プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:00:00
124422文字
会話率:38%
前科持ち、無職、低学歴…誰からも忌み嫌われた少年”霧島龍人”は、謎の女性に導かれ未知の世界へと招かれる。現世と黄泉の狭間にある魑魅魍魎が住まう土地…”仁豪町”。そこは妖怪、幽霊、そして未知の怪物「暗逢者」が蠢き、悪意を企てる混沌の街だった。
己の生きる意味は何か、答えを見つけようと足掻く一匹の龍の伝説が始まる。
※カクヨム及びアルファポリスでも連載中の作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 07:13:05
251499文字
会話率:59%
これはイカれた超人たちの旅物語。
卓越した剣技と記憶操作を始めとする魔法を操るウィリアム。
世界に数少ない天才的な大魔法使いウィルベル。
奇跡的な癒しの力を持つ絶世の美女ルナマリナ。
道徳心の欠片もない3人は、共に世界を旅して様々な出会い
と変化を巻き起こす。
友愛の罪人、呪言の乙女、未然の子、太古の魔女。
世界を知っていく彼らだったが、世界もまた彼らを知り、飲み込もうと動き出す。
そして、世界の外からも悪魔の手が忍び寄る。
胎動する悪意の前に、3人は何を選ぶのか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 22:18:32
193621文字
会話率:46%
事故死した高校生ジンが転生したのは、剣と魔法の異世界。女神から授かったのは、自らが「かっこいい」と感じた時にだけ発動する、超強力だけどクセが強すぎる『創造魔法』!?
森で出会ったのは、美しい青い瞳ゆえに「忌み子」と虐げられるエルフの少女リナ
。世間の常識なんて関係ないと、ジンは彼女と即席パーティを結成!
条件付きの魔法と(ちょっぴりズレた?)ポジティブさを武器に、訳あり美少女と底辺からの異世界冒険が始まる!
人喰いゴブリン、悪意ある陰謀、理不尽な偏見――次々立ちはだかる困難を、二人は乗り越えて成長できるのか?
“かっこいい”だけが道を切り開く、常識破りの異世界ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:00:00
39013文字
会話率:35%
木下澄子は典型的な「地味」で「ガリ勉」な理系女子。
身だしなみには気を遣わず、実験に明け暮れる毎日だが、本当は、素敵なキャンパスライフを送りたい!
見た目を変えたい!という思いから澄子はこっそりコスメ売り場にいくが、クラスメイトで澄子が勝手
にライバル認定しているイケメンチャラ男な八代翔真に見られてしまう。
気づけば、翔真からコスメ・ファッション指南を受け、プロデュースされる羽目に。しかも、うまくいったら翔真とデートをする約束に!?
初めてのおしゃれ、初めてのデート、そして、クラスメイト女子からの嫉妬からくる悪意ある言葉。
努力家で一生懸命だけど、かなりズレている理系女子澄子と、そんな澄子を見守りつつ、いざという時は真面目な翔真の学園青春ラブコメディー。
全三話。毎日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 17:08:02
20441文字
会話率:45%
「人生に倦んでしまった皆様方を、今すぐ案内しに参ります!」
『案内人』はそのような善意あふれる宣言を人々へ向けた。
そんな由で、月ヶ峰市内には誰かも分からない殺人鬼が潜むことになった。解明するのは一人の男子生徒──延寿由正、なる正しさ
に呪われている彼だ。彼が関わることになる事件の一連においては、善意も悪意も自分も他人も何もかもが噛み合わない。なにひとつとしてかみあわない。我が正しさを至上とする彼を取り巻くのは、皮肉なことに歪さただそれだけとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:38:48
557114文字
会話率:47%
社交界で“天使”と称えられる令嬢リリー・エルヴェンスは、誰に対しても無垢な微笑を向ける存在だった。だが、その無垢さは時に、人の心を狂わせる。
彼女の傍には、影のように寄り添う侍女ミラ・レイフォードがいた。リリーを守るため、恋という名の罠か
ら彼女を遠ざけるため――それが、ミラの役目。
ある夜、名門の若き子息ギルベルト・ハルシュタインから舞踏会への誘いが届く。淡い期待に胸を弾ませるリリー。しかしその裏に潜んでいたのは、甘く装われた悪意だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:47:24
4991文字
会話率:22%
赤き魔眼と卓越した魔術の才を持つロザリオ王国の王女メディア。天性の政治的手腕で彼女は東方諸国をまとめ上げ、領土拡張を狙う帝国の魔の手に対抗した。
ところが、情勢が拮抗する中メディアは父王から婚約者のオスカーを妹姫ミルエラに譲り、ロオカ王国
のギルス王子に嫁ぐよう命令される。
王命に背けず恋人と別れてロオカへと向かったメディア。
「貴様を愛することはない!」
しかし、メディアを待っていたのは、新たな婚約者となった王子ギルスの心無い言葉と彼女へ向けられる悪意の嘲笑。異国の廃棄王女メディアはロオカで孤立無援の戦いを強いられることになる。
そんなメディアに手を差し伸べる一人の男性が……
ロオカを巡る帝国と王国の策動、王族の横暴と貴族の傲慢、国内を跋扈する各国の間諜、様々な思惑に翻弄されるメディアはそれでも苦しめられる民の為に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 22:00:00
130072文字
会話率:55%
魔法大系の開祖と呼ばれる《大賢者》の1人が建国した
”魔法大国、ゼントリア”
魔法先進国とされるゼントリアは東西南北に分けられた城門があり、そこには毎日多種多様な来訪者が訪れる。
商人に他国の人間に他種族に悪意に満ちたモンスターに
。
そんな過酷な門には《番人》と呼ばれる者たちがいた。
…それは等しく善意を持つ者たちには善意を、敵意を持つ者たちには牙を向く者。
それは等しく皆力を持つ者。
それは等しく、強者である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:58:28
5866文字
会話率:22%
「ムショヅメ」と言っておきながら、この話はムショ(刑務所)ではなく「留置所」の話です。
基本、下ネタや下品、性的な感じで進みます。
#特に女性の方、お気に食わなければそっとウィンドウを閉じて下さい。吐き気がする、とか思ったら、どうか読む
のをやめてください。これは『アスリーが変態』というのが大前提ですので…。
なのでお願いですから、通報しないでください……お願いします!
作者がうんぬんではなく単純にアスリーが(主に性癖が)ちょっとアレなだけなので。
!コレは情景描写をかなり省き、わりと台詞のやり取りを中心に話が進むかも。知らんけど。
!時代設定や地域などそれらも明示していません。容疑者の連行に馬車が使われるか、車が使われるか、空飛ぶデロリアンが使われるか、それは別にどうとでも。読んだ人が決めちゃっていいです。今、頭の中で思い描いた、それで。
刑も、魔女裁判とか銃殺とか絞首刑とか、宇宙空間に永久追放とか、オークの群れに投げ込まれるとか、まあそれも読んだ人が決めていいです。
###一部は現代日本に近い場合もあります###
!作者は「ハコヅメ」も大好きです。単行本、DVD、実写版と持ってます。JOJOも文庫版は全部買ってます。「ガンダム」はいっぱい。
その他、色々リスペクトしてます。パクリや悪意は一切ありません。でもお行儀は悪いかも。
(作者の中での設定)
主人公はアスリー・シーズ19歳、黒髪ロングで黙っていればステキな人です。
この時点でウェイン&アヤナは11歳、ミュールは15歳と位置づけましたが、色々とボロが出そう。
#あくまでフィクションです。現代日本とは異なります(一部が似ているだけ)
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本編「ウェイン・アポカリプス」(ファンタジー)
https://ncode.syosetu.com/n6559ge/
短編集「頑張れ、アヤナ隊長!」(ポンコツ)
https://ncode.syosetu.com/n7281ii/
バックアップ目的でカクヨムに重複投稿いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:08:07
33935文字
会話率:63%
平和で、優しく、少し退屈な世界だった。
魔物は伝説となり、剣は儀礼に使われ、魔法は火を灯し、風を送るだけの“便利技術”へと変わっていた。王は賢明で慈悲深く、民はそれなりに満ち足りていた――ただ、そこには“制度”がなかった。
自由も、権利
も、法も、定義されぬままに“空気”として存在していた。
そんな世界に転生した歴史オタクの青年、ユリウス・ヴァレンツ。彼は思った。
「この国は、善意に支配されている。ならば、悪意ひとつで崩れる」
奴隷少女アナスタシアとの邂逅をきっかけに、彼は立ち上がる。
制度がなければ、誰も自由ではない。理念だけでは、誰も救えない。
彼が選んだのは、“人権”という言葉で世界を塗り替えること。紙と活字と制度によって、善良なる王を葬り、教会を解体し、秩序の骨組みを一から組み替える道だった。
だが、正義はやがて剣となり、理念は恐怖へと変わってゆく。
制度は世界を救えるのか? それとも、人を選別する檻となるのか?
これは、剣と魔法の“舞台装置”の中で、ただ一人――制度という名の革命を起こした青年の、静かなる戦争の物語。
そして、最期に問われる。
「法は、神を殺した。では、誰が人を癒すのか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:00:00
10241文字
会話率:18%
――生き延びる。もう一度、逢うために――
神族の謀略。悪意の洗脳。世界の悪として滅ぼされた魔族の王は、全てを取り戻す為に二度目の世界で足掻きはじめる。全ては喪った愛する家族・部下ともう一度出会い、共に生き続ける為に。
後に『創世魔
王』と呼ばれることになる最強の赤ん坊――年齢詐欺魔法を駆使する小さな赤ちゃん魔王の奮闘記。
※作中、深い主従愛や忠誠を描く関係上、「そういう風にも見える」という観点からもBLタグをつけています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 18:06:29
1540836文字
会話率:47%
古来より、魔法には呪いがついてまわる。
蒸気機関が走る街で、魔法の教育が行われる――そんな時代のどこかの国の、一人の少女の物語。
田舎者のアイラの夢は、王都の司書として働くこと。新しい環境で魔法図書の扱いを学ぼうと意欲に燃えるアイラだった
が、彼女には「魔法を使うと眼鏡が壊れる」という呪いがあった。「眼鏡割り」なる素っ頓狂な二つ名を携え、理想のキラキラ大都会とは程遠い裏通りのおんぼろ寮で、彼女の王都生活が始まる。
寮で出会った留年生・シャルロッテと仲も深まり、いよいよ入学式――だがその当日になって、アイラはシャルロッテが抱えていた問題にやっと気が付いた。初めて触れる、他人からの明確な悪意。田舎で本しか読んでこなかったアイラは、友人の笑顔を取り戻し、二人で新学期を迎えることができるのか。
*****
お読みいただきありがとうございます。以下、補足です。
・本作は「カクヨム」で連載を始めた小説です。早く先が知りたいという方は是非そちらへもお越しください。
・拙作はセリフだけで物語が進行しないよう、一般的な文芸作品と同様に描写に力を入れています。進みはゆっくりでも情景や世界観を味わいたいと思っていただける方におすすめです。
・感想大歓迎です! 忌憚無きご意見お待ちしておりますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 12:10:00
134173文字
会話率:36%
魔女の家系に生まれたオリヴィアは、幼い時に森の中で瀕死の黒竜に出会う。
黒竜を救う為に治癒の歌を唄った彼女は、代償に声を失い、魔法を使えなくなってしまった。
八年の時が経ち……
オリヴィアは、姉と共に森の中の一軒家で幸せに暮らして
いた。
そんな平穏を壊したのは、竜王国からやって来た遣いだった。昔、助けられた黒竜はいまは竜王となり、国を治めている。そして救ってくれた魔女を妃に迎えたいと……姉であるロザリアに対しての迎えだった。
拒むロザリアだが、オリヴィアはその遣いが竜王に対して悪意を持っている事を感じ取ってしまう。
オリヴィアは人の悪意が靄として見える眼を持っていたからだった。
同時に魔女としての仕事の依頼を受けた二人は登城を余儀なくされる。
八年ぶりに見た黒竜リベルトは美貌の王となっていて、オリヴィアの事を覚えてはいなかった。
不穏な空気が蔓延る城内で、仕事をこなす魔女姉妹だったが、ある夜を機に、オリヴィアはリベルトと交流を深め、互いに惹かれていく。
しかし悪意が渦巻く王城で、姉を、竜王を守る為にオリヴィアはある決断を迫られる事になる……
※カクヨムにも掲載しています。
※毎日7時更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 06:00:00
112426文字
会話率:41%
ベアトリクス・オルローブは魔女である。
ある時、薬の材料を採取に行った帰りのこと。
救援信号である光の玉が打ち上がるのを見たベアトリクスは現場に向かう。
そこには魔獣討伐に向かっていた傷だらけの騎士達、それから今にも命を失ってしまいそう
な重傷を負った美しい王子がいた。
ベアトリクスは持っていた薬や治癒魔法を駆使して王子の命を救い、そして──目覚めた王子に恋をしてしまった。
王子を助けた褒賞に、ベアトリクスは『自分の店を持つ』という夢を叶えてもらう。
王都の外れにあるお店で、自分の作った薬やお茶、化粧品を売る毎日。そこには助けた王子もよく来てくれて、ベアトリクスの恋心は高まるばかり。
しかしベアトリクスはこの恋が叶わないことを知っていた。
王子には婚約者となる伯爵令嬢がいたから。
『恋は綺麗なだけのものじゃない』
姉の言葉が頭をよぎるベアトリクスだったが、恋心を胸に秘めて王子と過ごす日々を大切にしていた。
ある日、伯爵令嬢が客として店に現れる。
肌荒れを癒やす薬を渡したはずなのに、数日後。薬ではなく毒だtたと、ベアトリクスは悪い魔女だと伯爵令嬢に糾弾されてしまった。
自分でもそれを否定する手立てはあったものの、そこに現れたのは──
王子を助けた魔女の恋。
向けられる悪意を跳ねのけたベアトリクスは、暖かで穏やかな温室の中、漂う花香と共に幸せを手に入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 12:00:00
18602文字
会話率:36%
両親を相次いで亡くした『わたし』は、後妻である義母に下働きに落とされてしまった。
魔法を使う為に必要な真名を奪われてしまい、自分の名も分からず『醜い者』と呼ばれて虐げられる日々。
ある日、強制転移で飛ばされた先は異国の戦場。
そこで出会っ
たのは美しい孔雀緑の瞳をした元帥様だった。彼はわたしに『エルザ』の名を与えて大事にしてくれる。
わたしが元帥様に惹かれていくのに、そう時間は掛からなかった。
全てを失った少女が、全てを与えられる恋のお話。
―第二部―
全てを与えられた少女は母国の王太子が開く夜会に、夫と共に出席する。
そこには陰謀と、嫉妬と悪意があった。『何もない』と蔑まれる少女。不穏な気配が漂う他国の情勢。
そして全能者が願いの為に現れる。
少女は抗う――愛しい人と共に在る未来の為に。
※11/10 第一部が完結しました! 3/13 第二部開始します!
※11/8 異世界恋愛部門で日間6位を頂きました*°ありがとうございます!
※暴力・虐待の描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 07:00:00
180894文字
会話率:47%
恋と友情。正しさと悪意。
痛くて曖昧で理不尽な、愛すべきやわらかな時間。
「箱庭」の中に生きる、高校生たちの日常。
最終更新:2025-05-02 17:00:00
340534文字
会話率:44%
天日の国には『悪禍』が古来より存在した。
そして、現世にいる者は、善人、悪人に関わらず『悪意』を有するものである。
悪意は犯罪を生み出し、人を傷つけ殺す。
悪禍は厄災を生み出し、人を傷つけ殺す。
神天山という地に『精霊士』と呼ばれる者た
ちがいた。
彼らは悪意と悪禍などを視認する能力があり、精霊の力を使用し悪禍を討伐する。
悪意の罪は、法の下で裁く。
悪禍の罪は、精霊士が裁く。
春を迎えた頃、神天山に新たな道を歩き始めた女性が訪れる。
彼女の名は『大川いちる』
新たに派遣された『監察官』だ。
監察官とは、悪禍討伐を精霊士に依頼すること、現場に同行して任務を見届けること、任務の報告をすることである。
彼女は任務に臆することなく、精霊士と共に悪意、悪禍に触れていく。
その中で多くの凄惨な事件と向き合うことになる。
悪禍討伐の裏には、人間の持つ悪意があるからだ。
耳を塞ぎたくなるような犯罪の実態、被害者側の涙を忘れないために、彼女は監察官として、一人の人間として、悪意、悪禍、犯罪と向き合い戦っていく。
カクヨムにも掲載しています。
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この物語はフィクションであり、実在する人物、国、団体とは一切関係ありません。
この作品に暴力、性暴力、虐待などの表現が含まれますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 12:03:16
7090文字
会話率:32%
※この小説は(一応)全年齢向けです。
ログアウト不可能のVRMMOに閉じ込められたプレイヤー達。
そこは開発者の一人がエロゲーに書き換えて乗っ取ったと公言する、恐るべきデスゲームの世界であった。
肉体的死というペナルティはないもの
の、HPが0になったプレイヤーは無防備に放置され、【快楽値】と呼ばれる隠しステータスが一定値を越えれば、己の本能や性欲に忠実となる“快楽堕ちプレイヤー”へとなり果てる。言わば理性ある人間としての死を迎えてしまうデスゲーム。
ゲームクリアを目指す“抵抗組”の遊撃班である主人公は、股間が巨大化して一定時間スタミナが無尽蔵になるアダルトスキル【抜刀せしは雄大なる溝筋《エクス・カリ・バーン》】のバグ効果である“股間の武器化&無敵判定”を武器に、この倫理観もゲームバランスも全身のアナもガバガバなエロゲー世界をイキ残るべく今日もふざけた諸々と戦うのであった!
【※この小説はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。また、特定の個人や創作物に対する誹謗中傷やイメージ低下などの悪意ある意図はございません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:24:58
6068文字
会話率:27%
神作品の新作MMOが上位世界からぶち壊されたのでオレが絶対救助する!
上位世界と呼ばれる近未来の情報セカイからの悪意あるデータ攻撃でMMO世界【モミャル・ガハム】が崩壊してしまう。
初ログインから弾かれたオレ(PC名:師匠)が目覚めると、気
を失ったメカクレ美少女と二人きり、謎めいた異界を走る夜行列車の車内で困惑してしまう。いったいどういう展開なんだ。
オレたちを救ったうさ耳メイドが告げるには列車がこれから向かう【聖者の森】世界の【神性】に彼女の概念をアプデしないとその存在が消えてしまうらしい!
師匠くんはその1つ目の試練を乗り越え、メカクレさん、メイドうさぎとともに聖者の森【ムニ・アラニャム】世界の壮大な冒険を開始する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 23:23:25
13970文字
会話率:24%
古より影に身を潜め、国家の安寧を脅かす存在を密かに排除してきた忍びたち。その存在は歴史の裏側に隠され、表舞台に姿を現すことは決してない。卓越した体術、隠密行動、そして時に非情な決断力。それら全ては、国家という巨木を根底から支えるための彼らの
術だった。
しかし、平穏に見える現代においても、新たな影が蠢き出す。それは、国家の秩序を揺るがす陰謀、人々の心を蝕む悪意、そして法の手が届かない深淵で暗躍する犯罪組織。
そんな中、忍びに新たな指令が下る。これまで決して交わることのなかった「表の顔」と「裏の顔」を使い分け、影を狩るという前代未聞の任務。それは、現代社会に潜む新たな脅威に対抗するための、苦肉の策だった。
煌びやかな光の裏に潜む闇を暴き、人々の絶望を食い止めるため、忍びたちはその身を世間に晒すことを余儀なくされる。歌と踊りを武器に大衆の目を眩ませながら、彼らは静かに、そして確実に、ターゲットへと近づいていく。
これは、忍びとしての誇りと、与えられた奇妙な役割との間で葛藤しながらも、己の使命を全うしようとする者たちの物語。彼らは、NINJA☆Stars!全く売れなイロモノアイドルグループである!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 17:00:00
4455文字
会話率:40%
少女は人の本質を見る事が出来た。
その胸の奥で光る、その人の輝きを視る事が出来た。
人の感情、その悪意を視る事が出来た。
それ故に少女は人の悪意に怯え、閉じこもってしまう。
しかし、そんな少女の壁を壊した存在が居た。
【立花光佑】と【加
藤沙也加】である。
少女【古宮ひかり】は世界を照らす輝きに焼かれ、勇気をもって一歩を踏み出した。
人の悪意が渦巻く世界へと。
だが、それはひかりにとって大いなる試練の始まりであった。
全10話 完結済み
3日に1話更新予定(12時頃投稿予定)
☆☆本作は願いシリーズと銘打っておりますが、世界観を共有しているだけですので、単独でも楽しめる作品となっております。☆☆
その為、特に気にせずお読みいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 12:10:00
41106文字
会話率:40%