『浩之、来週家から出て行ってね?』
土曜の朝、親父から急にそう言われた俺、東九条浩之高校二年生。混乱する俺に、親父は言う。
曰く、その少女は容姿端麗である。
曰く、その少女は成績優秀である。
曰く、その少女は運動神経抜群である。
曰く、その少女はお嬢様である。
今日日、ライトノベルのヒロインでも使わない様な設定がもりもり詰まったその少女にはしかし、その全ての美点を引いてもまだマイナスが勝つ様な欠点があった。
『……桐生彩音って……『悪役令嬢』じゃねーか!』
毒舌で、性悪。着いたあだ名が『悪役令嬢』なそんな許嫁と始まる、ドキドキ同棲ライフ。今、スタート!
……と、思ったら、なぜか幼馴染の二人が不満そうだし、後輩もブチ切れてるし、親戚の女の子は乗り込んでくるし……
頼むから、俺に平穏な生活を送らしてくれっ!
※本編完結済。現在は番外編である『えくすとら!』を連載中です。『えくすとら!』はただのイチャラブです。頑張った主人公の為のボーナスステージ扱いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 04:00:00
1215365文字
会話率:75%
日本の経済界を牛耳る雨宮財閥の令嬢、雨宮雪乃は婚約者である久慈平龍義と共に豪華客船”クイーンアビス”へ乗船していたが、沈没事故に巻き込まれ命を落としてしまう。
目を覚ますと、雪乃はバロンバルグ家と呼ばれる大貴族の現当主の第一子として生を受
ける。
前世では家柄に縛られ、自由を謳歌できない人生だったけど…この世界では悪役令嬢にでもなって”内なる私”を曝け出してやる!
絵に描いたような”お嬢様”が悪役令嬢に一転、王立魔法学院で繰り広げる怒涛の痛快な蹴落とし合いバトル&学園ロマンス
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:10:00
92401文字
会話率:54%
繰り返しの毎日。
毎日仕事ばかりで、結婚もできず突然の事故により死んだ私は目を覚ますと、前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢、シティア・ガーデナーに生まれ変わっていた!?
断罪されないために、真面目に、そして攻略対象者に近付かないよう
に生きようと決意したのに……
何故かシティアが大っ嫌いなハズの王太子や、他の攻略対象者まで集まっててきて……!?
これは、絶対死にたくない私による断罪回避劇である!!
なんてことは無く。
◆○◆
最近、気付いたことがある。
『お嬢様の中身、違うんじゃね?』
これは、とある世界で公爵家に仕える不思議な執事による、疑念のお話である。
※不定期投稿です。
いいね等頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:27:56
49582文字
会話率:34%
辺境伯家の令嬢アデリエーヌは、才色兼備なお嬢様。王都で陰謀に勤しむ父君と、戦争のことしか考えてない兄君に代わって、母亡き後の辺境伯家を切り盛りしている。
この働きすぎの17歳の癒しのひと時。それは、田舎出身の侍女マリオンが供する一服のお茶だ
った。
しかしこのマリオン、お嬢様激推しで、裏ではあんなことやこんなことをしてしまうイケない子だった!
その一方、王位継承に絡む政権闘争の果て、謀略・裏切り・毒殺の嵐が吹き荒れる王都。そしてその暗雲は、アデリエーヌたちがいる辺境伯家にも迫ってきているのだった……。
※身分差百合に翻弄されるアデリエーヌとマリオンを愛でるお話です。
※全6話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:20:00
20237文字
会話率:23%
なぜか、悪役令嬢に転生してしまった普通の男性会社員ですわ。わたくしは、前世では普通に会社に通い普通に仕事をしておりましたが、ある一時期にギャルゲーにハマり、そのゲーム内の悪役令嬢に一目ぼれをしてしまいましたの。そのゲームが煌めく7つ星と学
園というタイトルのゲームですの。ゲーム内容は普通の恋愛シミュレーションで、主人公がヒロイン達の好感度を上げていき最後にヒロインとゴールインするゲームでしたの。しかしこのゲーム、バグがあって全ヒロイン攻略したのにCGの回収率が100%になりませんの。最初の内はきっと隠れヒロインがいると思われておりましたのですが、何をやっても隠れヒロインにはたどり着けず、ゲーム公式会社はゲーム発売から音信不通になってしまい散々なゲームでしたの。その中でもわたくしの前世は、悪役令嬢の攻略をバグにも負けずに頑張りましたわ。結局攻略はできませんでしたが。そこからいろいろあって、悪役令嬢に転生してしまいましたわ。ここから、わたくしが本当にいろいろ頑張る物語が始まりますの。皆さんどうかよろしく最後までわたくしの活躍を見て行ってください。
ハア疲れた、カメラもう止まってるよね。あ~何で悪役令嬢に転生してしまったんだよ、主人公に転生して学園の女の子たちとキャッキャウフフしたかったのに。もう、破滅エンド回避疲れたよ。俺、このままやっていけるかな。はぁ~、何で主人公に転生できなかったんだよ。目の前で主人公が女の子達とキャッキャウフフしてるの見せつけられてるオレの気持ち分かる!!おのれ主人公、オレの右手がうずくぜ。ちくしょーずりーよ。
あのお嬢様、カメラまだ止まっていませんけど・・。それと素が出てしまっています。
えっ、ちょっと待って全部見られちゃった!?うそでしょ、完璧なお嬢様の演技が全部パーになっちゃったの。どうしようどうしよう。
お嬢様、落ち着いてください。ギュッ
オレの顔に当たるたわわに実った塊。
大丈夫ですから、お嬢様の頑張りは、メイド長の私がちゃんとみていますから。私は、何があってもお嬢様の味方ですから。さ、最後にご挨拶をなさってくださいませ、お嬢様。
えっと、それではみなさんこれからの物語よろしくお願いしますね。
ブッツ。
はー終わった良かった。
メイド長「このビデオは永久保存ね、またお嬢様コレクションが出来たわ、ふふふ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 02:45:58
600999文字
会話率:28%
異母妹を虐げたことで断罪された公爵令嬢のクラウディア。
地位も婚約者も妹に奪われた挙げ句、修道院送りとなった道中で襲われ、娼館へ行き着く。
だが娼館で人生を学び、全ては妹によって仕組まれていたと気付き――。
本当の悪女は誰?
きまぐれな
神様の力で逆行したクラウディアは誓いを立てる。
娼館で学んだ手管を使い、今度は自分が完璧な悪女となって、妹にやり返すと。
けれど彼女は、悪女の本質に気付いていなかった。
悪女どころか周囲からは淑女の見本として尊敬され、唯一彼女の嘘を見破った王太子殿下からは興味を持たれることに!?
完璧な悪女を目指したはずが、完璧な淑女になってしまい溺愛される、見た目はエロいけど根が優しいお嬢様のお話。
誤字脱字のご報告助かります。漢字のひらがな表記については、わざとだったりするので報告の必要はありません。
番外編は別ページにまとめていますので、シリーズリンクからお飛びください。
あらすじ部分の第一部完結しました! 現在、第二部を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 12:00:00
1032989文字
会話率:27%
「君との婚約を……なかったことにさせてくれ」
伯爵令嬢アンは婚約者ニコラスに、婚約破棄をつきつけられた。――ニコラスがもふもふ聖獣に変えられてしまったばかりに。アンに迷惑はかけられないと、そうするしかないと考えたのだ。
だがしかし、実
際はお互い溺愛しまくりのアンとニコラスである。アンがそんな話を許すはずもない。
そもそも戦闘能力に絶大な自信があるアンである。暴力は正義!を座右の銘に、アンはニコラスを連れて元凶であるモンスターをぶっ飛ばしに旅に出る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 20:00:00
20823文字
会話率:55%
2回目の転生でテリエルギア統一王国の王女となったアリシア・テメラリオは、毎日毎日の高級宮廷料理に飽き飽きしていた。ある日、自室で趣味のゲテモノ料理(モンスターのあまり食べない部位の料理)を食べていたアリシアは、王国付き魔法使い見習い兼付き
人のオルカ・ストリエラに見つかってしまう。そして意外にも好感触だったオルカを連れて、さまざまな異世界ゲテモノ料理を探し、食べる旅に出かけた。
大陸の台所〈グラン・バリテ〉の裏路地で、アリシアは様々なちょっと聞いたことのない料理や、元かわいい生き物だった料理に出会い、ワイバーンの翼膜に辿り着く。やっとのことで、情報屋カルミールからゲテモノ料理情報を入手したアリシア。
彼女は様々な地方の様々な文化に触れながら、様々な人々と出会い、虫料理やゴーレム、妖精の手料理や、ベヒーモスの睾丸やゾンビドラゴンを求めて旅に出ることになる。
※ とか言っていますが、基本はお嬢様文体の短編集になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 18:10:00
93241文字
会話率:55%
旧宝月財閥の社長の長女として生まれ育った宝月麗奈は、窮屈な生活にうんざりしていた。
そんな中、彼女は本棚が倒れたことで亡くなってしまうものの、目を覚ますと「公爵令嬢は国外追放されましたが、持っているチートで世界一の冒険者になりました」と
いうお気に入りのライトノベルの主人公アリス・ブリジット・マナーズに転生していた。
王太子妃の選定会に失敗し、国外追放となって自由奔放に動くことが出来る冒険者になるために、残念な方向で努力をするのだが、何故か上手く行かなくて……。
常にお嬢様言葉で語りますが、作者は雰囲気で書いているため間違っている表現や普段使用しない言葉があると思われます。
もし気づいたことがありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。
また、ジャンルは恋愛よりもコメディーを強く書こうと思っているため、コメディーとしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:00:00
102451文字
会話率:37%
目が覚めたら――女の子になってました。
しかも、異世界の貴族家で!?
元男子の俺は、ある日突然、神様から「百合よくね?」という謎すぎるメッセージを受け、
気づけば騎士の家系に“令嬢”として転性転生(てんせい)していた。
戸惑いながらも状
況を観察していると、家族は全員びっくりするほどの美形。
貴族の威厳、武の才、そして顔面偏差値SSS――なにこの家、まさかの顔面チート集団!?
頼む、俺だけハズレ遺伝子ってオチじゃないよな!?(切実)
しかもこの世界、どうやら恋愛事情がちょっと特殊らしくて……
女の子同士の距離感が、近い。やたら甘い。なんか尊い。
神様の「百合よくね?」の真意が、じわじわと俺を飲み込んでいく――。
これは、美少女だらけの異世界で、
顔面プレッシャーと百合の波に翻弄される“元男の現お嬢様”が、
自分の居場所と、本当の「好き」を見つけていく物語。
──俺、もとい私は、いったいどこへ向かうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 23:59:42
6485文字
会話率:10%
「お前を島流しにする」公爵令嬢として、ヴェルメイユ家に生まれた『エルトーシャ』は、メイドを気に入らないと脅したり、料理にも文句をつけるなどして、家の者から『悪徳令嬢』と呼ばれるほどに横暴を貫いた。
そしてある日、そんな彼女に、父親が下した判
断は、島流しだった。
家を追い出されてしまったエルトーシャは、島国である『ヒノクニ』で、ある剣術を学ぶことになる。
これは大陸とは異なる、一切合切を斬るもの技を会得した彼女が、魔法やモンスターのいる世界で、いずれ彼女は、『サムライお嬢様』と呼ばれるようになるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 07:58:51
100611文字
会話率:40%
漆黒の夜空のような深い藍色の髪は腰まで伸び、緩やかな波を描いていた。
その髪は朝日を浴びると青い光を放ち、見る者を魅了した。
透き通るような白磁の肌は、春の最初の花びらのように繊細で、頬には常に桜色の血色が漂っていた。
最も印象的だ
ったのは、その瞳だ。深い海のようなサファイアブルーの瞳は、時に知性の光を宿し、時に優しさで満ちていた。
細い指先は魔法の杖を操るのに適しており、歩くときは、まるで地面に足が触れていないかのような軽やかさがあった。
これが、この物語の主人公――ビリー・グレイス公爵令嬢の姿。
---
「お嬢様、本日は特別な日です。最高の装いでなくては」
侍女長のメアリーの言葉に、私は黙ってうなずいた。今日は私の17歳の誕生日。グレイス家の令嬢として、そして将来の王妃として、神から「ギフト」を授かる大切な儀式の日だった。
鏡の前に座り、メアリーが私の髪を丁寧に梳かしていく様子を眺めながら、私は深く息を吐いた。実を言うと、今朝から胸の奥がざわついていた。何かが...何かが起こる予感がしていたのだ。
「お嬢様、緊張されていますか?」メアリーが気遣いの言葉をかけてくれる。
「少し...ね」
そう答えたものの、事実は「少し」ではなかった。今日の儀式で私に与えられるスキルによって、私の将来が決まる。グレイス家は代々、強力な魔法のスキルを授かってきた。
そして私も、何か素晴らしいスキルを授かるはずだった。
少なくとも、皆そう思っていた。私自身も、そう信じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 08:00:00
62167文字
会話率:38%
「笑った方が、可愛いよ」
少し苦手だった先輩は、
どうしてか、いつも私の“本当”を見抜いてくる。
成績優秀、家柄も申し分なし。
私はずっと、“完璧な優等生”を演じてきた。
だけど彼は、優しいくせにいじわるで、
飄々としているのに、とき
どきまっすぐで。
……そんな人に、見透かされるたびに、
私の仮面は、少しずつ、剥がれていった。
これは「強がりなお嬢様」と「嘘が上手な先輩」の、
ゆっくり、じわじわ、恋に落ちていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 21:00:00
48337文字
会話率:28%
私のお嬢様は天使のように神々しく、猫のように愛らしくもあり、いけずなお方です。
そして、有力貴族の筆頭と言われるクレイワース公爵家のご令嬢なのであります。
私はメイドとして、お嬢様が6才の頃からお世話をさせていただいております。
もう
10年近く、彼女の側にいたのです。
だから、ずっとこのまま――お嬢様のお側に居させて欲しいのです。
そう思っていたのですが、私は婚約の話をいただいてしまいます。
私なんかにはもったいないぐらい立派な方であり、私なんかが断っていい相手でもありません。
お嬢様にはそのことを伝えることが出来ないまま私は必死に笑顔を作って働くことにしました。
でも、お嬢様はその事実を知ってしまいました。
お嬢様はきっと、その婚約を喜んでくれるのだろうと思っていました。
だけど、なんかお嬢様の目つきがおかしくて?
気づいたら――私はベットの上に押し倒されてしまいました。
「リッカ――私は、あなたを絶対に離さないわ」
天使のようなお嬢様。
どうやら私は、昇天されてしまいそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:17:04
181451文字
会話率:52%
悪役令嬢だと気付かされたのは、国外追放された後でした。
他国では『宝島』と呼ばれるほどに裕福で、そして閉鎖的な島国、リホン王国。
そんな国の公爵令嬢である私、ラリサ・アリアナ・シビリテルは、オスカー王太子殿下の婚約者。大好きな殿下の
ために厳しい妃教育にもめげず頑張ってきたのに、学園の卒業記念パーティーで婚約を破棄されてしまいます。どうやら知らず知らずのうちに殿下の想い人、男爵令嬢のリリー様を害してしまっていたようです。殿下はリリー様を婚約者にすると宣言。そして私は、リホン王国では死刑と大差ないと言われる国外追放に処され、幼馴染でもある護衛騎士のレオン、侍女シーナの二人と海を越え、隣国であるブリンス帝国にやってきました。
そんな矢先、夢を見ました。それは、リリー様を主人公とした物語。そこで私は、悪役令嬢として断罪され、同じように国外追放されていましたが、この話には悪夢のようなつづきがあるようで……。このままじゃ私は死ぬし、母国は火の海?!
私にできること、それは妃教育で鍛えた語学で世界を、未来を、変えること。
まずは語学学校を開校すべく、帝国で社交界デビューを果たします!
言葉の力で、(私から)きっと母国を守ってみせる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:20:00
138904文字
会話率:36%
「鏡よ、鏡よ、鏡さ〜ん。世界で一番美しいのは、だ〜れ? それは、私ですわ! おーほほほほほほほっ!!」
俺の主人であるアマリリスお嬢様は、今日も絶好調らしい。
この世界は、妹がプレイしていた乙女ゲームで、アマリリスお嬢様は、その悪役
令嬢。
彼女の断罪を防ぐため、彼女の護衛騎士である俺の未来のため、性格矯正をし、お嬢様は完璧な令嬢となった。
ただ、自分大好きという点においては、個性的と思うことにする。
そんなお嬢様は、来週、殿下とご結婚することとなる。
「本当は、アカシアとずっと一緒にいたかったわ」
お嬢様が俺に向かって小さく零した笑みに、つきりと痛む心を、俺は見ないふりをした。
これは、愛と策略、微ざまぁ?の物語です。
ご都合主義のハッピーエンドとなっております。
視点は、ヒーローとヒロインで交互に変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 21:53:16
4764文字
会話率:30%
転生してチートな魔力をもらったけど、実家での暮らしに嫌気がさして、家出した子爵令嬢です。いろいろあって、“呪われた”伯爵令嬢の専属メイドになりました。可哀想な境遇の、とても可愛いお嬢様。ベッタリ甘えてくるところが愛らしい大切なお嬢様です。
でも、なんだか、時々お嬢様が変な視線で私を見てくるような気がして――?
※駄文です。心の広い方向け。
※ガールズラブ・百合要素を含みます。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 12:42:33
639589文字
会話率:51%
【アルネシア大陸――それは五つの地が交わる幻想世界】
舞台は〈アルネシア大陸〉。旧市街と呼ばれる中心都市を軸に、山岳・島・橋で外縁を囲む五つの地域からなる巨大大陸。
プレイヤーは〈ヒューマン〉〈エルフ〉〈ドワーフ〉〈フェルーナ〉〈ノク
ターン〉といった多彩な種族から選択でき種族補正が用意されている。
スキルはツリー式で自由に成長可能。ソロでもパーティでもギルドでも、どんなプレイスタイルも受け入れてくれる懐の深い世界だ。
経済も本格仕様。通貨「ゴル(G)」が流通し、露店・オークション・交易・闇市まで存在。
死ねば経験値を失い、拠点に強制送還。戦闘中やダンジョンではログアウトも許されない。
時折流れる「ワールドアナウンス」は、世界の運命が動く兆しだ。
財閥令嬢・桜ノ宮ミレイ。すべてが一流の彼女が、妹に勧められて初めて挑戦したのは――仮想世界〈ネヴァーリア・オンライン〉。
上品な言葉遣いと完璧すぎる立ち居振る舞いから「お嬢様ロール勢」と誤解されつつも、彼女の目的はひとつ。
「極上のスイーツ素材を、この手で調達してみたいですわ」
ゲーム内で素材が時間経過で消える仕様に「もったいない精神」を発揮し、辿り着いたのはまさかの“解体スキル”!?
グロいけど旨い! 可憐で優雅なお嬢様が、誰よりも美味を追い求める、甘くて鮮血なVRMMOグルメ譚、開幕ですわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 12:16:27
81344文字
会話率:49%
大正六年。第一世界大戰下の日本。モダンな服装が好きで、銃声に色を感じ、銃に心躍る一風変わった一面を持つお転婆な元子爵令嬢、納冨(なんど)瑠唯子(るいこ)。男に紛れ郵便逓送員を勤める傍ら、難事件を解決する私立探偵でもあった。いつの日か、罠に
嵌められて爵位を失い、失意のうちに自死してしまった父の無念を晴らす、そう心に決めて彼女は依頼を引き受ける。
新たな依頼は、戰没者遺族への弔慰金を狙う連続強盗殺人事件。金を奪った後、女や子どもまで銃殺する非道な犯行に目撃情報はなく、警察は立ち往生。
「警察は組織犯罪を疑っているそうで」
依頼内容を彼女に伝え、そう締めくくった元執事に彼女は言った。
「相変わらず、警察はズレてますわね」
「お嬢様には、もう目星が?」
「そこまでは。でも、絲口はありましてよ」
愛銃を手に、今日も闇に潜む悪意を瑠璃色に染める。
――この銃声。堪りませんわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 07:00:00
62833文字
会話率:48%
仕事は好きだけど、ゆくゆくはのんびりとスローライフを送りたい。
そんな想いを抱きながらも日々を仕事に追われ、そろそろアラフォー世代にさしかかろうとする俺、|安芸内一《あきないはじめ》は共同経営者だった友人の裏切りによって経営していた会社を
失い、途方に暮れていた。
そんな俺の前に現れたのは、線路の上をふらふら歩くタヌキ……かと思いきや、まさかの喋るアライグマ!?
タヌキとアライグマは違うという熱弁に思わず謝りそうになるがちょっと待て……どうしてアライグマが人の言葉を話すんだ?
なんでも彼は「アニマイド」と呼ばれる動物の精霊らしく、助けたお礼に異世界へと招待してくれるらしい。しかも一万円ごとに特別な力をくれるというので、迷うことなく全財産三万円を握りしめて異世界へ旅立つ!
しかしやって来た異世界で待っていたのは、心優しき領主と聖女を追放して街を乗っ取った「極悪令嬢」と呼ばれるとんでもお嬢様で、気づけば理不尽な借金を背負わされるも、こちとらビジネス経験豊富な大人だ。
チート能力もハーレムもいらない! 知識と人生経験を武器に、スマートに借金返済して夢のスローライフを手に入れてやる!
異世界で巻き起こる、知恵と戦略のビジネス奮闘記、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:10:00
135729文字
会話率:52%