一振りの槍と出会う。声に導かれて槍を引き抜くと、光り輝いた槍は、全裸の美少女の姿へと変身し、ルイスに抱きついてきた。「ご主人様~、ずっと逢いたかったよ~!」 仔犬のように懐いてくる少女に戸惑いながらも、力を手にしたルイスは幼馴染みの少女を取り返すために駆け出していく。
一方、チェルシーを奪ったチンピラ冒険者たちの前には、強大な魔物が迫る。魔獣マンティコア──それは未熟な冒険者では到底かなわない、凶悪な人食いモンスターだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:02:33
13659文字
会話率:35%
異世界転送に失敗して次元の狭間に取り残されてしまった男。
彼は試行錯誤の末に異世界にアバターを造りだす事に成功した。
アバターだから命の危険もなく好き勝手に動き回る事が出来る。まるでゲーム感覚で世界各地を楽しみながら冒険する彼は、時
にチート気分を味わい、時にお気に入りキャラを育て、果てには成り上がりを目指してみたりなんかする。
男が降り立った世界は、よくあるファンタジックな世界でありながらも何処となく変わった世界だった。ダンジョンが存在して冒険者が居るかと思えば、NPC兵と呼ばれる人工的に作られた人間を使って戦争が行われるなど様々だ。
さんざん好き勝手動いた彼は、やがて世界の頂点を極めるのか、それとも元の世界に戻る方法を探すのか。それはまだ彼自身にも分からないのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 00:03:21
227824文字
会話率:40%
王太子が政略結婚するはずの貴族令嬢と婚約破棄をしたらしい。貴族連中が混乱したそうだが平民には関係ない。ニュースが広まった市井では空前の婚約ブームとなった。婚約とは実に軽いものだと認識されたからだ。告白して付き合うよりも夕食に誘うよりもハード
ルが低い。意味不明な状況を前にして、恋愛へのハードルも下がった。にもかかわらず、色恋に疎い者、恋愛がわからない者、流行に乗れない者は相変わらず独り身であった。結婚を前提とした交際だけをしたいと以前の価値観で婚約を重く考える少女と、引きこもりのせいで時勢の変化を知らず軽薄になり損ねた魔術師。世界から取り残されていた二人は出会った。 ※猫型の生物に対する残酷な描写がありますので苦手な方はお気をつけください。 ※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 10:11:46
9379文字
会話率:31%
「フミや、お前も私を置いて先に逝くのか?」
尻尾のない年老いた黒猫のクロマルは飼い主フミの最期を看取った。これで何度目の別れだろう、いつもクロマルは飼い主に取り残されていく。実はクロマルは気付いていないがすでに200年以上生きている無自覚
の妖怪「猫又」だったのだ。
ただ今回はいつもと違った。いつも別れの後は放逐されるか追い出されるので、次の飼い主を探すまでは野良になるしかなかった、だけど今回はフミの娘の久美子の家に行く事が決まっていた。新しい飼い主家族に今まで通りのクロマルという名前でいられる、全てはフミの遺言のおかげだ。
クロマルは新天地で新しい家族に囲まれて幸せで平穏な日々を送る事となる。
だがある日の夜、自分を訪ねて来たのか分からないが、成仏できないで漂っているフミの姿を見つける。その姿を不憫に思い、優しくされた恩を返したいと思いクロマルは動き出す。
*胸糞要素は保険です。
*全3話構成の短い小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 18:02:03
14885文字
会話率:51%
「私はね、もう千年も冬眠しているのよ」 ここ数ヶ月間、俺、宮沢ユウキは、就寝する度に強制的に他人の夢の中に招かれていた。夢の主はアーシスと名乗るかわいい女の子。彼女は異世界の住人で、もう千年も冬眠中だという。「私はたったひとり取り残されてし
まったの。原始人やモンスターが闊歩するこの世界にね」 そんな彼女を、俺は放ってはおけなかった。だが、ある夜のこと、彼女は俺にこう告げたのだ。「私の身体はもうすぐ強制的に覚醒させられるわ。その時、あなたが私の夢の中に居たら、あなたは元の身体に帰れなくなるかもしれない……」 そしてある朝、いつものように目覚めた俺は、異世界にいた。アーシスの身体で。 そこは、剣と魔法と魔物の世界。俺は、先史魔法文明のたったひとりの生き残りとして、生きていかねばならないらしい。
(*)同じ世界を舞台にしたもうひとつの物語も連載しています。もしよろしければそちらも合わせてご覧ください。タイトル『剣と魔法の異世界だって、美少女アンドロイドの私がいれば平気なのです』( http://ncode.syosetu.com/n8255ca/ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 22:11:05
308661文字
会話率:35%
時は2021年12月16日午前10時36分頃、突然人が消えていた。異変に気づいたのは生徒会のいわゆるオタク派閥と言われる者たちであった。空が突然青い色から赤黒い色へと変わり、街からは活気ある声が聞こえなくなり、混乱していた。
果たして、岡田
、松本、林原、村本、杉本、船坂は果たして、どう導くのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 22:13:16
2498文字
会話率:0%
戦争が終わって半年程──
しかし、終戦の無線連絡が各部隊に届いてから、何も動きは無かった。
戦勝国がどこなのか、その後の撤収──何も指示は無い。
命令で動くのが軍隊。勝手な行動は命の危険と作戦の失敗を意味する。
しかし、指示はない
。国と連絡も取れない。
どこも荒廃していた。
至る所が戦火を逃れられず、文明の崩壊を感じさせる。
生き残った部隊が独自に撤収を始める中、残存兵力との小さな衝突を繰り返す。
そして、しだいに世界が静かになっていく。
国外の最前線に取り残されていた即席部隊の六人は国境を目指していた。
〝堕天使〟と呼ばれた無表情で冷徹な兵士のティマ。
そのティマと唯一心を通わせるムードメーカーのナツメ。
軍人一家出身でエリート上がりの部隊長シーラ。
シーラの片腕で〝悪魔〟と呼ばれた衛生兵のスコラ。
民間部隊出身で国軍に反発心の強いヒーナ。
その幼馴染でコンピュータ専門のチグ。
それぞれの思惑や感情をぶつけ合いながら国境を目指すが、謎のドローンからの攻撃を受けて状況は変化する。それはどこの国の物でもなかった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 08:18:09
288167文字
会話率:30%
2308年、ここは太陽を失った世界…。
人類は急速な生態形の変化から身を守るため”ヴィクテマ”という集団を結成した。
「邪魔なんだよ〜…雑魚は引っ込んでろ!」「イタッ!」
”ヴィクテマ”…を養成する施設の落ちこぼれである主人公、清白理玖は
成績最下位…施設の落ちこぼれである。
そんな彼は卒業試験も兼ねた”ヴィクテマ入団試験”を迎える。
「どうせ無理だ…僕なんかが合格するわけがない……」「理玖なら絶対大丈夫!」
理玖は親友のおかげでなんとか勇気を出し、参加することを決意する。
張り切る理玖だったが、その試験中……居る筈のない超大型凶獣と遭遇してしまう。
「理玖……少しの間アレを引きつけておいてくれ!俺は助けを呼んでくる…」
唯一の親友にも裏切られ、取り残されてしまった理玖。
絶望的な状況の中、燃料を切らした筈の剣が白銀の光を帯びる…
これは終末世界を生き延びる一人の少年を描いた物語。
*基本毎週土曜に更新します(変更がある場合は活動報告に書きます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 12:13:42
95289文字
会話率:41%
『【殿】アルカ・キサラギ』
アーレウス軍国の第六師団[アイオーン]に所属するアルカは、自身が持つその《特殊な力》を軸に考案された戦術の要として活躍し、安定した戦果と高い生還率を部隊にもたらした。
やがてアイオーンはその強さと人気によりど
んどん巨大化し、国内屈指の【S級部隊】へと成り上がった。
『史上最悪のお荷物』
しかしアルカは、当初の目標を達成したアイオーンの次なる目的のためには不要とされ、自軍の指揮官であるターニャの計略により敵陣に取り残されてしまう。
嵌められたアルカはさらに自軍の猛追を受け、殺されかけ、しまいにはそのまま追放されてしまう。
『これが、女神か』
命からがら戦場を離脱し、落ち延びたその先で、アルカは一人の美しい女性と出逢う。
アルカにとって、この新たな出逢いがもたらすものは――。
『あなたをずっと探してた。私ともう一度契約しなさい』
記憶の中に存在しないはずの彼女は、アルカのことを知っていると言った。
そして〝悪魔の呪い〟とされて蔑まれてきたアルカの力を、〝神の祝福〟だと言い切った。
そんな中、アルカは彼女からある契約を迫られ、条件を告げられる。
『これでまた、あなたは今日から私の英雄なのです!』
本気の瞳に拒否権を奪われたアルカは、彼女を受け入れる。
契約は交わされ、アルカは見も知らぬ巫女の英雄として生きていくことになった。
だがこの時、世界を巻き込む嵐の中心に自分が入り込んだことに、アルカが気づけるはずはなかった――。
〝生涯人生一人旅〟だったアルカにとって、想像もしなかった激動の旅が今、始まる――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 23:20:08
384121文字
会話率:33%
冒険者ギルドの受付嬢だったプランタニエは、不正を見つけギルマスに報告した。
だが、黒髪のため周囲から浮いていた彼女は、逆に、横領の罪を着せられ、ギルドをクビになってしまう。
そのうえ、横領した金の弁済として借金奴隷に落とされることになってし
まった。
檻に入れられ、王都に売り飛ばされる彼女だったが、途中で護送馬車が魔獣に襲われ、彼女は一人檻の中に取り残されてしまった。
檻から出られず困っていると、彼女の前に黒髪の青年が現れる。
その青年は、彼女が子供の頃よく見ていた夢の中の「学園」に登場する人物とそっくりな、日本から転移して来た久千勝(クゼンマサル)だった。
彼女は青年の助けで逃亡し、ミハルと名前を変え、青年をマーサルと呼び、共に冒険者生活を送ることになる。
そして、彼女はまた、久しく見ることがなかった「学園」の夢を見るようになっていく。
一方、舞台裏では、彼女とは関係なしに、様々な人の思いが交錯していた。
カクヨムにて、第一部完結済み。
見直し、訂正を行いつつ、小説家になろう、ノベルアップ+、Novelism、ノベルバ、に連載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 19:18:06
112431文字
会話率:56%