――――――――――――――――――――――――
現実世界であらゆる手段で私利私欲を貪り天寿を全うした男、「新道集一 」。
彼が次に意識を覚醒させた時、そこに広がっていたのは上下左右前後不覚の虚無空間だった。
その後顕現したなんだか神々
しい存在は荘厳な雰囲気を纏わせながらその口を開いた。
「ごめん、間違えた。」
少し笑えない事態の中、彼は異世界にて「クラウン・チェーシャル・キャッツ」として転生。新たな人生目標を掲げ、その内にある〝強欲〟を存分に発揮する。
「全スキルコンプリート。」
「魔物を標本、剥製にして収集。」
「あらゆる最高の武器種を収集。」
そんな荒唐無稽を実現する為、彼はあらゆる手段で己が欲望を撒き散らすっ!!
異世界転生ファンタジー開幕!!
――――――――――――――――――――――――
なろう中、スキル数最多を目指します。
ゆっくり少しずつ、けれど確かに確実に、主人公が最強に近付いていく様をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:12:09
2784209文字
会話率:49%
恋人に浮気された露崎律(つゆさきりつ)は、男性というだけで女性からモテる貞操逆転世界に迷い込み、妖しげな洋館に住む四姉妹の使用人として、メイド姿で奉仕することになった。
しかし四姉妹は一筋縄ではいかない人ばかり。
「律くん、私のコンタク
トケース知らないかしら?」
「純礼さま、それよりスカートのファスナーが上がりきってませんよ!」
「こ、これは今日は暑いからわざとよ……?」
長女の純礼(すみれ)は、色香満載で大人な雰囲気なのに秒単位で天然ボケをかますがその自覚がなく。
「露崎律! あたしはあんたを認めないから!」
「る、瑠海奈さま!? どうして突然お着替えを!?」
「あんたを人間扱いしてないからよ! 着替えだって余裕でできるわ! ふふふ、そうね。あんたなんか意識してないし、お風呂に入れてもらおうかしら?」
次女の瑠海奈(るみな)は、とある理由から律に誰よりも強く当たる。
「あたしは軟弱者は嫌いなんだよ。スパーリングに付き合え、鍛えてやる!」
(あれ? 久華さまから胴締めスリーパーホールドを食らってるのに、痛くない…?)
「すんすん…」
「久華さま、なんか首筋の匂い嗅いでませんか!?」
「き、気のせいだろ! 細けぇこと気にしてんじゃねぇ!」
三女の久華(ひさか)は、スポーツ万能の武闘派女子ながら何かと理由をつけて律の体に触れて来ようとする。
「実紅さま、今日こそ部屋の片付けしましょうよ」
「どこに何があるかはわかっているから平気だ。目を瞑っても探せるぞ。ふむ。これだ、見ろ。リボンタイ」
「そ、それパンツですよ!」
「……ちょうど君にプレゼントしようと思っていたんだ」
四女の実紅(みく)は、頭脳明晰なゲーマーながらドを超えたなまけもので、主人公のサポートなしでは何もしようとしない。
彼女たち風祭(かざまつり)四姉妹は、律を正式に使用人として雇うかどうか査定する、という建前であれこれ言いつけるのだが、希少種の男性で特別な魅力を持っている律の体を虎視眈々と狙っていて――
家族も恋人も倫理ある世界も全てを失った主人公が、クセ強四姉妹との交流を通して、追い求め続けていた幸福を手にしていく再生ラブコメ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:10:00
45208文字
会話率:50%
その男、異世界にて逃亡中
女児しか産まれない星に、ただひとり男はいた。
魔族や獣人、あるいは精霊(ダイモーン)との混血も含め、ヒト属はみな、メスであった。
数万数億もの女子たちが取り囲む、男女比が崩壊した異様な環境に身を投じられ、惑星と
いう名の牢獄に囚われたのちに待ち受けていたのは、血脈の存亡を掛けた熾烈で静かな争い。これは逃れられぬ宿命であり、自然の摂理であった。
他者から求められるのは嬉しい反面、同時に恐ろしくもあった。
地球から拉致られたこの男は、逃げる他なかった。
「立ち塞がるならブチ破ってでも逃げてやる」
その積極的な逃避行動こそが自由を守り、また生命にも直結していたのだ。
生死を掛けた逃亡劇が、今ここに始まる。
広大な大地を駆け巡り、街を転々としよう。
いつ終わるのかも分からない、放浪旅を――。
――その世界は、穢され始めていた。
ノンストップ・ロードファンタジー 開幕
検索ワード→【がるぷら】
濃密かつ移り変わりの早い展開を心掛け、読み飽きないように意識しました。
※飲酒・喫煙・犯罪・軽微なセンシティブ描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
75147文字
会話率:52%
病気で死んだはずが、異世界の魔女として目が覚めた。
魔力を増やすために異世界に喚び寄せられ、魂を取り込まれたのだ。
乗っ取ったわけではなく2個の魂が綺麗に混ざり合った結果、意識の主体が「私」になっていたというもの。
魔女の記憶は全てあるが
、記憶の中に魂を切り離す術は存在していない。ましてや、戻れる体はない。
これはもう新しい世界で楽しく生きていくしかないと決め、魔女生活を自由気ままに送ることにした。
魔女である彼女の名前はノワール。
7人いる魔女のうちの1人で、強欲の魔女。極度の引きこもり。
そんな魔女だったノワールが、意識が「私」と混ざり合ったおかげで? せいで? 人並みに動くようになる。
奴隷の子供を引き取り、人間の彼氏ができ、眷属たちと楽しく過ごす……はずだった。
「ノワールよ。全ての生き物において、魔女ほど執着心がある生き物はおらん。欲するだけで満たされることはない乾いてばかりの欲だ。それ故に、馬鹿らしいほどの執着心が生まれる」
嫉妬・愛・憎悪・陰謀が、7人の魔女の間で渦巻き激化していく。
ノワールは、穏やかに過ごせる日々を守るために、売られた喧嘩を買うのだった。
*売られた喧嘩を買いますが、バトルシーンはほぼありません。作者本人は恋愛小説として書いています。
*死・暴力・イチャイチャがあるためR15になります。
*1ページ辺りの本文の長さは一定ではありません。2,000文字を目安にしますが、短くなったり長くなったりします。
*月曜日と木曜日に1話〜2話投稿します。予約投稿をしますので、12時と12時10分投稿になります。
*拙い文章になりますが、楽しく読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
296375文字
会話率:44%
セレス・ノード──それは地球に設けられた、人類最高水準の研究設備と知性が集う先端研究施設であり、重力構造の制御や多次元空間理論、意識と場の共鳴といった、境界領域の知を実践的に扱う中枢でもある。その活動の一部として、異星知性体エリディアンに関
する研究や接触も進められている。
15歳の少年、リュシアン・モレルはその学苑で学ぶ学生のひとり。物理学への探究心を抱きながら、最近ではアーク・コンダクターへの志望に心を引かれている。
重力場と意識を共鳴させ、空間そのものに働きかけるこの役目は、単なる操縦士ではない。
限られた訓練生だけが選抜される、いわば「重力と宇宙を読み、導く者」。その訓練は、人間の認識や反応の限界にまで踏み込み、従来の科学と常識の枠を超えた負荷を強いられる。操縦というより、空間と同調し、力場そのものを“感じて制御する”感性が求められる役割だ。
自分がそこにふさわしいかどうか、リュシアンはまだ答えを持っていない。
ある日、論理学の新任講師として赴任してきたソリテーション──ティス・エラとの出会いが、リュシアンの思考と感受性にゆるやかな変化をもたらしていく。
彼女の講義は、論理と思考の構造そのものに踏み込むもので、生徒たちの関心を強く引いた。
彼女は、タイタンの湖底で進化したエリディアンという知性体の投影体であり、人間のように話すが、その内面は異なる法則で動いている。
彼らは音や振動を使って、言葉よりも深い部分で意図や感覚を伝え合う。リュシアンにとって、彼女の語る論理はどこか遠く、だが不思議と引き込まれるものだった。
生徒たちのあいだには見えない隔たりが生まれ、言葉にしにくい緊張も生じる。
リュシアンもまた、ティスとの対話を通して、自分自身の過去、迷い、そして何のために進むのかという問いと向き合うようになっていく。
学苑に残るか、宇宙へ出るか──その選択は、自分という存在をどう捉えるかに関わっていた。
この物語が描くのは、遠い未来や異星との邂逅ではない。
まだ答えの出ない問いを手に、誰かと共に考えながら前に進もうとする、ひとりの少年の姿である。
答えは示されないまま、物語はそっと閉じられる。
けれど、その問いは、どこかでまだ続いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
42699文字
会話率:22%
この作品は前作「人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅、そして旅立ち」の続編です。
本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読み直していただくことで、時間軸を遡
るように物語を再構成する読み方も可能です。
22世紀半ば。
人類は土星の衛星タイタンにおける探査活動中、メタンの海の底で静かな文明を築いていた種族――エリディアンと出会う。
彼らは人類とはまったく異なる認知体系を持ちながらも、共鳴というコミュニケーション方法により人類との意思疎通に成功した。
エリディアンは、土星の表層を覆うストームセル(雷嵐)に宿る微細な秩序と意識の兆候を読み取り、さらに巨大な惑星――木星においては、はるかに進化した知性が潜在している可能性を示唆した。
人類とエリディアンは共同で木星へと赴き、そこで半覚醒状態にあった超高度知生体「オメガ」を覚醒させる。
覚醒したオメガは、自らを含む銀河各地のストームセルが構築してきた超知性ネットワーク――ヴォクス・インフィニタの存在を明らかにする。
そしてその記憶の中から、恐るべき事実が浮かび上がる。
――銀河中で、数多の知的種族が忽然と「失踪」している。
それは数百万年から数億年というタイムスパンで幾度となく繰り返されており、理由も痕跡も残されていない。
これは、かつて人類が直面した「フェルミのパラドックス」、すなわち「なぜ人類は宇宙で知的種族に出会わないのか」という疑問に対する、現実的かつ深刻な答えかもしれないと人類は気づきはじめる。
オメガは語る。
この謎に迫るには、銀河に分布するヴォクス・インフィニタの「ノード」――すなわち、半覚醒状態にある超高度の知性とその無限の記録の保管庫を次々と目覚めさせ、情報を統合していくしか道はない。
そのためには、「扉」と呼ばれる時空構造の亀裂=ゲートウェイを通じて超光速でノードに到達する手段が必要だった。
オメガはこの技術の実現可能性を示し、人類とエリディアンは協力して、生きた宇宙船「コヒーレンス・アーク」を建造した。
3隻のアーク――ARC-1「アルファ」、ARC-2「リュクス」、ARC-3「ノヴァ」は、それぞれ異なるノードへと旅立っていった。
それは、知性という存在の存続そのものを賭けた、銀河規模の探索のはじまりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 22:00:00
107967文字
会話率:25%
土星の衛星タイタン――地球とは全く異なる極低温の世界。ここでは液体メタンが水の役割を果たし、未知の生命がその環境に適応して進化してきた。
本稿では、タイタンの環境下で進化した生命体の可能性を科学的に探求し、彼らがどのように代謝し、情報を伝達
し、社会を築いているかを考察する。人類のコミュニケーション方法とは異なる、振動を基盤とした意識の共有。そして、それが光や電磁波のような新たな技術に拡張されたときにどんな未来が開けるのか――。
宇宙探査の次なるフロンティアとして描かれる、地球とは異なる知性の形態と、その共生の可能性に迫る科学的な視点をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 19:00:00
2370文字
会話率:0%
面倒。
全部全部面倒。
息をするのも食べるのも時として寝るのさえ面倒。
でも、一番面倒なのはこのくだらない矜持だろう。
十何年とあのゲームをやり続け、一度として枯らしたことはなかった。
あぁ、わかっているよ。
これは現実、ゲームとは違う。
面倒極まりない事実だ。
このままこの腕の中に潜り込んで振り返らなければ一番楽なんだ。
それでもこの矜持が、それを許さない。
あぁ、なんてめんどくさい。
「仕方ないから、助けるよ。まぁ、恩返しとでも思っててよ」
何もかもが面倒だと言う生き物シロと何もかもが愛おしいのだと言う世界樹レナーロク。
これは物語。
世界樹の世代交代に失敗した現実で覚悟を決めた誰かの物語。
―――――
練習兼ねた初投稿です。
あちこちころころ変わります。
しょっちゅう思い付きで書き直す可能性が高いです。
世界樹に会うまでが長い。
BLではありませんが書いてる人間が腐ってるので無意識にそれっぽくなる可能性がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
67443文字
会話率:32%
『Monster Breeding』、略して《モンブリ》というモンスター育成のゲームがあった。
主人公は高校1年の中間テストを乗り切り、念願叶ってゲームを買ってもらう。
早速、ゲームを始めようとした矢先、五徹の影響か意識が朦朧となる。
次の
瞬間、気づけば見知らぬ場所にいた。
やがてその場所が《モンブリ》の世界だと気づいたが、知識ゼロの手探り状態。
この世界で出会った仲間たちと協力し、モンスターを育成してエンジョイする。
そして、いつか最強と呼ばれる日が来るかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
212975文字
会話率:39%
突如として未知のウイルスを使用したテロが愛知県で同時に発生した。
このウイルスに感染した人は突然何の前触れも無く意識を失い倒れる。ウイルスによって倒れた人は1週間で命を落とすとテロリストグループからのメッセージ。巻き込まれた市民が命を落とす
までのタイムリミットは1週間。テロには主人公、天道明の友達、相澤魁も巻き込まれていた。明は魁が搬送された病院での出来事をきっかけに何も後悔しないよう頑張る事を決意する。
愛知県警もまたテロリストグループを逮捕する為に動き出していた。
凄腕刑事、清水律はテロリストグループの行動に違和感を持った。その違和感の正体とは?そしてテロリストグループの真の目的とは一体何か?
天道明と清水律刑事の本来なら交錯しない筈の運命がテロをきっかけに交錯する。
主人公たちの努力はテロリストグループ逮捕に一役買うことはできるのか。
そしてテロに巻き込まれウイルスに感染した人たちは無事助かるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 18:00:00
42408文字
会話率:39%
ユキオはごく普通の日本の高校生で、画面の外の生活は灰色で、活気がないように見える。内気で怠惰な彼は、騒がしいグループや複雑な人間関係を避け、孤独を好む。しかし、仮想世界ではすべてが違う!そこではユキオは本当のスターであり、たくさんの仮想の友
達に囲まれ、活発な会話を繰り広げ、世界を築き上げている。彼はいつかこの自信と帰属意識を現実世界に移すことができるのだろうか?それとも、匿名のニックネームの居心地の良い世界が、彼の唯一の避難場所として残るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
275382文字
会話率:21%
モブストーリーは突然に――
ストーリーからは逃げられない――
この世の誰か(モブ)がそんなことを言ったとか言わなかったとか……
35歳になる皇帝(すめらぎ みかど)――
祖父の影響を受けて大のゲーム好きとなったおっさんが偶然手に取ったの
はスーパーファミコンのソフト。
『セレンティア・サ・ガ』
RPGにタクティクス要素を入れた名作ゲーだ。
世界中を巻き込んだ陰謀渦巻く大戦を、主人公の少年が歴史の裏で暗躍し解決に導くと言うストーリー。
人間関係が複雑で各勢力の思惑が錯綜する構造になっており、対立する古代神と漆黒神、そして古代竜と漆黒竜などが世界に波乱をもたらし人々は世の不条理を突きつけられる。
マルチエンディング方式でやり込めるサブ要素も多数用意されているため裏設定もかなり多い。
データ上は存在するがゲームに出てこないキャラも多数存在し、イベントキャラやゲストキャラなどを含めると登場キャラの多さは折り紙つきだ。
奇しくも祖父が大好きなゲームであり共にプレイした記憶は鮮明に残ったまま。
ゲームを始めようとスイッチを入れた瞬間、彼の意識は暗転する。
付喪神の意味深な言葉を聞いて。
そして見た不吉な夢――
レクス・ガルヴィッシュと言う少年が血塗られた剣を手に佇んでおり、その周囲には血を流して倒れ伏す人々の群れ。
そして動かない少女を抱きしめながら目を血走らせて恨みのこもった怒声を浴びせている少年。
目を覚ました帝は記憶を取り戻し、自分が夢に出てきたレクス・ガルヴィッシュであることを知る。
だがゲーム本編にそんな人物が出てきた記憶などない。
徹底解説ガイドにもそんなキャラの記載はなかった。
帝は所謂、ゲーム世界の『モブ』に転生してしまったのだ。
レクスと言うキャラはゲーム世界の忘れ去られた裏データの1つ。
ならば故郷で家族や幼馴染を護りながら気楽に暮らそう。
そう考えていた頃がありました。
何故かホイホイと絡んでくるキャラクターとの邂逅やイベントに巻き込まれる度に帝の心境は移ろいゆく。
人生とは奇なるもの。
好むと好まざるとにかかわらずゲーム世界とそこで必死に生き抜こうとする人々と接していく事でレクスとして生きる帝の心は変化していく。
静かに、しかし確実にストーリーは動いていく。
ゲームの結末へと向かって。
※カクヨムでも投降しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
138017文字
会話率:34%
若くして超ブラックだが、世界的な規模を持つフランチャイズチェーン店の店長として店舗を任されていた音無静(おとなし しずか)は本部からの理不尽な対応と命令を受け日々に追われて疲れ果てていた。
肉体的にも精神的にも追い込まれた静は、本部に
何とか契約条件の見直しを求めたが、聞き入れられない。それどころか店舗近くに同じフランチャイズの直営店を建てられる嫌がらせまで受けてしまう。
結局、店はつぶれることとなり、借金を抱えてしまう静であったが、転職しようにも中々決まらない。とにかく就職面接を受け続け、彼の転職に掛ける思いは誰よりも強いものとなった。
しかし、何か変だと違和感を覚えた静が知ったのは、かつてのフランチャイズ本部の社長の就職妨害であった。静が受ける会社に裏から手をまわして彼が落ちるように細工していたのだ。
心神耗弱時にそれを知ってしまった静は心神喪失状態に陥ると激昂し、発作的に社長宅を襲撃。社長一家を惨殺してしまう。
その後、確定死刑囚となり刑を執行された静であったが、何故か意識を取り戻す。
そこで静は前世の記憶を持ったまま自分が騎士の息子、アスターゼ・サーベラスとして生まれ変わった事を理解する。困惑の中で新たな人生が始まり、様々な事を知る内にこの世界が地球とは全く異なる世界であると言う結論に至るアスターゼ。更に驚くべき事にこの世界は職業(ジョブ)と呼ばれるシステムめいた制約に縛られた世界であった。
六歳になり就職の儀と呼ばれる儀式で神から未知の職業、『転職士』を授かった彼は、前世での自分の境遇からどこか皮肉な運命を感じてしまう。職業が固定され、神から授かった職業に就く事を強いられる事に強烈な理不尽を感じたアスターゼは、その価値観を打ち砕く事を決意する。
職業と言う呪縛から人々を解放せんと、今アスターゼは立ち上がり奮闘を開始する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:00:00
110231文字
会話率:29%
以前別のゲームでは効率厨だった拓。ギスギスとした人間関係関係が嫌でそのゲームをやめた彼が今度手に入れたのは今話題のVRMMOだった。俺はこのゲームでは一切攻略板や掲示板を見ない。マイペースでゲームを楽しむんだ。そう決めてソロ向きと言われてい
る忍者でゲームを始めるが、当人が意識しない間にいつの間にかトップクランから信頼されるプレイヤーになってしまっていた。何で俺なんだよ?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-30 12:00:00
804493文字
会話率:47%
20XX年、日本、ロボット競技であるジャックス(JAXX:junk arts extreme versus)に夢中の高校生 真堂 巧(シンドウ タクミ)は訪れた展示会場でのデモ機の暴走事故によって死に瀕する。
死に際に意識の中で謎の男と接
触した巧は異世界で生きることを提案される。条件をのみ異世界に渡った巧であったがその姿は深紅に輝く石であった。
目覚めたのは森の中、とりあえずそこら辺にある土を素材に体を構築して探索を行っていくことにする巧。しかし、地球との類似点はあるものの、そこは魔物がいて魔術のある未知の環境だった。
金属素材を入手して念願の機械の体を構築していくことはできるのだろうか? 右も左もわからない異世界で手探りの冒険が始まる。
やがて世界の命運を左右する出来事に巻き込まれていくこととも知らずに、、、
カクヨムで先行配信をしています。内容は同じものとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
155827文字
会話率:16%
アパートで一人暮らしを始めて二年目の男子高校生、光瀬怜(みつせれい)。
新学期を数日後に控えたある日、隣に同年代の少女、渡良瀬桜彩(わたらせさや)が引っ越してきた。
数日後、怜と同じクラスに転入してきた桜彩は早々にクールな美少女として
注目を集めたのだが、私生活では初めての一人暮らしに戸惑うことも多かった。
人を寄せ付けない雰囲気で他人を頼ることを良しとしない桜彩だったが、いくつかの偶然が重なり怜は桜彩の一人暮らしを助けていく。
出会った当初は他人との関わりを極力拒んできた桜彩だったが、怜の優しさに徐々に心を開いていき、二人の関係は隣人から徐々に変わっていくことになる。
「まあ、私があの人と関わることなんてないか」
最初はそう思っていたのに
「いえ、ですが光瀬さんにそのようなことをしていただく理由はありません」
それでも手を差し伸べてくれて
「美味しいです、本当に……」
料理が出来ない私にご飯を作ってくれて
「た、た、助けて、助けて、助けて下さいっ!!」
夜中に助けを求めても、嫌な顔一つしないで駆けつけてくれて
「出会ってからさんざん迷惑を掛けているこんな私ですが、友人になってくれますか?」
何も出来ない私と友達になってくれて
「私のこと、可愛いって……。え、えへへ、えへへへ」
私のことを可愛いって言ってくれて
「もしも私が困った時は隣で私を支えて下さい。もしも怜さんが辛い時は私も怜さんを支えるので、私にも頼って下さい」
少し弱いところも見せてくれるようになって
「そ、その……怜さんも……凄く素敵だと思いますよ……」
そんな怜のことが素敵に思えて
「あの……その、ね……。怜、今までさんざん甘えてきたけど、もっとわがまま言っていいかな?」
もう遠慮なんてしたくなくなって
そして――
「怜、今日の献立は何にするの?」
「そうだな。桜彩は何が食べたい?」
学校帰りに一緒にスーパーへと寄って献立を決める。
桜の咲く季節、二人に訪れた新しい幸せ。
そして二人はお互いを徐々に意識していく。
(俺と桜彩の関係ってなんだろう)
(私と怜の関係ってなんだろう)
今はまだ分からないこの気持ち。
でも……多分……この気持ちの名前はきっと……
これは世話焼き男子とクール女子が無自覚に繰り広げる甘い半同棲生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
1399085文字
会話率:45%
「お弁当の作り方を教えて下さい」
ある春の日、家庭科部に所属する高校二年生男子、光井蓮は部活の後輩である渡利桜季からそう頼まれた。
聞くところによると、母が入院してしまった為に妹の遠足のお弁当を作らなければならないらしい。
お弁当を作
りながら、少しばかり相手のことを意識していく。
そんな小さな恋の始まり。
男子視点も公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:00:00
2618文字
会話率:43%
「お弁当の作り方を教えて下さい」
ある春の日、家庭科部に所属する高校二年生男子、光井蓮は部活の後輩である渡利桜季からそう頼まれた。
聞くところによると、母が入院してしまった為に妹の遠足のお弁当を作らなければならないらしい。
お弁当を作
りながら、少しばかり相手のことを意識していく。
そんな小さな恋の始まり。
女子視点(ヒロイン視点)も公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:00:00
2491文字
会話率:44%
私は、宇宙は異次元の知能と意識が存在すると思っている。見えないものこそ高い知能を持っている。
そう思い始めた時、あらゆる謎が解け始めていった。私はひらめき、そして全てはつながっていく…。自然の渦は流れをつくり、渦巻きはアンテナ…。
難
しい知識のない私が考えて、ひらめいて書いたエッセイです。
前回、「宇宙の謎とひらめくつむじのアンテナ」を思いつくままに書きすぎたので、まとめて書き直しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 11:55:59
24141文字
会話率:0%
目が覚めたら 『成り上がるためには手段を選んではいられません』通称『なりえら』という乙女ゲームの悪役(一番の被害者)になっていた。
初めは転生だと思っていたがどうやらその子の体に意識だか魂だかがダイブしてしまっただけらしい。
とはいえ、体の
主導権はなぜか私が持ってるし、そうね一旦身の保身も兼ねて家を継ぐために奔走しようではないか!
そう思ったはいいものの、何も悪い事なんてしていないはずなのにこの世界に生きる人間どもの好感度低すぎか?
攻略対象?知らん、お前らの恋愛事情に私を巻き込むなよ。
原作の主人公?知らん、成り上がるのは勝手にしやがれだが、私を巻き込むんじゃねぇ。
望むのは無事に公爵という地位を継ぐこと、それ以外に興味はない。
これは家を継ぐために奔走する孤独な少女とそんな少女に惹かれた少しネジが外れた攻略対象たちの物語。
恋愛が一応中心要素ですが主人公は恋愛に興味がありません。
ただ一つ言えるのは攻略対象たちの恋愛感情がいちいち重いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 06:40:05
99015文字
会話率:29%
目が覚めた時……。
俺の意識は、『パーソナル・ラバーズ』という乙女ゲームに登場する悪役令嬢カミュ・ロマーノフへと乗り移っていた。
これは……悪役令嬢への転生!?
――でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。
こ
の世界には……『パーソナル・ラバーズ』には、人型機動兵器が存在する。
なら、ロボットモノ大好きオタクである俺がすべきことは、ただ一つ!
破滅回避も何もかも、知ったことじゃない。
この世界で、最強のエースパイロットを目指すのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 06:10:00
826607文字
会話率:20%
結婚して2年。「甲賀 蓮」は幸せな生活を送っていた。唯一の悩みはまだ子供ができないこと。それも深刻な悩みではなく妻が少し不安がる程度だ。
その悩みを解消すべく、妻と子作りに励んでいる最中、急に視界が暗転し意識を失う。そして気づくと目の前に
美しい女性が立っており、彼女はこう告げた。
『あなたは不幸にも亡くなりました。しかし、後悔の念が強く魂の救済システムによる転生の条件を満たしました。転生しますか?』
蓮は妻には悪いと思ったが憧れの異世界転生が出来ることに胸躍らせた。
続けて彼女はこう告げる。
『転生に際しスキルが一つ付与されます。そのスキルは前世の死因に影響を受けたものとなります。』
前世の死因・・・
『スキルはシステムが付与するので、私もどのようなスキルが付与されているか知りません。あなたの最期を映像に映し出しますので、なぜそのスキルが付与されたのか一緒に確認しましょう』
一緒に・・・確認!?
波乱に満ちた異世界転生が始まるー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 05:27:01
26248文字
会話率:42%
もう一度、彼に会う為に、天国に向かった。
もう一度、逢える様にと祈り、徳を積んだ。筈なのに‥‥
約半年前、事故を起こしてしまい、掛け替えのない親友を失ってしまった敦紫は、墓参りにと、親友が生まれ育った故郷にやって来ていた。そして、
事故を起こしてしまった場所に出向くと、そこには‥‥
その道筋は、見えぬ誰かが歩いていた場所かもしれない。
長く険しい道、速度も歩幅も違えば、交わる事などない。
これは、単なる偶然が呼んだ軌跡の物語。
異世界と言う概念をひっくり返す物語。
頑固な敦紫は、知らず知らず誰かが起こした行動、作った道を無意識で歩いている。追うように想うように、音を鳴らし、足跡を辿っている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 02:32:31
118267文字
会話率:50%
「お前はクビだ! 荷物をまとめてさっさと出て行け!」
調香師のフレイヤはモラハラ気味の工房長に妬まれ、クビにされてしまった。他の工房を訪ねてみたけれど、前職をクビにされた彼女を雇ってくれる工房はない。
諦めて故郷に帰ることにしたフレイヤは
、行きつけのレストランの店主に最後の挨拶をしに行くと、シルと呼ばれる美形でぶっきらぼうな魔導士の青年シルヴェリオと出会い、成り行きで彼に愚痴を吐露した。
その後、故郷に帰って実家が営む薬草雑貨店で働いていたフレイヤのもとにシルヴェリオが再び現れた。伯爵家の令息の――巷では冷徹と噂されている次期魔導士団長として。シルヴェリオはフレイヤが作る香水には不思議な力が宿るという話をレストランの店主から聞いて、彼女を自分の専属調香師としてスカウトしに来たのだった。
「眠ったまま目を覚まさない友人を助けるために力を貸してほしい。たとえ君の作った香水が奇跡を起こさなくても責任を問わない」
元上司によって調香師を追放されたせいで権力者を信用できないでいるフレイヤのために、シルヴェリオは誓約魔法を交わすのも厭わないと言う。冷徹と噂されている彼の熱意に感銘を受けたものの承諾を躊躇うフレイヤ。シルヴェリオはそんな彼女を誘い込むために、好物と聞いていたお菓子で釣った。そしてフレイヤは見事に釣られた。こうしてシルヴェリオの専属調香師となったフレイヤは、再び王都へと向かう。初めはお互いに仕事仲間としか見ていなかったフレイヤとシルヴェリオは、いつしかお互いに惹かれて意識するようになる。
これは、不器用な二人が力を合わせて周りの人たちが抱える問題を解決して、そんな二人をくっつけるために周囲があれこれと応援するお話です。
じれじれな恋と魔法と香りの世界と美味しい料理をご堪能ください。
※R15と「残酷な描写あり」は保険です
※アルファポリス様にも掲載しております
※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、香りや薬草の効能につきましては諸説や個人差があることをご留意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 01:48:59
363762文字
会話率:41%
いきなり異世界に転移してしまった玲は、奴隷商人に追われているところを、魔導旅芸人一座の団長エヴァンダーに助けられる。
彼の提案で、玲は道化師アイザック専任の世話係として旅芸人一座の仲間に加わった。
美青年だが胡散臭い笑顔を見せるアイザックに
苦手意識を持つ玲だが、彼が毎夜悪夢に魘されていると知り、眠れない彼のために元の世界の話を聞かせてあげることに。
これは、心が疲れてしまったアラサーOLと、心に傷を負っているワケありイケメンの交流を描いた、ほのぼのとした物語。
※カクヨム様、アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 23:59:34
33865文字
会話率:37%
ブラック企業で働いていた松田圭吾(32)は、プラットホームで意識を失いそのまま線路に落ちて電車に……
気付いたら乙女ゲームの第二皇子に転生していたけど、この第二皇子は乙女ゲームでは、ストーリーの中盤に出て来る新キャラだ。
ただ、ヒロ
インとゴールインさえすれば皇帝になれるキャラなのだから、主人公はその時に対応できるように力を蓄える。
かのように見えたが、昼は仮病で引きこもり、夜は城を出て遊んでばっかり……
いったい主人公は何がしたいんでしょうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:21:25
1069806文字
会話率:65%
魔法学院最後の一幕
ネーデラ王国魔法学院の広場には、卒業生たちの笑顔が溢れていた。その中央で、ひとつだけ異様な空気が漂っていた。
「これ以上、婚約関係を続けるつもりはない。悪いが、今日で終わりだ」
その言葉に、会場の空気が凍りついた。
「なに言ってるの?」
ロッテ伯爵令嬢。理知的な眼鏡越しに目を見開いていた。彼女の横に立つのは、かつての婚約者ハーグ。式典の途中、突然の婚約破棄宣言だった。
「俺様、もうアインと付き合ってる。あいつの方が魅力的さ」
そう言って彼が肩を抱いたのは、ピンクの髪を軽やかに揺らした少女。アイン。男爵家の令嬢。にやりと笑って言う。
「だってぇ、ロッテってお堅いん。男の人、楽しませなきゃ♡」
「一年後に、結婚って」
「気が変わったんだよ。俺様のせいにすんな」
「やめて」
振り返り、駆け出した。銀髪が宙に舞い、ドレスの裾が風を切る。群衆の視線を引き裂くように、ロッテは会場から飛び出して。
誰かに思い切りぶつかった。
「あっ、だ、大丈夫ですか?」
低く、どこか気の弱そうな声。ぶつかった相手は、金髪に分厚い眼鏡をかけたマルセルだった。物静かで目立たない、けれど学院でも知る人ぞ知る天才魔術師。実は隣国の伯爵家の三男だ。
「ご、ごめんなさい。いま、わたしっ」
「足をひねったみたいですね。すぐに医務室に」
「ダメ、式場に戻るなんていやなの」
「わかった。外に出ましょう。ボクが支えますから」
学院の門を抜けると、夕暮れが街を金色に染めていた。ロッテの歩幅に合わせて、マルセルはゆっくりと歩いた。街角に立つ、木造の看板。その文字がマルセルの視界に飛び込んだ。
魔酒とハーブの宿酒場
マルセルが小さく喉を鳴らした。無意識に、口元がゆるむ。彼の頬がわずかに赤くなる。
「飲みたいの?」
ロッテがふと、尋ねた。マルセルは慌てて視線を逸らした。
「い、いえっ、そんなことは!た、ただ、ちょっと看板が……気になっただけで!」
「ふふ。いいよ、わたし、おごってあげる」
「えっ?」
「わたしも今日はボロボロになって飲みたい気分なの。だから、付き合ってよ。先に酔いつぶれたら許さないから」
「は、はい!」
チリン、と澄んだ鈴の音が鳴った。夕暮れと、木の香りと、ほんのりと漂うハーブ酒の香りが、彼らを迎え入れた。
不思議な二人の、忘れられない夜が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:17:42
82694文字
会話率:44%
アシサノ=エリュシオンは、貴族の令嬢でありながら、剣に情熱を燃やす少女。世間の期待や「女の子らしく」といった価値観に背を向け、ひたむきに剣を磨き続けていた。ある日、王立学園の訓練場での厳しい修練中、教官が倒れるという事故が発生。動揺する中、
アシサノは「治したい」という一心で手を伸ばし、無意識のうちに治癒魔法を発動する――詠唱も属性もない、自然発動型の奇跡だった。
その瞬間から、周囲の目が一変する。「野蛮女」と蔑まれていた少女は一転、“聖女”と噂され、王都の注目を集め始める。だが、アシサノ自身はその力の意味も正体も理解できず、戸惑うばかり。希望と不安が入り混じる中で、彼女の運命の歯車は大きく動き出す。剣士を目指していた少女が、知らぬ間に“奇跡の象徴”として、新たな運命へと巻き込まれていく――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 12:10:00
14144文字
会話率:43%