因習島ショート。
参考文献:八丈小島のマレー糸状虫症
最終更新:2024-08-08 21:59:50
3357文字
会話率:47%
山奥の村には、一つの因習があった。
『二十年に一度、若い男を生贄として差し出す』
しかし村には若い男がいなかった。戦で徴兵されてしまったのである。
困った村人は、ある一人の娘を男と偽り生贄として差し出す。
生贄として差し出された娘は―
―なんか嫁になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 10:00:00
4542文字
会話率:42%
双子が不吉だと言われる国で、王家に双子が生まれた。
兄であるイライジャは〝光の子〟として不自由なく暮らし、弟であるジョージは〝闇の子〟として荒地で暮らしていた。
弟をどうにか助けたいと思ったイライジャは、自分を行方不明にして、ジョージを王都
へ戻そうと画策。
側仕えのクラリスを巻き込んで、王都から姿を消すのだった。
ネタ提供/こたかんさん
秋月忍さんの男女主従企画参加作品です。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 20:12:18
100074文字
会話率:42%
子供の時からいつも一緒の背後の彼女。高校一年生の初めての夏合宿先で突然いなくなってしまった。
狼狽える僕に手を差し伸べてくれる同級生。
彼女はいったいどこに行ってしまったのか…。
ほんのりホラー。前後編です。
最終更新:2024-07-10 11:44:02
5549文字
会話率:30%
地方貴族の妾の子である宇佐美桔梗は、五歳の時から実家から離れた別邸に移り住むことになる。そこで十歳年上の世話係の紫苑と出会い、日々過ごす中で二人は心を通わせていく。しかし村の因習に巻き込まれ、桔梗は十八歳になったら生贄として捧げられることが
決まっていた。
「わたくしが死んだら、いっぱい泣いて、うんと悲しんで、おかしくなるくらいに泣き叫んで、永遠にわたくしのこと引きずって生きてくださいね」
生贄の少女と世話係の青年、二人の運命は交わるのか──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 22:00:19
17467文字
会話率:45%
「気持ち悪い」
結婚初夜、朱華《しゅか》は夫である宵藍《しょうらん》から拒絶された。
彼が朱華を拒んだのは、不死鳥として子を成す役目を負った朱華がまるで操り人形のように思えたから。
しかし朱華にはそんな宵藍の考えが理解できない。この土地で
は誰もが朱華の子供を歓迎する。彼女が生んだ子が国主の配偶者となることで国が栄えるからだ。
子を生むことが自分の役目と教えられてきた朱華は、非協力的な夫に苛立ちを覚える。
しかし一方で、宵藍もまた子を生む道具にされていることに疑問も持てない妻の状況に不快感を抱く。
死んでは蘇り、永劫を生きる不死鳥。その不死鳥である朱華は、蘇るたびに子を成すことを求められてきた。
だが彼女はそれが自分の役目と信じて疑わない。蘇った時にそれまでの記憶を失っているせいで、疑問を持つきっかけすらない。
25年という短い周期で繰り返されてきた因習。それに対する宵藍の嫌悪が、朱華の埋もれた本心を引き出す。
何故不死鳥は人と交わるようになったのか。何故朱華は過去の記憶を持たなくなったのか。
葬られた過去を知った時、朱華と宵藍が選ぶものとは――。
※勢いで書いている長編です。レイティングは今のところR15しか付けていませんが、展開によっては増えることもあるかもしれません。
※舞台はなんちゃって中華風です。名称をそれっぽくしているだけで文化などはあまり参考にしていません。
※ヒロインが人外ですが、だいたい人間なので異類婚姻譚とは言い切れない気がします。
※大筋は最後まで決めてますが、途中の展開は勢いだけで書いているので個人的な好みなどお聞かせいただけると嬉しいです。
※誤字脱字・日本語間違いの指摘は大歓迎ですが、それ以外の技術的な指摘は不要です。必要な時に自分で信頼できる方に頼みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 09:31:11
147004文字
会話率:44%
社会人四年目のサラリーマン多々良イツキは、一年ぶりに故郷の村へ帰省した。村では、五日間にわたる盛大なお祭りが開かれる予定であったが、コロナウイルスの影響によりそれが中止になって、村は閑散としたもの悲しさに包まれている。そして村人たちの様子
が、何かおかしい。
「イワクツキサマが見ている」
しきりに聞こえるこの言葉。イツキはうすら寒さを覚えながら、村での三日間を過ごすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 19:47:43
6375文字
会話率:18%
【私は村のことを考えて行動している。それが自分の役目だと信じているし、その役目を与えられたことを心から感謝している。おばあちゃんに洗脳されているだけだと言う大人もいるけれど、じゃああなたは村の行く末と私の人生両方を一生面倒見てくれるのか、と
思う。】
供物にされることを望んでいる女の子の話です。
(この作品はnote、カクヨム、エブリスタにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 18:03:15
2502文字
会話率:24%
幼馴染の溺愛うさぎバース。 ドロップ(寂しがり屋)×ネザー(甘えん坊)
大学四年生の葵は、恋人の葉介の民俗学研究に付き合い怪しげな「うさぎの村」へ旅行に行くことになった。
村には「兎性」という性別があり頭にうさぎの耳が生えている人が住
んでいて、特性によって結びつき番う風習が残っているという話だったが、現在は、うさぎが沢山いるだけの田舎になっていた。しかし安心していたのもつかの間、葵の頭にうさぎの耳が生えてしまって……。
【キャラクター】
葵(あおい) 22歳 : 受け(ネザー、立ち耳の甘えん坊のうさぎ:白)
葉介(ようすけ)22歳 : 攻め(ドロップ、溺愛傾向のある、寂しがり屋な垂れ耳うさぎ:黒)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 12:25:40
33380文字
会話率:37%
「そういえばそんな話、俺の地元にもあったな」
ある日居酒屋で加藤が語った伝承『海鎮め』。
それはかつて、海神の怒りを鎮めるべく行われていた、遺体を火葬ではなく海へと流し、その魂を捧げ続けるという因習だった。
土着信仰や因習に深い興味関心を示
す浦木は、同僚である加藤が語った伝承に胸を躍らせるが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 11:33:48
60618文字
会話率:45%
某県の山中に位置する小さな山村、雛宮村。奇妙な土着信仰が残るこの村で、六年に一度行われる祭りを前に、東京から引っ越して来た少女瀬田悠莉(せた ゆうり)が消息を絶った――作家である彼女の父と、その知人で村の調査をしていた刑事と共に。
彼女
らの捜索と救出の任務を受けて、米資本の大手PMCアーマーライン社は部隊を派遣。同社所属の日本人オペレーター芝山国広(しばやま くにひろ)を通訳として、部隊は銃火器で武装した住民が守る、閉ざされ要塞化された雛宮村へと潜入する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 01:37:27
150188文字
会話率:34%
夏休み、遠くまでツーリングをしようと友達が言った。
お互い、名前は知らない。
どこに住んでいるのかも知らないし、同じ学校ですらない。
そんなオレたちが作った、オレたちだけのチーム──ガットフェローチェ。通称、ガッチェ。
これは、ち
ょっと悪いことをしてみたいオレたちが体験したひと夏の思い出。
あの村で起こした、オレたちの罪だ。
※未成年の喫煙、飲酒、暴力行為、虐待、殺人等の描写があります。閲覧の際はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 05:12:24
29522文字
会話率:43%
東京で働く涼太は、年末年始を実家ですごすため近畿地方にある村へ帰省していた。
そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。
この村は、古い風習が残っていて、村の老人たちはそれを未だに信じている。
そんな鬱屈とした村で唯一の光は、義理のいもうと六花(りっか)の存在だった。
六花はむかし神隠しに合い、それ以来涼太とは疎遠になっていた。再会して涼太を変わらず慕ってくれる六花に、少しづつ違和感を感じる涼太だった。
妹は、本当に元の妹なのだろうか……。
涼太の疑念は日に日に膨らんでいった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:02:58
104963文字
会話率:35%
美貌以外に取り柄のない青年、竜胆は困っていた。しばらく前から自宅に起きる怪奇現象によって眠りを邪魔され、挙句の果てに洗面台を髪の毛まみれにされるという邪智暴虐に怒り狂い、彼はついに非科学的な手段に訴える。そして腐れ縁の紹介で知り合ったのは年
齢不詳の胡散臭い霊媒師、紫苑だった──。
因習村育ち、化け物は大体友達な陰キャ美青年×怪しすぎて逆に怪しくない、でもちょっと怪しい術師のバディによる明るい軽やかホラーコメディー、ここにスタート!
⚠️本作に含まれる劇物
・反社会的、非倫理的、非道徳的、非人道的、差別的、過激な表現及び残酷な描写
・小動物に優しくない
・人間にはもっと優しくない
登場人物紹介
竜胆
イケメンなこと以外ごく普通の大学生。因習村育ち、化け物は大体友達。ヤンデレ女神様に死ぬほど愛されている。
紫苑
家賃のかかっていない味をお出しする喫茶店マスター兼、年齢不詳の胡散臭い霊媒師。年の離れた妹がいる。
菖蒲
竜胆の同級生。地雷系ファッションに身を包んだお兄ちゃん大好きブラコン妹。イケメンの彼氏がいる。
桔梗
売れっ子ホラー作家で筆名は「空園葵」。取材がてら各地のホラースポットを巡り、本物かどうか調査している。
杜若
俺様何様杜若様。浄化や封印を得意とし、紫苑の兄弟子にあたる凄腕の術師。性格以外はパーフェクト。
藤
菖蒲の彼氏。視える人間の中でも特に力の強い「見鬼」で、それを利用して配信者活動をしている。
菫
紫苑、杜若を鍛え上げた女師匠。「鬼より鬼」とまで言われる、業界でも最強と名高い術師。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 21:56:09
88147文字
会話率:59%
某県某所。
山々に囲われた陸の孤島『岬ノ村』では、五年に一度の豊穣の儀が行われようとしていた。
村人達は全国各地から生贄を集めて『みさかえ様』に捧げる。
それは終わらない惨劇の始まりとなった。
最終更新:2024-04-20 23:58:48
121230文字
会話率:25%
戦争の最中、母の故郷である閉鎖的で偏執的な郷土愛に満ちた漁村、アーベントに疎開したグレイソン=チャールズ・ボイル。病で亡くなったばかりの母と瓜二つの叔母と相容れない中、新たに出来た唯一の友人のダイアナ・クリフが意味深な言葉を残したまま失踪し
てしまう。惹かれつつあった彼女を捜すため、立ち入ることを禁じられていた森に足を踏み入れた彼は、そこで出会った少女に導かれるままに「真実」に触れて――小さな漁村で繰り返されてきた惨劇と呪いを、少年たちの手で終わらせる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 18:20:00
158969文字
会話率:35%
オリキャラが活躍するだけの話です。関連性はあまりないです。
最終更新:2024-03-28 22:43:48
4569文字
会話率:58%
第一幕
刀根田村。
古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。
だが、十年に一度。
八千矛神に生きた贄を捧げていた。
そして今年、選ばれたのは『椿』という名の妙齢の女。
咲いたばかりの百合
の花の様に美しく、今にも散ってしまいそうなまでに儚げだ。目線は虚で視線は定まらない。
されど、椿は己が生贄の花嫁である事を知っていても尚、逃げる意思はなく、手を引かれるままに歩く。
その先にあるのは、八千矛神がいるとされる大きな蔵。
椿は七日、そこで花嫁としての勤めを果たす事になる。
日の光も届かぬ蔵の中にいる、神の花嫁として。
蔵の中。蠢く暗闇の存在と出会う――
第二幕
蔵から出た二人は、互いに人とは違う存在でありながらも、決して手放せない存在に寄り添って生きる。
春。
とある宿場町。
そこは山桜が有名で、特に丘の上から見る水鏡に映った山桜が絶景と有名だった。
二人もまた、その名所へと足を運んでいた。
だが、絶景と言われた山は枯れ野の様相。
何が起こったかは知らないが、旅籠で椿は山の方角を眺めるだけ。
そんな時、椿はしとしとした声を聴く。
今も、椿の耳は不可思議な声を拾うままだ。
その声に気取られて耳をすまそうとするも、朧が阻害する。
同調しすぎてはいけない。
二人は早々に街を出ようとするも、想いもよらぬ人物に足止めを喰らう。
春を嘆く女。その正体とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 20:48:36
90990文字
会話率:31%
父の仕事の都合で東京から田舎の離島に引っ越してきた佐野龍一。
携帯もテレビも通じない島で高校三年間を過ごすことになるのだが、島に来た初日に巨乳で美人の同級生、蒼神渚と話す。
渚に惹かれる龍一だが、島で過ごすうち彼女が島の人たちから避けられて
いることを悟る。
そんなことは関係ないとばかりに彼女に話しかけていたら、渚から好意を向けられることになり――。
「どうして目をそらすの? 貴方がちらちらと見ていた私の胸も見てもいいのよ?」
かなり大きい好意を向けられていることを、龍一はまだ知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 09:30:00
12691文字
会話率:40%
突如流れ着いたおかしな風習の残る海辺の村を舞台とした、ホラー×ミステリー×和風世界観!
海からは美しい歌声が聞こえて来る。
男の意志に反して、足は海の方へと一歩、また一歩と進んで行く。
その歌声に誘われて、夜の冷たい海の底へと沈んで行く。
そして、彼女に出会った。
「あなたの願いを、叶えてあげます」
深海で出会った歌姫。
おかしな風習の残る海辺の村。
村に根付く“ヨコシマ様”という神への信仰。
点と点が線で繋がり、線と線が交差し、そして謎が紐解かれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 20:00:00
102550文字
会話率:24%