異世界で働きませんか?
契約期間は半年
報酬は500万円
仕事内容は主に龍の世話と儀式の補佐
ハローワークで仕事を探していたところ、目に入ってきたのはこんな文言だった。
異世界?龍の世話?何これ…
明らかに怪しい冗談かと思ったけど、ここは
ハローワーク。
モニターに映るフォーマットに従った求人票。
32歳独身で無職の女に突然開かれた異世界への入り口。
こうして私は、龍が空を舞う異世界「シオガ国」へ赴任することになった。
だがやがて、自分の「声」が龍を揺さぶる力を持つと知らされ、儀式・信仰・天災が絡み合う国家の命運に巻き込まれていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:00:00
12403文字
会話率:33%
時は“虎暦二十五年”──かつて百年にわたり混迷を極めた群雄割拠の時代に、関西の地に突如として現れた新興勢力「阪神王国」。その象徴は、猛虎の意志を受け継ぐ五人の将たち──人は彼らを畏敬とともにこう呼ぶ。
**「五虎大将軍」**と。
軍神
・近本光司──風の如き速さで先陣を切り、敵を撹乱する俊足の将。
参謀・中野拓夢──柔らかき言葉に秘めた鋼の知略で、戦の流れを操る智将。
弓使い・森下翔太──一矢で戦局を変える若き遊撃の神射手。
雷撃・佐藤輝明──雷鳴と共に戦槌を振り下ろす、力の化身。
守護神・大山悠輔──沈黙の中に揺るがぬ意志を持ち、陣の背を預けられる重鎮。
彼ら五人は、互いの力を認め合い、王国の勝利を信じて矛を取り続ける戦友である。
時を同じくして、天下には四強が割拠していた。
空を翔ける「燕連邦」(東京)、
炎を纏いし「竜帝国」(名古屋)、
闇に潜む「巨人軍」(読売山)、
そして流れの如き「鯉国連盟」(広島)。
王国は、これら列強の侵攻を受けながらも、戦いの中で強くなる。
風、知、弓、雷、守──五つの力がひとつになるとき、敵はいかなる大軍であろうと退けられた。
しかし、五虎大将軍にはそれぞれ過去があった。
孤高の魂、師との約束、敗北からの再起、王の重圧、そして守るべき民。
戦場では語られぬ「信念」と「苦悩」が、やがて王国の真の強さを形づくっていく。
やがて、王国に最大の危機が訪れる。
四強が手を組み「連合四帝同盟」を結成、阪神王国の滅亡を企てるのだ。
敵は王国の“本陣・聖甲子園”を包囲、希望は風前の灯火となる。
そのとき、五人は再び集結する。
誰の命令でもない、自らの意志で──。
「俺たちが、阪神だ」
最終決戦。
風が走り、知が導き、矢が貫き、雷が吠え、守りが揺るがぬ柱となる。
やがて王国は奇跡の大逆転を成し遂げ、阪神王国は虎暦最大の栄光を手に入れる。
これは、ただの戦記ではない。
五人の男たちの絆と誓い、
そして「王国の未来」を背負った伝説の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:00:00
11517文字
会話率:14%
貴族令嬢マーガレットは、気付いたら汽車の中に居た。一等客車と思しき個室の中で自分の身に起きた出来事を思い出そうとするも、前後の記憶は欠落していた。
そこに現れた謎の青年が彼女に告げる。
「もう引き返すことは出来ない。これはお前の選んだ道だ
」
わけもわからず困惑するマーガレットを余所に列車は強い衝撃に襲われ、次に目を覚ました時には、マーガレットは見知らぬ街に辿り着いていた。
赤黒い雲が上空を覆う、人の気配がしない不気味な街。
マーガレットは彷徨ううちに怪物と遭遇して殺されかけるが、すんでのところで謎の少女に助けられる。
大鎌を手に怪物を狩ったその少女は自らをアルテナと名乗り、こう告げた。
「ようこそ、リヴァーデンへ。ここは行き場のなくなった落伍者が流れ着く掃き溜めよ」
これは、欲望渦巻く偽りの街で出逢う、二人の少女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:48:19
22086文字
会話率:40%
この物語は、リナの一日を通して、日常の中のささやかな幸せを描いています。友達との時間や自然とのふれあい、そして静かな読書の時間など、特別なことがなくても満たされる日常の喜びを感じられる物語。
~日記より引用~
#リナのこと
---
*
*名前と年齢**
リナは中学2年生の女の子。毎日元気に学校へ通っています。
**性格について**
リナは好奇心旺盛で新しいことに挑戦するのが好きな子です。少しシャイなところもありますが、友達といるときはよく笑って、相談にも乗る優しい性格です。分からないことがあったら、納得するまでしっかり調べるのが特徴です。
**興味あること**
リナはアートや手作りのものに興味があります。塗るだけでなく、手先を使って何かを作ることも大好きです。それが絵を描くことや、手芸、手作りお菓子など、たくさんの趣味を楽しんでいます。最近ではギターにも興味を持ち始めて、新しい曲をどんどん学びたいと思っています。
**好きなこと**
リナが一番好きなことは、本を読むことです。物語の中で新しい世界を知るのが大好きで、図書館に行くのが楽しみの一つです。自然の中で過ごす時間も好きで、秋の風景や美しい星空を見ることに癒しを感じます。
**大切にしていること**
リナが大切にしているのは、家族や友達との時間です。みんなと一緒に笑ったり、何かを一生懸命やったりすることが彼女の楽しみで、心の支えになっています。また、自分が成長できる新しい経験に対してもいつも前向きで、チャレンジすることで得られる達成感を大事にしています。
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リナの物語を通して、彼女の性格や日々の興味、そして大切にしていることが伝えられるように描きました。これらの要素が彼女の日常を彩り、さまざまな出来事での成長や感動を与えてくれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:10:00
97007文字
会話率:0%
魔力の代わりにナノマシンが大気を満たし、魔法の代わりに科学が高度に発達した世界。だがその科学は魔法を再現するには至らなかった。
ナノマシンの名は『エーテル』。有機物で作られ、人間と共生するそれに高い適正を持った主人公、ハル。エーテルが繋ぎ制
御する社会において高い能力を持つ彼も、また科学で適わぬ魔法に夢見る一人だった。
そんな中、クラスメイトのルナの紹介でハルはあるゲームと出会う。内容はよくあるファンタジー。魔法に憧れるハルは、そのゲームに興味を覚えプレイを開始する。その世界に満ちる魔力の名前、それもまた『エーテル』だった。
せめて電脳空間の中だけでも魔法使いを楽しもうとするハル。だがゲーム開始直後に出会った王女アイリが切っ掛けで、そのプレイスタイルは徐々に変化していく事になる。
二つの『エーテル』が満たす世界の物語にハルは足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:04:33
7573347文字
会話率:52%
文字書き中毒が狭い場所で狭い世界のことを書いています。
キーワード:
最終更新:2025-06-26 17:38:29
170354文字
会話率:7%
◆グラスフィールド王国の『王空騎士団』は、男性の一万人に一人にしか現れない飛翔能力者の集団である。
彼らはこの国の春と秋に飛来する巨大な肉食の鳥「巨大鳥(ダリオン)」から人々を守っている。
王空騎士団は国民の憧れの的であり、騎士団員は貴
族に歓迎される存在。
◆主人公アイリス・リトラーも飛翔能力者に憧れている一人。
だが、アイリスが他の人と違っていたのは、少女でありながら幼い頃から「自分もあんなふうに空を飛びたい」と強く願い続けていたことだ。
◆「飛翔能力者は男児ばかり。どんなに遅くても五、六歳までには能力が開花する」という常識の中、アイリスは十五歳を過ぎてからその能力が開花する。
◆肉食の巨大な鳥と共存している国を舞台に、空を飛ぶことに強く惹かれるアイリスと、飛翔能力者サイモンが出会う。
◆飛翔能力の開花後、アイリスは飛び抜けた能力を発揮して男たちを圧倒し、活躍する一方で、周囲の思惑に翻弄される。
アイリスとサイモンの恋の行方は。やがてアイリスがたどり着く意外な真実とは。
最後までどうぞお楽しみに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 10:18:37
358464文字
会話率:55%
あらすじ
空に巨大な大陸が浮かび、人々がプロペラ飛行機で大空を駆け巡る世界。
かつて空の覇者だったドラゴンは姿を消し、竜の背に乗って空を駆ける「竜騎士」もまた、歴史の教科書に名を残すだけの存在になっていた。
――ただ一人。
世界最後のド
ラゴン〝アズレル〟に乗る変わり者の少年、ルカを除いては。
『竜騎士なんて時代遅れだろ?』
そんな言葉を浴びながらも、ルカは竜騎士の誇りを胸に今日も空を飛ぶ。
彼の日常は荷物運びから空賊退治。そして互いに気になるくせに素直になれない〝空飛ぶ飛行機パイロット系幼なじみお姫様〟リゼットに朝から連れ出されたりと、休む暇もない。
だが人々はまだ知らない。
その時代遅れの少年こそが、この空で唯一無二の〝最強〟であることを。
そしてそんな竜騎士としてのルカの日々は、いくつもの空を越えた先で大きな世界の真実に飲み込まれていく――。
なぜドラゴンは人々の前から消えたのか?
飛行機を操る人類が、いまだに到達できない〝最果ての空〟の先に眠る真実とは?
これは飛行機が主役になった空の世界で、時代遅れになった最強竜騎士が繰り広げるハートフル無双・空のお仕事ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:17:16
18806文字
会話率:58%
第一王子の結婚相手を決めるために「カーテシーコンテスト」が開幕する。
出場する令嬢たちは果たしてどんなカーテシーを見せてくれるのか。
スカートの裾を引きちぎり、曲げた膝でドラゴンを倒し、カーテシーで空を飛び、ついには世界を闇で包むカーテシ
ーも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 16:35:11
4526文字
会話率:47%
俺は会社でミスをしてしまった。
今日はとりあえず退社できたが、明日からのことを考えると気が重くなる。
そして帰り道、俺は土手に寝転がり、夜空を見ながらこう思った。
「宇宙の広さに比べれば自分の悩みなんてちっぽけ」理論で悩みが解決するなら、
誰も苦労はしない――
すると、聞こえてきたんだ。
“宇宙”の声が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 16:40:10
4561文字
会話率:35%
人類の天井が迫っていた。
万物の霊長を自負するこの種は、ついに100億を超え、地球の隅々にまで広がった。
かつて空を目指し、海を渡り、未知を求めて進化してきた人類は、ほとんどの望みを叶えてしまったのだ。
「ならば、その先に何があるの
か?」
熱く燃えたぎるフロンティアスピリットは過去の遺物となり、
人々は無気力な安定に甘んじ、停滞と退屈が日常を支配する。
そして、そんな世界の中で、人類は自らの存在意義を見失い始めていた。
——だが、ある日。
突如として、それは現れた。
半透明のウィンドウが突然現れ、世界の摂理が変わったことを告げる。
"大いなる情報体"から人類へ課せられる無数の試練。
それは、人類に存亡の危機と、超常へ挑む力を合わせて与えるものだった。
生き残るか、淘汰されるか——。
世界の在り方そのものが、静かに、しかし確実に"変質"し始めたのだ。
帆世静香は、その変革の渦中にいつもいた。
始まりの記憶。その日、帆世は、今世で一度も着たことのないナース服に身を包み、見知らぬ地で目を覚ました。
——これは、人類の未来を決する戦い。少女は自由気ままに飛び跳ねる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 14:40:01
749898文字
会話率:27%
かつての王国ネルーダを、妖魔達の支配から国民を救い出したロルカとパステルナークであるが、その平安に満ちた国の聖なる丘で祈りを捧げていると、再び妖魔達が国を支配するという未来の啓示が与えられる。自国の未来の危機を救おうと、再度、聖なる森の時空
を超えられる扉を開こうとするパステルナーク達。未来の国で蔓延る妖魔達を相手に念の力を持った幼児を連れて、パステルナーク達は最後の戦いに挑む。
此の作品はカクヨムにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 14:25:36
42996文字
会話率:31%
異世界から逃げるようにして、日本で育った川島翼。
彼の中には、“黒い蕾”と呼ぶ得体の知れない存在が棲んでいた。
夢に流れ込む異世界の記憶。燃える街、倒れた家族、自分のものとは思えない過去。
この世界に馴染めなかった彼にとって、
唯一、信じら
れたのは児童養護施設の職員・菜那が話す“異世界の物語”だった。
そして、彼女が去ったとき、彼は決めた。
──もう一度、自分の“始まり”へ還ろう。
24:00
祈りの詩が空を裂き、魔法陣が世界を断ち、彼は旅立つ。
ずっと曖昧だった“自分という存在”の輪郭を、もう一度この手で掴むために。
これは、祈りと再生の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:24:40
85201文字
会話率:31%
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前アカウント本城千聖(ID 366809)からの移行作品です
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鬼と悪魔の間に生れし子、六鬼(ロッキ)
母親は死んだと聞かされ、鬼の一族の中で忌み嫌われつつ育つ。彼には他の鬼にはない力があった。
悪魔への攻撃呪文・ヘブ
ンズドア。
その力を使う時だけは、一族の中にいられた。
実は六鬼にはもうひとつの力がある。鬼と悪魔の間に生まれし彼だからこその力なのだろう。
鬼を滅することができる呪文・羅生門。
五人の兄姉と両親にも言えない秘密を抱えながら、六鬼は成長した。
成長とともに力も能力も大きくなり、亜空間を作り出すことも可能になった。
あるバトルの直後、力を使った反動で、六鬼の体には誰にも知られたくない反応が出る。それは、性的欲求が高まってしまうことだった。
自分でそれをどうにかしたものの、その後、動けなくなる。
亜空間の出入りは、六鬼以外に誰もできない。
熱にうかされ眠る中、六鬼は夢を見る。
その夢の中では、意外な再会が待っていた。死んだと聞かされていた、サキュバスという種類の悪魔の母親。
甘い香りに、挑発の言葉。そこで母親の口から真実が明かされる。
六鬼の母親は、死んだのではなく六鬼の夢の中に存在し続けていたということを。
母親に操られ、行方不明になる六鬼。
六鬼が行方不明になって三カ月が経過した。
いつにも増して多い悪魔に、参戦していた一鬼は嫌気がさした。もう、闘うのは嫌だった。
空には新月。月が浮かぶ空をふいに仰いだ一鬼は、異変に気付く。
月は新月から満月へと、急激に姿を変えようとしている。
そのさなか、父親を含め男鬼が放心してしまう。やがて宙から向かってきたもやのようなものが、男鬼らの体内へ入り込み、そのまま意識をなくす。
女鬼だけになった戦場で、逃げ出したい気持ちになった一鬼の耳に、聞き覚えのある声がする。
「我慢すんの、やめちゃいなって。一鬼姉」
いつもとは違う六鬼が、一鬼の前に現れた。
だがそれは、真実の六鬼ではなく、母親の悪魔が潜む姿だった。
終わったと思われた戦いは、別の火種を携え、家へと戻っていく。
六鬼の中から現れた母親の悪魔、二鬼らが各々で企みと嘘を明かしていく。
その真実の中で、六鬼は自分が護りたいものを護るための選択をする。
選んだ道は、果たして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:10:00
46056文字
会話率:32%
この世界には魔法と呼ばれる技術が存在している。
無から火や水を産み出し、空を駆けることもできるそんな技術が存在する。
元々はエルフと呼ばれる種族が精霊の力を借りて行使していた、人から見れば摩訶不思議な能力を解き明かし、人種はおろか全て
の種族が使えるようにと広めた一人の人物がいた。
大陸はおろか世界の果てと呼ばれる大地にまで赴き、その技術の種をまき続けた人物がいた。
そしてその魔法は幾多の戦乱と共に発展し、只人の生活の中にまで浸透していった。
しかし、その人物が本当にいたのか。それは誰にもわからない。
遥かな昔、昔々のそのまた昔のお話。
それは、……あなたに続く物語なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:04:04
437294文字
会話率:24%
西暦2125年、日本では科学革命が起き、車や電車が空を飛ぶのは当たり前、過半数の人がAIと脳を共有したりしている。そんな超科学時代が訪れていた。そんな折、科学者たちはタイムマシンを製造しようと研究を重ね、時空ゲートの試作機を完成させたが暴走
、その時に放たれた光に日本全土がつつまれ、各地で人々に異能を発現し始めた。その後力をもて余した者たちによる超常犯罪が横行し始めた。対抗するため政府は「特殊武装警察」、通称特装を設立し超科学と異能が混ざりあったこの混沌の時代の秩序を守っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:00:00
13900文字
会話率:84%
──空、太陽を見たい。そして、駆け巡りたい
地下世界で、戦うための教育を受ける俺の夢はそんなものだった。
誰かに買われ、見上げるほどの大きなロボに乗り、命を懸けて戦う。
そんな世界で生きる俺の、夢。
ある日、事故に巻き込まれた俺は
生死をさまよい、どうにか目覚めた。
『よう、俺。空を見たくないか?』
その日から、頭に響くもう1人の俺の声。
戸惑いと、夢がつかめるかもしれないという望みを胸に、前を向く。
目標への道は、戦いの先につながっている。
その道は、一人では進めない……そんな時。
「あの、私と……!」
おせっかいで、どこか抜けていて、危なっかしいお嬢様がやってきた。
謎多き地下世界を、太陽輝く空を目指して生き抜いて見せる!
※自身の既投稿作品より一部設定をベースに使用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 07:10:00
357534文字
会話率:29%
天気は、偶然なんかじゃない。
この世界には、人間ひとりひとりに“天気の精霊”が宿っているという。
晴れてほしいと願えば、晴れの精霊が空へと昇り、
雨を願えば、雨の精霊が雲を呼ぶ。
——そう、空の天気は、精霊たちのバトルで決まるのだ。
誰か
の小さな願いが、誰かの空を奪っていく。
でも、それでも。
願わずにはいられない想いがある。
これは、そんな“空の裏側”で繰り広げられる、精霊たちの物語。
彼らは戦い、空を彩る。
今日の空は、いったい誰の願いでできているのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:27:04
8367文字
会話率:11%
廃村で目覚めた青年テオは、全ての記憶を失っていた。
彼の目覚めに居合わせた美しい天遣<あまつかい>のネージェは、何やら事情を知っているらしく、記憶を取り戻すための『星詠みの旅』へテオをいざなう。
しかしこのネージェという男、性別という概念
を超越した美貌の持ち主だが、とにかく言動が軽く、貞操も緩い。
他にも暴走ロマンチストなハンサム剣士、快楽堕ちしたお色気シスター、元勇者候補生で殺意鬼高な泥棒猫など、個性豊かな仲間を迎えながら、星詠みの旅は続いていく。
星空を見上げて取り戻した記憶の欠片は、やがて百年前の勇者パーティーによる魔王討伐の真相へ繋がる――。
「これは、お主のために吾輩が始めたエピローグだからな」
魔王が消えて百年。テオはなぜ記憶を失い、ネージェは何を見続けたのか。
剣と魔法、勇者と魔王。王道の世界観を綺麗なお兄さんと一緒に楽しむハイファンブロマンス、開幕!
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
※身体的・精神的距離が近いなど、BLに近い表現があります。苦手な方はご注意ください。ですがあくまでブロマンスの範疇です。男性キャラ同士が恋愛感情でくっついたりはしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:08:22
33112文字
会話率:40%
幻想大陸エピュフォニアの森で双子のきょうだい、ユールとソルナは目を覚ます。ユールとソルナはほとんどの記憶を失いながらもとあるものを探していた。
この大陸のどこかにあるとされる運命の書架、ファトゥム。
二人は森の中で不思議な少年・フェ
ルンヴと出会いこの世界について知り失われた記憶と運命の書架を探すため冒険の旅に出る。
空を輝く白銀の蝶、大陸に広がる花々、各国での人々の営み。
エピュフォニアでの出来事に触れていき、すべてに魅了され、愛おしいと思ったユールとソルナはエピュフォニアに帰りたい場所を見つける。
そして、運命は廻り旅の中で失われた記憶と世界の真実に触れるとき、700年前の戦争の続きが再び世界を襲う。
ユールとソルナは帰る場所を守るため、世界の深淵に抗い、戦いの渦中へ足を踏み入れる。
※実在する人物の名前を使用しています。抵抗のある方は閲覧にご注意ください。
この小説はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係はありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 18:01:30
277730文字
会話率:47%
その男は暗く黒くどこまでも深く染め上げられた外套に身体をすっぽり隠していた。
頭巾から見え隠れする双眸の瞳もやはり黒曜石のように黒く、左腕の鱗籠手は黒鋼で背中の両手剣の刀身、柄、全てが黒鋼だ。
幾重もの剣戟のなか白刃を受け流し叩き返してきた
籠手。その傷跡は死合う相手に幾度も死を呼び込んだことを伺わせた。槍襖を食い破るよりも多く首を跳ねたであろう黒鋼の大剣は切先から柄まで鋭く、黒光の珠が滑り落ちた。
世界はあまりにも曖昧で境界線が朧げとなった。
リードランを放浪するアッシュ・グラントは空を眺めそんなことを考えた。
今日この日を迎えるまでの出来事がそう思わせたのだ。それは昨日のことでもあったし、気が遠くなるほど昔の話でもあった。アッシュ・グラントの名を含む英雄譚は幾つかあったが、その始まりは百年以上も前になる。だから決定的にコレがといえる譚はなかった。いやどちらかと云えば、それを考えることが面倒だったのかもしれない。ただ漠然と曖昧さと朧げさを頭の片隅に置いておければ良かった。
今は行方をくらました友を探しダフロイトへ到着をしたばかりだ。
そちらに力を注ぐべきなのだ。
だから息を大きく吸い込み、アッシュ・グラントはダフロイトの南大門を静かにくぐった。
※本編は文字数が多いので本当にお時間あるときに是非。
※本作は、残酷描写|暴力描写|性描写 がございます。
これらが苦手な方はお気をつけください。
※本作は「カクヨム」「Nola」へも同様のものを投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 16:04:03
1089335文字
会話率:31%
親友を亡くした緒方茜は、亡くなったのは自分のせいだと責任を感じ、無意な日々を過ごしていた。
そんな中、茜に一目惚れしたという先輩が現れる。
初対面にもかかわらず、なぜか茜の事をよく知っている先輩。付き合って欲しいと言われるが、茜はす
ぐに断る。それでも先輩は引き下がることはなく、賭けを持ち出してきた。笑わせることができれば付き合ってほしいと。
なぜが茜の好きな物をくれたり、行きたかった場所に連れて行ってくれる先輩。
そんな先輩に、茜は次第に心を開いていく。
けれど先輩には、二人の関係を覆す大きな秘密があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 12:10:00
70412文字
会話率:36%