ある海辺の街で一組の夫婦が結婚式を挙げた。
彼らは幸せだった。これがずっとずっと続くと信じていた…そんな彼らに忍び寄るのは高まる戦争の気配。
そして、とうとう夫婦の元にも…
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短編小説を少し加筆修正して連載ものとし
て投稿しました。
戦争物なので苦手な人は避けて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 10:00:00
10910文字
会話率:39%
ケヴィンはあの日、ケヴィンになった。適当に名前をつけやがってと思わないでもないが、好きに呼んでくれて構わないと行ったのはケヴィンだ。
リラツ王家の三王子ハミルトンだった頃、国を飛び出し、隣国ライティーザの王都で、荷運びや用心棒などで、日
銭を稼いで生きていた。貧しかったが、自分で自分を養うことが出来るのが、嬉しかった。
モニカに会った。優しい女だ。一緒に暮らすようになって、やがてモニカの腹に子が宿った。幸せだった。だがその日々は、ハミルトンを探しに来た乳兄弟のジュードに見つかって終わった。
父の思い通りになるつもりはなかった。
周囲を欺き、ようやくライティーザに戻ってくるまで数年かかった。暮らしていた部屋に妻と子の姿はなく、隣人に、女児が生まれたが二人はここには居ないと告げられた。
日銭を稼ぎながら、妻と子を探したものの、手がかり一つ無かった。あるとき、用心棒の仕事で、知らずに犯罪に加担してしまう。捕らえられた時、ハミルトン・リラツと見破られた。紆余曲折あったが、今はケヴィンだ。
これは、ケヴィンが、ケヴィンとしての人生を手に入れていくお話。
(最初に登場したのは、マグノリアの花の咲く頃に 本編第四部 第十四章 6です。第十七章 14から登場が増える方です)
マグノリアの花の咲く頃に 本編第四部 第二十四章の頃のお話。
本編読後を強くお勧めいたします。
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/
このお話は週一回の投稿予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 07:00:00
35527文字
会話率:47%
私は裕福な家に生まれた。しかし、父はいつも母と私に冷たかった。
その原因は母と父が結婚した経緯にある。
家同士の利害の一致により双方の親から強引に決められた、いわゆる政略結婚だったのだ。
それでも母は良い妻になる努力を続けた。
しかし、父の態度が変わる事はなく、私は父と目が合った事もなければ笑った顔もみた事はない。私達を存在しないもののように扱い続けた父はある日、突然失踪した。原因は分からない。
その日から生活の全てが変わった。
嫁いだ家から生家に戻された母は、母の継母によって追い返さる。他に頼る当てのない私達は帰る場所を失った。大人達の非常な対応に落胆する私を見た母はある提案をする。
『旅をしながら穏やかに暮らせる場所を探そう』
母のその言葉に希望を抱いた私はすぐに賛成した。
長い旅を経て、ようやく落ち着ける場所も見つかり、平穏に暮らす私達はとても幸せだった。
しかしそんな幸せは、ある時見知らぬ誰かから届けられた一冊の本によって壊されていく。
その本には『悪役令嬢は地獄に落ちろ』そう殴り書きで書かれたメモが挟まっていた。
父の名前で書かれたその本の内容は、父自身の体験を元に書かれた恋愛小説だったのだ。感動のラブストーリーとして世間で話題の人気小説になっているようだった。
母はその小説の中で、二人の純愛を引き裂く悪役令嬢として登場していた。まったくの事実無根のひどい内容だった。
本の最後には幼い子供を抱く見知らぬ女性とその横で幸せそうな笑顔を向ける父の姿が載っていたのだ。
その瞬間、失踪の理由はその女性との駆け落ちだと理解した。同時に心の底から父を恨んだ。
それ以来私はその小説の存在を母に隠し続けた。
しかし、ある時見知らぬ誰かの手であの暴言が書かれたメモと共に、その本は母の元に届けられてしまう。
その日から顔の見えない誰かからの嫌がらせが続く。執拗な嫌がらせに母はしだいに壊れていく。
そんなある日ついに決定的な出来事が起こってしまう。
私は母の幸せを取り戻す為にある決断をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 23:09:44
117587文字
会話率:41%
三島彩也香は高校二年生。
中学生から付き合う恋人の原田侑真と幸せな日々を送っていた。
しかし、侑真と違う高校に進んだ彩也香。
親友の伊藤優子は侑真と同じ高校に。
一人違う高校に通う彩也香。
それでも侑真と彩也香は幸せだった。
侑真は信じ
ていた。
彩也香を、ずっと。
しかし3ヶ月前、同じ高校に通う山本亮二と彩也香は...
遂に過ちを犯してしまった彩也香。
....破滅の時は訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 19:31:15
3515文字
会話率:47%
女は幸せだった。
しかし女は過ちを犯してしまった。
最初に言えば良かったのだ。
悩み、深みにはまり、
気づけば失っていた。
幸せな家庭と、大切な家族を。
それだけの話。
全2話
最終更新:2022-04-19 20:18:01
11764文字
会話率:41%
サザーランド王国、国王ナルシム三世は愚王であった。
国民を省みず酒色に耽り、忠臣を遠ざけた彼は佞臣の言われるまま圧政を敷き、国民から怨嗟の的となる。
そんな国王に二つの過ぎたる物があった。
一つは賢姫シルビア。
美しさと優れた頭脳を併せ
持つ彼女は傾きつつあった国の財政を立て直した。
しかし、彼女の父である国王は贅を諌めるシルビアが邪魔になり、遥か遠方の国へ彼女を嫁がせてしまう。
彼女に想い人が居るのを知りながら。
二つ目は戦姫マリアンヌ。
美しく勇猛果敢な彼女は、優れた戦士と言うだけでなく、戦略にも優れた軍師でもあった。
近隣の国々との戦争も彼女が参戦すれば、たちまち勝利を収める。
彼女を怖れた隣国は莫大な持参金と共に、自国の王族と政略結婚を申し込む。
父である国王は金に目が眩み、マリアンヌと隣国王族との結婚を決めてしまう。
彼女にも想い人が居るのを知りながら。
その後実権を隣国の王族に奪われた国王はそれでも幸せだった。
娘と変わらぬ歳の妾に囲まれ、やがて死んだ。
稀代の愚王として名を残し...
そうして16年の時間が過ぎた。
サザーランド王国の危機に1人の男が駆けつけた。
ある任務を果たすために。
前後編+エピローグ一話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 20:41:32
12025文字
会話率:43%
惨めで辛くて生きている理由が分からないけど死にたくない。そんな少女が見つけたのは普通じゃない幸せだった。
最終更新:2022-05-19 07:00:00
11087文字
会話率:34%
これは、6つの切ない恋の物語。
これは、悲恋か諸恋か!?
【桜の下の天使】
桂木丈助と一ノ瀬倫は、今でもあの日を思い出す。
死んだと思った俺の前に現れた天使の事を…。
俺は、糞みたいな自分の人生が大嫌いだった。
それでも、そうやって
生きていくしか出来ないんだと思っていたんだ。
【救えなかった恋】
上條陸は、この季節になると思い出す。32年前ー
桜の季節に、保健室にいる天使に恋をした俺。
天使と会ってる事がバレて保健室に行けなくなった俺。
俺は、天使と学校の外で会う事になる。
俺達は、同じ気持ちだった。
その年の夏休み天使と交際した。
重ね合う日々の中で、天使がケジメをつけたいと言い出した。
夏休み最終日に、会う約束をしていた、俺の元に届いたのは…。俺は、今でもあの恋を忘れない。
【桜の木の桜木さん】
あれは、30年前の出来事。
学校の中で、語り継がれているただのおまじないだと思っていた。
伊納円香にとって、先生は特別な人だった。
愛する先生を手に入れられたのは、おまじないだったのか?
【嘘つきな人】
早乙女加奈枝にとって、彼以外の存在以外あり得なかった。
同棲した結果、破局を向かえる。
寂しさから、他の人を求めてしまう日々の繰り返しだった。
そんな日々の中で、やっと見つけた愛を育んでいこうとしていた時だった…。
【お腹いっぱい、召し上がれ】
村井美鶴にとって、彼女はなくてはならない存在だった。
しかし、彼女は村井美鶴の存在を嫌っていた。
それは、村井美鶴の容姿の美しさにあった。
そんな事を気にもしていなかった20歳の村井美鶴の恋はひっそりと幕を閉じたのだった。
【花びらの舞い散る夜に】
浜井凌平にとって、それは、最悪な季節で、大嫌いな花だった。
「明日から、雨が続くから。最後のお花見に行こうよ。」
そう言われて、愛する人とのお花見に出掛けた。
30歳の浜井凌平にとって、その恋は初めて手に入れた幸せだった。
この6つの恋の結末を、最後まで見届けて欲しい。
一つ一つのお話は、短編になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 18:38:17
104120文字
会話率:53%
貴族ならば誰もが魔物を一体従属させることが出来る世界で、僕はスライムしか従属出来なかった。
だけど僕は気にしていなかった。
出来る事をして人の役に立てれば幸せだった。
はずなのに、何故か王子の婚約者となってイジメられている。
ムーンでも
掲載予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 14:12:43
7615文字
会話率:5%
※ 表現を軽くしておりますが、グロ表現有りです。 ご注意下さい。
※※ 1000文字ちょっとの、短いネタでございます。
おまじない令嬢は、生まれた時から不思議なチカラを持っていた。
そのチカラを抜きにして、将来を誓ってくれた
相手と婚約し、彼女は幸せだった。
だがある日、婚約者一家が彼女の一家をまとめて呼び出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 01:00:00
1106文字
会話率:22%
孤児院で暮らす彼女は大きな幸せは望まず、皆と中慎ましく暮らす事が何よりも幸せだった。だが施設のある土地を巡り名高い企業に圧力を掛けられ、とうとう奪われてしまった。父親は亡くなり家族もバラバラ。いつか皆と暮らす日を夢見て生きて居た彼女だが、
日頃から受けている虐めにより体力も気力も磨り減って居た。一線を超えた虐めに、ついに彼女は死を選ぶ。
目覚めた彼女の目の前に現れたのは神と称する人物。ずっと見守って居たと言われるも現実離れした事に困惑していると、追い討ちを掛けるように更に神が言った。新たな世界に転生させると。力を得た彼女は幸せを求めて、新たな世界へと旅立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 22:14:53
208945文字
会話率:69%
それなりに器量がよく、それなりに人望が厚かった少女。
5つ下の幼馴染と友情を育みながら歳を重ねて、それなりに幸せだった。
――誰からも愛される、妹が生まれるまでは。
※拙作『魔女が不老不死だなんて誰が言い出したんですか?』の派生作品です
が、未読でも問題ありません。
この小説は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 00:08:00
159750文字
会話率:34%
当時28歳。165センチ。都内大手企業の本社勤務。
小さくも大きく見せたい髪型マッシュの犬系男子。
上京後女遊びに明け暮れた20代。遂に結婚したいと思える出会いがあり。
半同棲した運命の人に突然振られ、婚活決意 (19年2月5日)。
奇跡でよりを戻し (同年3月1日)、
僅か3週間で振られる (同年3月21日)。
命日 (4月20日)。
30歳となった今、Twitterの婚活アカウントに囲まれ
婚活の厳しさと新しく恋する事の難しさ、脳裏にこびりついた元彼の影。幸せとは何か悩み葛藤する。
あの日々は、とても幸せだった。
金木犀の香る季節に出会い、桜が咲き誇る前に別れた、そんな、よくある話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 11:43:20
29840文字
会話率:1%
「ほら、iを付けてグルグル回すだけですよ」
「......愛?」
――――――――――
アウストレート侯爵家の令嬢シーナは、生まれた時から病弱だった。外を出歩くのも難しく、常に屋敷の中に留め置かれた。それでも彼女は幸せだった。家族仲はと
てもよく、父も母も彼女のことを愛していたし、弟も彼女のことを気にかけてくれていた。素晴らしい毎日だった。
しかし12歳になった年、流行り病を患った彼女は一週間も意識のない状態が続き、そしてその間に、異世界からの魂が彼女の中に入っていた。彼女の体で目覚めたその者は、すぐさま家族に事情を話し、二年半に渡ってシーナとして行動した。
期限が過ぎたころ、シーナが目覚めると同時にその者は消えた。だが、シーナの病弱さはなくなり、またその者と会話を続けてきたことで、偉大なる異界の知恵を身に着けていた。
そしてこの春、彼女は王立魔法学園に入学を果たした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-03 21:19:46
9994文字
会話率:53%
とある次元のとある世界、一人の青年が村でのんびりと暮らしていた。両親は幼いころに亡くしたが、三人の親友、優しい村民、かわいいペット、そして愛しい一人の女性、沢山の人々に囲まれて青年は幸せだった。
しかし、幸せな日々も永遠に続くとは限らない。
この物語は一人の平凡な少年を中心とした儚く、残酷で、美しい愛の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 22:55:52
38296文字
会話率:56%
「告げられない恋もあるのだ」大学生の菅野久美はよく行くカフェの店長上田さんに片思いをしているが、ただ見ているだけで幸せだった。でもその幸せに変化が起きて…。
この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2021-12-05 11:48:56
6100文字
会話率:52%
北野せつなは、幸せだった。
優しい旦那。順風満帆な新婚生活を送りながら、日常を送っている。
そんなせつなは、最近光を必死に追いかける夢をよく見る。目覚めると息が切れており、最近眠れていない。
そんなせつなの前に、奇妙な2人組が現れる。
最終更新:2021-11-30 21:00:00
11999文字
会話率:31%
東京を恐怖のどん底まで叩き落した謎の組織「∞」。
彼らはたった8人の少数組織にも関わらず、殺戮、詐欺などの悪行を積み重ねた。
東雲亜里沙は幸せだった。
喜怒哀楽がはっきりしており周囲からはまるで太陽のようだとも言われた。
しかしある日を境
に彼女から表情が消えた。
彼女の生きる目的は希望とか美味しいごはんから復讐心に変わってしまった。
彼女の家族は「∞」のメンバーによって殺された。
20歳になった東雲亜里沙は決心する。
「∞」を終わらせる。
様々な出会い、経験、挫折の中で彼女の復讐劇はどうなっていくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 23:40:40
4925文字
会話率:38%
ある山の中、左脚のない赤子の少女は竜人の女性に拾われ、養子として育てられる。 人との関わりはないものの、二人きりの生活は本当に幸せだった。
しかし、箱庭はある日突然壊される。
これは、英雄でも悪役でもない少女による復讐のための冒険譚で
ある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 21:18:06
8815文字
会話率:39%
一話だけの短編です。義眼となった王都に住む宝石商の娘の話。王都風の物語。
光を失い少し閉ざし気味になったジルには話し相手になってくれるテリーがいて幸せだった。
最終更新:2021-09-28 17:44:37
4306文字
会話率:45%
大きな、とても大きな国があった。
その国は世界一強く、豊かで、幸せだった。
しかし、その国は今、分裂の危機を迎えている。
名門貴族「魔女」出身の少女イルザ‐ヘクセと、
これといった才能のないただの青年エギル‐クレーエ。
二人は、自らが生ま
れ持ったものに翻弄されながら、
この激動の時代を生き抜いていく事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 01:50:30
253文字
会話率:0%
主人公は、料理上手な妻と結婚できて幸せだった。
しかし、妻は徐々に変化していく……。
最終更新:2021-08-13 15:58:28
15916文字
会話率:29%