記憶喪失の楓が目を覚ましたのは血みどろの古民家。助けてくれた紫乃と名乗る美しい稲穂色の髪をした美貌の神様は、4tトラックで悪の呪詛師を丹念に跳ね飛ばし、爆発炎上する古民家を脱出した。
楓が関係を尋ねると、物騒な神様・紫乃は答える。
「俺と
楓は夫婦の運命だから、一応」
「夫婦!? 運命!?」
楓は転生の度に結婚する、運命の巫女で妻だという。
今回の転生でも、楓が18歳になるまで親代わりとして育ててきたのだとか。
地産地消の紫の上。
「でも今回は記憶喪失にもなったし、これからは楓の好きな関係にあわせるよ」
紫乃はおおらかにそう言うけれど。
身に覚えのない溺愛をかましてくる古き神の執着は、どう考えても手放す気はなさそうで。
楓は紫乃との関係を一から模索しながら故郷の福岡にて、巫女として仕事復帰し、あやかしたちの持ち込む困りごとを解決していく。
はやかけんビームで大蛇山と対決したり、佐賀の温泉に拉致られたりと賑やかな日々を過ごす彼女の元に、紫乃を奪われまいと嫉妬する女神がやってきて……?
◇◇◇
・フィクション福岡ファンタジーです
・これでもかと福岡ご当地物です
・はやかけんからビームが出ます
・あやかしが大量に出ます
・『あやかし移住就職サービス』のリメイクです。
キャラ名や立ち位置が似ているキャラもいますが、世界線は別です。
・ハッピーエンド保証
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 12:00:00
140934文字
会話率:53%
「夏風夏鈴って、名前の中にふたつも〈夏〉が入っていて、これでもかって夏を前面に押し出してくる名前でしょ。ナツカゼカリン。だから嫌いなんだ。この名前も夏も」
困惑する僕に、彼女は言った。聞いてもないのに、言わなくてもいいことまで。不思議な子
だな、と思った。そしてそれが不思議と嫌ではなかった。そこも含めて不思議だった。彼女はそれだけ言うと、また逃げるようにしていなくなってしまった。
※1 本作は、「ラムネ色した空は今日も赤く染まる」という以前書いた短編を元にしています。
※2 本作は、カクヨム、ノベプラ、アルファポリスにも掲載しております。
※3 以下の作品について、本作の性質上、物語の核心、結末に触れているものがあります。
〈参考〉
伊藤左千夫『野菊の墓』(新潮文庫)
ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』(ハヤカワepi文庫)
堀辰雄『風立ちぬ/菜穂子』(小学館文庫)
三田誠広『いちご同盟』(集英社文庫)
片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館文庫)
村上春樹『ノルウェイの森』(講談社文庫)
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉文庫)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 18:00:00
100007文字
会話率:55%
還暦は厄年でもあります。2023年とその前後に、これでもかというくらいに私の身の回りで起きた厄災を、当時の日記をネタ帳にまとめてみたのがこれです。
還暦過ぎた人に、私は聞いてみたい。あなたは大丈夫でしたか?
最終更新:2024-11-11 05:39:14
16433文字
会話率:2%
俺は酔った勢いで帰り道のコンビニで観光雑誌と肉まんと何かを買った。その何かは憶えていないが、買ったその雑誌はこれでもかと言わんばかりに両開きである湖を紹介してきた。雑誌が床に落ちたのも運のつき…俺は次の休みに合わせて車を走らせることにした
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 03:00:46
857文字
会話率:9%
気づけば私は懐かしのRPGゲームの世界に転生していた。
その役柄は勇者の幼馴染にして、ゲーム序盤で死んでしまう名もなき村娘。
私は幼馴染にすべてを打ち明け、ゲームのストーリーを改変することに。
彼は圧倒的な強さで私の運命を変えると、この世
界を救う勇者として旅立った。前世知識をこれでもかと詰め込んだ、私の手作り攻略本をたずさえて――……!
いやでも、ちょっと待って。
なんだか先を急ぎすぎじゃない?
冒険には寄り道だって大事だし、そもそも旅の仲間であるゲームヒロインとの恋愛はどうなってるの?
だから待ってよ、どうしてせっかく教えてあげた恋愛イベントをスッ飛ばす!?
私の思惑をよそに、幼馴染は攻略本を駆使して超スピードで冒険を進めていくのであった……。
*ヒロインとの恋を応援したいモブ少女&応援なんかされたくない(そして早く幼馴染のところに帰りたい)勇者のお話です
*アルファポリスにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 22:00:00
102904文字
会話率:38%
皆やほーー、ステラだよーーー!
え?知らない?
むしろお前誰だよって?
何と、このプリティーキャットガールステラちゃんを知らない、だと…って。
ちょっと雫ちゃん、変なカンペを出さない。
え?面白そうな気配がしたから来た?
多分勘違い
だよ。
むしろ話が進まなくなりそうだから、今はあっち行ってて。
「むぅ、ケチ。」
むぅ、じゃないしケチでもありません。
全く雫ちゃんは…。
さて、今出て来た女の子はひとまず置いておくとして、いきなりだけど本題に入らせて貰うね?
僕の|前《・》|世《・》の名前は|佐藤《さとう》 |日向《ひなた》。
ヒナとかヒナちゃんって呼ばれるけど、これでも一応男だったんだよ?
男だった。
そうなんだよ、ちょっと聞いて聞いてー。
前世…あ、日本にいた時の話ね。
前世ではたまに、いやちょこちょこ女の子と間違われる事はあったんだけど、それでも性別上では男で過ごしてたの。
でも高校に上がってしばらくした頃。
幼稚園からずっと一緒の親友が事故で亡くなっちゃってさー。
ショック過ぎるあまり、自分も事故で死んじゃった。
あはは♪
いや、ホントは笑ってる場合じゃないんだけど、笑いたくなる状況になっちゃったんだよ。
と言うのもね…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 00:00:00
7131文字
会話率:14%
宮廷錬金術師として働く少女セイ・ファート。
彼女は最年少で宮廷入りした期待の新人。
世界最高の錬金術師を師匠に持ち、若くして最高峰の技術と知識を持った彼女の将来は、明るいはずだった。
しかし5年経った現在、彼女は激務に追われ、上司からい
びられ、残業の日々を送っていた。
そんなある日、王都をモンスターの群れが襲う。
セイは自分の隠し工房に逃げ込むが、なかなかモンスターは去って行かない。
食糧も尽きようとしていたので、セイは薬で仮死状態となる。
そして次に目覚めると、セイは500年後の未来に転生していた。王都はすでに滅んでおり、自分を知るものは誰もいない状態。
「これでもう残業とはおさらばよ! あたしは自由に旅をする!」
自由を手に入れたセイはのんびりと、未来の世界を観光することになる。
だが彼女は知らない。この世界ではポーション技術が衰退していることを。自分の作る下級ポーションですら、超希少であることを。
セイは旅をしていくうちに、【聖女様】として噂になっていくのだが、彼女は全く気づかないのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 09:16:19
319410文字
会話率:45%
★「ごめんくださいませ」
★大量の蔵書を誇る魔法喫茶店。本日最後にその扉を開けたのは、ちょっと一息なお客様ではなく──
★「これでも当店は喫茶店ですので」
★「あわよくば、私を巻き込もうとしているのが見え見えだねぇ」
★どこぞのお嬢
様が持ち込んできた、ちょっと不思議な本探し。今日も今日とてこのお店では、変人の奇天烈推理が場を荒らしまくる。
★魔法使いの少女と魔法が使えない変人が織りなす、ファンタジーの皮を被った日常系ミステリー。ロジカルな思考は異世界の魔法だろうと凌駕する。そしてクロネコは今日も気ままに元気です。
★お楽しみいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 22:07:09
59342文字
会話率:30%
「神が認める合種を創ること」に執着する合種エルフの錬成術士ティアと、そんな彼女を補佐する雇われ冒険者の只人、アヨの日常を描いた話。
ダンジョンで女の子を拾ったり、いつの間にか家族になっていたり、日常は変化していく。でも、きっといい方へ向かう
はずだ。
合種──魔力を持つ生命体に現れる、先天的な異常を持つ者。他種族の特徴を持つ変異体。
「私はこれでもエルフなんだ、合種だけどね」
耳の尖っていない錬成術士はそう言った。
「そして、合種だから神の祝福も適応外……寿命も只人より短い始末だ」
「それが非常に腹立たしい、そう、だからね、私は神に認められる合種を創り出すのに生涯を捧げるのさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 08:10:38
125036文字
会話率:53%
ある日、楓君はTSしちゃった!
やったね!これでもう女の子だよ!
でもいろいろ大変みたいだね!
..........がんばってね!!
最終更新:2024-08-06 23:18:50
1446文字
会話率:35%
この国では、未成年の化粧はマナーであり、礼儀である。
しかし、他国出身のサラはその化粧文化に馴染めずにいた。
これでもかと粉を叩いて、ペンで描いたかと疑いたくなる様な太いラインを引き、マッチ棒何本乗るか疑問になるばさばさの付け睫毛をし、ドギ
ツイ色のアイシャドウに、目潰しされそうなラメを散らし。
素の顔の造形の主張が強すぎて化粧映えしないサラは引っ越してから学園に転校してずっと陰口を叩かれていた。
そんなサラの友人は、母親が他国出身のレオンハルトで、そんな彼もサラ同様薄化粧だと陰口を叩かれている。
ゆるファンタジーなのでメイク道具に関してはなんでもありです。
ルッキズムの話です。苦手な方はご注意ください。
本編完結済みで朝と夜2回更新。
たまに番外編書くと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 08:00:00
36231文字
会話率:39%
生まれつき身体に大きな傷があることで虐げられてきた子爵令嬢──ルピナスは、とある日妹に婚約者を奪われ、挙げ句家を追い出された。
生きていくために働かなければと王都に向かうと、直後に前世の記憶──名はフィオリナ。歴代で初の、名の知れた女性騎
士だったことを思い出す。
「この身体は軟弱ね……けど、これでも私結構強かったのよね。この程度の魔物なら余裕よ」
偶然魔物を始末することになったルピナスは、騒ぎを聞きつけた眉目秀麗な騎士団長と出会う。その人物は、前世で護衛対象だったキースだった。
(キース様……立派になられて……けれど、どうして騎士に?)
今世でも騎士として生きていきたいと思ったルピナスは、その後騎士見習いとして騎士団に入団し、キースに辛い記憶を思い出させないためにフィオリナであること隠す。
そしてルピナスとしての能力を発揮しながら再び騎士になるべく奮闘していく。
「──俺は、フィオリナしか愛するつもりはない」
一途にフィオリナを思うキースだったが、ルピナスと関わっていくうちにルピナスに少しずつ惹かれていく。
──そして、ルピナスがフィオリナの生まれ変わりであることを、とあることが原因でキースは知ることになる。
「ルピナスとしてもう一度出会えたんだ。今度は容赦しない。毎日好きだって伝えるから覚悟しろ」
「えっ!? キース様……!?」
一方で、婚約破棄をしたドルトはルピナスの妹の性格の悪さに徐々に気が付き……?
これは前世で騎士だったルピナスが、様々な困難に立ち向かいながら、護衛対象だったキースに一途に愛されるお話。
◇ハッピーエンドはお約束
◇暗いのは初めだけ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 18:52:14
210108文字
会話率:40%
人類は大きな災厄を乗り越え、日本は消失した時代。
これでもひそかに日本のサブカルチャーを愛しつつ外人の二人。
天才美少女と呼ばれる金髪ポニーテールロリっ子司馬アンジェリナ、銀髪無口イケメンの猟魔人諸葛夢、二人は新元学園で出会う。
魔族、魔獣
、異星人、巨大ロボット、バイオテクノロジ、人類は災厄はまだまだ終わらず、二人は仲間たちと一緒に、失われたネタをはしりつづ、敵を倒して人類を守る。
時にシリアス、時にハチャメチャ。
元々中国語で中国の小説サイトで連載したが、途中バンされちゃって、気取り直して思い切って日本語で一からやり直しの作品である。翻訳ツールは使わない。渾身のローカライズだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 17:29:18
430634文字
会話率:48%
物心ついたときから相手の心の声が透けて見えちゃう男がいた。それが私。
能力のお陰でモテてきた私だが、政略結婚のために婚約したひとは社交界で有名な氷の女!
人間の嫌な部分をこれでもかと見てきたけれど……?
最終更新:2024-06-02 23:18:01
2773文字
会話率:40%
俺は界隈では結構有名な企業に所属し、バーチャルライバーとして活動してはや5年…。
登録者も50万人を突破。ライバー専業でやっていけるだけの稼ぎもあり順風満帆に過ごしていたある日、久しぶりに実家に帰ってみたらまだ18歳の妹がバーチャルライバー
になる!と息巻いていて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 17:45:31
5498文字
会話率:28%
これでもあなたは、人を呪いたいと思いますか?
最終更新:2024-05-26 00:25:02
2235文字
会話率:33%
令和の時代でブラック企業のモブキャOLだった私、なぜか、残業帰りに神に拉致られて、戦国時代に連れていかれた!!
何をやらされるのか、わからないが、少しでも長く生き抜くために神と交渉し、唯一の楽しみだったVRMMO【八百万の幻獣物語】の仲間
を携え、野蛮で痛いことは嫌いだから、幻獣達とひきこもり、スローライフを目指して、戦国時代を生き抜くぞ〜〜、おぉ〜〜!!
VRMMOの話は、閑話で。
【八百万の幻獣物語】は名前負けしないぐらい、ギリシャ神話から始まり、ローマ、北欧、ケルト、エジプト、マヤ、日本、中国などの地球規模の各地の12の神話とクトゥルフに代表される創作神話、鬼、天狗などの妖怪・付喪神、民族宗教などの天使・悪魔をこれでもかって、盛り込んでいるVRMMO。そんな世界をモフり尽くしたい主人公が、パートナーとなった幻獣と共に、ハチャメチャな冒険で物語を楽しみ尽くす。
書かないと思うけど、残酷描写とR15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 07:00:00
643573文字
会話率:40%
VRMMOの世界で幻獣達をモフモフしたいという欲求を実現する。
【八百万の幻獣物語】は名前負けしないぐらい、ギリシャ神話から始まり、ローマ、北欧、ケルト、エジプト、マヤ、日本、中国などの地球規模の各地の12の神話とクトゥルフに代表される創
作神話、鬼、天狗などの妖怪・付喪神、民族宗教などの天使・悪魔をこれでもかって、盛り込んでいるVRMMO。そんな世界をモフり尽くしたい主人公が、パートナーとなった幻獣と共に、ハチャメチャな冒険で物語を楽しみ尽くす。
書かないと思うけど、残酷描写とR15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:00:00
85070文字
会話率:46%
「私は今、この場を持って貴方との婚約破棄を宣言しよう!!」
ホール中央にある階段の踊り場。堂々とそこに立つ高位貴族と思しき令息は高らかにそう告げると私に向かって指を突きつけた。
――――ああ、またか、これでもう何度目だろう?
指を突き
つけられたグラシエラ・クリスタロス伯爵令嬢はこの光景に既に飽きている。
システマチックな割り切り悪役令嬢?とその恋のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:30:00
10276文字
会話率:31%
輪廻転生。私は図らずもそれを3度体験する事となった。人生の幕を閉じる度に指定できる次の人生の条件。2度目の条件がうるう年の影響で少しずれてしまった事から、少し優遇されて始まった3度目の正直は18歳からのスタート。1度目、2度目の人生の知識や
経験はそのままに、もふもふな猫の王様が治める平和な国ガータで伝説の人物ケイトとして迎えられる。夫のアンドルーは王様の執事。国民の生活を優先して、後回しになっていた王室の生活環境の改善にケイトは取り組む事に。まずは街の子どもの砂遊びをヒントにかつて愛猫に使っていた猫砂の再現に取り組んだり、食事がマンネリ化していた王様にお魚食を提案したり。今日も過去の記憶を頼りに信頼できる大好きな仲間たちとアイデアを形にする。2つの事業を成功させたケイトは新たに城下によろず相談所をオープン。そこには食事処を併設し、皆の憩いの場となる。3度目の正直を全力で生き抜くケイトの奮闘ストーリー。
登場人物
ケイト・シー:3度目の人生。18歳スタートで猫の国ガータに伝わる伝説の人物。1度目の人生は現代で猫のトムと暮らしていた、享年40歳。2度目の人生は美女指定するも、愛憎や嫉妬により弟もろとも投身自殺する羽目に。享年17歳。
アンドルー・シー:代々王家に支えるシー家長子。伝説に指定されている人族の長はこの家の長子を指し、代々王の執事長を務める。運命に抗う事なく、突如現れたケイトに一目惚れして部下が困る程にデレデレになる。王様とは幼馴染。
王様:ガータの王で、猫族。被毛は黒でツヤツヤ。アンドルーとは幼馴染で誰よりも信頼していて、常にべったり。アンドルーがケイトにデレデレで少し嫉妬する事はあるが、ケイトの実力は認めている。
カイ:アンドルーの直属の部下。ケイトにベッタベタになったアンドルーに振り回されがちだが、アンドルーとケイトを慕っていてよく夕飯をご馳走になっている。いじられキャラではあるがこれでも人族のNo.2の実力。
スカイ:王室の専属医。城に診療所を構え、ケイトの担当医でもある。魚の一件でケイトとの仲が一気に深まり、その距離感に実はカイが気を揉んでいる。知識量や様子からケイトやカイに少し謎ありと思われている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:36:23
52671文字
会話率:62%
現世でとある失敗をした結果、転生して美少女エルフに生まれ変わった24歳独身「南雲瀬里奈」は、
転生に際して最強の呪文を使えるようにしてくれと女神に頼み、その力を手に入れる。
しかし女神の気まぐれか、あるいは力の代償としてか、瀬里奈は呪文のた
めに必要な詠唱の全てを、
とても人前で口にすることのできないような、下品な「淫語」に固定されてしまう。
他人に詠唱を聞かれないように呪文を使うため、パーティも組まず孤独に戦う瀬里奈。そんな時、
瀬里奈は魔物に襲われていた一人の少年を偶然目撃する。少年の耳を塞ぎながら、仕方なくこっそり
呪文を詠唱し魔物を討伐する瀬里奈だったが、なんとその少年には読唇術の心得があり──。
決して他人を聞かれてはならない、最強の呪文使いの詠唱。
その禁忌が、いま白日の下に晒される。
「これでも食らいなさい! お……おっ、おっぱいぼいんぼい~~~んっ!!!!!」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 20:13:34
8807文字
会話率:40%